JPH02306881A - 自動車用ピラー構造 - Google Patents
自動車用ピラー構造Info
- Publication number
- JPH02306881A JPH02306881A JP12748089A JP12748089A JPH02306881A JP H02306881 A JPH02306881 A JP H02306881A JP 12748089 A JP12748089 A JP 12748089A JP 12748089 A JP12748089 A JP 12748089A JP H02306881 A JPH02306881 A JP H02306881A
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- Japan
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- pillar
- paint
- liquid paint
- villa
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Links
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Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、自動車用ピラー構造に関し、とくに自動車
のピラ一部分の下方に位置する外板部分の塗装を良好な
ものとするのに利用される自動車用ピラー構造に関する
ものである、 (従来の技術) 自動車のピラ一部分は、とくに乗用自動車において、フ
ロント、センターおよびリヤに存在するものが多く、ピ
ラーレスハード) yプの場合には窓の部分のピラーを
なくした構造のものとしている。 このような自動車のピラ一部分において、とくにハツチ
バックタイプの車やクーペタイプの車にあっては、それ
らのりャビラーがセダンタイプの車のりャビラーに比べ
てより大きく傾斜したものとなっているため、例えば、
第7図にクーペタイプの車を例にとって示しているよう
に、ルーフ51とリヤビラ−52との継ぎ目53の隙間
部分から、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液状
塗料54が、リヤビラ−52の下側フランジ52aの下
側エツジ部分52bに沿って流れ、さらにはりャビラ−
52の下方にある外板(リヤフェンダ−)55の部分に
まで流れることがある。 そこで、このように液状塗料54が外板55の部分に流
れたままにしてその後の工程である乾燥焼付を行うと、
前記液状塗料54がすし状に硬化して塗装不良となるこ
とがある。 また、第8図に示すセダンタイプの車においてもル−フ
51とリヤビラ−52との継ぎ目53の部分の隙間から
、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液状塗料54
がリヤビラ−52の下側フランジ52aの下側エツジ部
分52bに沿って流れ、さらにはりャビラ−52の下方
にある外板(リヤフェンダ−)55の部分に流れた場合
にも、前述した第7図のときと同様に乾燥焼付後には前
記液状塗料54がすし状に硬化して塗装不良となること
がある。 したがって、従来の場合には、上記したごとく液状塗料
54が外板55の部分へ流れるのを防ぐために、第9図
に示すように、リヤビラー52の下側フランジ52aの
下側エツジ部分52bに車種毎に対応させたクリップ状
の治具56をはさんで固定し、ルーフ51とリヤビラ−
52との継ぎ目53の隙間から液状塗料54が流れるこ
とがあったとしても、この液状塗料54の流れがクリッ
プ状の治具56の部分で方向変換するようにし、このク
リップ状の治具56を伝わって流れたのち鉛直方向に流
下するようにして、液状塗料54が外板55の部分に流
れないようにしていた。 (発明が解決しようとする課題) このようなりリップ状の治具56を用いて液状塗料54
の流れを変えるようにした従来の技術では、たしかに液
状塗料54がリヤビラー52の下方にある外板55に流
れないため、乾燥焼付後にすじ状の硬化部分が生じるな
どといった塗装不良を回避することが可能であるが、自
動車のモデルチェンジ毎にそのリヤビラ−52の形状に
合わせた専用の治具56を設計しそして製作する必要が
あること、電着塗装後の洗浄工程に際してリヤビラ−5
2の下側フランジ52aの下側エツジ部分52bに専用
の治具56を取り付ける必要があることおよびこの治具
56を取り外す必要があること、などの不具合があると
共に、治具56の位n決めが不安定なものになりやすい
ため品質の低下を招くことがないとはいえないという不
安があり、このような不具合を解決することが課題とな
っていた。 このほか、前記液状塗料54はルーフとりャピラーとの
継ぎ目の隙間部分から流れるものであるので、継ぎ目を
接着剤や溶接によって詰めることにより隙間をなくす対
策を施すこともありうるが、このような接着剤や溶接に
よって継ぎ目を詰める作業が別途必要になるという課題
があった。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たもので1例えば、ルーフやりャビラーとの継ぎ目の隙
間部分から、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液
状塗料が、リヤビラ−の下側エツジ部分に沿って流れる
ことがあったとしても、この液状塗料がリヤビラ−下方
の外板にまで流れるのを防止して、外板での塗装不良の
発生を防ぐことができるようにすることを目的としてい
る。
のピラ一部分の下方に位置する外板部分の塗装を良好な
ものとするのに利用される自動車用ピラー構造に関する
ものである、 (従来の技術) 自動車のピラ一部分は、とくに乗用自動車において、フ
ロント、センターおよびリヤに存在するものが多く、ピ
ラーレスハード) yプの場合には窓の部分のピラーを
なくした構造のものとしている。 このような自動車のピラ一部分において、とくにハツチ
バックタイプの車やクーペタイプの車にあっては、それ
らのりャビラーがセダンタイプの車のりャビラーに比べ
てより大きく傾斜したものとなっているため、例えば、
第7図にクーペタイプの車を例にとって示しているよう
に、ルーフ51とリヤビラ−52との継ぎ目53の隙間
部分から、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液状
塗料54が、リヤビラ−52の下側フランジ52aの下
側エツジ部分52bに沿って流れ、さらにはりャビラ−
52の下方にある外板(リヤフェンダ−)55の部分に
まで流れることがある。 そこで、このように液状塗料54が外板55の部分に流
れたままにしてその後の工程である乾燥焼付を行うと、
前記液状塗料54がすし状に硬化して塗装不良となるこ
とがある。 また、第8図に示すセダンタイプの車においてもル−フ
51とリヤビラ−52との継ぎ目53の部分の隙間から
、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液状塗料54
がリヤビラ−52の下側フランジ52aの下側エツジ部
分52bに沿って流れ、さらにはりャビラ−52の下方
にある外板(リヤフェンダ−)55の部分に流れた場合
にも、前述した第7図のときと同様に乾燥焼付後には前
記液状塗料54がすし状に硬化して塗装不良となること
がある。 したがって、従来の場合には、上記したごとく液状塗料
54が外板55の部分へ流れるのを防ぐために、第9図
に示すように、リヤビラー52の下側フランジ52aの
下側エツジ部分52bに車種毎に対応させたクリップ状
の治具56をはさんで固定し、ルーフ51とリヤビラ−
52との継ぎ目53の隙間から液状塗料54が流れるこ
とがあったとしても、この液状塗料54の流れがクリッ
プ状の治具56の部分で方向変換するようにし、このク
リップ状の治具56を伝わって流れたのち鉛直方向に流
下するようにして、液状塗料54が外板55の部分に流
れないようにしていた。 (発明が解決しようとする課題) このようなりリップ状の治具56を用いて液状塗料54
の流れを変えるようにした従来の技術では、たしかに液
状塗料54がリヤビラー52の下方にある外板55に流
れないため、乾燥焼付後にすじ状の硬化部分が生じるな
どといった塗装不良を回避することが可能であるが、自
動車のモデルチェンジ毎にそのリヤビラ−52の形状に
合わせた専用の治具56を設計しそして製作する必要が
あること、電着塗装後の洗浄工程に際してリヤビラ−5
2の下側フランジ52aの下側エツジ部分52bに専用
の治具56を取り付ける必要があることおよびこの治具
56を取り外す必要があること、などの不具合があると
共に、治具56の位n決めが不安定なものになりやすい
ため品質の低下を招くことがないとはいえないという不
安があり、このような不具合を解決することが課題とな
っていた。 このほか、前記液状塗料54はルーフとりャピラーとの
継ぎ目の隙間部分から流れるものであるので、継ぎ目を
接着剤や溶接によって詰めることにより隙間をなくす対
策を施すこともありうるが、このような接着剤や溶接に
よって継ぎ目を詰める作業が別途必要になるという課題
があった。 (発明の目的) この発明は、このような従来の課題にかんがみてなされ
たもので1例えば、ルーフやりャビラーとの継ぎ目の隙
間部分から、電着塗装後の洗浄不足等で残留している液
状塗料が、リヤビラ−の下側エツジ部分に沿って流れる
ことがあったとしても、この液状塗料がリヤビラ−下方
の外板にまで流れるのを防止して、外板での塗装不良の
発生を防ぐことができるようにすることを目的としてい
る。
(課題を解決するための手段)
この発明は、傾斜状態で設けられる自動車用ピラーにお
いて、前記傾斜状態となるピラーの下側エツジ部分に、
前記下側エツジ部分に沿う液状塗料の流れを遮断して前
記液状塗料を前記ピラーより離れて流下させる水平方向
に対し上向きの適宜角度をもつ切欠部を例えばピラーの
成形と同時に設けるようにした構成としたことを特徴と
しており、このような自動車用ピラー構造の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。 (発明の作用) この発明に係る自動車用ピラー構造では、傾斜状態とな
るピラーの下側エツジ部分に、水平方向に対し上向きの
適宜角度をもつ切欠部を設けた構成としているので、例
えばルーフとピラーとの継ぎ目の隙間部分から、塗装後
の洗浄不足等で残留している液状塗料がピラーの下側エ
ツジ部分に沿って流れたとしても、この液状塗料は前記
切欠部のところでその下側エツジ部分に沿う流れが遮断
され、下側エツジ部分から離れて鉛直方向に流れるよう
になり、ピラー下方の外板の部分には液状塗料が流れな
いようになる。 (実施例) K凰■」 第1図、第2図および第3図はこの発明の第1実施例を
示し、第1図に示すように、リヤビラー1にガラス位置
合わせ用凹状部2を有する場合に適用している。 すなわち、第1図に示すように、リヤビラ−1にガラス
位n合わせ用凹状部2を有するときでも、図示しないル
ーフとりャビラー1との継ぎ目の隙間部分から、液状塗
料3がリヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エツジ部
分1bに沿って流れたときには、この液状塗料3は前記
凹状部2の下側エツジ部分2aに沿って流れ、再度リヤ
ビラ−1の下側エツジ部分1bに沿って流れたのち図示
しない外板(リヤビラー1の場合にリヤフェンダ−)の
部分に流れることとなる。 そこで、この実施例1においては、第2図に示すように
、前記ガラス位置合わせ用凹状部2の一部(上部)を利
用してこれよりもさらに深いものとし且つまた第3図に
も示すように水平方向に対し上向きの角度θ(θ〉0°
)をもつ切欠部4を設けるようにしている。この場合、
切欠部4の切欠深さD2は4mm以上、切欠開始部分の
曲率半径R1は1mm以下、切欠終了部分の曲率半径R
2は3mm以下2曲率半径R,の部分の角度δは90°
のものとしており、このような切欠部4はリヤビラ−1
の設計と同時に考慮されて、リヤビラ−1の成形と同時
に成形される。 したがって、リヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エ
ツジ部分1bに沿う液状塗料3の流れを生ずることがあ
ったとしても、この液状塗料3は切欠開始部分、すなわ
ち曲率半径R,のどころで前記下側エツジ部分1bに沿
う流れが遮断され、その後はりャピラ−1から離れて自
重により鉛直方向にそしてリヤビラ−1の室内側におい
て流下する。 なお、リヤビラ−1に設けるガラス位置合わせ用凹状部
2を利用してこれよりもさらに深い切欠部4を形成する
にあたっては、プレスの成形性やガラスの接着面の確保
等を考慮する必要があり、支障をきたす場合はガラス位
置合わせ用凹状部2とは別のところに切欠部4を設ける
こともありうる。 実mヱ 第4図および第5図はこの発明の第2実施例を示し、第
4図に示すように、リヤビラ−1に第1図に示したよう
なガラス位置合わせ用凹状部2を有していない場合に適
用している。 すなわち、第4図に示すように、図示しないルーフとり
ャビラ−1との継ぎ目の隙間から、液状塗料3がリヤビ
ラ−1の下側フランジ1aの下側エツジ部分1bに沿っ
て流れたときには、この液状塗料3はこのまま下側エツ
ジ部分1aに沿って流れたのち図示しない外板(リヤビ
ラ−1の場合にリヤフェンダ−)の部分に流れることと
なる。 そこで、この実施例2においては、例えば第5図に示す
ように、水平方向に対し上向きの角度をもつU形状の切
欠部4を設けるようにしており。 この場合、切欠部4の切欠深さD4は3mm以上、切欠
幅W4は2mm以上のものとしている。 また、第6図に示すように、水平方向に対し上向きの角
度をもつΔ形状の切欠部4を設けるようにしており、こ
の場合、切欠部4の切欠深さD5は4 m m以上のも
のとしている。 したがって、リヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エ
ツジ部分1bに沿う液状塗料3の流れを生ずることがあ
ったとしても、この液状塗料3は切欠開始部分のところ
で前記下側エツジ部分1bに沿う流れが遮断され、その
後はりャビラー1から離れて自重により鉛直方向にそし
てこの場合にリヤビラ−1の室内側を流下する。
いて、前記傾斜状態となるピラーの下側エツジ部分に、
前記下側エツジ部分に沿う液状塗料の流れを遮断して前
記液状塗料を前記ピラーより離れて流下させる水平方向
に対し上向きの適宜角度をもつ切欠部を例えばピラーの
成形と同時に設けるようにした構成としたことを特徴と
しており、このような自動車用ピラー構造の構成を前述
した従来の課題を解決するための手段としている。 (発明の作用) この発明に係る自動車用ピラー構造では、傾斜状態とな
るピラーの下側エツジ部分に、水平方向に対し上向きの
適宜角度をもつ切欠部を設けた構成としているので、例
えばルーフとピラーとの継ぎ目の隙間部分から、塗装後
の洗浄不足等で残留している液状塗料がピラーの下側エ
ツジ部分に沿って流れたとしても、この液状塗料は前記
切欠部のところでその下側エツジ部分に沿う流れが遮断
され、下側エツジ部分から離れて鉛直方向に流れるよう
になり、ピラー下方の外板の部分には液状塗料が流れな
いようになる。 (実施例) K凰■」 第1図、第2図および第3図はこの発明の第1実施例を
示し、第1図に示すように、リヤビラー1にガラス位置
合わせ用凹状部2を有する場合に適用している。 すなわち、第1図に示すように、リヤビラ−1にガラス
位n合わせ用凹状部2を有するときでも、図示しないル
ーフとりャビラー1との継ぎ目の隙間部分から、液状塗
料3がリヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エツジ部
分1bに沿って流れたときには、この液状塗料3は前記
凹状部2の下側エツジ部分2aに沿って流れ、再度リヤ
ビラ−1の下側エツジ部分1bに沿って流れたのち図示
しない外板(リヤビラー1の場合にリヤフェンダ−)の
部分に流れることとなる。 そこで、この実施例1においては、第2図に示すように
、前記ガラス位置合わせ用凹状部2の一部(上部)を利
用してこれよりもさらに深いものとし且つまた第3図に
も示すように水平方向に対し上向きの角度θ(θ〉0°
)をもつ切欠部4を設けるようにしている。この場合、
切欠部4の切欠深さD2は4mm以上、切欠開始部分の
曲率半径R1は1mm以下、切欠終了部分の曲率半径R
2は3mm以下2曲率半径R,の部分の角度δは90°
のものとしており、このような切欠部4はリヤビラ−1
の設計と同時に考慮されて、リヤビラ−1の成形と同時
に成形される。 したがって、リヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エ
ツジ部分1bに沿う液状塗料3の流れを生ずることがあ
ったとしても、この液状塗料3は切欠開始部分、すなわ
ち曲率半径R,のどころで前記下側エツジ部分1bに沿
う流れが遮断され、その後はりャピラ−1から離れて自
重により鉛直方向にそしてリヤビラ−1の室内側におい
て流下する。 なお、リヤビラ−1に設けるガラス位置合わせ用凹状部
2を利用してこれよりもさらに深い切欠部4を形成する
にあたっては、プレスの成形性やガラスの接着面の確保
等を考慮する必要があり、支障をきたす場合はガラス位
置合わせ用凹状部2とは別のところに切欠部4を設ける
こともありうる。 実mヱ 第4図および第5図はこの発明の第2実施例を示し、第
4図に示すように、リヤビラ−1に第1図に示したよう
なガラス位置合わせ用凹状部2を有していない場合に適
用している。 すなわち、第4図に示すように、図示しないルーフとり
ャビラ−1との継ぎ目の隙間から、液状塗料3がリヤビ
ラ−1の下側フランジ1aの下側エツジ部分1bに沿っ
て流れたときには、この液状塗料3はこのまま下側エツ
ジ部分1aに沿って流れたのち図示しない外板(リヤビ
ラ−1の場合にリヤフェンダ−)の部分に流れることと
なる。 そこで、この実施例2においては、例えば第5図に示す
ように、水平方向に対し上向きの角度をもつU形状の切
欠部4を設けるようにしており。 この場合、切欠部4の切欠深さD4は3mm以上、切欠
幅W4は2mm以上のものとしている。 また、第6図に示すように、水平方向に対し上向きの角
度をもつΔ形状の切欠部4を設けるようにしており、こ
の場合、切欠部4の切欠深さD5は4 m m以上のも
のとしている。 したがって、リヤビラ−1の下側フランジ1aの下側エ
ツジ部分1bに沿う液状塗料3の流れを生ずることがあ
ったとしても、この液状塗料3は切欠開始部分のところ
で前記下側エツジ部分1bに沿う流れが遮断され、その
後はりャビラー1から離れて自重により鉛直方向にそし
てこの場合にリヤビラ−1の室内側を流下する。
この発明に係る自動車用ピラー構造では、傾斜状態とな
るピラーの下側エツジ部分に、前記下側エツジ部分に沿
う液状塗料の流れを遮断して前記液状塗料を前記ピラー
より離れて流下させる水平方向に対し上向きの角度をも
つ切欠部を設けた構成としたから、従来のようにピラー
の下側エツジ部分にそれぞれの斜線に対応した専用のク
リップ状の治具を取り付けなくても、ピラーの下側エツ
ジ部分を流れる液状塗料の流れを途中で遮断して自重に
よりピラーから離れた鉛直方向の流れとすることができ
るようになるので、従来のようにクリップ状の治具を取
り付けたり取り外したりする作業が不要になると共にク
リップ状の治具等を用いることによる位置決めのばらつ
きや不安定などをもなくすことが可能であり、ピラーに
設ける切欠部は当該ピラーの成形とともに形成されるよ
うになすことができるため、切欠部の位置および寸法は
一定したものとなっているので、液状塗料の自重による
流下位置も常に一定したものになることから、品質の安
定化をもたらすことが可能であり、外板の部分において
液状塗料の硬化によるすじ状の塗料不良を生ずることが
ないため、塗装部分の修正などといった作業も行う必要
がなくなるなどという著しく優れた効果がもたらされる
。
るピラーの下側エツジ部分に、前記下側エツジ部分に沿
う液状塗料の流れを遮断して前記液状塗料を前記ピラー
より離れて流下させる水平方向に対し上向きの角度をも
つ切欠部を設けた構成としたから、従来のようにピラー
の下側エツジ部分にそれぞれの斜線に対応した専用のク
リップ状の治具を取り付けなくても、ピラーの下側エツ
ジ部分を流れる液状塗料の流れを途中で遮断して自重に
よりピラーから離れた鉛直方向の流れとすることができ
るようになるので、従来のようにクリップ状の治具を取
り付けたり取り外したりする作業が不要になると共にク
リップ状の治具等を用いることによる位置決めのばらつ
きや不安定などをもなくすことが可能であり、ピラーに
設ける切欠部は当該ピラーの成形とともに形成されるよ
うになすことができるため、切欠部の位置および寸法は
一定したものとなっているので、液状塗料の自重による
流下位置も常に一定したものになることから、品質の安
定化をもたらすことが可能であり、外板の部分において
液状塗料の硬化によるすじ状の塗料不良を生ずることが
ないため、塗装部分の修正などといった作業も行う必要
がなくなるなどという著しく優れた効果がもたらされる
。
第1図ないし第3図はガラス位置合わせ用凹状部を有し
ているリヤビラーを例にとったこの発明の実施例1を示
し、第1図はこの発明が適用されるリヤビラ−の部分拡
大斜面説明図、第2図は第1図のりャビラーに切欠部を
設けたりャピラーの部分拡大斜面説明図、第3図は切欠
部の角度を示す説明図であり、第4図、第5図および第
6図はガラス位置合わせ用凹状部を有していないリヤビ
ラ−を例にとったこの発明の実施例2を示し、第4図は
この発明が適用されるリヤビラ−の部分拡大斜面説明図
、第5図および第6図は第4図のりャビラーに異なる形
状の切欠部を設けた各々リヤビラ−の部分拡大斜面説明
図であり、第7図はクーペタイプの車においてリヤビラ
−に沿って液状塗料が外板の部分にまで流れる状況を示
す従来例の説明図、第8図はセダンタイプの車において
リヤビラ−に沿って液状塗料が外板の部分にまで流れる
状況を示す従来例の説明図、第9図はりャビラーに沿っ
て流れる液状塗料をその途中で遮断して外板への流れを
防止する従来例を示す部分説明図である。 1・・・ピラー、 1b・・・ピラーの下側エツジ部分、 3・・・液状塗料、 4・・・切欠部。 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人弁理士 小 塩 豊 第7図
ているリヤビラーを例にとったこの発明の実施例1を示
し、第1図はこの発明が適用されるリヤビラ−の部分拡
大斜面説明図、第2図は第1図のりャビラーに切欠部を
設けたりャピラーの部分拡大斜面説明図、第3図は切欠
部の角度を示す説明図であり、第4図、第5図および第
6図はガラス位置合わせ用凹状部を有していないリヤビ
ラ−を例にとったこの発明の実施例2を示し、第4図は
この発明が適用されるリヤビラ−の部分拡大斜面説明図
、第5図および第6図は第4図のりャビラーに異なる形
状の切欠部を設けた各々リヤビラ−の部分拡大斜面説明
図であり、第7図はクーペタイプの車においてリヤビラ
−に沿って液状塗料が外板の部分にまで流れる状況を示
す従来例の説明図、第8図はセダンタイプの車において
リヤビラ−に沿って液状塗料が外板の部分にまで流れる
状況を示す従来例の説明図、第9図はりャビラーに沿っ
て流れる液状塗料をその途中で遮断して外板への流れを
防止する従来例を示す部分説明図である。 1・・・ピラー、 1b・・・ピラーの下側エツジ部分、 3・・・液状塗料、 4・・・切欠部。 特許出願人 日産自動車株式会社 代理人弁理士 小 塩 豊 第7図
Claims (1)
- (1)傾斜状態で設けられる自動車用ピラーにおいて、
前記傾斜状態となるピラーの下側エッジ部分に、前記下
側エッジ部分に沿う液状塗料の流れを遮断して前記液状
塗料を前記ピラーより離れて流下させる水平方向に対し
上向きの角度をもつ切欠部を設けたことを特徴とする自
動車用ピラー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12748089A JPH02306881A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 自動車用ピラー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12748089A JPH02306881A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 自動車用ピラー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02306881A true JPH02306881A (ja) | 1990-12-20 |
Family
ID=14960983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12748089A Pending JPH02306881A (ja) | 1989-05-19 | 1989-05-19 | 自動車用ピラー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02306881A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59140181A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-11 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車車体のフランジ形状 |
-
1989
- 1989-05-19 JP JP12748089A patent/JPH02306881A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59140181A (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-11 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車車体のフランジ形状 |
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