JPH0232042A - ナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の製造方法 - Google Patents

ナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の製造方法

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JPH0232042A
JPH0232042A JP63179147A JP17914788A JPH0232042A JP H0232042 A JPH0232042 A JP H0232042A JP 63179147 A JP63179147 A JP 63179147A JP 17914788 A JP17914788 A JP 17914788A JP H0232042 A JPH0232042 A JP H0232042A
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JP
Japan
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temperature
naphthalene
dicarboxylic acid
heating
dialkali metal
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JP63179147A
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Koichi Fujishiro
光一 藤城
Yoshimi Kada
好実 加田
Shuichi Mitamura
三田村 修一
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジアルカリ
金属塩の製造方法に関するものである。
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩は
酸析すると容易に相当するカルボン酸、すなわちナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸に変換できるが、このナフ
タレン−2,6−ジカルボン酸は耐熱性ポリエステル原
料の酸部分として近年注目を集めており、工業的に価値
ある化合物である(特公昭54−945号参照)。
従来の技術 従来、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジアルカリ金
属塩の製造方法の一つとして所謂ヘンケル法の適用が提
案されている。すなわちナフタレンモノカルボン酸(即
ちナフトエ酸)のアルカリ金属塩又はナフタレンジカル
ボン酸のジアルカリ金属塩、あるいはこれらの混合物を
、触媒とともに炭酸ガス加圧下、350℃以北通常は4
00〜500℃に加熱する方法である。
ナフトエ酸アルカリ金属塩からはナフタレン−2,6−
ジカルボン酸ジアルカリ金属塩とナフタレンとが不均化
反応により生成し、ナフタレンジカルボン酸ジアルカリ
金属塩からは転位反応により、ナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸ジアルカリ金属塩が選択的に生ずる(a) 
B、 Ra5cke、Angew、 Chew、、 7
0.1(1958); b) B、Raeckeら。
Org、S7n、Gol+ 、 、 Vol、 5,8
13(1973); c)山下ら、有合化、20.50
1(1962); d) E、 McNelis、 J
Org、 Chelm、、 30.1209(19f1
5); e)米国特許第2823231号、 r)特公
昭51−10224号参照〕。
ヘンケル法を用いてナフタレン−2,6−ジカルボン酸
ジアルカリ金属塩を製造する際、従来はオートクレーブ
中に原料および触媒、必要な場合は分散媒を入れて、毎
分5〜lO℃の速度で昇温し、さらに400〜500℃
で一定時間加熱し、降温後、生成物を取り出していた。
しかし、この方法では製造に多くの時間を必要とし、大
量生産に不向きである。
そこで、攪拌槽もしくはパイプ型の連続流通反応形式で
ある反応温度400〜500℃に保たれた加圧容器へ原
料及び触媒を装入する方法、原料及び触媒を装入した加
圧容器に反応温度400〜500℃に達した熱媒を接触
させる方法等により、製造時間の短縮、反応器容積の縮
小等で生産性を向上させる方法が考えられるが、これら
の方法によると、原料および触媒は、毎分数10℃1時
には毎分200℃という速度で昇温し、急激に反応温度
に達することになる。このような急速な昇温条件下では
、従来の毎分5〜10℃の昇温速度の時に比べて、脱カ
ルボキシル化、分解反応等が多くなり、■的物であるナ
フタレン−2,6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の収
率が低下し、また全ナフタレンカルボン酸アルカリ金属
塩の回収率も低下することがわかった。
発明が解決しようとする課題 本発明者等は、このような従来法の問題点を解決すべく
鋭意検討を行ない、目的とするナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸ジアルカリ金属塩を、より経済的になおかつ
収率良く製造する方法を見い出し、本発明を完成させた
課題を解決するための手段 本発明は、ナフタレンジカルボン酸ジアルカリ金属塩を
触媒の存在下、炭酸ガス加圧下、320〜420℃にて
少なくとも5分以上加熱し1次に410〜500℃の温
度範囲であって、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジ
アルカリ金属塩が十分に生成する反応温度(但し、前記
温度より10℃以上高い)に加熱して、ナフタレン−2
,6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩に転位せしめるこ
とを特徴とするナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジア
ルカリ金属塩の製造方法である。
発明の詳細な説明 本発明に用いる原料は、ナフタレンジカルボン酸ジアル
カリ金属塩である。
ナフタレンジカルボン酸ジアルカリ金属塩としては、1
.2−51.3−、1.4−、1.5−11.6−11
.7−1l。
8−12,3−12,7−異性体あるいはこれらの混合
物が使用できる。また、これらに1−および2−ナフト
エ酸アルカリ金属塩、カルボキシル基を3つ以上もつナ
フタレンポリカルボン酸ポリアルカリ金属塩、およびそ
れらの混合物を含有していてもよい、また、ナフタレン
−2,6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩は本発明の目
的化合物であるが、これを少量含有する混合物あるいは
含有純度の高くない粗混合物は本発明の原料として用い
ることができる。アルカリ金属塩としては、通常のヘン
ケル法と同様にカリウム塩が好結果を与える。
触媒としては、一般のヘンケル法における不均化反応あ
るいは転位反応で用いる触媒ならば何でも使用すること
ができる。その代表例としてカドミウム、亜鉛、あるい
は水銀化合物を挙げることができるが、工業的観点から
は亜鉛化合物の使用が好ましい。
亜鉛化合物としては塩化亜鉛、臭化亜鉛、ヨウ化亜鉛の
如きハロゲン化亜鉛、ナフトエ酸亜鉛、ナフタレンジカ
ルボン酸亜鉛の如きカルボン酸亜鉛、酸化亜鉛、炭酸亜
鉛等を例示することができる。
また、助触媒として塩化カリウム、臭化カリウム、ヨウ
化カリウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウムの如き
ハロゲン化アルカリを少量添加することも可能である。
触媒および助触媒の使用量は、通常、原料に対してそれ
ぞれl−11−1l%である。なお、以下の文章では触
媒という時、触媒と助触媒の両者を指すことがある。
前記ナフタレンジカルボン酸ジアルカリ金属塩と触媒と
を乾燥粉砕し、必要に応じてナフタレン等の炭化水素を
分散媒として添加し、炭酸ガス加圧下、毎分20℃を越
える。好ましくは40℃を超える昇温速度で320〜4
20℃、好ましくは350〜410℃へ第一段の加熱を
行なう、この時、320〜420℃の温度範囲に少なく
とも5分以−L保持しなければならない、その方法とし
ては、 方法1:320℃〜420℃間のある温度に一定時間保
持する。
(例)毎分100℃で370℃へ昇温、370℃にて1
0分間保持した後、第2段の加熱温度へ昇温する。
方法2:320℃〜420℃のある温度範囲で昇温速度
を緩めて、 320〜420℃における滞留時間を5分
以上とる。
(例)350℃まで毎分100℃で昇温し、 350℃
〜410℃まで毎分lO℃で昇温、再び第2段の加熱温
度へ毎分20℃を超える昇温速度で加熱する。
竿が例示できる。また方法1.2とも320〜420℃
の温度範囲において数回に分けて行なうこと(たとえば
350℃にて3分保持、続いて410℃にて3分保持な
ど)も、また両法を組み合せた場合も本発明のWAoに
入るものである。
前記第一段の加熱温度320−420℃をはずれた場合
、すなわち、420℃を越えると、脱炭酸もしくは分解
反応等の副反応が生じて目的物であるナフタレン−2,
6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の収率が低下する。
320℃未満では、転位反応が起こらないので1本発明
の効果はない。
この第一段における加熱時間もしくは平均滞留時間は、
5分以上あれば十分である。また、あまり長くしても効
果はほとんどかわらない、むしろ反応器容積が大きくな
るだけで経済的ではない。
10分〜60分の加熱時間もしくは平均滞留時間が適当
である。
第一段の加熱の後、続いて第2段の加熱をナフタレン−
2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩を十分に生成する反
応温度410〜500℃、好ましくは420〜460℃
に加熱(ただし、第一段の温度より10℃以上高い)、
同温度にて適当時間(たとえば1時間〕保持して反応を
完結せしめる。この最終温度は出発原料および触媒によ
り若干異なる。
この第2段めに反応温度へ加熱する時の昇温速度に制限
はない、毎分20℃を超える昇温速度でもって加熱して
も、目的物であるナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジ
カリウム塩を収率良く得ることが可能である。また、急
速な昇温により第一段の加熱温度で所定時間攪拌した後
、毎分5〜10℃という緩やかな昇温により第2段の反
応温度へ加熱することも本発明の範鋳となる。
原料および触媒をこのような2段で加熱を行なう時、原
料と触媒とを各反応温度へ達しせしめる加熱方式に制限
はない。
またこの際、反応条件下で液体状態をとり、また同条件
下で安定性のよい物質を分散媒あるいは溶媒として用い
ることも可能であり、伝熱の促進、加熱方式を多岐に選
択できる等の理由で好ましい。
加熱方式としては、連続攪拌槽もしくはパイプ型反応器
による連続流通形式、あらかじめ加熱、加圧した容器へ
原料および触媒、分散媒を装入し、一定時間加熱する方
法、原料および触媒、分散媒を装入した加圧容器に加熱
した熱媒を接触させる方法等、連続式、回分式にとられ
れずに行なうことができる。この時の原料および触媒が
各温度へ到達する速度は毎分数百℃という大きな場合で
も、本発明の効果は発揮される。
分散媒もしくは溶媒として用いることが可能な物質とし
て、環数が2〜3の非プロトン性多環芳香族化合物が例
示できる。その具体例としては。
ナフタレン、メチルナフタレンやジメチルナフタレンの
如き低級アルキルナフタレン、ジフェこル、メチルジフ
ェニルやジメチルジフェニルの如き低級アルキルジフェ
ニル、ジフェニルエーテルの如きジアリールエーテル、
ターフェニル、アントラセン、フェナンスレン、あるい
はこれらの混合物等を挙げることができる。その使用量
は原料に対して0.5〜lO倍量、通常は1〜5倍量で
ある。
原料、触媒、および前記多環芳香族化合物の王者の反応
器への導入方法は、各々を単独あるいは混合物いずれの
状態で導入してもかまわない、王者の混合物を導入する
場合には、これを前記多環芳香族化合物の融点以上に加
熱してスラリーとし、これを反応器に導入する方法も、
本発明の特徴を活かした好ましい実施態様の一つである
本発明における加熱する段階の数は2回に限るものでは
ない、たとえば320〜420℃での加熱を2段階以上
(たとえば350℃、410℃というように)、420
℃〜500℃での加熱を2段階以上(たとえば420℃
、450℃というように)、あるいは両温度領域にまた
がる場合(たとえば、360℃、430℃、 450℃
という3段階)も本発明のa@鋳にはいる 第一段目の加熱温度320〜420℃へ加熱する前に適
当な方法により200〜300℃へ予備加熱してもさし
つかえない。
炭酸ガスの圧力は反応温度においてlO〜 150kg
/c+s2拳G、好ましくは20〜100kg/c諺2
・Gの範囲である。なお、前記の如き分散媒あるいは溶
媒を用いる場合には、 100℃の圧力に換算して5〜
100kg/c膳211G、好ましくは10〜70kg
/ cm20Gの範囲である。
反応終了後、反応混合物に水を加えて含有するナフタレ
ン−2,6−ジカルボン醜ジアルカリ金属塩を水に溶か
す、前記の如き分散媒あるいは溶媒を反応に用いた場合
には、これをトルエンやキシレンの如き有機溶剤を更に
加えて溶解させ、目的物を含む水層から分液により分離
する。触媒の亜鉛化合物もしくはカドミウム化合物は水
および前記有機溶剤に不溶の酸化物あるいは炭酸塩とし
て、同じく不溶な副生ずる炭化物とともに鑓過等により
容易に分離できる。
このようにして得たナフタレン−2,6−ジカルボン酸
ジアルカリ金属塩は水溶液として反応混合物より分離し
、酸析等の常法によりナフタレン−2,6−ジカルボン
酸に変換する。
実施例 以下、実施例、比較例にて本発明の詳細な説明する。
実施例1〜4 ナフタレン−1,8−ジカルボン酸ジカリウムffiす
なわち1.8−ナフタル酸ジカリウム塩7.0gにナフ
タル酸亜鉛およびヨウ化カリウムを該ジカリウム塩に対
して各々8.7鳳01駕加え、ボールミルで粉砕混合し
た後、内容積100−の攪拌機つきオートクレーブに装
入した。
これに21gのナフタレンを加えて100℃に加熱し、
反応容器内を炭酸ガスで置換後、炭酸ガスを40kg/
am2 ・Gまで導入した。しばらく攪拌を続けながら
圧力の減少分を漸次供給し、40kg/ C112・G
の圧力に保った。
次いで反応器内の混合物を激しく攪拌しながらオートク
レーブを溶融スズ浴に浸し、毎分100℃〜200℃の
速度で第一段の所定温度350〜410℃(表1)へ加
熱し、30分間攪拌した0次いで450℃へ毎分lOO
〜200℃の速度で昇温し、さらに同温度で60分間攪
拌して反応を完結せしめた。到達圧力は70kg/c■
2・Gであった。
反応終了後、反応混合物にトルエン200Wiおよび水
200−を加えてよく攪拌した。水層ならびにトルエン
層いずれにも不溶な固体を鑓別後、水層を分離した。こ
の水層の一部を採取し、高速液体クロマトグラフィーを
用いて、内部標準法で含有するナフタレン−2,6−ジ
カルボン酸ジカリウム塩を定量し、収率を算出した。
結果を表1に示す、いずれの場合もナフタレン−2,6
−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は67〜70%であ
った。
実施例5〜8 実施例1において、350−410℃における加熱時間
を変えて、その他は同様の操作を行なった。
結果を表1に示す、いずれの場合も、ナフタレン−2,
6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は67〜70%で
あった。
比較例1 実施例1において、毎分100〜200℃の速度で10
0℃から450℃へ一気に加熱し、同温度で1時間攪拌
した。他は同様の操作を行なった。この時のナフタレン
−2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は61%で
あった。
実施例9、lO 実施例1において、ナフタル酸亜鉛8.7molLヨウ
化カリウム8.7mol駕のかわりに、塩化亜鉛および
ヨウ化カリウムを該カリウム塩に対して各々8■oft
加えた他は、同様の操作で行なった。
比較例2 実施例9において、毎分100〜200℃の速度へ10
0℃から450℃へ一気に加熱し、同温度で1時間攪拌
した他は同様の操作を行なった。この時のナフタレン−
2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は58%であ
った。
実施例11.12 実施例9において、ナフタレン−1,8−ジカルボン酸
ジカリウム塩のかわりにナフタレン−2,3−ジカルボ
ン酸ジカリウム塩を用いた他は同様の操作で行なった。
比較例3 実施例11において、毎分100〜200℃の速度へ1
00℃から450℃へ一気に加熱し、同温度で1時間攪
拌した他は同様の操作を行なった。この時のナフタレン
−2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は66%で
あった。
実施例13.14 実施例9において、ナフタレン−1,8−ジカルボン酸
ジカリウム塩のかわりにナフタレン−1,5−ジカルボ
ン酸ジカリウム塩を用いた他は同様の操作で行なった。
比較例4 実施例13において、毎分100〜200℃の速度へ1
00℃から450℃へ一気に加熱し、同温度で1時間攪
拌した他は同様の操作を行なった。この時のナフタレン
−2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩法の収率は57%
であった。
実施例15.16 実施例9において、ナフタレン−1,8〜ジカルボン酸
ジカリウム塩のかわりにナフタレン−2,7−ジカルボ
ン酸ジカリウム塩を用いた他は同様の操作で行なった。
比較例5 実施例15において、毎分100〜200℃の速度へ1
00℃から450℃へ一気に加熱し、同温度で1時間攪
拌した他は同様の操作を行なった。この時のナフタレン
−2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収率は61%で
あった。
実施例17〜21 実施例工において、1段めの反応温度を410℃、攪拌
時間を20分とし、2段めの反応温度450℃における
攪拌時間を20〜120分にかえた他は同様の操作を行
なった。
実施例22 ナフタレン−1,8−ジカルボン酸ジカリウム塩7.0
gにナフタル酸亜鉛およびヨウ化カリウムを該カリウム
塩に対して各々8.7■oft加えて、実施例1と同様
にして毎分100〜200℃の昇温速度で第一段の加熱
温度400℃へ加熱し、20分間同温度で攪拌した。続
いて毎分6℃の昇温速度で450℃まで加熱し、さらに
同温度で80分間攪拌して反応を完結せしめた。この時
のナフタレン−2,6−ジカルボン酸ジカリウム塩の収
率は69%でありた。
(以下余白) 発明の効果 本発明によれば、製造時間の短縮もしくは連続反応プロ
セスへの対応が可能となり、かつナフタレン−2,6−
ジカルボン酸ジアルカリ金属塩を収率良く得ることがで
きるので、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸を効率的
かつ経済的に製造できる効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナフタレンジカルボン酸ジアルカリ金属塩を触媒
    の存在下、炭酸ガス加圧下、320〜420℃において
    、5分以上加熱し、次に410〜500℃の温度範囲内
    でナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩
    が十分に生成する反応温度で、かつ前記温度より10℃
    以上高い温度に加熱してナフタレン−2、6−ジカルボ
    ン酸ジアルカリ金属塩に転位せしめることを特徴とする
    ナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の
    製造方法。
JP63179147A 1988-07-20 1988-07-20 ナフタレン−2、6−ジカルボン酸ジアルカリ金属塩の製造方法 Pending JPH0232042A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5523473A (en) * 1992-12-30 1996-06-04 Nippon Shokubai Co., Ltd. Method of producing naphthalenedicarboxylic acids and diaryldicarboxylic acids
WO2001016071A1 (en) * 1999-08-30 2001-03-08 Mossi & Ghisolfi Overseas S.A. A process for carboxylation of naphthoic acid to naphthalene dicarboxylic acid
JP2013225413A (ja) * 2012-04-20 2013-10-31 Toyota Central R&D Labs Inc 電極活物質、非水系二次電池用電極及び非水系二次電池

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