JPH0232028Y2 - - Google Patents

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JPH0232028Y2
JPH0232028Y2 JP2877183U JP2877183U JPH0232028Y2 JP H0232028 Y2 JPH0232028 Y2 JP H0232028Y2 JP 2877183 U JP2877183 U JP 2877183U JP 2877183 U JP2877183 U JP 2877183U JP H0232028 Y2 JPH0232028 Y2 JP H0232028Y2
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cleaning
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cleaning lid
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JP2877183U
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JPS59133034U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンバインに搭載される脱穀機の底板
部分における掃除蓋開閉装置に関するものであ
る。
一般にコンバインに搭載される脱穀機では、そ
の底板上に屑がたまり易く、特に選別風路に設け
た底板上に屑がたまると選別不良をきたす恐れが
あるので底板に掃除口を設け、これに開閉自在の
掃除蓋を装着して掃除が出来るようにしてある。
ところが、従来の掃除蓋はその遊端部をねじ等
を用いて固定するようになつており、蓋が機体の
下部に位置するだけにその開閉が困難であり、屑
の回収も容易に行えない欠陥があつた。
そこで、開閉を容易にするために蓋の着脱をス
プリング等による弾持方式にしたものが考えられ
たが、このものはワンタツチで着脱が出来て操作
が容易な反面、作業中に機体の振動等により開放
されて垂れ下がることがあり、クローラーや地面
に当たつて破損、変形する等の欠陥があり、且
つ、屑も受皿にかき集める前に圃場に落下して回
収が困難であつた。
本考案はこのような従来の欠陥を改良すること
を目的としたものであつて、殊に、傾斜させて設
けた底板17部分に掃除口33を設けたものにお
いて、掃除蓋34の一端を掃除口33の下縁部に
枢支34aさせ、フレーム1の一部を掃除蓋34
開放時の姿勢をほぼ水平に規制するストツパー1
aとなして掃除蓋34の開閉を容易にするもので
あり乍らその垂れ下がりを防止し、クローラー2
や地面に当たつて破損、変形することを防ぐと共
に、たまつた屑の受皿への回収をも容易に出来る
ようになしたものである。
次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
ると、図中1はクローラー2に支持されたコンバ
インのフレームであつて、前方に前処理部3を支
架し、フレーム1上には脱穀機5、エンジン18
等が配設されている。6は脱穀機5の扱室で、扱
胴7が内装されており、扱室6の底部には受網8
が張設されている。9は扱室6の始端部下方に設
けた唐箕であり、10は機体後部に開口した排塵
口であつて、唐箕9により起風された選別風は、
分岐板11により上下に分割されるようになつて
おり、上部には主選別風路12が形成され、下部
には副選別風路13が形成されている。14は主
選別風路12に支架され前後に揺動する揺動選別
体で、その下方には一番受樋15が配設されてい
る。一番受樋15は一番螺旋15a部により後方
は上向きに傾斜させてある。16は二番スロワー
で、一番受樋15の後方に設けた二番受樋に連結
させてあり、二番スロワー16の筒先16aは扱
室6の側方で揺動選別体14の上方に臨ませてあ
る。17は底板で、副選別風路13の底壁を兼ね
させてあり、唐箕9から一番螺旋15aの下方ま
でほぼ水平で、一番螺旋15a部より後方は上向
きに傾斜させてある。そして一番受樋15と底板
17間に形成される副選別風路13は二番受樋の
上方部で主選別風路12と合流するようになつて
いる。
18aはエンジン18の出力軸に設けたエンジ
ンプーリー、18bはカウンタープーリー、19
は脱穀機5の入力プーリー、20は両プーリー1
8b、19間に巻掛けたVベルト、21は機体に
枢支したテンシヨンアーム、22はその先端に軸
支したテンシヨンプーリーであつて、テンシヨン
プーリー22のVベルト20に対する接離により
クラツチの断続が行われるようになつている。2
3はクラツチレバーで運転操作部(図示せず)に
設けられ、レバー基部がワイヤ24、スプリング
25を介して前記テンシヨンアーム21に連結さ
れており、脱穀クラツチレバー23を前方に移動
するとクラツチが入り、後方に移動すると切れる
ようになつている。
26は二番スロワー16側壁16bの開口部1
6cに設けたオーバーフロー蓋で、側壁16bに
開閉自在に枢支27されている。28はオーバー
フロー蓋26と側壁16b間に設けたトグルスプ
リングで、常時はオーバーフロー蓋26を閉止姿
勢に付勢し、オーバーフロー蓋26が開いてトグ
ルスプリング28の作用線が枢支部27を越える
と開放状態に保持するようになつている。29は
オーバーフロー蓋26より外方に突設させたカム
であり、30は側壁16bに設けたブラケツト3
1に装着されたスイツチである。上記スイツチ3
0は前記脱穀クラツチレバー23の下方に設けた
ソレノイド32に連結されていて、オーバーフロ
ー蓋26が開放されるとカム29の作用によりス
イツチ30がONとなりソレノイド32が作動し
て入り状態にある脱穀クラツチレバー23を押上
げて切り状態に切替え、クラツチが切れるように
構成されている。そして作業中に二番スロワー1
6が詰まつてその圧力によりオーバーフロー蓋2
6が開いた場合は直ちに脱穀クラツチが切れて伝
動部や作動部の故障が未然に防止されるようにな
つている。
そして、前記底板17の一番螺旋15aの下方
から傾斜部にわたる部分に掃除口33が開口され
ており、34はその掃除蓋であつて、一端を掃除
口33の下縁部即ち一番螺旋15a下方部に枢支
して開閉自在に装着されており、掃除蓋34の自
由端には一部突出させた接当部34bが形成され
ている。35は掃除蓋34の自由端裏面に、取付
座34cを介して固着した係止部付きの把手杆で
あつて、その左右両側に係止部35aが形成さ
れ、中間部は掃除蓋34に対してやや下方に離間
させ、把手部35bに形成してある。36,37
は底板17に取付けた係止スプリングで、掃除蓋
34の閉止時に上記把手杆35の係止部35aを
両者36,37間にはさんでこれを弾持するもの
である。
また、1aは掃除蓋34の開放時に、掃除蓋の
接当部34bがこれに当接して掃除蓋34がほぼ
水平姿勢に規制されるストツパーであつて、フレ
ーム1の横枠を兼ねさせてある。38はセンサー
で、上記ストツパー1aに取付けてあり、掃除蓋
34が開いて上記水平状態となると、接当部34
bが当接して信号を発し作業者に警報するように
なつている。50はその警報ブザー、39は脱穀
機5の側板に開設した操作口で、前記掃除口33
下方部に設けてある。
次に本考案の作用及び効果について説明する。
前処理部3で刈取つて揚上された穀稈は脱穀機5
に供給され、扱室6で脱穀され、脱穀物は唐箕9
に起風される選別風と揺動選別体14により選別
される。その際、扱室6入口や前処理部3等で発
生した屑の一部が唐箕9に吸引されて選別風路に
移送され、若干のものは底板17上にたまる。機
体が大きく振動した時に係止部35aがスプリン
グ36,37から外れることがあるが、その際
は、掃除蓋34は開放されるが、下方に垂れ下が
つてクローラー2や地面に当たつて破損、変形す
ることなくストツパー1aに当接してほぼ水平姿
勢に規制保持されるから掃除蓋34上にあつた屑
は飛散することなく蓋上に保持される。また、掃
除蓋34が開放され水平姿勢になると、接当部3
4bがセンサー38に当たつてブザー50が警報
を発するから運転者はこれを感知して運転を停止
する。
尚、本考案の実施例では、副選別風路13に屑
等が詰まつた場合にも屑、風等の圧力により掃除
蓋34が開くように係止スプリング36,37の
挾持力が設定してあり、詰りによる選別不良を防
止することができ、詰まつた屑の掃除も容易に出
来るようになつている。
掃除する際は操作口39より掃除口33を介し
て底板17上を掃除し、屑を水平状態の掃除蓋3
4上に集め、適宜の受皿40に受けて回収すれば
よい。掃除がすめば把手部35bを押し上ればよ
く、ワンタツチで係止部35bがスプリング3
6,37に弾持されて掃除蓋34が閉止される。
本考案はこのように、コンバインのフレーム1
に搭載した脱穀機5の底部に傾斜させて設けた底
板17部分に掃除口33を設け、該掃除口33を
掃除蓋34により開閉自在となしたものにおい
て、掃除蓋34の一端を掃除口33の下縁部に枢
着34aさせ、他端を掃除口33の上縁部に着脱
自在に装着する一方、上記フレーム1を掃除蓋3
4の開放時の姿勢をほぼ水平姿勢に規制するスト
ツパー1aとなしたことを特徴とするコンバイン
における脱穀機の掃除蓋開閉装置であつて、掃除
蓋34の開閉を容易に行い得るものであり乍ら、
例え走行中の振動により掃除蓋34が外づれるこ
とがあつてもストツパー1aにより規制されて、
下方に垂れ下がつてクローラー2や地面に当たつ
破損、変形することがなく、又、開放時の姿勢が
ほぼ水平状であるから清掃屑をもたらすことなく
掃除蓋34上にためることが出来、従つて受皿4
0への回収が容易に出来るものであり、且つ、ス
トツパー1aは別個に設けることなくフレーム1
を兼用させてシンプルに構成し得る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案装置の一実施例を示したものであ
つて、第1図は本考案装置を施したコンバインの
側断面図、第2図は要部の斜視図、第3図は要部
の作用説明図、第4図は二番スロワーにおけるオ
ーバーフロー装置の説明図、第5図は電気回路図
である。 1……フレーム、1a……ストツパー、5……
脱穀機、13……副選別風路、17……底板、3
3……掃除口、34……掃除蓋、34a……枢支
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンバインのフレーム1に搭載した脱穀機5の
    底部に傾斜させて設けた底板17部分に掃除口3
    3を設け、該掃除口33を掃除蓋34により開閉
    自在となしたものにおいて、掃除蓋34の一端を
    掃除口33の下縁部に枢着34aさせ、他端を掃
    除口33の上縁部に着脱自在に装着する一方、上
    記フレーム1を掃除蓋34の開放時の姿勢をほぼ
    水平姿勢に規制するストツパー1aとなしたこと
    を特徴とするコンバインにおける脱穀機の掃除蓋
    開閉装置。
JP2877183U 1983-02-28 1983-02-28 コンバインにおける脱穀機の掃除蓋開閉装置 Granted JPS59133034U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2877183U JPS59133034U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 コンバインにおける脱穀機の掃除蓋開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2877183U JPS59133034U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 コンバインにおける脱穀機の掃除蓋開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59133034U JPS59133034U (ja) 1984-09-06
JPH0232028Y2 true JPH0232028Y2 (ja) 1990-08-30

Family

ID=30159651

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2877183U Granted JPS59133034U (ja) 1983-02-28 1983-02-28 コンバインにおける脱穀機の掃除蓋開閉装置

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JP (1) JPS59133034U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59133034U (ja) 1984-09-06

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