JPH02310A - X線用マスクとそれを用いた露光方法 - Google Patents

X線用マスクとそれを用いた露光方法

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JPH02310A
JPH02310A JP63333804A JP33380488A JPH02310A JP H02310 A JPH02310 A JP H02310A JP 63333804 A JP63333804 A JP 63333804A JP 33380488 A JP33380488 A JP 33380488A JP H02310 A JPH02310 A JP H02310A
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film
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Yoshiaki Fukuda
福田 恵明
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はX線用マスクとそれを用いた露光方法に関し、
主に波長2人〜150A程度の軟X線(以下単にrX線
」という場合もある。)を用いIC,LSI等の半導体
素子を製造する際に好適なX線用マスクとそれを用いた
露光方法に関するものである。
(従来の技術) 最近IC,LSI等の半導体素子製造用の露光装置に右
いては半導体素子の高集積化に伴って、より高分解能の
焼付けが可能な軟X線を利用した露光装置が種々と提案
されている。
この軟X線を利用した露光装置で使用されるX線用マス
クは一般にリング状の形状をした支持枠と、その開口に
緊張して張られた軟X線に対する透過部、及び非透過部
とを有する膜状体とから構成されている。
非透過部は該膜状体に基板を構成する支持膜(マスクメ
ンブレン)の上に設けられた幾何学形状の軟X線に対す
る遮光体くX線吸収体も含む)から成って七り、該遮光
体はサブミクロンの精度で、かつ再現性良く被転写体、
例えばウェハ面上に転写されるように構成されている。
一方、透過部は遮光体が設けられていない領域の支持膜
自体より成っている。
軟X線を用いた露光装置においては、露光用の軟X線光
源からの照射光エネルギーの損失を防ぐ為、多くの場合
、X線用マスクの設置されている空間及びウェハのレジ
スト塗布面側の上部空間は共に減圧大気、若しくは低圧
力ヘリウム雰囲気になっている。
このような条件下で波長が例えば2〜150人程度の軟
X線で露′光す′るとX線用マスクの支持膜、マスク吸
収体、雰囲気ガス原子が軟X線を吸収し、充電効果によ
り光電子を放出する。特に支持膜が7絶縁体薄膜である
ときは、支持膜構成原子の光電子放出による帯電は、も
ちろんのこと電子数が多い吸収体からの電子放出による
帯電が生じ、支持膜が高い正電位を有するようになフて
くる。
一般に支持膜とウェハのレジスト面との距離はプロキシ
ミティ露光においては、露光用光源からの光束の拡がり
によるボケが無視出来る程度に小さく、例えば10μm
〜100μmの間に設定されている。この為、支持膜と
ウェハが静電的に力を及ぼし合い支持膜が吸引され支持
膜が変形し、支持膜のたわみによりパターンの焼付精度
が低下し、特に吸引力が強い場合は支持膜がウェハに密
着してしまう場合がある。
転写すべきパターン寸法が例えば0.5μm以下の高分
解能を得ることを目的とする露光装置においては、一般
に支持膜はその熱膨張による位置ずれ、吸収体、残留応
力による歪等を抑える為に熱膨張係数が小さくヤング率
の大きな無機材(特にセラミックス)を用い、その厚さ
が2μm程度となるようにして構成されている。
−数的にこの桟の材料は脆くて硬いものが多い。その為
、支持膜は過度の変形や不均一な圧力印加等により容易
に破損してしまう場合があった。
これを解決する手段としては、例えば支持膜表面にアル
ミニウム等の軟X線に対して吸収の小さい金属を数10
0人厚で蒸着する方法がある。この方法は電気伝導度や
軟X線透過率は・良いが、ウェハとのアライメントの際
の可視光若しくは赤外光の透過光が著しく低くアライメ
ント精度を著しく低下させてしまうという問題点があっ
た。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は主に軟X線を用いた露光装置にあける各要素、
例えばX線用マスク支持体、X線用マスクの構成そして
X線マスクを照射するときの条件等を適切に設定するこ
とにより、X@用マスクの静電的吸引若しくは吸着現象
を効果的に防止し、高精度のアライメント及びパターン
焼付けが可能なX線用マスクとそれを用いた露光方法及
び露光装置の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、X線透過性の支持膜を支持枠に保持したX線
用マスク支持体を構成する場合は、該支持膜の電気抵抗
率が10Ω・0m以下となるように設定したことを特徴
としている。
又X線透過性の支持膜を支持枠に保持し、該支持膜面上
にX線吸収体より成るパターンを設けたX線用マスクを
構成する場合は、該支持膜の電気抵抗率が10Ω・0m
以下となるように設定したことを特徴としている。
この他X線用マスクの露光方法としては、X線透過性の
支持膜を支持枠に保持し、該支持膜面上にX線吸収体よ
り成るパターンを設けたX線用マスクを被転写体に近接
対向配置し、該X線用マスク側よりX線を照射し、該支
持膜面上のパターンに関するパターン情報を該被転写体
に転写したり、又このとき電位差調整手段を設け、X線
を照射しときに生ずる該X線用マスク側の電位と該被転
写体側の電位とが等しくなるようにしたことを特徴とし
ている。
(実施例) 第1図は本発明のX線用マスクの一実施例の模式断面図
である。図中、10は支持膜であり、軟X線に対して所
定の透過率を有し、しかも後述する値の電気抵抗値を有
する1つの透明膜より成っている。
1はリング状の支持枠であり、支持膜lOを緊張保持し
ている。支持枠1と支持膜10よりX線用マスク支持体
11を構成している。
2は軟X線に対するX線吸収体としての非透過膜であり
、支持膜10上に幾何形状に描かれて七りそれにより、
例えば電子回路等のパターンを形成している。
支持枠1、支持膜10、そしてX線吸収体2よりX線用
マスク12を構成している。
本実施例では支持膜10を電気抵抗率が1゜Ω・0m以
下の電気抵抗率の小さな材料より構成していることを特
徴としている。
これにより支持膜10表面若しくは全体にゎたり良好な
る電気伝導性をもたせ、電位差調整手段として、例えば
接地部材を用いることにより支持膜10の電位を接地電
位に保つべく接地接続するようにしている。
これにより支持膜10上のX線吸収体2より成るパター
ンを被転写体としてのウニ八面上に焼付ける際に軟X線
を照射したときに支持膜10面上に電荷が発生し、その
面上に集積し、例えばウェハ面側に吸引されて変形する
のを効果的に防止している。
本実施例において支持膜lOは軟X線の透過率が高けれ
ば高い程良い。この為には同一材料を用いている場合は
、なるべく薄く構成するのが良いが、ある程度の機械的
強度も確保しなくてはならず、一定の厚さが必要となっ
てくる。
この為、本実施例では支持膜10の膜厚を支持膜10が
有機膜を有しているときには、軟X線に対する単位厚さ
当りの吸収が少ない為に1μm以上15μm以下とし、
軽元素を主成分とする無機膜を有しているときは、0.
5μm以上5μm以下となるように設定している。
本実施例では軟X線に対して透過性があり、しかも電気
抵抗率が10Ω・0m以下の透過膜を構成する材料とし
て、例えばベリリウム、ホウ素。
トープしたシリコン、アルミニララム等の元素単体、リ
ンドープ、炭化ケイ素(S i C,P)等の導電性セ
ラミックス、又はポリーP−フェニレン、ポリ−チオフ
ェン、ポリ−アニリン等の有機化合物にドーパントとし
て五フッ化ヒ素、無水硫酸、ヨーソ等のハロゲンを用い
た導電性有機化合物より選ばれた1つの材料より構成し
ている。
但し、本実施例ではドーパント濃度は本発明の目的を妨
げない程度に調整されている。
この他、透過膜の材料としてはポリイミド、ポリアミド
、ポリエチレンテレフタレート、ポリパラキシリレン等
の有機化合物、炭化ケイ素、窒化ケイ素、窒化アルミ、
二酸化ケイ素、窒化ホウ素等の軽元素を主成分とじた無
機化合物等が適用可能である。
又、支持膜をセラミックスと金属より成る多層積層構造
体が、その一部に含まれるように構成しても良い。
又、上記支持膜上に形成するX線吸収体としての材料と
しては、一般に密度の高い物質1例えば金、白金、タン
グステン、タンタル、銅、ニッケル及びそれらを含む化
合物の薄膜(例えば、0.5乃至1μm程度の厚み)の
如く、従来のX線マスク構造体に使用されているX線吸
収体はいずれも本発明において使用出来、特に限定され
ない。
次に本実施例においてX線用マスク支持体(マスクブラ
ンクス)にX線吸収体より成るパターンを形成し、X線
用マスクを作製する一例を示す。
まず、上記支持膜面上にメツキ電極層を設け、その上に
単層又は多層のレジストをエレクトロンビーム描画によ
りパターニングし1例えば、金をメツキしてX線吸収体
である金パターンを形成する。又、支持膜上にWやTa
等を成膜し、単層又は多層のレジストをエレクトロンビ
ーム描画により形成し、次いでWやTa層をプラズマエ
ツチングしてX線吸収体を形成することができる。
特にシリコン基板面上に無機膜より成る支持膜を形成す
る場合にはX線吸収体はシリコンウェハのバックエツチ
ング前に形成しても良い。本実施例では以上のようにし
てX線用マスクを作製している。
第2図は本発明に係るX線用マスク12を被転写体とし
てのウェハ43に近接配置して、X線用マスク12にX
線を照射して該X線用マスク面上に形成したパターンを
ウェハ面上に転写する場合の所謂プロキシミティ露光に
おける一実施例の概略図である。
同図においては支持膜(マスクメンブレン)20面上に
X線吸収体22をパータン形成してX線用マスク12と
したものを用いている。
X線用マスク12はフレーム21によりマスクステージ
41に吸着等の方法により固定されている。一方X線用
レジストを塗布したシリコンウェハ43はウェハチャッ
ク42に真空吸着等の方法により固定さ、れている。こ
のときX線用マスク12とウェハ434面との間隔はプ
ロキシミティギャップと言われる所定量の空隙gに設定
されている。これによりX線用マスク12とウェハ43
とのX線照射における電位差に基づく接触を防止し、X
線用マスクが破損しないようにしている。
本実施例ではこのときの空隙gを5μm〜100μmの
範囲内となるように設定している。
本実施例では以上のように構成した露光装置を用いて、
例えば次のようにしてX線露光(照射)を行っている。
まず可視光又は近赤外光より成るアライメント光24に
てX線用マスク12面上に設けたアライメントマークと
ウェハ43面上に設けたアライメントマークとを合致さ
せる。即ち、X線用マスク12とウェハ43とが所定の
位置関係となるようにアライメントマークを利用して行
う。そしてアライメントが終了したら露光用のX線23
を不図示のシャッタを通して必要時間だけ照射する。
通常X線用マスク12の露光照射領域はウェハ43に対
して小さい為、アライメント→X線照射→ステージ移動
の動作を繰り返して行い、これによりウェハ全面を露光
している。
又、X線照射時に支持1Ii10、特にX線吸収体22
と被転写体であるウェハ43面上に電荷が発生し集積す
るのを防止する為、又は支持膜10とウェハ43との電
位差がなくなるように本実施例では次のように電位差調
整手段を設けて行っている。
(イ)電位差調整手段として接地部材を用い支持膜10
とウェハ43の各々を接地し、これにより双方の電位差
をなくしている。
(ロ)電位差調整手段として接続部材を用い支持膜10
とウェハ43とを電気的に接続し、双方の電位差をなく
している。
(ハ)電位差調整手段として電圧印加手段を用い支持膜
10とウェハ43の各々に所定の電圧を印加し、支持@
10とウェハ43との電位差がなくなるようにしてい名
以上のようにして本実施例では支持膜lOとウェハ43
との電位差がなくなるようにしているか双方の電位差を
なくす方法は前述の方法に限らず、どのような手段を用
いても本発明においては適用可能である。
次に本実施例に係るX線用マスクの支持膜の製造方法の
実施例について説明する。
まず、第1実施例として炭素含有量が化学量論的組成(
ケイ素:炭素=1 : 1)より多い炭化ケイ素(Si
C)より成る支持膜を有機ケイ層化合物であるポリシラ
スチレンの焼成方法により作成した。
まず、ポリシラスチレン(商品名S−400、日本曹達
(株)製)をトルエンに溶解し、10wt/V溶液を作
製した。表面を鏡面研磨した炭素基板上にスピナーにて
上記溶解液を塗布し301.tm厚さのポリシラスチレ
ン膜を形成した。次にこれを基板ごとに焼成炉に入れ乾
燥窒素雰囲気下にて200 °c、1時間、更に100
607分の昇温速度で1250°Cまで昇温し25時間
その温度に保った後、炉の加熱を停止し自然冷却をして
、厚さ2.8μmの炭化ケイ素より成る支持膜を得た。
このときの支持膜の電気抵抗を測定したところ0.1Ω
・cmであった。
この支持膜を環状の支持枠(フレーム)に緊張保持し、
更に支持膜面上に金より成るパターンを形成してX線用
マスクを作製した。そして支持膜とウェハとを電位差調
整手段として、例えば導線より成る接続部材を用いて電
気的に接線し、双方の電位差がなくなるようにした。
そしてこのような構成のX線用マスクを露光したところ
、軟X線の照射にもかかわらず支持膜の変形は何ら観察
されず高精度なパターン転写が確認出来た。
第2実施例として表面を平均二乗粗さで0.01μmに
研磨した21II+厚さのシリコン(Si)基板にCV
D (化学気相合成)装置で5iCf18を形成した。
まず原料ガスとしてシランガス(SiH4)とメタンガ
ス(CH4)を用い、i量比S t H4/CH4=0
.2、圧力+ 4 Torr、高周波パワー90WでS
iC膜を形成した。流量制御はマスフローコントローラ
で行った。基板温度は反応成膜中〜650’cに保ち、
2時開成膜を行って2.2μm厚のSiC膜を形成した
。その後、基板を冷却し裏面中央部を40−φの大きさ
にシリコン基板のバックエツチングを行いSiC支持膜
を保持したX線用マスク支持体を得た。得られたSiC
支持膜はアモルファスで炭素が多く含まれ、比抵抗は0
.1Ω・cmであった。
更に支持膜面上に金より成る所定のパターンを形成して
X線用マスクを作製した。又支持膜とウェハ(被転写体
)の各々を電位差調整手段として接地部材を用いて接地
し、双方に電位差がないようにした。
このX線用マスクに軟X線を照射したところ、支持膜の
対接地電位は大きくならず支持膜の変形は何んら観察さ
れなかった。
第3実施例として耐熱性構造体として用いられるポリフ
ェニレンサルファイドを支持膜として用いた。第3図に
示すようにポリフェニレンサルファイド(polyph
enylene 5ulfide )を厚さ4μmの薄
膜に成形した支持膜20を環状フレーム21に緊張保持
しながら接着固定した後、200°C11時間熱アニー
ル処理を行った。
次に第4図に示すような真空槽30に前記X線用マスク
支持体11を立てて配置し、10−’Torrまで排気
した。その後五フッ化ヒ素(ASF4)34をI To
rrまで導入し、室温にてドーピング処理を1晩放置し
て行った。ドーピング処理後、真空槽を常圧に戻してか
ら取り出しX線用マスク支持体11(マスクブランクス
)を得た。
ドーパントの量を分析したところ膜材のポリフェニレン
サルファイドに対し5wt%であった。又電気抵抗を測
定したところ比抵抗0.8Ω・Cmであった。
前記X線用マスク支持体11にX線吸収体を用いパター
ン形成しX線用マスクを作製した。そして支持膜とウェ
ハに電位差調整手段として電圧印加手段を各々設けた。
父fi(波長10人)を照射して露光したところ局所的
な帯電が生じることなく、又レジスト面に対し支持膜の
変形は何んら認められなかった。
第4実施例として第2実施例と同様な表面状態のシリコ
ン(Si)基板なCVD反応管に入れ、基板温度を75
0’cとし、原料ガスとしてシラン(SiH4)及びメ
タン(CH4)を用いて、S i C@膜の成膜を行っ
た。流量比をs i H4/CH4=0.1に保ち、圧
力、 3 Torr、高周波パワー、65Wとして膜厚
2.0μmのβ−5iC膜を形成した。その後、反応管
内を真空に引き10−’Torr以下としたのち、抵抗
加熱真空蒸着法によりアルミニウム(Al2)46人を
成膜した。
そののち再び反応管内にシラン及びメタンを導入し、先
と同じ条件でSiC膜を更に778人積層した。
上記方法で作製したSiC/Al/SiC多層積層膜よ
り成る支持膜の比抵抗を測定したところ、0.42Ω・
Cmであフた。
又、末法によって得られた支持膜を用いてX線用マスク
を作製し軟X線を照射したところ、対接地電位の変化は
みられなかった。
尚、以上の各実施例においてSiC膜形成を有機ケイ素
化合物焼成法、CVD法の代わりにスパッタ法等の他の
成膜法によって行っても良い。
又、アルミニウム膜の形成に電子ビーム蒸着法等を用い
ても良い。炭化ケイ素/アルミニウムの多層構造の暦数
は可視舟、又は赤外光等のアライメント用の光の透過率
を低下させない範囲、即ち前述の支持膜全体としての厚
さの範囲内であれば何層より構成しても良い。
以上は波長2人〜150人の軟X線を対象にした場合を
示したが本発明は波長IA〜300人のX線に対しても
同様に適用可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明によればX線用マスクの支持膜に所
定の電気抵抗率を有する材料を用い、かつX線照射時に
前述のような構成の電位差調整手段を利用することによ
り、支持膜と被転写体(ウェハ)との電位差をなくすこ
とにより、軟X線の露光による支持膜の帯電に伴う悪影
響を極めて効果的に防止することができ、帯電に伴う静
電吸引等による支持膜の変形等を防止することのできる
高精度のパターン転写が可能なX線用マスクやそれを用
いた露光方法及び露光装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のX線用マスクの一実施例の断面模式図
、第2図は本発明のX線用マスクを用いた露光装置の要
部概略図、第3図は本発明のX線用マスク支持体の一実
施例の断面模式図、第4図は本発明のX線用マスク支持
体の製法の一実施例の要部概略図である。 図中、10.20は支持膜、1,21は支持枠、2,2
2はX線等の吸収体、11はX線用マスク支持体、12
はX線用マスク、41はマスクステージ、42はウェハ
ーチャック、43はウェハ、23はX線、24はアライ
メント光、30は真空槽である。 舅 一一−−−−J <1   <υ (−一)−一一一

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)X線透過性の支持膜を支持枠に保持したX線用マ
    スク支持体であって、該支持膜の電気抵抗率が10Ω・
    cm以下となるように設定したことを特徴とするX線用
    マスク支持体。
  2. (2)X線透過性の支持膜を支持枠に保持し、該支持膜
    面上にX線吸収体より成るパターンを設けたX線用マス
    クであって、該支持膜の電気抵抗率が10Ω・cm以下
    となるように設定したことを特徴とするX線用マスク。
  3. (3)X線透過性の支持膜を支持枠に保持し、該支持膜
    面上にX線吸収体より成るパターンを設けたX線用マス
    クを被転写体に近接対向配置し、該X線用マスク側より
    X線を照射し、該支持膜面上のパターンに関するパター
    ン情報を該被転写体に転写することを特徴とするX線用
    マスクを用いた露光方法。
  4. (4)X線透過性の支持膜を支持枠に保持し、該支持膜
    面上にX線吸収体より成るパターンを設けたX線用マス
    クを被転写体に近接対向配置し、該X線用マスク側より
    X線を照射し、該支持膜面上のパターンに関するパター
    ン情報を該被転写体に転写する際、X線を照射したとき
    に生ずる該X線用マスク側の電位と該被転写体側の電位
    とが等しくなるようにしたことを特徴とするX線用マス
    クを用いた露光方法。
  5. (5)前記X線用マスクと前記被転写体とを電気的に接
    続して前記X線の照射を行うことを特徴とする請求項4
    記載のX線用マスクを用いた露光方法。
  6. (6)前記X線用マスクと前記被転写体とを各々接地し
    て前記X線の照射を行うことを特徴とする請求項4記載
    のX線用マスクを用いた露光方法。
  7. (7)前記支持膜の膜厚を該支持膜が有機膜を有してい
    るときは1μm〜15μmの範囲内より、又該支持膜が
    無機膜を有しているときは0.5μm〜5μmの範囲内
    より構成したことを特徴とする請求項1記載のX線用マ
    スク支持体又は請求項2記載のX線用マスク又は請求項
    3記載のX線用マスクを用いた露光方法又は請求項4記
    載のX線用マスクを用いた露光方法。
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