JPH0231129Y2 - - Google Patents

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JPH0231129Y2
JPH0231129Y2 JP1983178135U JP17813583U JPH0231129Y2 JP H0231129 Y2 JPH0231129 Y2 JP H0231129Y2 JP 1983178135 U JP1983178135 U JP 1983178135U JP 17813583 U JP17813583 U JP 17813583U JP H0231129 Y2 JPH0231129 Y2 JP H0231129Y2
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filter
metal
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wire mesh
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JP1983178135U
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  • Filtering Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポリエステル、ポリアミド等のフイル
タや繊維製造に用いるポリマー用フイルタに関す
る。
溶融ポリマーを口金又はダイから押出して繊維
又はフイルタを製造するに当り、ポリマー中の異
物除去は製品品質上極めて重要な問題であり、従
来より種々なフイルタが開発され使用されてい
る。その一例として第1図に示すリーフフイルタ
1が知られている。このリーフフイルタ1は、金
属焼結体でできた、中央に開口を有する薄い円板
状ろ材2,2を重ね、その外周2Bを、例えば溶
接にて固着し、かつ内部に空隙形成用の目の荒い
金網3と、ろ材支持用の多孔板4,4とを配置し
て構成されたものである。ろ材2,2は通常、金
属長繊維の焼結体或は金属粉体の焼結体で構成さ
れ、平均目びらきが5〜40μ、厚さが0.2〜2mm程
度である。このようなリーフフイルタ1は複数個
が積み重ねられてフイルタユニツトを形成し、ろ
過されるべきポリマーはリーフフイルタ1の外部
からろ材2,2を通つてリーフフイルタ1内の空
隙5に入り、開口2Aから取り出される。このろ
過作用中、ろ材2,2は単体ではろ過圧に耐える
だけの剛性をもつていないので、第2図に示すよ
うに、金網3及び多孔板4で支持されている。
この形式のリーフフイルタは広いろ過面積を有
し、かつ目びらきの小さい金属焼結体を用いてい
るので、異物除去効率が良く、広く用いられてい
る。しかし、このリーフフイルタにおいても異物
混入は生じており、しかも再使用のため洗浄を行
うが、洗浄効率が悪いという欠点があつた。
本考案者はかかる欠点を解消すべく鋭意検討の
結果、次の事を見い出した。即ち、第2図に示す
ように、ろ材2が多孔板4に押しつけられて、ろ
過作用が行われている間に、多孔板4上面の穴の
ない部分にポリマーの滞留部分6が生じ、ここに
滞留したポリマーが劣化してゲル化し、これが時
折流れ出ることにより異物として製品に混入する
ことがあり、またフイルタ洗浄に当つては、滞留
部分6の洗浄が困難であり、良好な洗浄が出来な
かつた。
本考案はかかる知見に基いてなされたもので、
従来の多孔板4に代えて焼結金属の支持板を用
い、これによつてポリマーの滞留部分をなくし、
異物混入を防止するとともに、洗浄を容易に行い
得るリーフフイルタを提供することを目的とす
る。
以下、本考案の実施例を説明する。第3図にお
いて、本考案の実施例のリーフフイルタ7は金属
焼結体でできた、中央に開口2Aを有する薄い円
板状ろ材2,2と、中央の空隙形成用の目の荒い
金網3を有している。金網3の両側には、従来の
多孔板4の代りに、多孔質の焼結金属の支持板8
が配置される。ろ材2と支持板8はほぼ同じ直径
を有し、その外周に多孔質の焼結金属のリング9
をはさんで重ねられ、更にその外周を溶接部10
にて一体に結合されている。リング9は金網3と
ほぼ同じ厚さを有し、このため、ろ材2及び支持
板8の外周部が急激に屈曲することがなく、好ま
しい。なお、リング9を省略し、第1図の従来例
のリーフフイルタ1のように、ろ材2及び支持板
8を屈曲させ、互に接合して固着してもよい。
ろ材2,2を構成する金属焼結体としては、通
常、従来と同様に金属長繊維又は金属粉体の焼結
体が使用されるが、これに限らず繊維長約5mm程
度或はそれ以下の金属短繊維を水平にランダムに
配列して焼結したものであつてもよい。
焼結金属の支持板8は第4図に示すようにろ過
圧を受けた時に、自身は金網3に支持されるが、
ろ材2を支持できる程度の剛性があればよい。支
持板8はその全面にわたつてポリマーを通すよう
に多孔質であるが、その目びらきはろ材2の目び
らきよりも大きく選定され、通常20〜100μ、好
ましくは30〜60μ程度に選定される。また、厚み
は1〜3mm程度が好ましい。支持板8を構成する
焼結金属は、粉状金属或は金属短繊維を焼結した
ものが使用されるが、このうち、金属短繊維を水
平にランダムに配列して焼結したものが好適であ
る。このような金属短繊維の焼結体は目びらきを
小さくしても空隙率を大きくでき、目ずまりを起
しにくく、かつろ材2を通り抜けたゲルの捕捉や
破砕に効果があるので好ましい。
リング9を構成する焼結金属も支持板8と同様
なものが使用可能である。このリング9は第5図
に矢印11で示すように、ろ材2及び支持板8の
外周部を通つたポリマーがリング9を通つて内部
に流れ込むことを可能にし、これによつてリング
9の内側にポリマーの滞留部分が生じるのを防止
する。
以上に説明したように、本考案は金属焼結体の
ろ材2を焼結金属の支持板8で支持させたもので
あるので、従来の多孔板において生じた滞留部分
6の発生が防止され、ろ過後のポリマーへの異物
混入を防止できるとともに、良好に洗浄しうると
いう優れた効果を有している。また、支持板8は
ろ材2よりも目びらきが大きいのでポリマーの通
過抵抗があまり大きくなく、且つ目ずまりを起こ
しにくいという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリーフフイルタの断面図、第2
図はろ過作用中の第1図のリーフフイルタの部分
拡大断面図、第3図は本考案の一実施例の断面
図、第4図、第5図はそれぞれろ過作用中の第3
図のリーフフイルタの部分拡大断面図である。 1,7……リーフフイルタ、2……ろ材、3…
…金網、8……支持板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属繊維又は金属粉体の焼結体でできた、単体
    ではろ過圧に耐ええない円板状ろ材を2枚重ねて
    その外周を互いに固着し、かつ前記2枚のろ材間
    に空隙形成用の目の荒い金網を配置してなるポリ
    マー用リーフフイルタにおいて、前記ろ材と金網
    との間に、該ろ材を支持するよう、該ろ材よりも
    目びらきの大きい多孔質の焼結金属の支持板を設
    けたことを特徴とするポリマー用リーフフイル
    タ。
JP17813583U 1983-11-19 1983-11-19 ポリマ−用リ−フフイルタ Granted JPS6086426U (ja)

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JP17813583U JPS6086426U (ja) 1983-11-19 1983-11-19 ポリマ−用リ−フフイルタ

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JPS6086426U JPS6086426U (ja) 1985-06-14
JPH0231129Y2 true JPH0231129Y2 (ja) 1990-08-22

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KR101313081B1 (ko) * 2011-11-28 2013-09-30 유형기 공기 정화장치

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JPS5085965A (ja) * 1973-11-30 1975-07-10
JPS54142313A (en) * 1978-04-28 1979-11-06 Asahi Chem Ind Co Ltd Filter medium for spinning artificial fibers
JPS55142513A (en) * 1979-04-21 1980-11-07 Sutemi Negishi Filter element

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JPS6086426U (ja) 1985-06-14

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