JPH0231755Y2 - - Google Patents

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JPH0231755Y2
JPH0231755Y2 JP1985031222U JP3122285U JPH0231755Y2 JP H0231755 Y2 JPH0231755 Y2 JP H0231755Y2 JP 1985031222 U JP1985031222 U JP 1985031222U JP 3122285 U JP3122285 U JP 3122285U JP H0231755 Y2 JPH0231755 Y2 JP H0231755Y2
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terminal
holder
crimping
crimp terminal
pin
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圧着工具用圧着端子ホルダーに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、小型圧着端子の圧着工具における保持機
構は、図示しないが、オスダイスに組着した端子
受けに手操作をもつて小型圧着端子(以下端子と
いう)を装着するように構成していた為、上記の
端子受けは、端子に電線を圧着する際における上
記端子の軸方向への伸び現象が吸収されなかつ
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の構成により、従来の小型圧着端子用圧着
工具における保持機構には次のような問題点があ
つた。
(1) 端子受けに手操作により端子を装着していた
ので、端子の装着が非常に困難であり、圧着状
態が不均一になり、商品価値の向上と品質の信
頼性とが得られなかつた。
(2) 端子の圧着時における伸び現象の吸収は保持
機構がオスダイスに固着されていたため、上記
端子の変形を招いて性能が低下した。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記問題点を解決するために、ラ
チエツト機構の介在により握り部と操作レバーと
の鋏状操作をオス、メスダイスの圧着動作に変換
する圧着工具に装着し圧着端子を保持する圧着端
子ホルダーにおいて、ホルダー本体と、そのホル
ダー本体に取り付け前記圧着工具に形成したピン
穴に挿通するスライドピンと、そのスライドピン
と前記圧着工具とに取り付け前記スライドピンを
前記ホルダー本体側に付勢する押しバネと、前記
ホルダー本体に取り付け前記圧着端子を保持する
ホールデイングピンと、前記ホルダー本体に取り
付け前記圧着端子の端面に当接する位置決めガイ
ドと、その位置決めガイドを支承し圧着時に前記
圧着端子の伸び方向と反対方向に付勢する弾性体
とから構成したものである。
〔作用〕
圧着工具に端子を装着する際は、圧着端子ホル
ダーのホルダー本体を、圧着工具に貫挿したスラ
イドピンの摺動により、押しバネの支弾に抗して
上記工具側に移動させる。この移動によりホール
デイングピンがオスダイスのダイス部面上に移動
し、この位置に挿入された端子の端面を、ホール
デイングピンと一緒に移動した位置決めガイドの
端面に当接するようにして係合状に装着させる。
この時点でそれまで工具側に押圧していた圧着端
子ホルダーを手放すと、この圧着端子ホルダー
は、ホールデイングピンの先端に端子をホルダー
に当接した状態の装着をもつて、押しバネの付勢
力により、圧着工具と規定の間隔を持つ位置まで
一体状に後退移動し、これによつて上記端子の位
置決めを正確に行うことができる。上記の位置決
め後に工具側の握り部と操作レバーとの鋏状操作
をもつて上記端子とこの端子内に挿入された電線
との圧着を行う。その際、位置決めガイドは、上
記圧着時における端子の圧縮作用による軸方向の
伸びを、弾性体の軸方向に対する圧縮作用により
容易確実に吸収するため、上記端子における電線
との圧着を変形させることなく均一に行うことが
できる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
まず構成を説明すると、第1図および第2図に
示すように、ラチエツト機構14の介在により握
り部12と操作レバー13との鋏状操作を、上記
握り部12の先端側内部に対向状に収装したメス
ダイス2とオスダイス1間の圧着動作に変換する
小型圧着端子の圧着工具Aにおいて、上記オスダ
イス1の外方側部には次に示す圧着端子ホルダー
Bが配置されている。この圧着端子ホルダーBは
次のように構成されている。すなわち第3図から
第5図までに示すように、この圧着端子ホルダー
Bは、ほぼ長方立方体の一端側前面の上下位置に
若干深さのバネ穴3aを、また隣接の他端側前面
には単一の真円状による所定深さの凹所3bを設
けたホルダー本体3を主体として成るものであ
る。このホルダー本体3には次の各要部が組み込
まれている。まず一端側の左右バネ穴3a位置に
は前記したオスダイス1とホルダー本体3との間
隔を規定的に堅持させ、かつ端子の圧着開始時に
そのガイドとなる位置決めガイド6とホールデイ
ングピン7とをオスダイス1側に挿入するため
に、上記ホルダー本体3の前後移動をガイドする
規定長さの同形2本によるスライドピン4が、そ
の各基端側の挿着をもつて各前端側がホルダー本
体3の前面外方に位置するうにして水平状にそれ
ぞれ突設されている。この両スライドピン4の各
基端は、その位置毎のホルダー本体3後面に螺設
された各ネジ穴3cへの止めネジ9の螺挿とその
締付けにより固着されている。そしてこの両スラ
イドピン4の各前部側軸上にはつる巻き状の押し
バネ5が、その各基端側をその位置毎のバネ穴3
a内に当接させるようにして嵌合されている。
またホルダー本体3の他方側に設けられた凹所
3bの中心位置には後記する端子Cの一端に係合
してこの端子Cをホルダー本体3に装着するため
のホールデイングピン7が、基端側の挿着をもつ
て前端側がホルダー本体3の前面外方に位置する
ように水平状に突設されている。なおこのホール
デイングピン7の基端は、この位置のホルダー本
体3に螺設されたネジ孔3dに対する止めネジ1
0の螺挿とその締付けにより固着されている。次
に上記態様によりホールデイングピン7を軸心位
置に突出状に挿着したホルダー本体3の凹所3b
内にはこの凹所3bへの収嵌が可能な円柱体で、
その中央部にはピン孔6aを設け、がつこのピン
孔6aを含む前端側の半身を削除して残りの前端
側半身と前記したホールデイングピン7とにより
後記する端子Cの前端をホルダー本体3の前面位
置で装着状に保持するための位置決めガイド6
が、ホールデイングピン7に対するピン孔6aの
嵌合をもつて凹部外周をガイドとした前後の摺動
自在に収嵌配置されている。さらに位置決めガイ
ド6の背部にあたる凹所3b内には上記位置決め
ガイド6に端子Cの圧縮時における軸方向の伸び
力がかかつた場合、その伸び力の吸収を可能とす
るゴム質のOリング等による弾性体8が収納され
ている。又位置決めガイド6はホルダー本体3か
ら抜け出ないようにスプリングピンで抜け止めさ
れており、このスプリングピンは位置決めガイド
6の回り止め機能も果たしている。
上記の各要部をホルダー本体3に組み込んで成
る圧着端子ホルダーBは、各押しバネ5付の両ス
ライドピン4を、オスダイス1のダイス部1aに
隣接する位置の各ピン孔1cに挿通したのち、そ
の両先端部に対する止め輪11の係嵌と、このオ
スダイス1およびバネ穴3a間の各押しバネ5に
よる支弾をもつて、圧着端子ホルダーBに押圧力
を掛けないときは、ホルダー本体3が上記オスダ
イス1に対して規定の間隔を維持し、また上記の
オスダイス1側に向けて押圧力を掛けたときは、
上記規定間隔の空間を限度とする弾性的な前進後
退の移動が可能となる態様をもつて一括体に組成
されている。なお上記したオスダイス1の腹部に
はこのオスダイス1を圧着工具Aに取付けるため
の取付孔1bが貫設されている。
上記の態様に組成された圧着端子ホルダーB
は、第1図および第2図に示すように、圧着工具
Aの操作レバー13と連通する工具本体の前部定
位置に収嵌されて、この位置の両側取付け孔12
aとオスダイス1の取付け孔1bとに対する取付
けピン15の挿通およびその各先端への止め輪1
6の係嵌をもつて、上記操作レバー13の握り部
12へ向けて行う鋏状操作により規定範囲量の前
進後退動が可能となるように収嵌配置されてい
る。上記オスダイス1のダイス部1a前方にはこ
のダイス部1aの押力を受けて端子Cの圧着操作
を行うメスダイス2が、工具上部の軸2bで固定
されており、その前端のダイス部2aを、上記オ
スダイス1のダイス部1aと噛み合いが可能とな
るように形成され、全体として小型圧着端子の圧
着工具における保持機構に構成されている。なお
圧着工具Aの握り部12と操作レバー13とによ
る鋏状操作は、握り部12の支軸12′と操作レ
バー13の支軸17に連結したリンク19とによ
り接続されていて押しバネ18によつて支弾され
る構成になつている。
上記構成による圧着端子ホルダーBの作用を説
明すると、第6図に一部をもつて示す端子Cに電
線Dを圧着する目的で、圧着工具Aに上記の端子
Cを装着する際は、まず圧着端子ホルダーBのホ
ルダー本体3を、オスダイス1に貫挿したスライ
ドピン4の摺動をもつて、押しバネ5の付勢力に
抗しながら圧着工具A側に前進移させる。この移
動によりホルダー本体3から突出しているホール
デイングピン7がオスダイス1のダイス部1a面
上に一体的に移動して、上記ホルダー本体3の反
対側から挿入された端子Cの端面を、ホールデイ
ングピン7と一緒に前進移動した位置決めガイド
6の端面に当接するようにして上記端子Cを係合
状に装着させる(第7図参照)。次にこの時点で
それまでは圧着工具A側に押圧していた圧着端子
ホルダーBを、その押圧の解除により手放すと、
この圧着端子ホルダーBは、上記ホールデイング
ピン7の先端に端子Cを位置決めガイド6に当接
した状態の装着態様をもつて押しバネ5の付勢力
により、オスダイス1と規定の間隔を持つ原状位
置まで一体的に後退移動し、これによつて上記端
子Cの位置決めを正確に行うことができる(第8
図参照)。
上記により端子Cの位置決めが終わつたら圧着
工具Aの握り部12と操作レバー13とを把持し
て鋏状操作により操作レバー13を第1図のよう
に握り部12側に押圧すると、第6図に示すよう
に、オスダイス1のダイス部1aとメスダイス2
のダイス部2a間において、端子Cとこの端子C
内に挿入された電線Dとの圧着を行うことができ
る。その際前記によりオスダイス1と規定間隔を
保持した位置に後退移動しているホルダー本体3
内の位置決めガイド6は、上記の圧着操作により
その端部に当接している端子Cが圧縮作用を起こ
して軸方向に伸びるため、その伸び動作をもつて
上記の定位置からさらに軸方向の後方に対して押
圧力を受けることになる。しかしこの位置決めガ
イド6の背部凹所3b内にはOリング等による弾
性体8が支承状に収納されていることから、上記
の伸び動作による端子Cからの押圧力を、上記弾
性体8の軸方向に対する圧縮作用により容易確実
に吸収することができる。この弾性体8の圧縮作
用で、上記端子Cを変形させることなく均一に圧
差を行うことができる。
〔考案の効果〕
この考案はラチエツト機構の介在により握り部
と操作レバーとの鋏状操作をオス、メスダイスの
圧着動作に変換する圧着工具に装着し圧着端子を
保持する圧着端子ホルダーにおいて、ホルダー本
体と、そのホルダー本体に取り付け前記圧着工具
に形成したピン穴に挿通するスライドピンと、そ
のスライドピンと前記圧着工具とに取り付け前記
スライドピンを前記ホルダー本体側に付勢する押
しバネと、前記ホルダー本体に取り付け前記圧着
端子を保持するホールデイングピンと、前記ホル
ダー本体に取り付け前記圧着端子の端面に当接す
る位置決めガイドと、その位置決めガイドを支承
し圧着時に前記圧着端子の伸び方向と反対方向に
付勢する弾性体とから構成したので、圧着工具に
端子を装着する際の上記端子の位置決めを容易正
確に行うことができる。従つて端子の圧着状態が
均一になり、これによつて小型圧着端子を用いた
商品価値の向上と品質の信頼性とが得られるう
え、端子と電線の圧着時における上記端子の伸び
現象の吸収は、位置決めガイドの背部凹所内に収
納した弾性体の軸方向に対する圧縮作用をもつて
円滑容易に行われるため、上記端子の変形が防止
されて小型圧着端子の性能を大幅に高めることが
できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案における圧着工具の一部縦断
側面図、第2図は同工具に圧着端子ホルダーを装
備した平面図、第3図は第2図のE部における圧
着端子ホルダーの詳細図、第4図は第3図のF部
矢視図、第5図は同G部矢視図、第6図はメス、
オスダイスによる端子と電線の圧着態様を示す説
明図、第7図はホールデイングピンの先端に圧着
端子を装着した状態を示す図、第8図はホルダー
本体から手を離して圧着端子が位置決めされた状
態を示す図である。 1……オスダイス、1c……ピン穴、2……メ
スダイス、3……ホルダー本体、3a……バネ
穴、3b……凹所、4……スライドピン、5……
押しバネ、6……位置決めガイド、7……ホール
デイングピン、8……弾性体、12……握り部、
13……操作レバー、14……ラチエツト機構、
A……圧着工具、B……圧着端子ホルダー、C…
…端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラチエツト機構の介在により握り部と操作レバ
    ーとの鋏状操作をオス、メスダイスの圧着動作に
    変換する圧着工具に装着し圧着端子を保持する圧
    着端子ホルダーにおいて、 ホルダー本体と、 そのホルダー本体に取り付け前記圧着工具に形
    成したピン穴に挿通するスライドピンと、 そのスライドピンと前記圧着工具とに取り付け
    前記スライドピンを前記ホルダー本体側に付勢す
    る押しバネと、 前記ホルダー本体に取り付け前記圧着端子を保
    持するホールデイングピンと、 前記ホルダー本体に取り付け前記圧着端子の端
    面に当接する位置決めガイドと、 その位置決めガイドを支承し圧着時に前記圧着
    端子の伸び方向と反対方向に付勢する弾性体と、
    からなることを特徴とする圧着工具用圧着端子ホ
    ルダー。
JP1985031222U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0231755Y2 (ja)

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JP1985031222U JPH0231755Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JPS61146887U JPS61146887U (ja) 1986-09-10
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