JPH02311810A - 自動焦点調節装置 - Google Patents

自動焦点調節装置

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JPH02311810A
JPH02311810A JP13256289A JP13256289A JPH02311810A JP H02311810 A JPH02311810 A JP H02311810A JP 13256289 A JP13256289 A JP 13256289A JP 13256289 A JP13256289 A JP 13256289A JP H02311810 A JPH02311810 A JP H02311810A
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data
level
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JP13256289A
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Yasuaki Kayano
茅野 靖昭
Takashi Azumi
安積 隆史
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビデオカメラなどに用いて好適な自動焦点調
節装置に係り、特に、赤外光を用いて測距する自動焦点
調節装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ビデオカメラの自動焦点調節装置として、赤外光
の発光部と2分割センサからなる赤外光の受光部とから
構成されるものが知られている。これは、発光部から周
期的に赤外光を発光させ、被写体から反射されるこの赤
外光を受光部で受光させるようにし、この受光部の2分
割センサでの赤外光受光状態からこの被写体に合焦して
いるか否か、合焦していなければ、合焦点に対して被写
体が遠方にあるか(前ピン)近くにあるか(後ピン)を
検出するものであり、受光部の出力信号により、合焦、
非合焦を表わるデータ(以下、合焦/非合焦データとい
う)と合焦点に対する被写体の方向を表わすデータ(以
下、方向データという)とが生成され、これに応じてフ
ォーカスレンズの位置が調整される。
いま、受光部における2分割センサの一方のセンサの受
光量をA1他方のセンサの受光量をBとすると、合焦状
態ではA−Bであり、非合焦状態ではA≠Bである。そ
して、非合焦状態が前ビンのときA>Bとすると、後ビ
ンではA<Bとなる。
したがって、これら受光量の差A−Bを求めることによ
り、この差の絶対値から合焦/非合焦データを得ること
ができ、この差の極性(正、負)から方向データが得ら
れる。
これら合焦/非合焦データ、方向データを求める1つの
方法では、2分割センサの2つのセンサ出力をA、Bと
して表わすと、これらの和信号(A+B)と差信号(A
 −B)とを得、この和信号(A + B)を積分して
その積分値が予め設定された闇値に達するまでの時間T
を測定し、差信号(A−B)をこの時間Tだけ積分する
。この差信号(A−B)の積分値は、合焦状態ではA−
Bであるから、零であり、前ビンではA>Bであるから
正価、後ビンではA<Bであるから負値となる。
和信号(A+B)の積分値が闇値に達する時間Tだけ差
信号(A−B)を積分するのは、被写体までの距離や被
写体の反射率によって受光部での反射赤外光の聴受光■
が異なるが、この聴受光量に関係なく差(8号(A−B
)の積分値の絶対値が合焦点から被写までの距離に一対
一に対応させるためである。
このようにして、差信号(A−B)の積分値により、合
焦/非合焦データと方向データとが得られる。
なお、被写体が無限遠にあるときには、この被写体から
の反射赤外光量はほとんど零である。したがって、和信
号(A+B)の積分値が上記時間Tよりも充分長い時間
経過しても上記闇値に達しないときには、被写体は無限
遠にあるものと判定され、フォーカスレンズは無限遠位
置に設定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、かかる自動焦点調節装置においては、赤外光
を用いるものであるから、太陽や照明灯などの外部光源
からの赤外光も受光部が受光してしまい、2分割センサ
の各センサの出力信号にランダムなノイズが発生する。
この2分割センサはフォーカスレンズの移動とともに、
反射赤外光の光軸に垂直な方向に位置を変える。また、
赤外光を反射する被写体の位置によってこの反射赤外光
の2分割センサでの受光状態が異なるから、2分割セン
サの位置や外部光源の位置により、外部光源からの赤外
光の2分割センサへの受光状態が異なることになり、こ
の2分割センサの2つのセンサでの外部光源からの赤外
光の受光量は異なる。
このために、これら2つのセンサの出力信号には夫々互
いに相関のないランダムノイズが混入することになり、
これらの差信号<A−B)もランダムノイズによって影
響されることになって、自動焦点調節装置に誤動作が生
ずることになる。
これを防止するための方法としては、赤外光の発生部と
はこの赤外光を周期的にパルス光として発光するが、こ
の発光パルスのデユーティ比を小さくして発光時間を短
かくし、これによって反射赤外光の受光期間を短かくし
てランダムノイズが飛び込むチャンスを確率的に小さく
すゐ方法が知られているが、これでもランダムノイズが
混入することを禁止することができず、したがって、ラ
ンダムノイズによる誤動作を完全に防止することができ
なかった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、外部からのラ
ンダムノイズによる誤動作を完全に防止することができ
るようにした自動焦点調節装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、発生された方向
データをカウントし、同一方向を表わす該方向データを
連続して所定の複数個カウントしたとき該方向にフォー
カスレンズを移動させるための制御信号を発生する手段
を設ける。
〔作用〕
ランダムノイズが混入していないときには、方向データ
は合焦点に対する被写体の方向を正しく表わしているが
、ランダムノイズが混入すると、方向データに誤りが生
じて被写体の誤った方向を指示する場合がある。この方
向データの誤りはランダムである。このために、個々の
方向データ毎にフォーカスレンズの移動方向を決めると
、誤った方向データによってフォーカスレンズが誤った
方向に移動してしまう。
そこで、本発明では、ランダムノイズが混入しても、連
続して発生される複数個の方向データが全てランダムノ
イズによって誤った同一方向を表わすことはほとんどあ
り得ないことから、これら方向データが全て同一方向を
表わしているときには、これらが指示する方向が合焦点
からの被写体′ の方向であるとし、上記手段がこの方
向にフォーカスレンズを移動させる制御信号を発生する
ようにする。
また、上記連続して発生される複数個の方向データの一
部と残りとが異なる方向を表わしているときには、方向
データがランダムノイズによって影響されたものであり
、いずれの方向が正しいか判定できないため、フォーカ
スレンズを移動させる制御信号が発生されないようにす
る。
これにより、焦点調節の誤動作が防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を示
すブロック図であって、1は分周回路、2はパルス発生
回路、3はモードカウンタ、4はPWMデユーティ作成
回路、5はインターバル制御回路、6は無限遠検出回路
、7はラッチ/コンパレータ回路、8はモードデコーダ
回路、9Nよタイミング発生カウンタ、10は合焦/P
WMデコーダ回路、11は合焦/PWM判定回路、12
はモータ制御回路、13は遠近方向カウンタ、14゜1
5は入力端子である。但し、この実施例は、前述の赤外
光を用いた方式によるものとする。
第2図は第1図における各部の信号を示すタイミングチ
ャートであって、第1図に対応する信号には同一符号を
つけている。但し、第2図(イ)は2分割センサの各セ
ンサ出力の和、差信号の処理モードを表わしている。ま
た、合焦/PWMデコーダ回路10の出力信号eは、第
2図el’welで示す異なるタイミングの信号からな
っているが、第1図ではこれら信号eをまとめて示して
いる。
第3図は第1図に示した実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
次に、この実施例の動作を説明する。
第1図および第2図において、入力端子15から入力さ
れる基準クロックCLKが分周回路lに供給され、各種
クロックが所定のタイミングで発生される。また、この
分周回路lはカウンタでもって構成され、そのカウント
値がパルス発生回路2でデコードされて所定のカウント
値毎にパルスが発生される。このパルスはオア回路、ナ
ントゲートを介しクロックaとしてモードカウンタ3に
供給される。このモードカウンタ3のカウント値すはモ
ードデコーダ回路8でデコードされ、このカウント値す
に応じて第2図(イ)に示すような各モードを設定する
各種信号が発生される。
以下、第3図(a)、(b)に沿って各モードでの動作
を説明する。
まず、装置の起動時には、各部を所定の初期状態に設定
するイニシャライズが行なわれる(第3図(a)のステ
ップ101)、ここで、2分割センサ(図示せず)の2
つのセンサの出力をA、 Bとすると、次に、第2図(
イ)に示す和信号(A+B)のための処理動作が行なわ
れる。
この処理動作では、まず、モードデコーダ回路8のリセ
ットモード信号により、積分回路(図示せず)がリセッ
トされる(ステップ102)とともに、積分回路の出力
が供給されるコンパレータ(図示せず)の基準レベルが
和信号(A+B)に対して所定に設定され、発光部(図
示せず)が赤外光を発光する。被写体(図示せず)から
反射されたこの赤外光は受光部の2分割センサで受光さ
れ、積分回路で和信号(A+B)の積分が開始される(
ステップ103)。この積分電圧は上記コンパレータを
通り、入力端子14からラッチ/コンパレータ回路7に
供給され、予め設定された闇値と比較される。この積分
電圧がこの閾値に達すると、第2図(イ)の和信号(A
+B)のホールドモードに入り(ステップ104)、積
分開始から積分電圧がこの闇値に達するまでの時間T(
第2図)がこのラッチ/コンパレータ回路7にラッチさ
れる(ステップ105)。
なお、この和信号(A + B)の積分電圧がこの時間
Tより充分長い限界時間を経ても上記閾値に達しないと
きには、これを無限遠検出回路6が検出し、被写体(図
示せず)は無限遠にあるために和信号(A+B)が略零
と判定し、PWMデユーティ形式回路4を制御する(ス
テップ106)。
これにより、PWMデユーティ形式回路4は、モータ制
御回路12からフォーカスレンズ(図示せず)を高速に
無限遠位置に移動させるためのモータ(図示せず)のデ
ユーティが大きい駆動信号l。
jを発生させる。
ラッチ/コンパレータ回路7で和信号(A+B)の積分
電圧が上記閾値に達するまでの時間Tがラッチされると
、次に、第2図に示す差信号(A−B)の処理のための
動作に移る(ステップ107)。
このステップ107は第3図(b)に示す一連の処理か
らなっている。
すなわち、まず、モードデコーダ回路8でリセットモー
とが設定されて上記図示しない積分回路がリセットされ
(第3図(b)のステップ201)、上記の図示しない
コンパレータの基準レベルが零レベルに設定される0次
に、差信号(A−B)がこの積分回路で積分される(ス
テップ202)。
この積分モードは、ラッチ/コンパレータ回路7にラッ
チされている時間Tを表わすデータでもってこの時間゛
rだけナントゲートをオフにし、パルス発生回路2から
モードカウンタ3にパルスaが供給されないようにする
ことにより、時間Tだけ接続するようにする。これによ
り、差信号(A−B)は時間Tだけ積分され、この積分
が終ると、モードデコーダ回路8はホールドモードを設
定しく第2図(イ))、積分回路でこの時間Tの期間積
分された差信号 (A−B)の積分電圧がホールドされ
る(ステップ203)、このホールドモードで合焦、非
合焦の判定、非合焦時での合焦点に対する被写体位置の
ずれ量、ずれ方向が検出される。
すなわち、このホールドモードはモードデコーダ回路8
によって設定されるが、このホールドモードの設定とと
もにモードデコーダ回路8は信号Cを出力し、これによ
ってタイミング発生カウンタ9は図示しないクロックを
カウントし、そのカウント値dを合焦/PWMデコーダ
回路lOがデコードする。この合焦/PWMデコーダ回
路10は、まず、カウント値dが第1の所定値になると
、取込みクロックfを発生する。
一方、積分回路にホールドされた差信号(A−B)の積
分電圧は上記図示しないコンパレータの零の基準レベル
と比較され、2分割センサの2つの出力A、Bの大小関
係に応じて極性(レベル)が異なる電圧が出力される。
この電圧のレベルは合焦点に対する被写体位置の方向を
表わしており、したがって、この電圧を方向データと呼
ぶことにする。
この方向データは入力端子14から入力され、合焦/P
WMデコーダ回路10で発生される取込みクロックfに
より、遠近方向カウンタ13に取り込まれ、後述するよ
うに、モータの回転方向を判定してその方向の指示信号
kをモータ制御回路12に出力する(ステップ204)
次に、モードデコーダ回路8は、上記図示しないコンパ
レータの基準レベルを、積分回路の出力レベルが合焦時
にとる範囲を表わすように設定する。これにより、入力
端子14には、このコンパレータからの合焦、非合焦に
応じてレベルが異なる信号(合焦/非合焦データ)が入
力される。そして、このとき、合焦/PWMデコーダ回
路10は、タイミング発生カウンタ9のカウント値dが
第2の所定値になったことから、第2図01に示す取り
込みクロックeを発生し、これによって合焦/PWM判
定回路11が入力端子14からの合焦/非合焦データを
取り込んで、合焦/非合焦データが零レベルか否かに応
じて合焦、非合焦を判定する(ステップ205)、そし
て、合焦状態にあるときには、合焦/PWM判定回路1
1はモータ制御B回路12を非動作状態にする信号gを
送り、モータが回転しないようにする(ステップ211
)。
しかる後、インターバル制御回路5により、所定のイン
ターバルが設定され(ステップ212)、第3図(a)
のステップ102に戻って再び和信号(A+B)の処理
モードに移る。
合焦/PWM判定回路11で取り込んだ合焦/非合焦デ
ータから非合焦状態と判定されると(第3図(b)のス
テップ205)、モードデコーダ回路8は上記図示され
ないコンパレータの基準レベルを、積分回路のホールド
された積分電圧の絶対値の大きさを判定するための第1
のレベルに設定する。これにより、絶対値が第1のレベ
ルよりも小さいとき“L” (低レベル)、大きいとき
“H” (高レベル)となる信号(以下、pWM1デー
タという)が入力端子14から入力される。
これとともに、合焦/PWMデコーダ回路lOはタイミ
ング発生カウンタ9のカウント値dが第3の所定値にな
ったことから、第2図13tに示す取込みクロックeを
発生し、これによって合焦/PWM判定回路11はこの
PWMIデータを取り込む。
そして、合焦/PWM判定回路11はこのPWM1デー
タのレベルを判定しくステップ206)、このレベルが
“L”のときには(このとき、合焦点と被写体位置との
ずれ量は小さい)、PWMデユーティ形成回路4にPW
M信号のデユーティをたとえば33%にする(ステップ
209)デユーティ指示信号りを送り、PWMIデータ
のレベルが“H″のとき゛には、PWM信号のデユーテ
ィをたとえば66%にするデユーティ指示信号りをPW
Mデユーティ形成回路4に送る(ステップ208)。
次に、PWMIデータがH”のときには、モードデコー
ダ回路8は、上記図示しないコンパレータの基準レベル
を上記第1のレベルよりも大きい第2のレベルに設定す
る。これにより、積分回路にホールドされている積分電
圧の絶対値がこの第2のレベルよりも小さいときには“
L′、大きいときには11 H11となるPWM2デー
タが入力端子14から入力される。これとともに、合焦
/PWMデコーダ回路10は、タイミング発生カウンタ
9のカウント値dが第4の所定値になったことから、第
2図e、で示す取込みクロックeを発生し、これによっ
て合焦/PWM判定回路11はこのPWM2データを取
り込む。
そして、合焦/PWM判定回路11はこのPWM2デー
タのレベルを判定しくステップ206)、このレベルが
“L“のときにはデユーティ指示信号りを出力せず、P
WMデユーティ形成回路4でのデユーティを先に設定さ
れた66%に確定する(ステップ208)が、PWM2
データのレベルがH′のときには、PWM信号のデユー
ティをたとえば100%とするデユーティ指示信号りを
PWMデユーティ形成回路4に送る(ステップ207)
このようにして、合焦/PWM判定回路11により、合
焦状態のときには、モータ制御回路12を非動作状態と
してモータを停止状態とし、非合焦時には、合焦点から
の被写体位置のずれ量に応じてPWMデユーティ形成回
路4からモータ制御回路12に供給されるPWM信号の
デユーティ比を33%、66%、100%のいずれかに
設定し、モータ制御回路12がこのデユーティの駆動信
号1、  Jを発生して上記ずれ量に応じてモータの回
転速度を異ならせる。
ところで、非合焦時でのモータの回転方向は、遠近方向
カウンタ13からの方向指示信号kによって決まる。こ
の遠近方向カウンタ13は、先に説明したように、入力
端子14からの方向データを取り込んで方向指示信号k
を出力するのであるが、取り込んだ1つの方向データの
みから方向判定をするのではなく、複数個の方向データ
を取り込み、これら連続して取り込まれた複数個の方向
データが全て同一レベルのとき、このレベルで表わされ
る方向の指示信号kを出力するのである。
すなわち、遠近方向力うンタ13は複数個の方向データ
を保持する機能を有しており、差信号(A−B)の積分
電圧のホールド期間(第2図(イ))毎に1回ずつこの
方向データを剪り込むが、順番に取り込まれた複数個の
方向データを保持し、次に新たな方向データが取り込ま
れると、保持されている方向データのうちの最も古い方
向データが除去される。
このように複数個の方向データを保持す遠近方向カウン
タ13は、これら方向データのレベルが全て等しいとき
、このレベルに応じた回転方向を指示する信号kを出力
する。そこで、ランダムノイズの混入によって差信号(
A−B)の積分電圧の1性が反転したときには、遠近方
向カウンタ13に保持される複数個の方向データは、そ
の少なくとも1つのレベルがランダムノイズによって影
響を受けているために、レベルが一致せず、遠近方向カ
ウンタ13からはモータの回転方向を指示する信号kが
出力されない。このため、モータ制御回路12はモータ
を停止状態にする。
遠近方向カウンタ13に保持される方向データの個数は
適宜設定することができるが、この個数を多くすること
により、保持される方向データが全てランダムノイズの
影響を受けて同一レベルとなることはほとんどなく、し
たがって、ランダムノイズによってモータが誤った方向
に回転するような誤動作が生ずることはない。
以上のようにして、この実施例では、非合焦時には、合
焦/PWM判定回路11の出力信号りの指示のもとにP
WMデユーティ形成回路4で形成されるデユーティのP
WM駆動信号1.jにより、遠近方向カウンタ13で正
しく指定される方向にモータが回転し、フォーカスレン
ズが所定の被写体に合焦する方向に正しく移動すること
になる。
第4図は第1図におけるモータ制御回路12および遠近
方向カウンタ13の一興体例を示す構成図であって、1
6a−16hはD−FF (D型フリップフロップ回路
)、17a、17bはナントゲート、18a、18bは
インバータ、19a。
19bはナントゲート、20〜22は入力端子であり、
第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
第4図において、遠近方向カウンタ13はシフトレジス
タであって、前段のQ出力が次段のD入力となるように
縦続接続された8個のD−FF16a〜16hと、各D
−FF 16 a 〜16 hのQ出力が供給されるナ
ンド17a、各D−FF 16 a〜16hのd出力が
供給されるナントゲート17bとから構成されている。
初段のD−FFt6aには、入力端子14からの信号デ
ータがD入力として供給され、合焦/PWMデコーダl
Oから入力端子20を介して取込みクロックfが各D−
FF16a〜16hのクロック入力CPとして供給され
る。この取込みクロックfの供給タイミングは、先に説
明したように、入力端子14から方向データが入力され
る期間内であって、この入力された方向データが初段の
D−FF16aに取り込まれる。このD−FF16aの
Q出力は取り込まれた方向データのレベルに等しいレベ
ルとなり、そのd出力はこの方向データのレベルを反転
したレベルとなる。
このように、入力端子14から方向データが入力される
毎に取込みクロックfによってこの方向データが初段の
D−FF16aに取り込まれるが、他のD−FF 16
 b〜16hでもこの取込みクロックfがクロック入力
CPとなるから、初段のD−FF16aが方向データを
取り込むと同時に、次段のD−FF16bがD−FF1
6aのQ出力を取り込み、D−FF16cがD−FF1
6bのQ出力を取り込み、以下、各D−FFがその直前
のD−FFのQ出力を取り込むことになる。したがって
、初段のD−FF16aに取り込まれた方向データに着
目すると、取込みクロックfが供給される毎に、この方
向データはD−FF l 6 b。
D−FF 16 C,・・・・・・、D−FF16hの
順に転送され、次いで初段のD−FF16aに方向デー
タが取り込まれると、最終段のD−FF 16 hに保
持されていた方向データは失なわれ、代りにD−FF 
16 gに保持されていた方向データが最終段のD−F
F 16 hに転送されて保持されることになる。
そこで、装置が起動する初期状態では、これらD−FF
16a〜1(ihには方向データが保持されていないが
、その後8個目の方向データをD−F F 16 a’
に取り込むと、各D−FF16a 〜16hに方向デー
タが保持されることになる。これ以降では、全てのD−
FF 16 a−16hに方向データが保持されている
ことになり、初段のD−FF16aには今取り込んだ方
向データが保持され、次のD−FF16bにはそれより
1回前に取り込んだ方向データが、・・・・・・、D−
FF16hには7回前に取り込んだ方向データが夫々保
持されることになる。
D−FF 16 a〜16 hのQ出力は全てナンドゲ
ー)17aに供給され、同じくζ出力は全てナントゲー
ト17bに供給される。そして、これらD−FF 16
 a 〜16 hのQ出力が全て“H”のとき、ナント
ゲート17aの出力kI (第1図における遠近方向カ
ウンタ13の出力にの1つ)は“L”となり、それ以外
では、この出力に1は“FT”となる、同様にして、ナ
ントゲート17bの出力kt (第1図における遠近方
向カウンタ13の出力にの他の1つ)も、D−FF16
a 〜16hのζ出力が全て“H”のとき、“L″とな
り、それ以外では、この出力に!は“H”となる。
そこで、入力端子14から順番に供給される8個の方向
データが全て” If ”のときには、D−FF16a
〜16hのQ出力は全てH″、ζ出力は全て“L”であ
るから、ナントゲート17aの出力に1が“L”、ナン
トゲート17bの出力に2が“Hlとなり、上記8個の
方向データが“L”のときには、逆に、ナラドゲ−1−
17bの出力に2が1L1、ナントゲート17aの出力
に1が“H”となる。すなわち、上記8個の方向データ
のレベルが全て等しいときには、ナンドゲー)17a。
17bの出力に、、に!のレベルが互いに異なることに
なる。
これに対し、入力端子14から順番に供給される8個の
方向データのレベルが1つでも他と異なるときには、D
−FF16a 〜16hのQ出力の少なくとも1つは“
L”となり、また、ご出力の少な(とも1つは“L”と
なるから、ナンドゲー)17a、17bの出力に、、に
2は“H”と等しいレベルになる。
以上のように、入力端子14から順番に供給される8個
の方向データのレベルが等しいときには、ナントゲート
17a、17bの出力に、、に、のレベルが異なり、ナ
ントゲート17bの出力に!のレベルが上記8個の方向
データのレベルに等しく、上記8個の方向データのうち
の1つでもレベルが異なると、ナントゲート17a、1
?bの出力に、、ktのレベルは等しくて“H”となる
したがって、方向データにランダムノイズの影響がなく
、上記8個の方向データのレベルが全て等しいときには
、ナントゲート17a、17bの出力に、、に!のレベ
ルが異なるが、ランダムノイズによってこれまでの方向
データとは異なるレベルの方向データが初段のD−FF
16aに取り込まれると、ナントゲート17a、17b
の出力kl。
k2のレベルは等しくH1となり、このランダムノイズ
でレベルが影響された方向データが最終段のD−FF1
6hから排出されるまで、ナントゲート17a、17b
の出力に、、に、のレベルは“H”のままに保持される
モータ制御回路12は、概略インバータ18a。
18bとナントゲート19a、19bとで構成されてい
る。遠近方向カウンタ13におけるナントゲート17a
の出力に、はインバータ18aでレベル反転されてナン
トゲート19aに供給され、同じくナントゲート17b
の出力に8はインバータ18bでレベル反転されてナン
トゲート19bに供給される。また、これらナントゲー
ト19a。
19bには、PWMデユーティ形成回路4(第1図)か
ら出力されるPWM信号と合焦/PWM判達回路11 
(第1図)の出力信号gとが、夫々入力端子21.22
を介して供給される。ナントゲート19a、19bの出
力11  jがモータ制御信号として図示しないモータ
に供給される。
ここで、第4図の全体的な説明のために、入力端子14
からの方向データのレベルが、合焦点に対して被写体位
置が無限遠側にあるとき“H”、至近側にあるとき“L
”とし、合焦/PWM判定回路11の出力信号gのレベ
ルが、合焦状態で“L”、非合焦状態で“L”とする。
いま、合焦状態にあるものとすると、入力端子22から
の信号gのレベルは“L”であるから、遠近方向カウン
タ13の出力k(すなわち、kl+kg)や入力端子2
1からのPWM信号のレベルに係わらず、ナントゲート
19a、19bの出力信号1.Jは等しく“H”であり
、これによってモータ(図示せず)は停止状態に設定さ
れる。
非合焦状態のときには、入力端子22からの信号gはH
”となり、また、入力端子14からの順次の方向データ
のレベルがH”とすると、ナンドゲーz’yaの出力に
、が“1.”となってインバータ18aからナントゲー
ト19aに1H”の信号が供給され、ナントゲート17
bの出力に2が′H”となってインバータ18bからナ
ントゲート19bに“L”の信号が供給される。これに
より、ナントゲート19bの出力信号jは“H”に固定
されるが、ナントゲート19aの出力信号iは入力端子
21からのPWM信号が反転されたものとなり、これら
出力信号t、Jにより、モータは、合焦点が無限遠側に
ある被写体位置の方向に移動するように、PWM(8号
のデユーティに応じた速度で回転する。入力端子14か
らの順次の方向データのレベルがL”のときには、これ
とは逆に、ナントゲート19aの出力信号lが“H′に
固定され、また、ナントゲート19bの出力信号jがP
WM信号のレベル反転されたものとなり、モータは、合
焦点が至近側にある被写体位置の方向に移動するように
、PWM信号のデユーティに応じた速度で回転する。
これにより、非合焦状態から合焦状態へと移る。
非合焦状態のとき、遠近方向カウンタ13の初段D−F
F16aにランダムノイズによってこれまでとはレベル
が異なる方向データが入力されると、上記のように、ナ
ントゲート17a、17bの出力に、、に!のレベルが
等しく“H″となり、インバータ18a、18bからナ
ントゲート19a、19bに供給される信号はともに“
L″となる。このために、ナンドゲー)19a、19b
の出力信号l、jはともに6H″に固定され、モータは
停止状態となる。
このようにして、方向データがランダムノイズによって
影響されると、モータの回転が禁止され、誤動作を防止
できる。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はこの実施例
のみに限定されるものではない、たとえば、上記実施例
では、方向データの形成方法として差信号(A−B)の
積分電圧を用いたが、合焦点に対する被写体位置の方向
が検出できる方法であれば、いかなる方法を用いてもよ
い、また、第4図では、遠近方向カウンタ13が8個の
方向データを保持するようにしているが、この個数は任
意に設定できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、非合焦時、方向
データがランダムノイズによって影響されたことを確実
に検出することができ、ランダムノイズによる自動焦点
調節の誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動焦点調節装置の一実施例を示
すブロック図、第2図は第1図における各部の信号を゛
示すタイミングチャート、第3図は第1図の実施例の動
作を示すフローチャート、第4図は第1図における遠近
方向カウンタとモータ制御回路の一興体例を示すブロッ
ク図である。 4・・・・・・PWMデユーティ形成回路、11・・・
・・・合焦/PWM判定回銘、12・・・・・・モータ
制御回路、13・・・・・・遠近方向カウンタ、14・
・・・・・データ入力端子。 代 理 人 弁理士 弐 順次部(外1名)第1図 第2図 第 3図(a) 第3図(b)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、合焦点からの被写体の方向を表わす方向データを形
    成して出力する手段を有し、該方向データに応じた方向
    にフォーカスレンズを移動させて該被写体に合焦させる
    ようにした自動焦点調節装置において、前記手段による
    前記方向データの発生回数をカウントし同一方向を表わ
    す前記方向データを連続して複数個カウントしたとき該
    方向に前記フォーカスレンズを移動させるための制御信
    号を発生する遠近方向カウンタを設けたことを特徴とす
    る自動焦点調節装置。 2、請求項1において、前記遠近方向カウンタは、複数
    個のラッチ手段が継続接続されてなり順次供給される前
    記方向データを取り込んで次段の該ラッチ手段に転送す
    る第1の手段と、該ラッチ手段の出力が全て一致したと
    き前記制御信号を発生する第2の手段とからなることを
    特徴とする自動焦点調節装置。
JP13256289A 1989-05-29 1989-05-29 自動焦点調節装置 Pending JPH02311810A (ja)

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