JPH0233405Y2 - - Google Patents

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JPH0233405Y2
JPH0233405Y2 JP1982065461U JP6546182U JPH0233405Y2 JP H0233405 Y2 JPH0233405 Y2 JP H0233405Y2 JP 1982065461 U JP1982065461 U JP 1982065461U JP 6546182 U JP6546182 U JP 6546182U JP H0233405 Y2 JPH0233405 Y2 JP H0233405Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車などに載置され、広い範囲で
移動しても、夫々の地域での受信可能なチヤンネ
ルを選局キーの操作によつて選局することができ
るようにしたラジオ受信機に関する。
自動車で遠距離ドライブする場合、各地域毎に
受信可能なチヤンネルが異なることから、自動車
がある地域から他の地域に移動すると、自動車に
載置されているラジオ受信機によつてこれまで良
好に受信されていたチヤンネルが受信不能となつ
てしまう。そこで、これまで良好な受信が可能で
あつたチヤンネルが受信不能となると、チヤンネ
ルつまみを操作し、他の受信可能なチヤンネルを
選局する必要があつた。
しかし、このように、チヤンネルつまみを操作
して受信可能なチヤンネルを選局することは、非
常に煩わしいし、また、特に、運転手がこの選局
操作を行なうことは、自動車を運転する上で好ま
しいことではない。
そこで、自動車に載置される車載用ラジオ受信
機では、選局手段を設け、選局キーを操作するだ
けで受信可能な所望のチヤンネルを簡単に選局す
ることができるように構成されている。選局手段
としては、従来プリセツト方式とオートサーチ方
式とがある。プリセツト方式は受信可能なチヤン
ネルを予じめラジオ受信機に各選局キーに対応し
てプリセツトしておき、所望の選局キーを操作す
ることによつて希望するチヤンネルを受信するこ
とができるようにしたものであつて、瞬間的に希
望のチヤンネルを受信することができる。オート
サーチ方式は、選局キーの操作により放送帯域を
周波数の低い方から高い方へ、あるいはその逆の
方向に掃引し、受信可能なチヤンネルがみつかる
とそのチヤンネルを受信するようにするものであ
つて、選局キーの操作だけでいかなる地域におい
ても受信可能なチヤンネルを選択することができ
る。
以上のように、従来の車載用ラジオ受信機とし
ては、選局操作が非常に簡略されている。しかし
ながら、プリセツト方式においては、ラジオ局の
サービスエリヤを出る毎に次の受信可能なチヤン
ネルをプリセツトしなければならない。このプリ
セツトは、チヤンネルつまみを操作して良好に受
信可能なチヤンネルを探索し、このようなチヤン
ネルがみつかると選局キーを操作してプリセツト
し、各選局キーに受信可能なチヤンネルを割り当
ててプリセツトするものであつて、各地域毎にこ
のようにプリセツトすることは非常に煩わしいこ
とであるし、また、選局キーの数以上の受信可能
なチヤンネルをプリセツトすることができない。
また、オートサーチ方式においては、プリセツ
トの煩わしさはないとしても、掃引によつて受信
可能なチヤンネルを受信すると掃引は停止し、次
の受信可能なチヤンネルを得るためには掃引を開
始させるための操作をしなければならない。した
がつて、受信可能なチヤンネルの数がわからず、
たとえば、ニユースなどの希望の放送を行なつて
いるチヤンネルがみつからないような場合、いつ
までも掃引開始の操作を繰り返すようなことにな
る。また、受信可能な全てのチヤンネルからラン
ダムに選局することができず、さらに、希望のチ
ヤンネルの選局に時間に時間を要することにもな
る。
また、受信可能なチヤンネルが選局されたとし
ても、自動車の移動とともに短時間でそのチヤン
ネルのサービスエリヤから外れ、直ぐに受信不
良、あるいは受信不能となることがある。このよ
うな場合には、そのチヤンネルの選局後直ぐにま
た選局操作を行なわねばならない。また、受信可
能なチヤンネルのうちのより良好な受信ができる
チヤンネルを選局することは困難である。これ
は、上記のプリセツト方式にしても、オートサー
チ方式にしても避けることができない。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
全ての受信可能なチヤンネルをプリセツトするこ
とができるとともに、良好なる受信が可能なチヤ
ンネルを容易に選局することができ、選局の煩わ
しさを除くことができるようにしたラジオ受信機
を提供するにある。
この目的を達成するために、本考案は、受信周
波数領域を掃引して受信電界強度が所定値以上と
なる全てのチヤンネルを検出し、かかるチヤンネ
ルの受信周波数と電界強度とを表わすデータを全
てメモリに記憶せしめ、前記受信周波数領域の所
定の周波数区分毎に1つづつの受信可能なチヤン
ネルの受信電界強度と前記周波数区分内の受信可
能なチヤンネルの受信電界強度とを選択的に表示
し、選局キーの操作にともなつて該メモリの対応
せる番地に記憶された前記データを読み出し、該
データにもとづいて良好なる受信が可能な所望の
チヤンネルを受信可能とした点を特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図は本考案によるラジオ受信機の一実施例
を示すブロツク図であつて、1はアンテナ、2は
高周波増幅器、3は混合回路、4は中間周波増幅
器、5は検波器、6は増幅器、7はスピーカ、8
は電圧制御発振器、9はプリスケーラ、10はプ
ログラマブルカウンタ、11は比較器、12は基
準発振器、13は低域瀘波器、14はアナログ−
デジタル変換器、15はチユーニングコントロー
ラ、16はチヤンネルコントローラ、17はメモ
リコントローラ、18はメモリ、19は駆動回
路、20は表示装置、21は選局キー、22はプ
リセツトキー、23は拡張キーである。
次に、この実施例の動作について説明する。
同図において、アンテナ1で受信された高周波
信号は高周波増幅器2で増幅され、混合器3にお
いて局部発振器である電圧制御発振器8からの所
定周波数の出力と混合されて中間周波信号に変換
される。この中間周波信号は中間周波増幅器4に
供給されて所望チヤンネルの中間周波信号が選択
増幅され、検波器5において検波されて音声信号
が得られる。この音声信号か増幅器6で増幅され
てスピーカ7に供給される。以上は、周知のラジ
オ受信機と同じ構成をなしている。
電圧制御発振器8は、プリスケーラ9、プログ
ラマブルカウンタ10、比較器11、基準発振器
12、低域瀘波器13からなる位相同期ループ
(PLL)によつて制御される。すなわち、電圧制
御発振器8の出力はプリスケーラ9で分周され、
さらにプログラマブルカウンタ10で分周されて
基準発振器12の出力と比較器11で位相比較さ
れる。比較器11からの位相誤差信号は低域瀘波
器13を介して電圧制御発振器8に供給される。
そこで、電圧制御発振器8は上記位相誤差信号に
より制御され、その発振周波数はプログラマブル
カウンタ10の出力周波数と基準発振器12の出
力周波数とが一致するような周波数となる。した
がつて、プログラマブルカウンタ10の分周比を
変化させることにより、電圧制御発振器8の発振
周波数を変化させることができる。
さて、かかる構成において、プログラマブルカ
ウンタ10の分周比は、チヤンネルコントローラ
16からの制御信号によつて変化される。チヤン
ネルコントローラ16は、プリセツトキー22の
操作による掃引指令信号にもとづいてプログラマ
ブルカウンタ10の分周比を順次変化させ、電圧
制御発振器8の発振周波数を順次変化させて掃引
を行なわせ、この掃引によつて得られる全ての受
信可能なチヤンネルのデータをメモリ18に記憶
できるようにする。受信周波数領域全体を複数の
周波数区分に分け、メモリ18においては各周波
数区分毎の記憶領域が設定されている。各データ
は受信周波数が含まれる周波数区分に対応した記
憶領域に記憶される。受信周波数領域全体の掃引
が終つて全ての受信可能なチヤンネルに対するデ
ータがメモリ18に記憶されると、メモリコント
ローラ17によりメモリ18の各記憶領域から1
つづつデータが読み出され、駆動回路19を介し
て表示装置に供給される。そこで、表示装置20
は、各周波数区分毎に1つづつ受信可能なチヤン
ネルの受信電界強度を表示する。また、拡張キー
23を操作することにより、所定の周波数区分内
の受信可能なチヤンネルの受信電界強度を表示す
ることができる。選局キー22を操作することに
より、表示装置20で受信電界強度が表示されて
いる任意のチヤンネルを選局することができる。
次に、上記の掃引動作、選局動作について説明
する。
まず、掃引動作について説明する。
プリセツトキー22を操作すると、プリセツト
キー22は掃引指令信号を発生し、チヤンネルコ
ントローラ16はこの掃引指令信号を受けて制御
信号を発生し、プログラムカウンタ10の分周比
を変化させて掃引を行なわせる。
一方、検波器5の検波出力、あるいは、受信電
波がFM波の場合には、中間周波信号のリミツタ
回路(図示せず)を通す前のエンベロープは受信
電波の電界強度を表わしているから、それはアナ
ログ−デジタル変換器14でデジタル量に変換さ
れ、受信電波の電界強度を表わすデジタル量とし
てチユーニングコントローラ15に供給される。
チユーニングコントローラ15においては、所定
の閾値が設定されており、上記のデジタル量と閾
値とが比較される。
ところで、上記掃引によつて受信周波数が変化
しているから、デジタル量も受信周波数の変化と
ともに順次変化している。チユーニングコントロ
ーラ15は、デジタル量が閾値以上になると受信
可能なすなわち、聴取可能なチヤンネルを受信し
ているものと判定し、掃引停止信号を発生する。
チヤンネルコントローラ16はこの掃引停止信号
を受け、プログラマブルカウンタ10をそのとき
の分周比に固定して掃引を停止させる。そして、
プログラマブルカウンタ10からそのときの受信
周波数のデータ、たとえば、分周比とチユーニン
グコントローラ15から電界強度のデータとがチ
ヤンネルコントローラ16によつて読み取られ、
メモリコントローラ17を介してメモリ18に記
憶される。
メモリ18への各データの記憶が完了するとチ
ヤンネルコントローラ16によつて掃引が再開さ
れ、以下、同様にして、チユーニングコントロー
ラ15によつて受信可能と判定されたチヤンネル
の受信周波数および受信電界強度を表わすデータ
が、順次メモリ18に記憶され、掃引可能な所定
周波数領域における全ての受信可能なチヤンネル
の上記データがメモリ18に記憶される。
なお、周波数領域の掃引は、低い周波数から高
い周波数の方向へ、あるいは、高い周波数から低
い周波数の方向へのいずれの方向に行なうように
してもよい。また、プリセツトキー22を操作し
て掃引を開始するときのプログラマブルカウンタ
10で設定されていた分周比に対する受信周波数
から高い周波数あるいは低い周波数の方へ掃引を
開始し、全受信周波数領域を掃引するようにして
もよく、掃引の仕方については任意である。
データは各周波数区分毎に分けて記憶される。
すなわち、いま、日本を例にとると、前記の受信
周波数領域は525kHz〜1605kHzであるから、この
受信周波数領域を7個の領域に分け、 第1区分: 525kHz〜 680kHz 第2区分: 681kHz〜 833kHz 第3区分: 834kHz〜 987kHz 第4区分: 988kHz〜1142kHz 第5区分:1143kHz〜1296kHz 第6区分:1297kHz〜1450kHz 第7区分:1451kHz〜1605kHz の7個の周波数区分を設定する。一方、メモリ8
においては、各周波数区分毎に記憶領域が設定さ
れており、いま、1つの周波数区分に入る受信可
能なチヤンネルの最大の数が6であるとすると、
各周波数区分には夫々6個の番地からなる記憶領
域が設定され、夫々の記憶領域は、 第1区分:0番地〜5番地 第2区分:6番地〜11番地 第3区分:12番地〜17番地 第4区分:18番地〜23番地 第5区分:24番地〜29番地 第6区分:30番地〜35番地 第7区分:36番地〜41番地 となる。
そこで、チヤンネルコントローラ16からメモ
リコントローラ17にデータが供給されると、メ
モリコントローラ17では供給されたデータにも
とづいてこのときの受信周波数がいずれの周波数
区分に入るか判定される。データはこの判定にも
とづいてメモリ18の該当する記憶領域に記憶さ
れる。たとえば、チヤンネルコントローラからメ
モリコントローラ17に供給されたデータが、第
1区分(525kHz〜680kHz)に入る受信周波数の
ものであることが判定されると、メモリ18の0
番地から5番地までのデータが記憶されていない
番地に記憶される。このようにして、メモリ18
の各記憶領域には、順次データが記憶される。
以上のようにして、受信周波数領域全体の掃引
が完了すると、チヤンネルコントローラ16から
掃引完了信号がメモリコントローラ17に供給さ
れ、メモリコントローラ17はメモリ18から表
示のためのデータの読み出しを行なう。
メモリコントローラ17は、メモリ18の各記
憶領域さら1つづつデータを読み出す。これらの
データは、各記憶領域の最初の番地(0番地、6
番地、12番地、18番地、24番地、30番地、36番
地)に記憶されているデータである。あるいは、
各記憶領域毎の最大の受信電界強度に対するデー
タであつてもよい。この場合には、メモリコント
ローラ17により各記憶領域毎に全てのデータを
読み出し、受信電界強度を比較してその最大のも
のご抽出する。
このようにして読み出されたデータは、駆動回
路19を介して表示装置20に供給される。表示
装置においては、各データにもとづいて、各周波
数区分毎に受信電界強度を表示する。
次に、選局動作について説明する。
選局キー21は表示装置20で受信電界強度が
表示されている受信可能なチヤンネルについて選
局することができるようにするものである。
選局キー21を操作すると選局信号が発生す
る。チヤンネルコントローラ16はこの選局信号
を受け、メモリコントローラ17を介してメモリ
18から選局信号に応じたデータを読み出し、こ
のデータに応じてプログラマブルカウンタ10の
分周比を設定する。しかるに、電圧制御発振器8
の発振周波数が設定され、所望のチヤンネルが受
信可能となる。
拡張キー23は、所定の周波数区分を拡張し、
上記全周波数区分の受信電界強度の表示に代えて
該所定の周波数区分内の受信可能チヤンネルの受
信電界強度を表示することができるようにするも
のである。すなわち、選局キー21と拡張キー2
3との操作により、所定の周波数区分の拡張表示
を指令すると、選局キー21からの所定の周波数
区分を指定する信号と拡張キー23からの拡張指
令信号とは、チヤンネルコントローラ16を介し
てメモリコントローラ17に供給され、メモリコ
ントローラ17は指定された周波数区分に対応す
るメモリ18の記憶領域から全てのデータを読み
出し、駆動回路19を介して表示装置20に供給
する。
表示装置20は供給されたデータにもとづい
て、指定された周波数区分内の受信可能なチヤン
ネルの受信電界強度を表示する。そこで、選局キ
ー21を操作することにより、前述のように、受
信電界強度が表示されている所望のチヤンネルを
選局することができる。
ところで、上述のように、表示装置20には、
いくつかの受信可能なチヤンネルの受信電界強度
が表示されているから、選局する場合には、受信
電界強度を参照にすることができる。受信電界強
度が大きい程より良好な受信が可能であるから、
表示装置20で表示される受信電界強度の比較的
大きなチヤンネルを認識し、選局キー21を操作
することによつて受信が良好なチヤンネルを選局
することができる。
第2図は第1図の表示装置、選局キーおよび拡
張キーの一具体例を示す構成図であつて、211
〜217は選局操作キーであり、第1図に対応す
る部分には同一符号をつけている。
第2図において、表示装置20はX方向に7
個、Y方向に3個マトリツクス状に配列した発光
素子、たとえば、発光ダイオードからなり、X方
向が前記の受信周波数領域の各周波数区分を、ま
た、Y方向に受信電界強度を表わすことができる
ように構成されている。受信電界強度は3つのレ
ベル、すなわち、「強」、「中」、「弱」に区分され、
「強」のときには3つの発光素子が、「中」のとき
には下2つの発光素子が、また「弱」のときには
最下位の発光素子のみが発光する。
選局キー21は7個の発光素子を内蔵する操作
キー211〜217からなり、夫々表示装置20の
発光マトリツクスの列に対応して配置されてい
る。そして、操作キー211〜217の一つを操作
すると、表示装置20の対応せる列に受信電界強
度が表示されているチヤンネルが選局される。
そこで、かかる表示装置20に、前述のよう
に、メモリコントローラ17(第1図)から駆動
回路19(第1図)を介して各周波数区分毎のデ
ータが供給されると、第1区分のデータによりそ
の受信電界強度が表示装置20のA列に表示され
る。以下、同様にして、第2区分、第3区分…
…、第7区分のデータによりそれらの受信電界強
度が表示装置20の夫々の列、B列、C列、…
…、G列に表示される。なお、表示装置20のハ
ツチングがしてある発光素子は発光していること
を示している。
以上のように、表示装置20では、各周波数区
分毎に受信可能なチヤンネルの受信電界強度が表
示されるから、この表示をもとにして操作キー2
1〜217を操作することにより、受信がより良
好なチヤンネルを選局することができる。
拡張キー23は、先に述べたように、所望の周
波数区分を拡張して表示装置20に該周波数区分
における受信可能なチヤンネルの受信電界強度を
表示させる。拡張すべき周波数区分の指定は、操
作キー211〜217によつてなさる。
そこで、第1区分(525kHz〜680kHz)を拡張
表示する場合を例として、拡張動作を説明する。
上記のように、表示装置20に各周波数区分毎
の受信電界強度が表示されると、拡張キー23と
操作キー211を操作することにより、第3図に
示すように、表示装置20に第1区分の受信可能
なチヤンネルの受信電界強度が表示され、操作キ
ー211に内蔵された発光素子が発光して拡張表
示されている周波数区分が表示される。
この例では、第1区分に6個の受信可能なチヤ
ンネルがあるものとするものであり、したがつ
て、メモリ18(第1図)の0番地から5番地ま
で全てデータが記憶されていることになる。
このように第1区分における各受信電界強度が
表示されると、操作キー211〜216のいずれか
を操作することにより、それに対応して表示され
ている受信電界強度のチヤンネルが選局される。
したがつて、操作キー211〜217は通常は選
局のための機能を有し、拡張キー23とともに操
作するときには、拡張表示されるべき周波数領域
を指定する機能を有する。操作キー211〜217
のかかる機能の転換は、メモリコントローラ17
(第1図)によつて行なわせる。次に、その機能
転換のためのメモリコントローラ17の動作の一
例を説明する。
第1図において、先に述べたように、メモリ1
8が掃引によつて得られた全てのデータを記憶す
ると、メモリコントローラ17はメモリ18の各
記憶領域から1つづつデータを読み出して表示装
置に供給するわけであるが、同時に、これらのデ
ータをメモリ18の特定の記憶領域(以下、特定
領域といい、各周波数区分のデータが記憶されて
いる0番地から41番地の記憶領域から離れた50番
地〜56番地とする)に順次記憶する。特定記憶領
域の各番地、表示装置20の各列(第2図)およ
び各操作キー211〜217(第2図)は夫々対応
している。したがつて、0番地に記憶されている
第1区分のデータは特定記憶領域の50番地に、以
下同様に、6番地、12番地、……、36番に記憶さ
れていたデータは特定記憶領域の51番地、52番
地、……、56番地に夫々記憶されている。
このような状態においては、操作キー211
217を操作することにより、メモリコントロー
ラ17はメモリ18の特定記憶領域の対応する番
地のデータを読み出し、先に述べたように、プロ
グラマブルカウンタ10の分周比を設定して所望
のチヤンネルの受信を可能とする。
次に、拡張キー23(第2図)を操作すると、
メモリコントローラ17はメモリ18の特定記憶
領域の夫々のデータをもとの記憶領域の夫々の番
地に戻し、特定記憶領域を空にする。そして、操
作キー211〜217のいずれかを操作すると、メ
モリコントローラ17において、その操作キーか
らの信号は拡張キー23からの拡張指令信号と論
理演算(たとえば、論理積)されていずれの周波
数区分であるから判定される。この判定結果にも
とづいて、メモリコントローラ17は指定された
周波数区分に対応するメモリ18の記憶領域から
全てのデータを読み出し、表示装置20に供給し
て第3図のように受信電界強度を表示するととも
に、メモリ18の上記特定記憶領域の夫々の番地
に順次記憶する。
特定記憶領域へのデータの記憶が完了すると、
メモリコントローラ17は、操作キー211〜2
7の夫々と特定記憶領域の夫々の番地とを対応
づけ、操作キー211〜217による前述の選局を
可能にする。なお、拡張表示期間中、チヤンネル
コントローラ16は拡張表示周波数区分を指定し
た操作キーに内蔵せる発光素子を発光させる。
再度拡張キー23を操作すると、拡張キー23
からの拡張停止信号がチヤンネルコントローラ1
6を介してメモリコントローラ17に供給され、
メモリコントローラ17はメモリ18の特定記憶
領域に記憶されている前記の周波数区分のデータ
をもとの記憶領域に戻し、次に、各記憶領域か
ら、先に述べたように、1つづつデータを読み出
して表示装置20に供給し、各周波数区分毎の受
信界強度を表示するとともに、夫々のデータをメ
モリ18の特定記憶領域の夫々の番地に記憶す
る。そして、同時に、チヤンネルコントローラ1
6は、発光していた操作キーの内蔵の発光素子を
発光させないようにする。
なお、拡張キー23からの拡張指令信号と拡張
停止信号とは同一波形のパルスでよく、フリツプ
フロツプ回路などでその識別は可能である。
第4図は本考案によるラジオ受信機の他の実施
例を示すブロツク図であつて、24は周波数区分
内掃引キー、25はタイマー回路であり、第1図
に対応する部分には同一符号をつけて一部説明を
省略する。
次に、この実施例の動作について説明する。
第4図において、周波数区分内掃引キー24
は、選局キー21と拡張キー23との操作によつ
て表示装置20で受信電界強度が表示された周波
数区分内の受信可能チヤンネルを、タイマー回路
25からの信号で決まる時間づつ順次選局するこ
とができるようにする。
所定の周波数区分の受信可能なチヤンネルの受
信電界強度が、先に説明したように、表示装置2
0に拡張表示された後、周波数区分内掃引キー2
4を操作すると、周波数区分掃引指令信号(以
下、掃引指令信号という)がチヤンネルコントロ
ーラ16に供給され、チヤンネルコントローラ1
6はタイマー回路25を作動させるとともに、掃
引指令信号をメモリコントローラ17に送る。メ
モリコントローラ17はメモリ18から指定され
ている周波数区分の最初のデータを読み出し、こ
れをチヤンネルコントローラ16に供給する。チ
ヤンネルコントローラ16は供給されたデータに
もとづいてプログラマブルカウンタ10の分周比
を設定し、上記周波数区分の最初の受信可能なチ
ヤンネルの受信ができるようにする。
タイマー回路25は予じめ設定された時間間隔
でパルスを出力する。タイマー回路25がパルス
を出力すると、チヤンネルコントローラ16はメ
モリコントローラ17にこのパルスを送り、メモ
リコントローラ17は上記周波数区分の次のデー
タをメモリ18から読み出してチヤンネルコント
ローラ16に供給する。そこで、チヤンネルコン
トローラ16は供給されたデータにもとづいてプ
ログラマブルカウンタ10の分周比を設定し、次
の受信可能のチヤンネル7の受信ができるように
する。
このようにして、指定された周波数区分内の受
信可能なチヤンネルが、タイマー回路25がパル
スを出力する毎に順次切換わつて受信可能とな
り、指定された周波数区分内の掃引が繰り返えし
行なわれる。なお、タイマー回路25からのパル
スの周期は、たとえば、5秒程度に設定される。
そして、受信状態が良好なチヤンネルや所望の
番組のチヤンネルが受信状態となると、再度周波
数区分内掃引キー24を操作する。すると、チヤ
ンネルコントローラ16は周波数区分内掃引キー
24から信号を受け、タイマー回路25を不動作
にしてプログラマブルカウンタ10の分周比がそ
のまま保持され、所望のチヤンネルの受信が継続
する。
この実施例によると、番組内容に応じたチヤン
ネルの選択が可能となり、周波数区分について掃
引するものであるから、その選択が迅速に行なえ
る。しかも、単一の周波数区分内掃引キーの操作
によるものであるから、選局操作が容易である。
また、自動車の移動と共に受信電界強度は変化
し、長時間経過するとプリセツト時の受信電界強
度とは異なるものとなる。周波数区分内掃引キー
24を操作すると、このような受信電界強度に変
化があつても、受信電界強度が大きい良好な受信
が可能なチヤンネルの選局が迅速かつ容易に行な
うことができる。
以上、本考案の実施例について説明したが、か
かる実施例においては、メモリ18(第1図、第
4図)においては、各データを周波数区分毎に分
類し異なる記憶領域にわけて記憶する必ずしも必
要はなく、チヤンネルコントローラ16により掃
引によつて得られる順序で記憶してもよい。この
場合には、受信電界強度の表示、選局あるいは周
波数区分内掃引に際し、メモリコントローラ17
において各データを読み出して所定のデータを抽
出し、先に述べたように、メモリ18の特定記憶
領域に記憶する。
また、表示装置20については、各周波数区分
毎の受信可能なチヤンネルの数も表示するように
構成することができ、かかる構成によると、拡張
することができる周波数区分が明瞭に判別するこ
とができる。第6図はその一具体例を選局キーと
ともに示した構成図であつて、201は受信電界
強度表示部、202はチヤンネル数表示部であり、
第3図に対応する部分には同一符号をつけてい
る。チヤンネル数表示部202では各周波数区分
毎に複数の発光素子が設けられており、ハツチン
グして示すように、各周波数区分の受信可等なチ
ヤンネルの数が発光する発光素子の数で示され
る。このために、メモリコントローラ17は、表
示装置20に受信電界強度を表示すべきデータと
ともに、各周波数区分の受信可能なチヤンネルを
カウントしてそのカウント数も供給する。
なお、以上の実施例において、メモリ18の記
憶領域、受信電界強度の区分数、受信周波数領域
の区分数などで具体的な数値を示したが、これら
は説明を容易にするために一例として示したにす
ぎず、これらに限定されるものではない。
以上説明したように、本考案によれば、受信周
波数領域全体を掃引することによつて検出される
全ての受信可能なチヤンネルをプリセツトし、前
記受信周波数領域全体の大まかな受信可能なチヤ
ンネルと前記受信周波数領域の任意の一部の詳細
な受信可能なチヤンネルとが選択的に受信電界強
度でもつて表示されるものであるから、前記受信
周波数領域全体にわたり受信がより良好なチヤン
ネルを迅速かつ容易に選択することができ、上記
従来技術の欠点を除いて優れた機能のラジオ受信
機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるラジオ受信機の一実施例
を示すブロツク図、第2図は第1図の表示装置、
選局キー、拡張キーの一具体例を示す構成図、第
3図は第2図の拡張キーを操作したときの表示状
態の一例を示す説明図、第4図は本考案によるラ
ジオ受信機の他の実施例を示すブロツク図、第5
図は第4図の表示装置、選局キー、拡張キー、周
波数区分内掃引キーの一具体例を示す構成図、第
6図は第1図、第4図の表示装置の他の具体例を
示す構成図である。 3……混合回路、5……検波器、7……スピー
カ、8……電圧制御発振器、10……プログラマ
ブルカウンタ、11……比較器、12……基準発
振器、14……アナログ−デジタル変換器、15
……チユーニングコントローラ、16……チヤン
ネルコントローラ、17……メモリコントロー
ラ、18……メモリ、20……表示装置、21…
…選局キー、22……プリセツトキー、23……
拡張キー、24……周波数区分内掃引キー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受信周波数領域の受信可能なチヤンネルがプリ
    セツト可能なラジオ受信機において、プリセツト
    キーと、該プリセツトキーの操作により前記受信
    周波数領域の掃引を行なわせるチヤンネルコント
    ローラと、該掃引中受信電界強度が所定強度以上
    になつたときに掃引停止信号を発生するチユーニ
    ングコントローラと、該掃引停止信号の発生によ
    り受信周波数と受信電界強度とを表わすデータを
    前記受信周波数領域の所定数の周波数区分毎に分
    けて記憶するメモリと、該周波数区分を指定する
    選局キーと、拡張キーと、該メモリから該周波数
    区分毎に1つづつデータを読み取り前記周波数区
    分毎に1つづつの受信可能なチヤンネルの受信電
    界強度を表示するとともに前記選局キーと前記拡
    張キーとの操作により前記選局キーで指定される
    前記周波数区分内の2以上の受信可能なチヤンネ
    ルの受信電界強度を表示可能とする表示装置とを
    設け、前記チヤンネルコントローラは、該メモリ
    が前記データを記憶後再び前記掃引を開始せし
    め、かつ、前記選局キーの操作にともなつて該操
    作に対応せる前記メモリの番地に記憶されたデー
    タを読み出し、該データで表わされる受信周波数
    の前記表示装置によつて受信電界強度が表示され
    た所望チヤンネルを選局可能に構成したことを特
    徴とするラジオ受信機。
JP6546182U 1982-05-07 1982-05-07 ラジオ受信機 Granted JPS58169730U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4860510A (ja) * 1971-11-29 1973-08-24
JPS56147514A (en) * 1980-04-18 1981-11-16 Clarion Co Ltd Preset system in electronic tuner
JPS56166621A (en) * 1980-05-28 1981-12-21 Pioneer Electronic Corp Channel selector of tuner

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