JPH02308280A

JPH02308280A - 電子写真装置

Info

Publication number: JPH02308280A
Application number: JP13077689A
Authority: JP
Inventors: Eizo Kanetani; 英三金谷; Yoshihiro Nakajo; 中条　善弘
Original assignee: Toray Industries Inc
Current assignee: Toray Industries Inc
Priority date: 1989-05-24
Filing date: 1989-05-24
Publication date: 1990-12-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、連続記録紙、特にミシン目を有する折畳み
紙を使用する、電子写真法によるプリンタやファクシミ
リ等の電子写真装置に関する。

（従来の技術）静電潜像が形成される感光体、たとえば感光ドラムと、
上記静電潜像を、たとえばトナーを用いて現像し、可視
像とする現像器と、上記可視像を連続記録紙に転写する
転写用帯電器とを有する電子写真装置は、よく知られて
いる。

ところで、そのような電子写真装置における、連続記録
紙の搬送装置としては、従来、たとえば特公昭６２−５
９３０３号公報に記載されているようなものが知られて
いる。

この従来の搬送装置は、転写用帯電器の、上記記録紙の
搬入側にトラクタを設け、搬出側には、多数の、たとえ
ば千鳥状に穿設された吸気孔を有する無端ベルトを設け
、その無端ベルトの背面には吸気ファンを設けて、トラ
クタで送り出され、感光ドラムからの転写が行われた後
の記録紙を、吸気ファンによって無端ベルト上に吸着し
て搬送するようにしたものである。ところが、この装置
は、記録紙の種類を変更したとき、搬送張力が変動する
という問題がある。たとえば、記録紙を紙幅の小さなも
のに変えると、無端ベルトの両側に位置する吸気孔が記
録紙の外に食み出し、その食み出した吸気孔からの吸気
量が多くなる結果、吸着力が低下して搬送張力が不足す
るようになる。

搬送張力が不足すると、特に折畳み紙を使用する場合、
折畳み用ミシン目の折りぐせが十分に伸びきらず、その
ミシン目の前後で感光ドラムと記録紙とが接触しないと
ころがでてきて、一般に転写抜けと呼ばれる転写不良を
生じゃすい。このような現象は、紙厚が厚くなればなる
ほど、折りぐせが強いために起こりやすい。

一方、記録紙の搬送を、定トルク駆動されるニップロー
ルで行うようにしたものも知られている。

この従来の装置は、ニップロールを定トルク駆動してい
るので、紙厚等に応じて搬送張力を変えることができる
という利点があるが、折畳み用ミシン目がニップロール
間を通過するときに、ミシン目の凹凸によって搬送張力
が瞬間的に変動することがあり、その場合、転写位置が
ずれてしまうという問題がある。

（発明が解決しようとする課題）この発明の目的は、従来の装置の上述した問題点を解決
し、折畳み用ミシン目を有する記録紙であっても問題な
く使用することができ、また、記録紙を紙幅や紙厚に影
響されないで安定して搬送することができて転写抜けや
転写位置ずれ等を防止することができるばかりか、記録
紙の搬送装置を転写にも使用することができる電子写真
装置を提供するにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために、この発明は、静電潜像が形
成される感光体と、上記静電潜像を現像して可視像とす
る現像部と、上記可視像を連続記録紙に転写する転写部
とを有する電子写真装置において、上記転写部の、上記
記録紙の搬入側に記録紙送出し用トラクタ手段を設ける
とともに、上記転写部を、帯電可能な無端ベルトと、そ
の無端ベルトを帯電させる帯電器とを含む無端ベルト手
段で構成し、その無端ベルト手段によって、上記可視像
の上記記録紙への転写と、上記転写部からの上記記録紙
の搬出とを行うようにしたことを特徴とする電子写真装
置を提供する。

この発明は、電子写真装置が、折畳み用ミシン目を有す
る、それも紙厚が比較的厚い連続記録紙を使用するもの
である場合に特に好適であるが、ミシン目を有しないロ
ール紙等を使用するものであってもよいことはもちろん
である。

さて、この発明の電子写真装置は、静電潜像が形成され
る感光体と、静電潜像を現像して可視像とする現像部と
、その可視像を連続記録紙に転写する転写部とを有して
いる。

感光体は、感光ドラムや感光ベルト等で構成され、それ
に記録情報を有する光ビームを照射すると、静電潜像を
形成することができる。

現像部は、通常、トナーを用いた現像器で構成され、感
光体上の静電潜像をトナー現像することによって、トナ
ー像、すなわち、可視像にすることができる。

記録紙送出し用トラクタ手段は、よく知られている、記
録紙の送り孔が係合するスプロケットを備えたホイール
やチェーンを有するようなものである。

転写部は、帯電可能な無端ベルトと、その無端ベルトを
帯電させる帯電器とを有する無端ベルト手段で構成され
ている。上記無端ベルトは、静電荷を帯びることができ
るポリエステルやポリ四フッ化エチレン等からなってい
る。

（作　用）感光体上に形成された静電潜像は、現像部で現像されて
可視像になる。

可視像は、次いで転写部に送られるが、転写部を構成し
ている無端ベルト手段の無端ベルトは、帯電器による静
電荷を帯びていて、その静電荷による静電力によって、
上記可視像が、記録紙送出し用トラクタ手段によって一
定速度で送り出されてくる連続記録紙上に転写される。

と同時に、記録紙は、静電荷を帯びている無端ベルトに
静電的に吸着されて転写部から搬出される。

（実施態様）図面は、この発明の一実施態様に係る電子写真装置を、
電子写真プリンタについて示すものである。

図面において、矢印方向に定速度で回転する感光ドラム
（感光体）１の周りには、帯電器２、現像器（現像部）
４、転写部５、除電器８、クリーニング用ブラシ９およ
び除電用ランプ１０がこの順序で設けられている。この
ような電子写真プリンタの構成自体は、よく知られてい
るところである。また、矢印方向に搬送される、幅方向
両側に送り孔を有する連続記録紙６の走行方向において
上記転写部５の下流側には、定着器７が設けられている
。

また、電子写真プリンタは、転写部５に関して記録紙６
の搬入側に記録紙送出し用トラクタ手段１１を有する。

このトラクタ手段１１は、駆動ロール１２と従動ロール
１３間に張設された、記録紙６の上記送り孔と係合する
スプロケットを備えたスプロケットチェーン１４を有し
ている。

一方、転写部５は、駆動ロール１５、従動ロール１６．
１７間に張設された無端ベルト１８と、その無端ベルト
１８に対向して設けた帯電器１９とを有する無端ベルト
手段２０で構成されている。

上述した電子写真プリンタの作用を説明するに、矢印方
向に定速度で回転せしめられている感光ドラム１には、
帯電器２による一様帯電の後に、記録情報を有する光ビ
ーム３が照射される。この光ビーム３の照射によって、
感光ドラム１上に静電潜像が形成されるので、その潜像
を、現像器４で、たとえばトナー現像して可視像とした
後、その可視像を、転写部５で、トラクタ手段１１によ
って矢印方向に定速度で送り出されてくる連続記録紙６
上に転写する。転写された像は、定着器７によって記録
紙６上に定着される。一方、転写されないで感光ドラム
１上に残った現像剤は、除電器８による感光ドラム１の
除電の後、クリーニング用ブラシ９によって掻き取って
除去される。感光ドラム１は、除電用ランプ１０による
除電を経て、次の使用に供せられる。このような電子写
真プリンタの作用自体は、よく知られている。

さて、上述したように、可視像は、転写部５において、
トラクタ手段１１によって矢印方向に定速度で送り出さ
れてくる記録紙６上に転写されるが、この転写は、帯電
器１９によって帯電せしめられている無端ベルト手段２
０の無端ベルト１８の静電荷による静電力を利用して行
う。と同時に、記録紙６を、静電荷を帯びている無端ベ
ルト１８で静電的に吸着して搬出し、定着器７による定
着に供する。無端ベルト１８による記録紙６の吸着は、
静電的な吸着であるために滑りがあり、したがって、記
録紙６は、オーバーフィード分が常時補正されて搬出さ
れる。

（発明の効果）この発明は、転写部を、帯電可能な無端ベルトと、その
無端ベルトを帯電させる帯電器とを含む無端ベルト手段
で構成していて、記録紙を無端ベルトに静電的に吸着し
て搬出することができるので、吸気ファンによる吸着を
利用して搬出する従来の装置の欠点である、紙幅が変わ
ることによる搬送張力の変動の問題を解決することがで
きる。

また、定トルク駆動のニップロールを使用して搬出する
従来の装置の欠点である、折畳み用ミシン目がニップロ
ールを通過するときに搬送張力が瞬間的に変動するとい
う問題も解決することができる。さらに、厚い記録紙は
ど無端ベルトからの静電誘導による電位が高くなるので
、大きな搬送張力が得られ、厚い記録紙でも十分に対応
できる。

しかも、この発明は、上記無端ベルトを、記録紙の搬出
のみならず、転写にも使用することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の一実施態様に係る電子写真装置を、
電子写真プリンタについて示す概略側面図である。１：感光ドラム（感光体）２：帯電器３：光ビーム４：現像器（現像部）５：転写部６：連続記録紙７：定着器８：除電器９：クリーニング用ブラシ１０：除電用ランプ１１：記録紙送出し用トラクタ手段１２：駆動ロール１３：従動ロール１４：スプロケットチェーン１．５＝駆動ロール１６：従動ロール１７：従動ロール１８：無端ベルト１９：帯電器２０：無端ベルト手段

Claims

【特許請求の範囲】

静電潜像が形成される感光体と、上記静電潜像を現像し
て可視像とする現像部と、上記可視像を連続記録紙に転
写する転写部とを有する電子写真装置において、上記転
写部の、上記記録紙の搬入側に記録紙送出し用トラクタ
手段を設けるとともに、上記転写部を、帯電可能な無端
ベルトと、その無端ベルトを帯電させる帯電器とを含む
無端ベルト手段で構成し、その無端ベルト手段によって
、上記可視像の上記記録紙への転写と、上記転写部から
の上記記録紙の搬出とを行うようにしたことを特徴とす
る電子写真装置。