JPH023197B2 - - Google Patents

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JPH023197B2
JPH023197B2 JP57230984A JP23098482A JPH023197B2 JP H023197 B2 JPH023197 B2 JP H023197B2 JP 57230984 A JP57230984 A JP 57230984A JP 23098482 A JP23098482 A JP 23098482A JP H023197 B2 JPH023197 B2 JP H023197B2
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Kazufumi Takeuchi
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電子楽器において用いられるエンベ
ロープ信号発生装置に関する。
電子楽器における楽音信号のオン/オフ制御方
式には、楽音信号をキースイツチによつて直接開
閉制御する直接開閉方式と、キースイツチのオ
ン/オフに基づいてエンベロープ信号を作成し、
このエンベロープ信号によつて楽音信号を制御す
る間接開閉方式とがある。前者は旧式の電子楽器
において用いられていた方式で、発生楽音が単調
な楽音となる欠点があり、このため最近は大部分
の電子楽器において後者の方式が用いられてい
る。しかしながら、前者の直接開閉方式の場合、
キースイツチのチヤタリング等によつて、楽音信
号の立上りおよび立下りにクリツク(不規則変
化)が付与され、これが特にジツズ、ロツク等の
演奏の場合に、発生楽音に好ましい効果を与えて
いた。
そこでこの発明は、発生楽音にクリツクを自動
的に付与することを可能とするエンベロープ信号
発生装置を提供するもので、第1発明は、順次増
加するアタツク部と、順次減少するデイケイ部と
を有する複数ビツトからなるエンベロープデータ
を発生するエンベロープデータ発生手段と、前記
エンベロープデータに基づいてクリツク付与タイ
ミングを検出する検出手段と、前記検出手段の検
出出力に基づき前記クリツク付与タイミングにお
いて前記エンベロープデータの少なくとも2ビツ
トの信号を交互に入れ換える処理または少なくと
も1ビツトの信号を反転する処理を行なうクリツ
ク付与手段とを具備し、前記エンベロープデータ
を前記クリツク付与手段を介してエンベロープ信
号として発生するようにしたことを特徴とする。
第2発明は、複数ビツトからなるアドレスデー
タを発生するアドレスデータ発生手段と、エンベ
ロープデータを予め記憶し、前記アドレスデータ
によつてアドレス指定が行なわれる記憶手段とを
備え、前記記憶手段から読み出された前記エンベ
ロープデータをエンベロープ信号として発生する
ように構成されたエンベロープ信号発生装置にお
いて、前記アドレスデータ発生手段と前記記憶手
段との間の信号経路に挿入されたクリツク付与手
段と、前記アドレスデータに基づいてクリツク付
与タイミングを検出する検出手段と、を更に設
け、前記クリツク付与手段は、前記検出手段の検
出出力に基づき前記クリツク付与タイミングにお
いて前記信号経路における少なくとも2ビツトの
信号を交互に入れ換える処理または少なくとも1
ビツトの信号を反転する処理を行なうようにした
ことを特徴とする。
また第3発明は、演算手段と、入力データをク
ロツクパルスに従つて一時記憶する記憶手段とを
備え、前記演算手段は、前記記憶手段の出力デー
タに対して所定値を加算または減算して複数ビツ
トからなる演算結果データを前記記憶手段に出力
するように構成され、前記演算結果データに基づ
きエンベロープ信号を発生するようにしたエンベ
ロープ信号発生装置において、前記演算手段と前
記記憶手段との間の信号経路に挿入されたクリツ
ク付与手段と、前記演算結果データまたは前記記
憶手段の出力データに基づいてクリツク付与タイ
ミングを検出する検出手段と、を更に設け、前記
クリツク付与手段は、前記検出手段の検出出力に
基づき前記クリツク付与タイミングにおいて前記
信号経路における少なくとも2ビツトの信号を交
互に入れ換える処理または少なくとも1ビツトの
信号を反転する処理を行なうようにしたことを特
徴とする。
以下、図面を参照しこの発明の実施例について
説明する。
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示す
ブロツク図であり、この図において符号1はエン
ベロープデータ発生回路(以下、EGと略称する)
である。このEG1は外部の鍵盤回路等から供給
されるキーオン信号KON(第2図イ参照)に基づ
いて、第2図ロに示すようにその値が順次変化す
る8ビツトのエンベロープデータEDを発生し、
順次出力する。この場合、キーオン信号KONは
鍵盤キーがオン状態にあるタイミングを示す信号
である。また、エンベロープデータEDは第2図
ロに示すように、キーオン信号KONが立上つた
時点以降順次単調に増加し(アタツク部AT)、
一定値に達した時点以降その一定値を続け(サス
テイン部ST)、キーオン信号KONが立下つた時
点以降順次単調に減少する(デイケイ部DC)。そ
して、このエンベロープデータEDの上位4ビツ
トの信号b8〜b5が出力端子2へ供給され、また下
位4ビツトの信号b4〜b1が信号系路S1およびS2
並列に供給される。
信号系路S1へ供給されたビツト信号b4〜b1
各々同系路S1を介してセレクタ3の入力端子A4
〜A1へ供給される。また、信号系路S2へ供給さ
れたビツト信号b4〜b1は同系路S2を介してクリツ
ク回路4へ供給される。クリツク回路4は4個の
イクスクルーシブオアゲート(以下、EXORと
略称する)4a〜4dから構成されるもので、
EXOR4a〜4dの各第1入力端へビツト信号b4
〜b1が供給され、各第2入力端へアンドゲート5
の出力が供給され、また、各出力端から出力され
る信号が各々セレクタ3の入力端子B4〜B1へ供
給される。また、信号系路S2にはクリツクタイミ
ング検出回路7が設けられている。このクリツク
タイミング検出回路7は、ビツト信号b4,b3,b2
を各々反転し、ビツト信号432として出力
するインバータ8〜10と、ビツト信号4,b3
b2のアンドをとるアンドゲート11と、ビツト信
号b432のアンドをとるアンドゲート12
と、アンドゲート11,12の各出力のオアをと
るオアゲート13とから構成されるもので、ビツ
ト信号b4〜b1が第3図に示す範囲CLI内の場合、
すなわち、10進数で「6〜9」の場合にのみ、オ
アゲート13から“1”信号を出力する。すなわ
ち、ビツト信号b4〜b1が“0110”(「6」)の場合
および“0111”(「7」)の場合はアンドゲート1
1の出力が“1”信号となり、また、ビツト信号
b4〜b1が“1000”(「8」)の場合および“1001”
(「9」)の場合はアンドゲート12の出力が“1”
信号となり、したがつて、これらの場合のみオア
ゲート13の出力が“1”信号となる。そして、
このオアゲート13の出力がアンドゲート5の第
1入力端へ供給される。アンドゲート5はオアゲ
ート13の出力と、その第2入力端へ供給される
クリツク付与制御信号CLとのアンドをとるもの
で、その出力は前述したクリツク回路4へ供給さ
れると共に、アンドゲート14の第1入力端へ供
給される。アンドゲート14は、アンドゲート5
の出力と、クリツク付与制御信号CLとのアンド
をとる回路であり、その出力はセレクタ3の端子
SBへ供給されると共に、インバータ16を介し
てセレクタ3の端子SAへ供給される。セレクタ
3は、その端子SAへ“1”信号(端子SBへ
“0”信号)が供給された時は、その入力端子A4
〜A1に得られる信号を出力端子C4〜C1から出力
し、また、端子SBへ“1”信号(端子SAへ
“0”信号)が供給された時は、その入力端子B4
〜B1に得られる信号を出力端子C4〜C1から出力
する。このセレクタ3の出力端子C4〜C1から出
力された各信号は各々出力端子2へ供給され、
EG1から供給されるビツト信号b8〜b5と共にエ
ンベロープ信号ESとして楽音信号形成部(図示
略)へ出力される。
次に、上記構成による回路の動作を説明する。
まず、クリツク付与制御信号CLが“0”信号の
時は、アンドゲート14の出力が“0”となり、
したがつて、セレクタ3の端子SAへ“1”信号、
端子SBへ“0”信号が各々供給される。この結
果、EG1から出力されたエンベロープデータED
の下位4ビツトの信号b4〜b1が信号系路S1および
セレクタ3を介して出力端子2へ供給される。す
なわち、クリツク付与制御信号CLが“0”信号
の時はエンベロープデータEDと出力端子2から
出力されるエンベロープ信号ESとが同一となり、
エンベロープ信号ESにクリツクが付与されるこ
とはない。
次に、クリツク付与制御信号CLが“1”信号
の時の動作を説明する。まず、エンベロープデー
タEDのビツト信号b4〜b1が第3図に示す範囲D1
およびD2内の場合、すなわち、10進数で「0〜
5」および「10〜15」の場合はオアゲート13の
出力が“0”信号となり、アンドゲート5の出力
が“0”信号となり、アンドゲート14の出力が
“0”信号となり、セレクタ3の端子SAへ“1”
信号が供給される。この結果、ビツト信号b4〜b1
が信号系路S1およびセレクタ3を介してセレクタ
3の出力端子C4〜C1から出子される。すなわち、
この場合、第3図に示すようにビツト信号b4〜b1
と、出力端子C4〜C1から出力される各信号とが
各々同一となる。一方、ビツト信号b4〜b1が第3
図に示す範囲CLI内の場合は、オアゲート13の
出力が“1”信号となり、したがつて、アンドゲ
ート5の出力が“1”信号となる。そして、この
“1”信号がクリツク回路4のEXOR4a〜4d
の各第2入力端へ供給されると、EXOR4a〜
4dの各第1入力端へ供給されているビツト信号
b4〜b1が各々EXOR4a〜4dによつて反転され
て、セレクタ3の入力端子B4〜B1へ供給される。
また、アンドゲート5から出力された“1”信号
がアンドゲート14へ供給されると、アンドゲー
ト14から“1”信号が出力され、したがつて、
セレクタ3の端子SAへ“0”信号、端子SBへ
“1”信号が各々供給される。これにより、セレ
クタ3の入力端子B4〜B1に得られる信号(ビツ
ト信号b4〜b1を各々反転した信号)がセレクタ3
の出力端子C4〜C1から出力される。すなわち、
ビツト信号b4〜b1が10進数で「6」,「7」,「8」,
「9」と変化すると、セレクタ3の出力端子C4
C1からは、第3図に示すように10進数で「9」,
「8」,「7」,「6」が出力される。
しかして、第2図ロに示すアタツク部ATにお
いて、ビツト信号b4〜b1が「0」から「15」(10
進数)へ順次変化した場合、セレクタ3の出力端
子C4〜C1から第3図および第4図に示す各値が
順次出力される。そして、第4図から明らかなよ
うに、ビツト信号b4〜b1が「5」〜「10」の範囲
において、エンベロープ信号ESにクリツクが付
与される。なお、デイケイ部DCにおいても同様
のクリツクが付与されることは勿論である。
次に、この発明の第2の実施例について説明す
る。第5図はこの発明の第2の実施例の構成を示
すブロツク図であり、この図に示す実施例が第1
図に示すものと異なる点は、信号系路S1に切換回
路18が介挿されている点である。すなわち、信
号系路S1へ供給されたビツト信号b4〜b1は各々切
換回路18の入力端子I4〜I1へ供給され、切換回
路18の出力端子O4〜O1に得られる信号が各々
セレクタ3の入力端子A4〜A1へ供給される。こ
こで、切換回路18の入力端子I4と出力端子O1
が切換回路18の内部において接続され、また、
入力端子I3,I2,I1が各々出力端子O4,O3,O2
接続されている。この切換回路18を信号系路S1
に介挿したことにより、ビツト信号b4〜b1が各々
セレクタ3の入力端子A1,A4,A3,A2へ供給さ
れる。
しかして、ビツト信号b4〜b1が10進数で「0」
から「5」へ順次変化した場合(第6図に示す範
囲D1)、セレクタ3の出力端子C4〜C1からは切換
回路18の出力、すなわち、第6図および第7図
に示すように「0」,「2」,「4」,「6」,「8」

「10」が順次出力され、ビツト信号b4〜b1が「6」
から「9」へ順次変化した場合(第6図に示す範
囲CLI)は、セレクタ3からクリツク回路4の出
力、すなわち、第3図の場合と同様に「9」,
「8」,「7」,「6」が順次出力され、また、ビツ
ト信号b4〜b1が「10」〜「15」へ順次変化した場
合(第6図に示す範囲D2)は、セレクタ3から
切換回路18の出力、すなわち「5」,「7」,
「9」,「11」,「13」,「15」が順次出力される。こ
れにより、エンベロープ信号ESにクリツクが付
与される。なお、この第2の実施例の方が、前述
した第1の実施例より自然なクリツクを楽音に付
与することができる。
次に、この発明の第3の実施例について説明す
る。第8図はこの発明の第3の実施例の構成を示
すブロツク図であり、この図において符号20は
アドレスデータ発生回路である。このアドレスデ
ータ発生回路20は、キーオン信号KONに基づ
いて、順次増加する8ビツトのアドレスデータ
ADを出力する回路であり、出力されたアドレス
データADの上位4ビツトの信号b8〜b5が直接波
形メモリ21のアドレス端子21aへ供給され、
また下位4ビツトの信号b4〜b1がクリツク制御回
路22を介して波形メモリ21のアドレス端子2
1aへ供給される。ここで、アドレス端子21a
へ供給されるデータをアドレスデータAD′とす
る。クリツク制御回路22は第1図におけるブロ
ツクG1内の回路と全く同一構成の回路である。
なお、クリツク制御回路22として第5図に示す
回路を用いてもよい。波形メモリ21は第2図ロ
に示すエンベロープデータEDのアタツク部AT
およびデイケイ部DCの各瞬時値が予めアナログ
信号あるいはデイジタル信号によつて記憶されて
いるメモリであり、アドレス端子21aへ供給さ
れるアドレスデータAD′に基づいて各記憶内容が
読出され、エンベロープ信号ESとして出力され
る。
以上の構成において、アドレスデータ発生回路
20は、キーオン信号KONが立上つた時点以降
順次増加するアドレスデータADを出力し、アド
レスデータADが一定データに達した時点以降そ
の一定データを連続的に出力し、キーオン信号
KONが立下つた時点以降、再び順次増加するア
ドレスデータADを出力する。なお、上述した一
定データとは、第2図ロに示すアタツク部ATの
最大値が記憶されている波形メモリ21のアドレ
スと同一のデータである。ここで、クリツク付与
制御信号CLが“0”信号にある場合は、第1図
の場合と同様にアドレスデータADとAD′とが同
一となり、したがつて、波形メモリ21から第2
図ロに示すように順次単調に増加するアタツク部
ATと、単調に減少するデイケイ部DCとを有す
るエンベロープ信号ESが出力される。一方、ク
リツク付与制御信号CLが“1”信号にある場合
は、アドレスデータADが単調増加する際、アド
レスデータAD′が第4図に示したように不規則に
変化し、この結果、波形メモリ21内の各データ
の読出し順序が変化し、これにより、エンベロー
プ信号ESのアタツク部およびデイケイ部にクリ
ツクが付与される。
なお、上述した第1〜第3の実施例におけるク
リツク付与制御信号CLは、電子楽器の演奏者が
手動スイツチによつて設定するようにしてもよ
く、あるいは、電子楽器の音色選択に応じて、例
えばフルートおよびオルガンの音色が選択された
場合は“1”信号になるように自動設定してもよ
い。また、エンベロープ信号ESのアタツク部
(またはデイケイ部)にのみクリツクを付与する
ようクリツク付与制御信号CLの設定回路を構成
してもよい。
また、上述した第1〜第3の実施例においては
信号系路S1,S2を2系路としたが、これを3系
路、4系路……とし、また、各系路に各々クリツ
ク付与手段(クリツク回路4、切換回路18等)
を介挿し、各系路を各々エンベロープデータED
(アドレスデータAD)の値に応じて択一的に選
択するようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、エンベロー
プデータED(または、アドレスデータAD)の下
位4ビツトにクリツクを与えるようにしたが、こ
れに限らず例えば全ビツトにクリツクを与えるよ
うにしてもよい。
なお、この発明によるエンベロープ信号発生装
置は、音量のみならず、音高、音色等を制御する
場合にも勿論適用することができる。
次に、この発明の第4の実施例によるエンベロ
ープ信号発生装置について説明する。第9図は同
装置の構成を示すブロツク図であり、この図にお
いてアタツクパルス発生器31から所定周波数で
発生されるアタツクパルスACP(このアタツクパ
ルスACPのパルス幅は、後述するクロツクパル
スφのパルス幅と同一とする)は、アンドゲート
32に入力される。このアンドゲート32は、押
鍵にともない発生されるキーオン信号KONおよ
び後述する検出信号X1をインバータ33により
反転した信号1によりゲート制御される。換言
すればこのアンドゲート32は、アタツク期間中
動作可能となつて前記アタツクパルスACPを通
過させるもので、このときこのアタツクパルス
ACPは、オアゲート34を介して加算器35の
1ビツト目の入力端A1に送られる。
デイケイパルス発生器36から所定周波数で発
生されるデイケイパルスDCPは、アンドゲート
37に入力される。この場合、デイケイパルス
DCPの周波数は、前記アタツクパルスACPの周
波数と異なり、デイケイパルスDCPの周波数の
方がアタツクパルスACPの周波数より低く選ば
れている。まデイケイパルスDCPのパルス幅は、
前記クロツクパルスφと同一である。
アンドゲート37は、前記キーオン信号KON
をインバータ38により反転した信号およ
び後述する検出信号X2をインバータ39により
反転した信号2によりゲート制御される。換言
すればこのアンドゲート37はデイケイ期間中動
作可能になつて前記デイケイパルスDCPを通過
させるもので、このときこのデイケイパルス
DCPは、オアゲート34を介して加算器35の
1ビツト目の入力端A1に送られるほかに、2ビ
ツト目〜8ビツト目の入力端A2〜A8に直接送ら
れる。更に加算器35の1〜8ビツト目の入力端
B1〜B8には、シフトレジスタ40の各ビツトの
出力端RO1〜RO8からの出力信号ES1〜ES8が入
力されている。加算器35はその入力端A1〜A8
に入力される信号と入力端B1〜B8に入力される
信号との加算演算を実行するもので、その加算出
力(8ビツトにより表わされる加算値)は該加算
器35の出力端C1〜C8から出力される。そして、
加算器35の出力端C1から出力された信号はセ
レクタ41の入力端A1へ供給されると共に、切
換回路42を介してセレクタ41の入力端B2
供給され、加算器35の出力端C2から出力され
た信号はシフトレジスタ40の入力端RI2へ供給
され、出力端C3から出力された信号はセレクタ
41の入力端A2へ供給されると共に、切換回路
42を介してセレクタ41の入力端B1へ供給さ
れ、また、出力端C4〜C8から出力された信号が
各々シフトレジスタ40の入力端RI4〜RI8へ供
給される。セレクタ41は、その端子SAへ“1”
信号が供給された場合は、入力端A1,A2に得ら
れる信号を各々出力端C1,C2から出力し、また、
その端子SBへ“1”信号が供給された場合は、
入力端B1,B2に得られる信号を各々出力端C1
C2から出力するもので、端子SAへはアンドゲー
ト46の出力信号がインバータ43を介して供給
され、端子SBへはアンドゲート46の出力信号
が直接供給され、また、出力端C1,C2から出力
された信号がシフトレジスタ40の入力端RI1
RI3へ各々供給される。シフトレジスタ40は、
1ステージ8ビツトのシフトレジスタであり、各
入力端RI1〜RI8へ供給された信号をクロツクパ
ルスφに基づいて読込み、各出力端RO1〜RO8
ら出力する。このシフトレジスタ40の各ビツト
出力信号ES1〜ES8がエンベロープ信号ESとして
楽音信号形成部へ出力される。
クリツクタイミング検出回路47は、第1図ま
たは第5図の検出回路7と同様の機能を実行する
もので、エンベロープ信号ESの下位の1乃至複
数のビツト信号(あるいは加算器35の出力デー
タの下位の1乃至複数のビツト信号)を入力し、
このビツト信号に基づきエンベロープ信号ESに
クリツクを付与するタイミングを検出して“1”
信号を出力する。この実施例においては、エンベ
ロープ信号ESの下位4ビツト目の信号ES4が検出
回路47に入力されており、検出回路47は信号
SE4が“1”のときは“1”信号を出力し、また
信号ES4が“0”のときは“0”信号を出力して
アンドゲート46の第1入力端に供給する。アン
ドゲート46は上記の検出回路47の出力とその
第2入力端に供給されるクリツク付与制御信号
CLとのアンドをとるもので、その出力は前述の
ようにセレクタ41の端子SBへ供給させると共
に、インバータ43を介してセレクタ41の端子
SAへ供給される。
アンドゲート44はシフトレジスタ40から出
力される信号ES2〜ES8のアンドをとる回路であ
り、その出力は信号X1としてインバータ33へ
供給される。ノアゲート45は信号ES1〜ES8
ノア条件をとる回路であり、その出力は信号X2
としてインバータ39へ供給される。
次に、上記構成による装置の動作について説明
する。最初に、クリツク付与制御信号CLが“0”
信号の場合について説明する。この場合、アンド
ゲート46の出力が“0”信号となるので、セレ
クタ41の端子SA,SBへ各々“1”信号、“0”
信号が印加され、したがつて、セレクタ41の入
力端A1,A2へ供給される信号が各々出力端C1
C2から出力される。すなわち、この場合加算器
35の出力端C1〜C8から出力される各信号が
各々シフトレジスタ40の入力端RI1〜RI8へ供
給される。
さて、初期状態においては、シフトレジスタ4
0がクリア状態にある。したがつて、アンドゲー
ト44の出力信号X1が“0”信号、ノアゲート
45の出力信号X2が“1”信号にあり、この結
果、アンドゲート32の第3入力端、アンドゲー
ト37の第3入力端へ各々“1”信号、“0”信
号が供給される。また、初期状態においては、キ
ーオン信号KONが“0”信号にあり、したがつ
て、アンドゲート32の第2入力端へ“0”信
号、アンドゲート37の第2入力端へ“1”信号
が各々供給される。すなわち、初期状態において
は、アンドゲート32,37が共に閉状態にあ
る。
次に、鍵盤キーが操作され、これにより、キー
オン信号KONが“1”信号に立上ると、アンド
ゲート32が開状態となり、アタツクパルス
ACPがアンドゲート32、オアゲート34を介
して加算器35の入力端A1へ供給される。なお
この場合、アンドゲート37はその第2入力端へ
“0”信号が供給されることから閉状態を続け、
したがつて加算器35の入力端A2〜A8へは各々
“0”信号が供給される。アタツクパルスACPの
最初のパルスが加算器35の入力端A1へ供給さ
れると、加算器35の入力端A8〜A1のデータが
“00000001”(10進数:「1」)となる。この時、加
算器35の入力端B8〜B1へはデータ“00000000”
(「0」)が供給されており、したがつて、加算器
35の出力端C1〜C8からデータ「1」が出力さ
れ、シフトレジスタ40の入力端RI1〜RI8へ供
給される。そして、このデータ「1」はクロツク
パルスφによつてシフトレジスタ40に読込ま
れ、その出力端RO1〜RO8からエンベロープ信号
ESとして出力されると共に、加算器35の入力
端B1〜B8へ供給される。
次に、アタツクパルスACPの第2番目のパル
スが加算器35の入力端A1へ供給されると、加
算器35の出力端C1〜C8からデータ「2」が出
力され、シフトレジスタ40へ供給される。そし
て、このデータ「2」はシフトレジスタ40に読
込まれ、エンベロープ信号ESとして出力される
と共に、加算器35の入力端B1〜B8へ供給され
る。以下同様にして、アタツクパルスACPが加
算器35の入力端A1へ供給される毎に、シフト
レジスタ40から、順次値が「1」ずつ増加する
エンベロープ信号ESが出力される。
そして、エンベロープ信号ESがデータ
“11111110”(「254」)に達すると、アンドゲート
44の出力信号X1が“1”信号となり、したが
つて、アンドゲート32の第3入力端へ“0”信
号が供給され、アンドゲート32が閉状態とな
る。この結果、以後、アタツクパルスACPが加
算器35の入力端A1へ供給されなくなり、加算
器35の入力端A1〜A8へ連続的にデータ「0」
が供給される。これにより、以後、エンベロープ
信号ES「254」が加算器35の入力端B1〜B8→加
算器35の出力端C1〜→C8→シフトレジスタ4
0の入力端RI1〜RI8→シフトレジスタ40の出
力端RO1〜RO8の経路で循環保持される。すなわ
ち、エンベロープ信号ESとしてデータ「254」が
連続的に出力される(第2図におけるサステイン
部ST)。
次に、キーオン信号KONが“0”信号に立下
ると、アンドゲート37の第2入力端へ“1”信
号が供給され、アンドゲート37が開状態とな
り、以後、デイケイパルスDCPがアンドゲート
37から出力される。なお、キーオン信号KON
が“0”信号に立下ると、アンドゲート32の第
2入力端へ“0”信号が供給され、したがつて、
アンドゲート32が以後も閉状態を続ける。
デイケイパルスDCPの最初のパルスがアンド
ゲート37から出力されると、加算器35の入力
端A1〜A8へ各々“1”信号が供給される。すな
わち、入力端A1〜A8へデータ“11111111”
(「255」)が供給される。一方、この時加算器35
の入力端B1〜B8へは前述したエンベロープ信号
ES「254」が供給されている。この結果、加算器
35の出力がデータ「253」となり、このデータ
「253」がシフトレジスタ40に読込まれ、エンベ
ロープ信号ESとして出力されると共に、加算器
35の入力端B1〜B8へ供給される。以後、デイ
ケイパルスDCPがアンドゲート37から出力さ
れる毎にエンベロープ信号ESが「1」ずつ順次
減少する。そして、エンベロープ信号ESが「0」
になると、ノアゲート45の出力信号X2が“1”
信号となり、したがつて、アンドゲート37の第
3入力端へ“0”信号が供給され、アンドゲート
37が閉状態となる。以後、キーオン信号KON
が再び立上るまでエンベロープ信号ESがデータ
「0」の状態を続ける。
次に、クリツク付与制御信号CLが“1”信号
にある場合について説明する。この場合、エンベ
ロープ信号ESの下位4ビツト目の信号ES4
“0”の間(すなわち、第10図に示す範囲D1
は検出回路47の出力信号が“0”信号であるか
らアンドゲート46の出力も“0”信号となり、
セレクタ41の端子SAに“1”信号が、端子SB
に“0”信号が各々供給される。この結果、セレ
クタ41の入力端A1,A2に得られる信号が各々
セレクタ41の出力端C1,C2から出力される。
従つて、この場合の動作は、上述した制御信号
CLが“0”の場合と同様になり、エンベロープ
信号ESは「0」,「1」,「2」……「7」と順次
増加していく(第10図、第11図)。そして、
エンベロープ信号ESが「8」になつてその第4
ビツト目の信号ES4が“1”になると、検出回路
47の出力が“1”信号となり、アンドゲート4
6の出力が“1”信号となる。これにより、セレ
クタ41の端子SA,SBへ各々“0”信号、“1”
信号が供給されることから、セレクタ41の入力
端B1,B2に得られる信号が各々セレクタ41の
出力端C1,C2から出力される。すなわち、加算
器35の出力端C1,C3から出力された信号が
各々シフトレジスタ40の入力端RI3,RI1へ供
給される。したがつて、詳しい説明は省略する
が、エンベロープ信号ESは第10図のCLSの範
囲に示すように「8」→「12」→「13」→「11」
→「9」→「10」→「14」→「15」と変化し、ク
リツクが付与された状態となる(第11図参照)。
そして、エンベロープ信号ESが「16」になつて
信号ES4が再び“0”になると、第10図のD1
範囲の場合と同様に、エンベロープ信号ESは
「16」→「17」→「18」……と「1」づつ変化す
る。このような動作が信号ES4の状態に応じて繰
り返えされ、所定のタイミングでクリツクが付与
されてアタツク部ATが形成される。なお、デイ
ケイ部DCにおいても同様のクリツクが付与され
ることは勿論である。
このように、第9図に示すエンベロープ信号発
生装置においても、クリツク付与制御信号CLを
“0”とすればクリツクが付与されないエンベロ
ープ信号ESを、“1”とすればクリツクが付与さ
れたエンベロープ信号ESを各々発生することが
できる。
なお、第9図の構成において、切換回路42お
よびセレクタ41の代わりに第1図および第5図
で示したクリツク回路4およびセレクタ3を用い
るようにしてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、楽音
信号に極めて簡単な構成で自動的にクリツクを付
与することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例の構成を示す
ブロツク図、第2図は同実施例におけるキーオン
信号KONおよびエンベロープデータEDの波形を
示す波形図、第3図および第4図は各々同実施例
におけるエンベロープデータEDのビツト信号b4
〜b1とセレクタ3の出力端子C4〜C1の信号との
関係を示す図表およびグラフ、第5図はこの発明
の第2の実施例の構成を示すブロツク図、第6図
および第7図は各々同実施例におけるエンベロー
プデータEDのビツト信号b4〜b1とセレクタ3の
出力端子C4〜C1の信号との関係を示す図表およ
びグラフ、第8図はこの発明の第3の実施例の構
成を示すブロツク図、第9図はこの発明の第4の
実施例の構成を示すブロツク図、第10図および
第11図は各々同実施例におけるエンベロープ信
号ESのアタツク部の変化の様子を示す図表およ
びグラフである。 1……エンベロープデータ発生回路、3……セ
レクタ、4……クリツク回路、7……クリツクタ
イミング検出回路、18……切換回路、20……
アドレスデータ発生回路、21……波形メモリ、
22……クリツク制御回路、S1,S2……信号系
路、35……加算器、40……シフトレジスタ、
41……セレクタ、42……切換回路、47……
クリツクタイミング検出回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 順次増加するアタツク部と、順次減少するデ
    イケイ部とを有する複数ビツトからなるエンベロ
    ープデータを発生するエンベロープデータ発生手
    段と、 前記エンベロープデータに基づいてクリツク付
    与タイミングを検出する検出手段と、 前記検出手段の検出出力に基づき前記クリツク
    付与タイミングにおいて前記エンベロープデータ
    の少なくとも2ビツトの信号を交互に入れ換える
    処理または少なくとも1ビツトの信号を反転する
    処理を行なうクリツク付与手段と、 を具備し、前記エンベロープデータを前記クリツ
    ク付与手段を介してエンベロープ信号として発生
    するようにしたことを特徴とするエンベロープ信
    号発生装置。 2 複数ビツトからなるアドレスデータを発生す
    るアドレスデータ発生手段と、エンベロープデー
    タを予め記憶し、前記アドレスデータによつてア
    ドレス指定が行なわれる記憶手段とを備え、前記
    記憶手段から読み出された前記エンベロープデー
    タをエンベロープ信号として発生するように構成
    されたエンベロープ信号発生装置において、 前記アドレスデータ発生手段と前記記憶手段と
    の間の信号経路に挿入されたクリツク付与手段
    と、 前記アドレスデータに基づいてクリツク付与タ
    イミングを検出する検出手段と、を更に設け、 前記クリツク付与手段は、前記検出手段の検出
    出力に基づき前記クリツク付与タイミングにおい
    て前記信号経路における少なくとも2ビツトの信
    号を交互に入れ換える処理または少なくとも1ビ
    ツトの信号を反転する処理を行なうようにしたこ
    とを特徴とするエンベロープ信号発生装置。 3 演算手段と、入力データをクロツクパルスに
    従つて一時記憶する記憶手段とを備え、前記演算
    手段は、前記記憶手段の出力データに対して所定
    値を加算または減算して複数ビツトからなる演算
    結果データを前記記憶手段に出力するように構成
    され、前記演算結果データに基づきエンベロープ
    信号を発生するようにしたエンベロープ信号発生
    装置において、 前記演算手段と前記記憶手段との間の信号経路
    に挿入されたクリツク付与手段と、 前記演算結果データまたは前記記憶手段の出力
    データに基づいてクリツク付与タイミングを検出
    する検出手段と、を更に設け、 前記クリツク付与手段は、前記検出手段の検出
    出力に基づき前記クリツク付与タイミングにおい
    て前記信号経路における少なくとも2ビツトの信
    号を交互に入れ換える処理または少なくとも1ビ
    ツトの信号を反転する処理を行なうようにしたこ
    とを特徴とするエンベロープ信号発生装置。
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JP2664700B2 (ja) * 1988-02-04 1997-10-15 大洋製器工業株式会社 コンテナの連結具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5430814A (en) * 1977-08-12 1979-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Envelope signal generator
JPS55120219A (en) * 1979-03-07 1980-09-16 Nippon Hamondo Kk Chattering generator

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