JPH0231766Y2 - - Google Patents

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JPH0231766Y2
JPH0231766Y2 JP13683584U JP13683584U JPH0231766Y2 JP H0231766 Y2 JPH0231766 Y2 JP H0231766Y2 JP 13683584 U JP13683584 U JP 13683584U JP 13683584 U JP13683584 U JP 13683584U JP H0231766 Y2 JPH0231766 Y2 JP H0231766Y2
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magnetic
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  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、電子コピーのトナー移送用ローラ等
に用いられるマグネツトローラに関する。
「従来の技術」 従来、この種のマグネツトローラとしては、第
6図に示すように、シヤフト1の回りに、円筒状
の樹脂磁石で形成されたローラ本体2を設けたも
のが知られている(例えば、シヤフト1の直径d
=8mm、長さl=250mm、ローラ本体2の直径D
=18mm、長さL=200mm)。そして、マグネツトロ
ーラに樹脂磁石を用いるには、所望の磁束密度を
得るために、磁性粉が半径方向に配向された異方
性樹脂磁石を用いる必要がある。このため、樹脂
磁石を用いたマグネツトローラとして、まず考え
られるのは例えば、表面側から裏面側に磁性粉が
配向された棒状の樹脂磁石を異形押し出しにより
成形し、これを、ローラの外周縁部に配設したマ
グネツトローラである。しかしながら、このよう
な構造のマグネツトローラは、第7図に示すよう
に、シヤフト作成工程a、磁石成形工程b、脱磁
工程c、磁石接着(貼り付け、あるいは巻き付
け)工程e、切削加工工程f、着磁工程gとから
成り、製造工程が多岐にわたり、複雑であるた
め、工程管理を行ないにくいという問題がある。
そこで、円筒状のローラ本体2を磁場中成形す
ることが考えられ、この場合、第8図に示すよう
に、シヤフト作成工程h、インサート成形(磁場
中成形)工程i、脱磁工程j、着磁工程kとから
成り、製造工程が上記従来例に比べて簡略化でき
る。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記各従来例にあつては、いず
れも長尺のシヤフト1が必要であり、製作費が嵩
ばるばかりではなく、マグネツトローラの磁気特
性が良くないという問題がある。この磁気特性
は、樹脂磁石に混入する磁性粉の割合を多くすれ
ば改善されるが、このようにすると、機械強度的
にもろくなるという新たな問題を生じる。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、磁気特性の向上を計る
ことができると共に、従来に比べて製造工程を簡
略化でき、かつ構造が簡単で安価なマグネツトロ
ーラを提供することにある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、ほぼ円
柱状の成形樹脂磁石で形成されたローラ本体の両
端から支持軸を突出させたものである。
「作用」 本考案のマグネツトローラは、ローラ本体をほ
ぼ円柱状の成形樹脂磁石で形成することにより、
磁化される部分の有効磁石体積を増加させ、樹脂
磁石の残留磁束を多くするものである。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明
する。
第1図中10はマグネツトローラであり、この
マグネツトローラ10は、合成樹脂、ゴム等の結
合材中に磁性粉を混合した樹脂を磁場中成形した
ものであり、円柱状のローラ本体11と、このロ
ーラ本体11の両端から突出して一体に形成され
た支持軸12とから構成されている。この磁性粉
は、マグネツトローラ10の軸心から外方に向か
つて半径方向に配向されており、マンガン−アル
ミニウム、希土類−コバルト化合物、アルニコ、
バリウムフエライト、ストロンチウムフエライト
等の強磁性体を粉体化したものが好適に用いられ
る。なお、13は、各支持軸12の外周部に形成
された溝である。
上記のように構成されたマグネツトローラ10
は、第2図に示すような製造工程により製作され
る。すなわち、まず、結合材中に磁性粉を混合し
た磁石を磁場中成形し(成形工程r)、ローラ本
体11の軸心から外方に向かつて半径方向に磁性
粉を配向させてマグネツトローラ10を成形した
後、該マグネツトローラ10を脱磁し(脱磁工程
s)、さらに着磁すればよく(着磁工程t)、製造
工程が極めて簡略化される。
このようにして製作されたマグネツトローラ1
0と上記従来のインサート成形により成形された
マグネツトローラ(第6図、第8図参照)との磁
気特性を比較したものが、第3図に示す本実施例
の横断面図と第9図に示すインサート成形による
従来例の横断面図である。両者を比較すると、明
らかなように、第9図の従来例においては、中性
線nがローラ本体2中のS1,S2,N1,N2の4極
の間、並びにシヤフト1とローラ本体2との境界
部、及びシヤフト1内に現われているが、これに
対して、第3図の本実施例においては、中性線n
によつてローラ本体11が均一に4分割されてい
る。このため、シヤフト1が挿入されている従来
例に比べて、ローラ本体11の断面全体がが磁化
されて磁石(ローラ本体11)の実効体積が増加
しているから、その分残留磁束が増え、ローラ本
体11の外周面から外部に放出される磁束も増大
して磁気特性の向上が計れた。そして、実際に表
面磁束密度を測定した結果、第6図に示す従来例
において、シヤフト1をインサート成形した場合
の各極の表面磁束密度が1350Gaussであつたのに
対して、本実施例の場合には、1450Gaussを示し
た。なお、第3図中14は磁束線である。
このように、本実施例においては、磁気特性の
向上を計ることができる上に、金属性のシヤフト
を使用する必要がなく、工程の簡略化と部品点数
の減少とにより工程管理が容易になり、かつコス
トダウンが可能となつた。
また、上記実施例のマグネツトローラ10にあ
つては、ローラ本体11が表面に露出している
が、ローラ本体11にアルミニウム管等を嵌め合
わせてもよい。
さらに、マグネツトローラにおいて、高速回転
が必要となり、支持軸の強度と摩耗の問題が重要
となる場合には、第4図に示すように、ローラ本
体20の両端にそれぞれ金属製の支持軸21を圧
入あるいはインサート成形したり、あるいは、第
5図に示すようにつば部22aを有する金属製の
支持軸22をローラ本体23にインサート成形し
て構成してもよい。この場合には、製造工程は、
第8図に示す従来例と同程度になるが、上記実施
例と同様に磁気特性の向上が計れる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案は、ほぼ円柱状の
成形樹脂磁石で形成されたローラ本体の両端から
支持軸を突出させたものであるから、ローラ本体
をほぼ円柱状の成形樹脂磁石で形成することによ
り、磁化される部分の有効磁石体積を増加させ、
樹脂磁石の残留磁束を増大させることができ、磁
気特性を向上させることができる上に、製造工程
の簡略化など工程管理が行ない易く、かつ安価に
製作できる等優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は縦断面図、第2図は工程図、第
3図は磁化の状態を説明する横断面図、第4図は
本考案の別の実施例を示す縦断面図、第5図は本
考案の他の実施例を示す縦断面図、第6図は従来
のマグネツトローラを示す側面図、第7図は従来
の磁石接着法による工程図、第8図は従来のイン
サート成形法による工程図、第9図は、従来のイ
ンサート成形により製造したマグネツトローラの
横断面図である。 11……ローラ本体、12……支持軸、20…
…ローラ本体、21……支持軸、22……支持
軸、23……ローラ本体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ほぼ円柱状の成形樹脂磁石で形成されたローラ
    本体と、このローラ本体の両端から突出した支持
    軸とを具備したことを特徴とするマグネツトロー
    ラ。
JP13683584U 1984-09-10 1984-09-10 Expired JPH0231766Y2 (ja)

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JP13683584U JPH0231766Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JP13683584U JPH0231766Y2 (ja) 1984-09-10 1984-09-10

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JPS6151711U JPS6151711U (ja) 1986-04-07
JPH0231766Y2 true JPH0231766Y2 (ja) 1990-08-28

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JPH0419765Y2 (ja) * 1986-07-04 1992-05-06
JPH06105644B2 (ja) * 1986-07-29 1994-12-21 松下電器産業株式会社 マグネツトロ−ル
JPH082685Y2 (ja) * 1989-06-22 1996-01-29 富士ゼロックス株式会社 現像装置

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JPS6151711U (ja) 1986-04-07

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