JPH02305582A - 流水プール装置 - Google Patents

流水プール装置

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JPH02305582A
JPH02305582A JP12635089A JP12635089A JPH02305582A JP H02305582 A JPH02305582 A JP H02305582A JP 12635089 A JP12635089 A JP 12635089A JP 12635089 A JP12635089 A JP 12635089A JP H02305582 A JPH02305582 A JP H02305582A
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JP
Japan
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pool
swimmer
water
flow
speed
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JP12635089A
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Masayuki Kataoka
片岡 雅之
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、水泳を行うための小規模化を可能にした流水
式のプール装置に関する。
[従来の技術]。
水泳は健康に良い。しかし、水泳をするには長いプール
が必要である。そのため、水泳をしたい者は、大きなプ
ールのある施設に行って泳ぐほかなかった。
そこで、最近、流水に逆らって泳ぐことのできる流水プ
ール装置が開発されている。この流水プール装置によれ
ば、流速に合った速度で泳者が泳ぐことにより、泳者の
位置が変わらなくなるため、プールの長さは極端な場合
、身長よりやや大きめでありさえすればよい。このため
一般の住宅等、小規模の施設にも設備できる利点がある
ところで、従来の流水プール装置は、流速を加減するこ
とはできるものの、操作者が手動で設定する構成となっ
ていた。
[発明が解決しようとする課題] したがって、一旦流速を設定すると、泳者はその流速に
応じて泳がなくてはならず、泳者にとっての自由度がほ
とんどなかった。
本発明は、そのような事情を考慮し、流速を気にするこ
となく自由なスピードで泳ぐことのできる流水プール装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明に係る流水プール装置は、上記目的を達
成するために、第1図に例を示すように、一方から他方
へ水が流れるプール1と、このプール1内の流水の速度
を調整する流速調整手段2と、上記ブール1内の流水中
を泳ぐ泳者Mの流れ方向の位置を検出する位置検出手段
3と、該位置検出手段3の出力に応じて上記流速調整手
段2を制御する制御手段4と、からなることを特徴とし
ている。
また、請求項2の流水プール装置は、上記制御手段4が
、位置検出手段3の検出した泳者Mの位置が基準位置よ
り流れの上流側にあるとき流速を速め、また下流側にあ
るとき流速を遅くすべく流速調整手段2を制御するもの
である、点に特徴を有している。
また、請求項3の流水プール装置は、上記プールの内面
に対してプール内の流水の流れ方向に沿って移動する画
像を映す映像装置を付加したことを特徴としている。ま
た、請求項4の流水プール装置は、上記画像の代わりに
移動体を使用したことを特徴としている。
さらに、請求項5の流水プール装置は、上記流速調整手
段が、水流発生機と、該水流発生機と上記プールとを直
列に連絡する主流水回路と、上記プールと並列な関係で
主流水回路に連絡されたバイパス回路と、主流水回路を
流れる水量とバイパス回路を流れる水量の割合を調節す
るゲートと、から構成されていることを特徴としている
[作用] 本発明の装置を利用する場合、泳者Mは水の流れに逆ら
って泳ぐ。そうすると、泳者Mの位置に応じて流速が変
化する。例えば、泳者Mのスピードが水流速度より速い
とき、泳者はプール1の前方の壁にだんだん近付く。そ
のとき、位置検出手段3は泳者Mが前方に進んだことを
検知して制御手段4に信号を送出する。すると、制御手
段4は流速調整手段3を制御して流速を速める。そして
、泳者Mを流れの力で元の位置に押し戻す。
一方、泳者Mのスピードが水流速度より遅いとき、泳者
Mは後方の壁にだんだん近付く。そのとき、位置検出手
段3は泳者Mが後退したことを検知し、それに応じて制
御手段4が流速調整手段3を制御して流速を遅くする。
すると、泳者Mの速度が流速を上回って、泳者Mは元の
位置に戻る。
上のように流速を調整することにより、泳者Mは任意の
スピードで泳いでも、常にブール1内の略一定の位置(
基準位置)に保たれる。すなわち、泳者Mは水に対して
は進むが、プール1に対しては相対的に静止した関係と
なるのである。したがって、プール1の長さを泳者Mの
身長の2〜5倍程度に設定しても、泳者Mは従来とかわ
らず全く自由なスピードで泳ぐことができる。
また、請求項3の発明のように、映像装置により、プー
ル内面に、流れに沿う方向に動く画像を  −映した場
合、泳者はその画像を基準にして自身のスピードを正確
に、または錯覚的に認識することができる。
例えば、流水の速度と同じ速度(同方向かつ同速度)で
画像を動かした場合、泳者は自身の泳ぐ速度をその画像
により正しく認識することができる。これは通常の非流
水プールにおいて、水底の目印を泳者が通過する場合の
感覚と同じである。
一方、画像の動く速度を流速より速くした場合はどうな
るかというと、泳者は自身の実際のスピードより速(泳
いでいると錯覚する。
また、画像の動く速度を流速より遅くした場合は、泳者
は逆に自身の実際のスピードより遅く泳いでいると錯覚
する。
さらに、画像を水流と逆方向にゆっくり動かした場合は
どうなるかというと、泳者は自分が泳いでいるにも拘わ
らず、水流に流されているとの錯覚を持つ。したがって
、流れに流されまいとして泳速をアップさせる心理作用
が働く。
このように、画像の動かし方により、泳者に対して様々
な心理的作用を与えることができる。なお、この場合の
画像は何でもよく、例えば風景や、単なる目印、あるい
は泳いだ距離を表す数字であってもよい。
また、画像の代わりに移動体を用いても、同様の作用を
得ることができる。
また、請求項5に示すように、上記流速調整手段を、水
流発生機と主流水回路とバイパス回路とゲートで構成し
た場合は、ゲートの開度を調節するたけで敏速にプール
内の流速を調整することができる。したがって、泳者の
位置に応じた流速調整が速やかに行われ、泳者は自由な
速度で泳ぐことができる。
[実施例] 以下、第1図〜第5図を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。
第1図は実施例の流水プール装置の概略構成を示してい
る。図に示すプール1は、泳者Mの身長の2倍〜5倍程
度の長さの長方形画形もので、周辺にプールサイド1a
を有し、また長手方向の両側壁(前方の壁及び後方の壁
)には、互いに対向する位置関係で給水口11及び排水
口12を有している。
給水口11及び排水口12は、プール1の幅方向中央に
設けられており、プール1の横幅寸法よりやや小さい間
口(1m程度)で形成されている。
この間口はプール1の横幅一杯に設定しても勿論構わな
い。また、給水口11及び排水口12の設置高さは、プ
ール1を満水にしたときの水面とほぼ等しく設定されて
おり、また開口部縦寸法は約30〜50cm程度に設定
されている。
また、プールサイド1aの下側の空間には、第2図に示
すように、軸流ポンプ等で構成された水流発生機2oが
設置されている。そして、プールサイドlaの下側にお
いて、上記給水口11及び排水口12と、水流発生機2
0とが、流路21.22によって接続されている。即ち
、給水口11は、流路21により水流発生機20の吐出
口20Aに接続され、排水口12は、流路22により水
流発生機20の吸水口20Bに接続されている。
そして、水流発生機20と、プール1と、両流路21.
22とにより主流水回路50が構成され、この回路50
中を流水が循環することにより、プールl内の、特に水
面近くに一定方向の水の流れが発生するようになってい
る。
また、プールサイド1aの下側には、バイパス回路51
が設けられている。このバイパス回路51は、プールl
と並列の関係で主流水回路50に接続されている。即ち
、バイパス回路51は、一端が流路21から分岐し他端
が流路22に合流する流路で構成されている。
また、給水口11、排水口12、バイパス回路51には
、流通面積を変えて通過流量を調節するためのゲートG
I、G、 、G3がそれぞれ設けられている。これらゲ
ー)G、 SG、 、G3は、各アクチュエータA、 
、A、 、A3により駆動されるもので、制御装置(制
御手段)4により各アクチュエータA、 SA、 、A
、を駆動制御することにより、互いに関連づけて開度調
整されるようになっている。例えば、ゲートGlとゲー
トG、は等しい開度に調整され、ゲートGIとゲートG
、は、一方をX%にしたら他方を(100−X)%にす
る、という関係で開度調整される。
いずれにしろく各ゲートG、 、G、 、G、の開度を
調整することにより、主流水回路50を流れる水量とバ
イパス回路51を流れる水量の割合を調節し、それによ
りプール1内を流れる流水の速度を迦減できるようにな
っている。なお、ゲートG、、G、、G、の制御方法は
、実際の水の流れ方や流速の変化の仕方を実測し、その
実測データに基づいて最適な制御方法を採用するのが望
ましい。したがって、場合によっては、上記の例に限ら
ず、各ゲートG、 、G、 、G、の動作タイミングを
少しずつずらしながら開度調整することもあるし、給水
口11側のゲートG1の開度と排水口12側のゲートG
、の開度を異ならせることもある。
これらのゲートG、 SG、 、G、としては、ここで
はスライド式のゲートが採用されている。代表例を第3
図に示す。このゲートG、は、多数の窓31を有する固
定プレート30を、互いの窓31を揃えた状態で2枚平
行に間隔をおいて配置し、また両固定プレート30.3
0の間に、同じように多数の窓41を有するスライドプ
レート40を摺動自在に配置し、そしてスライドプレー
ト40を動かすことにより、固定プレート30の窓31
とスライドプレート40の窓41の重なり具合を調節し
、それにより開口面積(図中寸法Tに比例)つまり開度
を変化させるようにしたものである。
そして、本実施例の流水プール装置においては、上記の
水流発生機20と、主流水回路50と、バイパス回路5
1と、各ゲートG+ 、Gt 、Gsとにより、プール
1内の流速を調整する流速調整手段2(第1図参照)が
構成されている。
また、このプール1には、長手方向に沿ったプールサイ
ド1aに、泳者Mの位置を測定するための位置検出装置
(位置検出手段)3が設けられている。この位置検出装
置3としては、ここでは複数対の光学式センサが用いら
れている。即ち、第4図、第5図に示すように、各光学
式センサは、発光部3aと受光部3bの組み合わせとし
て構成されており、一方のプールサイドに発光部3aが
設けられ、他方のプールサイドに受光部3bが設けられ
ている。そして、発光部3aから受光部3bに入射する
光線が、泳者Mによって遮断されることにより、検出信
号を発するようになっている。
これら光学式センサはプールサイド1aに沿って間隔的
に複数設置されており、全体で位置検出装置3を構成し
ている。そして、全部の光学式センサの信号に基づいて
、泳者Mの位置を正確に検出できるようになっている。
なお、この実施例においては第4図に示すように、位置
検出装置3の発光部3 a %受光部3bをプールサイ
ド1aに配置し、光線がちょうど水面すれすれの空間を
横切るようにしているが、水中に発光部3 a s受光
部3bを配置してもよいし、一方を天井に配置し、他方
を水底に配置してもよい。また、発光端と受光端に撥水
性の膜を付けて水滴が付着しないようにすれば、作動の
正確性を期することができる。
また、発する光線の種類は、可視光線に限らず赤外線で
もレーザ光線でもよい。
また、光学式センサ以外のセンサを利用しても別設構わ
ない。例えば、超音波式センサを用いてもよいし、泳者
Mのキャップ(帽子)に発信器を設け、天井などに配置
した受信器により発信器の位置を検出するようにしても
よい。いずれにしろ、泳者Mの位置が検出できるもので
あればよい。
このように構成した位置検出装置3の検出出力は制御装
置4に送出される。そして、制御装置4は、この位置検
出装置3の検出結果に基づいて、水流発生機2の出力を
調節するとともに、各ゲートG、、G、 、G、のアク
チュエータA、 、A、、A、を駆動制御する。なお、
制御装置4には、制御内容の設定や変更を行うための操
作パネル7が接続されている。
次に、このように構成された流水プール装置の作用及び
制御の内容を説明する。
このプール装置を利用する場合、まず泳者Mは操作パネ
ル7のスイッチをオンしてから、排水口12側のプール
サイド1aからブール1内に入る。 。
この時点では、位置検出装置3が泳者Mの位置を最後方
であると検出する。そして、その検出信号に応じて、制
御装W4が水流発生機20を始動させ、またゲートC;
+ 、Gt 、G3を制御する。すると、ブール1内に
僅かな水流が発生する。
その状態から、泳者Mが流れに逆らって泳ぐ。
すると、泳者Mの位置が前方に移動するに従って流速が
僅かに増し、基準流速になる。この場合の流速の調整は
、位置検出装置3の検出信号に基づいて、制御装置4が
、水流発生機2o及びゲートG、、G、 、G、を制御
することにより行われる。
そして、泳者Mの位置がブール1の長さ方向中央の基準
位置に至ると、それを位置検出装置3が検知し、その検
知信号に基づいて自動流速調整プログラムがスタートす
る。つまり、泳者Mが一旦基準位置に達したところで、
自動流速調整運転がスタートする。
この状態から、泳者Mが自由なスピードで泳ぐ。
すると、泳者Mのスピードに応じて流速が変化する。例
えば、泳者Mがスピードをアップさせ、一時的に泳速が
水流速度より速くなったとき、泳者はブールlの前方の
壁にだんだん近付く。そのとき、位置検出装置3は泳者
Mが前方に進んだことを検知して制御装置4に信号を送
出する。
すると、制御装置4は水流発生機20及びゲートG1、
G8、G、を制御して流速を速める。そして、泳者Mを
流れの力でプール1の中央に押し戻す。泳者Mが中央付
近に達したら、流速がやや遅くなり泳速と流速が均衡す
るようになる。したがって、泳者Mはアップしたスピー
ドのままブール1の中央(基準位置)で泳ぐことができ
る。
一方、泳者Mのスピードがダウンした場合は、一時的に
水流に流されて泳者Mは後方の壁に近付く。しかし、位
置検出装置3の検出結果に応じて、プール1内の流速が
遅くなり、それにより泳者Mはダウンしたスピードのま
ま、自身の泳方で7’−ルlの中央に達する。そして、
この段階で流速が若干速められて、結局流速と泳速が一
致した状態で、泳者Mはプール1の中央に保持される。
以上のように、泳者Mが泳ぐスピードを変えても、流速
が自動的に調整されて泳者Mの位置が一定に保たれる。
また、この実施例の場合は、流速調整を、バイパス回路
51とゲートG、 、G、、G、の組み合わせで行うの
で、敏速にブール1内の流速を調整することができる。
したがって、泳者Mの位置に応じた流速調整が速やかに
行われ、泳者Mの自由度が増す。
上記の制御は、実際には制御装置4に組み込まれたマイ
クロコンビコータにより実行される。その手順を、第6
図のフローチャート及び第7図の補足説明図を参照しな
がらさらに詳しく述べる。
第7図に示すように、この例では位置検出装置3の検知
ゾーンが3つに区分されている。P、は基/$(プール
1の中央)ゾーンであり、2.1は基準より前方側のゾ
ーン、P−、は基準より後方側のゾーンである。
自動流速制御プログラムがスタートすると、最初のステ
ップ101にて、泳者Mの位置Pがどこにあるかを判断
する。P=P、であれば、次のステップ102で前回の
位置と同じか、前回の位置より前方に移動しているのか
、後方に移動しているのかを判断する。前回と同じ(、
泳者Mの位置Pが基準ゾーンP0にある場合は、流速S
はそのまま維持して(ステップ103)、最初のステッ
プ101に戻る。
また、ステップ101で、泳者Mの位置Pが前方ゾーン
P、、にあると判断した場合は、流速Sを単位量だけ増
加して(ステップ104)、最初のステップ101に戻
る。次の回にも、まだ泳者Mの位置が前方ゾーンP、−
こある場合は、ステ、プ104にて、さらに単位量だけ
流速を増加させる。
そして、泳者Mの位置が前方ゾーンP、、にある限り、
単位量ずつの増速を続ける。
増速するに従い、泳者Mは後方に押し流される。
そして、泳者Mの位置が後退した結果、基準ゾーンP。
内に入ると、ステップl○2の判断が「後退」つまり「
流速が速すぎる」となり、今度は単位量だけ減速しくス
テップ105)、増速し過ぎた分を修正する。
また、後退し過ぎて泳者Mの位置が後方ゾーンP−,に
入ると、ステップ101の判断がP = P −。
となり、ステップ105にて単位量の減速を行う。
泳者Mの位置Pが後方ゾーンP−,にある限り、単位量
ずつの減速を続ける。流速が落ちると、泳者Mの速度が
流速に勝ってブールl内を前進し、基準ゾーンP。に入
る。そうすると、ステップ102の判断が「前進」つま
り「流速が遅すぎる」となり、今度は単位量の増速か行
われ(ステップ104)、M速し過ぎた分が修正される
このようにして、泳者Mのスピードの変化に追従して流
速が変化し、常に泳者Mはブールl内の中央で泳ぐこと
ができるようになる。
次に、さらにきめ細かな制御を行う場合の例を説明する
。第8図はその制御内容を示すフローチャートである。
この制御の場合、泳者Mの位置Pは、P−、〜P、4ま
での多数の区分に分けられて測定される。
この例の場合、自動流速制御プログラムがスタートする
と、最初のステップ201で泳者Mの位置Pがどこにあ
るかを判断する。P=P、であれば、次のステップ20
2で前回の位置と同じか、前回の位置より前方に移動し
ているのか、後方に移動しているのかを判断する。前回
と同じく、泳者Mの位置Pが基準ゾーンP。内にある場
合は、流速Sはそのまま維持して(ステ・ノブ203)
、最初のステップ201に戻る。
また、最初のステップ201で、泳者Mの位置Pが前方
ゾーンP、1〜P、4にあると判断した場合は、順次P
、、、P、、、P、1、P、4であるか否かを判断する
(ステップ210.220.230,240)。そして
、P、、〜P、3の場合は、それぞれ前回の位置との比
較を行う(ステップ211.221.231)。位置が
同じか、前進している場合は、それぞれ各位置に応じて
、P、1の場合は単位量、P、、の場合は単位量の倍、
P、3の場合は単位量の3倍の増速を実行して(ステッ
プ212.222.232)、最初のステップ201に
戻る。
また、ステップ202.211.221.231にて、
泳者Mの位置Pが前回位置よりも後退していると判断し
た場合は、ステップ235にて単位量の減速を行い、増
速し過ぎた分を修正し、ステップ201に戻る。
また、ステップ230にて泳者Mの位置がP、。
を越えていると判断した場合は、ステップ240に進み
、ここで泳者Mの位置Pが前方リミット位置P、4か否
かを判断する。前方リミット位置P、4にいる場合は、
流速Sを最大に設定しくステップ、241) 、ステッ
プ201に戻る。また、前方リミット位置2.4を越え
た場合(Noの場合)は、制御能力以上と判定して、ア
ラームを鳴らすとともに、流速Sをほとんどゼロにする
(ステップ242)。このケースには、泳者Mが訓練を
やめるために前方の壁に勢いよく泳ぎ着いた場合も含ま
れる。
一方、ステップ201で、泳者Mの位置Pが後方ゾーン
P−,〜P−,にあると判断した場合は、順次P−,、
P−、、Pl、P−、であるか否かを判断する(ステッ
プ260.270.280.290)。
そして、P−、〜P−,の場合は、それぞれ前回の位置
との比較を行う(ステップ261.271.281)。
位置が同じか、前進している場合は、それぞれ各位置に
応じて単位量、単位量の倍、単位量の3倍の減速を実行
して(ステップ262.272.282)、ステップ2
01に戻る。また、ステップ202.261.2712
81にて、泳者Mの位置Pが前回位置よりも前進してい
ると判断した場合は、ステップ285にて単位量の減速
を行い、増速し過ぎた分を修正し、最初のステップ20
1に戻る。
また、ステップ280にて泳者Mの位置がP−3を越え
ていると判断した場合は、ステップ290に進み、ここ
で泳者Mの位置Pが後方リミット位置P−,か否かを判
断する。後方リミット位置P−4にいる場合は、流速S
を最小に設定しくステップ291)、ステップ201に
戻る。また、後方リミット位置P−,を越えた場合(N
oの場合)は、制御能力以上と判定して、アラームを鳴
らすとともに、流速Sをほとんどゼロにする(ステップ
292)。このケースには、泳者Mが訓練をやめるため
に後方の壁に着いた場合も含まれる。
このように、泳者Mの位置に応じて、増速、減速の割合
を変化させることにより、スピードを急激に変えた場合
にも泳者Mの位置を早めに基準ゾーン内に移動すること
ができる。
なお、上述の2つの制御方法は例を示したものであり、
本発明においては、上記のいずれの制御方法を採用して
もよいし、上記以外の制御方法を採用してもよい。例え
ば、次のような制御装置を用いることもできる。すなわ
ち、現在の流速と泳者Mの移動速度(位置検出装置3の
データから算出可能)から泳者Mの実速度を求めそれと
等しい均衡速度を求める手段と、泳者Mが上記実速度で
泳いだ場合に現在位置から基準位置調整まで到達するた
めの調整流速を算出する手段と、泳者Mが基準位置に達
するまでは上記調整流速で運転しかつ基準位置に達した
ら均衡流速で運転する手段と、から構成される装置 さらに、前方限界と後方限界用の位置検出器のみを設け
ておき、泳者Mが前方限界に達したら増速して泳者を押
し流し、後方限界に達したら減速するように構成しても
よい。この例には、極端な場合、前方限界に達したら水
流発生手段をONし、後方限界に達したら水流発生手段
をOFFする、というものも含まれる。
また、上記実施例においては、流速調整を、ゲートG,
 、G, 、G,及び水流発生機20の両方を制御する
ことにより行っているが、流速調整は、ゲートG,、G
t 、Gsのみを制御してもできるし、水流発生機20
のみを制御してもできる。水流発生機20のみで流速制
御を行う場合は、初めからバイパス回路51やゲートを
省略することも可能である。
また、上記実施例においては、横幅の小さいプール1に
、給水口11、排水口12を各々1つずつ設けた場合を
示したが、第9図に示すようにコースが複数あるプール
70に、給水口11、排水口12を各コース毎に設け、
それぞれ給水口11にバルブ7lを設けた構成としても
よい。このように構成した場合、各バルブ71を独立的
に制御することにより、各コースを流れる水の流速を個
別に調節することができる。したがって、天井などに各
コースの泳者の位置を検出する位置検出装置を設けてお
き、それらの各信号に基づいてバルブ71を個別に制御
するようにすれば、複数の泳者について上述の実施例と
同様の訓練の場を与えることができる。なお、第9図中
Pで示すものはポンプ、72、73で示すものは、給水
口11、排水口12とポンプPとを結ぶ流路である。
次に、第10図を参照して別の実施例を説明する。この
実施例の流水プール装置は、上述の実施例の流水プール
装置(第1図、第2図参照)に対して、新たに映像装置
300を付加したものであり、この映像装置300以外
は上記実施例の構成と変わらない。よって、同じ部分の
説明は略し、異なる部分のみ説明する。
このプール1においては、給水口1lから排水口l2に
向かって水が流れ、その流速が制御されるようになって
いる。このプールlの底面IAは透明強化ガラスにより
構成されており、その透明強化ガラスには着脱自在に半
透明な投影スクリーン301が設けられている。そして
、プール1の下側の部屋350に配置した映像装置30
0により、このスクリーン301に画像を投影した際に
、プール1内を泳ぐ泳者Mからその画像が見えるように
なっている。
この映像装置300は、投影スクリーン301上に静止
像の他、プール1内の水の流れに沿う方向に動く画像を
映すことができるものである。
この映像装置300によって、プールl内の流れに沿う
方向に動く画像を投影した場合、泳者Mはその画像を基
準にして自身のスピードを正確に、または錯覚的に認識
することができる。
例えば、流水の速度と同じ速度(同方向かつ同速度)で
画像を動かした場合、泳者Mは自身の泳ぐ速度をその画
像により正しく認識することができる。これは通常の非
流水プールにおいて、水底の目印を泳者が通過する場合
の感覚と同じである。
したがって、泳者Mは一定の位置で泳ぎながらも、進ん
でいるという実感を視覚を通して持つことができる。
一方、画像の動く速度をプール1内の流速より速くした
場合はどうなるかというと、泳者Mは自身の実際のスピ
ードより速く泳いでいると錯覚する。また、画像の動く
速度を流速より遅くした場合は、泳者Mは逆に自身の実
際のスピードより遅く泳いでいると錯覚する。
さらに、画像をブール1内の水流と逆方向にゆっ《り動
かした場合はどうなるかというと、泳者Mは自分が泳い
でいるにも拘わらず、水流に流されているとの錯覚を持
つ。したがって、流れに流されまいとして泳速をアップ
させる心理作用が働く。これはハードトレーニングをす
る場合に有効な方法である。
このように、画像の動かし方により、泳者Mに対して様
々な心理的作用を与えることができる。
なお、この場合の画像は、風景であってもよいし、単な
る目印程度のものであってもよい。また、上述の心理的
効果は得られないが、勿論静止像を映してもよい。例え
ば森や空や宇宙空間の画像を映せば、その中を泳いでい
るように思わせることもでき、泳者を退屈させることが
なく、また精神的ストレスの解消にもなる。
また、このようにプール1の底面IAを透明強化ガラス
とした場合は、ブール1のある部屋R1と階下の部屋R
2との間に、採光上特殊な関係が生じる。例えば、下の
部屋R2の照明、または下の部屋R2からスクリーン3
01に映す画像により、ブールl側の部屋R1を照明す
ることができる。また、逆にブール1側の部屋R1の照
明により、下側の部屋R2を照明することができる。そ
の場合、上の部屋R1からの光はブール1内の水を通し
て届(ので、ゆらゆらと揺れる照明効果を得ることがで
きる。
なお、画像を表示する箇所はブール1の底面に限らず、
側面であってもよい。また、映像装置30oとしては、
各種のもを採用することができ、その中には以下の特殊
なものも含まれる。
■水底や側面に複数の発光管を配列し、順次点灯・消灯
することにより、動く画像を形成するように構成したも
の。
■プール1の側壁内に窓を作ってその奥に移動するスポ
ット照明を設け、このスポット照明によりプール底面を
照らしてその照光部を動かすようにしたもの。
■ブラウン管や液晶式の表示装置(ディスプレイ)をブ
ール1の内面に組み込んだもの。
また、上述の如き動(画像の代わりに、ブール1内の泳
者Mから見えるよう移動体を配置し、この移動体を移動
装置で動かすようにしてもよい。
この場合の移動速度は、上の画像の場合と同じく制御す
る。これによっても、画像の場合と同じ効果が得られる
以上で、主たる実施例について説明したが、上述の内容
以外に、本発明の流水プール装置においては、流水の速
度を積分して泳者Mの泳いだ距離を算出する装置(距H
積算装置)を付加することも容易にできる。そして、そ
の演算結果に応じて、予め設定しておいた距離を泳いだ
ら、ブザー等の手段により泳者に知らせるようにしても
よい。また、上述映像装置300により画像として、距
離を表示してもよい。
また、この明細書において用いる用語「水」の中には、
人が泳ぐことのできる液体すべてが含まれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の流水プール装置によれば
、水の流れに向かって泳ぐ泳者の位置に応じて流速を調
整するので、泳者の位置を略一定の位置に保つことがで
きる。すなわち、泳者のスピードと流れのスピードとを
一致させることができ、それにより泳ぐスピードによら
ず、泳者を常に一定の位置(例えばプールの中央)に自
動的に保つことができる。
したがって、他者の介助を全く要することなく、泳者は
一人で自由なスピードで泳ぐことできる。
また、自由なスピードで泳ぎながらも、泳者の位置ヲ一
定に保持することができるので、プールの長さを非常に
短く設定することができる。このため、小規模な施設と
して実用化することができ、一般家庭の浴室感覚で、屋
上や地下室などに無理な(設備することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、第1図
は実施例のプール装置の概要を示す図、第2図は同プー
ル装置の具体的構成を示す平断面図、第3図はゲートの
構造の詳細を示す断面図、第4図は位置検出装置の配置
を示す側面図、第5図は位置検出装置の検出原理の説明
図である。 また、第6図は上記実施例における流速制御の内容を示
すフローチャート、第7図は同制御を行う場合の位置検
出区分を示す図、第8図は他の制御内容の例を示すフロ
ーチャートである。 また、第9図は上記実施例の変形例を示す平面図、第1
0図は本発明の別の実施例の側断面図である。 1.70・・・・・・プール、IA・・・・・・プール
底面、2・・・・・流速調整装置(流速調整手段)、3
・・・・・・位置検出装置(位置検出手段)、4・・・
・・・制御装置(制御手段)、11・・・・・・給水口
、12・・・・排水口、20・・・・・流水発生機、2
1.22・・・・・・流路、50・・・・・・主流水回
路、51・・・・・・バイパス回路、300・・・・・
・映像装置、301・・・・・・投影スクリーン、G 
l+  G I  G 3・・・・・・ゲート、A、、
A、A、・・・・・・アクチュエータ、M・・・・・泳
者。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一方から他方へ水が流れるプールと、このプール
    内の流水の速度を調整する流速調整手段と、上記プール
    内の流水中を泳ぐ泳者の流れ方向の位置を検出する位置
    検出手段と、該位置検出手段の出力に応じて上記流速調
    整手段を制御する制御手段と、からなることを特徴とす
    る流水プール装置。
  2. (2)上記制御手段は、上記位置検出手段の検出した泳
    者の位置が基準位置より流れの上流側にあるとき流速を
    速め、また下流側にあるとき流速を遅くすべく上記流速
    調整手段を制御するものである請求項1記載の流水プー
    ル装置。
  3. (3)上記プールの内面に対してプール内の流水の流れ
    方向に沿って移動する画像を映す映像装置が付設された
    請求項1又は2記載の流水プール装置。
  4. (4)上記プール内の泳者の視認し得る位置に移動体が
    設けられるとともに、この移動体をプール内の流水の流
    れ方向に沿って移動する移動装置が設けられた請求項1
    又は2記載の流水プール装置。
  5. (5)上記流速調整手段は、水流発生機と、該水流発生
    機と上記プールとを直列に連絡する主流水回路と、上記
    プールと並列な関係で主流水回路に連絡されたバイパス
    回路と、主流水回路を流れる水量とバイパス回路を流れ
    る水量の割合を調節するゲートと、から構成されている
    請求項1〜4のいずれかに記載の流水プール装置。
JP12635089A 1989-05-19 1989-05-19 流水プール装置 Pending JPH02305582A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0385068U (ja) * 1989-12-22 1991-08-28
FR2822183A1 (fr) * 2001-03-19 2002-09-20 Paul Soltani Piscine a contre-courant
JP2013171422A (ja) * 2012-02-21 2013-09-02 Shimane Univ 3次元水中インタラクティブ装置

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JPH0385068U (ja) * 1989-12-22 1991-08-28
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