JPS5968713A - カメラの自動焦点調節装置 - Google Patents

カメラの自動焦点調節装置

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JPS5968713A
JPS5968713A JP17944482A JP17944482A JPS5968713A JP S5968713 A JPS5968713 A JP S5968713A JP 17944482 A JP17944482 A JP 17944482A JP 17944482 A JP17944482 A JP 17944482A JP S5968713 A JPS5968713 A JP S5968713A
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focus
signals
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/36Systems for automatic generation of focusing signals using image sharpness techniques, e.g. image processing techniques for generating autofocus signals

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Focusing (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、撮影レンズによる被写体像を受け、その合焦
状態を検出する焦点検出装置の検出結果に基づいて撮影
レンズを合焦位置に自動的に駆動するカメラの自動焦点
調節装置に関する。
従来技術 撮影レンズによる被写体像を多数の受光素子からなる合
焦検出素子列で受けて、この素子列からの出力信号を演
算処理することによりデフォーカス量つまり像位置のフ
ィルム露光面からのズレ計(距離)を検出する装置が、
例えば特開昭54−159259号あるいは米国特許第
4. ] 85.191号において提案されている。と
ころが、上記の焦点検出装置は、一定距離の同一被写体
に対して焦点検出動作を繰返して複数回行う場合に、距
離検出方回と垂直な面内で被写体が位置を変えたり、カ
メラ保持時に手振れによりカメラが微小振動したりする
と、検出結果は必ずしも一致せず、成る値を中心値とし
て若干のバラツキをもって分布する。
すなわち、−回の検出動作だけでは正確な焦点検出情報
は得られないという欠点があった。
このバラツキは、多数の受光素子からなる合焦検出素子
列の各素子の特性や配列の不均一性、処理回路の不安定
性に起因するものの他に検出素子面の照度分布(被写体
輝度分布に相当する)の測定に際して、列状に配列され
た検出素子群の配列ピッチによって合焦検出素子のもつ
空間周波数特性が決められ、ナイキストのサンプリング
定理によって決まる空間周波数よりも高い周波数成分に
ついては正しい測定ができないことや、あるいは素子と
素子との間に存在する不感帯によって被写体の輝度分布
を不連続に測定することになり不感帯域で輝度変化があ
っても検出できないことに起因している。
そこで、距離方向と垂直な面内で被写体が位置を変えた
りすると合焦検出素子面」−に投影される被写体像のパ
ターンが変化し、相対的に合焦検出素子列における被写
体像のサンプリング位置も変化するために、検出素子の
上記要因により検出結果は一致しないことが起こり、何
回も同様な測定を繰り返すと、検出結果は成る値を中心
に若干のバラツキをもって分布することになる。したが
って、−回の検出動作で得られるデフォーカス量に基づ
いて撮影レンズの焦点調節を行っても、調節精度は保証
されない。そのようなわけで、複数回合焦状態の検出を
行うことにより複数のデフォーカス量のデータを得てこ
れらの平均値を求ぬ、この平均値に基づいて撮影レンズ
の焦点調節を行うようにした装置が特開昭56−788
11号で提案されている。しかしこの提案では、撮影レ
ンズを停止しておいて検出動作を繰り返し、平均値が得
られた後に撮影レンズの駆動が開始されるように焦点調
節装置が構成されているので速やかな焦点調節は行えな
かった。そこで本願出願人は特願昭56−157921
号において、撮影レンズを合焦位置に向けて移動しつつ
焦点検出を繰り返し行い、その際、撮影レンズの移動量
をエンコーダを用いて検出しておき、撮影レンズの移動
中に別々の位置で採取された各デフォーカス量のデータ
に撮影レンズの移動量分の補正を施して、各データをあ
る一つの。
位置を基準位置として採取されたものと見なせるデータ
に変換し、変換後のデータから平均値を求めるようにし
た焦点調節装置を提案した。この提案では各データに同
一の重みを持たせて平均値が算出されている。ところで
、上記のような焦点検出装置により検出されるデフォー
カス信号は、撮影レンズが合焦位置から大きく外れてい
る場合よりも極くわずかだけ外れている場合の方が信号
としての信頼性は高いという事実を指摘することが出来
る。この事実から見ると、合焦位置に対してより遠い位
置やより近い位置で採取されたデータを同一の重みで扱
うことは、信頼性の高いデータの価値を弱めてしまうと
いうことになってしまう。
また、デーフォーカス量を測定してその量に相当する分
量だけレンズを移動させて合焦動作を行 5− うシステムを採る場合に於いては、測定されたデフォー
カス量εに成る換算係数1(を乗じて合焦に至るのに必
要なモータの回転量11を計算しく n = K・ε)
求められた回転量nだけモータを回転させて合焦させる
という過程がとられる。特にレンズ交換式の一眼レフの
場合、レンズの移動量が多種多様であり、これらレンズ
ごとに回転量を定めなければならないため、各レンズ個
々に対して換算係数Kが異なるという背景がある。更に
、通常の固定焦点レンズの場合はレンズが決まればその
レンズにおいて一義的に換算係数にも決まってしまうの
が普通であるが、ズームレンズの場合等においてはレン
ズが決まっても換算係数には一義的に決まらず、ズーム
比等によって変化する。このようなズームレンズを装着
して自動焦点調節動作を行いながら、同時にズーム比を
変える撮影操作がなされることがあるが、このとき、ズ
ーム比を変える前の換算係数に1を用いて得たモータ回
転量n1とズーム比を変えた後の換算係数に2を用いて
得たモータ回転量n2とを等荷重で平均すると、不適正
な 6− に1という過去の情報に振り回される結果となってしま
い、レンズ位置制御にとって好ましくない結果をもたら
す。
目   的 本発明は、上記欠点を解消するためになされたものであ
り、焦点調節精度の高い焦点調節装置を提案するもので
ある。
要  旨 本発明は、撮影レンズを合焦位置に向けて移動しつつ焦
点検出動作を繰り返して行い、検出された各デフォーカ
ス信号に対して撮影レンズの移動量の補正を加えて、そ
れぞれを撮影レンズのある一つの位置を基準位置として
採取したものと同等に扱える信号に変換してこれらの平
均値を求め、この平均値に基づいて撮影レンズの焦点調
節が行われるカメラの自動焦点調節装置において時系列
的に後のタイミングで採取されるデフォーカス信号の方
に時系列的に前のタイミングで採取されるデフォーカス
信号よりも大きい重み付けをして平均化等の統計処理を
行い、撮影レンズが合焦位置により近ついた位置にある
ときに採取される信号により大きい重みを置いてデフォ
ーカス信号の信頼性を有効に生かすようにしたことを特
徴とする。
実施例 第1図において本発明による焦点調節装置が組込まれる
一眼レフカメラ(2)は、撮影レンズ(4)。
ハーフミラ−(6)、ペンタプリズム(8)等の光学系
を含み、ハーフミラ−(6)の背後には副ミラー(10
)が設けてあって、撮影レンズ、ハーフミラ−および副
ミラーを通過した被写体光が焦点検出装置(12)の受
光部(14)に導かれるようになっている。撮影レンズ
(4)は、モータ(16)からの駆動力を受けてレンズ
群(1,8)を光軸に沿って前後に駆動するギヤ等によ
り構成される動力伝達機構(20)を内蔵している。焦
点検出装置(12)は受光部としてのCCD(電荷結合
装置) (14)および該CCDの出力信号を処理して
デフォーカス信号を出力するデータ処理回路(22)を
含む。デフォーカス信号には、合焦位置から撮影レンズ
による像位置までのずれ量およびそのずれの方向の情報
が含まれている。尚、焦点検出装置(12)の構成自体
は、前述のように公知であり、また、本発明と直接には
関係ないので、その詳細な説明は省略する。本発明の理
解にとって必要なところは、焦点検出装置t(12)は
、外部から積分開始信号が与えられるとCCIJの積分
を開始し、その積分が終了すると外部に積分終了信号を
出力し、次いで所定のデータ処理時間経過後にデフォー
カス信号を出力するという検出サイクルを繰返すという
ことである。
エンコーダ(24)は、モータ(16)の例えば回転軸
に固着した透明部と不透明部の繰返しパターンからなる
円板と、その円板を挾み込むように配置したホトカプラ
とからなり、モータ1回転に対してP個(例えばP=1
2)のパルスを発生する。動力伝達機構(20)および
エンコーダ(24)の構成が特定されると、エンコーダ
からのパルス数nとレンズ群(18)の移動量lとの関
係が定まる。尚、ホトカプラには、モータ回転時のみホ
トカプラ作動用の電力供給がなされる。
中央処理回路(26)は、第2図において詳述され 9
 − るが、上述のデフォーカス信号、エンコーダ(24)か
らのパルス数等を入力情報としてモータ(16)の駆動
制御信号を発生してモータ駆動回路としてのガバナー(
36)に出力する。中央処理回路(26)は、さらには
合焦動作を実行させるために閉じられるAFスイッチ(
28)、カメラが撮影状態にあるとき閉じられるRE 
スイッチ(30)を入力情報源としている。AFスイッ
チ(28)が閉じられると、後述のようにして合焦・動
作が開始され、REスイッチ(30)が閉じられると、
合焦動作は中断される。モータ駆動回路としてのガバナ
ー(36)は、中央処理回路(26)からの制御信号を
受けて、モータ(16)への電力供給や制動の制御を行
う。モータ(16)は上記制御信号に応答して右回転あ
るいは左回転され、この際、電力は連続的あるいは間欠
的に供給される。
連続給電の場合、モータ(16)は高速回転し、間欠給
電の場合は低速回転する。また、両端が短絡されると、
モータは急制動がかけられた状態となる。
本発明による焦点調節装置ではCODへの積分およびデ
ータの処理に所定の時間が必要な関係上、短時間で合焦
動作を行わせるために、撮影レンズ−10− を合焦位置に向けて移動しつつ、デフォーカス信号の検
出動作が繰返し行われる。従って、データ処理回路から
定期的に出力されるデフォーカス信号のうち最新のもの
とそれ以前に検出されたものとの平均値がとられ、その
平均値を用いて撮影レンズの制御が行われる。複数のデ
フォーカス信号の平均化処理に際しては、平均化処理時
点以前に出力されたデフォーカス信号に対して、その出
力時点から平均化処理時点までの間の撮影レンズの移動
距離に応じた量だけ補正が加えられ、平均化処理時点の
撮影レンズの位置でのデフォーカス量に対応するデフォ
ーカス信号に直される。このような移動距離の補正がな
された複数のデフォーカス信号は、時系列的により新し
い信号により大きい重み付けがなされて平均値が求めら
れる。この平均値は例えば減算カウンタにセットされ、
以後エンコーダからのパルスにより減算される。このよ
うにしてこのカウンタの内容は刻々と撮影レンズの位置
に対応する値に補正されて行(。補正された減算カウン
タの内容がモータ制御のための最終的な判定データとし
て供される。以下第2図を参照して本発明の詳細な説明
する。
第2図において、エンコーダ(24)の出力と接続され
たレンズ移動量検出回路(4o)は、CCDの積分開始
時から積分終了時までの間にエンコーダ(24)から出
力されるパルス数P1と積分開始時からデフォーカス信
号が出力されるまでの間の1検出サイクルの期間におけ
るエンコーダ(24)がらの出力パルス数P2を検出し
、積分開始時点と積分終了時点との真中の時点から検出
サイクル終了時点までの間に発生されたパルス数P3(
−12−1//P1)を求め、パルス数P2とP3を出
力信号として出方する。
該検出回路(40)において、カウンタ(42)は積分
開始時にリセットされ、直ちにエンコーダ(24)がら
のパルスを計数する。ラッチ回路(44)は、積分終了
時におけるカウンタ(42)の計数値P1をラッチする
。ラッチ回路(46)は検出サイクル終了時つまり焦点
検出装置(12)からデフォーカス信号が出力されて、
ラッチ回路(52)に取込まれた時点におけるカウンタ
(42)の計数値P2をラッチする。掛算回路(48)
はラッチ回路(44)の内容に4を掛け、パルス数3′
2hを求める。減算回路(5o)は、パルス数P2から
パルス数4P1を減じてパルス数P3を求める。尚、以
上のような演算・制御の動作に必要な制御信号はシステ
ム制御回路(58)から与えられる。以下の回路につい
ても同様である。
デフォーカス信号を取込むラッチ回路(52)の出力端
子(54)からはデフォーカス量を示す信号が出力され
、出力端子(56)からはデフォーカスの方向を示す信
号が出力される。出力端子(54)は、実際には例えば
16ビツトの信号端子で構成され、また出力端子(56
)は1ビツトの信号端子で構成される。
掛算回路(60)は出力端子(54)から与えられるデ
フォーカス信号に一定の係数αを掛けるもの云、その結
果、デフォーカス信号はエンコータ(24)によるパル
ス数で示されるレンズ移動量と等価な信号に変換される
。こうして以後、デフォーカス量はパルス数を尺度にし
て表わされる。
減算回路(62)は、掛算回路(60)から出力される
デフォーカス量に対応するパルス数からパルス数−13
− P3だけ減じ、パルス数P3相応のレンズ移動量分の補
正を行う。このような補正は次のような理由により行わ
れる。焦点検出装置(12)の焦点検出動作は、時間的
な面から見るとCCDの積分測光時間と、その後のデフ
ォーカス信号を求めるための信号処理時間とに分けられ
る。積分測光時間は被写体の明るさにより異なるが、例
えば20m秒である。
また信号処理時間はほぼ一定時間の例えば60m秒程度
である。積分測光中に撮影レンズが刻々と位置を変えて
いる場合、便宜上、積分時間が半分経過した時点のレン
ズ位置を積分測光の位置とみなすことにする。こうする
と焦点検出装置(12)から出力されるデフォーカス信
号は、この積分測光のレンズ位置でのデフォーカス量を
示しており、この位置からデフォーカス信号出力時点ま
でに撮影レンズはすでに上述の例では70m秒分だけ移
動している。そこで、この移動分に相当するパルス数P
3を掛算回路(60)から出力されるデフォーカス信号
に対応するパルス数から減ずれば、デフォーカス信号出
力時点の撮影レンズ位置でのデフォ−カー 14− ス信号が得られることになる。かくて、減算回路(62
)からは焦点検出サイクルの最終時点で、その時点の撮
影レンズ位置でのデフォーカス知に対応するデフォーカ
ス信号が得られる。この補正されたデフォーカス信号は
次段の平均化処理回路(64)に入力される。ただし、
合焦動作が開始されてから第2回目の検出サイクル以降
のデフォーカス信号が平均化処理回路(64)に取込ま
れて行く。これは、第11回目の検出サイクルは通常、
撮影レンズを停止1−シた状態で行われ、得られたデフ
ォーカス信号に対して非合焦の判定がなされること(r
より、始めて撮影レンズの合焦位置へ向けての移動が開
始され、これと平行して2回目の検出サイクルが開始さ
れるからである。
さて、平均化処理回路(64)において、ラッチ回路(
66)は減算回路(62)から距離補正されたデフォー
カス信号が出力されるとこれを直ちに取込む。
ラッチ回路(68)は、ラッチ回路(66)に取込まれ
たデフォーカス信号を得た検出サイクルよりも以前の検
出サイクルにおける後述のデフォーカス信号の平均値に
、上述したような撮影レンズの移動距離補正を施したも
のを取込む。演算回路(70)は、ラッチ回路(66)
と(68)のデータを入力して次式で示す演算を行う。
Yr+−”Yn + (” 1.) Yn−1,−(1
)ここで、YnYn−1はそれぞれラッチ回路(66)
、(68)でラッチされた信号の内容である。また、a
はI(a(0の定数であり、例えは05に設定される。
ラッチ回路(72)は演算回路(70)の演算結果をラ
ッチする。選択回路(74)は、掛算回路(60)を介
して与えられる第1回目の検出サイクルのデフォーカス
信号を通過させ、その後の検出サイクルではラッチ回路
(72)からの信号を通過させる。ラッチ回路(76)
は選択回路(74)によって選択された信号をラッチす
る。減算回路(78)は、ラッチ回路(76)の内容か
らレンズ移動量検出回路(40)のラッチ回路(46)
の内容を減する。つまり、減算回路(78)は、ラッチ
回路(66)にラッチされたデフォーカス信号Ynが得
られた検出サイクル期間にわたる撮影レンズの移動量(
P2に対応)を前回までの平均化されたデフォーカス信
号”f n−1から減することにより、そのデフォーカ
ス信号を平均化処理時点の撮影レンズ位置でのデフォー
カス量に対応するものに補正する。今、平均化処理回路
(64)の動作を、第1回目の検出サイクルから順に追
って説明する。第1回目の検出サイクルによるデフォー
カス信号γ、は、選択回路(74)を介、してラッチ回
路(76)および後述のダウンカウンタ(8o)に入力
される。このカウンタ(80)に入力されたデフォーカ
ス信号が後述の判定回路(82)により非合焦と判定さ
れると、撮影レンズの駆動が開始され、同時に第2の検
出サイクルが開始される。次いで所要時間後に第2番目
のデフォーカス信号が出力されたとする。すると、ラッ
チ回路(66)にはパルス数P3で示される量だけ距離
補正された第2番目のデフォーカス信号y2が、またラ
ッチ回路(68)にはパルス数P2で示される移動量だ
け距離補正された第1番目のデフォーカス信号Yt(1
)が取込まれる。したがって、演算回路(70)からは
、(1)式の定数aを4に設定すれば −17− タ2−壺Y2 」−zVl(1]        ・・
・(2)で表わされる信号y2が出力され、選択回路(
74)を介してラッチ回路(76)とダウンカウンタ(
8o)に入力される。ただし、Vr[]lは、ラッチ回
路(76)にラッチされていたデフォーカス信号7、が
減算回路(78)を1回通過して距離補正がなされたこ
とを意味する。以下、同様である。同様にして減算回路
(62)から3番目のデフォーカス信号y3が出力され
ると、次式で示される平均値y3が得られる。
−1L     1    ]、      ’]γa
  zY3+%fll−ヲY3+22 Y2(I H−
、、,2Y1f21・・・(3)4番目のデフォーカス
信号y4が得られると、V4−↓Y4+’)’a fl
l−MaY2f2)−zYt(3)・・・[412 で表わされる平均値y4が算出される。
一般にn番目のデフォーカス信号Ynが得られると、 ”In−委りn十如Yn−x(1) +23 Yn−2
(21で表わされる平均値7nが算出される。(5)式
がら分るように、最新のデータ”fnに対して最も大き
い重−18− みが付けてあり、過去に遡るに従って重みか軽くなって
いる。
以上のようにして、平均化処理回路(64)では、最新
のデータであるn番目のデフォーカス信号y。
が得られると、過去のn−1個のデータをも考慮に入れ
て平均化処理したデフォーカス信号ynが算出される。
ただし、ynは1番目のものを除き減算回路(62)の
出力を示す。尚、焦点検出装置(]2)からデフォーカ
ス信号が出力されてからこの信号に対する平均化処理の
なされた信号が出力されるまでの間のデータ処即時間は
、エンコーダ(24)が出力するパルス間隔以内に収め
ることができる程度の短いものである。焦点検出装ft
 (12)は、デフォーカス信号を出力すると直ちに次
の積分測光が指示されて次の検出サイクルに移行する。
さて、平均化処理回路(64)からのデフォーカス信号
平。が与えられると、判定回路(82)はその信号レベ
ルに応じた以下に述べる信号を発生する。まず、デフォ
ーカス信号ynはダウンカウンタ(80)にセットされ
、以後、次のデフォーカス信号Tyn+Iがセットされ
るまでは、エンコーダ(24)からのパルスにより減算
されて行く。こうすることにより、ダウンカウンタ(8
0)の内容は刻々と撮影レンズの現在位置でのデフォー
カス値夕lに補正されて行く。
このデフォーカス信号昇は二つの比較回路(84)、(
86)に逐次与えられる。比較回路(84)は、デフォ
ーカス信号%を予め設定された参照値d、、つまり合焦
ゾーンより広目に設定された近合焦ゾーンの半値幅に相
当する値と比較し、デフォーカス信号五が近合焦ゾーン
値d1より大きい場合は、“高”レベル(”1”)の、
また小さい場合ば′低”°レベル(” O’”)の電圧
信号を出力する。他方、比較回路(86)は、デフォー
カス信号%を予め設定した合焦ゾーンの半値幅に相当す
る参照値d2と比較し、信号j4が合焦ゾーン値d2よ
り大きい場合は°′高°“レベルの電圧信号を、また小
さい場合は“低°“レベルの電圧信号を出力する。比較
回路(86)の出力はANDゲート(88人(94)の
各入力(90)、(96)と接続しである。A N I
)ゲート(94)の他方の入力(98)はラッチ回路(
52)の出力(56)と直接に接続してあり、ANDゲ
ート(88)の他方の入力(92月よNOT回路(10
0)を介してラッチ回路(52)の出力(56)と接続
しである。尚、ラッチ回路(52)の出力(56)から
は撮影レンズが合焦位置より前方にある場合、例えば°
°高°1電圧信す・が、後方にある場合、”低゛電圧信
号が出力されるものとする。こうすると、比較回路(8
4)、 (86)、 AN Dゲート(88)、 (9
4)の各出力端子(101)、 (102)。
(103)、 (104)からは、デフォーカス信号晃
および方向信号に応じて、表1のような電圧信号が出力
される。この出力を受けてガバナー(36)はモータ(
16)を表1の最右列に示すように駆動制御する。
ただし、モータが右回転すると撮影レンズは繰込まれる
方向に駆動されるものとする。
表  1 方向信号 比較人力 101102103 04   
モータタら〉dl  1 110 高速右回転OdlΣ
昇〉d2 01 10 低速右回転d2二y≦ 000
0停止]−3 %〉dl   1 1 01  高速左回転1d1シy
^〉d2 01 01  低速左回転次に以上の構成の
焦点調節装置の全般的な動作を第3図を参照して説明す
る。時刻[でA I”スイッチ(28)か投入されると
第1回目の検出サイクルが開始され、積分t(1]光お
よびデータ処理の時間経過後に1番目のデフォーカス信
号y1が出力される。
この間はモータ(16)は停車状態に置かれている。
デフォーカス信号y1がダウンカウンタ(80)にセッ
トされ、判定回路(82)で合焦の是非が判定される。
ここで、デフォーカス信号y1が合焦ゾーンはもちろん
のこと、近合焦ゾーンにも入っていないことが判定され
た場合は、モータ(16)は高速回転して合焦方向へ向
けて撮影レンズの駆動が開始される。
同時に第2回目の検出サイクルが開始される。この第2
回目の検出サイクル中にダウンカウンタ(80)にセッ
トされたデフォーカス信号γ1はエンコーダ(24)か
らの撮影レンズの移動に応じた移動距離分だけ刻々と減
算されて行き、かつその結果が逐次に判定回路(82)
で判定される。判定の結果、近合焦ゾーンに達していな
い限すモータ(16)は高速回転状態に保たれる。次い
で、第2回目の検出サイクルによるデフォーカス信号y
2が出力され、かつ平均値y2が算出されると、ダウン
カウンタ(80)はy2に置き換えられる。今度は、こ
の1直y2がエンコーダ(24)からのパルスにより減
じられて判定の対象にされる。この判定とモ行して第3
回1」の検出サイクルが進められる。
こうして$3番目のデフォーカス信号y3が出力されて
平均値Y3が算出されると、ダウンカウンタ(80)は
Y3に置き換えられ、前回と同様な判定動作が進められ
るとともに、第4回目の検出サイクルが平行して進めら
れる。今、判定の過程でダウンカウンタ(80)の内容
が近合焦ゾーンにI辛すると、比較回路(84)の出力
が〃高lからI低〃電圧に反転し、モータの駆動状態は
低能回転に変化する。こうして、m Fレンズが合焦ゾ
ーンに達した場合にモータの回転を直ちに停止させるた
めに備える。さて今ダウンカウンタ(80)の内容が近
合焦ゾーンには達したが合焦ゾーンに達することなく第
4番目のデフォーカス信号y4が出力され、次いで第5
回目の検出サイクルが進められている状態にあるとする
。平均値y4に基づく判定過程において、ダウンカウン
タ(80)のデフォーカス値が合焦ゾーンに達したとす
ると、比較回路(86)が°“低“l電圧信号を出力す
るようになって、モータは電力供給が停止され、かつ短
絡されて急停止トされる。こうして焦点調節が達成され
る。
第2図の回路では、エンコーダ(24)のパルスは二個
のカウンタ(42)、 (80)に入力され、一方のカ
ウンタ(80)の計数内容が逐−近合焦ゾーン値および
合焦ゾーン値と比較された。今、このような信号処理を
マイクロコンピュータを用いて行う場合を想定してみる
と、マイクロコンピュータの内部ではこのような信号処
理は割込み処理のプログラムにより行われる。すなわち
、エンコーダ(24)がパルスを発生する度に割込みが
要求され、プログラムは割込み処理ルーチンに移され、
このルーチンで比較判断動作が実行される。ところで、
このような比較判断動作の目的は、撮影レンズが近合焦
ゾーンあるいは合焦ゾーンに入った時点を検出すること
にある。そうであるから、撮影レンズが近合焦ゾーンか
らかなり外れているような場合でもパルス発生の度に逐
一割込みを要求して比較判断動作を実行していることは
マイクロコンピュータが不経済に用いられていて電源が
無駄に消費されていることを意味する。
第4図に示す回路は、デフォーカス信号で示される撮影
レンズの位置が近合焦ゾーンの外にある場合、そのデフ
ォーカス値と近1合焦ゾーン値との差に応じた値をカウ
ンタにセットし、カウンタがその差に相当する数のパル
スを計数したときに、例えばオーバーフローパルスを出
力せしめ、このパルスを撮影レンズの位置が近合焦ゾー
ンに達したことを示す信号として扱うように構成したも
のである。マイクロコンピュータを用いる場合、上記の
オーバーフローパルスを割込み要求信号として用いるよ
うにすれば、第2図の回路のようにエンコーダからのパ
ルスを計数する度に割込み処理を行うという必要はなく
なる。尚、第4図の回路ではエンコーダからのパルスを
計数するカウンタは1個である。後述するように、撮影
レンズの移動量を検出する部分の回路構成は第2図と若
干具−25− なるが、検出した移動量を用いてデフォーカス信号の平
均化処理を行う部分の構成は同一である。
第4図において、焦点検出装置(12’)は、デフォー
カス信号を出力する機能の他に更に被写体のコントラス
トが所定レベル以上あるか否か、および被写体輝度が所
定レベル以上あるか否かを検出する機能を有し、これら
検出結果を端子(108)、 (11(1)から出力す
る。被写体のコントラストおよび輝度が所定レベルに達
しない場合、例えば゛高゛°電圧信号がこれら端子から
出力される。この信号は次のように用いられる。第2図
の回路では1個の近合焦ゾーン値dlが用意されたが、
第4図の回路では2個の近合焦ゾーン値at−1、d1
2(di−1>di−2)がそれぞれメモIJ (11
2)、 (114)に用意されている。
これら2個の近合焦ゾーン値は少なくともコントラスト
あるいは輝度の一方が所定レベルに達していない場合に
は、大きい方の近合焦ゾーン値d1−1が選ばれ、近合
焦ゾーンの幅が拡げられる。撮影レンズが近合焦ゾーン
に達すると、以後、撮影レンズは低速駆動されるが、近
合焦ゾーンの幅が拡−26− がると、撮影レンズがこのゾーンを通過するのに要する
時間はさらに長くなる。したがって、例えば被写体輝度
が低下してCCI)の積分時間が長くなり、検出サイク
ルの周期か長くなったとしても撮影レンズが近合焦ゾー
ン内を移動する期間の検出サイクル回数は所要量が確保
される。逆にコントラストや輝度が十分高い場合は、小
さい方の近合焦ゾーン値d1−2が選択される。この場
合、CCI)の積分時間が短かくなっているので、近合
焦ゾーン値が小さくても検出サイクルの回数は確保され
る。いずれの場合にせよ、撮影レンズか近合焦ゾーンに
入った場合は、駆動速度を遅くすることにより撮影レン
ズが近合焦ゾーン内を移動する間に行われる検出動作の
回数を相対的に増やすようにしてデータの信頼性の向」
−を計っている。
さて、焦点検出装置(12’)の端子(108)、 (
110)はORゲート(11,6)を介して選択回路(
118)の制御端子(120)と接続される。選択回路
(118)は制御端子(120)に1高°“または1゛
低°′電圧が与えられるとメモリー(1,12)、 (
114)からの近合焦ゾーン値d I−1。
d I−2を選択的にラッチ回路(122)に伝達する
。ラッチ回路(122)でラッチされた近合焦ゾーン値
は減算回路(12/l)およびオーバーフロー処理回路
(126)に入力される。オーバーフロー処理回路(]
26)の入力端子(128)、 (130)および(1
32)は、それぞれラッチ回路(1,22)の出力端子
、カウンタ(134)のオーバーフロー出力端子(1,
36)および減算回路(12/l)の符号信号出力端子
(1,25)と接続されている。オーバーフロー処理回
路(126)は減算回路(124)の減算結果が正の場
合で、かっカウンタ(134)からオーバーフローパル
スが出力されたとき、ラッチ回路(122)からの近合
焦ゾーン値を後述のORゲート(1,62)、補数回路
(164)を介してカウンタ(1,34)にセットする
。減算回路(1,24)の入力(127)には平均化処
理回路(64)で平均化処理されたデフォーカス値の絶
対値l yn lが与えられ、vn−1yn1−dlで
示される演算が行われる。すなわち、撮影レンズの位置
と近合焦ゾーンとの間の距離が求められる。減算結果が
正であれば、これは撮影レンズの位置がまだ近合焦ゾー
ンに達していないことを示す。
減算回路(138)は、上記平均化処理されたデフォー
カス値からメモリ(140)に書込まれている合焦ゾー
ン値d2を減算し、撮影レンズの位置と合焦ゾーンとの
間の距離Wn (−l Vn 1−dz)を求める。次
に選択回路(142)は、−に連の減算回路(+24)
および(138)の出力に応じて第2表に示すような信
号を出力する。ここで、選択回路(1,42)の入力端
子第2表 (144)および(146)には減算回路(124)お
よび(138)から出力される信号の絶対値が与えられ
、入力端子(148)および(150)には減算回路(
124)および(138)で算出された信号が正である
か否かを示す符号信号が与えられる。尚、正および負の
−29− 符号は11高11および11低11電圧信号で示される
ものとする。第2表から明らかなように、選択回路(1
42)は、入力端子(148)、 (150)の両方に
“高パ電圧が与えられた場合は、減算回路(124)か
らの信号を出力端子(152)から出力し、°”高“電
圧信号を出力端子(154)から出力する。このような
出力状態は、撮影レンズの位置がまだ近合焦ゾーンに達
していないと判断された場合に当る。選択回路(142
)の出力端子(152)はANDゲート(156)の入
力端子(158)と接続されており、ANDゲート(1
56)はもう一方の入力端子(160)に“1高゛°電
圧が与えられると、イネイブル状態になって入力端子(
158)に与えられる選択回路(142)の出力端子(
152)からの信号をORゲート(162)に伝達する
。ORゲート(162)を通過した信号は補数回路(1
,64)に与えられてその補数が求められる。尚、カウ
ンタ(134)は加算形式のものが用いられる。したが
って、カウンタ(134)は、補数回路(164)から
の補数がセットされた後にORゲート(1,62)を介
して補数回路(164)へ与えられた入力値に相当する
エンコーー 30− ダ(24)からのパルスを計数すると、フルカウントの
状態になり、さらにもう1個のパルスを計数するとオー
バーフローパルスを出力する。カウンタ(134)は、
撮影レンズが近合焦ゾーンあるいは合焦ゾーンに到達し
た時点を検出するために用いられるが、さらに特定期間
内における撮影レンズの移動量を検出するために用いら
れる。第2図の回路では移動量検出開始の当初にカウン
タ(42)はリセットされ、次いで入力されるパルスを
計数するようになっているので計数値はそのまま移動層
を示すものであった。第4図の回路ではカウンタ(13
4)は上述のように補数回路(164)の出力がセット
され、セット値にエンコーダ(24)からのパルスの計
数値が加算される。したがって、カウンタ(134)を
利用して特定期間内の移動を知るには、期間終了時の計
数値から期間開始時の計数値を減することになる。ラッ
チ回路(1,66)は、焦点検出装置(12′)の検出
サイクルの開始時におけるカウンタ(134)の内容を
ラッチする。ラッチ回路(168)は、CODの積分終
了時のカウンタ(134)の内容をラッチする。さらに
ラッチ回路(170)は焦点検出装置(+ 2’)の検
出サイクル終了時のカウンタq34)の内容をラッチす
る。演算回路(1,72)は、ラッチ回路(168)の
内容からラッチ回路(166)の内容を減じてCCDの
積分中の移動量を算出する。ただし、積分中にカウンタ
(] 34)がオーバーフローパルスを出力した場合は
、オーバーフロー処理回路(126)からの近合焦ゾー
ン値を取込み、を記の減算結果に近合焦ゾーン値を加え
る。この結果、演算回路(1,72)からはCCDの積
分中の撮影レンズ移動量が求まる。尚、近合焦ゾーン値
を加えるのは以下に示す理由によっている。今、検出サ
イクル開始時点のカウンタ(1,34)の内容はN1で
あるとし、カウンタ(1:34)のフルカウント値はN
r、であるとすれば、N1からNFまでの計数値はNF
−N、で、これは検出サイクル開始時からオーバーフロ
ーが生ずる直前までの撮影レンズ移動量に相当する。次
にオーバーフローが生じてカウンタ(134,)に近合
焦ゾーン値d1の補数がセットされるが、これは、NF
−d、に相当する。CCDの積分終了時までにカウンタ
(134)はNF−d、からN2までさらに計数を行っ
たとすれは、その間の計数値はN2−(NF−dl)で
示される。結局、CC1)の積分中の計数値ΔN1は、
次式で示されるものとなる。
ΔI’h=Np−N1+Nz−(NF−dl )−N2
−N、十dl  ・・・・・・・・・・・・(6)つま
り演算回路(172)の演算結果は、カウンタ(134
)の最終値N2から初期値N1を減じ、それに近合焦ゾ
ーン値d1を加えたものに等しい。
他方、演算回路(174)は、一つの検出サイクルの全
期間における撮影レンズの移動層を算出する。
該演算回路(174)は、通常はラッチ回路(1,70
)の内容からラッチ回路(166)の内容を減じ、検出
サイクル中にカウンタ(134)のオーバーフローが生
じた場合はさらに近合焦ゾーン値を加える。この加算の
理由は上述の場合と同じである。以下、ラッチ回路(7
6)に平均化処理されたデフォーカス信号を得るまでの
回路構成は第2図のものと同一であり、各構成要素には
同一符号が付けである。
次に、カウンタ(176)は連続する2回の検出サー 
33− イクルにわたって選択回路(1/12)の出力端子(1
54)から与、えられる信号がともに“低“電圧である
場合、例えば゛′低°°電圧信号を出力する。この“′
低゛′電圧信号は合焦動作終了を示す信号としてシステ
ム制御回路(58りに入力され、システムを停止」−状
態に置く。
尚、選択回路(142)の端子(1,54)から“低°
゛電圧信号が出力されるのは、第2表に示したように、
減算回路(124)および(138)の出力信号の符号
が共に負の場合であり、撮影レンズが合焦ゾーンに到達
したと判定された場合である。カウンタ(176)によ
り連続する2回の検出サイクルの出力に対する判定結果
を取るのは、判定の確度を高めるためである。端子(1
54)からの°°低11電圧信号はインバータ(178
)により11高゛1電圧信号に変換され、ORゲート(
180)を介してガバナー(36)の入力端子(102
)にモータ短絡信号として与えられる。他方、カウンタ
(134)カラのオーバーフローパルスも01(ゲート
(180)・を介してガバナー(36)の入力端子(1
02)に与えられ、撮影レンズが近合焦ゾーンに達した
とき出力されるオーバーフローパルスに応−34− じてモータ(16)は一時的に短絡され、一時的にブレ
ーキが掛けられた状態となる。フリップフロップ(18
2)は、カウンタ(134)のオーバーフローパルスに
よりリセットされてパ低“電圧信号を出力し、減算回路
(124)の出力信号の符号か狛から正に変化するとセ
ットされ、゛′高゛°電圧信号を出力する。
減算回路(124)の出力信号の負から正への変化は、
近合焦ゾーン内にあった撮影レンズの位置がそのゾーン
外に出たということを意味する。フリップフロップ(1
82)は、撮影レンズの位置が近合焦ゾーン内に到達し
たことを示すカウンタ(134)からのオーバーフロー
パルスによりリセットされるが、その後撮影レンズか近
合焦ゾーンを通過してその外に出るとセットされるので
ある。フリップフロップ(1,82)の出力と減算回路
(124)の符号信号出力はANDゲート(184)に
より論理積がとられてガバナー制御回路(186)に入
力される。ガバナー制御回路(186)は、ANDゲー
ト(184)の出力が11低I′電圧となって撮影レン
ズが近合焦ゾーンに入ったと判定された場合、モータ(
16)を低速運転に切換えるための例えば、“低“電圧
信号を出力する。
尚、近合焦ゾーンに入った後にある回の検出サイクルに
応じたデフォーカス信号が突発的に近合焦ゾーンの外に
出るような場合、この回のデフォーカス信号は無視して
、撮影レンズは依然として近合焦ゾーン内にあるものと
見なす。ただし、連続する2回以−」−の検出サイクル
によるデフォーカス信号が近合焦ゾーンの外に出るよう
になると、撮影レンズは実際に近合焦ゾーン外に出たも
のと判定する。このような処理を行うためにフリップフ
ロップ(188)とカウンタ(190)が用いられる。
フリップフロップ(188)は、減算回路(124)あ
符号信号が°“低°゛から゛′高°“電圧に反転すると
これに応答してカウンタ(190)を計数可能状態に置
くための1′高°゛電圧信号を出力し、逆に減算回路(
124)の符号信号が°°高°′から°゛低低電電圧反
転するとカウンタ(190)をクリヤし、かつ計数を不
可にする”低“′電圧信号を出力する。カウンタ(19
0)は、通常+1高゛1電圧を出力し、計数可能状態に
置かれたとき、各検出サイクル毎にシステム制御回路(
58′)から与えられるパルスを計数し、1個のパルス
を計数すると°′低”電圧信号を出力し、2個以上計数
すると゛胃1電圧を出力する。したかって、減算回路(
124)が負の符号信号を出力した後に一回だけ正の符
号信号を出力し、次いで再び負の符号信号を出力する場
合、正の符号信号が出力された回はANDゲート(15
6)は選択回路(142)の端子(1,52)からの信
号の通過を禁止する。この禁1トによりカウンタ(13
4)では前回の検出サイクル時にセットされた値に基づ
いた計数動作を行う。ガバナー制御回路(186)は、
カウンタ(190)からのパ低°°電圧信号に対しては
出力状態を変化させず、逆に、カウンタ(190)から
の電圧信号が°°低11から”高“電圧に変化すると出
力状態を“高“電圧に変化させる。このようにして、撮
影レンズが近合焦ゾーンに入ったことが検出されるとA
NDゲート(184)から“低゛°電圧信号が出力され
るようになり、これに応答してガバナー制御回路(18
6)は、1低″電圧信号を出力し、ガバナー(36)に
対してモータの低速運転を指令する。低速運転の状態に
おいて、カウンタ(190)−37− の出力が、°′低°°から゛高′□電圧に変化するとガ
バナー制御回路(36)は“高“電圧信号を出力するよ
うになってモータの高速運転を指令する。
選択回路(142)の出力(154)は、ラッチ回路(
76)からの合焦位置に対する撮影レンズの駆動方向を
示す信号とともにANDゲー) (88)および(94
)に与えられる。ガバナー(36)は第2図の回路に用
いられるものと同一である。
以上説明したように、第2の実施例においては平均化処
理されたデフォーカス値と近合焦ゾーン値あるいは合焦
ゾーン値との差に応じた値がカウンタにセットされ、そ
の差を越えるパルスが計数された時、カウンタからオー
バーフローパルスを出力せしめるようにして撮影レンズ
が近合焦ゾーンあるいは合焦ゾーンに到達したことを検
出するようにしたので、マイクロコンピュータを導入す
る場合に第1の実施例のように、エンコーダからパルス
が出力される毎に撮影レンズが近合焦ゾーンあるいは合
焦ゾーンに入ったか否かの検出を行う構成の回路に比べ
て、マイクロコンピュータの38− 情報処理の負担が軽くて済む。
効  果 」−述のように、本発明は、撮影レンズを通過した被写
体光を受けて予定焦点位置と結像位置との間の差および
予定焦点位置に対する結像位置の方向を示す2種類の信
号を繰返し出力する焦点検出装置から撮影レンズを予定
焦点位置に向けて駆動する過程で繰返し出力される上記
差の信号のうち、最も新しい信号に最も大きな重みっけ
を与えてこれら複数の差の信号の平均値を得るように平
均化処理回路を構成し、この平均化処理回路からの信号
に基ついて撮影レンズを予定焦点位置に制御するように
したので、従来のように、撮影レンズの位置が予定焦点
位置より大きく外れていて信頼性の低い信号と予定焦点
位置の近傍にあって信頼性の高い信号とを同一の重みっ
けを与えて平均化する場合に比べて、はるかに高精度の
焦点調節が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるカメラの自動焦点調節
装置の構成の概略を示すブロック図、第2図はその要部
を示す回路(26)の具体的な回路構成を示す回路図、
第3図は第2図の回路の動作を示すタイムチャート図、
第4図は第2図の他の回路構成を示す回路図である。 2:カメラ、4:撮影レンズ、12:焦点検出装置、1
6;モータ、20:動力伝達機構、64:平均化処理回
路、36.40.58.82 :制御装置、24、40
 :レンズ移動量補正手段。 出願人  ミノルタカメラ株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、撮影レンズを通過した被写体光を受けて予定焦点位
    置と結像位置との間の差および予定焦点位置に対する結
    像位置の方向を示す2種類の信号を繰返し出力する焦点
    検出装置と、撮影レンズを予定焦点位置に向けて移動す
    る過程で前記焦点検出装置から繰返し出力された前記差
    を示す複数の信号のうち最も新しい信号に対し最も大き
    い重みをつけ、これら複数の信号の平均値を求める平均
    化処理回路と該平均化処理回路からの平均化された差を
    示す信号および前記焦点検出装置からの方向を示す信号
    に基づいて撮影レンズを予定焦点位置へ制御する制御装
    置とを備えたことを特徴とするカメラの自動焦点調節装
    置。 2、制御装置は、前記焦点検出装置からの差の信号を駆
    動されつつある撮影レンズの現在位置に対応する差信号
    に補正する撮影レンズ移動量補正手段を含み、前記平均
    化処理回路はこの補正された信号に基づいて平均値を算
    出する特許請求の範囲第1項に記載のカメラの自動焦点
    調節装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61267715A (ja) * 1986-04-09 1986-11-27 Minolta Camera Co Ltd 自動焦点調節装置
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