JPH02306663A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH02306663A
JPH02306663A JP12907989A JP12907989A JPH02306663A JP H02306663 A JPH02306663 A JP H02306663A JP 12907989 A JP12907989 A JP 12907989A JP 12907989 A JP12907989 A JP 12907989A JP H02306663 A JPH02306663 A JP H02306663A
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JP
Japan
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region
well
concentration
drain
impurity
Prior art date
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Pending
Application number
JP12907989A
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English (en)
Inventor
Masami Nishikawa
西川 正身
Koji Yoshii
宏治 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02306663A publication Critical patent/JPH02306663A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はMOSトランジスタの製造方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 第5図に一般的Nチャネル型MO5(NMO8)トラン
ジスタの出力特性の一例を示す。このトランジスタはチ
ャネル幅W=40μm、チャネル長L=5μmのもので
ある。ドレイン・ソース間の電圧VDSを上げていくと
、ゲート電圧に対応したドレイン電流IDが流れるが、
VDSが6〜7V程度になると急に大電流が流れだして
トランジスタとして動作しなくなる。この11はバイポ
ーラ・ブレイクダウンとして説明されており、これによ
り耐圧が定まる。
バイポーラ・ブレイクダウンは一般的に次のように考え
られている。ゲート電極にバイアス電圧を印加すること
によりゲート電極直下にチャネルが形成され、その結果
ドレイン端で発生した電子とホールの対のうちホールが
基板へ行ってこれがいわゆる基板電流となり、基板電位
が上昇する6NMOSトランジスタではドレイン、ソー
ス及び基板の間には寄生NPNトランジスタが構成され
ているが、基板電位が上昇すると、この寄生NPNトラ
ンジスタがオンとなることによりバイポーラ・ブレイク
ダウンが起こる。
バイポーラ・ブレイクダウンを防いで耐圧を上げる対策
は、ドレイン端の電界強度を弱めることである。そのよ
うな対策としては、いくつかが考えられている。
ゲート長りを長くすることも考えられる。しかし、L=
2μmで耐圧的6vであるのに対し、L=40μmにし
ても耐圧は8v程度までにしか上昇しない。したがって
大幅な改善とはならない。
ゲート酸化膜を厚くすることも考えられるが、増幅率が
落ちるなど、素子の微細化とは逆行し、実用的ではない
実用的な対策としてはドレイン端の不純物濃度を低濃度
とするL D D (Lightly Doped D
rain)構造とドレイン領域の不純物分布を傾斜接合
とするD D D (Double Diffused
 Drain)構造がある。
このうちLDD構造では、写真製版工程が1回増えるた
め工程数が増す欠点がある。
DDD構造では、拡散係数の大きいリンとシャープな不
純物プロファイルをもつ砒素とを順次イオン注入し、深
い領域に低濃度領域を形成し、浅い領域に高濃度領域を
形成する。
(発明が解決しようとする課題) DDD構造は製造プロセス的には簡単であるが。
ドレイン端における低濃度拡散層の厚さを充分に厚くす
ることができず、そのためバイポーラ・ブレイクダウン
による耐圧を充分高めることができない。その原因は、
リンを充分に拡散させようとすれば高温で長時間の熱処
理が必要であるが、DDD工程でリンと砒素を拡散させ
る段階では素子分離用のフィールド酸化膜がすでに形成
されており、そのフィールド酸化膜下にはフィールドド
ープ用の不純物がすでに導入されている。そのため高温
長時間の熱処理によってそのフィールドドープ用の不純
物も拡散する不都合が生じるからである。
また、ドレイン端は濃度が低い方がよいが、DDDI造
でドレイン端濃度を下げるためにリンの濃度を下げると
、砒素との拡散速度の差が小さくなってリンを大きく拡
散させることができなくなる。
その結果、DDD構造ではバイポーラ・ブレイクダウン
に関しては耐圧を1v程度しか上げることができない。
本発明は簡単な構造でドレイン端に充分な幅の低濃度不
純物領域を形成してバイポーラ・ブレイクダウンを防い
で耐圧を高めることのできるMOSトランジスタの製造
方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明方法は、以下の工程(A)から(C)を含んでい
る。
(A)半導体基板の少なくともドレインとなる領域に不
純物濃度の低いウェルを形成する工程、(B)素子分離
領域、ゲート酸化膜形成後に前記ウェルに一部が重なる
ゲート電極を形成する工程、(C)前記ゲート電極をマ
スクとして基板に前記ウェルと同じ導電型の不純物を高
濃度に、かつ、前記ウェルよりも浅く導入する工程。
(作用) 本発明の工程により形成されるドレイン領域は不純物濃
度の低いウェルの内側に不純物濃度の高い領域をもつ二
重拡散構造となっている。ウェルとその内側の高濃度領
域とを異なるマスクを用いて別工程で形成するので、ド
レイン端の低濃度領域の輻及び濃度はバイポーラ・ブレ
イクダウンを防ぐのに有効な値に自由に設定することが
できる。
(実施例) 第1図は本発明をNウェルCMOSプロセスに適用した
一実施例を表わす。
(A)P型シリコン基板2の表面に約250人の厚さの
熱酸化膜4を形成する。基板2は抵抗が6Ω・amの<
100>シリコン単結晶ウェハである。
(B)酸化膜4上にレジストを塗布し、通常の写真製版
によって後にNウェルとなる領域に開口をもつようにレ
ジストパターン6を形成する。
次に、N型不純物として例えばリンをイオン注入する。
注入の加速エネルギーは160KeVで、注入量は約6
 X 10”/ c m2である。
(C)レジストを除去した後、熱処理を行なう。
熱処理条件は窒素雰囲気で、1150℃、約8時間であ
る。これにより、Nウェル8s、8dが形成される。
(D)その後は一般的なCMOSプロセスに従う。
すなわち、フィルドドープを行ない、フィールド酸化膜
10を形成し、ゲート酸化膜12を形成する。ゲート酸
化膜12上に多結晶シリコン層にてなるゲート電極14
を形成する。ゲート電極14はウェル8の領域と一部が
重なるように形成する。
次に、NMOSトランジスタのソース・トレインのため
のイオン注入として、例えば砒素を70KeVで6 X
 101S/ c m”注入する。
(E)その後、例えば窒素中で950℃、30分間の熱
処理を行なう。
これにより、ソース・ドレインは低濃度のウェル8s、
8dの内側にそれぞれ高濃度の不純物領域16s、16
dをもつ二重拡散構造となる。
その後は一般的なCMOSプロセスに従ってMOSトラ
ンジスタを完成する。
第1図のプロセスによって第2図に示されるNMO5)
−ランジスタが形成される。ここで、ソース・ドレイン
のNウェル8s、8dの深さが約4μm、′a度が約1
.5X10”7cm3であり、高濃度領域16s、16
dの深さが約Q、3μm、濃度が約2X10” / Q
 m’であり、ゲート酸化膜12の膜厚が約250人で
あり、チャネル長しが約10μmであり、チャネル幅W
が約40μmであり、ドレイン端の輻Qが約3μmであ
る場合の出力特性を第3図に示す。各曲線はゲート電圧
を変えていったものであり、電流値IDの大きいもの程
ゲート電圧を高くしている。
第3図の結果によれば、本発明で形成される一例のNM
OSトランジスタのバイポーラ・ブレイクダウン耐圧が
15V以上となっており、従来のものと比べて大幅に改
善されている。このことは、基板電流のデータからも裏
付けられる。実施例で示したサイズと同じサイズでドレ
インが一重拡散の従来のトランジスタでは、基板電流が
約1O−6Aの単位であるのに対し、実施例のMOSト
ランジスタでは約1O−9Aの単位である。
第2図の構造のMOSトランジスタではトランジスタサ
イズがかなり大きくなる。バイポーラ・ブレイクダウン
に最も影響の大きいのはドレイン領域であるので、ソー
ス領域については一重拡散構造とすることもできる。
第4図はドレイン領域のみを本発明プロセスによる二重
拡散構造としたものである。第4図の構造にするには、
ウェルを形成するイオン注入のレジストパターンにおい
てソース領域には開口を設けないようにパターンを形成
すればよい。
(発明の効果) 本発明では少なくともドレイン領域にウェルによって低
濃度不純物領域を形成しておき、そのウェルの内側に高
濃度不純物領域を形成して、二重拡散トレインを形成す
るようにしたので、従来のDDD構造よりもドレイン端
での不純物濃度を低く、かつ、低濃度領域の幅を広く設
定することが容易であり、バイポーラ・ブレイクダウン
により定まる電圧を大幅に向上させることができる。
実施例はNMOSトランジスタに本発明を適用したもの
であるが1本発明はまた、PMOSトランジスタにも適
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一実施例を示す工程断面図、第2図は同実施例
により形成されるMOSトランジスタを示す断面図、第
3図はそのMOSトランジスタの出力特性を示す図、第
4図は本発明により形成される他のMOSトランジスタ
を示す断面図、第5図は従来のMOSトランジスタの出
力特性を示す図である。 2・・・・・・シリコン基板、6・・・・・・レジスト
パターン、8s、8d・・・・・・ウェル、14・・・
・・ゲート電極、16s、16d・・・・・・高濃度不
純物領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)以下の工程(A)から(C)を含む半導体装置の
    製造方法。 (A)半導体基板の少なくともドレインとなる領域に不
    純物濃度の低いウェルを形成する工程、(B)素子分離
    領域、ゲート酸化膜形成後に前記ウェルに一部が重なる
    ゲート電極を形成する工程、 (C)前記ゲート電極をマスクとして基板に前記ウェル
    と同じ導電型の不純物を高濃度に、かつ、前記ウェルよ
    りも浅く導入する工程。
JP12907989A 1989-05-22 1989-05-22 半導体装置の製造方法 Pending JPH02306663A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001298187A (ja) * 2000-03-15 2001-10-26 Hynix Semiconductor Inc 高電圧トランジスタの製造方法
JP2003100771A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Oki Electric Ind Co Ltd 高耐圧mosトランジタ
JP2007526651A (ja) * 2004-03-02 2007-09-13 タエ−ボク リー 高耐圧用半導体素子及びその製造方法
JP2007311498A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Denso Corp 半導体装置
US7709899B2 (en) 2004-03-31 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Semiconductor apparatus

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