JPH02311501A - セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法 - Google Patents

セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法

Info

Publication number
JPH02311501A
JPH02311501A JP13365889A JP13365889A JPH02311501A JP H02311501 A JPH02311501 A JP H02311501A JP 13365889 A JP13365889 A JP 13365889A JP 13365889 A JP13365889 A JP 13365889A JP H02311501 A JPH02311501 A JP H02311501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
sheet
crushing
cellulose acetate
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13365889A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2669555B2 (ja
Inventor
Hiroki Taniguchi
寛樹 谷口
Yoshiaki Kaino
改野 喜昭
Ryota Iwata
良太 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP1133658A priority Critical patent/JP2669555B2/ja
Publication of JPH02311501A publication Critical patent/JPH02311501A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2669555B2 publication Critical patent/JP2669555B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、セルロースシートの解砕方法に関する。詳し
くは、セルロース誘導体の製造において、反応に先立っ
て原料セルロースシートを解砕する際に、原料セルロー
スに対し水をあらかじめ含浸させた後機械的に解砕する
ことにより、反応性の良好な解砕されたセルロース原料
を得る方法に関するものである。
更に本発明は、上記セルロースシートの解砕方法を利用
する酢酸セルロースの製造方法に関し、詳しくはパルプ
シート密度の高い低品位木材パルプシートをセルロース
原料に用いる場合に、解砕工程において、あらかじめパ
ルプシートに水を含浸させた後に機械的に解砕する方法
を利用する2次酢酸セルロースの製造方法に関するもの
である。
(従来の技術) 酢酸セルロース、硝酸セルロース、メチルセルロース、
エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
スなどに代表されるセルロース誘導体の用途は衣料用繊
維、プラスチック、フィルム、フィルター素材、塗料、
インク、セラミックバインダー、食品添加剤など多岐に
わたり、工業的に重要なものである。
従来、セルロース誘導体の製造において、反応に先立っ
て原料セルロースシートを解砕する方法として乾式解砕
法が広く用いられて来た。
乾式解砕法は、乾燥状態(通常セルロースシートは乾燥
状態で3〜10%程度の水分を含有する)の原料セルロ
ースシートをそのままアトリッションミル、ハンマーミ
ル、カッターミルなどの乾式解砕機に供給し、解砕され
たセルロース原料を得る方法である。
又上記の如き種々のセルロース誘導体の中でも酢酸セル
ロースは、セルロースの有機酸エステルの一つであって
、その用途は衣料用繊維、タバコ、フィルター・チップ
、プラスチックス、フィルム、塗料等多岐にわたり、セ
ルロース誘導体の中で最も生産量が多く、工業的に重要
なものである。
代表的な2次酢酸セルロースの工業的製法としては無水
酢酸を酢化剤、酢酸を希釈剤、硫酸を触媒とする所謂酢
酸法が挙げられる。
酢酸性酢酸セルロース製造法についてその概要を述べる
。即ち、■α−セルロース含有量の比較的高いセルロー
ス原料を、離解・解砕後、酢酸又は少量の酢酸触媒を含
んだ酢酸を散布混合する前処理活性化工程と、■無水酢
酸、酢酸および酸性触媒(例えば硫酸)よりなる混酸で
、■の活性化セルロースを処理して、1次酢酸セルロー
スを得る酢化工程と、01次酢酸セルロースを加水分解
して所望の酢酸化度の2次酢酸セルロースとする熟成工
程と、■得られた2次酢酸セルロースを反応溶液から沈
澱分離、精製、安定化、乾燥する後処理工程より成って
いる。
以上のような基本的工程の中で、種々の観点からの改良
技術が発表されている。本発明は低品位木材パルプを使
用する酢酸セルロースの製造方法に関するものであるが
、このような視点からの先行技術を整理すると次の如く
である。
米国特許第3767642号では、αセルロース含量9
2〜93%の木材パルプを希酢酸水溶液中で離解しスラ
リーとした後、脱液と酢酸置換を繰り返す所謂スラリー
前処理を行い、次に、従来技術で1次酢酸セルロースを
得た後、反応系内の硫酸触媒を完全に中和し、反応混合
物を125〜170℃でケン化・熟成して透明性、濾過
性そして可紡性の良好な2次酢酸セルロースを得ている
特開昭56−59801号公報の方法は、α−セルロー
ス含有率の高い高品位パルプを通常の方法で乾式解砕し
てから触媒として少量の硫酸を用い、高温短時間で酢化
反応を完結し、1次酢酸セルロースを得た後、系内の硫
酸触媒を完全に中和し、110〜120℃でケン化熟成
反応を行い、透明性、濾過性および可紡性の良好な2次
酢酸セルロースを得ている。
そして、この技術はα−セルロース含有率の低い、低品
位パルプの利用も可能にするものと述べている。
以上の技術に共通する特徴は高温度でケン化・熟成反応
を行うことである。この高温ケン化・熟成により、酢酸
セルロースの緒特性に害を与えるヘミセルロースの酢酸
化物の破壊乃至形態変化が促進され、それらが無害化さ
れるものである。
(発明が解決しようとする課題) 従来から、セルロース誘導体を製造する場合の原料セル
ロースとして、主としてαセルロース含有率の比較的高
いパルプが使用されて来た。
しかしながら、一般にセルロース原料は、世界的な資源
の制約とパルプ製造工場の公害問題からコストにみあう
高品位のものは得られ難くなることが予想される。
αセルロース含有率の低い低品位パルプはその本来の使
用目的からパルプシートが固く、従来から広く取り入れ
られている乾式解砕機では解砕効果が十分でなかったり
、また、解砕時の熱と衝撃により解砕物の反応性が著し
く劣化してしまい、誘導体化がうまく行なえないことが
しばしばある。
この点について酢酸セルロース製造を考察すると、従来
から酢酸セルロース用原料セルロースとしては、α−セ
ルロース含有率の高い高品位パルプが使用されている。
上記の如く、一般にセルロース原料は、世界的な資源の
制約とパルプ製造工場の公害問題からコストにみあう高
品位のものは得られ難くなることか予想される。そのよ
うな状況下前述の酢酸セルロース製造技術は当を得たも
のであるが、現実には工業的に実施し難い面を有してい
る。
即ち、α−セルロース含有率の低い低品位パルプはその
本来の使用目的からパルプシートが固く、従来からの酢
酸セルロース製造技術で広く取り入れられている乾式パ
ルプ解砕機では前処理活性化及び酢化反応に適する離解
・解砕ができない、その結果、酢化反応物中に多量の未
反応ファイバーや不充分な反応に由来するゲルが存在し
、最終製品として使用できないものしか得られない。
前述の米国特許第3767642号に記載の如きスラリ
ー前処理法を採用すれば上述の問題は解決されるが、該
工程から出る多量の希酢酸水溶液を濃縮回収する必要が
あり、経済的観点から工業的実施は困難である。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、どこでも安価に手に入り、爆発などの危
険のない水が、セルロースシートに対し小量で大きな柔
軟化力を発揮し、また解砕時に発生する熱を蒸発潜熱と
して有効に奪ってくれることに着目し、鋭意検討を行っ
た結果、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明は、原料セルロースシートに解砕に先
立って、あらかじめ所定量の水を含浸させた後、広く使
われている乾式解砕機で解砕することにより、反応性に
冨んだ解砕されたセルロース原料を得る方法を提供する
ものである。
本発明を実施するには、解砕に先立って、先ず原料セル
ロースシートに所定量の水を含浸させる。含浸させる水
の量は原料セルロースシートの性状により異なるが、原
料セルロースシート100重量部に対し10〜200重
量部好ましくは20〜100重量部の範囲が適当である
。下限量より少ないと原料セルロースシートの柔軟化が
十分行なわれない。また、上限より多いと原料セルロー
スシートが柔らかくなりすぎ、解砕機にかけた時にトラ
ブルの原因となる。水を含浸させる方法は、特に限定さ
れないが、シャワーリング、コーティング、ディッピン
グ、ディッピングと脱液の組合せなどが挙げられる。
また、使用する水に界面活性剤などのセルロースの柔軟
化剤を入れてもかまわない。
次に、水を含浸させた原料セルロースシートを広く使わ
れている乾式解砕機により解砕する。
使用する解砕機としては、特に限定されないが、一般に
乾式解砕に広(使われているアトリッシゴンミル、ハン
マーミル、カッターミル、ジェットミルなどが挙げられ
る。得られた解砕セルロース原料は、使用した水の量と
解砕機、解砕条件にもよるが、多(の場合かなりの水を
含有しているので、必要に応じて常法に従って乾燥、調
湿を行い、各種の誘導体化反応に供する。
特に本発明者らは、水のパルプシートに対する大きな柔
軟化効果に着目し、シート密度が高(硬い低グレードパ
ルプシートを低コストで利用できる酢酸セルロースの製
造方法を鋭意検討した結果、本発明の酢酸セルロースの
製造方法に到達した。
すなわち、本発明は、シート密度が高く硬いパルプシー
トを酢酸セルロース製造の原料として用いる場合に、解
砕に先立って、あらかじめ想定量の水をパルプシートに
含浸させた後、一般に広く使われている乾式解砕機で解
砕し、得られたフラッフ状の解砕パルプを必要に応じて
乾燥・調湿し反応に供することにより、従来、乾式解砕
方法では使用できなかった低グレードパルプを低コスト
で利用できる酢酸セルロースの製造方法を提供するもの
である。
本発明による酢酸セルロースの製造方法を実施するには
、本発明によるセルロースシートの解砕方法による解砕
に先立って、先ず、シート密度が0.5g/cd〜1.
3 g/c+jの範囲にあるパルプシートに所定量の水
を含浸させる。シート密度が0.5g/cT1を下回る
パルプシートについては、通常の乾式解砕で十分であり
、本発明のセルロースシートの解砕方法を必要としない
また、シート密度が1.3 g/ctAを越えるとシー
トが硬すぎ、水を含浸しシートを柔軟化することが困難
である。
得られた解砕セルロース原料は、使用した水の量と解砕
機および解砕条件にもよるが、多くの場合かなりの水を
含有しているので、必要に応じて常法に従って乾燥、調
湿を行い、フラッフ状の解砕パルプを得る。
この解砕パルプを前処理活性化するが、解砕パルプ10
0部(重量部、以下同じ)に対し、20〜100部の氷
酢酸を散布し、撹拌機付の密閉容器中で30〜50°C
の温度下0.5〜2時間、該パルプを撹拌するのが好ま
しい。
その後、無水酢酸200〜400部と、氷酢酸0〜35
0部と、酸性触媒0.5〜5部とを含有する混合物を添
加し、撹拌混合する。内容物は反応により発熱するが、
20〜60分かけて、はぼ一定速度で昇温するように調
整し、最終50°C以上85°C以下の温度となし、引
き続き該温度で3〜20分間保持して、セルロースを酢
化し、1次酢酸セルロースを得ればよい。
次いで、ケン化・熟成を行うが、1次酢酸セルロース反
応混合物中の酸性触媒を中和し、加圧下、水蒸気を系内
に導入することにより、系内の温度を125 ’C以上
170°C以下とし、該温度範囲で3分以上6時間以下
保持するのが好ましく、これにより1次酢酸セルロース
を加水分解し所望の酢酸化度の2次酢酸セルロースを得
ることができる。
2次酢酸セルロース反応混合物は希酢酸水溶液中に投入
し沈澱物として回収し、洗浄、精製、乾燥される。
(発明の効果) 本発明によるセルロースシートの解砕法により、広く使
われている乾式解砕方法に水含浸装置と必要に応じて乾
燥装置を付加するだけで、反応性に富んだ解砕されたセ
ルロース原料を容易に得ることができる。
また、本発明によるセルロースシートの解砕法により、
今まで乾式解砕法で利用できなかった低品位パルプを低
コストで誘導体化反応の原料として利用できる。
特に本発明による酢酸セルロースの製造方法は、従来か
ら広く用いられている乾式解砕方法に、水含浸装置と必
要に応じて乾燥装置を付加することにより実施でき、従
来の乾式解砕方法で利用できなかったシート密度が高く
硬い低グレードバルブを使用し、透明性、ろ過性、可紡
性に優れた2次酢酸セルロースが製造できる。
(実施例) 以下に本発明を具体的に説明する実施例を示すが、本発
明は以下に示す実施例に限定されるものではない。
また、実施例中の部とは重量部を、%は重量%を示すも
のである。
なお、原料パルプシートの密度はJIS P−8118
−1976により測定した。
得られた解砕されたセルロース原料の反応性の指標とし
て比表面積と細孔容積を採用したが、両物性値とも大き
いほど反応性が良いことに対応する。両物性値の測定は
N2ガス吸着法により行った。
また、酢酸セルロースの物性測定は次の方法で行った。
酢化度: ASTM D−871(1970年)粘 度
:酢酸セルロース濃度20%になるよう96%アセトン
水溶液に溶解し、25±0.1°Cで、鋼球(直径6.
32mm、重さ1.043g)が、酢酸セルロース溶液
を充たし た内径25.9n+mの管内を10印落下するに要する
時間(秒) 濾過量:96%アセトン水溶液に20部濃度に溶解した
酢酸セルロース溶液を50°Cで所定の濾布を通し、一
定圧力下に濾過する 濾過量を測定し、次式により濾過量に%1を算出する。
Pl:濾過開始から20分間の濾過量(m7)PZ 7
20分より60分までの40分間の濾過量(m7) 実施例1〜7 表−1に記載した各種セルロースシート100部に対し
、実施例1では20部、実施例2.3では30部、実施
例4では40部、実施例5.6.7では50部の水をシ
ャワーリングにより含浸させ、アトリッションミルで解
砕した。いずれの場合も、きれいな綿状の解砕物が得ら
れた。それぞれの解砕物を気流乾燥機で水分5.0%に
乾燥・調湿し、比表面積と細孔容積を測定した。結果を
表−1に示した。
比較例1〜7 実施例1〜7と同じ各種セルロースシートを、そのまま
アトリッションミルで乾式解砕し、解砕物を気流乾燥機
で水分5.0%に調湿し、比表面積と細孔容積を測定し
た。結果を表−1に実施例と比較して示した。
実施例と比較例を比べると明らかなように、本発明によ
り得られた解砕されたセルロースは対応する乾式解砕物
に比べ反応性に優れている。
また、本発明によるセルロースの解砕方法は、αセルロ
ース含有率の少ないシート密度の大きいセルロースシー
トに対して特に有効である。
実施例8〜13 表−2に記載した各種高密度パルプシート100部に対
し、実施例8と9は60部、実施例10と12は40部
、実施例13は20部の水をシャワーリングにより付加
し、アトリッジジンミルで解砕した後気流乾燥機で水分
5%に乾燥・調湿し、それぞれ、フラッフ状の解砕パル
プを得た。これらの解砕バルブのそれぞれについて、以
下の方法で2次酢酸セルロースを製造した。
解砕バルブを前処理機に投入し、5%水分パルプlOO
部に対し、100部の氷酢酸を均一に散布し40°Cに
て30分間混合し、前処理活性化した。
予め12°Cに冷却した無水酢酸250部、酢酸375
部、硫酸1.0部の混液を捏和式酢化機に準備しておき
前記の前処理活性化パルプを投入撹拌混合した。内容物
は、原料パルプが同伴する水と無水酢酸との反応及びセ
ルロースと無水酢酸との反応に依り、発熱するが初期の
16°C前後より、60分かけて77°Cに到達するよ
うに、外部冷却により調整し、さらに77°Cにて12
分間保持して酢化反応を行わせた。
次いで、10部の20%酢酸マグネシウム水溶液を添加
混合し、系内の硫酸を完全に中和し、且つ、酢酸マグネ
シウム過剰とした。完全中和した反応混合物をオートク
レーブに移し、密閉下でゲージ圧5 kg / aaの
水蒸気を撹拌下に吹き込み約60分かけて150 ’C
に到達させた。150°Cで50分間保持した後、反応
物を大気下に徐々にフラッシュさせて、反応混合物をi
oo ’cとした。
反応混合物は激しい撹拌の下に、希酢酸水溶液を加えて
、フレークス状酢酸セルロースとして分離した後、充分
水洗して取り出し乾燥した。
得られた各々のフレークス状酢酸セルロースの酢化度、
粘度およびろ過度は表−2に示した通りで、ろ過性、可
紡性に優れた製品であった。
比較例8〜13 実施例8〜13と同じパルプシートをそのままアトリッ
ジジンミルで乾式解砕した。得られた解砕バルブは多(
の未解砕物を含んでいた。これらの解砕バルブを、それ
ぞれ、気流乾燥機で水分5%に調湿し、実施例と同じ方
法で2次酢酸セルロースを製造した。それぞれの製品の
酢化度、粘度およびろ過度を表−2に実施例と比較して
示したが、ろ過性、可紡性の悪い製品しか得られなかっ
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、セルロースシート100重量部に対し、水10〜2
    00重量部をあらかじめ含浸させた後機械的に解砕する
    ことを特徴とするセルロースシートの解砕方法。 2、セルロースシートのシート密度が0.5g/cm^
    3以上である請求項1記載のセルロースシートの解砕方
    法。 3、セルロースシートがパルプシートであり、かつαセ
    ルロース含有率が80〜96%である請求項1記載のセ
    ルロースシートの解砕方法。 4、セルロース原料を解砕し、前処理活性化した後、酢
    酸エステル化し、次いでケン化・熟成する2次酢酸セル
    ロースの製造において、セルロース原料として、シート
    密度が0.50g/cm^3〜1.3g/cm^3の範
    囲であるパルプシートを用い、セルロース原料の解砕工
    程において、セルロース原料100重量部に対し10〜
    200重量部の水を付加または含浸させた後解砕するこ
    とを特徴とする酢酸セルロースの製造方法。 5、前処理活性化を氷酢酸散布により行う請求項4記載
    の酢酸セルロースの製造方法。 6、ケン化・熟成を、系中の酸性触媒を完全中和した後
    、加圧下で水蒸気を系内に導入し、125℃〜170℃
    の温度範囲で行う請求項4記載の酢酸セルロースの製造
    方法。
JP1133658A 1989-05-26 1989-05-26 セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法 Expired - Fee Related JP2669555B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1133658A JP2669555B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1133658A JP2669555B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02311501A true JPH02311501A (ja) 1990-12-27
JP2669555B2 JP2669555B2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=15109918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1133658A Expired - Fee Related JP2669555B2 (ja) 1989-05-26 1989-05-26 セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2669555B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1036851C (zh) * 1991-07-02 1997-12-31 黛丝化学工业株式会社 乙酸纤维素生产方法
JP2001354701A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Shin Etsu Chem Co Ltd 粉末状パルプの製造方法及びセルロースエーテルの製造方法
JP2004115700A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nippon Paper Industries Co Ltd 粉末状セルロースおよびその製造法
JP2008261062A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Nippon Paper Chemicals Co Ltd 乾式解砕用パルプシート
JP4509454B2 (ja) * 2000-03-27 2010-07-21 ダイセル化学工業株式会社 酢酸セルロース及びその製造方法
WO2011111484A1 (ja) * 2010-03-09 2011-09-15 コニカミノルタオプト株式会社 セルロースエステルの製造方法、セルロースエステル、及びセルロースエステルフィルム
WO2016135778A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社ダイセル セルロースアセテート粉体およびセルロースアセテート粉体の製造方法
JP2017052961A (ja) * 2016-10-21 2017-03-16 株式会社ダイセル セルロースアセテート粉体およびセルロースアセテート粉体の製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0291101A (ja) * 1988-07-15 1990-03-30 Courtaulds Plc セルロースシート材料の処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0291101A (ja) * 1988-07-15 1990-03-30 Courtaulds Plc セルロースシート材料の処理方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1036851C (zh) * 1991-07-02 1997-12-31 黛丝化学工业株式会社 乙酸纤维素生产方法
JP4509454B2 (ja) * 2000-03-27 2010-07-21 ダイセル化学工業株式会社 酢酸セルロース及びその製造方法
JP2010196056A (ja) * 2000-03-27 2010-09-09 Daicel Chem Ind Ltd 酢酸セルロース及びその製造方法
JP2001354701A (ja) * 2000-06-14 2001-12-25 Shin Etsu Chem Co Ltd 粉末状パルプの製造方法及びセルロースエーテルの製造方法
JP4581320B2 (ja) * 2002-09-27 2010-11-17 日本製紙株式会社 粉末状セルロースおよびその製造法
JP2004115700A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Nippon Paper Industries Co Ltd 粉末状セルロースおよびその製造法
JP2008261062A (ja) * 2007-04-10 2008-10-30 Nippon Paper Chemicals Co Ltd 乾式解砕用パルプシート
WO2011111484A1 (ja) * 2010-03-09 2011-09-15 コニカミノルタオプト株式会社 セルロースエステルの製造方法、セルロースエステル、及びセルロースエステルフィルム
JPWO2011111484A1 (ja) * 2010-03-09 2013-06-27 コニカミノルタ株式会社 セルロースエステルの製造方法、セルロースエステル、及びセルロースエステルフィルム
WO2016135778A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社ダイセル セルロースアセテート粉体およびセルロースアセテート粉体の製造方法
JP6063605B1 (ja) * 2015-02-26 2017-01-18 株式会社ダイセル セルロースアセテート粉体およびセルロースアセテート粉体の製造方法
US10875932B2 (en) 2015-02-26 2020-12-29 Daicel Corporation Cellulose acetate powder and method of producing cellulose acetate powder
JP2017052961A (ja) * 2016-10-21 2017-03-16 株式会社ダイセル セルロースアセテート粉体およびセルロースアセテート粉体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2669555B2 (ja) 1997-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07206901A (ja) レベル−オフ dp セルロースの製法
US5371207A (en) Pressure pretreatment for improving the acetylation of cellulose
CA2427698A1 (en) Cellulose ethers and method of preparing the same
JP2009507937A (ja) セルロースアセテートおよび他の有機エステルの製造に使用するために苛性前処理による木パルプの製造方法
US4439605A (en) Process for producing cellulose acetate
JPH02311501A (ja) セルロースシートの解砕方法及び酢酸セルロースの製造方法
JP2999293B2 (ja) 酢酸セルロースの製造方法
WO2020239012A1 (zh) 一种制备羟乙基纤维素的方法
JP3046441B2 (ja) 酢酸セルロースの製造方法
JPH06157601A (ja) セルロース脂肪酸エステル及びその製造方法
EP0359458B1 (en) Production of cellulose acetate
JPH04261401A (ja) 水溶性酢酸セルロース及びその製造方法
Ismail et al. Influence of sulphuric acid concentration on the physico-chemical properties of microfibrillated cellulose from oil palm empty fruit bunch fibre
Wu et al. Preparation of microcrystalline cellulose by liquefaction of eucalyptus sawdust in ethylene glycol catalyzed by acidic ionic liquid
CN116333173A (zh) 一种醋酸纤维素及其制备方法
CA1161035A (en) Prevention of hornification of dissolving pulp
JPH0791321B2 (ja) 酢酸セルロ−スの製造方法
US3109743A (en) Rapid acetylation of cellulose crystallite aggregates
JP2669555C (ja)
JPH0465401A (ja) 酢酸セルロースの製造方法
JP2633042B2 (ja) パルプシートの解砕方法
CN108350088A (zh) 提高纤维素的质量和反应活性的方法
JP2538323B2 (ja) 酢酸セルロ―ス
Maha et al. PREPARATION OF ENVIRONMENT FRIENDLY CELLULOSE DERIVATIVES AND PAPER FROM RICE STRAW
JPH09302001A (ja) 微小架橋セルロース粒子及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees