JPH02309459A - データ変換装置 - Google Patents

データ変換装置

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JPH02309459A
JPH02309459A JP1130933A JP13093389A JPH02309459A JP H02309459 A JPH02309459 A JP H02309459A JP 1130933 A JP1130933 A JP 1130933A JP 13093389 A JP13093389 A JP 13093389A JP H02309459 A JPH02309459 A JP H02309459A
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Hitoshi Yoshida
均 吉田
Takahiro Kanegae
鐘ヶ江 隆弘
Naoyuki Kawamoto
直幸 川本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、文字・記号等のキャラクタを始めとする図形
の輪郭を表すアウトラインデータをドツトデータに変換
するデータ変換装置に関するものであり、特に、図形の
対称性と滑らかさとの保証に関するものである。
従来の技術 文字・記号等の図形を表すデータをコンピュータを用い
て処理し、印字、ディスプレイ表示など何等かの形で表
示する場合、最小処理単位である画素毎にドツトデータ
を形成することが広く行われている。この際、表示され
る図形の全体について予めドツトデータを作成し、メモ
リに記憶させると極めて容量の大きいメモリが必要とな
るため、特公昭53−41017号公報に記載されてい
るように図形をその輪郭を表すアウトラインデータで記
憶させ、印字1ディスプレイ表示等の表示時にドツトデ
ータ変換手段を備えた装置によりドツトデータに変換す
ることが望ましい。
アウトラインデータをドツトデータに変換するには画素
スクリーンが用いられる。画素スクリーンは、一平面内
において互に直交するY軸とY軸とにそれぞれ平行な複
数の規定線により画素を規定するものであり、データ変
換手段は、画素スクリーンに図形の輪郭を重ね合わせた
場合に、輪郭内に一定の基準以上の部分が含まれる画素
に対応するドツトデータを図形の存在を表すデータに設
定し、アウトラインデータをドツトデータに変換するの
である。
しかし、このようにアウトラインデータをドツトデータ
に変換し、図形を表示する場合には、キャラクタが表示
される位置によって同じ図形であっても輪郭内に一定の
基準以上台まれる画素の数。
位置等が異なり、形状が異なることがある。特に、図形
が画素スクリーンのY軸あるいはY軸に平行な対称軸を
有する対称図形の場合、対称な部分は同じ形状および大
きさで表示されるように輪郭がデザインされているはず
であるが、表示される位置によって輪郭内に含まれる画
素の数・位置が異なれば、対称な部分の形状や大きさが
互に異なって対称に表示されず、見映が悪くなる。
また、図形には、アルファベットのDのように、画素ス
クリーンのY軸の正負両方向のうちの一方向あるいはY
軸の正負両方向のうちの一方向に滑らかに凸の凸曲部を
存するものがある。このような凸曲部は円弧状の輪郭線
により画定されるが、図形の表示位置によっては、輪郭
線の凸曲部の正方向に最も突出した極大点あるいは負方
向に最も突出した極小点を含む部分が、凸の方向と直交
する方向において1個の画素により表示され、凸曲部の
突出端に突起が形成されて滑らかに湾曲した表示が得ら
れないことがある。
そのため、特開昭60−39280号公報に記載のデー
タ変換装置においては、図形のアウトラインデータを画
素スクリーン上において平行移動させるとともに圧縮、
引延ばしを行い、図形のX軸方向の最大値、最小値およ
びY軸方向の最大値。
最小値がそれぞれ隣接する2本の画素規定線(画素中心
点を結んだ線)の中間に位置するようにされている。こ
のデータ変換装置では、画素の中心点が図形の輪郭内に
含まれる画素に対応するドツトデータが図形の存在を表
すデータに設定されるようになっており、画素中心点が
輪郭線上に位置する画素についても同様に処理される。
Y軸あるいはY軸に平行な対称軸を有する図形の対称な
部分を画定する輪郭線中には、その図形のX座標あるい
はY座標の最大値、最小値があり、それらが画素規定線
に対して同じ相対位置く中間位置)に位置させられるこ
とにより、対称な部分を表示する画素は対称軸に対して
対称に位置するとともに画素数が同じになり、図形を対
称に表示するドツトデータが得られる。また、凸曲部を
有する図形の場合、極大点、極小点がX座標あるいはY
座標の最大値、最小値となる場合に、凸曲部の突出端に
突起が形成されると特に見映が悪くなるのであるが、そ
れらが隣接する2本の画素規定線の中間に位置させられ
れば、それら極大点、極小点が輪郭線のすぐ内側の画素
中心点から最も遠い位置と最も近い位置とのちょうど中
央に位置することとなるため、凸の方向と直交する方向
においてちょうど良い数の画素中心点が輪郭内に含まれ
ることとなり、凸曲部の先端部は適数の画素により滑ら
かに表示される。輪郭線のすぐ内側の画素中心点から最
も遠い位置とは、その画素中心点について凸の方向にお
いて隣接する画素中心点を含まず、その画素中心点に最
も近い位置であり、その位置に極大点、極小点が位置さ
せられれば、凸の方向に直交する方向において輪郭内に
画素中心点が多数個含まれ、凸曲ではなく平らに表示さ
れることがある。また、輪郭線のすぐ内側の画素中心点
から最も近い位置とは、その画素中心点上の位置であり
、その位置に極大点、極小点が位置させられれば輪郭内
に含まれる画素中心点の数が1個となって突起が形成さ
れる。したがって、輪郭線のすぐ内側の画素中心点から
最も遠い位置と最も近い位置とのちょうど中央に極大点
、極小点を位置させれば、画素中心点が輪郭内に過不足
ない数台まれることとなって凸曲部が滑らかに表示され
るのである。
また、特開昭61−51189号公報に記載のデータ変
換装置においては、図形を縮小、拡大して表示する際に
おけるアウトラインデータの修正方法を指示する修正デ
ータを図形毎に付し、そのデータに従って縮小、拡大が
行われるようになっている。修正データは、図形を規定
する複数の点のうち図形の骨格を規定しているため必ず
画素スクリーンの規定線に整合させるべき骨格点を指定
するデータ、それら骨格点間の距離を規定するデータ、
傾斜部を有する場合にはその傾斜角度を規定するデータ
等多数のデータから成り、図形の縮小、拡大がそれらの
表示位置の如何を問わず、常にほぼ同じ形に行われるよ
うにされており、このデータ変換装置によれば、対称性
や滑らかさを保証することができると考えられる。
発明が解決しようとする課題 しかし、特開昭60−39280号公報に記載   −
のデータ変換装置では、全部の図形について一律に平行
移動および圧縮、引延ばしが行われるため、データ変換
に時間がかかる問題があった。また、特開昭61−’5
1189号公報に記載のデータ変換装置の場合、図形毎
に多数の修正データが必要であり、データ量が多くなる
とともに処理に時間が掛かる問題がある。
本発明は、図形のアウトラインデータのドツトデータへ
の変換を少ないデータ量で迅速に行いながら図形の対称
性や凸曲部の滑らかさをできる限り保証し得る装置を提
供することを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段 本発明は、上記の課題を解決するために第1図に示すよ
うに、データ変換手段を備えたデータ変換装置において
、(a)図形が画素スクリーンのX軸あるいはY軸に平
行な対称軸を有する場合にその対称軸が平行な軸を指示
する軸指示データと、図形が上記X軸の正負両方向のう
ちの一方向あるいは前記Y軸の正負両方向のうちの一方
向に滑らかに凸の凸曲部を有する場合に、その凸の方向
を指示する凸方向指示データとを、図形のアウトライン
データと関連付けて記憶する指示データ記憶手段と、(
b)軸指示データと関連付けられたアウトラインデータ
を、その軸指示データにより指示された軸に直角な方向
において平行移動させることにより、そのアウトライン
データの対称軸をその対称軸と平行な規定線に対して対
称な位置に位置させる一方、凸方向指示データと関連付
けられたアウトラインデータを、その凸方向指示データ
により指示された方向と平行な方向に平行移動させるこ
とにより、凸曲部の極大点あるいは極小点を、その指示
された方向と直交する方向において連続する2個以上の
画素にそれぞれ対応するドツトデータが図形の存在を表
すデータに設定される位置に位置させるアウトラインデ
ータ修正手段とを設けるとともに、データ変換手段をア
ウトラインデータ修正手段により修正されたアウトライ
ンデータをドツトデータに変換するものとしたことを特
徴とする。
なお、アウトラインデータの対称軸をその対称軸と平行
な規定線に対して対称な位置に位置させるには、対称軸
を規定線と一致する位置に位置させても、隣接する2本
の規定線のちょうど中間位置に位置させてもよい。
また、凸曲部の滑らかさを保証する場合、前記特開昭6
0−39280号のデータ変換装置におけるように、極
大点、極小点を、画素中心点を結んで成る2本の画素規
定線の中央に位置させれば、凸曲部は凸の方向と直交す
る方向において適数個の画素によって表示されることと
なるが、これは必ずしも不可欠ではない。1画素中にお
いて凸曲部が1個の画素によって表示される位置を外し
て極大点、極小点を位置させれば2個以上の画素によっ
て表示することができるのであり、凸曲部の曲率半径お
よび画素の大きさによっては、2個の画素によって滑ら
かに表示することができる場合もあるのである。
極大点、極小点を画素中心点を結ぶ2本の画素規定線の
中央以外の位置に位置させれば、アウトラインデータの
移動量を少なくすることができ、そのような位置は予め
定めておくことができる。
例えば、表示される図形のすべての凸曲部の曲率半径お
よび画素の大きさは図形をデザインする際にわかってい
るため、それら凸曲部のうち最も曲率半径が小さい凸曲
部を最も小さいサイズで表示する場合(表示すイズが1
種類の場合はそのサイズ)の曲率半径に基づき、輪郭内
に含まれる画素が1画素となる位置から外れた位置であ
って、輪郭内に含まれる画素が2画素以上となり、かつ
、1画素となる位置に最も近い位置を凸の方向と逆の方
向とにそれぞれ1箇所ずつ求めておき、表示時には表示
すイズ、凸曲部の種類の如何によらず、それら2位置の
うち近い方の位置に極大点、極小点が位置するようにア
ウトラインデータを平行移動させるのである。
作用および効果 図形の対称軸を、その対称軸と平行な規定線に対して対
称な位置に位置させれば、図形の対称軸に対して一方の
側を画定する輪郭線と他方の側を画定する輪郭線とのそ
れぞれ画素規定線に対する相対位置関係も対称となり、
各輪郭線内に含まれる画素は対称軸について対称に位置
するとともに画素数が同じになり、図形を対称に表示す
るドツトデータが得られる。また、凸曲部を有する図形
の場合、凸曲部は、アウトラインデータの平行移動によ
り凸の方向と直交する方向において連続する2個以上の
画素により表示されるようにされるため、凸曲部の先端
が1個の画素のみによって表示されることがなく、突起
のない滑らかな形状で表示されるドツトデータが得られ
る。
このように本発明に係るデータ変換装置によれば、対称
性を保証することが必要な図形については軸指示データ
を付し、対称となるようにアウトラインデータを平行移
動させることにより対称に表示されるドツトデータを得
ることができ、凸曲部を有し、滑らかさを保証すること
が必要な図形については凸方向指示データを付してアウ
トラインデータを移動させることにより滑らかに表示さ
れるドツトデータを得ることができる。アウトラインデ
ータの修正は、修正の目的に応じた必要な処理のみによ
って行われるのであって、前記特開昭60−39280
号公報に記載のデータ変換装置のように、全部の図形に
ついて平行移動および圧縮、引延ばし処理を画一的に行
うわけではないため、データの変換に要する時間を短縮
することができる。
なお、対称でかつ滑らかな凸曲部を有する図形について
は、滑らかさより対称性を重視する方が見映がよくなる
ため、本発明においては少なくとも図形を対称に表示す
るドツトデータが得られるようにアウトラインデータを
平行移動させることとしたものである。しかし、本発明
においても滑らかさの保証を排除するわけではなく、対
称でかつ対称軸の両側に滑らかな凸曲部を有する図形に
ついては、そのことを指示するデータを付しておき、そ
の指示データに基づいてアウトラインデータの圧縮、引
延ばしを行うことにより対称性と滑らかさとの両方が保
証された表示のドツトデータを得ることができる。
さらに、アウトラインデiりの修正が行われる図形につ
いては指示データが付されるが、このデータは対称軸の
方向あるいは凸の方向を指示する簡単なデータであり、
特開昭61−51189号公報に記載のデータ変換装置
におけるように図形毎に多数の修正データを付する場合
に比較してデータ量が少なくて済み、少ないデータ量で
対称性。
滑らかさを保証することができるドツトデータを迅速に
得ることができる。
実施例 以下、文字・記号等キャラクタを印字するレーザプリン
タにおいてアウトラインデータをドツトデータに変換す
る装置に本発明を適用した場合を例に取り、図面に基づ
いて詳細に説明する。
第2図はレーザプリンタの制御回路のうち、データ変換
に関する部分を主として示す図である。
この制御回路の主体を成すマイクロコンピュータ部10
は、CPU12.キャラクタROM14゜プログラムR
OM16.テキストメモリ18.ワーキングメモリ20
.修正データメモリ22.交点座標メモリ24.ドツト
データメモリ26を備えている。これらCPU12等は
バス28により接続されており、バス28には入力装置
30および印字部32が接続されている。入力装置30
は必要なデータをマイクロコンピュータ部10に入力す
るものであり、印字部32はマイクロコンピュータ部l
Oからの指令に基づいてレーザプリント方式により印字
を行う部分である。なお、本レーザプリンタの解像度は
300ドツト/インチとする。
CPU12には、第3図に概念的に示すようにデータ続
出部34.アウトラインデータを修正するデータ修正部
36.キャラクタの輪郭線と後述する画素スクリーン上
のX方向規定線Xとの交点のX座標を求める交点座標算
出部3日、ドツトデータの設定を行うデータ設定部40
等が設けられている。テキストメモリ18は、入力装置
30から入力されるコードデータから成る印字データを
記憶するものであり、ワーキングメモリ20は、プログ
ラム実行時に必要なデータを記憶するものである。また
、交点座標メモリ24には、交点座標算出部3日により
求められた交点のX座標が記憶され、ドツトデータメモ
リ26には、交点座標メモリ24に記憶されたX座標に
基づいて設定されるドツトデータが記憶される。
キャラクタROM14には、アルファベットその他の文
字や記号等キャラクタのアウトラインデータと、そのア
ウトラインデータの平行移動を指示する指示データとが
記憶されている。キャラクタの輪郭を決定する座標面は
、第4図に示すように、縦(Y軸)横(X軸)がそれぞ
れ1000×1000の大きさとされており、アルファ
ベットの大文字はY軸の座標値の200から1000ま
での間で描かれ小文字は0から200の間も使って描か
れる。X軸方向に関しては座標面の中央と文字の中心と
が一致させられる。このような座標面上においてキャラ
クタの輪郭がデザインされるとき、凸曲線44を例に取
って示すように、キャラクタを構成するキャラクタ構成
線は幅を有し、輪郭線46によって囲まれる。アウトラ
インデータはキャラクタの輪郭を形成する複数の線素毎
に作成され、その線素の種類および両端の点毎の座標等
を含んでいる。これら各点の座標は輪郭線46上に定め
られた一定の方向(図中矢印で示されている)に沿って
順番に記憶され、各線素の両端の2点のうち、先に記憶
される点が始点であり、後に記憶される点が終点である
。アウトラインデータは、線素が直線の場合には直線デ
ータおよび始点、終点の各座標を含み、曲線の場合には
曲線データ、曲線の関数式および始点、終点、補助点の
各座標を含み、円弧の場合には円弧データおよび始点、
終点1円の中心点の各座標を含むものとされる。アウト
ラインデータは、各キャラクタを構成する線素の数Nも
含んでいる。指示データについては後に説明する。
本レーザプリンタにおいてアウトラインデータのドツト
データへの変換は、第5図に示す画素スクリーン50を
使用し、キャラクタの輪郭を画素スクリーン50に重ね
合わせたと想定して行われる。画素スクリーン50はア
ウトラインデータをドツトデータに変換するための計算
上のものであるが、ここでは理解を容易にするために実
在するものとして図示することとする。また、ここにお
いて画素とは、レーザにより印字が行われる際の最小印
字単位であり、画素スクリーン50は、一平面内におい
て互に直交し、X軸とY軸とにそれぞれ平行であって、
等間隔に設けられた複数の画素区画線p(図中、実線で
示されている)により画素を規定しており、本実施例に
おいて画素は正方形とされている。また、画素中心点を
通り、X軸とY軸とにそれぞれ平行なX方向規定線Xと
y方向規定線y(図中破線で示されている。)とが設定
されている0画素区画線pには画素スクリーン50にお
ける位置を示す座標値が付され、X方向規定線x、y方
向規定線yの位置はそれぞれX座標値、X座標値で表す
ことができる。印字を行うか否かのドツトデータは画素
毎に形成されるが、本レーザプリンタではキャラクタの
輪郭内に画素中心点が含まれる画素にドツトが形成され
るようになっており、その画素のドツトデータが1とさ
れる。なお、画素は矩形その他の形状とすることも可能
である。
画素スクリーン50は印字用紙の印字面に対応して想定
されるものであるが、第5図にはその原点近傍の部分の
みが示しである。したがって、画素スクリーン50上の
任意の位置にキャラクタの輪郭が重ね合わされる場合に
は、画素区画線pの座標値は、第5図において画素区画
線Pに付されている値に適宜の整数をそれぞれ加えた値
となる。
また、本レーザプリンタは、キャラクタを4.8ポイン
ト、10ポイント、12ポイント、20ポイント 24
ポイント 30ポイント等任意のサイズで印字すること
ができ、印字サイズに合わせて前記1oooxiooo
の座標面で作られた輪郭の座標値が換算される。1画素
の1辺の長さを1で表す座標面を画素スクリーン50上
に想定して座標値の換算が行われるのであり、あるポイ
ントのキャラクタがCxC画素で表されるとすれば、1
000X100Oの座標面上において輪郭を決定する点
の座標値にC/1000を掛ければ上記画素スクリーン
50上に想定した座標面上の座標値が得られるのである
。ここでは1個のキャラクタが20X20画素で表され
る4、8ポイントで印字を行う場合について説明する。
第5図の画素スクリーン50の画素区画線pに付された
数字はこの場合の座標値である。また、かっこ付の数字
は、各画素の画素スクリーン50全体における位置を指
定する番号であり、1画素分を1として付されており、
X軸方向の位置を指定する番号とy軸方向の位置を指定
する番号との組合わせにより、画素の画素スクリーン5
0上における位置を指定することができる。例えば、X
座標値がそれぞれ3゜4の画素区画線pおよびX座標値
がそれぞれ2゜3の画素区画線pによって画定される画
素は(3゜2)で指定することができる。なお、キャラ
クタの輪郭を画素スクリーン50に重ね合わせる際には
、印字位置データに基づいて各キャラクタの基準点の画
素スクリーン50上における座標値の決定も行われ、得
られた基準点の座標値と上記換算された座標値とを用い
て重ね合わせが行われる。
凸曲線44は、第4図に示すようにX軸に平行な対称軸
54を有するとともに、X軸の正方向に凸のキャラクタ
である。このような凸曲線44を画素スクリーン50に
重ね合わせた場合、第6図(a)に示すように重ね合わ
されたとする。この場合、第6図(b)に斜線付の丸で
示すようにドツトが形成されるが、この図から明らかな
ように、ドツトは対称軸54に対して非対称に形成され
、また、凸曲線44の凸の方向に直交する方向において
ドツトが1個のみ突出しており、見映が悪い。そのため
、本データ変換装置では、アウトラインデータの修正の
有無を指示する指示データがキャラクタROM14にア
ウトラインに対にして記憶されているのである。そして
、プログラムROM16には、印字に必要な種々のプロ
グラムと共に、第7図および第8図にフローチャートで
示すアウトラインデータの修正機能を有するデータ変換
用のプログラムが記憶され、キャラクタの対称性あるい
は滑らかさが確保されるようになっている。
指示データには、アウトラインデータの修正を指示する
データと、修正なしを指示するデータとがある。修正を
指示するデータは、キャラクタのX座標、X座標の各最
大値xmax 、  ymax 、最小値χmin 、
  yminと、対称軸の方向あるいは凸曲部の凸の方
向を指示するデータとから成る。対称軸の方向を指示す
るデータは、キャラクタがX軸に平行な対称軸を有する
場合にはX軸指示データとされ、Y軸に平行な対称軸を
有する場合にはY軸指示データとされる。また、凸曲部
の凸の方向を指示するデータは、キャラクタがX軸の正
方向に凸の凸曲部を有する場合には右方向データ、X軸
の負方向に凸の凸曲部を存する場合には左方向データ、
Y軸の正方向に凸の凸曲部を有する場合には上方向デー
タ、Y軸の負方向に凸の凸曲部を有する場合には下方向
データとされる。したがって、凸曲線44の場合には、
X座標、X座標の最大値、最小値とX軸指示データと右
方向データとを含む指示データが、キャラクタROM1
4に凸曲線44のアウトラインデータと対にして記憶さ
れていることとなる。
以下、凸曲線44を例に取り、アウトラインデータのド
ツトデータへの変換について説明する。
この変換は、キャラクタの輪郭とX方向規定線Xとの交
点の座標を1本のキャラクタ構成線毎に2個ずつ求め、
それら2個の交点間(その交点を含む。)のドツトデー
タを一挙に1に設定することにより行われる。なお、印
字については本発明を理解する上で不可欠ではないため
詳細な説明は省略するが、本レーザプリンタにおいては
印字が1頁毎に行われる。テキストメモリ18に記憶さ
れた文書データのうち1頁分のデータが読み出され、そ
のデータを構成するキャラクタのアウトラインデータが
ドツトデータに変換されて印字が行われるのである。
まず、第7図のステップ31(以下、Slと略記する。
他のステップについても同じ。)において処理されるキ
ャラクタのアウトラインデータが読み出された後、S2
においてそのアウトラインデータと対を成す指示データ
が読み出され、s3において読み出された指示データが
アウトラインデータの修正なしを指示するデータである
か否かの判定が判定が行われる。凸曲線44については
X軸指示データおよび右方向データが記憶されているた
めS3の判定はNOとなり、S4が実行される。S4で
は読み出された指示データがX軸指示データを含むか否
かの判定が行われるが、この判定はYESであり、S5
においてアウトラインデータの修正量が算出される。X
軸に平行な対称軸を有するキャラクタは、第9図(a)
、 (b)に示すように、対称軸がX方向規定線Xと一
致すれば、対称軸に対して対称軸から離れるに従ってX
座標値が大きくなる側の部分とX座標値が小さくなる側
の部分とをそれぞれ画定する輪郭線の画素スクリーン5
0に対する相対位置関係が同じになり、それら輪郭線内
に含まれる画素の位置が対称軸に対して対称になるとと
もに画素数が等しくなり、これら画素に対応するドツト
データをキャラクタの存在を表すデータに設定すること
により、キャラクタを対称軸に対して対称に表示するこ
とができる。したがって、アウトラインデータの修正は
対称軸がX方向規定線Xと一致するようにアウトライン
データを構成する座標のX座標値を修正することにより
行えばよく、S5では第6図(a)に示すように、対称
軸54に対してX座標値が増大する側に隣接するX方向
規定線X(図中破線で示される)のX座標値から対称軸
54のX座標値を引くことにより修正量j!1が算出さ
れる。なお、対称軸54のX座標値はX座標の最大値と
最小値との中間値である。S6では、凸曲線44を規定
するアウトラインデータの全部の座標のX座標値に21
が加算され、修正されたX座標値はX座標値と共に修正
データメモリ22に格納される。この修正により凸曲線
44は、画素スクリーン50上に第9図(a)に示す位
置に重ね合わされ、第9図(b)に示すようにドツトが
対称軸54に対称に形成される状態となる。なお、対称
軸54とX方向規定線Xとが一致している場合には修正
量は0であり、S6ではアウトラインデータを構成する
座標がそのまま修正データメモリ22に格納される。
次いでS12が実行され、読み出された指示データがY
軸指示のデータを含むか否かの判定が行われる。凸曲線
44はY軸に平行な対称軸を有するキャラクタではない
ためS12はNOとなり、S15において右方向に凸の
凸曲部を有するか否かの判定が行われる。この判定はY
ESとなり、516においてアウトラインデータの修正
量が算出される。右方向の凸の凸曲部を有するアウトラ
インデータの修正は、X座標の最大値、すなわち極大点
をY軸に平行な画素区画線pであって、X座標値が増大
する側に隣接する画素区画線pと一致させることにより
行われる。第9図b)に示すように、凸曲線44の極大
点がX方向規定線Xと一致する状態では、凸曲線44の
先端は1個の画素によって表示される。それに対し、第
10図(a)に示すように極大点を画素区画線pに一致
させれば、第10図(b)に示すように3個の画素によ
って表示されることとなり、さらに、画素区画線pを越
えて次のX方向規定線Xと一致する僅かに前の位置では
5個の画素によって表示されることとなる。
しかし、5個の画素では凸曲線44が却って平らに表示
されるとともに、アウトラインデータの移動量が大きく
なるため最適ではなく、隣接するX方向規定線Xの中央
の画素区画線pと一致させれば、アウトラインデータの
少ない移動量で凸曲線を滑らかに表示することができる
のである。
したがって、S16では第9図(a)に示すように、凸
曲線44のX座標の最大値を、その最大値に対してX座
標値が増大する側に隣接する画素区画線PのX座標値か
ら引くことにより修正量2□が算出され、317では修
正量2□が凸曲線44を規定するアウトラインデータの
全部の座標のX座標値に加算されてアウトラインデータ
が修正されることとなる。このようにアウトラインデー
タが修正された後、320以下においてドツトデータの
設定が行われる。
なお、キャラクタがX軸に平行な対称軸を有するもので
ない場合にはS4がNOとなり、S7においてキャラク
タが上方向に凸の凸曲部を有するか否かの判定が行われ
、NOであれば310において下方向に凸の凸曲部を有
するか否かの判定が行われる。キャラクタがX軸に平行
な対称軸を有するものであれば、上方向あるいは下方向
に凸か否かの判定は行われないが、これはX軸指示デー
タと上方向データと下方向データとが同じ1個のキャラ
クタの指示データとされることがないからである。
第11図(a)に示す凸曲線56のように、Y軸に平行
な対称軸58について対称であって、下方向に凸の凸曲
部を有するキャラクタの場合、第11図(5)にドツト
を描いて示すように非対称で突出端に突起のあ゛る状態
で表示されることがある。この凸曲線56の場合には3
10がYESとなり、S11.39が実行され、凸曲線
56のX座標の最小値をX軸に平行な画素区画線pであ
って、X座標の最小値に対してX座標値が増大する側に
隣接する画素区画線pと一致させるように修正tffi
3が算出され、アウトラインデータが修正される。
それにより凸曲線56は第12図(a)に示すように画
素スクリーン50に重ね合わされ、第12図[有])に
示すように突起のない滑らかな形状に表示される状態と
なる。
さらに、凸曲線56のようにY軸に平行な対称軸58を
有するキャラクタの場合、312がYESとなり、S1
3においてアウトラインデータの修正量が算出される。
Y軸に平行な対称軸を有するキャラクタのアウトライン
データの修正は、対称軸をX座標値が増大する側に隣接
するy方向規定線yと一致させることにより行われる。
したがって、313では第12図(a)に示す修正量!
4が算出された後、S14においてアウトラインデータ
が修正され、それにより凸曲線56の輪郭は第13図(
a)に示すように画素スクリーン50に重ね合わされ、
第13図(b)に示すように対称軸58に対称に表示さ
れることとなる。
また、図示はしないが、指示データが上方向データを含
む場合にはS7がYESとなり、S8においてアウトラ
インデータの修正量が算出される。
上方向の凸の凸曲部を有するアウトラインデータの修正
は、X座標の最大値(極大点)をX軸に平行な画素区画
’IApであって、X座標値が増大する側に隣接する画
素区画線pと一致させることにより行われる。したがっ
て、S7ではその画素区画線pのX座標値から凸曲部の
X座標の最大値を引くことにより修正量が算出され、S
8においてアウドラインデータを構成する全部の座標の
X座標値に修正量が加算される。
さらに、左方向に凸の凸曲部を有するキャラクタの場合
、318がYESとなり、S19において修正量が算出
されてS17においてアウトラインデータが修正される
。この場合には、凸曲部のX座標の最小値を、Y軸に平
行な画素区画線pであって、X座標値が増大する側に隣
接する画素区画線pと一致させるように修正量が算出さ
れ、アウトラインデータが修正される。なお、キャラク
タがY軸に平行な対称軸を有する場合、右方向あるいは
左方向に凸の凸曲部を有するか否かの判定が行われない
が、この場合にはS13.S14のアウトラインデータ
の修正によりキャラクタの左右方向の位置が決まり、右
方向の凸、左方向の凸に基づくアウトラインデータの修
正を行う必要がないからである。
指示データが修正なしを指示するデータの場合にはS3
がYESとなり、34〜319がスキップされて320
以下においてドツトデータの設定が行われる。
上記のようにアウトラインデータが修正されたならば3
20が実行され、カウンタのカウント値Cが1増加され
た後、S21においてアウトラインと一方向規定線Xと
の交点のX座標が算出される。X方向規定線χの位置は
画素スクリーン50のX座標の値で表すことができ、そ
れらX座標値に対する交点のX座標値を求めるのである
。第14図に示すように、線素がX方向規定線x、y方
向規定線yのいずれとも交差する直線の場合を例として
説明すれば、この線素は始点から終点に至るまで複数の
X方向規定線Xと×印で示される位置において交差する
こととなるが、交点のX座標としては、X方向規定線X
と線素との実際の交点のX座標ではなく、その線素が画
定するキャラクタ構成線側(図中斜線が施されている部
分)にあって実際の交点に最も近い位置に画素中心点(
図中○印が付されている点)を有する画素の左側の端の
X座標が採用される。この交点のX座標は第5図にかっ
こ付で示す各画素の指定番号と一致する。ここにおいて
キャラクタ構成線側とは輪郭線の内側のことであり、輪
郭線の各線素を指定するデータがキャラクタ構成線を反
時計方向にまわる順序で記憶されている場合は、各線素
の始点側から終点側を見た場合に左側となる領域であり
、時計方向にまわる順序で記憶されている場合は右側と
なる領域である。X方向規定線Xと線素との実際の交点
が画素中心点と一致する場合には、その画素中心点を有
する画素の左側の端のX座標がX方向規定線Xと線素と
の交点とされる。
凸曲線44はアウトラインデータの修正により、第5図
に示すように画素スクリーン50に重ね合わされ、X方
向規定線Xとの交点のX座標値が算出される。この算出
は線素毎に行われ、算出された交点のX座標値は、交点
座標メモリ24に第15図に示すようにX方向規定線X
毎に記憶される。
1本の線素について交点のX座標が算出されればS22
が実行されるが判定はNOであり、凸曲線44を構成す
る全部の線素について交点のX座標が算出されるまで3
20〜322が繰り返し実行される。32.2がYES
になればS23においてカウント値Cが0にされた後、
S24において交点座標メモリ24にX方向規定線X毎
に記憶されたX座標が小さい順に並べ変えられ、小さい
ものから順に2個ずつがベアになるようにされるととも
に、ドツトデータの設定が行われる。1本のキャラクタ
構成線についてX方向規定線X毎に2個ずつ交点座標が
求められるため、X座標を小さい順に並べ変えて2個ず
つベアにすれば、それらベアにされた番号の間には必ず
キャラクタ構成線が存在することとなり、それら番号間
の画素に対応するドツトデータを一挙に1に設定するこ
とができるのであるが、交点のX座標は321において
線素毎に求められ、X座標が算出された順にX座標が交
点座標メモリ24に記憶されるため、X座標の値が大き
い方の線素について小さい方の線素より先に求められる
ことがあり、大きさの順に記憶されているとは限らない
のでこの並べ変えが行われるのである。なお、本実施例
においては、交点を画素中心点とする画素についてもド
ットデー夕が1に設定される。
上記のようにX座標の並べ変えが行われた後、ドツトデ
ータの設定が行われる。この設定は、1バイト単位でま
とめて行われる。マイクロコンピュータ部10は1バイ
トのデータを並列に処理し得るものであり、1画素のド
ツトデータは1ビツトで表されるため、8個の画素のド
ツトデータが一挙に設定されることとなる。この設定は
本発明の出願人に係る特願昭63−269074号に記
載のデータ変換装置におけると同じであり、ベアを成す
2個のX座標を1バイトの区切となるビットの座標(互
に隣接するバイト間の区切となるビットの座標)に基づ
いて1バイト毎に区切られ、同じバイトに属し、キャラ
クタが存在する画素に対応するドツトデータがまとめて
1に設定される。
y軸方向の位置が2であるX方向規定線Xについて求め
られたX座標を例に取り、第16図に基づいて説明する
。X座標ベア(4,5)のうち小さい方のX座標より太
き(,1バイトの区切となるビットの座標7と大きい方
の画素指定番号4とが比較される。区切の座標の方が大
きいため、このX座標ベアによって表されるキャラクタ
構成線は1バイト中に含まれることとなり、X座標値ベ
ア(4,5)にそれぞれ対応するドツトデータがまとめ
て1に設定される。第16図において斜線対の円はlに
設定されたドツトデータを表す。X座標ベアのうち、大
きい方のX座標が1バイトの区切となる座標より大きい
場合には、その区切となるX座標と小さい方のX座標と
の間の画素が1バイトに含まれることとなり、それらが
まとめて1に設定された後、区切りとなるX座標と大き
い方のX座標との間に8を1単位とするグループが幾つ
あるかが算出され、1バイトずつまとめてドツトデータ
が1に設定される。このように設定されたドツトデータ
はドツトデータメモリ26に格納される。
このように本実施例のデータ変換装置によれば、アウト
ラインデータが修正された後、ドツトデータに変換され
ることにより、キャラクタの対称性。
滑らかさが確保されるのであり、アウトラインデータの
修正が指示データが記憶されたキャラクタについてのみ
行われ、また、平行移動のみによって行われることによ
り、少ないデータで迅速にアウトラインデータのドツト
データへの変換が行われる。
また、凸曲部を有するキャラクタのアウトラインデータ
の修正は、凸曲部がX軸の正負いずれの側に凸であって
も極大点、極小点をX座標値が増大する側に隣接する画
素区画線Pと一致させることにより行われ、凸曲部がY
軸の正負いずれの側に凸であっても極大点、極小点をX
座標値が増大する側に隣接する画素区画線pと一致させ
ることにより行われる。したがって、アウトラインデー
タが修正されるとき、すべてのキャラクタは右方もしく
は上方に移動させられることとなる。極大点、極小点を
近い他の画素区画線pと一致させてもよい。しかし、隣
接するキャラクタがそれぞれ凸曲部を有するとき、アウ
トラインデータが互に逆向きに移動させられることがあ
り、そのような場合にはキャラクタ間の間隔が広く、あ
るいは狭くなって間隔にばらつきが生じて見映が悪くな
る。
それに対し、キャラクタを凸曲部の方向に応じてアウト
ラインデータの移動方向を同じにすれば、隣接するキャ
ラクタがいずれも左右方向あるいは上下方向に凸の凸曲
部を有する場合でもキャラクタ間の間隔が過大となり、
あるいは過小となることが回避され、表示品質の低下が
回避される。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
プログラムROM14の320〜324を記憶する部分
およびCPTJ12のそれらステップを実行する部分、
−すなわち交点算出部38.データ設定部40がデータ
変換手段を構成し、キャラクタROM14が指示データ
記憶手段を構成し、プログラム14の32〜S19を記
憶する部分およびCPU1’2のそれらステップを実行
する部分、すなわちデータ修正部36がアウトラインデ
ータ修正手段を構成しているのである。
なお、上記実施例においては簡単な凸曲線44゜56を
例に取って説明したが、アルファベットであっても上記
のようなアウトラインデータの修正によって対称性、滑
らかさを確保することができる。例えば、アルファベッ
トのPのように対称でなく、凸曲部を1方向にのみ有す
るキャラクタの場合には、その凸の方向を指示するデー
タに従って平行移動させることにより、突起のない滑ら
かな凸曲部の表示を得ることができる。
また、アルファベットのHのようにY軸、Y軸にそれぞ
れ平行な対称軸を有するが、凸曲部のないキャラクタの
場合、2方向への平行移動のみによって対称な表示を得
ることができる。
アルファベットの0は、Y軸、Y軸にそれぞれ対称な対
称軸を有するとともに、上下方向、左右方向にそれぞれ
凸の凸曲部を有するキャラクタであり、2本の対称軸を
それぞれX方向規定線X。
y方向規定線yと一致させることにより対称に表示する
ことはできるが、凸曲部の先端が1ドツトによって表示
されることがある。この場合、輪郭を圧縮し、あるいは
引き延ばして凸曲部の極大点あるいは極小点を画素区画
線pに一致させ、凸の方向と直交する方向において連続
する2画素以上によって表示されるようにすれば、対称
性を維持しつつ滑らかさを確保することができる。
さらに上記実施例では、キャラクタが対称な場合、対称
軸をX座標値あるいはX座標値が増大する側に隣接する
y方向規定線y、  x方向規定線Xと一致させるよう
にされていたが、X座標値あるいはX座標値が減少する
側に隣接するy方向規定線y、  x方向規定線Xと一
致させてもよく、隣接するX方向規定線Xあるいはy方
向規定線yのうち、近い方の線と一致させるようにして
もよい。
さらにまた、キ;ラクタが対称な場合、対称軸を画素区
画線pと一致させてアウトラインデータを修正してもよ
い。このようにすれば、対称であり、かつ、対称軸上に
極大点、極小点が位置する凸曲部を存する図形において
は、凸曲部の先端に必ず少なくとも2個の画素が含まれ
ることとなり、ドツトが1個のみ突出することが回避さ
れる。
さらに、凸曲部を有するキャラクタのアウトラインデー
タを修正する場合、極大点、極小点を移動量が少なくて
済む画素区画線pと一致させるようにしてもよく、すべ
ての場合に凸の方向に隣接する画素区画線pと一致させ
てもよい。
さらにまた、上記実施例においては印字サイズに関係な
くアウトラインデータの修正が行われるようになってい
たが、印字が12ポイント以下の大きさで行われる場合
のみにアウトラインデータの修正が行うようにしてもよ
い。
また、上記実施例においてアウトラインデータは線素毎
に作られていたが、座標のみで表すなど、他の手段によ
り構成してもよい。座標のみで表す場合、複数の直線に
より構成されるキャラクタについては、その輪郭の線素
毎の座標データ群によってアウトラインデータを構成し
、曲線を含むキャラクタについては、その曲線を画定す
るのに必要な複数の点の座標データ群を含むようにアウ
トラインデータを構成する。
さらに、図形を印字するレーザプリンタやレーザプリン
タ以外のプリンタに本発明を適用し得ることは勿論、プ
リンタ以外にも文字1図形等のアウトラインデータをド
ツトデータに変換する必要のある装置に一般的に本発明
を適用することができる。
その他、特許請求の範囲を逸脱することなく、当業者の
知識に基づいて種々の変形、改良を施した態様で本発明
を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るデータ変換装置の構成を概念的に
示すブロック図である。第2図は本発明の一実施例であ
るデータ変換装置を備えたレーザプリンタの制御回路を
示すブロック図である。第3図は上記制御回路を構成す
るCPUを概念的に示す図である。第4図は上記データ
変換装置により変換される凸曲線の輪郭を示す図である
。第5図は上記凸曲線を画素スクリーンに重ねて示す図
である。第6図は上記凸曲線を画素スクリーンの対称性
、滑らかさが確保されない位置に重ねた状態を示す図で
ある。第7図および第8図は上記制御回路のプログラム
ROMに記憶されたプログラムのうち、データ変換用プ
ログラムを示すフローチャートである。第9図、第10
図は上記凸曲線のアウトラインデータの修正を説明する
図である。 第11図、第12図および第13図は上記凸曲線とは別
の凸曲線のアウトラインデータの修正を説明する図であ
る。第14図は上記データ変換装置により変換されるキ
ャラクタの輪郭を構成する線素とX方向規定線Xとの交
点の座標の求め方を説明する図である。第15図は第5
図に示す凸曲線の輪郭とX方向規定線Xとの交点のX座
標をX方向規定線X毎に示す図である。第16図は上記
交点のX座標に基づいて行われるドツトデータの設定を
説明する図である。 10:マイクロコンピュータ部 44:凸曲線46:輪
郭線    50:画素スクリーン54:対称軸   
 56:凸曲線 58:対称軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 アウトラインデータによって表される図形の輪郭を、互
    に直交するX軸とY軸とにそれぞれ平行な複数の規定線
    により画素を規定する画素スクリーンに重ね合わせたと
    想定した場合に、輪郭内に一定基準を満たす状態で含ま
    れる画素に対応するドットデータを図形の存在を表すデ
    ータに設定することにより、アウトラインデータをドッ
    トデータに変換するデータ変換手段を備えたデータ変換
    装置において、 前記図形が前記X軸あるいはY軸に平行な対称軸を有す
    る場合にその対称軸が平行な軸を指示する軸指示データ
    と、前記図形が前記X軸の正負両方向のうちの一方向あ
    るいは前記Y軸の正負両方向のうちの一方向に滑らかに
    凸の凸曲部を有する場合に、その凸の方向を指示する凸
    方向指示データとを、図形のアウトラインデータと関連
    付けて記憶する指示データ記憶手段と、 前記軸指示データと関連付けられたアウトラインデータ
    を、その軸指示データにより指示された軸に直角な方向
    において平行移動させることにより、そのアウトライン
    データの対称軸をその対称軸と平行な規定線に対して対
    称な位置に位置させる一方、前記凸方向指示データと関
    連付けられたアウトラインデータを、その凸方向指示デ
    ータにより指示された方向と平行な方向に平行移動させ
    ることにより、前記凸曲部の極大点あるいは極小点を、
    その指示された方向と直交する方向において連続する2
    個以上の画素にそれぞれ対応するドットデータが図形の
    存在を表すデータに設定される位置に位置させるアウト
    ラインデータ修正手段と を設けるとともに、前記データ変換手段を前記アウトラ
    インデータ修正手段により修正されたアウトラインデー
    タをドットデータに変換するものとしたことを特徴とす
    るデータ変換装置。
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