JPH02307670A - 噴流式半田槽における噴流ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、プリント基板に半田付けされる実装部品のリ
ード間のショートを防止すべく改善された噴流式半田槽
における噴流ノズルに関する。

［発明の技術的背景］ 多数の密集されたリードをもつ電子部品を、プリント基
板に噴流式半田槽で半田付けする場合には、リード間の
ショート、即ち、半田のブリッジ現象が発生する。この
ようなショートは後工程として手作業により除去する以
外に手段がなく、多くの時間と労力を要するという課題
がある。

本発明の目的は、プリント基板の進入方向に半田の流れ
を形成するようにした噴流ノズルを改善し、噴流ノズル
の一側から水平方向で、而も、プリント基板の搬送方向
と直交する方向に半田の流れを合流させ、プリント基板
の進入方向の半田の流れを、プリント基板の搬送方向と
斜交する半田の流れに変更せしめることにより、特に密
集リード部に対する半田の流通を良くして、部品の影に
なる部分の半田切れを促進させ、リード間のショートの
全く発生しない噴流ノズルを提供せんとするものである
。

［課題を解決するための手段］ 従来技術の課題を解決する本発明の構成は、半田槽内に
設置され、ダクトから圧送される半田を上向きに噴流す
るとともに、プリント基板の進入方向に半田の流れを形
成するようにした噴流ノズルであって、上記噴流ノズル
の上部一側に、上記プリント基板の搬送方向と直交する
水平の半田の流れを形成する噴流ノズルを設け、プリン
ト基板の進入方向に、プリント基板の搬送方向と斜交す
る半田の流れを形成するようにしたことを特徴とするも
のである。

［作　用］ プリント基板の進入方向に流れる半田流■１と、噴流ノ
ズルの一側から水平で、而も、プリント基板の搬送方向
と直交方向に噴流する半田流■２とが合成され、プリン
ト基板の進入方向に、ｖｌとＶ２のベクトル方向の半田
流Ｖ３、即ち、プリント基板の搬送方向と斜交する半田
の流れが得られる。

［実施例］ 次に、図面について本発明実施例の詳細を説明する。

第１図は第１実施例の噴流ノズルの斜視図、第２図は同
上平面図、第３図は同上縦断正面図、第４図は同上縦断
側面図、第５図は第２実施例の平面図、第６図は同上縦
断正面図、第７図は第３実施例の斜視図、第８図は同上
平面図である。

先ず、第１〜４図について第１実施例を説明すると、１
は、噴流式半田槽（図示路）内に設置される噴流ノズル
であって、該噴流ノズル１は次のように構成されている
。即ち、２は上端に、プリント基板３の進入側に向は湾
曲した半田の誘導板４を設けた進入側の垂直側板、１５
は、上部を上記垂直側板２方向に向は傾斜した進出側の
傾斜側板で、上記垂直側板２と傾斜側板５によって、下
部が半田の圧送ダクト（図示路）に連通されたノズル部
１ａが形成されている。また、上記傾斜側板５の上端に
は、水平底板６ａと堰板６ｂとからなるトレー６が連設
されている。７，８は側板である。上記一方の側板７の
内面には、下端を半田の圧送ダクトに連通させた垂直ダ
クト９が形成してあり、この垂直ダクトの上端には、上
記ノズル部１ａの半田噴流部に開口し、かつ、上記プリ
ント基板３の搬送方向ａと直交する方向に半田を水平に
噴出する水平噴流ノズルｌＯが形成されている。そして
、上記一方の側板７の下端縁金山には、上記垂直ダクト
９内に誘導される半田の量、即ち、上記垂直ダクト９の
下端開口を開閉するダンパー１１を回動可能に蝶番した
ものである。噴流ノズル１はこのように構成されている
。

次に、上述した第１実施例の作用について説明すると、
第２図に示すように、噴流ノズル１のノズル部１ａから
上昇噴流する半田は、プリント基板３の進入方向に流下
し所定の噴流半田波を形成すると同時に、この噴流半田
波の側方、詳しくは、プリント基板３の搬送方向ａと直
交する方向に水平噴流ノズル１０から半田が噴出される
。従って、プリント基板３の進入側に形成される半田流
ｖ１と、水平噴流ノズル１０から噴出される半田流Ｖ２
とがベクトル図で示すように合成され、綜合的には噴流
ノズル１のノズル部１ａから流れる半田流は■３の方向
に変更され、プリント基板３は、これの搬送方向と斜交
する半田流Ｖ３によって半田付けが行われ私。尚、ダン
パー１１で垂直ダクト９を閉寒することにより、半田流
ｖ１のみによる通常の半田付けがなしうるようにしたも
のである。

次に、第５，６図について第２実施例の詳細を説明する
。この第２実施例は、第１実施例と基本的構造が同一で
あることから、同一の構造部材に対しては同一の符号を
付すことにより詳細な説明を省略する。即ち、この第２
実施例は、上記第１実施例における垂直ダクト９を構成
する側板７の下端縁金山にダンパー１１を回動可能に蝶
着し、半田の噴流量を調整するようにした構成の代わり
に、上記垂直ダクト９を構成する内側板１２を下方に延
長して分割された半田の圧送流路、詳しくは、上記ノズ
ル部１ａに連通するダク）　１３ａと、水平噴流ノズル
１０に連通するダクト１３ｂを形成し、夫々のダクト１
３ａ、１３ｂに、ポンプ、または、スクリューなど半田
の圧送供給手段１４．１５を設けたもので、この夫々の
圧送供給手段１４．１５の調節により、上記半田流■３
の角度を調整するようにしたものであり、また、水平噴
流ノズル１０に連通するダク６一 ト１３ｂの圧送供給手段１５を停止することにより、゛
　　半田流■、のみによる通常の半田付は作業がなしう
るものである。尚、この実施例の詳細は、上記第１実施
例略同様であるため、作用説明は省略する。

次に、第７，８図について第３実施例の詳細を説明する
。この第３実施例は、上記第１実施例と基本的構造が同
一であることから、同一の構造部材に対しては同一の符
号を伏すことにより詳細な説明は省略する。即ち、この
第３実施例は、水平噴流ノズル１０に対する側板８の上
部に横長の切欠き流路１６を形成し、上記側板８の外側
面に上記切欠き流路１６を開閉することのできるスライ
ド調整板１７を設けたことに特徴がある。そして、この
スライド調整板１７には水平の案内長孔１８を形成し、
これに側板８に設けた締付はボルト１９を挿通させ、こ
の締付はボルト１９によりスライド調整板１７を側板８
に対して固定し、上記切欠き流路１６の開度を適宜調節
するようにしたものである。

この第３実施例は、上記水平噴流の１０から噴出供給さ
れる半田流の一部を切欠き流路１６から噴流ノズル１の
側方に流出させることにより、半田流ｖ２の流速を変化
させ、半田流ＶＩとのベクルト合成半田流Ｖ３の角度を
調整せしめる。

［発明の効果コ 上述のように本発明の構成によれば、次のような効果が
得られる。

本発明の噴流ノズルによれば、プリント基板の進入方向
の半田の流れと、水平噴流ノズルから噴出されるプリン
ト基板の搬送方向と直交する水平の半田の流れとがベク
ルト的に合成された半田の流れをうろことができる。そ
して、この合成された半田の流れは、プリント基板の搬
送方向に対して斜交することから、多数の密集されたリ
ードをもつ電子部品をプリント基板に半田付けする場合
に、密集リード部に対する半田の流れを良くして、部品
の影になる部分の半田切れが促進し得られ、従って、従
来技術のようにリード間のショートの発生が全くなく、
後処理作業のない半田付けがなしうるなと優れた特長を
有し、その構成も簡易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の噴流）、ズルの斜視図、第２図は
同上平面図、第３図は同上縦断正面図、第４図は同上縦
断側面図、第５図は第２実施例の平面図、第６図は同上
縦断正面図、第７図は第３実施例の斜視図、第８図は同
上平面図である。 １・・・噴流ノズル、　ｌａ・・・ノズル部、６・・・
トレー。 ７．８・・・側板、９・・・垂直ダク）、１０・・・水
平噴流ノズル、　１１・・・ダンパー、　１２・・・内
側板、　＋３ａ、１３ｂ・・・ダクト、１４．１５・・
・半田の圧送供給手段、１６・・・切欠き流路、　Ｉ７
・・・スライド調整板。 特　　許　　出　　願　　人　　　株　式　会　社　　
弘　　　輝代　　　　　理　　　　　人　　　佐　　　
　野　　　　義　　　　雄第１図 ／″′ 第２図 第３図 第４図 一 第５図 σ− 第６図 第７図 第８図 Ｊ、：１　シＪ３，２−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　半田槽内に設置され、ダクトから圧送される半田を上
   向きに噴流するとともに、プリント基板の進入方向に半
   田の流れを形成するようにした噴流ノズルであつて、 上記噴流ノズルの上部一側に、上記プリント基板の搬送
   方向と直交する水平の半田の流れを形成する噴流ノズル
   を設け、プリント基板の進入方向に、プリント基板の搬
   送方向と斜交する半田の流れを形成するようにしたこと
   を特徴とする噴流式半田槽における噴流ノズル。