JPH0232938Y2 - - Google Patents

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JPH0232938Y2
JPH0232938Y2 JP1985029754U JP2975485U JPH0232938Y2 JP H0232938 Y2 JPH0232938 Y2 JP H0232938Y2 JP 1985029754 U JP1985029754 U JP 1985029754U JP 2975485 U JP2975485 U JP 2975485U JP H0232938 Y2 JPH0232938 Y2 JP H0232938Y2
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JP
Japan
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clutch drum
clutch
spline
case
drum
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JP1985029754U
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JPS61146648U (ja
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/58Details
    • F16D13/60Clutching elements
    • F16D13/64Clutch-plates; Clutch-lamellae

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両用自動変速機の部品として用い
られ摩擦係合装置の摩擦板にスプライン結合して
トルク伝達に寄与する自動変速機のクラツチドラ
ムに関する。
〔従来技術〕
第5図および第6図は従来の自動変速機のクラ
ツチドラムの正面図および側面図であり、クラツ
チドラム10はプレスあるいは転造により内外周
にスプライン溝12,14を形成され、内側およ
び外側の摩擦係合装置の摩擦板がスプライン溝1
2,14にそれぞれスプライン結合される。外周
側のスプライン溝12の種類には、第7図に示さ
れるようにスプライン溝12の両端が開放状態に
なつている通し形と、第8図に示されるように、
外周からスプライン溝12をプレス打込み成形す
る場合に、スプライン溝12の一方の端部の成形
圧力が高くなるため、この端部のスプライン溝1
2の形成を省略し、逃がし16とし、この逃がし
16のためにスプライン溝12の一方の端部が閉
鎖端となつている止め形とがある。クラツチドラ
ム10はクラツチケース内に収容した後、スプラ
イン溝12に外側摩擦係合装置の摩擦板をスプラ
イン結合させて外側摩擦係合装置の組付を行う。
しかしながら、例えば特開昭54−147358号および
実開昭59−110431号公報の自動変速機では、クラ
ツチドラム10への組付が終了した後、クラツチ
ケースを本体へ組付けるときに、通し形のクラツ
チドラムの場合はクラツチドラム10がクラツチ
ケースから落下するおそれがあり、また、止め形
のクラツチドラムの場合は逃がし部16が摩擦板
に軸線方向に当接してクラツチドラム10は落下
を免れるが、クラツチケースの開口側へ大きく相
対移動して組付時に他部品と干渉することがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案の目的は、クラツチドラムへの組付の終
了後、クラツチケースを本体へ組付ける際に、ク
ラツチドラムの落下および他部品との干渉を防止
することができる自動変速機のクラツチドラムを
提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために本考案によれば、内
周及び外周にそれぞれ対応して配設される摩擦係
合装置の各摩擦板にそれぞれスプライン結合する
スプライン溝を内周及び外周にもつとともにクラ
ツチケース内に収容される板金状の自動変速機の
クラツチドラムにおいて、外周側に配設された摩
擦板の端部に軸方向へ当接してクラツチケースの
開口側へのクラツチドラムの相対移動を規制する
ストツパ面が外周における一部のスプライン溝の
みに設けられている。
〔考案の効果〕
こうして本考案によれば、ストツパ面を、外周
における一部のスプライン溝のみに設けることに
よつて、クラツチドラムへの組付の終了後、クラ
ツチケースを本体へ組付ける際に、クラツチケー
スの開口側が下方へ向いてクラツチドラムがその
重力により移動しようとしても、クラツチドラム
の適当な位置にあるストツパ面が摩擦板に当接し
てクラツチドラムの所定位置以上の相対移動は阻
止される。したがつて、クラツチドラムの落下を
防止することができると共に、所定値以上のクラ
ツチドラムの相対移動の禁止により他部品とのク
ラツチドラムの干渉を防止することができる。か
つ、クラツチドラムが板金状であるため、ストツ
パ面を外周における全てのスプライン溝に設けた
場合には、クラツチドラムのクラツチケースの奥
側端部側にスナツプリングを固定する溝を形成す
るスペースが無くなる。即ちストツパ面は、他部
品との干渉を防止するために、クラツチドラムの
クラツチケースの奥側端部側から開口側へ向けて
所定の長さの位置に形成する必要がある。このた
め、ストツパ面を、外周における全てのスプライ
ン溝に設けた場合には、スナツプリングを固定す
る溝を形成するスペースが無くなるのである。
〔実施例〕
第1図ないし第4図を参照して本考案の実施例
を説明する。
第1図において、クラツチケース20は、一端
において開口し、この開口側において本体として
のトランスミツシヨンハウジングの後端に、すな
わちエンジンから遠い方の端に組付けられる。ク
ラツチドラム22は、その閉口側の内周縁におい
てボス部材24を固定され、内外周においてスプ
ライン溝26,28をそれぞれ有している。
クラツチドラムの制動機能を有する、外側摩擦
係合装置としてのアウタクラツチ30は、スプラ
イン溝28に内周側においてスプライン結合する
摩擦板としてのデイスク32、スプライン溝28
の外周側においてクラツチケース20のスプライ
ン溝34にスプライン結合し、軸線方向へデイス
ク32と交互に配置させるプレート36、デイス
ク32およびプレート36の抜け止めとしての機
能を果たしスプライン溝34へスナツプリング3
8によりクラツチケース20の開口側への移動が
阻止されているストツパ40、および図示してい
ないピストンを戻し方向へ付勢するばね42を有
している。
クラツチドラムの動力伝達機能を有する、内側
摩擦係合装置としてのインナクラツチ44は、ス
プライン溝26に外周側においてスプライン結合
するプレート46、図示していないハブに内周側
においてスプライン結合し軸線方向へプレート4
6と交互に配置されるデイスク48、スプライン
溝26に固定されクラツチドラム22の開口側へ
のプレート46およびデイスク48の相対移動を
規制するストツパとしてのスナツプリング50、
スプライン溝26に固定されクラツチドラム22
の開口側と反対側へのプレート46およびデイス
ク48の相対移動を規制するストツパとしてのス
ナツプリング51、プレート46およびデイスク
48を互いに押圧するピストン52、およびピス
トン52を戻し方向へ付勢するばね54を有して
いる。
第2図および第3図は第1図のAの部分を、第
4図はクラツチドラム22の主要部を、それぞれ
詳細に示している。クラツチドラム22の内外周
のスプライン溝26,28はプレスあるいは転造
によりクラツチドラム22の外周を加工すること
により形成され、この結果、クラツチドラム22
は肉厚が薄い板金状とされると共に、クラツチド
ラム22の内外周が同一の輪郭に、すなわち内周
における凹部、凸部が外周における凸部、凹部と
なつている。一般のスプライン溝28には、第7
図の従来の通し形のクラツチドラム10のように
軸線方向両端が開放状態になつているが、一部の
スプライン溝28では、実施例では周方向へ120゜
間隔に計3つのスプライン溝28では、クラツチ
ドラム22の閉口側の端がストツパ面56となつ
て閉鎖状態となつている。この結果、スプライン
溝28の実質的な長さは、第2図に示されるよう
にクラツチドラム22の開口側の端からLとな
る。一部のスプライン溝28にのみに、ストツパ
面56を形成したのは全てのスプライン溝28に
ストツパ面56を形成した場合には、クラツチド
ラム22の内周の第1図中の右側が全内周にわた
つて外周側へ膨出されるため、クラツチドラム2
2の内周の第1図中の右側のスナツプリング51
を固定する溝を形成することができないからであ
る。
またクラツチドラム22の内周のスプライン溝
26の有効範囲が狭くなるため、スプライン溝2
6に外周側においてスプライン結合するプレート
47の第1図中の右側の結合が不完全となるから
である。
ストツパ面56の作用について説明する。
クラツチケース20内の組付が終了した状態で
は、第2図に示されるようにクラツチドラム22
はクラツチケース20の奥へ十分に入り込んだ位
置にあり、クラツチケース20の開口側のクラツ
チドラム22の端はクラツチケース20の開口側
の端にほぼそろえられている。
この組付が終了した後、クラツチケース20を
本体としてのトランスミツシヨンハウジングへ組
付けるとき、クラツチケース20の開口側が下を
向いてクラツチドラム22がその重力のためにク
ラツチケース20に対して相対移動する。しかし
第3図に示されるように、ストツパ面56が1番
奥側のデイスク32の内周端部に軸線方向へ当接
し、ストツパ面56はデイスク32、プレート3
6、およびストツパ40を介してクラツチケース
20に対する相対移動を規制されるので、クラツ
チドラム22の落下、及びクラツチドラム22の
開口側の端が大きく突出して他部品と干渉するこ
とが防止される。第2図の長さLはアウタクラツ
チ30の組付に支障がなく、かつ、クラツチドラ
ム22の突出時に他部品との干渉を防止できる長
さに選定されている。
また、ストツパ面56は近年のプレス工具の進
歩により製品機能である必要部位に必要な形状に
設けたものであり、第8図に示される従来装置の
逃がし16のように角隅部15等がプレス成形工
具の都合により決定されたものではない。
本考案を好ましい実施例について説明したが、
本考案はこれに限定されることなく、この実施例
について本考案の範囲内で種々の修正が可能であ
ることが当業者にとつて明らかだろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の構成図、第2図及び
第3図は第1図のAの部分をクラツチケース内の
組付終了時およびクラツチドラムの相対移動時の
状態でそれぞれ詳細に示す図、第4図はクラツチ
ドラムの主要部の斜視図、第5図および第6図は
従来のクラツチドラムの正面図および側面図、第
7図は通し形の従来のクラツチドラムの部分図、
第8図は止め形の従来のクラツチドラムの部分図
である。 20……クラツチケース、22……クラツチド
ラム、30……アウタクラツチ、32……デイス
ク、56……ストツパ面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周及び外周にそれぞれ対応して配設される摩
    擦係合装置の各摩擦板にそれぞれスプライン結合
    するスプライン溝を内周及び外周にもつとともに
    クラツチケース内に収容される板金状の自動変速
    機のクラツチドラムにおいて、外周側に配設され
    た摩擦板の端部に軸方向へ当接してクラツチケー
    スの開口側へのクラツチドラムの相対移動を規制
    するストツパ面が外周における一部のスプライン
    溝のみに設けられていることを特徴とする自動変
    速機のクラツチドラム。
JP1985029754U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH0232938Y2 (ja)

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JP1985029754U JPH0232938Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JP1985029754U JPH0232938Y2 (ja) 1985-03-04 1985-03-04

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JPS61146648U JPS61146648U (ja) 1986-09-10
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JPS61146648U (ja) 1986-09-10

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