JPH0231690B2 - - Google Patents

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JPH0231690B2
JPH0231690B2 JP56132707A JP13270781A JPH0231690B2 JP H0231690 B2 JPH0231690 B2 JP H0231690B2 JP 56132707 A JP56132707 A JP 56132707A JP 13270781 A JP13270781 A JP 13270781A JP H0231690 B2 JPH0231690 B2 JP H0231690B2
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JP
Japan
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guanidine
hair
alkali
agent
ammonia
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP56132707A
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English (en)
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JPS5835106A (ja
Inventor
Katsumi Mizumaki
Junichi Fujiwara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kashiwa Kagaku Kogyo KK
Original Assignee
Kashiwa Kagaku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Kashiwa Kagaku Kogyo KK filed Critical Kashiwa Kagaku Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、しらが染ならびにおしやれ染等に用
いられる、パラフエニレンジアミンを代表してそ
の類似体を総称する酸化染料を含有する第1剤
と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤とを
組合せる染毛剤において、そのうち第1剤につい
ての改良に関するものである。 この種の染毛剤には粉末式、液状式、シヤンプ
ー式、クリーム式と種々あるが、その殆んどの第
1剤はアルカリ性となつている。 このアルカリについて従来アンモニア水が主に
使われていた。アンモニアは毛髪を膨潤させ作用
も温和で望ましいアルカリ薬剤であるが、残念乍
ら揮発性のためその臭気が嫌われるのである。こ
れに対しKOH、Na2CO3の様な無機アルカリは
毛髪に残存し易く毛髪を傷う原因となるので、PH
をあげる場合にのみ少量用いるに限られる。近年
(トリ)(ジ)(モノ)エタノールアミンを用い
「臭くない染毛剤」が市販され始めた。然るに最
近エタノールアミンの動物の皮膚に対する感作性
に関する報文が発表され、厚生省は表示物質に指
定した。人体に対する影響の真為は別として問題
視されざるを得ない。従つて他のアルカリ物質を
探さく中のところ、本発明者はグアニジンの塩基
性塩が優秀なることを確認し、ここに提案する次
第である。 そもそも、染毛剤第1剤にアルカリを添加する
理由は、「第1剤の配合されている薬剤のうち
酸性のものゝ中和を行う目的、酸素の供給源で
ある第2剤の酸分を中和する目的(過酸化水素の
安定のため酸性となつている。)、一般に酸化染
料は重合発色する際、アルカリ性側が反応速度が
早いので、第1剤・第2剤混和後もアルカリ性を
保つに必要である目的、毛髪の細孔に染料を浸
み込ませるため、毛髪を膨潤させるにはアルカリ
性がよいので、そのために添加する目的。」であ
る。 しかし、一般に健康人の頭髪は酸性側に保つの
であるから、処理後は毛髪からアルカリをなるべ
く除去されねばならない。 第1図は各種のアルカリで処理した毛髪のアル
カリ残存率を求めたものである。毛髪を各アルカ
リのN/10規定濃度液に浸漬後、水を切り次に精
製水に浸漬洗滌する。(第1回)そのときのPHを
測定、以下同様にて数回求めたものである。この
結果アンモニアは最も除去され易く、次いで炭酸
グアニジンであり、トリエタノールアミン、
KOHは悪い結果を得た。アンモニアはドライセ
ツト時にも揮散するので最も好ましいが、次いで
グアニジンである。 塩基性を程するグアニジン化合物として、水酸
化グアニジン(溶液としてのみ存在)、炭酸グア
ニジン、重炭酸グアニジン、ホウ酸グアニジン、
燐酸ジグアニジン、有機酸グアニジン等挙げられ
本発明ではその何れもが撰択して使用可能であり
例えば水酸化グアニジンのPHは13.5位でNaOHよ
りも高く、燐酸ジグアニジンは8.5位で、これら
の組合せによつて極めて広いPH範囲に調節し得る
ことが特長である。この事は他の化粧品分野にお
いても応用面の広いものであるが、それは兎角、
染毛剤に関しては余りPHが高い場合は毛質に対し
悪影響を与えるのみか染色度もかえつて悪い。勿
論酸性側では染色に時間を要する。 アルカリに関し、アルカリの強さ(解離度PH)
とアルカリ量とを論じなければならない。アルカ
リ量の必要量は前記〜に述べた通りであり、
殊更過剰に加えることはかえつて毛質に対し悪影
響をもたらす。本発明者は多年の研究実績により
第1剤のPHは8.5〜10.5、アルカリ量は前記を
除いて即ち製品あたり、N/10酸標準液の消費量
が5〜30ml/gの範囲が最適なることを見出して
いる。 ここにおいてPHは4倍希釈溶液で行い、N/10
酸標準液の消費量はそれをPHを7.0にする迄の滴
定数で求められる。 次記実施例1はグアニジン塩のみのアルカリの
場合の具体例である。 実施例 1 配合薬剤名および配合量 パラフエニレンジアミン 4.00(wt%) 1.5ジヒドロキシナフタレン 1.25 パラアミノジフエニルアミン 0.65 ニトロフエニレンジアミン 0.10 プロピレングリコール 5.0 オレイン酸 5.0 ツウイーン80 26.0 オレーブ油 2.0 エチルアルコール 10.0 リン酸ジグアニジン 17.5 精製水 28.5 計 100.0 この配合組成物は粘稠淡黄色でアンモニア臭が
全くなく、PH8.9、N/10酸標準液消費量は8.0
ml/gであつた。 本品は過酸化水素を含有する第2剤と混和して
毛髪を黒色に染めるシヤンプー型の染毛用第1剤
の例である。」 次に本発明者が提案することは、アンモニアと
グアニジンとの併用について検討した。前述のと
おり、アンモニアは染毛剤のアルカリとして毛髪
に対して優れているが、臭気の点で使用に難があ
る。 但し、本発明者はその臭気は程度の問題である
に気付き、薬剤中のNH3濃度と臭気との関係を
不特定の人よりアンケートにより求めたところ、
(30℃に加温)或る程度迄は左程嫌悪しない限界
のあることが判然とした。この結果を5ランクに
纒めて第1表に掲げる。
【表】 表中の数字は調査対象人員を100%としての分
布である。この結果薬剤中NH3濃度0.8%位迄使
用しても左程差支えないことを意味している。併
しNH30.8%即ちN/10酸消費量4.7ml/gでは、
染色剤第1剤として充分といえない。何となれ
ば、前記のの中和のためにも、相当量のアルカ
リが消費されるからである。 参考迄に公知の市販品の測定結果を第2表に示
す。
【表】 第2表により、第1剤・第2剤の混和後のアル
カリ消費量はS−Aとなる筈であり、混和後は多
分に臭気は弱まることになるが、それでも第1剤
の開封時、混合時に不快な印象を与える。もつと
もシヤンプー式は混和の際の専門容器が工夫され
ている。また第2剤の過酸化水素は酸性側(PH
3.0近辺)において安定であり、第2表において
とくりクリーム式の場合安定化のため酸の配合を
多くしてあることが伺われるが、そうすると第2
剤のアルカリ分量も必然的に多くなる。 上記の事から総合的にみて、本発明は第1剤の
総アルカリ分はN/10酸標準液でPH7.0迄滴定す
るとき1g当り5.0ないし35.0mlとし、おおむね
それがの目的に対してあてるアルカリはグアニ
ジンとし、およびの目的にあてるアルカリは
主としてアンモニアとすることを着想した。この
アンモニアは臭気の点から0.8%以下に抑えるべ
きであることは前記のとおりである。グアニジン
のアルカリ度はアンモニアより強いのでに優先
的に結合する。但し、このことは飽迄概念的なも
のであつて、グアニジン塩基が過剰に存在して
も、それがPH10.5を超えなければ染毛に関して別
に悪影響があるわけでない。有機アルカリとして
のNH3(%)の測定は試料を100℃で加熱すれば
NH3は揮散するから加熱前後のアルカリをN/
10酸標準液で滴定しその差に0.17を乗ずればよ
い。 次にアンモニアとグアニジン塩との併用の場合
を実施例2に掲げる。 実施例 2 1 パラフエニレンジアミン等の染料 3.7(wt%) 2 エデト酸ナトリウム 0.2 3 プロピレングリコール 7.5 4 ポリビニルピロリドン 0.1 5 ワセリン(流動パラフインを含む)
10.0 6 セタノール 7.0 7 ステアリン酸 2.0 8 ラウリル硫酸ナトリウム 2.0 9 ポリオキシエチレンセチルエーテル
5.0 10 ポリベート80 2.5 11 アンモニア水(30%) 2.0 12 炭酸ジグアニジン 8.0 13 精製水 50.0 合 計 100.0 1〜4、8、11〜13を溶解混合して水ベースと
し、5〜7、9〜10、を混合相解してオイルベー
スとし、両者を70℃に加温しつゝ混和クリーム状
染毛剤第1剤とする。本品の4倍希釈液のPHは
10.0、N/10酸標準液の消費量は24ml/g、NH3
は0.57である。」 かくして、髪に対して最も不適性の無機アルカ
リの添加を行わなくとも、少量のアルカリでPHを
高くすることが出来た。エタノールアミンに関し
ては、それ自体の毒性が確定したわけでないので
あつて、PHは高くすることが出来ないものゝ、PH
の調節、活性剤との親和等拾て難い性質を有する
ので、本発明においてその添加をさまたげるもの
でない。
【図面の簡単な説明】
添付図面はアルカリの種類によつて毛髪の残存
量の比較をみたもので、横軸に洗滌回数を縦軸に
その洗髪液のPHを図表にしたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水酸化グアニジン、炭酸グアニジン、重炭酸
    グアニジン、燐酸グアニジン、ホウ酸グアニジ
    ン、有機酸グアニジンの一種また二種以上をアル
    カリ分として配合し、PH8.5〜10.5、N/10酸標
    準液の消費量が5〜35ml/gであることを特徴と
    する染毛のための第1剤。 2 前記N/10酸標準液の消費量が5〜35ml/g
    であつて、そのアルカリ分のうち、NH3として
    0.8%(重量)以下のアンモニアを含有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の染毛の
    ための第1剤。
JP13270781A 1981-08-26 1981-08-26 染毛のための第1剤 Granted JPS5835106A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13270781A JPS5835106A (ja) 1981-08-26 1981-08-26 染毛のための第1剤

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JP13270781A JPS5835106A (ja) 1981-08-26 1981-08-26 染毛のための第1剤

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JPS5835106A JPS5835106A (ja) 1983-03-01
JPH0231690B2 true JPH0231690B2 (ja) 1990-07-16

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JPH0686915U (ja) * 1993-05-31 1994-12-20 村田機械株式会社 ゲートカット装置のチャック部構造

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