JPH0232578Y2 - - Google Patents

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JPH0232578Y2
JPH0232578Y2 JP1983144947U JP14494783U JPH0232578Y2 JP H0232578 Y2 JPH0232578 Y2 JP H0232578Y2 JP 1983144947 U JP1983144947 U JP 1983144947U JP 14494783 U JP14494783 U JP 14494783U JP H0232578 Y2 JPH0232578 Y2 JP H0232578Y2
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container
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JP1983144947U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は特に包装用容器の外周に設けられる把
手に関する。
従来のこの種包装用容器としては、把手を容器
の外周面に外方へ突出させて固着させたものが知
られているが、この場合には容器全体の外形寸法
が把手の突出分だけ嵩張るため、搬送や包装に不
便であつた。この解決策として平板状の把手を容
器外周に取付け、使用時にこの把手を起立させて
使用するようにした他の従来例(例えば実開昭58
−107342号公報)もあるが、この従来例において
は把手の上下及び表裏の外観形状が異なつている
ため、組立て時に把手の上下及び表裏の位置関係
をその都度確認した上で把手の取付け面や取付方
向を整える余分な補正作業を行わなければなら
ず、組立ての作業性が悪くコストアツプを招くと
いつた欠点があつた。
本考案は従来技術の斯かる欠点を解決するもの
で、その目的とするところは、搬送時や包装用時
には把手を容器の外周面に平板状に横臥させてお
き、使用時には把手を起立させて容器の外周面外
方へ突出させ得るようにし、搬送時や包装時にお
ける容器全体の外形寸法を小さくし、搬送や包装
等を容易とするとともに、同把手付容器を低コス
トにて提供可能とすることにある。
上記の目的を達成するために、この考案にあつ
ては、開口部を有する上下一対のホルダーを突出
形成した容器と、前記各ホルダーに挿通状態に保
持される平板状の部材であつて、中央の把持板部
の長手方向両端に第一の薄肉ヒンジを介して上下
一対の起立板部をそれぞれ起倒自在に連設すると
共に、該各起立板部の自由端にも第二の薄肉ヒン
ジを介して上下一対の係止板部をそれぞれ起倒自
在に延設し、さらに該各係止板部の肉厚を前記容
器の上下位ホルダーの内法の厚さより僅かに小さ
くし且つ該各係止板部の長さを前記各上下位ホル
ダーの長さ以上にして形成される、上下対称で表
裏同一の把手部材から成り、把手不使用時には把
手部材のうちの下位起立板部を容器の下位ホルダ
ーに係合せしめ、把手使用時には把手部材の上下
位係止板部を容器の上下位ホルダーの各内周面と
容器外周面に対して接触係合させるようにしてい
る。
以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
すると、第1図乃至第5図において、1は本考案
に係る容器であつて、該容器1はプラスチツク性
の瓶等よりなる容器本体11と、その上下に嵌着
されたプラスチツク製の環状カバーカツプ2,3
とからなり、同容器1はこのように容器本体1に
カバーカツプ2,3を嵌着することによつて樽形
状の外観を呈するようになされており、図中12
は容器本体11の上端に設けられた注ぎ口を示し
ている。
この容器1の外周には上下配置にて1対のホル
ダー4,5が設けられるが、このホルダー4,5
は、上記カバーカツプ2,3の帯状部21,31
に、その通口41,51を上下に指向させて断面
長方形の枠状となるよう該帯状部21,31と一
体に形成されている。
なお、第2図に明示されるように、上下位のホ
ルダー4,5の開口部の寸法関係は相互に異なつ
ており、上位ホルダー4の内法の幅W1に比べて
下位ホルダー5の内法の幅W3のほうが相対的に
小さくなつている。
6はプラスチツクにより形成され、上記両ホル
ダー4,5にわたつて挿通状態に保持される平板
状の把手部材であり、該把手部材6は、中央の把
持板部61と、その長手方向両端に薄肉の樹脂ヒ
ンジ7を介して起倒自在に連設された起立板部6
2,62と、該起立板部62,62の外側端に薄
肉の樹脂ヒンジ7を介して同じく起倒自在に連設
され、かつ同起立板部62より厚肉とした係止板
部63,63とからなつている。
なお、符号9,……は把持板部61と係止板部
63に設けられた長手方向のリブで、把手部材6
の剛性を高めるようになつている。
上記把手部材6はその起立板部62,62を前
記ホルダー4,5の通口41,51に緩挿させる
ことにより容器1の外周に保持されるが、このた
め下側の起立板部62の上端両側面には、下位ホ
ルダー5の上端に当接するストツパー8,8が突
設されており、把手部材6の脱落を防止するよう
になつている。なお、本考案に係る把手は天地逆
にしても使用できるようにするため上側の起立板
部62の下端両側面にもストツパー8,8が突設
されており、把手部材6は上下対称で表裏同一の
形状となつている。
以上の構成において、容器側のホルダー4,5
と把手部材6の寸法関係を比較説明すると、上位
ホルダー4の内法の幅W1はストツパー8,8間
の間隔W2よりもわずかに大きくなつていると共
に、下位ホルダー5の内法の幅W3は上記ストツ
パー間の間隔W2よりも若干小さくなつており、
把手部材6をその上下どちらかでもホルダーの通
口41,51内に挿通すれば、把手部材6を脱落
させることなく容器1に装着させることができ
る。一方ホルダー4,5の長さは係止板部63,
63の長さ以上(略同一か又は大きい)になつて
おり、把手引起し時に該係止板部63,63が不
用意に上下ホルダー4,5から抜けないようにな
つている。
一方、係止板部63,63の厚さT1は通口4
1,51の内法の厚さT2より僅かに小さくなる
ように設定されており、斯かる寸法関係を採るこ
とによつて、把手引起し時に該係止板部63,6
3の両側面が所定の角度でホルダー4,5の各内
周面と容器外周面との両者に対して接触係合する
ので、把手引起こし時或いは容器側の荷重が作用
したとき把手部材6は容器1から外れることはな
く、容器に対する把手の固定と容器の荷重の支持
を確実にするようになつている。
以上のように、容器の上下ホルダー4,5と把
手部材6との寸法関係を設定することにより、該
把手部材6を上下対称で表裏同一の形状に構成し
てもこれを適宜使用することができる。
以上の構成よりなる把手付容器を用いるには、
把手部材6の把持板部61を手前に引起せばよ
く、そうすることによつて同把手部材6は、その
起立板部62,62がホルダー4,5の通口4
1,51からずれて起立すると共に、係止板部6
3,63は上記ホルダー4,5と容器の両者に対
して接触係合をし、これによつて容器1の外周に
把手が外方へ突出形成される。そして当該把手の
不使用時には把持板部61を押倒して係止板部6
3,63とホルダー4,5との係合を外せば、把
手部材6は容器1の外周面に平板状に保持され
る。
第6図には本考案に係る把手部材の他の実施例
が示されており、同一部分には同一の符号を付し
て説明すば、把手部材6の係止板部63,63が
縦断面形状において端末側を厚くしたくさび状と
なつており、こうすることによつて当該係止板部
63,63は上下ホルダー4,5とより確実に摩
擦係合するので、把手引起こし時における把手の
固定及び荷重支持力を飛躍的に向上させられる。
第7図は把手部材のさらに他の実施例に示すも
のであり、同一部分には同一の符号を付して説明
すれば、把手部材6の両起立板部62,62に設
けられるストツパー8,8が、両起立板部62,
62の係止板部側の端部に配置されており、この
ストツパー8,8は上記起立板部62,62の両
側面に係止板部側を巾広としたテーパ状に形成さ
れている。さらに該係止板部63,63がホルダ
ー4,5よりも相当長くなつており、当該把手部
材をホルダー4,5に挿通させた際、下方の起立
板部62のストツパー8が下位ホルダー5の上端
に当接した状態で、下方の係止板部63はその下
端がホルダー5から大きく突出するようになつて
いる。その他の構成及び作用は第1図乃至第5図
に示す実施例と同じである。すなわち、ストツパ
ー8,8の間隔W2は、上側のホルダー4にあつ
てその内法の幅W1より小さくなつていると共に、
下側のホルダー5にあつてその内法の幅W3より
大きくなつており、把手部材6を上下どちらかで
もホルダーの通口41,51内に挿通しても、下
方の起立板部62に設けられたストツパー8が下
位のホルダー5の上端に当接して同把手部材6の
脱落を防止するようになつている。
第8図に示す実施例は第7図に示す実施例の変
更例を示すものであり、上側のホルダー4と起立
板部62との相対位置関係が第7図に示す実施例
と僅かに異なるのみで他は全く同一である。
本考案は以上の構成および作用よりなるもの
で、容器の外周に設けられた上下1対のホルダー
で平板状の把手部材を挿通状態に保持し、使用時
には把手部材を起立させて容器の外周面外方へ突
出させるようにしたので、予め把手を容器外周面
の外方へ突設した容器に比べて使用時に至るまで
の容器全体の外形寸法が小さくできるため、搬送
や包装を効率よく行い得る。また、把手部材は表
裏あるいは上下の区別がないから、組立ても容易
に行え、組立てコストの低廉化が可能であるとい
う種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
把手付容器の把手部材を取外した状態を示す一部
切欠きの正面図、第2図は把手部材をホルダーに
嵌挿した状態を示す一部切欠きの正面図、第3図
は第2図の−線断面図、第4図および第5図
は把手部材を倒した場合および起立させた場合の
取付状態をそれぞれ示す縦断部分側面図、第6図
は把手部材の他の実施例を示す側面図、第7図は
把手部材のさらに他の実施例を示すものであつて
把手部材をホルダーに嵌挿した状態の一部破断の
正面図、第8図は第7図に示す把手部材の変更例
を示す同一部破断の正面図である。 符号の説明、1……容器、11……容器本体、
12……注ぎ口、2,3……カバーカツプ、2
1,31……帯状部、4,5……ホルダー、4
1,51……通口、6……把手部材、61……把
持板部、62……起立板部、63……係止板部、
7……樹脂ヒンジ、8……ストツパー、9……リ
ブ、W1,W2,W3……巾、T1,T2,……厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 開口部を有する上下一対のホルダーを突出形
    成した容器と、前記各ホルダーに挿通状態に保
    持される平板状の部材であつて、中央の把持板
    部の長手方向両端に第一の薄肉ヒンジを介して
    上下一対の起立板部をそれぞれ起倒自在に連設
    すると共に、該各起立板部の自由端にも第二の
    薄肉ヒンジを介して上下一対の係止板部をそれ
    ぞれ起倒自在に延設し、さらに該各係止板部の
    肉厚を前記容器の上下位ホルダーの内法の厚さ
    より僅かに小さくし且つ該各係止板部の長さを
    前記各上下位ホルダーの長さ以上にして形成さ
    れる、上下対称で表裏同一の把手部材から成
    り、把手不使用時には把手部材のうちの下位起
    立板部を容器の下位ホルダーに係合せしめ、把
    手使用時には把手部材の上下位係止板部を容器
    の上下位ホルダーの各内周面と容器外周面に対
    して接触係合させるようにしたことを特徴とす
    る包装用容器。 (2) 把手部材の一対の起立板部は、その両側面に
    容器下方のホルダー上端と係合当接するストツ
    パーを備えていることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の包装用容器。 (3) 把手部材の一対の係止板部はその縦断面形状
    において端末側を厚くしたくさび状となつてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項または第2項記載の包装用容器。 (4) 把手部材の把持板部には長手方向に沿つてリ
    ブが複数条設けられていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れかの項に記載の包装用容器。
JP14494783U 1983-09-21 1983-09-21 包装用容器 Granted JPS6054533U (ja)

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JP14494783U JPS6054533U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 包装用容器

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JP14494783U JPS6054533U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 包装用容器

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JPS6054533U JPS6054533U (ja) 1985-04-17
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JP14494783U Granted JPS6054533U (ja) 1983-09-21 1983-09-21 包装用容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58107342U (ja) * 1982-01-13 1983-07-21 東洋製罐株式会社 把手具付プラスチツク容器

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JPS6054533U (ja) 1985-04-17

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