JPH02305332A - エンジンの制御装置 - Google Patents

エンジンの制御装置

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JPH02305332A
JPH02305332A JP1126431A JP12643189A JPH02305332A JP H02305332 A JPH02305332 A JP H02305332A JP 1126431 A JP1126431 A JP 1126431A JP 12643189 A JP12643189 A JP 12643189A JP H02305332 A JPH02305332 A JP H02305332A
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裕将 吉田
Tamenori Kawano
川野 為則
Tadayoshi Kaide
忠良 甲斐出
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、エンジンに対して正または負のトルクを与え
る電気駆動手段と、これに対する通電制御手段と、複数
の制御パターンを有し通電制御手段を介して電気駆動装
置を制御する制御手段とを備えたエンジンの制御装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、例えば特公昭61−54949号公報にに示され
るように、エンジンに対して正または負のトルクを与え
る電気駆動手段としての本体と、□ これに対する通電
制御手段を含む電気回路とを備え、モータと発電機とに
使い分けることができるようにした電気装置が知られて
いる。すなわちこの装置は、クランク軸に取付けられた
回転界磁極と、これを励磁するフィールドコイルと、エ
ンジン本体に固定されたステータコアおよびこれに巻か
れた三相のステータコイルとで本体を構成するとともに
、上記フィールドコイルに対する通電を制御する回路と
上記ステータコイルに対する通電を制御する回路とを儒
え、エンジン始動時にはフィールドコイルおよびステー
タコイルに電流が流されてモータ状態(スタータ)とさ
れることによりエンジンにトルクを与え、始動後はステ
ータコイルへの通電が停止されて発電機として使用され
るようになっている。上記のステータコイルに対する回
路には、通電制御手段としての複数のトランジスタが設
【プられ、電気装置がモータ状態とされるときは、上記
各トランジスタの切換動作により、ステータコイルの各
層に流づ電流が制御されるようになっている。
なお、上記公報に開示された発明では、上記電気装置を
、エンジン始動時のみモータ状態にしてトルクを付与し
、始動後は発電機状態としているが、このような電気装
置をエンジン始動後にも運転状態に応じてトルク付与状
態に作動し、例えば発進時や加速時に、駆動力を助勢す
るため、電気装置をモータ状態にしてエンジンに正のト
ルクを与えるように制御したり、アイドル運転時等に、
エンジンのトルク変動を抑制するために、周期的に正ト
ルクと負トルクを与えるように電気装置の作動を制御し
たりするものも考えられている。このようなトルク付与
についての複数種の制御を運転状態に応じて行なう場合
には、予め複数の制御パターンが設定され、運転状態に
応じて選択された制御パターンに従ってトルク付与の制
御が行なねれることとなる。
(発明が解決しようとする課題〕 上記のような電気駆動手段を用いて運転状態に応じてト
ルク付与の制御を行なう場合、トルク付与動作中に、ス
テータへの通電を制御する回路のトランジスタに流れる
電流による発熱と放熱条件との関係でトランジスタの温
度が異常に上昇したり、電力消費によってバッテリ電圧
が異常に低下する等の、制御系統の異常が生じる場合が
ある。
このような場合に、トルク付与動作が規制されずに引き
続き行なわれると、過度の温度上昇によってトランジス
タの焦損、劣化を招いたり、バッテリが過放電となった
りする等のおそれがあるので、その対策が望まれる。
ところで、複数の制御パターンを有して運転手段に応じ
た各種のトルク付与制御を行なう場合に、制御実行の要
求度合は制御の種類によって異なるため、上記対策を図
るにあたってこの点の考慮も要求される。
本発明はこのような事情に鑑み、制御実行の要求が高い
トルク付与制御についてはできるだけこれを制限しない
ようにしつつ、トランジスタの温度上昇、バッテリ電圧
の低下等の異常状態の増大を抑制することができるエン
ジンの制御装置を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記のような目的を達成するため、エンジンに
対して正または負のトルクを付与する電気駆動手段と、
この電気駆動手段に対する通電を制御する通電制御手段
と、この通電制御手段を介して上記電気駆動手段を制御
する制御手段とを備え、上記制御手段はトルク付与につ
いて複数の制御パターンを有し、運転状態に応じて選択
した制御パターンに従って上記電気駆動手段を作動する
ようになっているエンジンの制御装置において、上記電
気駆動手段に対する制御系統の異常を検出する異常検出
手段と、上記複数の制御パターンに優先順位を定め、上
記異常検出手段による検出に基づぎ、上記制御系統の異
常が発生したときに、優先順位の低い制御パターンから
その実行を制限して、異常の進行につれて優先順位の高
い制御パターンの実行を制限する実行制限手段とを設け
たものである。
上記トルク実行制限手段による制限は、電気駆動手段を
トルク付与状態に作動させる制御を停止するものでもよ
いし、トルク付与を減少させるものでもよい。
また、上記構成において、複数の制御パターンのうちの
一つを、エンジンのトルク変動に対してこれを電気駆動
装置からの付与トルクを変化させるトルク変動抑制用制
御パターンとする場合に、この制御パターンを他の制御
パターンよりも高い優先順位に設定する。
また、上記電気駆動手段は発電機に兼用される構造とし
、実行制限手段は制御系統の異常の進行が所定以上どな
っまたとぎにすべでの制御パターンの実行を禁止するよ
うに構成し、一方、すべての制御パターンの実行が禁止
された状態となる特定時に通電制御手段をバイパスして
電気駆動手段とバッテリとを接続するバイパス手段を設
けることが好ましい。
〔作用〕
上記の構成によると、上記異常が生じたときに、その異
常の程度が比較的低いとぎは、優先順位の低い制御パタ
ーンの実行の制限によって異常の増大が抑制されつつ、
優先順位の高い制御パターンの実行は許容される。
また、運転者による操作では補い難いためトルク付与制
御の要求が高い上記トルク変動抑制用制御パターンが複
数の制御パターンのうちの一つである場合に、その優先
順位が高くされることにより、この制御の実行が制限さ
れることは少なくなる。
また、上記電気駆動手段が発電機に兼用されるまた、異
常の進行が所定以上となったときにすべての制御パター
ンの実行が禁止されるようにした場合に、上記バイパス
手段を設けておけば、通電制御手段に電流が流れること
が避【プられつつ、バッテリへの充電が確保される。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はエンジンの制御装置全体の概略を示し、この図
において、1はエンジン、2はエンジン1の出力軸にク
ラッチを介して接続された変速機、3は発電機とモータ
とを兼ねる電気装置である。
この電気装置3は、エンジンに対して正または負のトル
クを与える電気駆動手段としての本体30と、これに接
続された主回路部4および界磁コントローラ5により構
成されている。後に詳述するように、上記電気装置本体
30は、フィールドコア31、フィールドコイル32、
ポールコア33a、33b、ステータコア34、ステー
タコイル35等からなっている。また、主回路部4およ
び界磁コントローラ5は、それぞれ上記ステータコイル
35に対する通電およびフィールドコイル32に対する
通電を制御するものである。上記主回路部4には、トル
ク付与動作が行なわれるときにステータコイル35に対
する通電を制御する通電制御手段として、後述のインバ
ータ用および昇圧チョッパ用の複数のトランジスタが組
込まれ、実施例ではこれらトランジスタとしてMOS−
FET40a 〜40f、45a、45bが用いられて
いる。そして、この電気装置3がコントロールユニット
(ECU)6により制御されて発電機とモータどに使い
分けら、れるようになっている。
上記コントロールユニット6および主回路部4は、イグ
ニッションスイッチ7aおよびスタータスイッチ7bを
含むキースイッチ7とリレー8とが組込まれた回路を介
し、バッテリ9に接続されている。
上記コントロールユニット6には、エンジンのクランク
角の基準位置を検出する基準位置センサ11および1°
CA (CAはクランク角を意味する)毎のクランク角
変化を検出する角度センサ12からの各信丹が増幅器1
3を介して入力されるとともに、エンジン1の吸気通路
14に設けられたスロットル弁15の開度を検出するス
ロットル開度センサ16、クラッチの断続を検出するク
ラッチスイッチ17、変速機のニュートラル状態を検出
するニュートラルスイッチ18、スタータスイッチ7b
等からの各信号も入力されている。
さらに、主回路部4のトランジスタの温度に関連した温
度を検出する温度センサ19がらの信号もコントロール
ユニット6に入力されている。上記温度センサ19は、
主回路部4を構成するユニット内の、昇圧チョッパ用の
MOS−FET45a、45bに近接した位置に設けら
れている。このように温度検出位置を定めているのは、
後述の第3図に示すような回路構成による場合に、イン
バータには3対のMOS −FET40a 〜40fが
並列に設けられて電流が分散されるのに対し、昇圧チs
ツバ用のMOS−FET45a、45bには集中的に電
流が流れることから、インバータ用のMOS −FET
40a 〜40fよりも昇圧チョッパ用のMOS−F 
E’T45 a、’45 bの方が温度上昇し易いため
である。なお、21.22は主回路部4を構成するユニ
ットを冷却するための冷却水通路の流入側および流出側
のパイプである。
上記コントロールユニット6には、トルク付与について
複数の制御パターンを有し、運転状態に 11一 応じて選択した制御パターンに従って電気装置3を作動
する制御手段25と、制御系統の異常を検出する異常検
出手段26と、異常が発生したときに、予め設定した優
先順位に基づき、優先順位の低い制御パターンからその
実行を制限して、異常の進行につれて優先順位の高い制
御パターンの実行を制限する実行制限手段27とが含ま
れている。
上記異常検出手段26は、温度センサ19からの信号お
よびバッテリ電圧を調べて温度の異常上昇およびバッテ
リ電圧の異常低下を検出し、実行制限手段27は上記温
度の異常上昇およびバッテリ電圧の異常低下のそれぞれ
に応じて上記制限を行うようになっている。
第2図は上記電気装置本体30の構造の具体例を示して
いる。この図において、エンジンの出力軸1aに取付け
られたフライホイール36の外周縁部には等間隔の爪部
を有するボールコア33aが設けられ、このボールコア
33aにこれと同数の爪部を有するもう一方のボールコ
ア33bが非磁性体を介して結合され、これらボールコ
ア33a、33bにより回転界磁極が構成されている。
ボールコア33B、33’bの径方向内側には、これを
励磁するためのフィールドコイル32が配置され、この
フィールドコイル32は、エンジン本体1bに固定され
たフィールドコア31に取付けられている。また、ボー
ルコア33a、33bの径方向外側には、支持枠を介し
てエンジン本体1bに固定されたステータコア34がボ
ールコア33a、33bに対向するように配置され、こ
のステータコア34に、三相(U、V、W相)の分布巻
にしたステータコイル35が取付けられている。
この電気装置本体30は、フィールドコイル32に電流
が流されると、ボールコア33a、33bが励磁されて
S極とN極とが交互に並ぶ状態となり、この状態でステ
ータコイル35に、ボールコア33a、33bによる磁
界に対してπ/2の位相差をもった磁界を生じさせるよ
うに制御された電流が流されたときにモータとして働き
、また、ステータコイル35への通電が切られたときに
はボールコア33a、33bの回転に伴ってステータコ
イル35に誘導起電流が発生することにより発電機(オ
ルタネータ)として働く。
第3図は電気装置3の主回路部4および界磁コントロー
ラ5の回路構成を示し、上記主回路部4はインバータ4
aおよび昇圧チョッパ4bを含んでいる。
上記インバータ4aは6個のMOS−FET40a〜4
0fと6個のダイオード418〜41fとを有し、MO
S −FET40aと40b、同40Cと40d、同4
0eと4Ofがそれぞれ対となってこれら3対が互いに
並列に昇圧チョッパ4bを介してバッテリ9に接続され
るとともに、多対のMOS−FET間が電気装置本体3
のステータコイルのU、V、W各相端子に接続され、か
つ、各Mo5−FET40a〜40fと各々並列にダイ
オード41a〜41fが接続されている。そして、電気
装置3がモータとして使用されるときは、ゲートアンプ
42,43.44に与えられる信号(Ul、U2.Vl
、V2.Wl、W2) に応じ°たゲート電圧により、
MOS−FET40a〜4Ofの導通状態が制御され、
U、V、W各相のステータ電流が制御される。一方、発
電機として使用されるときは、上記各MO8−FET4
0a〜40fがオフ(非導通〉に保たれ、ステータに生
じる誘導起電流がダイオード41a〜41fで整流され
てバッテリ9に充電されるようになっている。
上記昇圧チョッパ4bは、一対のMOS−FET45a
、45bと、その各々と並列に接続されたダイオード4
6a、46bを有し、MOS −FET45a、45b
間がリアクトル47を介してバッテリ9に接続されてお
り、ざらに昇圧チョッパ4bには平滑コンデンサ48が
接続されている。
そして、電気装置3がモータとして使用されるときに、
ゲートアンプ49に与えられる信号(C1゜C2)に応
じたゲート電圧によりMOS−FET45a、45bの
導通状態が制御されることにより、バッテリ電圧が所定
電圧VC(例えば33v)にまで昇圧されるようになっ
ている。
上記各ゲートアンプ42〜44.49は入力がLレベル
のとぎ通電される。
さらにこの主回路部4に対し、昇圧チョッパ4bをバイ
パスしてインバータ4aとバッテリ9とを接続するバイ
パスライン4Cと、このバイパスライン4Cを断続する
リレー4dとが設けられ、通常時はバイパスライン4C
がオフとされ、コントロールユニット6からの信号(R
)に応じてリレー4dが作動したときにバイパスライン
4Cがオンとなる。これらバイパスライン4Gおよびリ
レー4dにより、後述の特定時に通電制御手段をバイパ
スして電気装置本体30とバッテリ9とを接続するバイ
パス手段が構成される。つまり、前記のように発電機状
態ではインバータ4aのMOS−FET40a 〜40
fがオフとされるが、この状態での特定時にはざらに昇
圧チョッパ4bのMOS−FET45a、45bもオフ
とされるとともに上記バイパスライン4dがオンとされ
ることにより、通電制御手段としての各MO8−FET
をバイパスして電気装置本体30とバッテリ9とが接続
される状態となるようにしている。
また、界磁コントローラ5は、電気装置本体30のフィ
ールドコイル32に接続されるトランジスタ51および
ダイオード52と、トランジスタ51のベースに接続さ
れたベースアンプ53とを備え、ベースアンプ53に与
えられる信号(F)に応じてフィールド電流をコントロ
ールするようになっている。上記ベースアンプ53は入
力がHレベルのとき通電される。
第4図はコントロールユニット6の内部構成を示してい
る。このコントロールユニット6は、CPLJ61と、
メモリとしてのROM62およびRAM63と、各種入
力を処理するための波形整形器64、ディジタルバッフ
ァー65、入力ポートロ6、アナログバッファー67お
よびA/D変換器68と、時刻計測用のフリーランニン
グカウンタ(FRC)6.9と、第1乃至第7のプログ
ラムタイマ(PTM1〜PTM7タイマ)71〜77と
、出力ポードア8.79と、出力バッファ−80とを備
えている。
基準位置センサ11および角度センサ12からの各信号
は上記波形整形器64により整形され、その基準位置信
号Gおよび角度信号NEはそれぞれインタラブド信号と
してCPU61に送られる。
第5図に示すように、上記基準位置信号Gは4サイクル
エンジンの1サイクルである720’OA毎に、例えば
特定気筒のATDC9,5°CAで与えられ、また上記
角度信号NEは1°CA毎に与えられるようになってい
る。
スタータスイッチ7b、クラッチスイッチ17、および
ニュートラルスイッチ18からディジタルバッファー6
5を経た各信号ST、CU、NTは入力ポートロ6によ
って入力される。またスロットル開度センサ16によっ
て検出されるスロットル開度TA、温度センサ19によ
って検出されるMOS −FETの温度(以下、素子温
度という)TmO8、昇圧チョッパ4bの昇圧電圧VC
およびバッテリ電圧VBはアナログバッファー67を経
てA/D変換器68によりディジタル信号に変換され、
入力される。
上記主回路部4のインバータ4aを制御する信号(Ul
、tJ2.Vl、V2.Wl、W2) は、P、TM1
〜PTM6タイマ71〜76がら出力バッファ−80を
介して出力される。これらのタイマ71〜76は、その
ゲートが出力ポードア8のP2ボートに接続され、第6
図のように、P2ボートの信号がrOJから「1」に切
換わったときに出力がLレベルに切換わって、セットさ
れた時間(ACxn)だけLレベルを保ち、上記インバ
ータ4aの各トランジスタ40a〜40fに対してゲー
トアンプ42〜44を通電状態とする。
主回路部4の昇圧チョッパ4bを制御する信号(C1,
C2)は、出力ポードア9のP5ポートおよびPTM7
タイマ77から出力バッファ−80を介して出力される
。上記タイマ77は、そのゲートが出力ポードア8のP
4ボートに接続され、第7図のように、P4ポートの信
号が「O」から「1」に切換わったとぎに出力がLレベ
ルに切換ねって、セットされた時間(1msxDC)だ
けLレベルを保ち、昇圧チョッパ4bのゲートアンプ4
9を通電状態とする。また、バイパスライン4Cのリレ
ー4dを制御する信号(R>は、出力ポードア9のP6
ポートから出力バッフ7−80を介して出力される。
界磁コントローラ5を制御する信@(F)は、出力ポー
ドア8のP1ボートから出力バツファ−80を介して出
力される。
第8図乃至第10図は上記のようなハード構成の装置に
よる制御の具体例を、フローチャートで示しており、こ
の具体例を以下に説明する。なお、フローチャートに示
した具体例は6気筒エンジンを対象としたものである。
フローチャートに六す  全 の この具体例では、エンジン始動時に上記電気装置3をス
タータとして用いる。また、エンジン始動後に運転状態
に応じて各種のトルク付与制御を行うための複数の制御
パターンとして、発進時および加速時にはそれぞれ電気
装置3をモータ状態として正の駆動トルクを付与する発
進時アシスト制御および加速アシスト制御、低回転低負
荷等の所定運転状態のときにエンジンのトルク変動に対
してこれを抑制するように電気装置3を周期的に正トル
ク付与状態と負トルク付与状態とに切換えるトルクリッ
プル制御(トルク変動抑制用制御)の各制御パターン(
制御モード)を有し、各制御についての実行条件が満足
されたときに制御パターンを選択して実行する。これら
の場合以外は電気装置3を発電機として用いるようにし
ている。
また、実行条件制限手段27としての処理は次のように
行う。
すなわち、上記発進時アシスト制御、加速アシスト制御
およびトルクリップル制御を、それぞれ、素子温度T 
RIO8が設定温度以上となったとぎ、およびバッテリ
電圧VBが設定電圧以下となったときに禁止する。この
場合に、第11図のように、制御実行の優先順位を定め
、素子温度上昇またはバッテリ電圧低下の進行に応じて
優先順位の低いものから制御の実行を禁止するようにし
ている。
つまり、優先順位をトルクリップル制御、発進時アシス
ト制御、加速アシスト制御の順とし、素子温度T mo
sの上昇に対しては、[T1<T2 <T3]という条
件として、第1設定温度T1以上で加速アシスト制御を
禁止し、第2設定温度T2以上で発進時アシスト制御を
禁止し、第3設定温度T3以上でトルクリップルを禁止
するようにし、またバッテリ電圧VBの低下に対しては
、[■1>V2 >V3 ]という条件として、第1設
定電圧■1以下で加速アシスト制御を禁止し、第2設定
電圧■2以下で発進時アシスト制御を禁止し、第3設定
電圧■3以下でトルクリップルを禁止するようにしてい
る。また、素子温度Tmosが第3設定温度T3よりも
さらに高い第4設定温度T4以上となったときは、リレ
ー4dを作動させてバイパスライン4Cをオフからオン
に切換えるようにしている。
また、素子温度Tmosが設定温度より低い範囲および
バッテリ電圧VBが設定電圧より高い範囲では、素子温
度T mosが上昇するにつれ、あるいはバッテリ電圧
VBが低下するにつれ、発進時アシスト制御および加速
アシスト制御についてはその制御時間を短(し、トルク
リップル制御については制御トルクを小さくする。この
ようにするため、素子温度Tmosに応じた補正係数K
tおよびバッテリ電圧VBに応じた補正係数KVを設定
しており、第12図(a)(b)のように補正係数Kt
は素子温度が高くなる程小さな値とし、補正係数KVは
バッテリ電圧が低くなる程小さな値としている。さらに
、素子温度上昇率に応じた補正係数KSを設定しており
、この補正係数Ksは第12図(C)のように素子温度
上昇率が大きくなる程小さな値としている。
バック ラ ン゛ルー ン 第8図(a)(b)は一連のバックグラウンドルーチン
であり、このバックグラウンドルーチンにおいては、ス
タートすると、先ずステップS1でシステムのイニシャ
ライズを行なう。この際、出力ボートにおけるPl、P
2.P4ボートを「O」、P5ポートを「1」とする。
次にステップS2で、後述のインタラブドルーチンで求
められたTDC周期TTからエンジン回転数Nenを[
Nen= 20/TT ]と計算し、ステップ83〜8
6で素子温1j[Tmos、バッテリ電圧VB、スロッ
トル開UTAおよびスタータスイッチ信号STを入力す
る。
続いてステップ87.88でエンジン始動中かどうかを
調べ、始動中である場合は後述のようにステップS9.
S10で始動用のモードセットおよびトルク設定を行な
う。
エンジン始動中でなければ、今回の素子温度Tmosと
前回の素子温度T mosBとの差による素子温度上昇
率ΔTlO3の計算(ステップ511)、前回素子温度
T mosBの更新(ステップ812)、今回のスロッ
トル開度TAと前回のスロットル開度TABとの差によ
るスロットル開度変化率ΔTAの計算(ステップ513
)、前回スロットル開度の更新(ステップ514)、ク
ラッチスイッチ信号CUおよびニュートラルスイッチ信
号NTの入力(ステップS15.516)を順次行なう
′そして、上記のステップ82〜S6およびステップ5
S11〜816の処理で計算もしくは入力された各種要
素に基づき、後述のようにステップ817〜S60で、
素子温度が第4設定温度以上に極めて高くなった場合と
、発進時アシスト制御を行なうべき状態の場合と、加速
アシスト制御を行なうべき状態の場合と、トルクリップ
ル制御を行なうべき状態の場合と、その他の場合とを区
別して、それぞれの場合に応じた制御条件の設定、モー
ドセット等の処理を行なう。
このようなエンジン始動中もしくはエンジン始動後の各
種場合に応じた処理(ただし素子温度が第4設定値以上
に高くなった場合の処理を除く)に続いては、後述のよ
うに、ステップ861〜S71で昇圧チョッパ制御等の
処理を行ない、それからステップS2に戻る。
なお、上記の各種場合に応じたモードセットはモードフ
ラグFmodeによって行なう。このモードフラグFm
odeは「O」がスタータモード、「1」がトルクリッ
プル制御モード、「2」が発電機モード、「3」が加速
アシスト制御モード、「4」が発進時アシスト制御モー
ドを示す。
バラ  − ン゛ルーチンでのエンジン   の■ 上記のステップ87.S8においてスタータスイッチ7
bがオンでかつエンジン低回転(Nen<400rDm
)であると判定したときは、エンジン始動中である。こ
の場合は、ステップS9でモードフラグFmodeを「
0」とすることによってモードをスタータにセットする
とともに、ステップS10で制御トルクCTをエンジン
始動用の値CTSに設定し、それからステップ861以
降の昇圧チョッパ制御等の処理に移る。
ステップS7またはステップS8の判定がNOとなるエ
ンジン始動後において、ステップ811〜816に続く
ステップ817では、素子温度Tmosが第4設定温度
T4より低いか否かを判定する。この判定がNoのとき
は、ステップ818で、インバータ4aのゲートアンプ
42〜44を通電停止状態とすることによりインバータ
4aの作動を停止し、さらにステップS19で、昇圧チ
ョツパ4bのゲートアンプ49を通電停止状態とするこ
とにより昇圧チョッパのMOS−FET45a。
45bをオフとするとともに、ステップS20で、リレ
ー4dを作動させることによりバイパスライン4Cをオ
ンとする。そして、ステップ821でモードを発電機に
セット(Fmode = 2 ) L、それからステッ
プS2に戻る。
つまり、素子温度T mosが第4設定値以上のときは
、発進時トルクアシスト制御、加速アシスト制御、トル
クリップル制御のすべてを停止して電気装置3を発電機
状態とする上に、ステップs19.20の処理により、
バイパスライン4cを通して充電が行なわれる状態にす
る。
上記ステップ817の判定がYESのときは、ステップ
822で素子温度Tmosが第2設定渇度T2より低い
か否かを調べ、その判定がYESの時はステップS23
でバッテリ電圧VBが第2設定電圧v2より高いか否か
を調べる。そして、素子温度TmO8が第2設定温度T
2以上(ステップ822の判定がNo)のとぎ、あるい
はバッテリ電圧VBが第2設定電圧■2以下(ステップ
S23の判定がNo>のときは、ステップ824〜S5
4を飛ばしてステップS55以降(トルクリップル制御
判定等)の処理に移ることにより、発進時アシスト制御
および加速アシスト制御を禁止する。
ステップ822.823の各判定がYESのときは、ス
テップ824でニュートラルか否かを調べ、その判定が
NoのとぎはステップS25でクラッチ断か否かを判定
する。そしてニュートラルの場合やクラッチ断の場合、
つまりエンジンから車両側へ駆動力が伝達されていない
状態のときにも、不必要にエンジン回転数が上昇するこ
とを避けるため、発進時アシスト制御および加速アシス
ト制御を行なわずにステップS55以降の処理に移る。
ただし、発進準備状態に該当するような非ニュー下うル
かつクラッチ断(ステップ824の判定がNoでステッ
プS25の判定がYES)のときは、ステップS26で
発進判定のための7ラグFStを「1」とした上でステ
ップ855以降の処理に移る。
ステラ’7S24.325での各判定がNO(駆動力伝
達状態)となったときは、ステップ827でモードフラ
グFIIlOdeが「4」か否かを調べ、その判定がN
oのときはステップ828で上記フラグFStが「0」
か否かを調べる。発進時には上記発進準備状態とされて
からクラッチが接続されるので上記ステップS28での
判定がNOとなり、この場合、ステップ829〜833
で、最初はタイマTMCに初期値TMCOをセットして
から、また初期値セット後はタイマTMにれをディクリ
メントしてTMC>Oのときに、エンジン回転数Nen
が50Orpmより低いか否かを調べる。
つまり、発進に該当する状態となってから所定時間内に
エンジンが低速回転となったが否かを調べる。ステップ
S33の判定がNOのとぎは、ステップ855以降のト
ルクリップル制御判定等の処理に移る。
ステップ833の判定がYESとなったときは、発進時
アシスト制御開始のための初期設定として、ステップS
34で発進時トルクアシスト制御時間を決めるタイマT
MBを所定の基本値TMBOに初期化し、さらにステッ
プS35で、素子温度TIQsおよびバッテリ電圧VB
に応じてマツプ(第12図(a>(b))から求めた補
正係数Kt。
KVにより、アシスト時間を[TMB=KtxKvxT
MB]と補正する。さらに、ステップ836でモードを
発進時アシスト制御にセット(Fm。
de= 4 ) シ、ステップS37で制御トルクCT
を発進時アシスト制御用の所定の正の値CTBに設定し
、ステップS38で発進判定のためのフラグFstをr
OJとしてから、ステップS61以降の昇圧チョッパ制
御等の処理に移る。
このような初期設定後の発進時アシスト制御中は、ステ
ップS27の判定がYESとなる。この場合は、ステッ
プS39で、素子温度上昇率ΔTmosに応じてマツプ
(第12図(C))から求めた補正係数KSにより、ア
シスト時間を[TMB=KsXTMB]と補正する。そ
してステップ840.41でタイマTMBをディクリメ
ントしてその値がrOJより大か否かを調べ、その判定
がYESのとき(アシスト時間中)は、モードフラグF
 modeおよび制御トルクCTを上記のステップ83
6.837で設定した値に保ったまま、ステップ861
以降の昇圧チョッパ制御等の処理に移る。つまり、発進
時アシスト制御モードへ移行した後は、アシスト時間を
素子温度上昇率で補正しつつ、アシスト時間が経過する
まで発進時アシスト制御状態を維持する。
アシスト時間が経過してステップ841の判定がNoど
なったとぎはステップ855以降のトルクリップル制御
判定等の処理に移る。
なお、発進に該当する状態となってから所定時間が経過
するまでの間にエンジン回転数が50Orpmより低く
ならなかった場合はステップS32の判定がNoとなり
、この場合はステップS42で発進判定のための7ラグ
FstをrOJとする。
この場合と、ステップ828で[F st= O]であ
ると判定した場合は、次に説明する加速アシスト制御条
件判定の処理に移る。
上記ステップ828でのNOの判定もしくはステップ8
42に続いては、加速アシスト制御条件判定のための処
理として、ステップ843で素子温度T mosが第1
設定温度T1より低いか否かを調べ、その判定がYES
の時はステップS44でバッテリ電圧VBが第1設定電
圧■1より高いか否かを調べる。そして、素子温度Tm
osが第1設定温度T1以上(ステップ843の判定が
No)のとき、あるいはバッテリ電圧VBが第1設定電
圧V1以下(ステップ844の判定がNo)のときは、
ステップ845〜854を飛ばしてステップ355以降
(トルクリップル制御判定等)の処理に移ることにより
、加速アシスト制御を禁止する。
ステップS43,44の各判定がYESのときは、ステ
ップ845で、スロットル開度変化率ΔTAを調べるこ
とにより加速が行なわれたか否かを調べる。
ステップ84.5の判定がYESとなる加速操作時には
、ステップ846でモードフラグF modeが「3」
か否か、つまり既に加速アシスト制御モードとなってい
るか否かを調べる。ステップ846の判定がNoのとき
は、加速アシスト制御開始のための初期設定として、ス
テップ847で加速アシスト制御時間を決める加速アシ
ストタイマTMAを所定の基本値TMAOに初期化し、
さらにステップ848で、素子温度T mosおよびバ
ッテリ電圧VBに応じてマツプ(第12図(a)、(b
))から求めた補正係数Kt、Kvにより、アシスト時
間を[TMA=KtxKvxTMA]と補正する。さら
に、ステップ349でモードを加速アシスト制御にセッ
ト、(F mode= 3 )するとともに、ステップ
S50で制御トルクCTを加速アシスト制御用の所定の
正の値CTAに設定する。それから、ステップ861以
降の昇圧チョッパ制御等の処理に移る。
上記ステップ846で既に加速アシスト制御モードにな
っていると判定したとき、あるいは加速操作後にステッ
プS51で加速アシスト制御モード(Fmode=3)
と判定したとぎは、ステップS52で素子湿度上昇率Δ
TlllO8に応じてマツプ(第12図(C))から求
めた補正係数KSにより、アシスト時間を[TMA=K
sxTMA]と補正する。そしてステップ853.85
4で加速アシストタイマTMAをディクリメントしてこ
のタイマTMAがOより大か否かを調べ、その判定がY
ESのときく加速アシスト制御時間中)は、モードフラ
グFIIlOdeおよび制御トルクCTを上記のステッ
プ849,850で設定した値に保ったまま、ステップ
S61以降の昇圧チョッパ制御等の処理に移る。つまり
、加速アシスト制御モードへ移行してからの加速操作中
や加速操作後は、加速アシスト制御時間を素子温度上昇
率で補正しつつ、加速アシスト制御時間が経過するまで
加速アシスト制御状態を維持する。
なお、ステップ354で加速アシスト制御時間が経過し
たことを判定した場合は加速アシスト制御を停止し、次
に説明するトルクリップル制御条件判定の処理に移る。
ステップ822〜825のいずれかでのNoの判定、ス
テップ833でのNoの判定、ステップ841でのNO
の判定ステップ843.844でのNOの判定またはス
テップS54でのNOの判定があった場合は、トルクリ
ップル制御条件判定のための処理を行なう。この処理ど
しては、ステップ855で素子温度T mosが第3設
定温度T3より低いか否かを調べ、その判定がYESの
時はステップS56でバッテリ電圧VBが第3設定電圧
V3より高いか否かを調べ、その判定がYESであれば
ステップ857でスロットル開度TAが所定値(例えば
30%)より低開度か否かを調べ、その判定がYESで
あればステップ858でエンジン回転数NOnが所定値
(例えば2000rl)m)より低回転か否かを調べる
ステップ855またはステップ856の判定がNoのと
き、つまり素子温度TlllO8が第3設定温度T3以
上あるいはバッテリ電圧VBが第3設定電圧■3以下の
ときは、トルクリップル制御モードとせずに後記のステ
ップS60に移ることにより、トルクリップル制御を禁
止する。また、ステップ857またはステップ858の
判定がNoのときは、運転状態がトルクリップル制御を
行なうべき領域にないので、この場合もステップS60
に移る。
ステップ855〜58の各判定がYESのときは、ステ
ップ859でモードをトルクリップル制御にセット(F
mode= 1 ) L、それからステップ861以降
の昇圧ヂョッパ制御等の処理に移る。
ステップ855〜858による判定が行なわれる場合で
あって、そのいずれかでの判定がNoとなる場合は、エ
ンジン始動後で、素子温度T mosが第4設定温度よ
り低い状態において、発進時アシスト制御、加速アシス
ト制御およびトルクリップル制御のいずれをも行なわな
いことを意味する。
この場合は、ステップS60でモードを発電機にセット
(Fmode = 2 ) L/、それからステップS
34以降の処理に移る。
素子温度Tmosが第4設定温度T4以上の場合を除く
上記の各種場合に応じた処理に続いて、ステップ361
.862では、バックグラウンドルーチンを1ms毎に
繰返すようにするため、FRC69から読込んだ現在時
刻TB1と前回時刻TB2との差を調べて1ms経過す
るまで持つ。それから、ステップ863で前回時刻TB
2を更新する。続いてステップ864で、モードフラグ
Fmodeが「2」か否かを調べる。
ステップ864の判定がNo(発電機モード以外)のと
きは、昇圧チョッパ4bを作動させて昇圧電圧VCを設
定値(33V)とするため、ステップ865〜868で
、昇圧電圧VCが設定値と比べて小か大か等しいかに応
じて昇圧チョッパ制御用デユーティDCを一定値ΔDC
だけ増加もしくは減少またはそのままとし、ステップS
69゜S7S70rPTタイマに[DCX1mS]をセ
ットするとともに昇圧チョッパ4bの作−動(P4ボー
トの「0・」 「1」信号切替)を行なわせる。
それからステップS2に戻る。
ステップ864で発電機モード(F mode= 2)
と判定した場合は、ステップ871で昇圧チョッパ4b
を発電時用電流流通状態に保持し、つまり昇圧チE’/
パ4bのMOS−FET45aがオンでMOS−FET
45aがオフに保たれる状態(P4ポートをrOJ、P
5ボートを「0」)とし、それからステップS2に戻る
。なお、ステップ871を通るのは前記のステップS6
0で発電機モードとされた場合に限られ、前記のステッ
プS21で発電機モードとされた場合はステップS71
を通らない。
ン −  ルー ン 第9図は第1インタラプトルーヂンであって、基準位置
信号G毎にスタートする。このルーチンでは、ステップ
S80で角度信号のカウンタCNEをクリアしてリター
ンする。
第10図は第2インタラブドルーチンであって、角度信
号NE (1°CA)毎にスタートする。このルーチン
では、先ずステップS81でFRC69から角度信号N
Eの割込時刻TNE1を読込み、ステップS82で今回
の割込時刻TNEIと前回の割込時刻TNE3との差に
よって角度信号N、Eの周期Δ丁を計算し、ステップ3
83で前回の割込時刻TNE3を更新する。続いてステ
ップS84でカウンタCNEの値を調べることによって
120°CA経過か否かを調べる。
この判定に基づき、120°CAおきの各気筒のATD
CIO°CA毎に、ステップS85で今回割込時刻TN
EIと前回ATDC106OAの割込時刻TNE2との
差によりTDC周期TTを計算し、ステップS86で前
回ATDC10’ CAの割込時刻TNE2を更新する
。それからステップS’87に移る。ステップS84で
の判定がN0のときはそのままステップ887に移る。
ステップS87では角度信号NEのカウンタCNEをカ
ウントアツプする。次にステップ888で、モードフラ
グF modeが「1」そあるか、「2」であるか、そ
れ以外(rob、r3J、r4Jのいずれか)であるか
を判別する。
上記ステップ888でスタータモード(Fmode−〇
)、加速アシスト制御モード(F mode= 3 >
、発進時アシスト制御モード(F ll1ode= 4
 )のいずれかであることを判定した場合は、ステップ
S89でフィールド電流を通電状態(Piボートを[1
])に保つとともに、ステップS90で、カウンタCN
Eの値とバックグラウンドルーチンのステップS10.
S37.850のいずれかで設定した制御トルクCTの
値とに応じ、電気装置3のインバータ4aにおける各相
の通電角度(AACxn)をマツプから計算する。そし
てステップS91で通電角度A A D Xnを通電時
間ACxnに変換(A Cxn= A A CxnxΔ
T)L、ステップ892で各通電時間ACxnをPTN
1〜PTM6タイマにセットし、ステップS93でイン
バータ4aを再始動(P2ポートのrOJ  r1J信
号切換)してから、リターンする。これによって電気装
置3がモータ状態とされるとともに、設定された制御ト
ルクCTが得られるようにステータ電流が制御される。
ステップS88でトルクリップル制御(Fmode=1
)であることを判定した場合は、ステップ$94でクラ
ンク角(カウンタC,NEの値)に応じてテーブルから
制御トルクCTを計算する。この場合の制御トルクCT
は、エンジンのトルク変動を抑制するような所定の特性
で正の値と負の値とにわたって周期的に変動するように
、予めクランク角に対応づけて設定され、テーブルとし
て記憶されている。さらにステップS95で、素子温度
T mosおよびバッテリ電圧VBに応じてマツプから
求めた補正係数Kt、Kvにより、制御トルクCTを[
CT=KtxKvxCT]と補正する。
それからステップ889〜S93の処理を行なう。
従ってこの場合も電気装置3はモータ状態とされるが、
制御トルクが正の値と負の値とに変えられることにより
、電気装置3からエンジン出力軸に加えられるトルクの
方向が変えられる。
ステップ888で発電機モード(F mode= 2 
)であることを判定した場合は、ステップ896〜89
8で、バッテリ電圧VBが基準値(14,7V)より大
か小か等しいかに応じてフィールド電流をカット(Pi
ボートを[O])、通電(P1ポートを[1])または
そのままの状態としてからリターンする。
の   による 上記の7[]−チャートに示した具体例によると、上記
電気装置3が、スタータとしての使用および通常の発電
機としての使用のほかに、運転状態に応じて各種の場合
にモータ状態とされ、選択された制御パターンに従って
電気装置本体30からエンジンにトルクが与えられる。
すなわち、発進時において所定時間内にエンジン回転数
が50Orpmより低い状態となった場合に、その状態
となってからの発進詩アシスト制御時間中は、バックグ
ラウンドルーチンのステップ836.37の処理とそれ
に応じた第2インタラブドルーチンのステップ889〜
S93の処理により、正のトルクがエンジンに与えられ
る。従って、発進時のクラッチミートが良好でないよう
な場合でもエンジンストールが防止される。また、走行
状態において加速操作が行なわれてからの加速アシスト
制御時間中は、バックグラウンドルーチンのステップ8
49,850の処理とそれに応じた第2インタラブドル
ーチンのステップ889〜893の処理により、電気装
置3がモータ状態となるように制御されて正のトルクが
エンジンに与えられ、加速性が高められる。また、低負
荷低回転の運転領域では、バックグラウンドルーチンの
ステップS59によるモードセットに応じたインタラブ
ドルーチンのステップ894.895およびステップ8
89〜893の処理により、エンジンに与えられるトル
クが、エンジンのトルク変動を打消す方向に作用するよ
うに、クランク角に応じて周期的に正の値と負の値とに
わたって変えられ、エンジンのトルク変動が抑制される
ところで、上記のようなトルク付与動作が行なわれてい
るときは、インバータ4aおよび昇圧チョッパ4bの各
MO3−FET40a 〜40f。
45a、45bに電流が流れ、この状態において、電流
量や冷却系統、外気温度等によっては、素子温度Tl1
lO8が異常に高くなることがある。また、トルク付与
動作による電力消費に伴ってバッテリ電圧VBが異常に
低くなることもある。これらの異常があったときに、実
行制限手段27としての処理により、次のように異常の
進行度合に応じて制御パターンの実行が制限される。
素子温度TlO3が上昇する異常に対しては、ステップ
822、ステップ843、ステップ855の各判定に応
じた処理により、発進時アシスト制御、加速アシスト制
御、トルクリップル制御の各制御につき、それぞれ設定
温度T2 、T1,73以上に素子温度Tmosが高く
なったときに、その制御パターンの実行が禁止される。
この場合、いうまでもなく設定温度はMOS−FETが
焦損する温度より低く設定しておくが、さらに、前述の
ように制御実行の優先順位を定めてそれぞれの設定温度
を異ならせていることにより、異常の増大が抑制されつ
つ、必要性の高い制御はできる限り実行される。すなわ
ち、発進時や加速時の出力は運転者によるアクセル操作
等によっても調整できるが、エンジン′トルク変動は運
転者による操作で抑制することは困難なため、発進時ア
シスト制御および加速アシスト制御よりもトルクリップ
ル制御の方が必要性が高い。このため、発進時アシスト
制御および加速アシスト制御については温度上昇抑制重
視の観点から余裕を見て比較的低い温度から実行が禁止
されるが、トルクリップル制御についてはMOS−FE
Tの焦損が生じない範囲で比較的高い温度まで実行が許
容される。
トルク付与状態とする制御パターンのすべての実行が禁
止されたときは、電気装w3が発電機状態とされ、通常
の発電機状態では昇圧チョッパ4bのMOS−FET4
5aを通して充電が行なわれる。この状態でもモータ状
態と比べれば素子温 45一 度Tmosの上昇が抑制されるが、さらに素子温度Tm
osが第4設定温度T4以上に上昇するような事態が生
じれば、ステップ818〜820の処理でバイパスライ
ン4Cを通して充電される状態に切換えられる。従って
、充電が確保されつつ、MOS−FET45aの過度の
温度上昇が確実に防止される。
また、バッテリ電圧VBが低くなる異常に対しては、ス
テップ823、ステップS44、ステップ856の各判
定に応じた処理により、発進時アシスト制御、加速アシ
スト制御、トルクリップル制御の各制御につき、それぞ
れ設定電圧V2 、 Vl、■3以下にバッテリ電圧V
Bが低下したときに制御パターンの実行が禁止され、こ
の場合もバッテリ電圧低下が進むにつれて優先順位の低
いものから禁止され、優先順位の高いトルクリップル制
御はできる限り実行される。
また当実施例では、上記のように異常の程度に応じて制
御パターンの実行を禁止するほかに、トルク付与状態と
する上記各制御につき、その実行を禁止すべき程敢にま
で異常が進行していない場合でも、補正係数Kt、KV
、KSにより、素子温度上昇傾向またはバッテリ電圧低
下傾向が進むにつれて、トルク付与状態の作動が減少さ
れることにより、異常の進行が抑制される。この場合に
、発進時アシスト制御および加速アシスト制御について
は、その制御トルクCTは減少させずに制御時間を短縮
させるようにしているので、とくにトルクアシストの要
求が高い発進または加速の初期に充分なトルクが付与さ
れつつ、これらの制御の持続に伴う異常の進行が抑制さ
れ、一方、トルクリップル制御については、制御トルク
CTを小さくすることにより、異常の進行が抑制される
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、複数の制御パターンのうちから
運転状態に応じて選択した制御パターンに従い、エンジ
ンにトルクを付与する電気駆動装置を作動させるように
したエンジンの制御装置において、異常が生じたときに
制御パターンの実行を制限し、とくに複数の制御パター
ンに優先順位= 47− を定め、異常の程度に応じて優先順位の低い制御パター
ンからその実行を制限するようにしているため、異常の
増大を抑制し、しかも、優先順位の高い制御パターンに
ついてはできる限り実行を許容してエンジン性能向上等
の要求を満足させることができる。
とくに複数の制御パターンのうちの一つにエンジンのト
ルク変動抑制用の制御パターンが含まれる場合に、この
トルク変動抑制については運転者による操作では補い難
くて制御パターン実行の要求が強いことから、この制御
パターンの優先順位を高くしておくことにより、異常に
対処しつつ、できる限りトルク変動の抑制が図られる。
また、電気駆動手段が発電機の兼用される構造である場
合に、すべての制御パターンの実行が禁止された状態と
なる特定時に通電制御手段をバイパスして電気駆動手段
とバッテリとを接続するバイパス手段を設けておけば、
すべての制御パターンの実行が禁止された時のバッテリ
への充電が確保されつつ、温度上昇等の異常が過度に進
行することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るエンジンの制御装置の全
体構造概略図、第2図は電気装置本体の構造を示す一部
切欠斜視図、第3図は電気装置における主回路部および
界磁コントローラの回路図、第4図はコン・トロールユ
ニットのブロック図、第5図乃至第7図はコントロール
ユニットにお番プる各種信号についてのタイミングチャ
ート、第8図(a)(b)乃至第10図は制御の具体例
を示すフローチャート、第11図は各種トルク付与動作
の禁止条件等を示す説明図、第12図(a)〜(C)は
トルク付与動作を制限するための補正量を示す説明図で
ある。 1・・・エンジン、3・・・電気装置、30・・・電気
装置本体く電気駆動手段)、4・・・主回路部(通電制
御回路) 、40a 〜40f、45a、45b・MO
S−FET(通電制御手段)、6・・・コントロールユ
ニット、19・・・温度センサ、25・・・制御手段、
26・・・異常検出手段、27・・・実行制限手段。 、  翼用癖膳立 宵1−!孝@だ 算)L4本蔵蔓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジンに対して正または負のトルクを付与する電
    気駆動手段と、この電気駆動手段に対する通電を制御す
    る通電制御手段と、この通電制御手段を介して上記電気
    駆動手段を制御する制御手段とを備え、上記制御手段は
    トルク付与について複数の制御パターンを有し、運転状
    態に応じて選択した制御パターンに従って上記電気駆動
    手段を作動するようになっているエンジンの制御装置に
    おいて、上記電気駆動手段に対する制御系統の異常を検
    出する異常検出手段と、上記複数の制御パターンに優先
    順位を定め、上記異常検出手段による検出に応じ、上記
    制御系統の異常が発生したときに、優先順位の低い制御
    パターンからその実行を制限して、異常の進行につれて
    優先順位の高い制御パターンの実行を制限する実行制限
    手段とを設けたことを特徴とするエンジンの制御装置。 2、複数の制御パターンのうちの一つを、エンジンのト
    ルク変動に対してこれを電気駆動装置からの付与トルク
    を変化させるトルク変動抑制用制御パターンとし、この
    制御パターンを他の制御パターンよりも高い優先順位に
    設定したことを特徴とする請求項1記載のエンジンの制
    御装置。 3、電気駆動手段は発電機に兼用される構造とし、実行
    制限手段は制御系統の異常の進行が所定以上となったと
    きにすべての制御パターンの実行を禁止するように構成
    し、一方、すべての制御パターンの実行が禁止された状
    態となる特定時に通電制御手段をバイパスして電気駆動
    手段とバッテリとを接続するバイパス手段を設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のエンジンの制御装置。
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