JPH0231213Y2 - - Google Patents

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JPH0231213Y2
JPH0231213Y2 JP1985065021U JP6502185U JPH0231213Y2 JP H0231213 Y2 JPH0231213 Y2 JP H0231213Y2 JP 1985065021 U JP1985065021 U JP 1985065021U JP 6502185 U JP6502185 U JP 6502185U JP H0231213 Y2 JPH0231213 Y2 JP H0231213Y2
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mold
work clamp
section
dangerous area
work
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はプレス機械に関する。
〔従来の技術〕
例えば、タレツトパンチプレスに於いては、ワ
ークピースを把持するワーククランプが、パンチ
ング動作を行う為の金型の下(以下、危険領域と
略称する)に侵入して金型のパンチング動作によ
り損傷する恐れがある。従来は、この危険を回避
するため、ワーククランプが危険領域内へ侵入し
たことを検出する検出手段を設け、この検出手段
が検出作動したときにはパンチング動作を非常停
止するようにしていた。そして非常停止後、作業
者が、金型のパンチング動作によりワーククラン
プが本当に損傷するか否かを確認し、もし損傷す
る恐れがないとわかれば機械を両スタートさせパ
ンチング加工を続行するようにしていた。
しかしながら、このようなものに於いては、大
小種々の径の金型を使用する場合には、ワークク
ランプの安全を保障する為に、最大径の金型に合
せて危険領域を設定しておかなければならない。
従つて、危険領域が大きくなりすぎ、前記最大径
の金型に比較して小径の金型を使用する場合に
は、実際にはワーククランプが該小径金型の危険
領域に侵入しておらず、パンチング加工を非常停
止する必要がないにもパンチング加工を非常停止
してしまうことがあり、加工時間を長期化させる
と共に、作業者に再スタートのための余計な作業
を強いるという問題点があつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、前記従来の問題点を解決す
ることであり、無駄な非常停止を減らすことによ
り、加工時間を短縮すると共に作業者の余計な手
間を省くことを可能とするプレス機械を提供する
ことである。
〔考案の構成〕
前記目的を達成するために、この考案は、第1
図、第2図に示すように、板状のワークピース7
にパンチング加工を行なう複数の金型3を備える
と共に、パンチング加工位置の金型3aに対して
ワークピース7をX軸、Y軸方向へ移動し位置決
めする移動位置決め装置11を備えてなるプレス
機械にして、 前記各金型3のステーシヨン番号Tと金型径d
とを対応させて記憶した金型データ記憶部33
と、 入力部23からのステーシヨン番号Tの入力に
よりこのステーシヨン番号Tに対応する金型3の
金型径dを前記金型データ記憶部33から読み出
す使用金型決定部35と、 上記使用金型決定部35から受け取る金型径d
に基づいて、前記移動位置決め装置11に備えら
れた複数のワーククランプ15,17が金型によ
り損傷される危険領域39を設定する危険領域設
定部27と、 前記移動位置決め装置11に対する各ワークク
ランプ15,17の取付位置、各ワーククランプ
15,17の幅aおよび材料クランプ代bを記憶
するワーククランプデータ記憶部41と、 入力部23から入力される加工位置座標(X,
Y)とワーククランプデータ記憶部41に記憶さ
れたワーククランプデータとに基づいて、使用金
型の中心O′を基準とする直交座標(X′,Y′)で
各ワーククランプ15,17の先端部の位置を決
定するワーククランプ位置決定部43と、 前記危険領域設定部27のY軸方向の危険領域
データとワーククランプ位置決定部43における
各ワーククランプ15,17の先端部のY軸方向
の位置データとを比較して、各ワーククランプ1
5,17が危険領域に侵入しているか否かの判断
信号をX軸方向位置比較部47と出力部49へ出
力するY軸方向位置比較部45と、 Y軸方向位置比較部45から前記判断信号を受
け取ると、前記危険領域設定部27からX軸方向
の危険領域データを読み出すと共に前記ワークク
ランプ位置決定部43から各ワーククランプ1
5,17のX軸方向の位置データとを読み出して
比較し、各ワーククランプ15,17が危険領域
に侵入しているか否かの判断信号を出力部49へ
出力する前記X軸方向位置比較部47と、 前記Y軸方向位置比較部45又はX軸方向位置
比較部47から受け取つた前記判断信号に基い
て、加工位置の金型3aを打圧するストライカを
駆動するアクチユエータ51の動作、停止の制御
信号を作成する前記出力部49と、 を備えてなるものである。
〔考案の実施例〕
以下、第1図乃至第5図を参照しながら本考案
の一実施例を説明する。第1図はこの実施例に係
るタレツトパンチプレスのタレツト及びテーブル
等の平面説明図、第2図はこのタレツトパンチプ
レスに設けられたワーククランプ保護用制御装置
のブロツク図、第3図乃至第5図は使用金型につ
いて設定された危険領域とワーククランプ先端部
との位置関係を示す説明図である。
第1図を参照するに、タレツトパンチプレス1
には、多種類の金型3を支承したタレツト5が回
転自在に支承されていると共に、ワークピース7
を支承する固定テーブル9が装着されている。
このタレツトパンチプレス1は、タレツト5を
回転させることにより、適宜の金型3aをストラ
イカ(図示せれず)の下方位置O′に割り出すと
共に、前記位置O′に割り出された金型3aの下
にワークピース7を適宜に位置決めした後、スト
ライカによつて前記金型3aを打圧することによ
りワークピース7にパンチング加工を行なう。
従つて、このNCタレツトパンチプレス1に於
いては、ストライカの下方位置O′に割り出され
た金型3aが使用金型を成し、テーブル上に於け
る前記使用金型3aの干渉領域近傍が危険領域を
なす。従つて又この危険領域は使用金型ごとに
種々異なつた大きさを有するものである。なお、
ストライカの下方位置O′は、使用金型3aの中
心と一致するので、以下使用金型の中心と称す
る。
前記使用金型に対してワークピース7を適宜に
位置決めするために、タレツトパンチプレス1に
は移動位置決め装置11が設けられている。この
移動位置決め装置11は、キヤリツジベース13
及びワークピース7を支持し、Y軸方向に移動自
在な可動テーブル15を設けている。キヤリツジ
ベース13には、ワークピース7を把持する第1
及び第2ワーククランプ15,17をX軸方向に
位置調節自在に支承したキヤリツジ19がX軸方
向へ移動自在に支承されている。
従つて、ワーククランプ15,17に把持され
たワークピース7は、可動テーブル15をY軸方
向へ適宜に移動し、かつキヤリツジ19をX軸方
向へ適宜に移動することにより、X,Y軸方向へ
適宜に移動され、前記使用金型に対して適宜に位
置決めされるものである。
なお、ワークピース7は、可動テーブル15を
(第1図に於て)最下端に下げ、キヤリツジ19
を最下端に寄せた状態で、ワークピース7の左端
を可動テーブル15に設けたX軸方向原点つき当
て21に当接し、かつワークピース7の下端を第
1及び第2ワーククランプ15,17の最奥部に
当接させることにより、移動位置決め装置11に
対して位置決めされる。また、ワークピース7に
施されるパンチング加工の加工位置(パンチ穴の
中心位置)はワークピース7の最下端、最左端の
位置O(以下原点と称する)を基準とする(X,
Y)座標で指定されるものである。
タレツトパンチプレス1には、第1、第2ワー
ククランプ15,17が前記使用金型3aに係る
危険領域内に侵入した場合にパンチング加工を非
常停止する為のワーククランプ保護用制御装置が
設けられている。
このワーククランプ保護用制御装置21は、第
2図に示すように、入力部23と使用金型径決定
手段25と危険領域設定部27とワーククランプ
位置決定手段29と加工停止手段31と出力部4
9とから構成され、出力部49の制御信号によ
り、ストライカのアクチユエータ51を制御する
ようになつている。
入力部23は使用金型のステーシヨン番号T及
び加工位置の位置座標(X,Y)を入力する為に
ものである。
使用金型径決定手段24は、タレツト5に取り
付けられた全ての金型3のステーシヨン番号と金
型径とを一対一に対応させて記憶するための金型
データ記憶部33と、前記入力部23から使用金
型のステーシヨン番号Tを受け取ると前記金型デ
ータ記憶部33をアクセスしその内部から前記ス
テーシヨン番号Tに対応する金型の金型径dを読
み出す使用金型径決定部35とから成つている。
危険領域設定部27は、使用金型径決定部35
から使用金型の金型径dを受け取ると、パンチン
グ動作の際にこの金型が干渉するテーブル上の金
型干渉領域に基づいて、第1、第2ワーククラン
プ15,17がその内部に侵入すると前記パンチ
ング加工の際に損傷する恐れのある危険領域を設
定するものである。すなわち、例えば第3図に示
すように、テーブル9上で金型干渉領域37が定
まると、危険領域39は、この金型干渉領域37
に3辺を接しタレツト5の中心方向に延びる帯状
領域39を設定される。換言すれば、金型径dが
入力されると、危険領域39は使用金型3aの中
心O′を基準とする直交座標(X′,Y′)により −d/2≦X′≦d/2 (1) かつ −d/2≦Y′ (2) の領域を設定される。
ワーククランプ位置決定手段29はワーククラ
ンプデータ記憶部41及びワーククランプ位置決
定部43より成つている。ワーククランプデータ
記憶部41は第1、第2ワーククランプ15,1
7の取付位置、例えば、第1図に示すように、キ
ヤリツジ19をキヤリツジベース13に沿つて最
左端に移動させた場合の第1、第2ワーククラン
プ15,17の原点Oからの距離L1、及びL2
並びにワーククランプ幅a及び材料クランプ代b
を記憶するものである。又ワーククランプ位置決
定部43は、前記入力部23から加工位置の位置
座表(X,Y)を受け取ると、ワーククランプデ
ータ記憶部41から前記L1,L2,a,bを読み
出し、前記位置座標(X,Y)及びワーククラン
プデータL1,L2,a,bに基づいて前記使用金
型のパンチング動作時に於けるワーククランプ1
5,17先端部の位置を、前記使用金型の中心
O′を基準とする直交座標(X′,Y′)で決定する
ものである。
すなわち、例えば加工位置の位置座標が(X,
Y)であると指令されると、第1、第2ワークク
ランプ15,17先端部の前端(第1図に於いて
上端)のY′座標は、第3図に示すように、 Y′=−Y+b (3) と決定される。又第1ワーククランプ15先端部
の右側端、左側端のX′座標は、第4図、第5図
に示すように、それぞれ、 X′=−X+L1+a/2 (4) X′=−X+L1−a/2 (5) と決定される。
同様に、第2ワーククランプ17の右側端、左
側端のX′座標は、前記(4)式、(5)式でL1をL2と置
き換えて、それぞれ、 X′=−X+L2+a/2 (6) X′=−X+L2−a/2 (7) と決定される。
従つて、ワーククランプ位置決定手段29は、
入力部23から加工位置の位置座標(X,Y)を
受け取ると、その出力端に、(3)式乃至(7)式で表わ
される第1、第2ワーククランプ15,17の位
置データを出力するのである。
加工停止手段31はY軸方向位置比較部45
と、X軸方向位置比較部47とから成つている。
Y軸方向位置比較部45は、前記危険領域設定部
27から(2)式で表わされるY軸方向の危険領域デ
ータを受け取り、かつ、ワーククランプ位置決定
部43から(3)式で表わされる第1、第2ワークク
ランプ15,17先端部の前端のY′座標を受け
取ると、両データを比較し、比較結果をX軸方向
位置比較部47又は出力部49へ判断信号として
出力するものである。すなわち、(3)式で表わされ
る第1、第2ワーククランプ15,17先端部の
前端のY′座標Y′=−Y+bが危険領域−d/2
≦Y′内に位置する場合(即ち、−d/2≦−Y+
2である場合)には、次にX軸方向の干渉を判断
すべくX軸方向位置比較部47に起動指令信号を
出力する。一方、第1、第2ワーククランプ1
5,17先端部の前端のY′座標Y′=−Y+bが
危険領域−d/2≦Y′外に位置する場合(即ち、
−Y+b<−d/2である場合)には、第3図か
ら明らかなように第1、第2ワーククランプ1
5,17は危険領域39内に侵入することは有り
得ないので、X軸方向位置比較部47を作動させ
ることなく、第1、第2ワーククランプ15,1
7は危険領域39内に侵入しない旨の判断信号を
信号線lを介して出力部49に出力する。
X軸方向位置比較部47は、Y軸方向位置比較
部45から起動指令信号を受け取ると、危険領域
設定部27から(1)式で表われされるX軸方向の危
険領域を読み出すと共に、(4)式乃至(7)式で表わさ
れるワーククランプ側端の位置座標を読み取り、
このワーククランプ側端の位置座標が前記危険領
域内に入つているか否かを判断し、判断結果を判
断信号として出力部49に出力するものである。
すなわち、例えば第1ワーククランプ15の右側
端X′=−X+L1+a/2が、第4図に示すよう
に、危険領域−d/2≦X′≦d/2の左外側に
存在し、 −X+L1+a/2<−d/2 が成立している場合、又は、第1クランプ15の
左側端X′=−X+L1−a/2が第5図に示すよ
うに、危険領域−d/2≦X′≦d/2の右外側
に存在し、 d/2<−X+L1−a/2 が成立している場合には、第1ワーククランプ1
5は危険領域39に侵入していないと判断する。
X軸方向位置比較部47は同様の判断を第2ワー
ククランプ17について実行する。そして、第
1、第2ワーククランプ15,17が危険領域3
9に侵入しているか否かに従つて、それぞれ対応
する判断信号を出力部49に出力するのである。
出力部49は、Y軸方向位置比較部45又はX
軸方向位置比較部47から前記判断信号を受けと
ると、この判断信号に基づいて、アクチユエータ
51の制御信号を作成するものであり、Y軸方向
位置比較部45又はX軸方向位置比較部47のい
ずれかから第1、第ワーククランプ15,17は
危険領域39に侵入していない旨の判断信号を受
けとつた場合には、アクチユエータ51を作動さ
せるための制御信号を作成しこれをアクチユエー
タ51に出力する。又、X軸方向位置比較部47
から第1ワーククランプ15又は第2ワーククラ
ンプ17が危険領域39内に侵入しているとの判
断信号を受けとつた場合には、アクチユエータ5
1の動作を中止するための制御信号を作成しこれ
をアクチユエータに出力する。
アクチユエータ51はストライカを駆動するも
のであり、このアクチユエータの動作、動作停止
により、パンチング動作が続行又は停止されるも
のである。
次に、第6図を参照しながらこの実施例の作用
を説明する。この第6図は、ワーククランプが前
記危険領域に侵入しているか否かを判断すること
によりパンチング動作又はパンチング動作停止を
行なう場合の処理を示すフローチヤートである。
まずステツプ601で、使用したり金型のステ
ーシヨン番号T及びワークピース7の加工位置の
位置座標(X,Y)が入力部23に入力される。
ステツプ602で、使用金型が前記ステーシヨ
ン番号に基づいてストライカの下方位置に割り出
されると、使用金型径決定部35が、金型データ
記憶部25のメモリ内容を参照してステーシヨン
番号Tに対応する使用金型の金型径dを決定す
る。
ステツプ603で、危険領域設定部27が、使
用金型の金型径はdである旨の情報に基づいて、
使用金型のパンチング動作による危険領域を(1)
式、(2)式に示すように設定する。
ステツプ604で、ワークピース7が前記加工
位置の位置座標(X,Y)に基づいて所定位置に
位置決めされると、ワーククランプ位置決定部4
3が、既に述べた方法により、第1、第2ワーク
クランプ15,17先端部の位置を(3)式乃至(7)式
のように決定する。
こうして使用金型のパンチング動作による危険
領域39と第1、第2ワーククランプ15,17
先端部の位置座標が決定されると、ステツプ60
5で、Y軸方向位置比較部45が、第3図に示す
ように、第1、第2ワーククランプ15,17の
前端のY′座標Y′=−Y+bが危険領域−d/2
≦Y′の外側に位置するか否か、即ち−Y+b<
−d/2が成立しているか否かを判断し、条件が
成立している場合には、ステツプ611にジヤン
プし、出力部49に対しパンチング動作指令を作
成するよう判断信号を送出する。
一方ステツプ605で条件が成立していない場
合、即ちY軸方向では、第1、第2ワーククラン
プ15,17が危険領域39に侵入している場合
には、ステツプ606に移り、X軸方向位置比較
部47に於いて、先ず、第1ワーククランプ15
が危険領域39の右外側に位置するか否か、即
ち、第5図に示すように、d/2<−X+L1
a/2が成立しているか否かを判断する。
そして、条件が成立している場合、即ち第1ワ
ーククランプ15が危険領域39の右外側に位置
する場合には、第1ワーククランプ15は勿論、
第1ワーククランプ15のさらに右側に設けられ
た第2ワーククランプ17も危険領域39の外側
に位置するから、再びステツプ611へジヤンプ
し、出力部49に向けて、パンチング動作指令を
作成するよう判断信号を送出する。又ステツプ6
06で条件が成立していない場合、すなわち第1
ワーククランプ15の左端が危険領域39の右端
の内側に位置する場合は、第1ワーククランプ1
5が、(イ)危険領域39内に位置する場合と、(ロ)危
険領域39の左外側に位置する場合とが存在する
からステツプ607に移り、こんどは第1ワーク
クランプ15が危険領域39の左外側に位置する
か否か、即ち第5図に示すように、−X+L1
a/2<−d/2が成立しているか否かを判断す
る。
ステツプ607で条件が成立していない場合
は、第1ワーククランプ15は危険領域内に位置
するから、ステツプ610でジヤンプし、出力部
49に対して、パンチング動作停止指令を作成す
るよう判断信号を送出する。一方ステツプ607
で条件が成立している場合には、第1ワーククラ
ンプ15は危険領域39の左外側に位置するか
ら、次に第2ワーククランプ17が危険領域39
内に位置するか否かを判断すべくステツプ608
及びステツプ609へ進む。
そしてステツプ608及び609でステツプ6
06及び607と同様の判断を実行し、第2ワー
ククランプが危険領域39内に位置する場合には
ステツプ610へジヤンプしてパンチング動作停
止のための判断信号を出力し、第2ワーククラン
プ17が危険領域39の外側に位置する場合に
は、ステツプ611に進みパンチング動作を実行
するための判断信号を出力部49へ出力する。
最後に、出力部49が前記各判断信号を受け取
り、パンチング動作のための制御信号をアクチユ
エータ51に出力しアクチユエータ51を作動さ
せるか、又は、パンチング動作中止のための制御
信号をアクチユエータ51に出力しアクチユエー
タのパンチング動作を停止させると、ステツプ6
11でパンチング動作又はパンチング動作停止の
ための処理を終了する。
このように、本実施例によれば、危険領域39
を使用金型の金型径dに応じて種々の大きさに設
定し、第1、第2ワーククランプ15,17がこ
の使用金型ごとに異なる危険領域に侵入したとき
のみパンチング加工を非常停止したから、無駄な
非常停止動作がなくなり、加工時間を短縮すると
共に再スタートの為の作業者の手間を省くことが
できる。
なお、前記実施例においては、危険領域39
は、使用金型の干渉領域37に3辺を接する帯状
領域、Y′≦−d/2、かつ、−d/2≦X′≦d/
2、の領域であるとしたが、これより少し大きい
帯状領域、例えば△を余裕長さとするときY′≦
−(d/2+△)、かつ、−(d/2+△)≦X′≦
(d/2+△)の領域とすることもできる。この
ようにすることにより一層確実にワーククランプ
の損傷保護を図ることができる。
又、前記実施例では危険領域39は、第3図乃
至第5図に示すように、先端が角張つた帯状領域
としたが、先端が使用金型の干渉領域37に沿う
形状の領域、即ちY′<0に於てX′2+Y′2≦d2の領
域とすることもできる。このようにすることによ
り無駄なパンチ動作停止回数を更に減少させるこ
とができる。
又、前記実施例では、タレツトが回転すること
により、使用金型が交換されるタレツトパンチプ
レスについて説明したが、ストライカが移動する
ことにより使用金型が交換される型のパンチプレ
ス機械に於いても、前記ワーククランプ保護用制
御装置を設けることにより、金型とワーククラン
プの干渉を効率的に防止することができる。
〔考案の効果〕
以上のごとき説明より理解されるように、要す
るに本考案の要旨は実用新案登録請求の範囲に記
載にとおりであるから、その記載より明らかなよ
うに、本考案は、金型データ記憶部33と、使用
金型決定部35と、危険領域設定部27と、ワー
ククランプデータ記憶部41と、ワーククランプ
位置決定部43と、Y軸方向位置比較部45と、
X軸方向位置比較部47と、出力部49とを備え
てなるものであり、特にY軸方向位置比較部45
の判断信号が侵入していない判断信号である場合
には、X軸方向位置比較部47の判断を必要とせ
ずに出力部49においてアクチユエータ51の動
作信号が作成されるので、例えばニブリング加工
時には高速のニブリングを行なうことができるも
のである。
また本考案によれば、プレス動作の無駄な非常
停止を減らし、加工時間を短縮すると共に再スタ
ートの為の作業者の手間を省くことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の一実施例を示すもので
あり、第1図はタレツトパンチプレスのタレツト
及びテーブル等の平面説明図、第2図は前記タレ
ツトパンチプレスに設けられたワーククランプ保
護用制御装置のブロツク図、第3図乃至第5図は
使用金型の干渉領域及びその近傍に設定された危
険領域とワーククランプ先端部との位置関係を示
す説明図、第6図はワーククランプが前記危険領
域に侵入しているか否かを判断する為の処理フロ
ーチヤートである。 3……金型、7……ワークピース、15……第
1ワーククランプ、17……第2ワーククラン
プ、21……ワーククランプ保護用制御装置、2
5……使用金型径決定手段、27……危険領域設
定部、29……ワーククランプ位置決定手段、3
1……加工停止手段、37……使用金型干渉領
域、39……危険領域、45……Y軸方向位置比
較部、47……X軸方向位置比較部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状のワークピース7にパンチング加工を行な
    う複数の金型3を備えると共に、パンチング加工
    位置の金型3aに対してワークピース7をX軸、
    Y軸方向へ移動し位置決めする移動位置決め装置
    11を備えてなるプレス機械にして、 前記各金型3のステーシヨン番号Tと金型径d
    とを対応させて記憶した金型データ記憶部33
    と、 入力部23からのステーシヨン番号Tの入力に
    よりこのステーシヨン番号Tに対応する金型3の
    金型径dを前記金型データ記憶部33から読み出
    す使用金型決定部35と、 上記使用金型決定部35から受け取る金型径d
    に基づいて、前記移動位置決め装置11に備えら
    れた複数のワーククランプ15,17が金型によ
    り損傷される危険領域39を設定する危険領域設
    定部27と、 前記移動位置決め装置11に対する各ワークク
    ランプ15,17の取付位置、各ワーククランプ
    15,17の幅aおよび材料クランプ代bを記憶
    するワーククランプデータ記憶部41と、 入力部23から入力される加工位置座標(X,
    Y)とワーククランプデータ記憶部41に記憶さ
    れたワーククランプデータとに基づいて、使用金
    型の中心O′を基準とする直交座標(X′,Y′)で
    各ワーククランプ15,17の先端部の位置を決
    定するワーククランプ位置決定部43と、 前記危険領域設定部27のY軸方向の危険領域
    データとワーククランプ位置決定部43における
    各ワーククランプ15,17の先端部のY軸方向
    の位置データとを比較して、各ワーククランプ1
    5,17が危険領域に侵入しているか否かの判断
    信号をX軸方向位置比較部47と出力部49へ出
    力するY軸方向位置比較部45と、 Y軸方向位置比較部45から前記判断信号を受
    け取ると、前記危険領域設定部27からX軸方向
    の危険領域データを読み出すと共に前記ワークク
    ランプ位置決定部43から各ワーククランプ1
    5,17のX軸方向の位置データとを読み出して
    比較し、各ワーククランプ15,17が危険領域
    に侵入しているか否かの判断信号を出力部49へ
    出力する前記X軸方向位置比較部47と、 前記Y軸方向位置比較部45又はX軸方向位置
    比較部47から受け取つた前記判断信号に基い
    て、加工位置の金型3aを打圧するストライカを
    駆動するアクチユエータ51の動作、停止の制御
    信号を作成する前記出力部49と、 を備えてなることを特徴とするプレス機械。
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JPS5626893U (ja) * 1979-08-09 1981-03-12
JPS60247421A (ja) * 1984-05-24 1985-12-07 Fanuc Ltd タレツトパンチプレス用数値制御におけるワ−クホルダと工具との衝突防止装置

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