JPH0680118A - 結束紙幣振分収納装置 - Google Patents

結束紙幣振分収納装置

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JPH0680118A
JPH0680118A JP4171341A JP17134192A JPH0680118A JP H0680118 A JPH0680118 A JP H0680118A JP 4171341 A JP4171341 A JP 4171341A JP 17134192 A JP17134192 A JP 17134192A JP H0680118 A JPH0680118 A JP H0680118A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結束紙幣が受け皿に放出される際に、結束紙
幣の落下の衝撃で受け皿のシャッタが開放することを防
止し、かつ装置のコンパクト化を図った結束紙幣振分収
納装置の提供を目的とする。。 【構成】 シャッタ23,24の開閉機構からカムを廃
止し、複数のリンク部材で構成したことで、該開閉機構
のコンパクト化を図ることができる。また、受け皿4の
待機位置にてシャッタ23,24の回転軸に固定された
規制片44が、機体100側に設けられたストッパ46
により回動を規制されることで、結束紙幣が放出機構1
より受け皿4に放出される際の衝撃で、シャッタ23,
34の開放が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、結束紙幣を収納部に確
実に収納させるための結束紙幣振分収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の結束紙幣振分収納装置と
しては、例えば特開平1−144304号公報に示され
るもののように、結束紙幣を上面に載置して、複数の収
納部の内の1つに振り分ける受け皿を設けたものが広く
採用されている。この結束振分収納装置は、結束機構に
より所定枚数結束された結束紙幣を放出機構より放出
し、その放出された結束紙幣を、開閉可能なシャッタを
底面に有する受け皿によって待機位置で受け取らせ、そ
の受け皿を複数の収納部の内、所定の収納部上方まで水
平移動させた後、シャッタを開放し、該シャッタ上の結
束紙幣を収納部内に落とし込むように構成されたもので
ある。また、上記結束紙幣振分収納装置では、受け皿に
設けられたシャッタの開閉機構にカムを用いており、更
にこの開閉機構に設けられたモータがカムを回動させる
ことにより、そのカムの形状に合わせシャッタの開閉動
作が行われるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に構成された結束振分収納装置では、開閉機構にカムが
使用されているので、収納部の大きさに対してシャッタ
の開閉機構の占めるスペースの割合が大きくなるという
問題があり、この問題を解決するために、シャッタの開
閉機構のカムを廃止し、これに代えて、複数のコンパク
トなリンク部材により開閉機構を構成することが考えら
れる。しかしながら、このような開閉機構では、結束紙
幣が放出機構より受け皿に放出される際に、結束紙幣の
落下の衝撃で受け皿のシャッタが開放する場合があり、
これにより、結束紙幣が受け皿のシャッタに挟まれた
り、所定の収納部以外に落ちるという問題があり、有効
な手段の開発が要望されていた。
【0004】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、開閉機構にリンク部材を用いることによって
装置全体のコンパクト化を図るとともに、結束紙幣が受
け皿に放出される際に、結束紙幣の落下の衝撃で受け皿
のシャッタが開放することを防止して、結束紙幣の安定
した移送及び収納を可能とする結束紙幣振分収納装置の
提供を目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、所定枚数結束された結束紙幣を放出機構
より放出し、その放出された結束紙幣を、開閉可能なシ
ャッタを底面に有し、かつ機体に水平方向移動可能に設
けられた受け皿によって待機位置で受け取らせ、更に該
受け皿を複数の収納部の内、所定の収納部上方まで水平
移動させた後、シャッタを開放して、該シャッタ上の結
束紙幣を収納部内に落とし込む結束紙幣振分収納装置に
おいて、前記受け皿に、シャッタを支持する回転軸を中
心として、該シャッタの開閉動作を行わせる複数のリン
ク部材を有する開閉機構と、該開閉機構に設けられて、
前記シャッタを閉じる方向に付勢する付勢手段と、前記
開閉機構に設けられて、前記付勢手段の付勢力よりも大
きな力でシャッタを開放させる方向に駆動する駆動手段
と、前記シャッタの回転軸上に固定された規制片とを具
備し、更に、前記機体に、前記受け皿の待機位置におい
て、前記規制片の回動を規制するストッパを設けるよう
にしている。
【0006】
【作用】本発明の結束紙幣振分収納装置によれば、シャ
ッタの開閉機構からカムを廃止し、該シャッタの開閉機
構を複数のリンク部材で構成したことで、該開閉機構の
コンパクト化を図ることができる。また、受け皿の待機
位置にてシャッタの回転軸に固定された規制片が、機体
側に設けられたストッパにより回動を規制されること
で、結束紙幣が放出機構より受け皿に放出される際の衝
撃で、シャッタが開放することを防止し、それにより結
束紙幣がシャッタに挟まれたり、所定の収納部以外に落
ちるというトラブルの発生を防止できる。
【0007】
【実施例】図1〜図4は本発明の一実施例を示す図であ
り、これらの図において、図1は束紙幣振分収納装置の
受け皿を示している。まず、図1において符号1で示す
ものは、機体100の上部に設けられ、結束機構(図示
略)において金種別に例えば100枚ずつ結束された結
束紙幣を放出する放出機構であって、この放出機構1
は、エレベータ2と規制部材3とにより構成されてい
る。エレベータ2は、結束機構により結束された結束紙
幣が、上面に載置されるように水平状態に保持されるも
のであって、矢印a−bで示される上下方向と、矢印c
−dで示される水平方向との両方に移動可能に構成され
ている(移動機構については図示略)。エレベータ2の
水平方向の移動は、該エレベータ2が降下した位置にお
いてなされるものであり、該エレベータ2の水平方向
(矢印c−d方向)に沿う移動経路の途中には規制部材
3が配置されている。
【0008】この規制部材3は、エレベータ2を水平方
向(矢印c−d方向)に通過させるための間隙部3Aを
有するものであって、この間隙部3Aをエレベータ2が
通過する際に、該エレベータ2上の結束紙幣の矢印d方
向の移動を規制し、これにより、該エレベータ2のみを
矢印d方向に移動させるようにしている。そして、以上
のような放出機構1では、上方位置において、結束機構
から供給された結束紙幣がエレベータ2上に載置された
後、該エレベータ2が降下して設定された位置に停止
し、この後、エレベーター2が横方向(矢印d方向)に
移動を開始する。そして、このエレベータ2の水平移動
の途中において、規制部材3により結束紙幣の横移動が
規制され、これにより、エレベータ2のみが間隙部3A
を通過し、かつエレベータ2の結束紙幣は、下方に待機
される受け皿4にそのまま落下される。なお、上記放出
機構1より放出された結束紙幣の結束部は、紙幣中央よ
りやや端部にて結束されており、受け皿4に落とされる
結束紙幣はその結束部が図2の右側、すなわち移送ベル
ト6(後述する)側に寄るよう載置される。
【0009】受け皿4は、図1に示すようにエレベータ
2の下方位置であり、かつ機体100に設けられたフレ
ーム101と102との間に、水平方向(矢印c−d方
向)に移動自在に設けられたものであって、更に、受け
皿4の下方に位置する機体100内には、該受け皿4に
より運搬された結束紙幣を貯留する複数の収納部5a〜
5dが設けられている。これら収納部5a〜5dは受け
皿4の移動方向に沿って配置されたものであって、各間
には、これら収納部5a〜5dを仕切るための仕切板5
e〜5gが設けられている。また、受け皿4の底面はシ
ャッタ23,24となっており、該受け皿4が収納部5
a〜5dの1つに移動した後、シャッタ23,24が開
放されることにより、該シャッタ23,24上に載置さ
れた紙幣が収納部5a〜5dの1つに振り分けられるよ
うになっている。なお、収納部5a〜5dに収納する紙
幣は、各収納部5a〜5dにおいて異なる金種として
も、同一金種としても良く、その設定は任意である。
【0010】次に、図2〜図4を参照して結束紙幣振分
収納装置の受け皿4の構成について説明する。まず、こ
れらの図において符号6で示すものは無端ベルトからな
る移送ベルト(一部のみ図示)であって、2つのプーリ
ー(図示略)により張り渡され、その一方のプーリーに
モータ(図示略)の駆動力が伝達されるようになってい
る。なお、この移送ベルト6はモータの正逆両方向の駆
動によりいずれの方向(矢印c方向又は矢印d方向)に
も移動可能とされている。また、この移送ベルト6には
固定部材8が固定され、更にこの固定部材8はガイドブ
ロック7に固定されている。ガイドブロック7は、ガイ
ド軸9に貫通されかつ該ガイド軸9に沿って摺動自在と
されるものであり、上部連結板10と側板11とを介在
させて支持部材12に固定されている。一方、このガイ
ドブロック7を支持するガイド軸9と平行な位置関係に
は、ガイド軸17が設けられており、このガイド軸17
を挟んでスライド自在に取り付けられたガイドローラ1
8〜20と、前記支持部材12との間には、図2に示す
ように平面形状が長方形となるように側壁板13,1
4、支持部材15,16が設けられている。
【0011】支持部材16はガイド軸17の近傍位置に
おいてガイドローラ18〜20を支持するものであり、
側壁板13,14は、支持部材16と支持部材12との
両側面にそれぞれ、互いが平行となる位置関係に固定さ
れたものである。また、支持部材15は、側壁板13と
側壁板14とに、支持部材12,16に対して平行とな
る位置関係に固定されたものである。一方、ガイドブロ
ック7とは反対側に位置する固定部材8には検知片21
が固定され、また、機体100側には、該検知片21を
検知する位置センサ22が固定されている。この位置セ
ンサ22は、3つの仕切板5e,5f,5gにより金種
別に分けられた収納庫5の中央、つまり中央の仕切板5
f上に受け皿4が配置された(図1に示す受け皿4の位
置)ことを検知するものであって、この仕切板5f上に
受け皿4が配置された状態で、放出機構1を通じて結束
紙幣が受け皿4上に供給されるようになっている。な
お、以下の説明において、位置センサ22が検知片21
を検知する位置、すなわち、放出機構1を通じて結束紙
幣が受け皿4上に供給される該受け皿4の位置を「待機
位置」と表現する。
【0012】次に、支持部材12とガイドブロック7の
間に設けられて、放出機構1から放出された結束紙幣を
受けるシャッタ23,24の開閉機構について説明す
る。図4において符号25で示すものは、支持部材12
に固定され、かつガイド軸9及び17と直交する方向に
向けて配置された回動軸である。回動軸25はアーム2
6の中央部を回動自在に支持するものであり、このアー
ム26の両端には長孔26a,26bが形成され、更
に、該アーム26の長孔26a,26b内には、伝達部
材27,28のそれぞれの端部に固定された軸29,3
0がはめ合わされている。前記伝達部材27,28は、
側壁板13,14にそれぞれ固定された支持部材39,
40及び41,42に、回動自在に支持されたガイド軸
31,32の一端に固定されたものであり、これら各ガ
イド軸31,32には、図4で示すように断面形状がL
字形のシャッタ23,24の端部がそれぞれ固定されて
いる。
【0013】一方、アーム26において、該アーム26
を支持する回動軸25と長孔26aとの間には、リンク
33の一端が、軸34を介して回動自在に取り付けら
れ、また、リンク33の他端は、側板11に取り付けら
れたソレノイド35の出力軸に連結されている。また、
アーム26において、該アーム26を支持する回動軸2
5と長孔26bとの間にはピン36が固定され、ピン3
6と側板11に固定されたピン37との間には、該アー
ム26を図4中時計方向に回転させるように付勢する引
張ばね38が架け渡されている。
【0014】そして、この引張ばね38の付勢力によ
り、アーム26、長孔26a,26b、軸29,30、
伝達部材27,28を介して、ガイド軸31が図4中反
時計方向に、ガイド軸32が時計方向にそれぞれ回転さ
れ、これによりこれらガイド軸31,32にそれぞれ固
定されたシャッタ23,24が閉鎖されるようになって
いる。なお、ソレノイド35がONされて、該ソレノイ
ド35のリンク33が図4中下方に移動すると、引張ば
ね38よりも強い力でアーム26が回動軸25を中心と
して反時計方向に回動され、これにより、長孔26a,
26b、軸29,30、伝達部材27,28を介して、
ガイド軸31が図4中時計方向に、ガイド軸32が反時
計方向にそれぞれ回転され、これにより各ガイド軸3
1,32に固定されたシャッタ23,24が開放される
ようになっている。
【0015】上記ガイド軸32には支持部材43が固定
されており、更に、支持部材43には規制片44が形成
されている。一方、受け皿4の下方位置であり、かつ機
体100内のフレーム101には、規制片44と係合さ
れるストッパ46が固定されている。ストッパ46は、
図1に示されるように受け皿4が、中央の仕切板5fの
上方である「待機位置」に配置されているときに、規制
片44に係合される位置関係に設けられるものであっ
て、受け皿4が「待機位置」に配置されて、該ストッパ
46と規制片44とが係合しているときには、ガイド軸
32の反時計方向(図4中)の回動が阻止されて、シャ
ッタ24の開放が規制され、更に、伝達部材28、長孔
26b、ピン30、アーム26、ピン29、長孔26
a、伝達部材27を順次介して、ガイド軸31の時計方
向(図4中)の回転を規制し、かつシャッタ23の開放
を規制する。すなわち、このストッパ46は、受け皿4
が「待機位置」に配置されて、該ストッパ46と規制片
44とが係合しているときに、受け皿4の底面を構成す
るシャッタ24及び23を閉鎖状態に保持する。
【0016】次に、図1〜図3を参照して、受け皿4に
設けられた紙幣押さえ機構47について説明する。図1
において、受け皿4は「待機位置」にてエレベーター2
から落とされた結束紙幣を受け取り、結束紙幣の載置を
確認後、水平方向(矢印c−d方向)への移動が開始さ
れるのであるが、このとき、結束紙幣が膨れている場合
に、該結束紙幣が受け皿4から上方にはみ出すことを防
止するため、該受け皿4に押さえ棒48が設けられてい
る。
【0017】押さえ棒48の一端は、図2及び図3に示
されるように、ロータリーソレノイド49の駆動軸50
上に固定された回動部材51により支持され、そのロー
タリーソレノイド49は側壁板14に固定される支持部
材52に支持される。また、この支持部材52は、支持
部材12に固定される支持部材53、及び該支持部材5
3に一端が固定された支持部材54によっても支持され
ている。一方、支持部材52には回動センサ55、待機
センサ56が設けられ、これら回動センサ55及び待機
センサ56により、ロータリーソレノイド49の回動軸
50上の回動部材51に固定された検知片57,58が
それぞれ検出される。なお、待機センサ56が検知片5
8を検知する位置は、図2に実線で示すように押さえ棒
48がシャッタ23,24の紙幣載置位置から離れる位
置であり、回動センサ55が検知片57を検知する位置
は、図2に1点鎖線で示すように押さえ棒48が受け皿
4上に配置された結束紙幣を上側から押さえる位置であ
る。
【0018】そして、以上のような紙幣押さえ機構47
では、回動センサ55及び待機センサ56が、検知片5
7,58を検出する範囲内において、ロータリーソレノ
イド49による押さえ棒48の回動を許容するととも
に、回動センサ55及び待機センサ56が検知片57,
58をそれぞれ検出した場合に、ロータリーソレノイド
49による押さえ棒48の回転を停止させるようにして
いる。
【0019】次に上記のような機構を備えた紙幣の振分
収納装置の振分収納の動作について説明する。 (1) 図1に示すように上方の結束機構(図示略)よ
り金種別に結束された結束紙幣が、エレベータ2が上昇
しているときに該エレベータ2上に載置される。次に、
結束紙幣が載置されたエレベータ2が矢印b方向に降下
して、予め設定された降下位置に停止し、更に該レベー
ター2が矢印dで示す横方向に移動を開始する。その
際、規制部材3により結束紙幣の水平移動が規制され、
結束紙幣が下方に落とされる。このとき、受け皿4は仕
切板5fの上方の「待機位置」に配置されており、この
「待機位置」において、エレベーター2から落とされた
結束紙幣を受け取る。
【0020】エレベータ2とシャッタ23,24には多
少の落差があり、エレベーター2から結束紙幣が落とさ
れる際、シャッタ23,24に結束紙幣の落下による衝
撃が加わり、シャッタ23,24が開放し、これにより
結束紙幣がシャッタに挟まれたり、指定金種以外の収納
部に結束紙幣が落ちるという恐れがあったが、本発明に
おいては、受け皿4が「待機位置」にあるときには、フ
レーム101に固定されたストッパ46が、規制片44
の回動を規制し、その結果、ガイド軸32及びガイド軸
31の回動が規制されて、シャッタ23,24が開放さ
れないようになっている。
【0021】(2) 結束紙幣が受け皿4上に落とされ
たならば、図示略の紙幣束検知センサが結束紙幣を検知
し、この紙幣束検知センサの検出信号に基づき、図2に
示すロータリーソレノイド49がONされ、ロータリー
ソレノイド49の駆動軸50上に固定された回動部材5
1及びこれに固定された押さえ棒48が反時計回りに回
動される。なお、結束紙幣が受け皿4に落とされる前の
状態では、待機センサ56により検出片58が検出され
ている位置、すなわち、図2に実線で示す待機位置に押
さえ棒48が配置される。そして、押さえ棒48が図2
中反時計回りに回動されて、回動部材51に設けられた
検知片57が、回動センサ55により検知されるとロー
タリーソレノイド49がOFFとなり、押さえ棒48の
回動が停止される。ここで、この押さえ棒48が回動セ
ンサ55の検知によって停止されると、該押さえ棒48
の先端側はシャッタ23,24上に位置することとな
り、これにより該押さえ棒48が、シャッタ23,24
に載置された結束紙幣を押さえ、その結果、シャッタ2
3,24上の結束紙幣が膨れていたとしても、該結束紙
幣がシャッタ23,24とフレーム102との間で挟ま
れることがない。
【0022】なお、放出機構1より落とされた結束紙幣
は、移送ベルト6側に結束部が寄るようシャッタ23,
24に載置されており、これにより、図2に実線で示す
ように待機位置にある押さえ棒48が、反時計回りに回
動すると、移送ベルト6側から押さえ棒48の先端が進
入することになる。つまり、結束部により高さが低く押
さえられた結束紙幣の結束部上方より、押さえ棒48の
先端がシャッタ23,24内に進入することになり、こ
れにより、膨らんだ結束紙幣の場合においても結束紙幣
の厚さがもっとも薄い結束部上方より押さえ棒の先端が
進入し、ベルト駆動側から反対方向の膨らんだ紙幣部へ
回動し押さえてゆくため紙幣を破損する恐れはない。
【0023】(3) モータにより移送ベルト6が駆動
され、これにより指定金種の収納部5a〜5dの上方ま
で、結束紙幣を載置した受け皿4が移動される。なお、
受け皿4が適切に移送されるために各収納部5a,5
b,5c,5dの上方には位置センサ(図示略)が設け
られており、検知片21がそれら位置センサのいずれか
に検知されることにより、移送ベルト6を駆動するモー
タが停止される。
【0024】(4) 受け皿4が所定の収納部5a〜5
dの上方まで移動すると、位置センサの検出信号に基づ
きソレノイド35がONされ、これによってアーム26
が下方に引かれ、リンク33、軸34、アーム26を介
して伝達部材27は時計回り(図4中)に、また伝達部
材28は反時計回り(図4中)に回動することになる。
そして、このように伝達部材27及び28が回動するこ
とによって、伝達部材27,28を支持するガイド軸3
1,32もそれぞれ伝達部材27,28と同方向に回動
して、シャッタ23,24の開放動作が行なわれる。な
お、このようにソレノイド35がONされた場合に、ガ
イド軸32に固定されている支持部材43及び規制片4
4も同様に回動されるが、このとき受け皿4は収納部5
a〜5dのいずれかの上方にあり、仕切板5f上方の
「待機位置」には配置されてはいないので、規制片44
の回動がストッパ46により規制されることはなく、該
シャッタ23,24の開放は支障なく行うことができ
る。
【0025】(5) シャッタ23,24の開放により
結束紙幣が収納部5a〜5d内に落とされ、前述した紙
幣束検知センサによって落下の確認(受け皿4の結束紙
幣の有無)がなされると、この紙幣束検知センサの検出
信号に基づいてソレノイド35がOFFとなり、これに
より、図4に示すように、アーム26に固定されるピン
36と側板11に固定されたピン37との間に架け渡さ
れた引張ばね38の付勢力により、シャッタ23,24
が閉じられる。一方、前記紙幣束検知センサの検出信号
に基づき、シャッタ23,24からの結束紙幣の落下が
確認されると、ロータリーソレノイド49が駆動され、
これにより図2に1点鎖線で示す押さえ棒48が時計方
向に回動される。そして、押さえ棒48が図2中時計回
りに回動されて、回動部材51に設けられた検知片57
が、待機センサ56に検知されると、ロータリーソレノ
イド49がOFFとなり、押さえ棒48が実線で示す待
機位置に停止されることになる。
【0026】(6) 上記収納動作の終了後、位置セン
サ22により検知片21が検出される検出信号が出力さ
れるまで、モータにより移送ベルト6が駆動され、これ
により、受け皿4が仕切板5f上の「待機位置」に復帰
され、次回の結束紙幣の収納動作に備える。なお、上記
実施例では、受け皿4の「待機位置」にて、フレーム1
01に固定されたストッパ46により規制片44の回動
を規制し、これによりシャッタ24の開放を規制するよ
うにしたが、これに限定されず、フレーム101に固定
されたストッパ46によりシャッタ24の開放を直接規
制するようにしても良い。
【0027】また、上記実施例において、アーム26、
伝達部材27,28、リンク33によりリンク部材が構
成される。また、回動軸25、アーム26、長孔26
a,26b、伝達部材27,28、軸29,30、ガイ
ド軸31,32、リンク33、軸34により開閉機構が
構成される。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の結束紙幣振
分収納装置によれば、シャッタの開閉機構からカムを廃
止し、該シャッタの開閉機構を複数のリンク部材で構成
したことで、該開閉機構のコンパクト化を図ることがで
きる。また、受け皿の待機位置にてシャッタの回転軸に
固定された規制片が、機体側に設けられたストッパによ
り回動を規制されることで、結束紙幣が放出機構より受
け皿に放出される際の衝撃で、シャッタが開放すること
を防止し、それにより結束紙幣がシャッタに挟まれた
り、所定の収納部以外に落ちるというトラブルの発生を
確実に解消させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である結束紙幣振分収納装置の
要部正面図である。
【図2】図1における受け皿の要部平面図である。
【図3】同受け皿の要部側面図である。
【図4】同受け皿のシャッタの開閉機構の作動を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 放出機構 4 受け皿 5a〜5d 収納部 23 シャッタ 24 シャッタ 25 回動軸 26 アーム 26a 長孔 26b 長孔 27 伝達部材 28 伝達部材 29 軸 30 軸 31 ガイド軸(回転軸) 32 ガイド軸(回転軸) 33 リンク 34 軸 35 ソレノイド(駆動手段) 38 引張ばね(付勢手段) 44 規制片 46 ストッパ 100 機体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定枚数結束された結束紙幣を放出機構
    より放出し、その放出された結束紙幣を、開閉可能なシ
    ャッタを底面に有し、かつ機体に水平方向移動可能に設
    けられた受け皿によって待機位置で受け取らせ、更に該
    受け皿を複数の収納部の内、所定の収納部上方まで水平
    移動させた後、シャッタを開放して、該シャッタ上の結
    束紙幣を収納部内に落とし込む結束紙幣振分収納装置に
    おいて、 前記受け皿には、 シャッタを支持する回転軸を中心として、該シャッタの
    開閉動作を行わせる複数のリンク部材を有する開閉機構
    と、 該開閉機構に設けられて、前記シャッタを閉じる方向に
    付勢する付勢手段と、 前記開閉機構に設けられて、前記付勢手段の付勢力より
    も大きな力でシャッタを開放させる方向に駆動する駆動
    手段と、 前記シャッタの回転軸上に固定された規制片とが備えら
    れ、 更に、前記機体には、前記受け皿の待機位置において、
    前記規制片の回動を規制するストッパが設けられている
    ことを特徴とする結束紙幣振分収納装置。
JP4171341A 1992-06-29 1992-06-29 結束紙幣振分収納装置 Expired - Lifetime JP2702039B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006252072A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Laurel Seiki Kk 小束紙幣処理機
JP2006252077A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Laurel Seiki Kk 小束紙幣処理機
EP3744669A1 (en) * 2019-05-29 2020-12-02 Glory Ltd. Money handling apparatus and money handling method
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CN115743692B (zh) * 2022-11-24 2024-06-04 重庆第二师范学院 一种金融货币捆钞机

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