JPH0233036Y2 - - Google Patents

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JPH0233036Y2
JPH0233036Y2 JP1985149448U JP14944885U JPH0233036Y2 JP H0233036 Y2 JPH0233036 Y2 JP H0233036Y2 JP 1985149448 U JP1985149448 U JP 1985149448U JP 14944885 U JP14944885 U JP 14944885U JP H0233036 Y2 JPH0233036 Y2 JP H0233036Y2
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JP
Japan
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water
water supply
outlet
supply pipe
pipe
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JP1985149448U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、クーリングタワーに設けられる回転
式散水装置に係り、特に給水パイプから受水筒へ
の給水構造の改良に関する。
〔従来の技術〕
第3図に、従来一般のクーリングタワーの回転
式散水装置における給水構造要部を示す。第3図
に示すように、従来構造は放射状に配された散水
パイプ2の回転中心部に受水筒1が設けられ、受
水筒の上側開口の上方に給水パイプ5の出口を配
して給水を行うようになつていた。この場合、受
水筒1の上側開口に網板10を張設し、その上に
水滴消音板6を載置していた。なお、3はシヤフ
ト受、4はシヤフトを示している。
実開昭52−38647号公報には、クーリングタワ
ーの一般的な散水装置が開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図に示される給水構造において、水滴消音
板6は給水パイプ5からの給水の受水筒1内への
落下時に伴う水滴音を抑制することの他に、フイ
ルタとしての役目をも有しており、受水筒1内へ
の給水圧力の緩和、給水の整流等の作用を営むも
のであるが、水流に対する抵抗要素としても働い
てしまうものであつた。その結果、給水パイプ5
から出た水の散水パイプ2への流れが円滑でな
く、過剰供給によるオーバーフローや水滴飛散の
原因となるものであつた。また、このことはゴミ
等による目づまりによつて助長されることとな
る。このことから、整流作用を長く維持できず、
保守点検が面倒でもある。
実開昭54−120744号公報に開示された装置にお
いては、水滴飛散防止のためのカバーが設けられ
ているが、このカバーは、給水の流れの滑らかな
変換や給水音の低減についての配慮が充分ではな
かつた。また実開昭52−38647号公報記載の装置
は、流入規制手段としてフイルター類似のものを
用いており、前記第3図における水滴消音板と同
様の問題を生じていた。
そこで、本考案は円滑な整流作用を長期にわた
つて維持でき、散水効率の向上を図りうる散水装
置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案は、給水
管からの給水を受水筒を介して受け、この受水筒
の径方向に放射状に配されて受水筒と共に回転す
る散水パイプから散水するクーリングタワーの散
水装置において、前記受水筒内に、前記給水管の
出口との間に所定間隔を置き当該出口に面して給
水が衝突する位置に前記出口の径の面積よりも大
なる面積のじやま板を設け、かつ、前記じやま板
の周縁から所定間隔を置いて当該じやま板を囲む
傘状の整流筒を前記給水管の出口に接続したこと
と、該整流筒は、前記受水筒及び散水パイプを含
む回転部と離隔され、かつ、すくなくともその下
端は散水状態において没水する位置に配置されて
いることとを特徴とするものである。
〔作用〕
上記本考案の構成によれば、給水管の出口から
出た給水は一旦、じやま板に衝突したのち整流筒
の内壁面に向かい、次いで当該内壁面に沿つて散
水パイプに向かつて整流される。この場合、じや
ま板は給水管の出口面より広い面積を有している
ので給水パイプの水流の形態をそのまま散水パイ
プ側にまでもち込んで形成することがなく、一
旦、じやま板に水流を衝突させ、次いで整流筒側
に流れの向きを変えるので、従来のようなフイル
タ作用を営む水滴消音板を用いずに円滑かつ確実
に水の流れを整えることができる。また、整流筒
は、その上部が傘状の傾斜面をなしていて水流の
向きの変換が滑らかに行われる。この結果、給水
圧過剰によるオーバーフローを発生することがな
い。また、じやま板は受水筒内において整流筒に
より囲まれているから水滴が外に飛散することが
なく、また結果として整流筒は受水筒内において
水面下に没することになるから給水音を減衰でき
る。加えて、水の流れが円滑化されるから受水筒
内の水位を十分に確保でき、散水効率が向上し、
散水パイプの回転数を向上しうる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に本考案による散水装置の給水構造例を
示す。なお、第3図の従来例と同一部分には同一
の符号を附してその詳細な説明は省略する。
第1図において、受水筒1の上部開口内に給水
パイプ5の出口が入り込んだ形で給水パイプ5が
配設されている。給水パイプ5の出口面に面し、
当該出口面との間に所定間隔を置いてじやま板7
が設けられている。このじやま板7は給水パイプ
5の出口面よりも大なる面積を有し、給水パイプ
5からの水がこのじやま板7に衝突して放射方向
に分散されるように位置されている。このじやま
板7の形状については一般的に円盤状が好しい
が、他の形状であつてもよい。
このじやま板7の周縁から外方に所定間隔を有
してじやま板7を囲む大きさの断面傘状の整流筒
が給水パイプ5の出口に接続されている。また、
該整流筒8は受水筒1及び散水パイプ2を含む回
転部と離隔して配置されている。
一方、受水筒1の上部開口端と給水パイプ5と
の間には蓋を兼ねた飛散防止板11が取付けられ
ている。したがつて、この飛散防止板11は全体
としてドーナツ状を有している。なお、飛散防止
板11の全面には、従来の水滴消音板6(第3
図)と同様な部材を充填しておくことにより飛散
水の抑制に効果的である。というのは、給水に伴
つて受水筒1内の水面が激しく振動するが、この
波を緩和することができるからである。
次に、給水の流れについて説明する。給水は給
水パイプ5の出口から受水筒1内に流入するが、
その流入方向前方にじやま板7が配されているた
め、水は一旦じやま板7に衝突したのち放射方向
に分散され、整流筒8の内壁面に向かう。そし
て、水は整流筒8の内壁面に当つてさらに下方に
向きが変えられ、次いで各散水パイプ2に向か
い、図示しない散水パイプ2の散水孔から散水さ
れる。
以上の状態において、じやま板7は給水パイプ
5の出口面より広い面積を有しているので給水パ
イプ5の水流の形態をそのまま散水パイプ2側に
までもち込んで形成することがなく、一旦、じや
ま板7に水流を衝突させ、次いで整流筒8側に流
れの向きを変えるので、従来のようなフイルタ作
用を営む水滴消音板を用いずに円滑かつ確実に水
の流れを整えることができる。この結果、給水圧
過剰によるオーバーフローを発生することがな
い。また、じやま板7は受水筒1内において整流
筒8により囲まれているから水滴が外に飛散する
ことがなく、また結果として整流筒8は受水筒1
内において水面下に没することになるから給水音
を減衰できる。加えて、水の流れが円滑化される
から受水筒1内の気液2相の混在する領域がすく
なくなつて有効水位を十分確保でき、散水効率が
向上し、散水パイプ2の回転数を向上しうる。
次に、第2図に第2の実施例を示す。この実施
例と第1の実施例(第1図)と異なる点は、じや
ま板7をシヤフト受3にではなく、給水パイプ5
の出口面との間に固定具12にて所定間隔を置い
て取付けるとともに、通水孔13を給水パイプ5
の出口周面に設けたものである。その他の構成は
同様なので説明を省略する。
この実施例によれば、給水パイプ5の出口に手
を加えればよいので製造が容易となる。
〔考案の効果〕
以上述べた如く、本考案によれば、円滑な整流
作用を長期にわたつて維持することができ、かつ
円滑な整流作用を営むが故に給水圧過剰による給
水の受水筒からのオーバーフローの防止、外部へ
の水滴飛散の防止、給水音の減少、受水筒内水位
の十分な確保、散水装置の回転上昇による効率向
上等を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す断面図、
第2図は第2の実施例を示す断面図、第3図は従
来例を示す断面図である。 1……受水筒、2……散水パイプ、3……シヤ
フト受、4……シヤフト、5……給水パイプ、6
……水滴消音板、7……じやま板、8……整流
筒、9……短管、10……網板、11…飛散防止
板、12……給水パイプ5の出口、13……通水
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 給水管からの給水を受水筒を介して受け、この
    受水筒の径方向に放射状に配されて受水筒と共に
    回転する散水パイプから散水するクーリングタワ
    ーの散水装置において、前記受水筒内に、前記給
    水管の出口との間に所定間隔を置き当該出口に面
    して給水が衝突する位置に前記出口の径の面積よ
    りも大なる面積のじやま板を設け、かつ、前記じ
    やま板の周縁から所定間隔を置いてじやま板を囲
    む断面傘状の整流筒を前記給水管の出口に接続し
    たことと、該整流筒は、前記受水筒及び散水パイ
    プを含む回転部と離隔され、かつ、すくなくとも
    その下端は散水状態において没水する位置に配置
    されていることを特徴とするクーリングタワーの
    散水装置。
JP1985149448U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0233036Y2 (ja)

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JP1985149448U JPH0233036Y2 (ja) 1985-09-30 1985-09-30

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JPS6256991U JPS6256991U (ja) 1987-04-08
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238647B2 (ja) * 1973-12-28 1977-09-30

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238647U (ja) * 1975-09-11 1977-03-18
JPS54120744U (ja) * 1978-02-13 1979-08-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5238647B2 (ja) * 1973-12-28 1977-09-30

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JPS6256991U (ja) 1987-04-08

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