JPH0315405Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0315405Y2 JPH0315405Y2 JP1983031473U JP3147383U JPH0315405Y2 JP H0315405 Y2 JPH0315405 Y2 JP H0315405Y2 JP 1983031473 U JP1983031473 U JP 1983031473U JP 3147383 U JP3147383 U JP 3147383U JP H0315405 Y2 JPH0315405 Y2 JP H0315405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pawl
- release lever
- webbing
- take
- ratchet
- Prior art date
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- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 38
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 13
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は車両急減速時の乗員保護用シートベル
ト装置に用いられ、乗員が必要に応じてウエビン
グ巻取軸の引出し回転ロツクを解除することがで
きるウエビング巻取装置に関する。
ト装置に用いられ、乗員が必要に応じてウエビン
グ巻取軸の引出し回転ロツクを解除することがで
きるウエビング巻取装置に関する。
シートベルト装置では乗員拘束用ウエビングが
巻取軸へ巻取られて巻取付勢力を受けている。こ
の巻取軸にはラチエツトホイルが固着されてお
り、車両急減速時に加速度センサーで駆動される
パウルがこのラチエツトホイルへ噛合つて巻取軸
のウエビング引出し回転を停止し、ウエビングを
装着した乗員を拘束状態とするようになつてい
る。
巻取軸へ巻取られて巻取付勢力を受けている。こ
の巻取軸にはラチエツトホイルが固着されてお
り、車両急減速時に加速度センサーで駆動される
パウルがこのラチエツトホイルへ噛合つて巻取軸
のウエビング引出し回転を停止し、ウエビングを
装着した乗員を拘束状態とするようになつてい
る。
ところが車両急減速状態が解消した後にもパウ
ルがラチエツトホイルと係合したままの状態であ
ると、ウエビングの引出しが不可能となる。
ルがラチエツトホイルと係合したままの状態であ
ると、ウエビングの引出しが不可能となる。
このため従来レリーズレバーによつて強制的に
パウルをラチエツトホイルから離間させる構造が
提案されている。
パウルをラチエツトホイルから離間させる構造が
提案されている。
しかしこのようなレリーズレバーは各巻取装置
へそれぞれ設ける必要があるため、巻取装置が複
数個搭載される車両では、このレリーズレバーの
配置をいかにするかの設計が難しくなり、巻取装
置の格納場所を限定する原因となつている。
へそれぞれ設ける必要があるため、巻取装置が複
数個搭載される車両では、このレリーズレバーの
配置をいかにするかの設計が難しくなり、巻取装
置の格納場所を限定する原因となつている。
また、パウルと直接当接する部分の強度が考慮
されていないため、パウルとラチエツトホイルと
が強固に噛み合つていると、パウルを解離する際
にこの当接部分が変形するという問題点がある。
されていないため、パウルとラチエツトホイルと
が強固に噛み合つていると、パウルを解離する際
にこの当接部分が変形するという問題点がある。
本考案は上記事実を考慮し、1本のレリーズレ
バーで複数個の巻取装置のパウルロツク状態を解
除することができると共にレリーズレバーのパウ
ル当接部の強度を向上することができるウエビン
グ巻取装置を得ることが目的である。
バーで複数個の巻取装置のパウルロツク状態を解
除することができると共にレリーズレバーのパウ
ル当接部の強度を向上することができるウエビン
グ巻取装置を得ることが目的である。
本考案に係るウエビング巻取装置は、それぞれ
別個の乗員へ装着されるウエビングを巻取る一対
の巻取軸と、これらの巻取軸へそれぞれ固着され
たラチエツトホイルと、車両急減速時にそれぞれ
これらのラチエツトホイルへ噛み合つて巻取軸の
ウエビング引出し回転を停止させるパウルと、前
記パウルとラチエツトホイルとの噛み合いを解除
する際に回動操作されるレリーズレバーと、前記
レリーズレバーの一部が折り曲げられて形成され
た前記パウルと当接してレリーズレバーの回動操
作力をパウルへ伝達する板状の解除アームと、を
有し、前記解除アームはその厚さ方向と略直角な
方向へ移動して前記パウルと当接するように折り
曲げられたことを特徴としている。
別個の乗員へ装着されるウエビングを巻取る一対
の巻取軸と、これらの巻取軸へそれぞれ固着され
たラチエツトホイルと、車両急減速時にそれぞれ
これらのラチエツトホイルへ噛み合つて巻取軸の
ウエビング引出し回転を停止させるパウルと、前
記パウルとラチエツトホイルとの噛み合いを解除
する際に回動操作されるレリーズレバーと、前記
レリーズレバーの一部が折り曲げられて形成され
た前記パウルと当接してレリーズレバーの回動操
作力をパウルへ伝達する板状の解除アームと、を
有し、前記解除アームはその厚さ方向と略直角な
方向へ移動して前記パウルと当接するように折り
曲げられたことを特徴としている。
車両が急減速状態になると、パウルが回動して
ラチエツトホイルと噛み合い、巻取軸のウエビン
グ引出方向回転が阻止される。これにより、乗員
を拘束状態とすることができ、慣性力による乗員
の車両前方への移動を阻止することができる。こ
こで、乗員が車外へ出る場合、ウエビングによる
拘束状態を解除する必要がある。ここで、本考案
ではレリーズレバーを引き上げる。これにより、
解除アームが回動し、それぞれのパウルをラチエ
ツトホイルから離間させることができる。従つ
て、巻取軸のウエビング引出方向回転が可能とな
り、乗員は容易に車外へ出ることができる。
ラチエツトホイルと噛み合い、巻取軸のウエビン
グ引出方向回転が阻止される。これにより、乗員
を拘束状態とすることができ、慣性力による乗員
の車両前方への移動を阻止することができる。こ
こで、乗員が車外へ出る場合、ウエビングによる
拘束状態を解除する必要がある。ここで、本考案
ではレリーズレバーを引き上げる。これにより、
解除アームが回動し、それぞれのパウルをラチエ
ツトホイルから離間させることができる。従つ
て、巻取軸のウエビング引出方向回転が可能とな
り、乗員は容易に車外へ出ることができる。
ここで、本考案では前記レリーズレバーの回動
操作時に前記解除アームは厚さ方向と略直角な方
向に移動するように折り曲げているので、解除ア
ームの端面がパウルと当接することになり、解除
アームの強度が高く、パウルとラチエツトホイル
との噛み合いが強固な場合であつてもレリーズレ
バーの解除動作時に解除レバーが変形するような
ことはない。
操作時に前記解除アームは厚さ方向と略直角な方
向に移動するように折り曲げているので、解除ア
ームの端面がパウルと当接することになり、解除
アームの強度が高く、パウルとラチエツトホイル
との噛み合いが強固な場合であつてもレリーズレ
バーの解除動作時に解除レバーが変形するような
ことはない。
第1,2図にはこの実施例に係るシートベルト
装置の一部が示されており、このシートベルト装
置では第1巻取装置10、第2巻取装置12が近
接して配置されており、これらの間にレリーズレ
バー14が設けられている。
装置の一部が示されており、このシートベルト装
置では第1巻取装置10、第2巻取装置12が近
接して配置されており、これらの間にレリーズレ
バー14が設けられている。
これらの巻取装置10,12は互いに対称形状
とされており、たとえば運転席乗員及び助手席乗
員にそれぞれ装着される乗員拘束用ウエビング1
6,18が格納されるようになつている。
とされており、たとえば運転席乗員及び助手席乗
員にそれぞれ装着される乗員拘束用ウエビング1
6,18が格納されるようになつている。
最初に第1巻取装置10について詳しく説明す
ると、第3図に示されるごとくフレーム20は薄
肉板材から形成されており、その上下両端部が直
角に屈曲され、互いに平行に延長される脚板2
2,24とされている。これらの脚板22,24
には巻取軸26の両端部付近が軸支されており、
この巻取軸26の中央部へウエビング16の一端
が固着されて層状に巻取られている。
ると、第3図に示されるごとくフレーム20は薄
肉板材から形成されており、その上下両端部が直
角に屈曲され、互いに平行に延長される脚板2
2,24とされている。これらの脚板22,24
には巻取軸26の両端部付近が軸支されており、
この巻取軸26の中央部へウエビング16の一端
が固着されて層状に巻取られている。
脚板22から突出した巻取軸26の端部には脚
板22との間にぜんまいばね巻取装置28が取り
つけられて、巻取軸26がウエビング16の巻取
方向に付勢されている。
板22との間にぜんまいばね巻取装置28が取り
つけられて、巻取軸26がウエビング16の巻取
方向に付勢されている。
巻取軸26にはウエビング16の巻取部分に隣
接してラチエツトホイル30が固着され、一体的
に回転するようになつている。このラチエツトホ
イル30は脚板22,24へ両端部が軸支される
パウル32と対応している。このパウル32は第
4図に詳細に示されるごとく両端部に一対の幅狭
部33が設けられており、この幅狭部33がそれ
ぞれ脚板22,24に形成される角形軸支孔3
4,36へ収容されて軸支孔34,36の内側面
へ当接するまで回動可能となつている。
接してラチエツトホイル30が固着され、一体的
に回転するようになつている。このラチエツトホ
イル30は脚板22,24へ両端部が軸支される
パウル32と対応している。このパウル32は第
4図に詳細に示されるごとく両端部に一対の幅狭
部33が設けられており、この幅狭部33がそれ
ぞれ脚板22,24に形成される角形軸支孔3
4,36へ収容されて軸支孔34,36の内側面
へ当接するまで回動可能となつている。
このパウル32の一部に噛合部38とされてラ
チエツトホイル30と対応している。この噛合部
38はフレーム20とパウル32との間に介在さ
れる図示しないねじりコイルばねの付勢力でラチ
エツトホイル30から離間しているが、この付勢
力に抗して回動するとラチエツトホイル30と噛
合つてラチエツトホイル30及び巻取軸26のウ
エビング引出し方向回転を停止させるようになつ
ている。
チエツトホイル30と対応している。この噛合部
38はフレーム20とパウル32との間に介在さ
れる図示しないねじりコイルばねの付勢力でラチ
エツトホイル30から離間しているが、この付勢
力に抗して回動するとラチエツトホイル30と噛
合つてラチエツトホイル30及び巻取軸26のウ
エビング引出し方向回転を停止させるようになつ
ている。
このパウル32は脚板24の下部へ配置される
加速度センサー40によつて駆動されるようにな
つている。この加速度センサー40を詳しく説明
すると、脚板24の下側にはハウジング42が固
着されており、このハウジング42に設けられる
水平ブラケット44へ振子46の頭部46Aが吊
下げられている。この振子頭部46Aの頂面には
ハウジング42へピン48で軸支されるアーム5
0の突起52が載置されている。このアーム50
は中間部が脚板24に形成される透孔54を貫通
し、上端部がパウル32の表面へ対応している。
加速度センサー40によつて駆動されるようにな
つている。この加速度センサー40を詳しく説明
すると、脚板24の下側にはハウジング42が固
着されており、このハウジング42に設けられる
水平ブラケット44へ振子46の頭部46Aが吊
下げられている。この振子頭部46Aの頂面には
ハウジング42へピン48で軸支されるアーム5
0の突起52が載置されている。このアーム50
は中間部が脚板24に形成される透孔54を貫通
し、上端部がパウル32の表面へ対応している。
従つてこの振子46は車両加速度が所定値に達
すると傾動してアーム50を押し上げ、アーム5
0はその先端部がパウル32へ当接してパウル3
2をラチエツトホイル30と噛合わせるようにな
つている。
すると傾動してアーム50を押し上げ、アーム5
0はその先端部がパウル32へ当接してパウル3
2をラチエツトホイル30と噛合わせるようにな
つている。
パウル32にはその一部に受力レバー56が略
L字型に屈曲して設けられており、この受力レバ
ー56がレリーズレバー14によつて駆動される
ようになつている。
L字型に屈曲して設けられており、この受力レバ
ー56がレリーズレバー14によつて駆動される
ようになつている。
レリーズレバー14を介して第1巻取装置10
の反対側に配置される第2巻取装置12はレリー
ズレバー14を中心とする対称形状であり、その
各部分には第1巻取装置10の部品番号にAが付
加して示されている。
の反対側に配置される第2巻取装置12はレリー
ズレバー14を中心とする対称形状であり、その
各部分には第1巻取装置10の部品番号にAが付
加して示されている。
第1、第2巻取装置10,12のフレーム2
0,20Aは第3図に明瞭に示されるごとく脚板
の端面に係合突起58,60がそれぞれ突出され
ており、第6図に示される連結ブラケツト62の
係合凹部64,66へそれぞれ係合している。こ
れによつて連結ブラケツト62は巻取装置10,
12を連結して各巻取装置の強度を増大してい
る。
0,20Aは第3図に明瞭に示されるごとく脚板
の端面に係合突起58,60がそれぞれ突出され
ており、第6図に示される連結ブラケツト62の
係合凹部64,66へそれぞれ係合している。こ
れによつて連結ブラケツト62は巻取装置10,
12を連結して各巻取装置の強度を増大してい
る。
この連結ブラケツト62には中央部に切り起し
片68,68Aが設けられて互いに平行に突出し
ており、第6図に示されるごとくこれらの切り起
し片には円孔70,70Aが穿設されてレリーズ
レバー14の軸支用となつている。
片68,68Aが設けられて互いに平行に突出し
ており、第6図に示されるごとくこれらの切り起
し片には円孔70,70Aが穿設されてレリーズ
レバー14の軸支用となつている。
レリーズレバー14は第7図に示されるごとく
薄肉板材から屈曲された形状であり、長手方向中
間部に門型部72が屈曲形成されており、この門
型部72の両脚部に円孔74,74Aが穿設され
ている。これらの円孔は第1図に示されるごとく
ピン76,76Aを適用することによりレリーズ
レバー14を連結ブラケツト62へ軸支させる役
目を有している。
薄肉板材から屈曲された形状であり、長手方向中
間部に門型部72が屈曲形成されており、この門
型部72の両脚部に円孔74,74Aが穿設され
ている。これらの円孔は第1図に示されるごとく
ピン76,76Aを適用することによりレリーズ
レバー14を連結ブラケツト62へ軸支させる役
目を有している。
門型部72には更に切り曲げ片78,78Aが
形成されており、各パウル32,32Aの受力レ
バー56,56Aと対応している。すなわちこれ
らの切り曲げ片78,78Aはレリーズレバー1
4がピン76,76Aを中心に回動された場合に
パウル32,32Aをラチエツトホイル30,3
0Aから強制的に離間させる方向に作用する解除
アームとしての役目を有しており、通常状態では
パウル受力レバー56,56Aと離間している。
形成されており、各パウル32,32Aの受力レ
バー56,56Aと対応している。すなわちこれ
らの切り曲げ片78,78Aはレリーズレバー1
4がピン76,76Aを中心に回動された場合に
パウル32,32Aをラチエツトホイル30,3
0Aから強制的に離間させる方向に作用する解除
アームとしての役目を有しており、通常状態では
パウル受力レバー56,56Aと離間している。
レリーズレバー14の中間部に突出されたばね
受けピン80は節度ばね82一端を軸支してい
る。この節度ばね82は中間部にコイル部を有し
ており他端部は第2巻取装置12のフレーム20
Aへ取りつけられるブラケツト84から突出した
ばね受けピン86へ軸支されている。この節度ば
ね82はばね受けピン80,86を互いに離間す
る方向に付勢力を有しており、これによつてレリ
ーズレバー14に節度力を付与している。すなわ
ちレリーズレバー14は第2図実線で示される状
態から2点鎖線で示される状態まで回動可能であ
り、節度ばね82はレリーズレバー14をこの2
位置へ選択的に配置させるようになつている。
受けピン80は節度ばね82一端を軸支してい
る。この節度ばね82は中間部にコイル部を有し
ており他端部は第2巻取装置12のフレーム20
Aへ取りつけられるブラケツト84から突出した
ばね受けピン86へ軸支されている。この節度ば
ね82はばね受けピン80,86を互いに離間す
る方向に付勢力を有しており、これによつてレリ
ーズレバー14に節度力を付与している。すなわ
ちレリーズレバー14は第2図実線で示される状
態から2点鎖線で示される状態まで回動可能であ
り、節度ばね82はレリーズレバー14をこの2
位置へ選択的に配置させるようになつている。
レリーズレバー14の先端部は連結ブラケツト
62の切り起し片68によつて形成される貫通孔
68B内を通過しており、これによつてその回動
角度が制限されている。またこのレリーズレバー
14の先端部は鉤部88とされており、連結ブラ
ケツト62へ取りつけられる検出スイツチ90の
接触子92と対応している。これによつて検出ス
イツチ90はレリーズレバー14によつてパウル
32,32Aが強制的にラチエツトホイル30,
30Aから離間された状態を検出して図示しない
警報装置等を作動させるようになつている。
62の切り起し片68によつて形成される貫通孔
68B内を通過しており、これによつてその回動
角度が制限されている。またこのレリーズレバー
14の先端部は鉤部88とされており、連結ブラ
ケツト62へ取りつけられる検出スイツチ90の
接触子92と対応している。これによつて検出ス
イツチ90はレリーズレバー14によつてパウル
32,32Aが強制的にラチエツトホイル30,
30Aから離間された状態を検出して図示しない
警報装置等を作動させるようになつている。
なお、第2図に示されるごとくレリーズレバー
14は通常状態において巻取装置10,12を被
覆する合成樹脂カバー94によつて覆われてお
り、端部に着されるノブ96が合成樹脂カバー9
4のスリツト98から露出している。
14は通常状態において巻取装置10,12を被
覆する合成樹脂カバー94によつて覆われてお
り、端部に着されるノブ96が合成樹脂カバー9
4のスリツト98から露出している。
次に本実施例の作用を説明する。
車両通常状態ではレリーズレバー14が第2図
実線状態にあり、パウル32,32Aは回動すれ
ばラチエツトホイル30,38Aと接離可能とな
つている。
実線状態にあり、パウル32,32Aは回動すれ
ばラチエツトホイル30,38Aと接離可能とな
つている。
従つて乗員はそれぞれウエビング16,18を
巻取軸26又は26Aから巻出してこれを装着す
ることができる。更に車両通常状態では巻取軸2
6,26Aの回転が自由であるため任意の運転姿
勢となることができる。
巻取軸26又は26Aから巻出してこれを装着す
ることができる。更に車両通常状態では巻取軸2
6,26Aの回転が自由であるため任意の運転姿
勢となることができる。
車両が急減速状態に陥ると、振子46は傾動し
てアーム50を押し上げる。このアーム50によ
つて回動されるパウル32,32Aはそれぞれラ
チエツトホイル30,30Aと噛合うので巻取軸
26,26Aのウエビング引出し回転が停止す
る。この結果ウエビングが装着した乗員は拘束状
態が維持されて安全が確保できる。
てアーム50を押し上げる。このアーム50によ
つて回動されるパウル32,32Aはそれぞれラ
チエツトホイル30,30Aと噛合うので巻取軸
26,26Aのウエビング引出し回転が停止す
る。この結果ウエビングが装着した乗員は拘束状
態が維持されて安全が確保できる。
車両緊急状態が終了した後にもパウル32,3
2Aがラチエツトホイル30,30Aと噛合つて
いるとウエビング16,18の引出し阻止状態が
継続する。この場合乗員はレリーズレバー14を
第2図実線状態から2点鎖線状態まで回動させれ
ば切り曲げ片78,78Aはパウル受力レバー5
6,56Aと係合してパウル32,32Aを強制
的にラチエツトホイル30,30Aから離間させ
る。これによつて乗員はウエビング16,18の
引出しが可能となりウエビングの装着長さ変更が
容易になると共にウエビング装着解除も可能であ
る。
2Aがラチエツトホイル30,30Aと噛合つて
いるとウエビング16,18の引出し阻止状態が
継続する。この場合乗員はレリーズレバー14を
第2図実線状態から2点鎖線状態まで回動させれ
ば切り曲げ片78,78Aはパウル受力レバー5
6,56Aと係合してパウル32,32Aを強制
的にラチエツトホイル30,30Aから離間させ
る。これによつて乗員はウエビング16,18の
引出しが可能となりウエビングの装着長さ変更が
容易になると共にウエビング装着解除も可能であ
る。
その後レリーズレバー14を第2図実線状態ま
で回動させれば通常の巻取装置として作動させる
ことができる。
で回動させれば通常の巻取装置として作動させる
ことができる。
上記実施例ではレリーズレバー14が第1巻取
装置10、第2巻取装置12の間へ配置されてい
るので運転席及び助手席用の巻取装置を有効に配
置して全体を小型化することができる。また上記
実施例ではレリーズレバー14が第2図実線状態
又は2点鎖線状態に選択的に付勢する節度ばね8
2を用いているが、このレリーズレバーは第2図
実線状態へ向けて付勢される構造としてもよい。
また上記実施例に用いられる加速度センサーは振
子46を用いたものに限らず、車両の緊急状態を
適切に検出することができる、ボール等の他のセ
ンサーを用いることもできる。
装置10、第2巻取装置12の間へ配置されてい
るので運転席及び助手席用の巻取装置を有効に配
置して全体を小型化することができる。また上記
実施例ではレリーズレバー14が第2図実線状態
又は2点鎖線状態に選択的に付勢する節度ばね8
2を用いているが、このレリーズレバーは第2図
実線状態へ向けて付勢される構造としてもよい。
また上記実施例に用いられる加速度センサーは振
子46を用いたものに限らず、車両の緊急状態を
適切に検出することができる、ボール等の他のセ
ンサーを用いることもできる。
以上説明した如く本考案に係るウエビング巻取
装置は、1本のレリーズレバーで複数個の巻取装
置のパウルロツク状態を解除することができると
共にレリーズレバーのパウル当接部の強度を向上
することができるという優れた効果を有する。
装置は、1本のレリーズレバーで複数個の巻取装
置のパウルロツク状態を解除することができると
共にレリーズレバーのパウル当接部の強度を向上
することができるという優れた効果を有する。
第1図は本考案に係るウエビング巻取装置の実
施例を示す断面平面図、第2図は第1図−線
断面図、第3図は第1巻取装置のフレームを示す
斜視図、第4図は第1巻取装置のパウルを示す斜
視図、第5図は第1図−線断面図、第6図は
連結ブラケツトの斜視図、第7図はレリーズレバ
ーの斜視図である。 10……第1巻取装置、12……第2巻取装
置、14……レリーズレバー、16,18……ウ
エビング、26,26A……巻取軸、30,30
A……ラチエツトホイル、32,32A……パウ
ル、40,40A……加速度センサー、46……
振子、56……受力レバー、78……切り曲げ
片。
施例を示す断面平面図、第2図は第1図−線
断面図、第3図は第1巻取装置のフレームを示す
斜視図、第4図は第1巻取装置のパウルを示す斜
視図、第5図は第1図−線断面図、第6図は
連結ブラケツトの斜視図、第7図はレリーズレバ
ーの斜視図である。 10……第1巻取装置、12……第2巻取装
置、14……レリーズレバー、16,18……ウ
エビング、26,26A……巻取軸、30,30
A……ラチエツトホイル、32,32A……パウ
ル、40,40A……加速度センサー、46……
振子、56……受力レバー、78……切り曲げ
片。
Claims (1)
- それぞれ別個の乗員へ装着されるウエビングを
巻取る一対の巻取軸と、これらの巻取軸へそれぞ
れ固着されたラチエツトホイルと、車両急減速時
にそれぞれこれらのラチエツトホイルへ噛み合つ
て巻取軸のウエビング引出し回転を停止させるパ
ウルと、前記パウルとラチエツトホイルとの噛み
合いを解除する際に回動操作されるレリーズレバ
ーと、前記レリーズレバーの一部が折り曲げられ
て形成され前記パウルと当接してレリーズレバー
の回動操作力をパウルへ伝達する板状の解除アー
ムと、を有し、前記解除アームはその厚さ方向と
略直角な方向へ移動して前記パウルと当接するよ
うに折り曲げられたことを特徴とするウエビング
巻取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147383U JPS59137748U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | ウエビング巻取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3147383U JPS59137748U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | ウエビング巻取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59137748U JPS59137748U (ja) | 1984-09-13 |
JPH0315405Y2 true JPH0315405Y2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=30162318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3147383U Granted JPS59137748U (ja) | 1983-03-04 | 1983-03-04 | ウエビング巻取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59137748U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830699A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | 株式会社東芝 | 漏洩ナトリウム収納装置 |
-
1983
- 1983-03-04 JP JP3147383U patent/JPS59137748U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5830699A (ja) * | 1981-08-19 | 1983-02-23 | 株式会社東芝 | 漏洩ナトリウム収納装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59137748U (ja) | 1984-09-13 |
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