JPH0232608Y2 - - Google Patents

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JPH0232608Y2
JPH0232608Y2 JP244486U JP244486U JPH0232608Y2 JP H0232608 Y2 JPH0232608 Y2 JP H0232608Y2 JP 244486 U JP244486 U JP 244486U JP 244486 U JP244486 U JP 244486U JP H0232608 Y2 JPH0232608 Y2 JP H0232608Y2
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band
frame
fastener
frames
attached
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Description

【考案の詳細な説明】 −産業上の利用分野− この考案は、物品または材料を包装する際に使
用される包装用結束バンドの締止具に関するもの
である。
−従来の技術− 包装用結束バンドの締止具として従来使用され
ているものは、第4図および第5図に示すよう
に、同形の上下2枚の方形枠体からなるもので、
バンド6の一端6aにループ7を形成し、このル
ープ7に両枠体2,3を取付け、バンドの他端6
bを両枠体2,3内に下方から上方に挿通し上部
枠体2のバンド係合辺9に巻回させた後、下部枠
体2のバンド係合辺8の内縁8aに接触させなが
ら引つ張つて係止させるというものであつた。
−考案が解決しようとする問題点− このような締止具は、安価で締結操作も簡単で
あり、繰り返し使用できるので広く用いられてい
る。しかし、従来の締止具を有する結束バンドを
木箱やドラム罐等の硬い被包装物に使用した場
合、解荷作業において結束バンドを取り外す際に
被包装物を収縮させてバンド本体を緩めることが
出来ないので、まず下部枠体2を一方の手で保持
し、係止されているバンドの他端6bを他方の手
で押し戻して少しずつ緩めることにより上部枠体
3のバンド係合辺上にループ状の撓み13を形成
し(第6図参照)、この撓み13を指で引つ張つ
てバンド6を締止具1から取り外して締結を解除
するというものであつた。従つて解荷作業に時間
を要し作業能率を低下させる原因の一つになつて
いた。
また、上述のようにしてバンド6を被包装物か
ら取り外すことができるためには、係止されてい
るバンド6が押し戻されてバンド係合辺9上にル
ープ状の撓み13を形成できるようなバンド相互
の摩擦力であること及びバンド自身が押し戻す力
をほかに逃がさない適度な腰の強さをもつている
ことが要求される。従つて従来の結束バンドの締
止具では、解荷時の締結解除のし易さを考慮して
やらねばならないため相互に大きな摩擦力を有す
るバンドを使用することがでないので、包装の際
に強力な締結力が得られず、バンド自身に適度な
腰の強さも必要とするのでバンドの種類が限定さ
れるという欠点がある。
本考案は上記問題点を解決するためになされた
もので、被包装物が硬いものであると否とに関わ
らず簡単に取り外すことができる締止具を提供し
て包装用の結束バンドの着脱がスムーズに行われ
るようにし、荷作り及び解荷作業の作業性を向上
させることを目的とし、更に従来の締止具より強
力な締結力が得られ、且つバンドの種類の制限を
受けることがない締止具を提供することを目的と
している。
−問題点を解決するための手段− 図面に付した符号を用いて説明すると本考案に
係る包装用の結束バンドの締止具は、バンド6の
一端6aに形成されたループ7に取付られる同形
の上下2枚の枠体2,3からなり、バンドの他端
6bを両枠体2,3内に下方より挿通して上部枠
体3のバンド係合辺9に巻回させ、更に下部枠体
2のバンド係合辺8の内縁8aに接触させながら
引つ張ることによつてバンド6を係止状態に保つ
バンドの締止具において、上部枠体3のバンド係
合辺9から延設して突出枠10を設け、該突出枠
の先端辺12に短い解除ベルト11を装着したこ
とを特徴とするものである。
−作 用− 上部枠体のバンド係合辺9に一体に突出枠10
を設け、更に該突出枠の先端辺12に短い解除ベ
ルト11を装着したので、解除ベルト11を少し
引つ張るだけでバンド6の締結を簡単に解除する
ことができる。それは、締結状態にある締止具1
の解除ベルト11を引つ張ると上部枠体のループ
装着辺5を支点としたテコ作用が働き上部枠体の
バンド係合辺9に大きな回動力が与えられるた
め、バンドの他端6bがバンド6と枠体2,3と
の間およびバンド相互間の摩擦力に抗して滑るか
らである。また、従来の締止具のように係止され
ているバンドの他端6bを押し戻す必要がないの
で、バンド相互間の摩擦力を適度に設定してやる
必要もなく、腰の強いバンドを用いる必要もない
ので使用できるバンド6に制限を受けることがな
い。更に締止具の締結解除作業の便を考慮してや
る必要がないので、より大きな摩擦力を有するバ
ンドを用いてやればより強力で確実な締結力を有
する結束バンドを得ることができる。
−実施例− 第1図ないし第3図は本考案に係る締止具の一
実施例を示したもので、第1図は斜視図、第2図
は断面図、第3図は解除状態を示した説明図であ
る。
図中、総体的に示す1は上下2枚の方形の金属
製の枠体からなる結束バンドの締止具、2はその
下部枠体、3は下部枠体と同形に形成された上部
枠体であり、これら両枠体2,3はそのループ装
着辺4,5でバンド6の一端6aに形成されたル
ープ7に重合した状態で装着されている。8,9
はループ装着辺に対向するバンド係合辺であり、
そのうちの上部枠体の係合辺9に下方から両枠体
内に挿通されたバンドの他端6bが巻回される。
10はバンド係合辺9から少し下方に向けて形成
された突出枠であり、少し下方に向けたのは、荷
作り又は解荷作業中に突出枠10が他のものに引
つ掛からないようにするためである。11は突出
枠10の先端辺12に装着された短い解除ベルト
である。なお、バンドの各端6a,6bは同一バ
ンドの両端の場合もあり、また別々の場合もあ
る。
次に第2図にもとずき本考案に係る締止具の締
結方法を述べる。締結方法は従来の締止具となん
ら変わるものではなく、バンドの一端6aに装着
された両枠体2,3にバンドの他端6bを下方よ
り挿通して上部枠体のバンド係合辺9に巻回さ
せ、更に下部枠体2のバンド係合辺8の内縁8a
に接触させながら引つ張り係止させる。
次に第3図にもとずき締止具の締結解除につい
て説明する。第2図示の締結状態にある締止具の
解除ベルト11を図上上方に引つ張ると、上部枠
体3はそのループ装着辺5を支点として図上左回
動する。するとバンド係合辺8の内縁8aとバン
ド6との間およびバンド相互間の摩擦力で係止さ
れていたバンドの他端6bは上部枠体3のバンド
係合辺9の回動により引つ張られ、これらの摩擦
力に抗して引き上げられて係止が解かれる。
−考案の効果− 以上のように、本考案の締止具によれば、被包
装物が木箱やドラム罐のような硬いものであつて
も締結状態にある締止具のバンドを簡単に取り外
すことができるので、包装用の結束バンドの着脱
がスムーズに行われ、荷作り及び解荷作業の作業
性を向上させることができる。またテコ作用によ
り大きな解除力が与えられるから、大きな摩擦力
を有するバンドを用いることが可能となりより強
力で確実な締結力を有する結束バンドを得ること
ができる。更に押し戻して締結を解除するもので
ないから腰の強いバンドである必要もなく種々の
バンドを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し
たもので、第1図は斜視図、第2図は断面図、第
3図は締結解除状態の説明図、第4図ないし第6
図は従来の締止具を示したもので、第4図は斜視
図、第5図は断面図、第6図は締結解除状態を示
す説明図である。 図中、1:締止具、2:下部枠体、3:上部枠
体、6:バンド、7:ループ、8:バンド係合
辺、9:バンド係合辺、10:突出枠、11:解
除ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンドの一端に形成されたループに取付られる
    同形の上下2枚の枠体からなり、バンドの他端を
    両枠体内に下方より挿通して上部枠体のバンド係
    合辺に巻回させ、更に下部枠体のバンド係合辺の
    内縁に接触させながら引つ張ることによつてバン
    ドを係止状態に保つ結束バンドの締止具におい
    て、上部枠体のバンド係合辺から延設して突出枠
    を設け、該突出枠の先端辺に短い解除ベルトを装
    着したことを特徴とする、包装用結束バンドの締
    止具。
JP244486U 1986-01-10 1986-01-10 Expired JPH0232608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP244486U JPH0232608Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

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JP244486U JPH0232608Y2 (ja) 1986-01-10 1986-01-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62115380U JPS62115380U (ja) 1987-07-22
JPH0232608Y2 true JPH0232608Y2 (ja) 1990-09-04

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JPS62115380U (ja) 1987-07-22

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