JP3206800B2 - ぶれ補正機能を備えたカメラシステムおよびぶれ補正機能を備えた交換レンズ - Google Patents

ぶれ補正機能を備えたカメラシステムおよびぶれ補正機能を備えた交換レンズ

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JP3206800B2
JP3206800B2 JP24342896A JP24342896A JP3206800B2 JP 3206800 B2 JP3206800 B2 JP 3206800B2 JP 24342896 A JP24342896 A JP 24342896A JP 24342896 A JP24342896 A JP 24342896A JP 3206800 B2 JP3206800 B2 JP 3206800B2
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正隆 浜田
久幸 升本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はぶれ補正機能を備
えたカメラシステムおよびぶれ補正機能を備えた交換レ
ンズに関する。特にカメラの撮像面における被写体像の
像ぶれを補正する機能を有するぶれ補正機能を備えたカ
メラシステムおよびぶれ補正機能を備えた交換レンズに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、カメラの撮像面における被写
体像の像ぶれを検出し、撮像光学系が有する光学素子の
一部をその像ぶれ量に応じて変位することによって、上
記像ぶれを補正するカメラが提案されている。このよう
なカメラにおいては、検出された像ぶれ量からこの像ぶ
れ量を補正するのに必要な上記光学素子の変位量を演算
する必要がある。しかしながら、この像ぶれ量から光学
素子の変位量を算出する演算方法について詳細に説明し
た従来の技術はなかった。
【0003】理想的には、同じ像ぶれ量に対して同じ光
学素子の変位量で補正できるように像ぶれ量と光学素子
の変位量との関係が光学系の状態や種類にかかわらず常
に一定であることが望ましい。さもなければ、同じ像ぶ
れ量が検出された場合に、所定の演算式に基づいて同じ
光学素子の変位量を算出すると、光学系の状態や種類に
よっては適切に像ぶれが補正されないことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら撮像光学
系においては、焦点調節動作や変倍動作に応じて複数の
光学素子をそれぞれ所定の位置に設定する必要があり、
これらの動作に対しても上記像ぶれ量と上記光学素子の
変位量との関係を常に一定に保つことが困難である。そ
して仮に上記関係を一定に保つよう光学系を構成しよう
としたならば、レンズ構成などの光学的条件や駆動力伝
達機構などの機械的条件の設計自由度が極端に制限され
ることになる。特に、レンズ交換式カメラの場合は、各
交換レンズごとに多種多様な光学性能を持たせることが
要求される。したがって、各交換レンズにおいてその光
学系の状態にかかわらず上記関係を一定に保つ、あるい
は複数種類の交換レンズにおいて上記関係を互いに同じ
にするということは、光学系を設計する上で非常に大き
な障害となる。
【0005】この発明は上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、撮像光学系において像ぶれ量と像ぶ
れ補正のための光学素子の変位量との関係を常に一定に
保つ必要がなく、光学系の設計の自由度を確保すること
ができるぶれ補正機能付カメラおよび交換レンズを提供
することを目的とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項に係るぶれ補正
機能を備えた交換レンズは、カメラの撮像面における被
写体の像ぶれ量を検出することが可能なカメラボディに
装着される交換レンズであって、像ぶれを補正するため
光軸と交差する方向に変位可能な光学素子と焦点状態
を調節するために光軸方向に移動可能なフォーカシング
レンズとを有する撮像光学系と、撮像光学系の構成によ
って決まる、ぶれ検出手段によって検出された像ぶれ量
をこの像ぶれ量を補正するのに必要な光学素子の変位量
に変換するための変換係数であって、フォーカシングレ
ンズの位置に対応した変換係数を出力する出力手段とを
備える。請求項に係る発明によれば、撮像光学系の構
成によって決まる、検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量
を補正するのに必要な光学素子の変位量に変換するため
の変換係数であって、フォーカシングレンズの位置に対
応した変換係数が出力される。したがって、像ぶれ量と
光学素子の変位量との関係が変化した場合でもこの変化
した関係に応じた変換係数が出力される。そして検出さ
れた像ぶれ量から光学素子の変位量を演算する際には、
上記変換係数を用いて演算するため、撮像光学系の状態
や種類にかかわらず適切な変位量が算出される。
【0010】請求項に係るぶれ補正機能を備えた交換
レンズにおいては、請求項の撮像光学系はズームレン
ズであり、出力手段はズームレンズの焦点距離に対応し
た変換係数を出力することを特徴とする。
【0011】請求項に係るぶれ補正機能を備えたカメ
ラシステムは、カメラボディと、カメラボディに対して
着脱可能な交換レンズとを備えたカメラシステムであっ
て、カメラの撮像面における被写体像の像ぶれ量を検出
するぶれ検出手段と、交換レンズ内に設置され、像ぶれ
を補正するために光軸と交差する方向に変位可能な光学
素子を含む撮像光学系と、撮像光学系の構成によって決
まる、ぶれ検出手段によって検出された像ぶれ量をこの
像ぶれ量を補正するのに必要な光学素子の変位量に変換
するための変換係数であって各交換レンズごとに固有の
変換係数を出力する出力手段と、検出された像ぶれ量と
変換係数に基づいて、光学素子の変位量を演算する演算
手段と、演算手段によって演算された変位量に基づい
て、光学素子を駆動する駆動手段とを備える。請求項
に係る発明によれば、撮像光学系の構成によって決ま
る、検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正するのに
必要な光学素子の変位量に変換するための変換係数であ
って各交換レンズごとに固有の変換係数が出力される。
したがって、交換レンズが取換えれらた場合でも装着さ
れた交換レンズに応じた変換係数が出力される。そして
検出された像ぶれ量から光学素子の変位量を演算する際
には、上記変換係数を用いて演算するため、撮像光学系
の状態や種類にかかわらず適切な変位量が算出される。
【0012】請求項に係るぶれ補正機能を備えたカメ
ラシステムにおいては、請求項の撮像光学系は、ズー
ムレンズであり、出力手段から出力される固有の変換係
数はズームレンズの焦点距離に応じて変化する可変な値
であることを特徴とする。請求項に係るぶれ補正機能
を備えたカメラシステムにおいては、請求項または
の撮像光学系は、焦点状態を調節するために光軸方向に
移動可能なフォーカシングレンズを有し、出力手段から
出力される固有の変換係数はフォーカシングレンズの位
置に応じて変化する可変な値であることを特徴とする。
請求項に係るぶれ補正機能を備えたカメラシステムに
おいては、請求項の交換レンズに固有の変換係数を記
憶する記憶手段を備えていることを特徴とする。
【0013】請求項に係るぶれ補正機能を備えた交換
レンズは、カメラの撮像面における被写体の像ぶれ量を
検出することが可能なカメラボディに着脱交換可能に装
着される交換レンズであって、像ぶれを補正するために
光軸と交差する方向に変位可能な光学素子を含む撮像光
学系と、撮像光学系の構成によって決まる、カメラボデ
ィによって検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正す
るのに必要な光学素子の変位量に変換するための変換係
数であって各交換レンズごとに固有の変換係数を出力す
る出力手段とを備える。請求項に係るぶれ補正機能を
備えた交換レンズにおいては、撮像光学系の構成によっ
て決まる、検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正す
るのに必要な光学素子の変位量に変換するための変換係
数であって各交換レンズごとに固有の変換係数が出力さ
れる。したがって、カメラボディに装着された交換レン
ズに応じた変換係数が出力される。請求項に係るぶれ
補正機能を備えた交換レンズにおいては、請求項の撮
像光学系はズームレンズであり、出力手段から出力され
る固有の変換係数はズームレンズの焦点距離に応じて変
化する可変な値であることを特徴とする。請求項に係
るぶれ補正機能を備えた交換レンズにおいては、請求項
またはの撮像光学系は、焦点状態を調節するために
光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズを有し、出
力手段から出力される固有の変換係数はフォーカシング
レンズの位置に応じて変化する可変な値であることを特
徴とする。請求項10に係るぶれ補正機能を備えた交換
レンズにおいては、請求項の交換レンズに固有の変換
係数を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面を
参照しながら説明する。なお、以下の説明においては、
単に本発明のシステムだけでなく、本発明とは直接関係
のない部分や他の機能をも含めたシステム全体について
説明する。
【0015】図1はこの発明にかかる手ぶれ検出センサ
を有するカメラの概略斜視図である。図1を参照して、
この発明にかかるカメラは、カメラ本体1と、カメラ本
体1に交換可能に設けられた交換レンズ2とを含む。カ
メラ本体1は、図中のX方向の手ぶれ量を検出するX方
向手ぶれセンサSx と、Y方向の手ぶれ量を検出するY
方向戸手ぶれセンサSy と、X、Y方向の手ぶれセンサ
x 、Sy が作動状態にないとき警告を発する表示部D
ISP1 とを含む。
【0016】図2は本実施例のカメラの回路ブロック図
である。図1を参照して、この発明にかかるカメラは、
カメラ全体の制御、種々の演算を行なうマイクロコンピ
ュータ(以下「マイコン」という)μCを含む。マイコ
ンμCには、焦点検出を行なう焦点検出回路AFctが
接続される。焦点検出回路AFctは、CCD、積分制
御回路、A/D変換回路を含み、後述する測距エリアに
対して被写体の情報を得るとともに、これをA/D変換
して、マイコンμCへ出力する。以下にこの発明にかか
るカメラの回路ブロック内に示された主要部分の説明を
行なう。
【0017】測光回路LMは後述する2つのエリアに対
して測光を行ない、その測光値をA/D変換してマイコ
ンμCへ輝度情報として出力する。表示制御回路DIS
PCは、マイコンμCから表示制御信号を入力してカメ
ラ本体上面の表示部DISP 1 およびファインダ内の表
示部DISP2 に所定の表示を行なわせる。手ぶれ検出
装置BLは、後に詳細に説明するようにカメラの手ぶれ
検出を行なう。
【0018】マイコンμCには、電子閃光装置ST、不
図示の撮影レンズを通ってきた閃光発光時の被写体反射
光を受光して、適正露光量となったときに閃光発光を停
止させる調光回路STC、交換レンズ固有の情報をカメ
ラのマイコンμCに出力するとともに、カメラから送ら
れてくる手ぶれ補正のための補正量に基づいて後述の補
正用アクチュエータ(本実施例ではパルスモータ)を駆
動するレンズに設けられたレンズ回路LEを含む。マイ
コンμCには、焦点検出情報に基づいて撮影レンズを駆
動するレンズ駆動制御回路LECN、マイコンμCから
の制御信号に基づいてシャッタを制御するシャッタ制御
回路TVCT、マイコンμCからの制御信号に基づいて絞
りを制御する絞り制御回路AVCT、マイコンμCからの
制御信号に基づいてフィルムの巻上げ、制御を行なうモ
ータ制御回路MD、電源となる電池E、逆流防止用ダイ
オードD1 、マイコンμCのバックアップ用の容量の大
きいコンデンサCBU、上述した回路の一部に電源を供給
する給電用トランジスタTr1、電界効果型のスイッチ
で、手ぶれ補正を行なうモータへの給電を行なうFET
(Tr2)が接続される。
【0019】次にスイッチ類の説明を行なう。測光スイ
ッチS1は、オートフォーカス(以下「AF」という)
動作を含むカメラの動作(たとえば、測光および各種デ
ータの表示)を行なうために操作され、不図示のレリー
ズボタンの第1ストロークの押下げでONとなる。測光
スイッチS1がオンされれば、マイコンμCは後で述べ
る図6のINT1 の割込フローを実行する。メインスイ
ッチSM は、ONされたときにカメラを動作可能とする
スイッチである。このスイッチのOFFからON、ある
いはONからOFFによって、後述の割込SMINTが
実行される。スイッチSIHBLは、手ぶれ補正を禁止する
ためのスイッチであり、スイッチSSPは、測光モード
(スポット/平均)を切換えるためのスイッチである。
レリーズスイッチS2は、撮影動作を行なうときに操作
されるスイッチで、レリーズボタンの第2ストローク
(第1ストロークより深い)の押下でONとなる。スイ
ッチXはいわゆるX接点であり、シャッタの1幕走行完
了でONし、不図示のレリーズ部材のチャージとともに
OFFとなる。
【0020】図3はメインスイッチSM のONからOF
FあるいはOFFからONによって実行される割込SM
INTを示すフローチャートである。図3を参照して、
この割込がかると、まずマイコンμCは、全フラグおよ
びデータをリセット(0)する(ステップ♯5)(以下
ステップを略す)。そして、メインスイッチSM がON
になったか否かを判定し、ONであればレンズからデー
タを入力する(♯10、♯15)。データとしては、 を入力する。
【0021】図4(A)は図3の♯15で示す部分のデ
ータ入力サブルーチンを示すフローチャートである。図
4(A)を参照して、データ入力サブルーチンにおいて
は、モード(I)(データ入力)を示すデータをセット
し(♯180)、端子CSLEの電位をLレベルにし
(♯182)、上記セットしたデータを出力し(♯18
5)、続いて上記の焦点距離f等のデータをレンズ側か
ら入力して(♯190)、端子CSLEの電位をHレベ
ルにする(♯195)。ここでモード(I)とは、レン
ズへの制御モードであり、図4(A)で述べたようにサ
ブルーチンLESI0(I)はカメラ側へのデータ入力
を表わし、図4(B)で示すLESI0(II)はカメ
ラからのデータ出力を示すモード(II)を表わす。
【0022】図3のフローチャートに戻って、レンズ側
から入力したデータに基づき、レンズが装着されている
か否かが判定され(♯20)、装着されていれば、トラ
ンジスタTr2をONするために、端子PW1の電位を
Hレベルとする(♯25)。これによって手ぶれ補正用
駆動モータへの給電が行なわれる。手ぶれ補正レンズを
リセットするデータがセットされ、サブルーチンLES
I0(II)サブルーチンによってレンズへデータが出
力される(♯35)。出力されるデータとしては、 がある。
【0023】カメラ本体側からレンズ側へデータを出力
するLESI0(II)サブルーチンを図4(B)を参
照して説明する。まずモード(I)のデータをリセット
し(♯200)、端子CSLEの電圧がLレベルとされ
(♯202)、上記のモード信号モード(II)が出力
される(♯205)。その後上記出力データが出力され
(♯210)、端子CSLEの電位がHレベルとされ
(♯215)、プログラムがリターンする。
【0024】次に図3の♯42に進み、(ここでは♯2
0でレンズがないと判断された場合にもプログラムは進
行してくる)、タイマTをリセットスタートし、これを
示すフラグであるタイマF1をセットし、ストロボ昇圧
を開始すべく端子CHSTの電位をHレベルとする(♯
40〜♯45)。次に手ぶれ補正禁止検出スイッチがオ
ンされているか否かを判定し(♯50)、補正禁止検出
スイッチがON(補正禁止)であれば、表示禁止データ
をセットし(♯55)、このデータを表示制御回路に出
力し(♯60)、これにより手ぶれ補正中を示す表示が
OFFされる。その後タイマTの値がT2(約5分)に
なるまで待って(♯65)、プログラムはステップ♯1
25に進む。ステップ♯125では、ストロボ昇圧を停
止し、端子CHSTの電位をLレベルにし、角速度モニ
タONのデータをリセットしてこの信号をぶれ検出装置
BLに出力し、モータをOFFする(♯125〜♯13
5)。そして給電トランジスタTr2、Tr1をOFF
し、表示データをセットし、これを表示回路に出力して
表示をOFFし、タイマフラグ(タイマF)をリセット
してマイコンはその作動を停止する(♯140〜♯14
8)。
【0025】ステップ♯50で、補正禁止のスイッチが
ONされていないときは、プログラムはステップ♯70
に進み、角速度モニタをONするためのデータセットを
行ない、センサモードをAとし、このデータをセットし
て手ぶれ検出器BLへデータを出力する(♯70〜♯8
0)。ここでセンサモードにはAとBとがあり、センサ
モードAにおいては、一定時間のみ手ぶれ検出用の角速
度モニタがONされ、センサモードBにおいては、ずっ
と角速度センサがONされる。このようにセンサモード
に2種類設けたのは、消費電流を減らすとともに、撮影
中などの必要な場合にのみ角速度センサを稼動させるた
めである。
【0026】次にステップ♯80で示す手ぶれ検出器B
Lへのデータ出力を示すサブルーチンBLSIO(I)
サブルーチンの内容について説明する。ここで出力され
るデータとしては、 角速度モニタ:ON/OFF センサモード:A,B,OFF 焦点距離:f 被写体距離データ:DV がある。
【0027】図4(C)はこのサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。図4(C)を参照して、手ぶれ検出
装置へデータを出力するBLSIO(I)サブルーチン
においては、まずデータモードがデータ入力モードであ
るモード(I)にセットされ、端子CSBLの電位をL
レベルとし(♯220、♯222)、このデータがまず
出力される(♯225)。次に上記の角速度モニタがO
NかOFFかなどを示すデータが出力されて、端子CS
BLの電位がHレベルとされ、プログラムはリターンす
る(♯230、♯235)。
【0028】次に図3のフローチャートに戻って、角速
度センサが安定し、測定するための時間を待ち、そのデ
ータを入力する(♯85、♯90)。このカメラ側から
出力されるデータとしては、 がある。
【0029】図4(D)は図3のステップ♯90で示す
カメラからレンズ側へのぶれ量を出力するサブルーチン
BLSIO(II)を示すフローチャートである。図4
(D)を参照して、サブルーチンBLSI0(II)
は、モード(I)のデータをリセットし(データ出力を
表わすモード(II)に直し)、端子CSBLの電位を
Lレベルとして、このデータをまず出力する(♯240
〜♯245)。続いてぶれ検出装置BLからのデータを
マイコンμCから入力し、端子CSBLの電位をHレベ
ルとしてプログラムはリターンする(♯250、♯25
5)。
【0030】次に図3のフローチャートに戻り、上記タ
イマTがT1(角速度センサが安定する時間に対応し約
7秒)以上であるかが判定され、T≧T1であれば、角
速度センサは安定しているものとし、これを示すフラグ
(検出OKF)をセットし、WAIT表示を示すデータ
をリセットして、表示回路にデータが出力される(♯1
00〜♯110)。
【0031】ここで角速度センサが安定する時間を待つ
のは、センサに電源を供給したとき、すぐには正しいぶ
れ量を表わすデータが出力されないからである。これは
特に、振動型の角速度センサを使用した場合にこのよう
な傾向が著しい。
【0032】電源投入時の角速度センサの出力の安定に
必要な時間を図5(A)および(B)に示す。図5
(A)においては、電源が投入されてから出力が安定す
るまで約1秒かかっているが、図5(B)の例において
は、出力が安定するまで約8秒かかっている。使用する
レベルを考慮して、この発明においては最大7秒の時間
待ちがセットされる。
【0033】次に図3のフローチャートに戻って、タイ
マがT=T2になれば、カメラはOFFすべく、検出O
KFをリセットし先に述べたステップ♯125以下のフ
ローを実行する(♯115、♯120) ステップ♯9
5において、タイマTがT1に達していないとき、プロ
グラムはステップ♯125に進み、システムが500m
秒WAITし、t=T1−Tとし、WAIT表示データ
をセットし、上記tおよびWAIT表示データを表示制
御回路に出力してプログラムはステップ♯75に進む
(♯155〜♯170)。
【0034】以上のようにこの発明によれば、ステップ
♯95ないしステップ♯110およびステップ♯155
〜ステップ♯170に示すように、メインスイッチSM
がONされてから角速度センサが安定する時間T1が経
過するまでは、撮影をWAITする旨の表示が行なわ
れ、角速度センサが安定する時間経過した後には、当該
表示がリセットされる。その結果、撮影者は手ぶれを検
出する角速度センサが作動中であるか否かを判断ができ
るため、手ぶれ検出センサが作動していないときに撮影
することがなくなり、その結果ぶれた写真が撮影されな
い。
【0035】次に測光スイッチS1がONされたときに
実行されるプログラムを説明する。図6および図7は測
光スイッチS1がONされたときに実行されるプログラ
ムを示すフローチャートである。まずフラッシュ発光可
能を示すFLOK端子の電位をLとし、表示データをす
べてリセットする。(♯260、♯265)。次にメイ
ンスイッチSM がONか否かを判定し、OFFであれば
マイコンμCは停止する(♯275)。ONであれば、
測光、AF等への回路への給電を行なうべくトランジス
タTr 1をONし、合焦を示すフラグAFEF、合焦後
の手ぶれ量が大きいことを示すフラグMDFをそれぞれ
リセットし、補正禁止スイッチがONされているか否か
を判定する(♯280〜♯290)。ステップ♯290
で補正禁止スイッチSIHBLがONされているとき、プロ
グラムはステップ♯475に進み、表示禁止データをセ
ットし、ステップ♯395に進み、これ以降のフローを
実行する(♯475)。この詳細は後述する。ステップ
♯290において、補正禁止スイッチがOFFであれ
ば、プログラムはステップ♯295に進み、角速度セン
サが検出OKを示すフラグ、検出OKFがセットされて
いるか否かが判定され、セットされているときはプログ
ラムはステップ♯300に進み、モニタONのデータを
セットする。続いてセンサがAモードにあることを示す
フラグをセットし、このデータを手ぶれ検出装置BLへ
出力し、一定時間(10m秒)WAITし、次に手ぶれ
量のデータを上記検出装置BLから入力し、プログラム
はステップ♯395に進む(♯305〜♯320)。本
来、露光中に手ぶれを補正する目的からすれば、レリー
ススイッチS2が入ってから手ぶれ検出センサの作動が
スタートされればよいが、このフローに示すようにレリ
ーススイッチS2が入る前から手ぶれ検出装置のスイッ
チを入れることにより、その立上がり時間を短くするこ
とができる。ステップ♯295において角速度センサが
検出OKを示す検出OKフラグがセットされていないと
き、すなわちセンサが安定していないときは、モニタの
ONを示すデータおよびセンサがモードAにあることを
示すデータをセットしてこのデータが手ぶれ検出装置B
Lに出力され、表示禁止データがリセットされ、レンズ
からデータが入力される(♯330〜♯345)。この
データからレンズが装着されているか否かが判定され、
装着されていればレンズ側の補正用モータへの給電を行
なうためにトランジスタTr2をONし、レンズモード
をリセットし、これをレンズ側へ出力してプログラムは
ステップ♯370に進む(♯350〜♯365)。ステ
ップ♯360においてレンズが装着されていないときに
もプログラムはステップ♯370に進む。
【0036】ステップ♯370では、タイマフラグがセ
ットされているか否かが判定され、セットされていれば
プログラムはステップ♯376に進む。タイマフラグが
セットされていないとき、タイマフラグをセットし、タ
イマTがリセットスタートされ、プログラムはステップ
♯376に進む(♯370〜♯374)。ステップ♯3
76においてタイマTがT1以上か否かが判定される。
T≧T1であれば、検出OKフラグがセットされ、WA
IT表示がリセットされてプログラムはステップ♯39
5に進む(ステップ♯376〜♯385)。一方T<T
1であれば、角速度センサは安定していないとして、t
=T1−Tが演算され、WAIT表示データがセットさ
れてプログラムはステップ♯395に進む。
【0037】ステップ♯395では、レンズからデータ
を入力し、測光を行なってAFを行ない、測光データに
基づいて露出演算(AE演算)を行なって絞り、シャッ
タスピードが求められる(♯400〜♯410)。これ
らの各々のサブルーチンについては後述する。
【0038】以上のようにこの発明によれば、ステップ
♯376〜ステップ♯390に示すように、測光スイッ
チがONされたときの割込フローにおいても、測光スイ
ッチがONされてから角速度センサが安定する時間T1
が経過する前は、カメラの表示部にWAIT表示が行な
われ、角速度センサが安定する時間が経過した後は、そ
の表示がリセットされる。したがって、先に述べたよう
に、手ぶれ検出センサが安定する前は、手ぶれ検出セン
サが安定していないということが表示されるため、撮影
者はそのような状態における撮影は行なわない。その結
果、手ぶれが生じない写真が撮影できるカメラが提供で
きる。
【0039】なおこの発明においては、ステップ♯32
5に示すように、手ぶれ検出が可能であることを示す検
出OKフラグがNOの場合に手ぶれ検出モニタのONデ
ータセットが行なわれる。したがって、測光スイッチが
ONされると同時に手ぶれ検出装置のセンサ回路がON
される。
【0040】次に図7のステップ♯400で示した測光
サブルーチンを図8(A)を参照して説明する。なおフ
ァインダから見た測光パターンが図8(B)に示され
る。測光パターンは図8(B)に示すように、中央部の
スポット測光エリアBVSPとそのまわりの周辺測光エリ
アBVAMの2つのエリアから構成される。各々のエリア
からの測光値をBVSP、BVAMとする。
【0041】図8(A)を参照して、まず各々のエリア
の測光値BVSP、BVAMのデータが入力され、スポット
測光スイッチがONされているか否かが判定され、ON
されていないときは測光値BVを(BVAM+BVSP)/
2としてプログラムはリターンする(♯480〜♯49
0)。一方ステップ♯485でスポット測光スイッチが
ONされているときは、ぶれ検出装置BLから入力した
データにより手ぶれ量が大きいか否かが判断される。手
ぶれ量が大きいときはデータの更新が行なわれずにプロ
グラムはリターンし、手ぶれ量が小さいときは測定値B
VにBVSPが代入されてプログラムはリターンする(♯
495〜♯500)。手ぶれ量が大きいときデータの更
新を行なわないのは、一瞬のぶれにより測光範囲がずれ
たことによって起こる測光値のずれを防ぐためである。
【0042】次に図7のステップ♯405で示したAF
サブルーチンについて説明する。図9はAFサブルーチ
ンの内容を示すフローチャートである。図9を参照し
て、まずCCDの積分を行ない、データを入力し、入力
したレンズ駆動のためのDF量に基づいて今のデフォー
カス量DF1が算出される(♯505〜♯515)。ス
テップ♯520において合焦後の手ぶれ量が大きいこと
を示すフラグMDFがセットされているか否かが判定さ
れる。MDFがセットされているときは、プログラムは
そのままリターンする(♯520)。これにより、合焦
後手ぶれ量が大きいと、動体判定が禁止され、AFロッ
クが行なわれる。この理由は、手ぶれ量が大きいと、A
F情報が信頼できないためである。
【0043】一方ステップ♯520でフラグMDFがセ
ットされていないときは、合焦を示すフラグAFEFが
セットされているか否かが判定される(♯525)。セ
ットされていないときは、手ぶれ量が大きいか否かが判
定され(♯530)、手ぶれ量が大きいときは信頼性が
低いとしてレンズ駆動が行なわれることなくプログラム
はリターンする。ステップ♯530で手ぶれ量が大きく
ないときは、求めたデフォーカス量DF1をレンズ駆動
のためのデフォーカス量DFにセットし、これが所定値
以下でないときは、DF量にレンズ駆動量変換係数をか
けてレンズ駆動量を求め、レンズ駆動を行なってプログ
ラムはリターンする(♯535、♯540、♯555、
♯560)。ステップ♯540でレンズ駆動のためのデ
フォーカス量であるDFが所定値以下であるときは、合
焦を示すフラグAFEFがセットされ、N=0としてプ
ログラムはリターンする(♯545、♯550)。
【0044】ステップ♯525において合焦を示すフラ
グAFEFがセットされているときは、プログラムはス
テップ♯570に進み、今回のデフォーカス量DF1を
DF2にする。そして手ぶれ量が大きいか否かをぶれ検
出装置BLから入力したデータに基づき判定する(♯5
80)。ステップ♯580で手ぶれ量が大きい場合は、
これを示すフラグMDFがセットされてプログラムはリ
ターンする(♯585)。一方ステップ♯580で手ぶ
れ量が大きくない場合は、Nが2以上か否かが判定され
る。N<2なら、合焦を入力したデータが2つないとし
て、動体判定ができないのでプログラムはリターンする
(ステップ♯587、♯590)。ステップ♯587で
N≧2なら、前回と今回とのデフォーカス量の差を求
め、この差が所定値(KΔDF)を越えるか否かが判定
される。越えない場合は動体でないとしてプログラムは
リターンする(♯595、♯600)。越える場合はデ
フォーカス量をDF=DF1+ΔDFとして、プログラ
ムはステップ♯555に進んでレンズが駆動される(♯
605)。
【0045】次に図7のステップ♯410で示すAE演
算のサブルーチンおよびAEプログラム線図の一例を図
10〜図14に基づいて説明する。本実施例において
は、撮影倍率データによって被写体が判別される。
【0046】β>1/10:マクロ撮影 β≦1/200:風景撮影 1/40≧β>1/100:人物撮影 と判定される。
【0047】その中間の撮影倍率は、上記場合分けの撮
影のどちらとも言えないとしている。そして、β>1/
10、β≦1/200のときは、2EVまたは3EV程
度開放絞り値から絞りが絞り込まれ、描写性能が良くさ
れる。特に風景撮影を考え、深度が考慮されている。1
/40≧β>1/100では、人物撮影では深度を浅く
するとともに、人物撮影の手ぶれを少なくするべく、開
放絞り値を制御絞り値としている。
【0048】また本実施例では、被写体が動体であるか
否かを判定し、動体であれば、動体による被写体ぶれが
起こらないように上記の絞り優先的なプログラムAE線
図にシャッタ速度も加味したAE線図を採用している。
【0049】図10において、フィルム感度SVが読取
られ、焦点距離fとレンズから入力された距離情報DV
とから撮影倍率βが演算され、焦点距離fから手ぶれを
起こす可能性が強いシャッタ速度TVfが求められる
(♯610〜♯620)。次に手ぶれ検出が可能か否か
が判別され、可能であれば検出OKフラグがセットさ
れ、ぶれ補正が可能であるとしてぶれ限界シャッタスピ
ードを延ばすために、上記シャッタ速度をTVf=TV
f−3とし、可能でなければ何もせず、それぞれステッ
プ♯635に進む(♯625、♯630)。ぶれた写真
が発生しないために、今決まるシャッタ速度か、手ぶれ
限界シャッタ速度かのいずれか短い方のシャッタ速度を
用いるのがよいことは従来言われている。この手ぶれ限
界シャッタ速度が以上のステップによって遅くされる。
ステップ♯635において、レンズの開放F値AVO
AVO ≧5か否かが判定される(♯365)。レンズ開
放F値AVO ≧5であれば、絞り変化量ΔAV=2とさ
れ、AVO <5であれば、変化量ΔAV=3とされてそ
れぞれプログラムはステップ♯646に進む。ここで、
輝度値BVがBV=BVO +AVO とされ、露出値EV
がEV=BV+SVとされる(♯646、♯647)。
【0050】露出値EVを求めた後、撮影倍率βが判定
され(♯655)、β>1/10、あるいはβ≦1/2
00のとき、プログラムはステップ♯670に進む。1
/20≦β<1/40あるいは1/100≧β>1/2
00のとき、絞り補正量ΔAVをΔAV/2としてプロ
グラムはステップ670に進む。1/40≧β1/10
0のとき、絞り補正量ΔAVが0とされてプログラムは
ステップ♯670に進む(♯655〜♯665)。ステ
ップ♯670では、シャッタスピードTVがTV=EV
−(AVO +ΔAV)で求められる。ステップ♯675
でフラッシュ撮影を示すフラグFLFがセットされてい
るときは、プログラムはステップ♯770に進む。フラ
グFLFがセットされていないときは、プログラムは♯
680に進み、演算シャッタスピードTVが手ぶれ可能
性速度TVf以下であるか否かが判定される(♯68
0)。TV≦TVfであれば、絞りAVがAV=EV−
TVfとして求められ、TV=TVfとされる(♯68
5、687)。
【0051】次に絞りAVがAV<AVO であるか否か
が判定され(♯690)、AV<AVO であるときは、
AV=AVO とされ、シャッタスピードTVがEV−A
Oとされて(♯700)、プログラムはステップ♯7
05に進む。そして演算で求められたTV、AVが制御
シャッタスピードTVC 、絞り値VC とされて、後述す
るレリーズロックの判定が行なわれ、プログラムはリタ
ーンする(♯690〜♯715)。ステップ♯690に
おいて、AV≧AVO のとき、プログラムは何もせずに
ステップ♯705に進む。
【0052】ステップ♯680において、TV>TVf
であれば、プログラムはステップ♯717に進み、動体
判定でぶれ量が大きいときにセットされるフラグMDF
がセットされているか否かが判定される。これがセット
されているとき、すなわちMDF=1のときあるいは2
回のデフォーカス量の変化量ΔDFが所定値以下のと
き、被写体は動体でないと判断されてプログラムはステ
ップ♯738に進む。ステップ♯717でフラグMDF
がセットされていない場合で、デフォーカス変化量ΔD
Fが所定値KΔDFを越えるときは被写体が動体である
として、絞りをAV=(1/2)・EV−2.5として
求める(♯725)。このように被写体が動体の場合
は、絞り値が所定の値から減算されることにより、絞り
が開放側になる。その結果、シャッタ速度が早くなる。
次にステップ♯730で、この絞りAVがAV≧AVO
+ΔAVであるか否かが判断され、AV≧AVO +ΔA
Vであれば、被写体は動体であっても得られるシャッタ
スピードがAV=AVO +ΔAVで求めた値よりも遅く
なる。したがって、プログラムはステップ♯735に進
み、AV=AVO +ΔAVとしてステップ♯740に進
む。
【0053】一方ステップ♯730でAV<AVO +Δ
AVであれば、シャッタスピードを速くすべく、プログ
ラムはステップ♯731に進む。そこで、開口F値AV
O から絞り込むための折曲点となるシャッタスピードT
d をTVd =AVO +5として求め、シャッタスピー
ドTVをTV=EV−AVO で求める(♯731、♯7
33)。そしてこの得られたシャッタスピードがTVd
以上であるか否かが判定され(♯735)、TV≧TV
d であれば、TV=(1/2)・EV−2.5とされ
(♯737)、TV<TVd であれば、AV=AVO
し(♯736)、プログラムはステップ♯740に進
む。
【0054】後述する図10〜図14に示す絞り値は、
TV<TVd であれば、AV=AV O で定まる。TV≧
TVd であり、かつAV<AVO +ΔAVであればAV
=(1/2)・EV−2.5で、AV≧AVO +ΔAV
であれば、AV=AVO +ΔAVで絞り値が決まる。シ
ャッタスピードTVはTV=EV−AVで求まる。
【0055】ステップ♯740では、シャッタスピード
TVをTV=EV−AVで求め、このTVが最大シャッ
タスピードTVmaxより大きいか否かが判定される
(♯745)。TVがTVmaxより大きくなければ、
プログラムは♯705に進む。TVがTVmaxより大
きい場合は、TV=TVmaxとして絞り値AVをAV
=EV−TVmaxとして求め直す。絞り値AVが最大
絞り値TVmaxより大きいか否かを判定する(♯75
0〜♯760)。AV>AVmaxであれば、AV=A
Vmaxとし、プログラムはステップ♯705に進む。
AV≦AVmaxであれば、すぐにプログラムはステッ
プ♯705に進む。
【0056】ステップ♯675において、フラッシュ撮
影を示すフラグFLFがセットされているときは、プロ
グラムはステップ770に進み、シャッタスピードTV
が手ぶれ可能性シャッタスピードTVfであるか否かが
判定される。TV≦TVfであれば、上記TVfとフラ
ッシュ発光同調最高速TVx より大きいか否かが判定さ
れる(♯770、♯775)。TVf>TVx であれ
ば、TV=TVx 、TVf≦TVx であれば、TV=T
Vfとし、少しでも手ぶれのおきない速いシャッタスピ
ードが設定され、絞りを開放にしてフラッシュ光が遠く
まであるいは、量が少なくなるようにする(♯780、
♯785)。ステップ♯780、♯785から両方と
も、プログラムはステップ♯790に進み、絞りAVが
AV=EV−TVで求められる(♯790)。次にステ
ップ♯795で求められた絞り値AVが開放絞り値AV
O より小さいか否かが判定され、AV<AVO であれ
ば、AV=AVO としてプログラムはステップ♯705
に進む。一方、ステップ♯795でAV≧AVO であれ
ば、AVが最大絞り値AVmaxより大きいか否かが判
定される(♯805)。AV>AVmaxであれば、A
V=AVmaxとしてプログラムはステップ♯705に
進む。ステップ♯805でAV≦AVmaxであれば、
何もせずプログラムはステップ♯705に進む。ステッ
プ♯770において、TV>TVfであれば、同調最高
シャッタスピードTVx より大きいか否かが判定され、
大きければTV=TVx としてプログラムはステップ♯
790に進む(♯815、♯820)、ステップ♯81
5においてTV≦TVx であれば、プログラムはステッ
プ♯705に進む。
【0057】図13および図14にそれぞれレンズの焦
点距離、開放F値が35mm/f4、200mm/f
5.6における場合のAEのプログラム線図が示され
る。共にX軸にシャッタ速度TVの値がとられ、Y軸に
絞り値AVの値がとられ、露出値をパラメータとして相
互の関係が図示されている。次に図12で♯715で示
したレリーズロック判定サブルーチンを図15を参照し
て説明する。図15を参照して、まずレリーズロックを
示すフラグLELFおよびフラッシュ発光を示すフラグ
FLFをそれぞれリセットし、レンズから入力した距離
DVが10mを越えるか否かを判定する(♯830〜♯
840)。撮影距離DVが10mを越えるときは、人物
撮影でないとしてフラッシュ発光は行なわない。被写体
距離DVが10mを越えるときは、制御シャッタスピー
ドTV C が手ぶれ可能性速度TVf以上のとき、あるい
は手ぶれ補正が禁止されているとき、あるいは、手ぶれ
検出が可能なとき(検出OKフラグが1のとき)には、
レリーズロックを行なわず、後述する表示のデータを出
力してプログラムはリターンする(♯845〜♯85
5、♯865)。
【0058】ステップ♯845〜♯855において、制
御シャッタスピードTVC が手ぶれ可能性速度TVf未
満であり、かつ、補正禁止モードでないときに、手ぶれ
検出ができないときは、手ぶれの可能性が大きいとして
レリーズロックのフラグLECFがセットされ(♯86
0)、プログラムはステップ♯865に進む。
【0059】ステップ♯840において距離DVが10
m以下のとき、プログラムは♯870に進み、被写体輝
度BV≦2か否かが判定される。ステップ♯870で輝
度BV≦2のときは、被写体にコントラストを与えるべ
くストロボ撮影を行なう。フラッシュのメインコンデン
サが充電完了しているか否かを示す信号をフラッシュ装
置FLから入力し、充電が完了していれば、フラッシュ
発光を示すフラグFLFをセットし、それを許可するた
めに端子FLOKの電位をHにしてプログラムはステッ
プ♯865に進む。一方ステップ♯875で充電が完了
していなければ、プログラムはステップ♯860に進
み、レリーズロックを示すフラグLECFがセットされ
る。ステップ♯870において、輝度BV>2であれ
ば、フラッシュなしで撮影が行なわれる。したがって、
プログラムはステップ♯845に進み、ステップ♯84
5以降のフローが実行される。
【0060】次に表示SIOサブルーチンで表示される
内容について図16(A)および図16(B)を参照し
て説明する。図16(A)はファインダ内表示(図2の
DISP2 に対応するを表わし、図16(B)は図1の
DISP1 に示す外部表示に対応する。図中aはレリー
ズロックの有無を示すもので、表示されるとカメラがレ
リーズロック状態にあることを示す。bは手ぶれ補正禁
止でないときに表示され、かつ、補正の結果手ぶれ補正
がうまくいかなかったとき点滅表示される。cはフラッ
シュ撮影のとき充電完了を示す。d、e、f、gは制御
シャッタスピードと絞り値を示す。hは角速度センサが
安定していないとき表示され、iはその待ち時間を表示
する。
【0061】上述のAE演算が終了すると、プログラム
は図6および図7に戻り、レリーズスイッチS2がON
されているか否かが判定され(♯420)、ONされて
いない場合はプログラムはステップ♯405に進む。ス
テップ♯420でレリーズスイッチS2がONされてい
る場合は、レリーズロックか否かが判定され(♯42
5)。レリーズロックであれば(LELF=1)、プロ
グラムはステップ♯445に進む。ステップ♯425で
レリーズロックでなければ(LELF=0)、露出制御
が行なわれ(♯430)、フィルムが1コマ巻上げされ
(♯435)、測光スイッチS1がOFFされるのを待
つ(♯440)。ステップ♯440で測光スイッチS1
がオフになれば、プログラムはステップ♯445に進
む。なおステップ430で示す露出制御の詳細について
は後述する。ステップ♯445において、測光スイッチ
S1がOFFか否かが判定され、ONであれば、電源ホ
ールド用タイマTAがリセットスタートされ(♯45
0)、プログラムはステップ♯295に進む。ステップ
♯445で測光スイッチS1がOFFであれば、プログ
ラムはステップ♯455に進み、電源ホールド用タイマ
TAが5秒以上になったか否かが判定される(♯45
5)。上記タイマが5秒未満であれば、プログラムはス
テップ♯295に進む。ステップ♯455で上記タイマ
が5秒以上経過していれば、補正禁止スイッチがOFF
されているか否かが判定され(♯460)、ONであれ
ば、プログラムは♯125(図3参照)に進み、停止の
制御が行なわれる。ステップ♯460で補正禁止でなけ
れれば、プログラムはステップ♯465に進み、電源ホ
ールド用タイマTAがT3(1分)以上経ったか否かが
判定される。ステップ♯465で上記タイマの経過時間
がT3未満であれば、測光回路等への給電をOFFすべ
く、端子PW1の電位をLとし、T3に達するのを待つ
(♯465、♯470)。T3以上であれば、図3に示
すステップ♯125に進み、停止の制御が行なわれる。
【0062】次に図7のステップ♯430で示したAE
制御サブルーチンについて図16(C)および図17を
参照して説明する。まず、補正禁止モードか否かを検出
し(♯890)、補正禁止モードでなければ、ぶれ検出
装置BLのセンサモードをモードB(連続モード)と
し、このデータをぶれ検出装置BLに出力し、検出装置
BLがぶれのデータを入力するのに必要な時間(10m
秒)待つ(♯891〜♯895)。次にこのデータを入
力すべく、ぶれ検出装置BLとデータ交信を行なう(♯
897)。次にミラーアップを行なうため、不図示のミ
ラーアップ用マグネットをONし、制御絞り値AVC
基づいて絞り制御を行なう(♯899、♯901)。そ
してレンズの制御モードのデータをOFFして、ぶれ量
データとこのモードデータ等のデータをレンズに出力す
るために、レンズとデータ交信(II)を行ない、ミラ
ーアップが完了したか否かを判定する(♯903〜♯9
10)。ミラーアップが完了していない場合、ぶれ検出
装置BLからぶれ量データを入力してプログラムはステ
ップ♯905に進み、ぶれ量データをレンズ側に出力す
る(♯915)。ステップ♯910において、ミラーア
ップ完了(SMUP がON)すれば、プログラムはステッ
プ♯920に進み、ぶれ検出装置BLからデータを入力
する(♯920)。このデータに基づいてぶれ量が大き
いか否かを判定する(♯925)。このようなプログラ
ムにするのは次の理由による。レリーズボタンの操作に
よるぶれ量の増加および絞り制御およびミラー制御等の
レリーズ制御によるぶれ量が増加する。このような露光
時のぶれ量を少なくするために、このときのぶれ量を検
出し、ぶれ量が大きいときは、ぶれ量が小さくなるまで
レリーズを禁止している。ステップ♯925において、
ぶれ量が大きいと判定されたときは、レンズへぶれ量デ
ータを出力するとき、レンズとデータ交信を行ない、ぶ
れ量が小さくなるのを待ってプログラムは♯920に戻
る(♯930、♯935)。ステップ♯925におい
て、ぶれ量が小さくなると、プログラムはステップ♯9
40に進み、レンズのモードをレリーズモードとしこの
データをレンズに出力する(♯945)。そして、フィ
ルム感度データSVをD/A変換器を介してアナログデ
ータとして調光回路に出力する。制御シャッタスピード
TVC から実時間TC を求め(♯955)、シャッタの
先幕の係止マグネットをOFFし、露出時間用タイマT
をリセットスタートさせる(♯950〜♯960)。そ
して、実時間TC と現在のTの時刻を比較し、(TC
T)が所定の値KT より大きいか否かが判定される(♯
970)。このKT は、ぶれ検出装置BLとレンズとの
それぞれのデータ交信に要する時間よりも少し長い時間
であり、これより短いときは正確な露出時間の制御は行
なえないとして、プログラムはステップ♯975に進
む。露出時間タイマTが実時間TC になったか否かが判
定されて(♯975)、T≠TC であれば、プログラム
はステップ♯970へ進む。T=TC であれば、プログ
ラムはステップ♯977に進む。ステップ♯970にお
いて、(TC −T)>KT であれば、ぶれ検出装置BL
がぶれ量データを入力し、これをレンズデータとして出
力してプログラムはステップ♯975に進む(♯97
1、♯973)、ステップ♯975において、T=TC
となると、プログラムはステップ♯977に進み、後幕
の係止用マグネットがOFFされる(♯977)。ぶれ
検出装置BLからぶれ量データが入力され、これがレン
ズに出力される(♯979〜♯981)。このとき、後
幕の走行速度およびデータ交信の速度にもよるが、通常
1回のレンズへのデータ交信しかできない。それでも、
これにより、後幕走行後も露光が終わるまで少しでもぶ
れの補正を少なくなるようにしている。そして完全に後
幕が走行完了する時間(5m秒)を待って、ぶれ検出装
置BLのセンサをOFFするデータがセットされ、ぶれ
検出装置BLにこのデータが出力され、レンズからデー
タが入力される(♯983〜♯989)、入力したデー
タに基づき、レンズのぶれ補正が行なわれたか否かを示
すぶれ限界(補正レンズが補正限界にあたったことを示
す)のデータが存在するか否かが判定される(♯99
1)。ステップ♯991でぶれ限界のデータが存在する
とき(データがセットされているとき)、図16(A)
の記号bを点滅表示させるために表示用のぶれデータが
セットされ(♯993)、ぶれ限界データがセットされ
ていないときは、上記表示用のぶれデータがリセットさ
れ(♯995)、それぞれプログラムがステップ♯99
7に進む。そしてこのデータを含む表示データが表示制
御回路に出力され、プログラムはリターンする(♯99
7)。
【0063】ステップ♯890において補正禁止モード
であれば、ぶれ補正関係に対する制御は行なわず、たと
えば、ぶれ検出装置とのデータ交信、レンズとのデータ
交信、露出に関する制御のみ行なわれ、ステップ♯12
00以下〜♯1245までマイコンμCは露出の制御を
行なうが、その説明は、上述のステップ♯891〜♯9
97からの必要なところだけを用いており、本願とは特
に関係ないので、図だけ示し、説明は省略する。
【0064】次に、図18〜図22を参照して、ぶれ検
出装置BLの回路ブロック図、ぶれ検出装置の具体例お
よびこれを制御するマイコンのフローチャートを説明す
る。
【0065】図18を参照して、ぶれ検出装置BLの回
路ブロック図は、回路ブロック全体の制御およびカメラ
全体を制御するマイコンμCとのデータ交信およびぶれ
量の演算を行なうマイコンμC3を含む。センサI、I
Iは、それぞれ角速度センサを含むモニタ部モニタI、
IIにより得られる角速度の出力を検出するセンサ部で
ある。スイッチSW1は、センサI、IIの出力の一方
をA/D変換するA/Dコンバータに入力する切換スイ
ッチである。トランジスタTr3、Tr4はそれぞれモ
ニタI、IIおよびセンサI、IIへ給電を行なう。ワ
ンショット回路OSは、モータが給電され、その出力が
安定するまでの時間Hレベルを出力する。
【0066】図19はこの発明に用いられる音叉型の角
速度センサを示す斜視図である。図20は角速度センサ
のセンサ部およびモニタ部を示すブロック図である。図
21は図20の詳細な回路図である。なお図19〜図2
1は米国特許第4,671,112号公報に開示されて
いる。図19〜図21に示す角速度センサの構造および
回路図については、この発明の内容とは直接関係ないの
でその説明は省略する。
【0067】図22はぶれ検出装置BLのシーケンス制
御およびぶれ量検出を算出するマイコンμC3の動作を
示すフローチャートである。データ交信を示すCSBL
の端子電圧がLとされると、割込によって図22に示す
CSBLのフローが実行される。まずデータ交信が1回
行なわれ、このデータから入力モードか否かが判定され
る。(♯1005、♯1010)。入力モードでないと
きは、データを出力すべくデータ交信を行ない、センサ
のモードが連続モードであるモードBであるか否かが判
定される(♯1120)。センサのモードがBモードで
なければ、連続ぶれ量検出でないとして、すぐに検出が
停止される。センサのモードがBモードであれば、プロ
グラムはぶれ量検出のためにステップ♯1065に進
み、ぶれ量検出が行なわれる(♯1115、♯112
0)。ここで出力されるデータは、ぶれ補正量(Δ
BL、ΔYBL)と、ぶれ量の大小を示すデータである。
【0068】ステップ♯1010において、入力モード
であると判定されたときは、データを入力すべくシリア
ル交信が行なわれる。このときの入力データは、角速度
のモニタのON/OFF、センサモードとしてのA、
B、OFF、焦点距離f、被写体距離データDVを含
む。次にモニタがONか否かを入力したデータに基づ
き、モニタがONであれば、トランジスタTr3がON
され、OFFであれば、トランジスタTr3がOFFさ
れてプログラムはステップ1035に進む(♯1020
〜♯1030)。ステップ♯1035以降では、センサ
モードが判定され、センサモードはAモードであれば、
端子OPIが一定時間Hレベルにされ、センサモードが
モードBであれば、トランジスタTr2をONすべく、
端子PW1の電位がHレベルとされ、それぞれプログラ
ムはステップ♯1060に進む(♯1035〜♯105
0)。ステップ♯1055でトランジスタTr2がOF
Fであれば、端子PW1の電位がLレベルとされてプロ
グラムは停止する(♯1055)。ステップ♯1060
では、センサが安定する時間待ちを行ない、プログラム
は♯1065に進む。ステップ♯1065では、データ
交信の1回目を示すフラグ1STFがセットされ、セン
サI側にスイッチSW1をセットする信号が出力される
(♯1070)。A/D変換がスタートされ、A/D変
換に要する時間が待たれて信号が入力される(♯107
5〜♯1085)。次にステップ♯1090で1回目を
示すフラグ1STFが位置されているか否かが判定さ
れ、セットされているときはこれをリセットしてセンサ
II側にスイッチが切換えられ、プログラムはステップ
♯1075に進みデータが入力される(♯1105、♯
1110)。ステップ♯1090でフラグ1STFが戻
されていないときは、入力されたセンサデータから補正
演算が行なわれ、センサモードがBモードか否かが判定
され、Bモードであればぶれ検出が連続して行なわれる
必要があるとしてプログラムがステップ♯1065に進
み、Bモードでなければプログラムは停止する(♯10
95、♯1100)。
【0069】なおステップ♯1065〜♯1110にお
いて、1回目を示すフラグを用いて2度のデータの読込
みを行なっているが、この理由は読込むデータとしては
X方向とY方向のデータがあるため、このフラグを用い
て1つのフローチャートで2つのデータの読込みを可能
にするためである。
【0070】次に図22のステップ♯1095で示した
ぶれ量算出の方法について説明する。一般に撮影レンズ
がΔθだけ傾いたときに、フィルム面での像の移動ΔY
は、次式のように表わされる。
【0071】ΔY=f(1−β)tanΔθ ここで、fは撮影レンズの焦点距離、βは撮影倍率であ
る。
【0072】今、Δθが小さいときは、以下のように近
似できる。 ΔY≒f(1−β)Δθ 次に補正量の演算の詳細について説明する。今、2個の
角速度センサから、検出タイミングΔtごとの角速度出
力w1、w2を得る。次にカメラボディにおけるAF情報
と交換レンズにおける焦点距離情報fiをもとに、使用
被写体の倍率βを求める。焦点距離情報fiと倍率βお
よび角速度出力w1、w2、Δtから像ぶれ量ΔX、ΔY
をボディ内のマイコンμCによって次の式をもとに求め
る。
【0073】ΔX≒fi・(1−β)・w1 ・Δt ΔY≒fi・(1−β)・w2 ・Δt 倍率が大きくなると、平行ぶれの要素が大きくなった
り、また近軸の近似計算が(ΔY=f・tan θ)が成立
たなくなったりする。
【0074】そこで、倍率が大きいときに求まるぶれ量
が小さくなるようにするため、(1−β)の項を付加し
ている。
【0075】別の実施例として、 β<1/15の場合はΔY=f・tan θ β≧1/15の場合はΔY=0 と考え、倍率が大のときは補正しないという方法も採用
してもよい。
【0076】図23に図22のステップ♯1095で示
した補正演算のフローチャートを示す。図23におい
て、ステップ♯1130〜♯1140は、上記したΔt
を求めるためのものである。ステップ♯1145〜♯1
155においては、X方向、Y方向のぶれ量を上記の説
明のようにして求めている。なおステップ♯1147、
♯1148において、個々の角速度センサのばらつきに
よる誤差を補正すべく、補正係数Kw1 、Kw2 がそれ
ぞれのセンサからの出力w1 、w2 にかけられている。
そして、♯1160,♯1165では、それぞれ上記補
正量ΔX,ΔYが所定値KA以上か否かを判定し、いず
れか一方がKA以上であればぶれ量大とし、両方ともK
A未満であればぶれ量小として、データをセットしリタ
ーンする。
【0077】次に図24を参照してストロボ回路につい
て説明する。昇圧回路D/Dは、低電圧(電池電圧)を
高圧に昇圧し、整流素子D/Sを介して、発光エネルギ
蓄積用コンデンサMCにエネルギを蓄積する。発光制御
回路EMCは、フラッシュ撮影を行なうときに出力され
る信号(先に述べたFLOK端子の電位をHにする)と
1幕走行完了でONとなるX信号とのAND信号によ
り、閃光発光を開始する。発光ストップ信号STCに応
答して発光を停止する。
【0078】上記した昇圧回路D/DはマイコンμCか
らの昇圧制御信号CHSTの電位がHでありかつ、未充
完を示す信号(TrD がOFFである)があるとき、昇
圧が行なわれる。
【0079】充電完了の検出は、コンデンサMCにネオ
ン管とラダー抵抗との直列接続を並列に接続し、ラダー
抵抗の部分にトランジスタを接続し、コンデンサが所定
の電圧になるとトランジスタTrD がONするようにす
ることによって行なわれる。
【0080】次にレンズ側の回路構成およびカメラとの
接続関係を図25を参照して説明する。図25はレンズ
側(ズームレンズ)の回路に基づいて説明する。レンズ
マイコンLμCは、カメラとのデータ交信および手ぶれ
補正のためのモータ制御回路MC1、MC2の駆動制御
を行なう。ズームエンコーダZMはズームレンズの焦点
距離を検出する。距離エンコーダDVは距離を示す。電
源路VCC2 によってモータ制御回路MC1、MC2およ
び2つのモータへ電源が供給される。電源路V DDによ
り、それ以外の回路へ電源が供給される。パルスモータ
をそれぞれ有するモータ制御回路MC1、MC2の2つ
のモータへはアースラインGND2が接続されている。
上記以外の回路にはアースラインGND1が接続されて
いる。
【0081】次にマイコンLμCに接続されているスイ
ッチについて説明する。レンズ側マイコンLμCには、
X方向の左右の補正限界スイッチSX1、SX2と、Y方向
の上下の補正限界スイッチSY1、SY2とが接続され、そ
れぞれの方向の補正限界にレンズ駆動部が当るとONと
される。端子CSLEは入力端子で、カメラ側からの入
力信号によりレンズマイコンLμCは後に説明する割込
ルーチンCSLEを実行する。入力端子SCK、SIN
は、それぞれデータ転送用クロック信号を入力する。端
子SOUTはレンズデータを出力する端子である。
【0082】カメラ本体のマイコンLμCからCSLE
の割込信号がレンズ側に入力されると、図26に示す割
込ルーチンが実行される。データを1バイトカメラ本体
側から入力し、次に焦点距離f、被写体距離DVが読取
られる(♯2005〜2015)。
【0083】ここでデータ交信について説明する。デー
タ交信には、レンズデータをカメラ本体側に出力するレ
ンズ交信Iと、カメラ本体からレンズ側にデータを出力
するレンズ交信IIとがある。入力された上記データに
より、交信I、IIの判定が行なわれる(♯202
0)。レンズ交信が出力モードIであれば、各出力デー
タのところで述べた所定のデータを出力するためにデー
タ交信SIOを行なって、ぶれ限界データをリセット
し、マイコンは停止する(♯2025、♯2027)。
入力モードでは(♯2020でNOのとき)、カメラ本
体側からX、Y方向のぶれ量ΔX、ΔYおよびモード信
号が入力される(♯2030)。モード信号に応答し
て、レンズリセットであれば、セット制御を行なってマ
イコンは停止する(♯2035、♯2040)。レリー
ズモードであれば、レンズ制御を割込が入るまでずって
行ない、両モードでなければ、マイコンは何もせずに停
止する(♯2030〜♯2050)。
【0084】次に図27を参照して、図26のステップ
♯2050で示されるレンズ制御のサブルーチンについ
て説明する。図27を参照して、まずレンズ補正量が演
算される(♯2090)。これを次に詳述する。交換レ
ンズ内には手ぶれ補正レンズの移動量(光軸と垂直方
向)ΔLHと像の移動量(光軸と垂直方向)ΔYLとの
比LH=ΔLH/ΔYLがROM内にストアされてい
る。ここで比LHは、ズームレンズ等の可変焦点距離レ
ンズでは焦点距離に依存する情報としてストアされる。
また一部交換レンズにおいては、フォーカシングに依存
する情報としてストアされる。したがって、交換レンズ
において、焦点距離情報と距離情報(焦点調節レンズの
繰出し量)DVから比LHを読出し、補正レンズの移動
量ΔLX、ΔLYに変換する。
【0085】ΔLX=LH(fi,DV)×ΔX ΔLY=LH(fi,DV)×ΔY 比LHは交換レンズの種類によっては、以下の4通りに
分類される。
【0086】(1) 交換レンズに固有の比LHを1つ
だけ持つレンズ (2) フォーカシング(距離)に応じて可変の比LH
を持つレンズ。この場合にはカメラ側がレンズの繰出し
量を得る場合はカメラ側からデータが入力される。
【0087】(3) ズーミングに応じて可変の比LH
を持つレンズ。 (4) フォーカシング、ズーミング共に可変の比LH
を持つレンズ。
【0088】そして、これらの補正量ΔLX、ΔLYを
用いて、次回のぶれ量が予測される。その方法として
は、 (i) 線形予測制御 ΔLX1 =LH(f,DV)×ΔX-2 ΔLX2 =LH(f,ΔDV)×{ΔX-1+(ΔX-1
ΔX-2)} ΔLX3 =LH(f,DV)×{ΔX1 +(ΔX1 −Δ
-1)} (ii) 前回とのぶれ量の比(ΔXi )/(ΔXi1
に或る定数rを掛け、それを今回のぶれ量重みづけ係数
としたもの+線形予測 ΔLX1 =LH(f,DV)×ΔX-2(r・ΔX-2/ΔX
-3) ΔLX2 =LH(f,DV)×{ΔX-1(r・ΔX-1/Δ
-2)+ΔX-1−ΔX2 } などがある。
【0089】Y方向も同様であるので説明は省略する。
なお、上記(i)で述べた線形予測制御を行なった場合
のシミュレーション結果が図28に示される。
【0090】図27に戻って、このようにして求めたぶ
れ補正量ΔLX、ΔLYをパルスモータ制御回路に出力
する。これによって補正を行なわせ、補正限界スイッチ
Sx 1 〜Sy2 のいずれかがOFFしたかを判定する。
ONすれば、ぶれ限界データをセットし、このスイッチ
のOFFの検出を繰返す。OFFしていないときも同様
である。このルーチンは再度のCSLEの割込が実行さ
れるまで続く。
【0091】次にリセットの制御を説明する。図29は
補正レンズの駆動機構を示す図である。図29を参照し
て、補正レンズの駆動機構は、補正レンズ11と、補正
レンズ11を保持する保持枠12とを含む。保持枠12
には、補正レンズの移動限界を示すメカあたり13およ
び保持枠12がメカあたり13に接触する前に、保持枠
12に押され、リミットスイッチSX1をOFFにする
棒14が設けられている。駆動パルスモータが回転する
と、駆動部31が回転する。駆動部31と駆動軸30の
間にはボールねじが設けられている。また駆動軸には、
V溝が設けられ、駆動軸は図30に示すようにV溝のリ
ードで直進方向に駆動される。駆動は図中lの範囲で行
なわれる。なおY方向についても同じであるのでその説
明は省略する。この発明においては、メカ機構は直接関
係ないのでその詳細な説明も省略する。
【0092】上記の構成を有する補正レンズの駆動機構
におけるリセット制御のルーチンが図31に示される。
図31を参照して、まずX方向のパルスモータM1の回
路にパルスの正転信号を出力し、1パルス分だけ駆動さ
れる。図29の右方向に補正レンズが動かされ、スイッ
チSX1がOFFしたか否かが判定される(♯206
0、♯2065)。ステップ♯2065において、スイ
ッチSX1がOFFしない場合、プログラムはステップ
♯2060に進み、さらに1パルス分駆動する。ステッ
プ♯2065でスイッチSX1がOFFすれば、パルス
モータM1が逆方向にKNパルス分駆動する信号が出力
される。そして逆方向にパルスモータM1が回転され
て、X方向の初期位置がセットされる(♯2070)。
次にY方向の初期セットが行なわれる。
【0093】パルスモータM2を1パルス正転させて、
リミットスイッチSY1がOFFするかどうかを判定す
る(♯2080)。ステップ♯2080でスイッチSY
1がOFFしなければ、さらに1パルス分駆動される。
ここでスイッチSY1がOFFすれば、逆方向にパルス
モータがKNパルス駆動する信号が出力され、パルスモ
ータM2が駆動されて初期セットが終了され(♯208
5)、プログラムはリターンする。なお、上記定数KN
は、補正機構を構成したとき、初期位置セットのために
予め決められる定数である。
【0094】
【発明の効果】本願発明によれば、撮像光学系の構成に
よって決まる、検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補
正するのに必要な光学素子の変位量に変換するための変
換係数が出力される。この変換係数は、フォーカシング
レンズの位置に対応した変換係数または各交換レンズご
とに固有の変換係数である。したがって、像ぶれ量と光
学素子の変位量との関係が変化した場合でもこの変化し
た関係に応じた変換係数が出力され、また、交換レンズ
が取換えられた場合でも装着された交換レンズに応じた
変換係数が出力される。そして検出された像ぶれ量から
上記光学素子の変位量を演算する際には、上記変換係数
を用いて演算するため、撮像光学系の状態や種類にかか
わらず適切な変位量が算出される。これにより、撮像光
学系において像ぶれ量と像ぶれ補正のための光学素子の
変位量との関係を常に一定に保つ必要がなく、光学系の
設計の自由度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたカメラシステムの概略斜
視図である。
【図2】この発明が適用されたカメラの本体側の回路ブ
ロック図である。
【図3】この発明が適用されたカメラシステムの動作を
示すフローチャートである。
【図4】この発明が適用されたカメラシステムの動作を
示すフローチャートである。
【図5】この発明が適用される手ぶれセンサの性能を示
す図である。
【図6】この発明の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】この発明の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図8】この発明の動作を説明するためのフローチャー
ト(A)および測光パターンを示す図(B)である。
【図9】この発明の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【図10】この発明の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図11】この発明の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図12】この発明の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図13】AEのプログラム線図である。
【図14】AEのプログラム線図である。
【図15】この発明の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図16】カメラ本体の表示部およびファインダ内に表
示される内容を示す図(A),(B)およびカメラシス
テムの動作を説明するフローチャート(C)である。
【図17】この発明にかかるカメラシステムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図18】この発明に適用され得るぶれ検出装置の回路
ブロック図である。
【図19】この発明に適用され得る角速度センサを示す
斜視図である。
【図20】この発明に適用され得る角速度センサのセン
サ部およびモニタ部を示すブロック図である。
【図21】この発明に適用され得る角速度センサの回路
図である。
【図22】この発明に適用されるぶれ検出装置の回路ブ
ロックを制御するマイコンのフローチャートである。
【図23】この発明に適用されるぶれ検出装置の回路ブ
ロックを制御するマイコンのフローチャートである。
【図24】ストロボ回路を示す回路図である。
【図25】レンズ側の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図26】レンズ側マイコンの動作を説明するフローチ
ャートである。
【図27】レンズ側マイコンの動作を説明するフローチ
ャートである。
【図28】手ぶれ補正のシミュレーション結果を示す図
である。
【図29】この発明にかかる手ぶれ補正を行なう補正レ
ンズの駆動機構を示す図である。
【図30】この発明にかかる手ぶれ補正を行なう補正レ
ンズの駆動機構を示す図である。
【図31】この発明にかかる手ぶれ補正を行なう補正レ
ンズの処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 カメラ本体 2 交換レンズ SX X方向手ぶれセンサ SY Y方向手ぶれセンサ DISP1 表示部 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 尚士 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 大塚 博司 大阪市中央区安土町二丁目3番13号大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−78581(JP,A) 特開 昭62−153816(JP,A) 特開 平1−185611(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G03B 17/14

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラの撮像面における被写体の像ぶれ
    量を検出することが可能なカメラボディに装着される交
    換レンズであって、 前記像ぶれを補正するために光軸と交差する方向に変位
    可能な光学素子と焦点状態を調節するために光軸方向に
    移動可能なフォーカシングレンズとを有する撮像光学系
    と、 前記撮像光学系の構成によって決まる、前記ぶれ検出手
    段によって検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正す
    るのに必要な前記光学素子の変位量に変換するための変
    換係数であって、前記フォーカシングレンズの位置に対
    応した変換係数を出力する出力手段と、 を備えたことを特徴とするぶれ補正機能を備えた交換レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】 前記撮像光学系はズームレンズであり、
    前記出力手段は前記ズームレンズの焦点距離に対応した
    変換係数を出力することを特徴とする、請求項に記載
    のぶれ補正機能を備えた交換レンズ。
  3. 【請求項3】 カメラボディと、カメラボディに対して
    着脱可能な交換レンズとを備えたカメラシステムであっ
    て、 カメラの撮像面における被写体像の像ぶれ量を検出する
    ぶれ検出手段と、 前記交換レンズ内に設置され、前記像ぶれを補正するた
    めに光軸と交差する方向に変位可能な光学素子を含む撮
    像光学系と、 前記撮像光学系の構成によって決まる、前記ぶれ検出手
    段によって検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正す
    るのに必要な前記光学素子の変位量に変換するための変
    換係数であって各交換レンズごとに固有の変換係数を出
    力する出力手段と、 前記検出された像ぶれ量と前記変換係数に基づいて、前
    記光学素子の変位量を演算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された変位量に基づいて、前
    記光学素子を駆動する駆動手段と、 を備えたことを特徴とするぶれ補正機能を備えたカメラ
    システム。
  4. 【請求項4】 前記撮像光学系はズームレンズであり、
    前記出力手段から出力される固有の変換係数は前記ズー
    ムレンズの焦点距離に応じて変化する可変な値であるこ
    とを特徴とする、請求項に記載のぶれ補正機能を備え
    たカメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記撮像光学系は、焦点状態を調節する
    ために光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズを有
    し、前記出力手段から出力される固有の変換係数は前記
    フォーカシングレンズの位置に応じて変化する可変な値
    であることを特徴とする、請求項またはに記載のぶ
    れ補正機能を備えたカメラシステム。
  6. 【請求項6】 前記交換レンズは、当該交換レンズに固
    有の前記変換係数を記憶する記憶手段を備えていること
    を特徴とする、請求項に記載のぶれ補正機能を備えた
    カメラシステム。
  7. 【請求項7】 カメラの撮像面における被写体の像ぶれ
    量を検出することが可能なカメラボディに着脱交換可能
    に装着される交換レンズであって、 前記像ぶれを補正するために光軸と交差する方向に変位
    可能な光学素子を含む撮像光学系と、 前記撮像光学系の構成によって決まる、前記カメラボデ
    ィによって検出された像ぶれ量をこの像ぶれ量を補正す
    るのに必要な前記光学素子の変位量に変換するための変
    換係数であって各交換レンズごとに固有の変換係数を出
    力する出力手段と、 を備えたことを特徴とするぶれ補正機能を備えた交換レ
    ンズ。
  8. 【請求項8】 前記撮像光学系はズームレンズであり、
    前記出力手段から出力される固有の変換係数は前記ズー
    ムレンズの焦点距離に応じて変化する可変な値であるこ
    とを特徴とする、請求項のぶれ補正機能を備えた交換
    レンズ。
  9. 【請求項9】 前記撮像光学系は、焦点状態を調節する
    ために光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズを有
    し、前記出力手段から出力される固有の変換係数は前記
    フォーカシングレンズの位置に応じて変化する可変な値
    であることを特徴とする、請求項またはのぶれ補正
    機能を備えた交換レンズ。
  10. 【請求項10】 当該交換レンズに固有の前記変換係数
    を記憶する記憶手段を備えていることを特徴とする請求
    のぶれ補正機能を備えた交換レンズ。
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