JPH0233180Y2 - - Google Patents

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JPH0233180Y2
JPH0233180Y2 JP1984174075U JP17407584U JPH0233180Y2 JP H0233180 Y2 JPH0233180 Y2 JP H0233180Y2 JP 1984174075 U JP1984174075 U JP 1984174075U JP 17407584 U JP17407584 U JP 17407584U JP H0233180 Y2 JPH0233180 Y2 JP H0233180Y2
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JP
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passive arm
inertial body
ball
acceleration
acceleration sensor
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JP1984174075U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は車両用のシートベルト装置等に用いら
れて加速度を検出するための加速度センサーに関
する。
〔従来技術及び解決すべき事項〕
車両に装着されるシートベルト装置では、乗員
拘束用ウエビングの端部が巻取装置へ巻取られて
おり、この巻取装置には加速度センサーを利用し
たイナーシヤロツク機構が内蔵されている。
このイナーシヤロツク機構では、車両緊急時に
加速度センサーが作動して巻取装置の巻取軸回転
を停止させるようになつている。従つて車両緊急
時に乗員はウエビングによる拘束状態となること
ができる。
この加速度センサーは、一般的に慣性体が車両
緊急時に加速度を受けて載置台上を転動すること
により、この慣性体に搭載された受動アームが押
上げられ、ラチエツトホイル等に噛み合つてラチ
エツトホイルの回転を停止させイナーシヤーロツ
ク機構を作動させるようになつている。
ところがこの加速度センサーでは、慣性体及び
受動アームがそれぞれ別個に作動可能であるた
め、車両が悪路を走行した場合に振動によつて慣
性体が移動していないにもかかわらず受動アーム
のみが移動したり、慣性体が振動した場合にも振
動の収束が遅いため受動アームが上昇したままの
状態が長時間継続する等の原因となつている。
本考案は上記事実を考慮し、振動時においても
受動アームを不用意に上昇しないようにすること
ができる加速度センサーを得ることが目的であ
る。
〔考案の概要及び作用〕
本考案に係る加速度センサーでは、慣性体及び
受動アームを磁性体で構成すると共に、作用する
加速度が所定値未満のときに慣性体と受動アーム
とが一体に作動されるように慣性体及び受動アー
ムの少なくとも一方を着磁したことを特徴として
いる。
従つて、作用する加速度が所定値未満のときに
振動が発生しても慣性体と受動アームとが一体に
作動し、受動アームのみが慣性体と離間して作動
することはない。このように、慣性体と受動アー
ムとが一体に作動するから振動の収束が速くな
り、受動アームが振動しても短時間で復帰する。
一方、所定値以上の加速度が作用したときには慣
性体が転動し、この転動する慣性体によつて受動
アームが押上げられる。
〔考案の実施例〕
第1,2図には本考案がウエビング巻取装置1
0へ適用された実施例が示されている。巻取装置
10ではフレーム12がボルト14で車体16へ
固着されている。フレーム12の両側からは一対
の脚板18,20が互いに平行に突出されてお
り、巻取軸22の両端部付近を軸支している。脚
板20から突出した巻取軸22には脚板20へ固
着されるカバー24との間にぜんまいばね26が
取付けられており、これによつて巻取軸22へ一
端が係止されたウエビング28を層状に巻取つて
いる。
脚板18から突出した巻取軸22の先端部には
矩形状突出部30が形成され、この矩形状突出部
30の外周へ一対のC字状ロツクプレート32,
34が配置されている。これらのロツクプレート
32,34は脚板18の外側へリベツト36で固
着された内歯ラチエツトホイル38と対応してお
り、この内歯ラチエツトホイル38と噛み合つた
場合に巻取軸22のウエビング引出し回転を停止
させるようになつている。
巻取軸22には矩形状突出部30の先端へ延長
軸部40が固着されており、この延長軸部40へ
ロツクホイル42が軸支されている。このロツク
ホイル42は延長軸部40の外周へ取り付けられ
るねじりコイルばね44によつて巻取軸22のウ
エビング引出し方向に追従する回転力を受けてい
る。
またこのロツクホイル42には4個の長孔46
が形成されており、それぞれロツクプレート3
2,34から突出するピン48を受け入れてい
る。
ここにねじりコイルばね44の付勢力によつて
ロツクプレート32,34のピン48は第2図に
示される如く長孔46の一方に配置されており、
この状態ではロツクプレート32,34が内歯ラ
チエツトホイル38と離間している。しかし巻取
軸22が急激にウエビング引出し方向に回転する
と、ロツクホイル42はねじりコイルばね44の
付勢力に抗して回転遅れを生ずるので、巻取軸2
2と共に回転するロツクプレート32,34はピ
ン48が長孔46に案内されて移動することによ
り、第3図に示される如くロツクプレート32,
34が内歯ラチエツトホイル38と噛み合い、巻
取軸22のウエビング引出し回転が停止される構
成である。
ロツクホイル42の外周にはラチエツトホイル
50が形成されており、脚板18の外側へ取り付
けられる加速度センサー52と対応している。こ
の加速度センサー52は脚板18へケース54が
取り付けられており、このケース54の載置台を
構成する軸心が垂直とされた円錐状傾斜面56に
は慣性体の一種であるボール58が載置されてい
る。このボール58は所定値以上の加速度が作用
すると傾斜面56を昇り上がり、受動アーム60
を押上げる構成である。
この受動アーム60は一端がピン62によりケ
ース54へ軸支されており、中間部にはボール5
8と当接する円錐斜面64が形成され、先端部は
ボール66となつてラチエツトホイル50への係
合用となつている。
従つてこの加速度センサー52は加速度作用時
にボール58が受動アーム60を押上げ、ポール
66がラチエツトホイル50へ噛み合つてウエビ
ング引出し時にラチエツトホイル50へウエビン
グ引出し方向の回転遅れを生じさせるようになつ
ている。
ここにボール58と受動アーム60とはそれぞ
れ金属等の磁性体で構成されており、そのうち少
なくとも一方は着磁されている。このためボール
58と受動アーム60とは互いに吸引力を生じて
おり、振動発生時にも一体となつて上下動するこ
とになる。
なお第1図中の符号67は脚板18の側部を覆
うカバーである。
以下この実施例の作用を説明する。
乗員はウエビング28を巻取軸22から引き出
して装着し、車両通常時には巻取軸22へはぜん
まいばね26の付勢力が作用しているのみである
ため、任意の運転姿勢となることができる。
車両緊急時には所定値以上の加速度が生ずると
ボール58が傾斜面56を昇り上つて受動アーム
60を押上げるので、受動アーム60はラチエツ
トホイル50へ噛み合い、ロツクホイル42の回
転が停止される。
一方車両加速度によつて移動する乗員はウエビ
ング28を巻取軸22から引出すので、ロツクプ
レート32,34は巻取軸22と共に回転する。
しかしロツクホイル42の回転が停止されている
ため、ロツクプレート32,34はピン48が長
孔46の長手方向へのみ移動可能とされているこ
とにより、第3図に示される如く内歯ラチエツト
ホイル38と噛み合う。
これによつてロツクプレート32,34は内歯
ラチエツトホイル38によつて回転が停止され、
巻取軸22も同様に回転が停止し、乗員はウエビ
ング28による拘束状態となる。
なおポール66がラチエツトホイル50へ係合
していない車両通常時において、車両が悪路上を
走行する場合に、振動によつてボール58、受動
アーム60は上下動するが、受動アーム60はラ
チエツトホイル50との間に吸着力を生じている
ので、一体になつて上下動し離れることはない。
このため受動アーム60は単独で上下動できる場
合に比べて、質量が大きいので上下動しにくい。
また振動を受けた場合にもその収束が早い。
次に第4,5図には本考案の第2実施例が適用
された巻取装置が示されている。
この実施例では、ケース54がボール58の軸
心を通る水平軸68及び受動アーム60をピン6
1を介して軸支する板材70を介してブラケツト
72へ取り付けられており、この板材70が脚板
18へ固着されている。
またブラケツト72にはピン73で第2受動ア
ーム74が軸支されている。この第2受動アーム
74の一端部にはポール66が形成されて前記実
施例と同様にラチエツトホイル50への噛み合い
用となつている。また他の一端にはコ字状の受動
アーム76が形成され、この受動アーム76内へ
受動アーム60の端部に形成されるボール部78
が収容されている。このボール部78は受動アー
ム60がボール58へ載置された状態でボール5
8の軸心と同一高さに配置されている。
この実施例においても受動アーム60とボール
58とは同様に磁性体で構成され、少なくとも一
方が着磁されている。
このためこの実施例では車両緊急時にボール5
8が転動すると、受動アーム60は第2受動アー
ム74をピン73回りに回転させてラチエツトホ
イル50へ係合させることになる。また車両通常
時にはボール58と受動アーム60とが前記実施
例と同様に離間することなく移動するので耐振性
に優れた加速度センサーとなる。
またこの実施例ではケース54の搭載角度が変
更された場合、即ち板材70の突出角度が矢印A
方向に異るケース54を製作してブラケツト72
へ取り付ければ異なる角度で巻取装置を車体へ取
り付ける場合にも常にケース54の傾斜面56は
軸心を垂直として車体へ搭載可能となる。しかし
この取り付け角度によつては第2受動アーム74
が垂直からずれた角度、即ちピン73が水平状態
ではない取り付けとなるため、第2受動アーム7
4の自重による復帰モーメントが小さくなる場合
があるが、この場合にも受動アーム60がボール
58へ吸着されているので第2受動アーム74へ
ラチエツトホイル50から離間させる復帰力を作
用させて確実な復帰が可能となる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本願考案は、作用する加速
度が所定値未満のときには振動が発生しても慣性
体と受動アームとが一体に作動される構成とした
ため、振動の収束が速く、これによつて受動アー
ムが上昇したままの状態が長時間維持されること
がないので、耐振性に優れた加速度センサーを得
ることが可能となる優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る加速度センサーが適用さ
れた巻取装置を示す正面図、第2図は第1図の左
側面図(但しカバーは図示省略し、ロツクホイル
42は想像線で示す)、第3図はロツクプレート
が内歯ラチエツトホイルへ噛み合つた状態を示す
説明図、第4図は本考案の第2実施例が適用され
た巻取装置を示す側面図、第5図は第2実施例の
加速度センサーを示す分解斜視図である。 10……巻取装置、28……ウエビング、42
……ロツクホイル、52……加速度センサー、5
4……ケース、58……ボール、60……受動ア
ーム、74……第2受動アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定値以上の加速度が作用したときに載置台上
    を転動する慣性体と転動する慣性体によつて押上
    げられる受動アームとを備えた加速度センサーで
    あつて、慣性体及び受動アームを磁性体で構成す
    ると共に、作用する加速度が所定値未満のときに
    慣性体と受動アームとが一体に作動されるように
    慣性体及び受動アームの少なくとも一方を着磁し
    たことを特徴とする加速度センサー。
JP1984174075U 1984-11-16 1984-11-16 Expired JPH0233180Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984174075U JPH0233180Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984174075U JPH0233180Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6189169U JPS6189169U (ja) 1986-06-10
JPH0233180Y2 true JPH0233180Y2 (ja) 1990-09-06

Family

ID=30731705

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984174075U Expired JPH0233180Y2 (ja) 1984-11-16 1984-11-16

Country Status (1)

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JP (1) JPH0233180Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276975A (en) * 1975-12-23 1977-06-28 Yagishita Electric Acceleration sensor
JPS5745006U (ja) * 1980-08-26 1982-03-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5276975A (en) * 1975-12-23 1977-06-28 Yagishita Electric Acceleration sensor
JPS5745006U (ja) * 1980-08-26 1982-03-12

Also Published As

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JPS6189169U (ja) 1986-06-10

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