JPH0233072A - 紙幣集積収納返却装置 - Google Patents

紙幣集積収納返却装置

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JPH0233072A
JPH0233072A JP63180003A JP18000388A JPH0233072A JP H0233072 A JPH0233072 A JP H0233072A JP 63180003 A JP63180003 A JP 63180003A JP 18000388 A JP18000388 A JP 18000388A JP H0233072 A JPH0233072 A JP H0233072A
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fixed
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roller
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JP63180003A
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Morio Suzuki
鈴木 盛夫
Hiroshi Yagishita
柳下 博
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Laurel Bank Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、取り込まれた紙幣を集積して収納部あるいは
返却口へ集積状態で搬送する紙幣集積収納返却装置に関
する。
[゛従来の技術」 従来、特開昭58−114292号公報に見られるよう
に、紙幣を1枚ずつ取り込んで計数すると共に、−時保
留部に一時保留し、別途指示入力される指令部に基づい
て一時保留された紙幣を収納部に収納するか、又は返却
口へ返却さ仕るようにした紙幣入金装置が知られている
、。
このものは、計数された入金紙幣を、−時保留部へ高速
で正転(又は逆転)して搬送すると共に、収納時には低
速で逆転(又は正転)して−時保留部の紙幣束を収納部
に搬送し、返却時には低速で正転(又は逆転)して−時
保留部の紙幣束を返却口に搬送オろ紙幣搬送手段と、−
時保留部に重積される紙幣を保持すると共に、所定枚数
計数されろ毎に紙幣搬送手段から離れる方向に後退し、
収納又は返却時に紙幣搬送手段に接近する方向に前進す
ることにより重積された紙幣束を常時紙幣搬送手段に抑
圧させるための紙幣抑圧手段とを設け、紙幣抑圧手段が
重積された紙幣束を紙幣搬送手段に押圧し、紙幣搬送手
段によって収納又は退却される時には紙幣搬送手段を搬
送通路側から揺動自在に離間せしめろようにしたもので
ある。。
「発明が解決し、ようとする課題」 ところが、j可記特開昭58−114292号公報のも
のにおいては、装置」一方で紙幣を集積するため装置が
大型になってしまうという問題h(あった。その解決策
として集積装置を紙幣収納金庫の近傍に設けて小型化を
図ることが考えられるが、上記紙幣集積装置の場合、紙
幣集積の際には紙幣の下端を支持するとともに、集積紙
幣を下方の紙幣収納金庫に収納する際には紙幣を挟持搬
送する搬送ベルト機構を底部に設ける必要があったため
、あまり大きなυ1果は得られなかった。
本発明は、従来装置底部に設(づられていた搬送ベルト
機構を用いなくても、紙幣の集積・収納を可能とするこ
とにより、機構を簡略化するとともに装置自体を小型化
することができる紙幣集積収納返却装置を提供すること
を目的とする。
[−課題を解決するための手段」 本発明は、前記目的を達成させるために次のような構成
と(5ている。即ち、固定プールローラと、該固定プー
ルローラに対向して設けられ該固定プールローラから離
間した紙幣集積位置と該固定プールローラに近接1.た
紙幣収納返却位置との範囲内で前記固定プールローラに
対し近接離間自在に設けられた移動プールローラと、付
勢部材により前記移動プールローラ側へ付勢されて該移
動プールローラに近接離間自在に前記両ブールローラ間
に設けられた紙幣押え板と、前記移動プールローラに連
結された移動機構と、前記移動プールローラの前記紙幣
集積位置において移動プールローラに高速回転駆動源上
りの駆動力を伝達し、前記移動プールローラの紙幣収納
返却位置において前記両プールローラに低速回転駆動源
よりの駆動力を伝達する回転駆動伝達機槽とからなる紙
幣集積収納返却装置と、前記固定プールローラ及び移動
プールローラの下方に位置する開[コを有する枠体と、
前記開口の下方に該開口の一方側に位置して立設された
立板と、該立板に対向して近接離間自在に設けられた押
下板と、前記枠体内の前記開口の近傍位置に、前記押圧
板(こ平行に近接離間自在にかつ上下動可能に設けられ
た紙幣押さえ部材と、該紙幣押さえ部材の下方に、少な
(とも一部が前記押下板及びその反対側へ移動自在にか
つ上下動可能に設けられた紙幣係止板と、前記紙幣押さ
え部材及び紙幣係jに板1こそれぞれ連結され該紙幣押
さえ部材及び紙幣係止板を駆動する駆動機構と、前記開
口を開閉自在に取り付けられ前記紙幣押ざえ部材及び紙
幣係止板に連動するンヤッタとからなり、前記紙幣集積
収納返却装置によって集積される紙幣の下端を前記シャ
ッタによって支持する紙幣収納装置とからなる構成とし
ている。
「作用 」 入金処理(fa別、計数等)された紙幣は回転駆動公達
機構を介して高速回転する移動プールローラと紙幣押さ
え板との間に集積され、入金処理が終了すると移動プー
ルローラは固定プールローラ側へ移動し、該固定プール
ローラとの間で入金紙幣を挾持する。なお、この間紙幣
の下端は紙幣収納装置の開口を閉鎖するシャッタによっ
て支持される。
入金が承認されれば立板、押圧板間に収納されていた紙
幣を、紙幣押さえ部材と紙幣係止板とが紙幣を押圧板側
へ移動させることにより前記開口の下部に受は入れ空間
を形成する。この時、前記開口を閉鎖していたシャッタ
も前記紙幣押さえ部材及び紙幣係止板に連動して移動し
、開口を開放する。その後、前記移動プールローラ及び
固定プールローラが回転駆動伝達機構を介して低速回転
し、入金紙幣を前記紙幣収納装置内の受は入れ空間へ向
けて搬送する。紙幣が受は入れ空間内に送り込まれると
、紙幣押さえ部材と紙幣係止板は立板側に移動する。送
り込まれた紙幣は前回迄の収納紙幣と共に立板と押圧板
との間で挾持される。
又、前記シャッタし前記紙幣押さえ部材及び紙幣係止板
に連動して移動17、前記開口を再び閉鎖する。
入金紙幣の処理が完了すると、次の入金処理に値えて移
動プールa−ラが固定プールローラより離間して待機す
る。この時、紙幣押さえ仮も移動プールローラと共に移
動する。
「実施例」 以下、本発明の一実施例を第1図ないし第22図に基づ
いて説明する。
本発明の紙幣集積収納返却装置lは、紙幣集積収納返却
部2と、その下方に設けられた紙幣収納部110とから
なっている。
まず1、紙幣集積収納返却部2について第1図ないし第
22図に基づいて説明する。
第1図中1aは紙幣集積収納返り装置1の機体でありこ
の機体la内には紙幣集積収納返却部2が設(づられて
いる。なお、本実施例においては、第1図における左側
が機体1aの前面、第1図における右側か機体1aの後
面とされている。紙幣集積収納返却部2の下には紙幣収
納部+10が設けられている。この紙幣収納部110の
枠体111の上部には固定側板3a、3bが固定されて
設けられている。これら固定側板3a、3bは機体la
の前面側からみて左右に離間対向させられて設けられて
いる。
固定側板3a、3bの前部(第1図における左側)には
上下に離間して軸4a、4bが回転自在に取り付けられ
ている。軸4aには、上側の固定プールローラ5aが嵌
合固定され、軸4bには下側の固定プールロー・う5b
が嵌合固定されている。
また、固定側板3a、3bの中央部にはそれぞれ長孔6
a、eb及び長孔7a、7bが形成され、固定側板3a
、3bの下部にはそれぞれ凹部8a。
8bが形成されている。
固定側板3a、3bの外側にはそれぞれ移動側板9a、
9bが設けられている。これら移動側板9a、9bは固
定部材10.連結軸11により連結されている。固定部
材lOは長孔7a、7bに移動可能に挿通され、連結軸
11は凹部8a、8bに遊嵌されている。
また、移動側板9a、9bには上下に離間して軸12a
、12bが回転自在に取り付けられている。袖122L
は長孔6a、6bに摺動回転自在に嵌挿され、軸12b
は凹部8a、8bに遊嵌されている。軸12&には上側
の移動プールローラ13aが嵌合固定され、軸12bに
は下側の移動プールローラ13bが1方向クラツチ14
bを介(7て支持されている。
又固定部材lOにはガイド板15a、15bが固定され
、そのうちのガイド板15bの上端にはプーリー16が
回転自在に支持されている。
前記軸12aの中央部すなわち第5図に示す2つのガイ
ド板+5bの間にはプーリー17が、又軸12aの両ガ
イド板15bの近傍部にはそれぞれプーリー18が固定
されている。また、軸12bの中央部すなわち前記2つ
のガイド板+ 5 bの間にはプーリー19が1方向ク
ラツチ14aを介して支持され、更に軸12bの両ガイ
ド板+5bの近傍部にはプーリー20が1方向クラツチ
14bを介し、しかも前記移動プールローラ13bと一
体に支持されている。
プーリー17.19には上下の+dl12a、12bを
連動させろためのタイミングベルト21が巻回され、プ
ーリー16.18.20には、タイミングベルト22が
巻回されている。
また、軸4aには、上側の固定プールローラ5aの内側
に位置してプーリー23.23が嵌合固定され、軸4b
には下側の固定プールローラ5bの内側に位置してプー
リー24.24が嵌合固定されている。プーリー23.
24にはそれぞれタイミングベルト25が巻回されてい
る。
次に、機体1aの前面(第4図における左側)からみて
右側の移動側板9aのガイド機構について第2図に基づ
いて説明する。
固定側板3aにはブラケット26a、26bを介してガ
イド軸27が固定状態に取り付けられている。ガイド軸
27には移動ブロック28が摺動自在に取り付けられて
おり、この移動ブロック28には前記移動側板9aが固
定されている。移動側板9aは該移動側板9aに固定さ
れたビン29及び固定側板3aに固定されたビン30間
にプーリー31を介して張り渡されたバネ32によって
固定プールローラ5a、5b側(第2図における左側)
へ付勢されている。プーリー31は固定側板3a、3b
に回転自在に設けられた軸33に固定されている。
次に、機体1aの前面(第4図における左側)からみて
左側の移動側板9bのガイド機構について第3図に基づ
いて説明する。
移動側板9bにはガイドローラー34.34が回転自在
に設けられ、これらガイドローラー34゜34は固定側
板3b上に固定されたガイドレール36内に摺動自在に
はめ込まれている。
移動側板9bは、移動側板9bに固定されたビン37及
び前記ガイドレール36に固定されたビン38間にプー
リー39を介して張り渡されたバネ40によって固定プ
ールローラ側5a、5b(第3図における右側)へ付勢
されている。
移動プールローラ13a、13bの固定プールローラ5
a、5b側への移動を規制するのは後述する第6図に示
す規制ローラ41であり、この規制ローラ41は前記移
動側板9bに固定された規制片42bに当接するように
なされている。
次に、第1図及び第4図に示す紙幣押え板43について
説明すると、紙幣押え板43の移動方向は機体前後(第
4図左右)方向のみとされ、この方向以外移動できない
ように規制されている。すなわち、紙幣押え板43はブ
ラケット43a、43λを有し、両固定側板3a、3b
のそれぞれ内側面に当接するように紙幣押え板43にブ
ラケット43aを介してガイドローラ44a、44bが
回転自在に設けられている。また紙幣押え板43には、
ブラケット43aを介して両固定側板3a。
3bの外側面に当接するようにガイドローラ45λ、4
5bが連結されている。また、紙幣押え板43にはブラ
ケット43aを介してガイドローラ46a、46bが取
り付けられ、これらガイドローラ46a、46bは両固
定側板3a、3bに設けられた長孔7a、7b内に摺動
自在にはめ込まれている。紙幣押え板43は、ガイドロ
ーラ44a、44b、45a、45bによって機体幅(
第4図上下)方向への移動を阻止され、ガイドローラ4
6a、46bによって機体1aの上下方向(第4図にお
ける紙面を貫通する方向)への移動を阻止されている。
また、両固定側板3a、3bの後端にはアーム部材47
a、47bが固定され、これらアーム部材47a、47
bの先端にはビン48a、48bがそれぞれ設けられ、
これらビン48a、48bと前記紙幣押え板43に一体
に設けられた第4図に示すビン49a、49bとの間に
はそれぞれバネ50a、50bが張り渡される。従って
、紙幣押え板43はそのバネ50a、50bの弾性力に
よって移動プールローラ13a、13b側へ付勢されて
いる。
前記移動側板9a、9bにはストッパ部材51a  5
1bが設けられており、これらストッパ部材51a、5
1bが前記紙幣押え仮43に設けられたガイドローラ4
5a、45bに当接することにより、移動プールローラ
13a、13bと紙幣押え板43との間には若干の隙間
が形成される。
紙幣押え板43が固定プールローラ5a、5b側へ移動
した時、その紙幣押え板43はロックされるようになさ
れている。すなわち、機体11に水平状態で離間して平
行にピン52a、52aが設けられており、これらピン
52a、52bにスライド部材53が摺動自在に嵌合さ
れている。また、固定側板3a、3bに回転自在に架は
渡された軸54の一端にレバー55が固定して取り付け
られている。また、軸54の両端側部にはロック部材5
62L、56bが固定して取り付けられている。固定側
板3bとロック部材56bとの間にはバネ57がレバー
55を第2図において反時計回り方向に付勢するように
設けられている。
そして、前記移動ブロック28に固定された規制片42
aが移動ブロック28の移動にともなって移動すると、
該規制片42aかスライド部材53に当接してこのスラ
イド部材53を機体1aの前面側(第2図における左側
)に移動させてこのスライド部材53によりレバー55
を第2図において時計回り方向に回転させ、レバー55
の回転によって該レバー55と同軸状に固定して設けら
れているロック部材56a、56bをバネ57の付勢力
に逆らって第2図において時計回り方向に回転させ、移
動プールローラ13a、43bによって押されて来た紙
幣押え板43と一体の第4図に示すピン49a、49b
をそのロック部材56a。
56bのフック部58a、58bによって係止し紙幣押
え板43の移動プールローラ13a、13b側への移動
を規制するようになされている。
次に、移動プールローラ13a、13bを移動させる機
構について第6図に基づいて説明する。
この機構は固定側板3b側にのみ設けられている。
機体ja内にはこの機体1aの壁体と前記固定側板3b
との間に位置させられてブラケ1.ト(図示せず)が設
けられており、このブラケットの上部に軸61を介して
カム62が回転自在に設けられている。軸61はこの軸
61に連結され機体la内に設けられた駆動モータ(図
示せず)により回転させられるようになされている。カ
ム62のカム面は、第6図に示す仮想線62a、62b
間の範囲内において軸6I側に変位するようになされて
いる。
一方、前記軸61が設けられたブラケットの下部には軸
63が固定して設けられている。この軸63にはリンク
64の基端部が回転自在に取り付けられている。このリ
ンク64の先端部には前記規制ローラ41が回転自在に
取り付けられている。
リンク64の中間部分には連結腕65の一端が取り付け
られている。
他方、前記軸61が設けられたブラケットには軸66が
回転自在に設けられており、この軸66にはリンク67
の一端が固定されて取り付けられている。このリンク6
7の他端は前記連結腕65の他端に回転自在に連結され
ている。また、軸6Gにはリンク68の一端が嵌合固定
され、このリンク68の他端にはローラ69が回転自在
に取り付けられている。このローラ69はリンク67に
固定されたピン70及び前記ブラケットに固定されたピ
ン71間にプーリー72を介して張り渡されたバネ73
によってカム62に常に当接するように付勢されている
。プーリー72は前記ブラケットに回転自在に取り付け
られている。74はリンク68のストッパピンである。
次に、移動プールローラ13a、13b及び固定プール
ローラ5a、5bの駆動伝達機構について第6図及び第
7図に基づいて説明する。機体Iaの前面からみて左側
の固定側板3bには支持部材75が固定され、この支持
部材75には案内部材76が固定されている。案内部材
76には円弧状の案内溝77a、77bが形成されてい
る。下側の移動プールローラ13bの軸12bと下側の
固定プールローラ5bの軸4bとの間には案内軸78a
、78bが設けられている。案内軸78a。
78bの一端側にそれぞれ取り付けられた案内ローラ7
9a、79bが前記案内溝77a、77b内に移動自在
にはめ込まれている。
案内軸78a、78bはリンク80a、80bによって
連結され、又案内軸78a、78bの中間部分にはそれ
ぞれリンク81a、81bの一端が取り付けられ、これ
らリンク81a、81bの他端は移動プールローラ13
b及び固定プールローラ5bの支持軸12b、4bに取
り付けられる。
したがって、軸12b、78a、78b、4bのそれぞ
れの軸間距離は常に一定となる。又、これらの軸12b
、78ユ、78b、4bにそれぞれ歯車82a、82b
、82c、82dが設けられ、更に軸4bの端部にはプ
ーリー832Lが設けられている。
一方、機体la内に設けられた駆動モータ(図示せず)
に連結された駆動軸84にプーリー83bが固定して設
けられている。このプーリ83bと前記プーリ83aと
の間には伝動ベルト85が巻回されて張設されている。
従って、移動プールローラ132L、13b及び固定プ
ールローラ5a5bが如何なる距離であろうと、駆動モ
ータの駆動力は伝動ベルト85を介して固定プールロー
ラ5b側へ伝えられると共に、歯車L2a、82b。
82c、82dを介して移動プールローラ13b側へも
伝えられる。なお、カム62.リンク64゜連結腕65
.リンク67.68.ローラ69.プーリ72,83a
、83b電動ベルト85.歯車82a、82b、  8
2c、82c3.  リンク80a。
80b、81a、81b等は機体壁、固定側板3b間に
設けられている。
次に、返却カバー86のロック機構について第8図及び
第9図に基づいて説明する。前記固定側板3a、3bの
上部には、機体1aの前面側に位置して軸87が回転自
在に設けられている。この軸87の一端は固定側板3a
より突出し、この突出端にはバネ掛は片88の一端が固
定されている。
固定側[3aとバネ掛は片88との間には間隔が設けら
れており、固定側板3a、バネ掛け88間には軸87に
嵌合されてバネ89が設けられている。バネ89の一端
はバネ掛け88に設けられたビン90に他端は固定側板
3aに設けられたピン91に取り付けられている。
軸87には板状の返却カバー86の基端部が固定されて
おり、この返却カバー86はバネ89によって第1図に
示す紙幣−時貯留部92を開放する方向(第1O図にお
ける反時計回り方向)へ付勢されている。
また、固定側板3a、3bの前部には、これら固定側板
3a、3bに連結されてブラケット(図示せず)が設け
られている。このブラケットには固定側板3a、3bと
平行に軸93が設けられており、この軸93にはL字形
のロックレバ−94の中間部が回転自在に支持されてい
る。また軸9a外周の固定側板3a側にはロックレバ−
94の一端に設けられた突片94ah<嵌入し得る切欠
部87aか形成されている。
一方、固定側板3λ、3b間のブラケットにはソレノイ
ド95が横臥状態で取り付けられ、このソレノイド95
の可動子95aの端部にはロックレバ−94の他端が取
り付けられている。
ロックレバ−94は、一端が固定側板3a、35間のブ
ラケットに取り付けられ他端がロックレバ−94の軸9
3近傍部に第8図に示すように取り付けられたバネ96
によって、突片94aが前記軸93の切欠部87a内に
入り込む方向(第8図における反時計回り方向)に付勢
されている。
そして、ソレノイド95が作動すると軸93を中心にロ
ックレバ−94が回転してその突片94a l)<前記
軸87の切欠部87aより離間するようになっている。
従って、通常は軸87の回動をロックレバ−94の突片
94aによって規制することで、紙幣−時貯留部92を
返却カバー86によって閉塞させておき、返却指令が出
された時のみソレノイド95を作動させ、ロックレバ−
94の突片94aを軸87の切欠部87aより離間させ
て、返却カバー86をバネ89の力によって開くように
なされている。
集積時において、移動プールローラ及び紙幣押さえ板間
に送り込まれる紙幣はその後端を羽根車によって叩かれ
て固定プールローラ側へ大きく反らされ、後続の紙幣の
先端が移動プールローラ側へ円滑に入り込めるようにし
ている。
移動プールローラは固定プールローラより最も離れた位
置(第1図に示す位置)を集積位置とし、固定プールロ
ーラ側へ移動して行き固定プールローラとの間で紙幣を
挾持する位置を収納返却位置としている。集積位置では
移動プールローラを該移動プールローラ側へ紙幣を順次
送り込む搬送部と同じ高速で駆動させ、収納返却位置で
は低速で駆動させる。
次に、移動プールローラL3a、13b及び固定プール
ローラ5a、5bの駆動伝達機構について第1O図(a
)第1O図(b)に基づいて説明する。
移動プールローラ13a、13bか紙幣集積位置に位置
する場合(第1O図(a)参照)、上側の移動プールロ
ーラL3aの軸+2aに固定された伝動ローラ97a、
97bが両固定側板3a、3b間に回転自在に支持され
た袖98に固定された当接ローラ99a、99bに当接
させられている。
この当接ローラ99a、99bは紙幣搬送部と同様に高
速回転するようになされている。
従って、当接ローラ99a、99bの回転は、伝動ロー
ラ97a、97b、軸12aに取り付けられた前記プー
リ17.タイミングベルト21プーリ19,1方向クラ
ツヂ14a1軸12aに取り付けられたプーリ18.タ
イミングベルト22、プーリ20.1方向クラツチ14
bを介して下側の移動プールローラ13bの軸12bに
伝達されるようになされている。
なお、移動プールローラ13bを支持する軸12bの端
部には前記歯車82aが固定され、この歯車82aは歯
車82b、82c、82d、プーリ83a、伝動ベルト
85.プーリ83bを介して駆動軸84に連結されてい
るが、集積位置での移動プールローラ13a、13bの
高速回転時には、軸12bにクラッチ14a、14bを
介して取り付けられた移動プールローラ13b及びプー
リー19.20は、前記1方向クラツチ14a14bが
回転非伝達状態となっているため、軸12bに対し空回
り状態となる。従って、この場合移動プールローラ13
a、13bは歯車82a側とは同等関係なく回転するこ
とになる。
移動プールローラ+3a、13bが収納返却位置に位置
する場合(第1O図(b)参照)、この場合には伝動ロ
ーラ97a、97bが当接ローラ99a、99bと離間
させられ、軸84が低速回転させられる。軸84の低速
回転が伝動ベルト85及び歯車82a、82b、82c
、82d等を介して軸12bに伝えられる。軸12bが
回転するとこの軸12bに取り付けられた移動プールロ
ーラ13b、プーリー19.20も1方向クラッチ14
a、14bを介して低速で回転し、その回転はタイミン
グベルト21.22を介して軸12a側にも伝えられる
。よって上下の移動プールローラ13a、13bは共に
低速で回転することになる。
紙幣を収納する場合は駆動軸84に連結された駆動モー
ターを正転さ仕、返却する場合は駆動モーターを逆転さ
せればよい。なお1、収納返却位置では伝動ローラ97
a、97bと当接ローラ99a。
99bは離間しているので、搬送部側と移動プールロー
ラ13a、13bとの関係は断たれる。
次に、紙幣収納部を第12図乃至第21図に基づいて説
明する。
第13図中110は紙幣収納部であり、この紙幣収納部
110の枠体111内には紙幣押え部材(移動棒)11
2が設けられている。この移動棒112は、その両端を
移動アーム122a、122bに支持され、この移動ア
ーム122a、122bは後記するように設けられたス
ライド側板120a、120bに回転自在に支持された
軸121a  121bに固定されている。
移動棒112の下方には紙幣係止板(移動爪)117a
、117bが設けられている。この移動爪117a、1
17bは、第12図に示す両端に軸124a、124b
を有する支持棒123に支持され、この支持棒123は
前記軸124a、124bを介してスライド側板120
a、120bに回転自在に支持されている。
前記軸12Laのスライド側板120a、120bを挾
んだ他端にはそれぞれ上揺動部材125a、125bが
固定されており、又前記軸124a  124bのスラ
イド側板120a、120bを挾んだ他端にはそれぞれ
上揺動部材126a126bが固定されている。前記上
揺動部材125a 125b及び上揺動部材126a、
126bの一部は第11図に示すように係合させられて
いる。即ち、上揺動部材125a、125bの凹部12
5a’ 、125b’ に上揺動部材126a。
126bの先端が係合させられている。これにより、上
揺動部材125a、125bが軸121a121bを中
心に回動すると、上揺動部材126a  126bも軸
124a、124bを中心に回動するようになされてい
る。また、上揺動部材125a、125bが回動すると
移動棒112を支持している移動アーム122a、12
2bも軸121a  121bを中心に回動し、上揺動
部材126a  126bが回動すると支持棒123を
介して移動爪117a、117bも軸124a、124
bを中心に回動するようになされている。上揺動部材1
25a、125b及び上揺動部材126a、126bが
上述したように係合させられているため、前記移動棒1
12及び移動爪117a。
117bは同期して回動し、しかも互いに逆方向に回動
するようになされて、いる。
上揺動部材125a、125bの後方側(第11図右側
)にはピン128a、128bが固定され、該ピン12
8a、128bと前記スライド側板120a、120b
の後方側下部に固定されたピン129a、129bとの
間にはノくネ130a130bが張り渡されている。該
バネ130a130bの力によって上揺動部材L25a
、125bは軸12+a、121bを中心に前方側(第
11図右側回り方向)に付勢され、それにともなって上
揺動部材126a、126bも軸124a+24bを中
心に前方(第12図反時計回り方向)に付勢されている
。したがって、移動棒112及び移動爪117a、L1
7bは互いに離間する方向に付勢され、両者とも収納す
べき紙幣より離れた位置で待機することになる。
上揺動部材126a、126bの前方側への回動を規制
するため、上揺動部材126a、126b近傍のスライ
ド側板120a、12Ob上には規制ブロック+31a
、131bが固定されている。上揺動部材126a、、
126bの回動を規制することにより、上揺動部材+2
5a、125bの前方への回動並びに移ffi!]棒1
12及び移動爪1L7a、117bの互いに離間する方
向への回動も規制されるようになっている(第15図の
状態)。
上揺動部材125a、125bを後方側(第12図反時
計回り方向)へ回動させると移動棒It2も移動爪L1
7a、117b側へ回動するよう1こなされている。上
揺動部材125a、125bの後方への回動にともなっ
て上揺動部材126a。
126bも後方側(第12図右方向)へ回動し、それに
より移動爪117a、117bも移動棒l12側へ回動
するようになされている。上揺動部材L25a、L25
’bの後方への回動は、上揺動部材125a、125b
の一端に設けられたピン132a、132bをこれらピ
ン132a、132bに取り付けられたスライド片13
3a、133bが後方側(第12図右方)へ引っ張られ
ることによって行われるようになされている。また、上
揺動部材125a、125bの後方への回動は上揺動部
材126a、126b近傍のスライド側板120a、1
20bに固定された規制ピン134a、L34bによっ
て規制されるようになされている。上揺動部材125a
、125bの回動が規制されることにより、上揺動部材
126a、126bの後方への回動並びに移動棒112
及び移動爪117a、117bの互いに接近する方向へ
の回動も規制されるようになされている(第14図の状
態)。
一方、第13図に示す枠体111の底部には規制板17
6が回動自在且つバネ177によって載置板167側へ
付勢された状態で設けられている。
その規制板176の回動中心側には第12図に示すよう
に前記移動爪117a、117bに固定されるピン17
8a、+78bが通り抜けできるように切欠部179が
形成されている。
スライド側板120a、+20bが後方側へ移動する際
には、移動爪117a、117bは移動棒+12側へ回
動するので、移動爪117a  117bに固定された
ピン178a、178bは前記規制板176と枠体11
1下部に固定された載置板167の間を通過するように
なされている。
従ってこの場合、移動棒112及び移動爪117λ、1
17bは互いに接近した状態を保ちながら後方へ移動す
るようになされている(第14図の状態)。なお、規制
板176、載置板167間をビン1?8a  178b
が通過する時、前記規制板176は第14図に示す軸1
80を中心に回動して逃げるようになっている。
スライド側板L20a、120bが後方から前方へ復帰
する際には、前記規制板176の手前迄移動棒112及
び移動爪1t7a、117bが互いに接近した状態を保
ちながら移動し、その後ビン178a  178bが規
制板176位置に達っしたならばビン178a、178
bが規制板176の傾斜面176aに乗り上げて行き、
前記移動棒112及び移動爪117a、117bが離間
していくようになされている(第15図の状態)。
従って、移動棒112及び移動爪117a、t17bは
前記開口部110aより送り込まれた集積紙幣の直前迄
この収納紙幣を押圧板(可動挟持板)118との間で挟
持していくことになるので紙幣の集積状態を崩すことは
ない。
両スライド側板120a、120bはそれらの後端下部
を連結部材127によって一体に連結されている。また
それぞれのスライド側板120a。
120bの下端にはガイドローラ136a、136bが
設けられ、そのガイドローラ136a、136bは左右
の仕切板135a、135bの下端の長孔137a、1
37bに摺動自在にはめ込まれる。これによりスライド
側板120a、120bは装置前後方向(第1t図、第
12図左右方向)にのみ移動するようになされている。
また、スライド側板120a、120bの下端前方には
ビン+38a、138bが設けられ、これらビン138
a、138bと枠体Ill底部に固定されたバネ掛は部
材140a、140bとの間にはバネ141λ、141
bが張り渡される。
該バネ1’41a、141bによって左右スライド側板
120a、120bは装置前方へ向けて付勢されている
左右の仕切板+35a、135b下部には長孔147a
、147bが形成され、これら長孔147a、147b
を介して前記上揺動部材125a。
125bのビン132a、132bと係合するスライド
片133a、133bはベルト【42a142bに取り
付は部材143a、143bによって固定され、そのベ
ルト142a、142bはプーリー144a、144a
間;プーリー144b。
144bFtJ1に巻回されている。後端側のプーリー
144aの近傍には、第19図に示すように歯車145
がその後端側のプーリー144a、144bと同軸上に
固定され、該歯車145と機体側の第20図に示す歯車
146とが噛み合った時、すなわち紙幣収納部1107
><機体1aに装填された時ベル)142a、142b
が駆動可能となる。
歯車145が回動することによりスライド片133a、
133bがスライドし、それにともなってスライド側板
120a、120b全体が移動するようになされている
。なお、歯車【46の軸146aには駆動モータ(図示
せず)が連結されている。
左右スライド側板120a、120bの上端にはそれぞ
れ突起部148a、148bが設けられ、該突起部14
8a、148bはスライドシャッタ119の左右に設け
られた孔149a、149bに係合するようになされて
いる。これにより、スライドシャッタ119は左右のス
ライド側板120a、120bに連動し・てスライドす
るようになされている。
スライドシャッタ119は左右のガイド軸150a、L
50bよって前後方向(第11図左右方向)にのみスラ
イドするようになっており、また、バネ151a、15
1bの力によって前方(第1I図左方向)に付勢されて
いる。
可動挟持板118には、その側面にガイドローラ152
a、!52bが設けられ、そのガイドローラ152a、
152bは仕切側板L35a、135bに設けられた長
孔153a、L53bに摺動自在にはめ込まれている。
前方側のガイドローラ152a、152bの支持軸15
4a、154bは側方に突出しており、これら軸154
a、154bと仕切側板135a、135bに固定され
たビン155a  155bとの間にはプーリー156
a、f56bを介してバネ157a、157bが張り渡
されている。可動挟持板118はバネ157a、157
bによって立板(固定挟持板)116側へ付勢されてい
る。
固定挟持板116は第13図に示す枠体111底部に固
定された取り付は板158に固定されており、前記可動
挟持板118との間で紙幣を挾持するようになされてい
る。固定挟持板116の前方、側(第14図左側)には
バネ付ヒンジ159を介して揺動板160が取り付けら
れている。
枠体Ill後端の左右仕切側板135a、135b間に
は第18図ないし第21図に示す係合棒161が固定さ
れている。この係合n161は機体la内への紙幣収納
部110の装填時に、機体la側のロック部材162の
フック部162aと係合することにより、機体1aに紙
幣収納部110全体がロックされるようになされている
。これにより、このロック状態の時(第20図の状態)
には紙幣収納部llOは機体1aより引き出すことがで
きないようになされている。ロック部材162は機体1
aの第21図に示すブラケット1bに設けられた軸+6
3に固定されており、この袖163には別に揺動部材1
64も固定されている。
揺動部材164が下方(第20図反時計回り方向)に回
動すると、軸163を介してロック部材162も回動し
、ロック部材162のフック162a部は枠体111よ
り離間するようになされている。なお、ロック部材16
2及び揺動部材!64はこの揺動部材164.ブラケッ
トlb間に設けられたバネ165によって上方(第20
図時計回り方向)に付勢されている。また、枠体I11
後端部にはロック部材162及び揺動部材164が入り
込めるように第21図に示ずように切欠部166か設け
られている。
枠体111下部に固定された紙幣の載置板167の下方
にはスライド長板168が枠体Ill底部に固定された
第12図に示す段付きのピン169に摺動自在に嵌合さ
れて支持されている。スライド長板168の一端は前記
揺動部材164の近傍まで延びており、他端は枠体11
1前端側迄延ばされている。スライド長板168の他端
には第18図に示す連結棒170の下端が固定され、こ
の連結棒170の上端は枠体111にこの枠体111に
対し出没自在かっ摺動自在に嵌合された突出部材171
の一端側に固定されている。
枠体111下部に設けられたブラケット111aにはロ
ック部材172が軸173を介して回転自在に支持され
ると共に、第17図に示すバネ174によって第18図
反時計回り方向に付勢されている。
ロック部材172には前記突出部材17]の一端に当接
する押圧部172aと、前記スライド側板120a、1
20bの連結部材127に固定された係合片175の孔
175a(第12図)に係合するフック部172bとが
一体に形成されている。前記突出部材171の一部が枠
体139より突出している場合は、ロック部材172の
フック部+72bか前記係合片175の孔175aより
離間しているので、連結部1127を介してスライド側
板120a、120bは移動自在とされている。また前
記突出部材171が枠体139内へ押し込まれた場合は
、抑圧部172aを介してロック部材172が第14図
左側回り方向に回動されて、フック部172bが前記係
合片175の孔17’5aと係合するので、連結部+4
127゛を介してスライド側板+20a、120bはロ
ックされるようになされている。
紙幣収納部+10を機体1aに装填した時スライド長板
168の一端は揺動部材164によって後端側への移動
が阻止される。すなわち、揺動部+4164はある程度
強い力で押圧しなけイ1ば、揺動しないようにバネ16
5により付勢されている。
従って、紙幣収納?Al1oを機体!aに装填した時は
前記突出部材17+の一部が枠体139より突出するこ
とになるので、スライド(llll板[20a120b
は移動自在で、紙幣収納部110は機体1aに固定され
るようになされている。また前記突出部材171を枠体
Ill内へ押し込むことにより、スライド側板120a
、120bは移動が規制され、紙幣収納部1i0は機体
1aより抜き取り自在とされている。
次に、この実施例の紙幣集積収納返却装置の作動につい
て説明する。
紙幣収納部110へ紙幣を収納すべく紙幣を集積する場
合、移動プールローラI3a、13bが固定プールロー
ラ5a、5bより最ら離れた位置(第1図に示す位置)
を紙幣集積位置(以下、単に集積位置という)とし、移
動プールローラ13a+3bが固定プールローラ5a、
5b側へ移動(5て行き固定プールローラ5a、5bと
の間で紙幣を挾持する位置を紙幣収納返却位[ρ(以下
単に収納返却位置という)としている。
集積位置では移動プールローラ13a、13bを搬送部
と同じ高速で駆動させ、収納返却位置では低速て駆動さ
せろ。
本実施例の装置を第1図の紙幣収納部110のスライド
ツヤツタ119が閉じられた集積位置(第10図(b)
参照)で作動させると、搬送ローラ102、当接ローラ
99a、99b、羽根車104が高速回転する。このと
きには、第10図に示4−伝動ローラ97PL、97b
が当接ローラ99a99bに当接し輔12aと共に同図
において矢印入方向に高速回転している。
駆動軸84には、プーリ832L、83b、伝動ベルト
85 歯車82d、82c、82b、82aを介して軸
12bが連結されているが、軸12bに取り付けられた
移動プールローラ13b及びプーリー19.20は、集
積位置ではl方向クラツヂが非回転伝達状態にあり、こ
のため空回り状態となる。従って、この集積位置では移
動プールローラ13a、13bが前記歯車列とは同等関
係なく第1図において反時計回り方向に高速回転する。
また、この集積位置では、ソレノイド95が非作動状態
にあり、このため、ロックレバ−94の突片94aが輔
87の切欠部87aに嵌入し紙幣−時貯留部92の上部
を返却カバー86により閉塞した状態でこの返却カバー
86を第1図に示す位置にロックしている。
そこで、入金処理(鑑別、計数等)された紙幣は搬送ガ
イド[103上をこの搬送ガイドFi、103に沿って
搬送ローラ102側へ移送され、羽根車104の羽根(
図示せず)と搬送ローラ102との間を通り、移動プー
ルローラ13a、13bと紙幣押え板43との間に集積
されろ。
この集積時において、移動プールローラ13a13bと
紙幣押さえ板43との間に送り込まれる紙幣は、その後
端を羽根車104の羽根によって叩かれて固定プールロ
ーラ5a、5b側へ大きく反らされ、後続の紙幣の先端
は移動プールローラ13a、+3b側へ円滑に入り込む
移動プールローラ13a、13bと紙幣押さえ板43と
の間に順次紙幣が送り込まれると、この紙幣はバネ50
2Lの力に抗して紙押え仮43を固定プールローラ5a
、5b側へ徐々に移動させて行き、紙幣押え板43と移
動プールローラ13a13bとの間で紙幣を挾持する(
第22図(a)参照)。
この後、カム62を回転させて第6図において軸66を
反時計回り方向に回転させる。これによりリンク64が
同図時計回り方向に回動し、バネ40の力により移動側
板9a、9bと共に移動プールローラ13λ、+3bが
前方へ移動し、収納返却位置となる。
なお、収納返却位置では伝動ローラ97a、97bと当
接ローラ99a、99bは離間しているので、この当接
ローラの高速回転か移動プールローラ13a、13bに
伝達することはない。
1官記紙幣搬送時の入金処理(wi別、計数)の結果、
入金か承認されなければ返却カバー86を開いて本実施
例の装置への入金紙幣をこの収納返却位置においてリノ
エクトする。即ち、返却指令が出された時のみソレノイ
ド95を作動さ仕、ロックレバ−94の突片942Lを
袖87の切欠部87江より離間さUて、返却カバー86
をバネ89の力によって開く。なお、この場合紙幣−時
貯留部92の前方が開口している。
ごの後、駆動モータ84を逆転させる。すると、移動プ
ールローラL3a、13.bが第1図において時計回り
方向に、固定プールローラ5a、5bが反時計回り方向
にそれぞれ回転し、固定プールローラ5a、5bと移動
プールローラ13a、13bとの間から紙幣が上昇し、
それらの上部か機外へ放出される。なお、このときには
、紙幣の下部は固定プールローラ5a、5bと移動プー
ルローラ13a、13bとの間で挾持された状態で操作
者の抜き取りを待つことになる(第22図(b)参照)
入金処理において、入金が承認された場合には、歯車1
46の軸に連結された駆動モータを駆動する。すると、
紙幣収納部110内の歯車145が回転し、プーリー1
44a、14/Ib、スライド側板120a、120b
等を介し移動棒112゜移動爪LI7a、l17bが枠
体111後方へ移動し、移動棒112と移動爪117a
、117bとが前回迄に収納された紙幣を可動挟持板1
18側へ移動させて閉鎖状態のスライドシャッタ119
の下方に受は入れ空間を形成する。この時紙幣収納部の
開口部110aを閉塞していたスライドシャッタ119
が前記移動棒112及び移動爪117a、117bに連
動して開口部110aを開放する(第22図(C)参照
)。
次に、駆動軸84を低速、正回転させる。すると、1方
向クラッヂ+4a、14bが回転伝達状態となり、駆動
軸84の低速回転が伝動ベルト85及び歯車82d、8
2c、82b、82a等を介して軸4b、軸12bに伝
えられる。そして、第22図(d)において軸4bが矢
印C方向に、軸12bが矢印り方向に低速回転し、軸i
2bが回転すると、この軸12bに取り付けられた移動
プールローラ13b、プーリー19.20も1方向クラ
ッチ+4b、!4aを介して低速で回転し、タイミング
ベルト22.21を介して軸12aも回転する。これに
より上下の固定プールローラ5a5b;上下の移動プー
ルローラ13a、13bが共に低速で回転する。これに
より固定プールローラ5fL 5b、tiF動プールロ
ーラ13a  13b間の集積紙幣がその下方の紙幣収
納部110の開口部110aより枠体Ill内の受は入
れ空間に送り込まれる(第22図(d)参照)。
入金紙幣が前記受は入れ空間内に送り込まれると、前記
歯車14Bの回転駆動源が逆転させられ、これにより前
記移動棒112及び移動爪117a117bは固定挾持
板116側に移動する。そして、送り込まれた紙幣は萌
回迄の入金紙幣と共に可動挾持板118と固定挾持板1
16との間で挾持される。この時、スライドシャッタ1
19は前記移動棒112及び移動爪117a  117
bに連動して機体!a而面側へ移動し、開口部110a
を再び閉塞する(第22図(e)参照)。
入金紙幣の収納処理が完了すると、カム62が回転し、
リンク68.67、連結腕65を介してリンク64を第
6図中反時計回り方向に回動させ、次の入金処理に備え
て移動プールローラ13a13bが固定プールローラ5
a、5bより離間して待機する。この時、紙幣押え板4
3も移動プールローラ13a、13bと共に移動する(
第22図(f)参照)。
なお、本実施例によれば、紙幣収納装置の前部即ち、固
定挟持板116の前側に紙幣を後端側へ移動させるため
の機構が設けられていないため、その分紙幣の収納Mを
増加させることができる。
「発明の効果」 本発明によれば、固定プールローラと、該固定プールロ
ーラに対向して設けられ該固定プールローラから離間し
た紙幣集積位置と該固定プールローラに近接した紙幣収
納返却位置との範囲内で前記固定プールローラに対し近
接離間自在に設けられた移動プールローラと、付勢部材
により前記移動ブールローラ側へ付勢されて該移動プー
ルローラに近接離間自在に前記両プールローラ間に設け
られた紙幣押え板と、前記移動プールローラに連結され
た移動機構と、前記移動プールローラの前記紙幣集積位
置において移動プールローラに高速回転駆動源よりの駆
動力を伝達し、前記移動プールローラの紙幣収納返却位
置において前記両プールローラに低速回転駆動源よりの
駆動力を伝達する回転駆動伝達機構とからなる紙幣集積
収納返却装置aと、前記固定プールローラ及び移動プー
ルローラの下方に位置する開口を有する枠体と、前記開
口の下方に該開口の一方側に位置して立設された立板と
、該立板に対向して近接離間自在に設けられた押圧板と
、前記枠体内の前記開口の近傍位置に、前記押圧板に平
行に近接離間自在にかつ上下動可能に設けられた紙幣押
さえ部材と、該紙幣押さえ部材の下方に、少なくとも一
部が前記押圧板及びその反対側へ移動自在にかつ上下動
可能に設けられた紙幣係止板と、前記紙幣押さえ部材及
び紙幣係止板にそれぞれ連結され該紙幣押さえ部材及び
紙幣係止板を駆動する駆動機構と、前記開口を開閉自在
に取り付けられ前記紙幣押さえ部材及び紙幣係止板に連
動するシャッタとからなり、前記紙幣集積収納返却装置
によって集積される紙幣の下端を前記ンヤッタによって
支持する紙幣収納装置とからなる構成としたので、 収納装置の開口の真上に紙幣集積装置を設けることがで
き、装置全体の小型化が図れると共に、紙幣収納装置の
開口を開閉するシャッタに集積紙幣の下端を支持させる
ことができるので機構め簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第22図は本発明の一実施例を示すもので
、第1図は本発明の紙幣集積収納返却装置の一部省略側
断面図、第2図は紙幣集積収納返却部;この一部省略右
側面図、第3図は紙幣集積収納返却装置の一部省略左側
面図、第4図は紙幣集積収納返却装置の一部省略平面図
、第5図は第4図のv−v線矢視図、第6図は移動プー
ルローラの移動機構並びに駆動機構の側面図、第7図は
第6図における■−■線に沿う矢視図、第8図は返却カ
バーの閉位置ロック機構の正面図、第9図は第8図の側
面図、第10図(a)、第10図(b)は移動プールロ
ーラの駆動機構の動作説明図、第11図は紙幣収納部の
一部省略側面図、第12図は紙幣収納部の一部省略平面
図、第13図は紙幣収納部の側断面図、第14図第15
図は移動棒及び移動爪の動作説明図、第16図はスライ
[・側板の正面を示す図、第17図はスライド側板ロッ
ク機構の正面を示す図、第18図は要部の側面図、第1
9図は駆動機構の背面図、第20図は紙幣収納部のロッ
ク機構を示す要部の側面図、第21図は紙幣収納部のロ
ック機構を示す要部の平面図、第22図(a)〜第22
図(f)は紙幣集積収納返却装置の動作説明図である。 2・・・・・紙幣集積収納返却部、3a、3b・・・・
・・固定側板、5a、5b  ・・・固定プールローラ
、9a9b・・・・・・移動側板、13a、13b・・
・・・・移動プールローラ、14a、14b・・・・・
・1方向クラツチ、L 5 a、  l 5 b−ガイ
ド板、21.22.25・・・・タイミングベルト、2
8・・・・・移動ブロック、41・・・・・・規制ロー
ラ、42a、42b・・・・・・規制片、43・・・・
・・紙幣押え板、53・・・・・・スライド部材、56
a、56b・・・・・・ロック部材、62・・・・・・
カム、64.67.68・・・・・・リンク、65・・
・・・・連結腕、82 a、 82 b、 82 c、
 82 d・+−+[を車、84 ・・・・・・駆動軸
、86・・・・・・返却カバー 94・・・・・・ロッ
クレバ−95・・・・・・ソレノイド、97a、97b
・・・・・・伝動ローラ、99a、99b・・・・・・
当接ローラ、102・・・・・・搬送ローラ、104・
・・・・・羽根車、105・・・・・・紙幣ガイド、1
10・・・・・・紙幣収納部、111・・・・・・枠体
、112・・・・・・紙幣押え部材(移動棒)、116
・・・・・・立阪(固定挟持板)7b・・・紙幣係止板
(移動爪) 板(可動挟持板)、119・・・ 120a、120b・・・・・・スライ122b・・・
・・移動アーム、12 ・・上揺動部材、126a、+2 材、167・・・・・・載置板、17176・・・・・
・規制板。 、 117a、  11 .118・・・・押圧 スライドシャッタ、 ド側板、122a。 5a  125b 6b・・・・・・下拙動部 ・・・・・・突出部材、1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定プールローラと、該固定プールローラに対向して設
    けられ該固定プールローラから離間した紙幣集積位置と
    該固定プールローラに近接した紙幣収納返却位置との範
    囲内で前記固定プールローラに対し近接離間自在に設け
    られた移動プールローラと、付勢部材により前記移動プ
    ールローラ側へ付勢されて該移動プールローラに近接離
    間自在に前記両プールローラ間に設けられた紙幣押え板
    と、前記移動プールローラに連結された移動機構と、前
    記移動プールローラの前記紙幣集積位置において移動プ
    ールローラに高速回転駆動源よりの駆動力を伝達し、前
    記移動プールローラの紙幣収納返却位置において前記両
    プールローラに低速回転駆動源よりの駆動力を伝達する
    回転駆動伝達機構とからなる紙幣集積収納返却装置と、
    前記固定プールローラ及び移動プールローラの下方に位
    置する開口を有する枠体と、前記開口の下方に該開口の
    一方側に位置して立設された立板と、該立板に対向して
    近接離間自在に設けられた押圧板と、前記枠体内の前記
    開口の近傍位置に、前記押圧板に平行に近接離間自在に
    かつ上下動可能に設けられた紙幣押さえ部材と、該紙幣
    押さえ部材の下方に、少なくとも一部が前記押圧板及び
    その反対側へ移動自在にかつ上下動可能に設けられた紙
    幣係止板と、前記紙幣押さえ部材及び紙幣係止板にそれ
    ぞれ連結され該紙幣押さえ部材及び紙幣係止板を駆動す
    る駆動機構と、前記開口を開閉自在に取り付けられ前記
    紙幣押さえ部材及び紙幣係止板に連動するシャッタとか
    らなり、前記紙幣集積収納返却装置によって集積される
    紙幣の下端を前記シャッタによって支持する紙幣収納装
    置とからなることを特徴とする紙幣集積収納返却装置。
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