JP4003611B2 - 発電電動装置 - Google Patents

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JP4003611B2
JP4003611B2 JP2002313009A JP2002313009A JP4003611B2 JP 4003611 B2 JP4003611 B2 JP 4003611B2 JP 2002313009 A JP2002313009 A JP 2002313009A JP 2002313009 A JP2002313009 A JP 2002313009A JP 4003611 B2 JP4003611 B2 JP 4003611B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、占有面積を低減した制御回路を備える発電電動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるエンジンを始動する三相電動機の機能と、バッテリを充電する三相交流発電機の機能とを併せ持つ始動発電機が特開平2−266855号公報に開示されている。
【0003】
図6を参照して、特開平2−266855号公報に開示された始動発電機300は、モータ部301と、駆動部302とを備える。モータ部301は、固定子および回転子を含む。駆動部302は、モータ部301の端面301Aに設けられる。そして、駆動部302は、筒部材302Aと、パワーモジュール302Bとを含む。パワーモジュール302Bは、筒部材302Aの表面に形成される。すなわち、パワーモジュール302Bは、筒部材302Aの半径方向303に垂直な方向、およびモータ部301の回転軸301Bの長手方向304に配置される。
【0004】
そして、パワーモジュール302Bは、モータ部301に含まれるコイルに電流を流して回転子が所定のトルクを出力するようにモータ部301を駆動し、モータ部301の回転子がエンジンの回転力により回転することにより3つの固定子に誘起された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリを充電する。
【0005】
このように、パワーモジュール302Bは、モータ部301の端面301Aに設けられ、モータ部301を電動機または発電機として駆動する。
【0006】
【特許文献1】
特開平2−266855号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2002−153030号公報
【0008】
【特許文献3】
特開昭62−268370号公報
【0009】
【特許文献4】
特開平11−235051号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の始動発電機では、パワーモジュールは、回転軸を中心とした半径方向に垂直な方向および回転軸の長手方向に配置されるため、モータの駆動を制御する制御回路を小型化することが困難であるという問題があった。
【0011】
特に、エンジンに設置される発電機に、その発電機を制御する制御回路を組み込む場合にも同様な問題が発生する。
【0012】
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、占有面積を低減した制御回路を備える発電電動装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
この発明によれば、発電電動装置は、モータと、多相スイッチング素子群と、制御回路と、第1および第2の電極板とを備える。モータは、回転子と固定子とを含み、発電機および電動機として機能する。多相スイッチング素子群は、固定子に供給する電流を制御する。制御回路は、多相スイッチング素子群を制御する。第1および第2の電極板は、モータの端面に、モータの回転軸を取り囲むように略U字形状に配置される。そして、制御回路は、略U字形状の切欠部に第1および第2の電極板の面内方向と同じ方向に配置されたセラミック基板上に設けられる。
【0014】
好ましくは、制御回路は、樹脂モールドされる。
好ましくは、発電電動装置は、ツェナーダイオードをさらに備える。ツェナーダイオードは、多相スイッチング素子群をサージから保護する。そして、ツェナーダイオードは、切欠部に配置される。
【0015】
好ましくは、発電電動装置は、容量素子をさらに備える。容量素子は、直流電源からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を多相スイッチング素子に供給する。そして、容量素子は、セラミック基板と第2の電極板との間に配置される。
【0016】
好ましくは、発電電動装置は、界磁コイル制御部をさらに備える。界磁コイル制御部は、固定子と異なる界磁コイルへの通電制御を行なう。そして、界磁コイル制御部は、セラミック基板上に配置される。
【0017】
好ましくは、セラミック基板から第1および第2の電極板につながるリードフレームは、第1および第2の電極板と同じ平面内に設けられる。
【0018】
この発明による発電電動装置においては、発電機または電動機として機能するモータの駆動を制御する制御回路は、モータの端面に配置された第1および第2の電極板の面内方向と同じ方向に配置される。そして、制御回路の配置は、第1および第2の電極板の略U字形状の切欠部である。
【0019】
したがって、この発明によれば、制御回路の占有面積を低減できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0021】
図1を参照して、この発明による発電電動装置100は、ツェナーダイオード21,DT1〜DT3と、MOSトランジスタTr1〜Tr6と、電源26と、MOSドライバ27と、オルタネータ50と、カスタムIC70と、電極板81,82A〜82C,83と、基板84と、端子84A〜84Dと、配線85A〜85D,86A〜86Dとを備える。
【0022】
電極板81,82A〜82C,83および基板84は、オルタネータ50の端面に形成される。電極板81は、略U字形状を有し、オルタネータ50の回転軸50Aの周囲に設けられる。電極板82A〜82Cは、電極板81の外側に電極板81を取り囲むように設けられる。そして、電極板82A〜82Cは、所定の間隔を空けて配置される。電極板83は、回転軸50Aからの距離が電極板82A〜82Cとほぼ同じ位置に配置される。そして、電極板83の一部は、電極板82A〜82Cの下に配置される。基板84は、電極板81の略U字形状の切欠部に電極板81,82A〜82C,83の面内方向と同じ方向に配置される。
【0023】
MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5は、電極板81上に配置され、MOSトランジスタTr2およびツェナーダイオードDT1は、電極板82A上に配置され、MOSトランジスタTr4およびツェナーダイオードDT2は、電極板82B上に配置され、MOSトランジスタTr6およびツェナーダイオードDT3は、電極板82C上に配置される。
【0024】
MOSトランジスタTr1は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Aに接続される。MOSトランジスタTr2は、ドレインが電極板82Aに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT1は、一方端子が電極板82Aに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Aは、オルタネータ50のU相コイルの一方端51Aに接続される。
【0025】
MOSトランジスタTr3は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Bに接続される。MOSトランジスタTr4は、ドレインが電極板82Bに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT2は、一方端子が電極板82Bに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Bは、オルタネータ50のV相コイルの一方端52Aに接続される。
【0026】
MOSトランジスタTr5は、ドレインが電極板81に接続され、ソースが電極板82Cに接続される。MOSトランジスタTr6は、ドレインが電極板82Cに接続され、ソースが電極板83に接続される。ツェナーダイオードDT3は、一方端子が電極板82Cに接続され、他方端子が電極板83に接続される。そして、電極板82Cは、オルタネータ50のW相コイルの一方端53Aに接続される。
【0027】
したがって、MOSトランジスタTr1,Tr2は、電極板82Aを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。また、MOSトランジスタTr3,Tr4は、電極板82Bを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。さらに、MOSトランジスタTr5,Tr6は、電極板82Cを介して電極板81と電極板83との間に直列に接続される。そして、電極板82A〜82Cは、それぞれ、オルタネータ50のU相コイル、V相コイルおよびW相コイルに接続される。
【0028】
基板84は、セラミック基板からなる。そして、電源26、カスタムIC70、MOSドライバ27および端子84A〜84Dは、基板84上に配置される。そして、電源26、カスタムIC70およびMOSドライバ27は、基板84上で樹脂モールドされる。
【0029】
端子84Aは、信号M/Gを受け、その受けた信号M/Gを配線85Aを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Bは、信号RLOを受け、その受けた信号RLOを配線85Bを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Cは、信号CHGLを受け、その受けた信号CHGLを配線85Cを介してカスタムIC70へ出力する。端子84Dは、バッテリ10から出力された直流電圧を受け、その受けた直流電圧を配線85Dを介して電源26へ供給する。
【0030】
配線86A〜86Fは、基板84から電極板81,82A〜82Cへ配線する場合に、回転軸50Aと電極板81との間の空間部において回転軸50Aを取り囲む円周に沿って配置される。そして、配線86Bは、点Cで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Aまで配線される。また、配線86Dは、点Dで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Bまで配線される。さらに、配線86Fは、点Eで曲げられ、電極板81の下側を通って電極板82Cまで配線される。
【0031】
MOSドライバ27は、配線86A〜86Fを介してそれぞれMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ制御信号を出力する。
【0032】
ツェナーダイオード21は、基板84と電極板81,83との間の空間部に配置され、電極板81と電極板83との間に接続される。また、コンデンサ22は、基板84と電極板81,82C,83との間の空間部に配置され、電極板81と電極板83との間に接続される。
【0033】
なお、電極板81は、後述する正母線として機能し、その一方端は端子87に接続される。そして、電極板81は、バッテリ(図示せず)から出力された直流電圧を端子87を介して受ける。また、電極板83は、後述する負母線として機能し、接地ノードに接続される。
【0034】
図2は、図1に示すA−A線における断面から見たオルタネータ50の断面構造図である。図2を参照して、回転軸50Aにロータ55が固定され、ロータコイル54がロータ55に巻回される。固定子56,57がロータ55の外側に固定され、U相コイル51が固定子56に巻回され、V相コイル52が固定子57に巻回される。なお、図2においては、W相コイルが巻回された固定子は省略されている。
【0035】
回転軸50Aの一方端には、プーリ160が連結されており、プーリ160は、オルタネータ50が発生したトルクをベルトを介してエンジンのクランク軸または補機類へ伝達するとともに、エンジンのクランク軸からの回転力を回転軸50Aに伝達する。
【0036】
プーリ160が連結された回転軸50Aの一方端と反対側の他方端側には、電極板81,83が回転軸50Aを取り囲むように配置される。また、ブラシ58が回転軸50Aに接するように配置される。基板84が回転軸50Aの上側に設置され、コンデンサ22が基板84の手前に配置される。
【0037】
電極板81を挟んでコンデンサ22と反対側にMOSトランジスタ40が設置される。MOSトランジスタ40は、ドレインが電極板81に接続され、ソースがロータコイル54に接続される。オルタネータ50が発電するとき、その発電量は、ロータコイル54に流れるロータ電流によって決定される。したがって、MOSトランジスタ40は、オルタネータ50が指令発電量を発電するために必要なロータ電流をロータコイル54に流す。
【0038】
このように、オルタネータ50の発電量を決定するロータ電流を制御するMOSトランジスタ40は、B方向から見た場合に基板84の裏側に配置される。
【0039】
図3は、図1に示すA−A線における断面から見た電極板81,82B,82C,83等の配置を示す断面図である。図3を参照して、回転軸50Aの左側には、配線86C,86E,86Fが配置され、電極板81,82C,83は、配線86C,86E,86Fの外周側に順次配置される。そして、配線86C,86E,86Fおよび電極板81,82Cは、同一平面内に配置される。電極板83は、配線86C,86E,86Fおよび電極板81,82Cよりも下側に配置され、電極板83の一部は、電極板82Cと重なる。
【0040】
回転軸50Aの右側には、配線86Dおよび電極板81,82B,83が順次配置される。配線86Dの一部および電極板81,82Bは、同一平面内に配置される。電極板83は、配線86Dの一部および電極板81,82Bよりも下側に配置され、電極板83の一部は、電極板82Bと重なる。MOSトランジスタTr4は、電極板82B上に配置される。配線86Dは、点Dまでは回転軸50Aを取り囲むように回転軸50Aと電極板81との間に配置され(図1参照)、点Dで曲げられた後、電極板81の下側を通ってMOSトランジスタTr4のゲートに接続される。
【0041】
図4は、発電電動装置100およびバッテリ10の回路ブロック図を示す。制御回路20は、基板84と電極板81,83との間に配置されたツェナーダイオード21と、基板84と電極板81,82C,83との間に配置されたコンデンサ22と、電極板81上に配置されたMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5と、それぞれ電極板82A〜82C上に配置されたMOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6と、基板84上に配置された電源26、MOSドライバ27、カスタムIC70、MOSトランジスタ40およびダイオード41とを含む。
【0042】
MOSトランジスタTr1,Tr2は、U相アーム23を構成し、MOSトランジスタTr3,Tr4は、V相アーム24を構成し、MOSトランジスタTr5,Tr6は、W相アーム25を構成する。
【0043】
カスタムIC70は、同期整流器28および制御部29,30からなる。回転角センサー60は、オルタネータ50に内蔵される。
【0044】
オルタネータ50は、U相コイル51と、V相コイル52と、W相コイル53と、ロータコイル54とを含む。そして、U相コイル51の一方端51Aは、MOSトランジスタTr1とMOSトランジスタTr2との間のノードN1に接続される。V相コイル52の一方端52Aは、MOSトランジスタTr3とMOSトランジスタTr4との間のノードN2に接続される。W相コイル53の一方端53Aは、MOSトランジスタTr5とMOSトランジスタTr6との間のノードN3に接続される。
【0045】
フューズFU1は、バッテリ10の正極と制御回路20との間に接続される。つまり、フューズFU1は、ツェナーダイオード21よりもバッテリ10側に配置される。このように、フューズFU1をツェナーダイオード21よりもバッテリ10側に配置することにより、過電流検知が不要になり、制御回路20を小型化できる。フューズFU2は、バッテリ10の正極と電源26との間に接続される。
【0046】
ツェナーダイオード21およびコンデンサ22は、正母線L1と負母線L2との間に並列に接続される。
【0047】
U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25は、正母線L1と負母線L2との間に並列に接続される。ツェナーダイオードDT1は、ノードN1と負母線L2との間にMOSトランジスタTr2に並列に接続される。ツェナーダイオードDT2は、ノードN2と負母線L2との間にMOSトランジスタTr4に並列に接続される。ツェナーダイオードDT3は、ノードN3と負母線L2との間にMOSトランジスタTr6に並列に接続される。
【0048】
ツェナーダイオード40は、バッテリ10の正極とノードN4との間に接続される。ダイオード41は、ノードN4と接地ノードGNDとの間に接続される。
【0049】
なお、MOSトランジスタTr1〜Tr6,40に並列に接続されているダイオードは、MOSトランジスタTr1〜Tr6,40と半導体基板との間に形成される寄生ダイオードである。
【0050】
バッテリ10は、たとえば、12Vの直流電圧を出力する。ツェナーダイオード21は、正母線L1と負母線L2との間に発生したサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、所定の電圧レベル以上のサージ電圧が正母線L1と負母線L2との間に印加された場合、そのサージ電圧を吸収し、コンデンサ22およびMOSトランジスタTr1〜Tr6に印加される直流電圧を所定の電圧レベル以下にする。したがって、コンデンサ22の容量およびMOSトランジスタTr1〜Tr6のサイズを、サージ電圧を考慮して大きくしなくてもよい。その結果、コンデンサ22およびMOSトランジスタTr1〜Tr6を小型化できる。
【0051】
コンデンサ22は、入力された直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧をU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25に供給する。MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号をゲートに受け、その受けた制御信号によりオン/オフされる。そして、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、コンデンサ22から供給された直流電圧によってオルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に流れる直流電流を切換えてオルタネータ50を駆動する。また、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、バッテリ10を充電する。
【0052】
ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53が発電するとき、それぞれ、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に過電圧が印加されるのを防止する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50の発電モード時、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25の下アームを保護する。
【0053】
電源26は、バッテリ10から出力される直流電圧をフューズFU2を介して受け、その受けた直流電圧を電圧レベルが異なる2つの直流電圧としてMOSドライバ27へ供給する。より具体的には、電源26は、バッテリ10から受けた12Vの直流電圧に基づいて、たとえば、5Vの直流電圧を生成し、その生成した5Vの直流電圧と、バッテリ10から受けた12Vの直流電圧とをMOSドライバ27へ供給する。
【0054】
MOSドライバ27は、電源26から供給される5Vおよび12Vの直流電圧により駆動される。そして、MOSドライバ27は、同期整流器28からの同期信号に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成し、その生成した制御信号をMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。より具体的には、MOSドライバ27は、同期整流器28からの同期信号SYNG1〜SYNG6に基づいて、オルタネータ50の発電モードにおいてMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成し、同期整流器28からの同期信号SYNM1〜SYNM6に基づいて、オルタネータ50の駆動モードにおいてMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成する。
【0055】
同期整流器28は、制御部30から信号GSを受けると、制御部29からのタイミング信号TG1〜TG6に基づいて同期信号SYNG1〜SYNG6を生成し、その生成した同期信号SYNG1〜SYNG6をMOSドライバ27へ出力する。また、同期整流器28は、制御部30から信号MSを受けると、制御部29からのタイミング信号TM1〜TM6に基づいて同期信号SYNM1〜SYNM6を生成し、その生成した同期信号SYNM1〜SYNM6をMOSドライバ27へ出力する。
【0056】
制御部29は、回転角センサー60からの角度θ1,θ2,θ3を受け、その受けた角度θ1,θ2,θ3に基づいてオルタネータ50に含まれるロータ55の回転数MRNを検出する。
【0057】
角度θ1は、U相コイル51によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度であり、角度θ2は、V相コイル52によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度であり、角度θ3は、W相コイル53によって発生される磁力の方向とロータコイル54によって発生される磁力の方向との角度である。そして、角度θ1,θ2,θ3は、0度〜360度の範囲で周期的に変化する。したがって、制御部29は、角度θ1,θ2,θ3が所定の期間に0度〜360度の範囲で周期的に変化する回数を検出して回転数MRNを検出する。
【0058】
そして、制御部29は、角度θ1,θ2,θ3に基づいて、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に誘起される電圧Vui,Vvi,Vwiのタイミングを検出し、その検出したタイミングに基づいて、U相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に誘起された電圧Vui,Vvi,Vwiを直流電圧に変換するためにMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするタイミングを示すタイミング信号TG1〜TG6を生成する。
【0059】
また、制御部29は、角度θ1,θ2,θ3と、検出した回転数MRNとに基づいて、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるためにMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするタイミングを示すタイミング信号TM1〜TM6を生成する。
【0060】
そして、制御部29は、生成したタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を同期整流器28へ出力する。
【0061】
制御部30は、外部に設けられたエコランECU(Electrical Control Unit)(これについては後述する)から信号M/G、信号RLOおよび信号CHGLを受ける。また、制御部30は、オルタネータ50のU相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に印加される電圧Vu,Vv,Vwを受ける。
【0062】
制御部30は、信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を発電機として動作させるか駆動モータとして動作させるかを判定し、発電機として動作させるとき信号GSを生成して同期整流器28へ出力する。一方、制御部30は、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるとき、電圧Vu,Vv,Vwに基づいて、U相コイル51、V相コイル52およびW相コイル53に電流を流す通電方式を決定し、その決定した通電方式でオルタネータ50を駆動するための信号MSを生成して同期整流器28へ出力する。
【0063】
また、制御部30は、信号RLOに基づいて、オルタネータ50が指令発電量を発電するためのロータ電流を演算し、その演算したロータ電流をロータコイル54に流すための信号RCTを生成してMOSトランジスタ40のゲートへ出力する。
【0064】
さらに、制御部30は、信号CHGLに基づいて、MOSトランジスタ40の温度情報を信号化して外部へ出力する。
【0065】
MOSトランジスタ40は、制御部30からの信号RCTに基づいて、バッテリ10からロータコイル54に供給されるロータ電流を所定値に設定する。ダイオード41は、ロータオフ制御時の還流ダイオードである。
【0066】
オルタネータ50は、駆動モータまたは発電機として動作する。そして、オルタネータ50は、駆動モータとして動作する駆動モードにおいて、エンジンの始動時、制御回路20からの制御によって所定のトルクを発生し、その発生した所定のトルクによってエンジンを始動する。さらに、オルタネータ50は、エンジンの始動時以外、発生したトルクによって補機類を駆動する。
【0067】
さらに、オルタネータ50は、発電機として動作する発電モードにおいて、ロータコイル54に流れるロータ電流に応じた交流電圧を発電し、その発電した交流電圧をU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25へ供給する。
【0068】
回転角センサー60は、角度θ1,θ2,θ3を検出し、その検出した角度θ1,θ2,θ3を制御部29へ出力する。
【0069】
発電電動装置100における全体動作について説明する。制御部30は、エコランECUからの信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を発電機として動作させるか駆動モータとして動作させるかを判定し、発電機として動作させるとき信号GSを生成して同期整流器28へ出力する。また、制御部30は、エコランECUからの信号RLOに基づいて信号RCTを生成してMOSトランジスタ40のゲートへ出力する。
【0070】
そうすると、MOSトランジスタ40は、バッテリ10からロータコイル54に供給されるロータ電流を信号RCTに応じて切換える。そして、オルタネータ50のロータ55は、エンジンの回転力により回転し、オルタネータ50は、指定発電量を発電してU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25へ供給する。
【0071】
一方、制御部29は、回転角センサー60から角度θ1,θ2,θ3を受け、その受けた角度θ1,θ2,θ3に基づいて、上述した方法によってタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を生成して同期整流器28へ出力する。
【0072】
そうすると、同期整流器28は、制御部30からの信号GSに基づいて、タイミング信号TG1〜TG6に同期した同期信号SYNG1〜SYNG6を生成してMOSドライバ27へ出力する。MOSドライバ27は、同期信号SYNG1〜SYNG6に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成してMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。
【0073】
そうすると、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオン/オフされ、オルタネータ50によって発電された交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。
【0074】
この場合、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、オルタネータ50によって発電された交流電圧にサージ電圧が重畳されていても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。また、ツェナーダイオード21は、正母線L1と負母線L2との間の直流電圧にサージ電圧が重畳されていても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。
【0075】
制御部30は、信号M/Gに基づいて、オルタネータ50を駆動モータとして駆動すると判定したとき、電圧Vu,Vv,Vwに基づいて、U相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25への通電方式を決定し、その決定した通電方式によってオルタネータ50を駆動するための信号MSを生成して同期整流器28へ出力する。
【0076】
制御部29は、回転角センサー60から角度θ1,θ2,θ3を受け、その受けた角度θ1,θ2,θ3に基づいて、上述した方法によってタイミング信号TG1〜TG6,TM1〜TM6を生成して同期整流器28へ出力する。
【0077】
そうすると、同期整流器28は、制御部30からの信号MSに基づいて、タイミング信号TM1〜TM6に同期した同期信号SYNM1〜SYNM6を生成してMOSドライバ27へ出力する。MOSドライバ27は、同期信号SYNM1〜SYNM6に同期してMOSトランジスタTr1〜Tr6をオン/オフするための制御信号を生成してMOSトランジスタTr1〜Tr6のゲートへ出力する。
【0078】
そうすると、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、MOSドライバ27からの制御信号によってオン/オフされ、バッテリ10からオルタネータ50のU相アーム23、V相アーム24およびW相アーム25に供給する電流を切換えてオルタネータ50を駆動モータとして駆動する。これにより、オルタネータ50は、エンジンの始動時、エンジンのクランク軸に所定のトルクを供給する。また、オルタネータ50は、所定のトルクを補機類に供給する。
【0079】
この場合、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1〜Tr6がオン/オフされることにより正母線L1と負母線L2との間に発生したサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオード21は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。また、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5がオン/オフされてMOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6にサージ電圧が印加されても、そのサージ電圧を吸収する。つまり、ツェナーダイオードDT1〜DT3は、MOSトランジスタTr2,Tr4,Tr6に耐圧以上の電圧が印加されるのを防止する。
【0080】
上述したように、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、オルタネータ50の端面に設けられた電極板81,82A〜82C上に配置される。このような配置が可能なのは、ツェナーダイオード21,DT1〜DT3を設けることにより、MOSトランジスタTr1〜Tr6に過電圧が印加されるのを防止し、MOSトランジスタTr1〜Tr6のサイズを小さくしたからである。そして、特に、3つのMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5を1個のツェナーダイオード21によって保護するようにしたため、基板84と電極板81,83との間の空間部を利用して、3つのMOSトランジスタTr1,Tr3,Tr5を保護するツェナーダイオード21を配置することが可能になった。
【0081】
また、ツェナーダイオード21は、コンデンサ22に過電圧が印加されることも防止するため、コンデンサ22の容量を小さくできる。その結果、コンデンサ22を基板84と電極板81,82C,83との間の空間部に配置することが可能になった。
【0082】
これらの要因によって、制御回路20は、回路全体が小型化され、オルタネータ50の端面に配置され得る。つまり、制御回路20は、オルタネータ50の回転軸50Aの長手方向ではなく、回転軸50Aに垂直な平面内に配置され得る。その結果、制御回路20の占有面積を低減できる。
【0083】
図5は、発電電動装置100を備えるエンジンシステム200のブロック図を示す。図5を参照して、エンジンシステム200は、バッテリ10と、制御回路20と、オルタネータ50と、エンジン110と、トルクコンバータ120と、オートマチックトランスミッション130と、プーリ140,150,160と、電磁クラッチ140aと、ベルト170と、補機類172と、スタータ174と、電動油圧ポンプ180と、燃料噴射弁190と、電動モータ210と、スロットルバルブ220と、エコランECU230と、エンジンECU240と、VSC(Vehicle Stability Control)−ECU250とを備える。
【0084】
オルタネータ50は、エンジン110に近接して配置される。制御回路20は、上述したようにオルタネータ50の端面に配置される。
【0085】
エンジン110は、オルタネータ50またはスタータ174によって始動され、所定の出力を発生する。より具体的には、エンジン110は、エコノミーランニングシステム(「エコラン」、「アイドルストップ」、「アイドリングストップ」とも言う。)による停止後の始動時、オルタネータ50によって始動され、イグニッションキーによる始動時、スタータ174によって始動される。そして、エンジン110は、発生した出力をクランク軸110aからトルクコンバータ120またはプーリ140へ出力する。
【0086】
トルクコンバータ120は、クランク軸110aからのエンジン110の回転をオートマチックトランスミッション130に伝達する。オートマチックトランスミッション130は、自動変速制御を行ない、トルクコンバータ120からのトルクを変速制御に応じたトルクに設定して出力軸130aへ出力する。
【0087】
プーリ140は、電磁クラッチ140aを内蔵しており、電磁クラッチ140aを介してエンジン110のクランク軸110aに連結される。また、プーリ140は、ベルト170を介してプーリ150,160と連動する。
【0088】
電磁クラッチ140aは、エコランECU230からの制御によってオン/オフされ、プーリ140をクランク軸110aに連結/遮断する。ベルト170は、プーリ140,150,160を相互に連結する。プーリ150は、補機類172の回転軸に連結される。
【0089】
プーリ160は、オルタネータ50の回転軸50Aに連結され、オルタネータ50またはエンジン110のクランク軸110aによって回動される。
【0090】
補機類172は、エアコン用コンプレッサ、パワーステアリングポンプおよびエンジン冷却用ウォータポンプの1つまたは複数からなる。そして、補機類172は、オルタネータ50からの出力をプーリ160、ベルト170およびプーリ150を介して受け、その受けた出力により駆動される。
【0091】
オルタネータ50は、制御回路20により駆動される。そして、オルタネータ50は、エンジン110のクランク軸110aの回転力をプーリ140、ベルト170およびプーリ160を介して受け、その受けた回転力を電気エネルギーに変換する。つまり、オルタネータ50は、クランク軸110aの回転力により発電する。なお、オルタネータ50が発電する場合には、2つの場合がある。1つは、エンジンシステム200が搭載されたハイブリッド自動車の通常走行時にエンジン110が駆動されることによりクランク軸110aの回転力を受けて発電する場合である。もう1つは、エンジン110は駆動されないが、ハイブリッド自動車の減速時に駆動輪の回転力がクランク軸110aに伝達され、その伝達された回転力を受けて、オルタネータ50が発電する場合である。
【0092】
また、オルタネータ50は、制御回路20によって駆動され、所定の出力をプーリ160へ出力する。そして、所定の出力は、エンジン110を始動するとき、ベルト170およびプーリ140を介してエンジン110のクランク軸110aへ伝達され、補機類172を駆動するとき、ベルト170およびプーリ150を介して補機類172へ伝達される。
【0093】
バッテリ10は、上述したように、12Vの直流電圧を制御回路20へ供給する。
【0094】
制御回路20は、エコランECU230からの制御によって、上述したように、バッテリ10からの直流電圧を交流電圧に変換し、その変換した交流電圧によってオルタネータ50を駆動する。また、制御回路20は、エコランECU230からの制御によって、オルタネータ50が発電した交流電圧を直流電圧に変換し、その変換した直流電圧によってバッテリ10を充電する。
【0095】
スタータ174は、エコランECU230からの制御によってエンジン110を始動する。電動油圧ポンプ180は、オートマチックトランスミッション130に内蔵され、エンジンECU240からの制御によって、オートマチックトランスミッション130の内部に設けられた油圧制御部に対して作動油を供給する。なお、この作動油は、油圧制御部内のコントロールバルブにより、オートマチックミッション130内部のクラッチ、ブレーキおよびワンウェイクラッチの作動状態を調整し、シフト状態を必要に応じて切替える。
【0096】
エコランECU230は、電磁クラッチ140aのオン/オフの切替え、オルタネータ50および制御回路20のモード制御、スタータ174の制御およびバッテリ10の蓄電量制御を行なう。なお、オルタネータ50および制御回路20のモード制御とは、オルタネータ50が発電機として機能する発電モードと、オルタネータ50が駆動モータとして機能する駆動モードとを制御することを言う。そして、エコランECU230は、発電モードおよび駆動モードを制御するための信号M/Gを生成して制御回路20へ出力する。また、エコランECU230からバッテリ10への制御線は図示されていない。
【0097】
また、エコランECU230は、オルタネータ50に内蔵された回転角センサー60からの角度θ1,θ2,θ3に基づく回転数MRN、エコランスイッチからの運転者によるエコランシステムの起動有無、その他のデータを検出する。
【0098】
燃料噴射弁190は、エンジンECU240からの制御によって、燃料の噴射を制御する。電動モータ210は、エンジンECU240からの制御によってスロットルバルブ220の開度を制御する。スロットルバルブ220は、電動モータ210によって所定の開度に設定される。
【0099】
エンジンECU240は、エンジン冷却用ウォータポンプを除く補機類172のオン/オフ制御、電動油圧ポンプ180の駆動制御、オートマチックトランスミッション130の変速制御、燃料噴射弁190による燃料噴射制御、電動モータ210によるスロットルバルブ220の開度制御、およびその他のエンジン制御を行なう。
【0100】
また、エンジンECU240は、水温センサーからのエンジン冷却水温、アイドルスイッチからのアクセルペダルの踏み込み有無状態、アクセル開度センサーからのアクセル開度、舵角センサーからのステアリングの操舵角、車速センサーからの車速、スロットル開度センサーからのスロットル開度、シフト位置センサーからのシフト位置、エンジン回転数センサーからのエンジン回転数、エアコンスイッチからのオン/オフ操作有無、およびその他のデータを検出する。
【0101】
VSC−ECU250は、ブレーキスイッチからのブレーキペダルの踏み込み有無状態、およびその他のデータを検出する。
【0102】
エコランECU230、エンジンECU240およびVSC−ECU250は、マイクロコンピュータを中心として構成され、内部のROM(Read Only Memory)に書き込まれているプログラムに応じてCPU(Central Processing Unit)が必要な演算処理を実行し、その演算結果に基づいて各種制御を実行する。これらの演算処理結果および検出されたデータは、エコランECU2300、エンジンECU240およびVSC−ECU250間で相互にデータ通信が可能となっており、必要に応じてデータを交換して相互に連動して制御を実行することが可能である。
【0103】
エンジンシステム200の動作について説明する。エコランECU230は、自動停止処理、エンジン停止時モータ駆動処理、自動始動処理、モータ駆動発進始動処理、走行時モータ制御処理および減速時モータ制御処理を行なう。
【0104】
まず、自動停止処理について説明する。エンジンECU240は、エンジン冷却水温THW、アイドルスイッチ、バッテリ電圧、ブレーキスイッチ、および車速SPD等を受ける。そして、エンジンECU240は、アイドルスイッチからアクセルペダルの踏み込み有無を検出し、ブレーキスイッチからブレーキペダルの踏み込み有無を検出する。
【0105】
そして、自動停止処理が開始されると、エンジン冷却水温THW、アクセルペダルの踏み込み有無、バッテリ10の電圧、ブレーキペダルの踏み込み有無、および車速SPD等がエコランECU230内部のRAM(Random Access Memory)の作業領域に読み込まれる。エコランECU230は、これらのデータに基づいて自動停止条件が満たされているか否かを判定する。なお、自動停止条件は、たとえば、エンジン冷却水温THWが下限値から上限値までの間にあること、および車速SPDが0km/hであること等が全て満たされた場合に成立する。
【0106】
そして、エコランECU230は、自動停止条件が満たされていると判定したとき、エンジン停止処理を行なう。より具体的には、エコランECU230は、エンジンECU240に対して燃料カットの指示を行ない、エンジンECU240は、燃料カットの指示に応じて燃料噴射を停止するように燃料噴射弁190を制御し、スロットルバルブ220を全閉状態にする。これにより、燃料噴射弁190は、燃料噴射を停止し、エンジン110の燃焼室内での燃焼が停止してエンジン110の運転は停止する。
【0107】
次に、エンジン停止時モータ駆動処理について説明する。エンジン停止時モータ駆動処理が開始されると、エコランECU230は、電磁クラッチ140aをオンし、オルタネータ50の回転数をアイドル目標回転数に設定してオルタネータ50を駆動するように制御回路20を制御する。より具体的には、エコランECU230は、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるための信号M/Gを制御回路20へ出力する。そうすると、制御回路20は、エコランECU230からの信号M/Gに基づいて、上述した方法によって、オルタネータ50を駆動モータとして動作させ、回転数がアイドル目標回転数になるようにオルタネータ50を駆動する。これにより、オルタネータ50の回転軸50Aが回転し、プーリ160も回転する。
【0108】
プーリ160に伝達された回転力は、ベルト170およびプーリ140を介してクランク軸110aへ伝達され、クランク軸110aがアイドル目標回転数で回転する。そして、エコランECU230は、エンジン110がアイドル目標回転数で回転する状態を一定時間維持したことを確認する。
【0109】
このように、エンジン110の停止時にオルタネータ50の出力により、エンジン110をアイドル回転と同等の回転数で回転させることにより、スロットルバルブ220が全閉状態のエンジン110の気筒内圧力を十分に低下させることができる。そして、燃焼していないエンジン110の工程間の負荷トルクの差が小さくなり、回転におけるトルク変動が減少する。その結果、停止時の振動を抑制でき、エンジン110の自動停止時において運転者に違和感を与えることがない。
【0110】
その後、エコランECU230は、補機類172の駆動要求があるか否かを判定し、補機類172の駆動要求があると判定したとき、電磁クラッチ140aをオフし、オルタネータ50を駆動モードにする。そして、この場合も、上述した動作によって、オルタネータ50は、アイドル目標回転数で回転され、その回転力は、プーリ160、ベルト170およびプーリ150を介して補機類172へ伝達される。
【0111】
これにより、エアコン用コンプレッサおよびパワーステアリングポンプが駆動される。この場合、電磁クラッチ140aはオフされているので、エンジン110のクランク軸110aは回転せず、無駄な電力消費を防止して、燃費を向上させることができる。
【0112】
このように、エコランECU230は、エンジン110の停止中に、オルタネータ50を駆動して、エンジン110のクランク軸110aを回転させて振動低減処理を行ない、または補機類172を駆動する。
【0113】
次に、自動始動処理について説明する。自動始動処理が開始されると、エコランECU230は、自動停止処理時に読み込んだデータと同じデータを読み込んで自動始動条件が成立するか否かを判定する。より具体的には、エコランECU230は、自動停止条件の1つでも満足されなかった場合に自動始動条件が成立したと判定する。
【0114】
そして、エコランECU230は、自動始動条件が成立したと判定したとき、エンジン停止時モータ駆動処理を停止する。これにより、自動始動処理が終了する。
【0115】
次に、モータ駆動発進始動処理について説明する。モータ駆動発進始動処理が開始されると、エコランECU230は、エンジンECU240に対してエアコンのオンを禁止する指示を与える。そして、エンジンECU240は、エアコンがオンされていれば、エアコンの駆動を停止する。これにより、オルタネータ50に生じる負荷を軽減できる。
【0116】
そして、エコランECU230は、電磁クラッチ140aをオンし、オルタネータ50を駆動モードにする。そうすると、上述した動作と同じ動作によって、オルタネータ50の回転力は、プーリ160、ベルト170およびプーリ140を介してクランク軸110aへ伝達され、クランク軸110aは、アイドル目標回転数で回転される。
【0117】
そうすると、エコランECU230は、エンジン110の回転数がアイドル目標回転数に達したか否かを判定し、エンジン110の回転数がアイドル目標回転数に達すると、燃料噴射開始の指示をエンジンECU240に与える。そして、エンジンECU240は、燃料を噴射するように燃料噴射弁190を制御し、燃料噴射弁190は、燃料の噴射を開始する。これにより、エンジン110は、始動し、運転を開始する。
【0118】
なお、この場合、エンジン110は、アイドル目標回転数での燃料噴射となるので、迅速に始動されるとともに、早期に安定したエンジン回転に到達する。また、燃料噴射に到るまでは、オルタネータ50の出力によりエンジン110のクランク軸110aが回転されるので、オルタネータ50の出力トルクが十分に高いものであれば、非ロックアップ状態のトルクコンバータ120により生じるクリープ力により発進を開始できる。
【0119】
このように、モータ駆動発進始動処理時、オルタネータ50が駆動モードにより駆動される。
【0120】
次に、走行時モータ制御処理について説明する。走行時モータ制御処理が開始されると、エコランECU230は、モータ駆動発進始動処理によってエンジン110の始動が完了したか否かを判定し、エンジン110の始動が完了していると判定したとき、モータ駆動発進始動処理を停止する。そして、エコランECU230は、エアコンのオンを許可する指示をエンジンECU240に与える。これにより、エンジンECU240は、エアコンのスイッチがオンされていれば、エアコン用コンプレッサがプーリ150の回転に連動するように切り替えて、エアコンを駆動できる。
【0121】
その後、エコランECU230は、車両減速時か否かを判定する。ここで、車両減速時とは、たとえば、走行時にアクセルペダルが完全に戻された状態、すなわち、走行時にアイドルスイッチがオンである場合を言う。したがって、エコランECU230は、アイドルスイッチがオフされていれば、車両減速時以外と判定し、電磁クラッチ140aをオンし、オルタネータ50を発電モードに設定する。より具体的には、エコランECU230は、オルタネータ50を発電モードで動作させるための信号M/Gを制御回路20へ出力する。そして、制御回路20は、エコランECU230からの信号M/Gに応じて、上述した方法によってオルタネータ50を発電モードで駆動する。
【0122】
そうすると、エンジン110のクランク軸110aの回転力は、プーリ140、ベルト170およびプーリ160を介してオルタネータ50の回転軸に伝達される。そして、オルタネータ50は発電し、交流電圧を制御回路20へ出力する。制御回路20は、エコランECU230からの制御に従って、交流電圧を直流電圧に変換してバッテリ10を充電する。これにより、走行時モータ制御処理が終了する。
【0123】
このように、通常走行時、オルタネータ50は発電モードにより駆動され、エンジン110の回転力が電気エネルギーに変換される。
【0124】
一方、エコランECU230が車両減速時であると判定したとき、減速時モータ制御処理が行われる。最後に減速時モータ制御処理について説明する。減速時モータ制御処理が開始されると、エコランECU230は、車両減速時の燃料カットが終了したか否かを判定する。車両減速時であると判定される条件下では、エンジンECU240が実行する減速時燃料カット処理により、エンジン110の回転数が燃料噴射復帰を判定する復帰基準回転数(すなわち、アイドル目標回転数)に低下するまでは、エンジン110への燃料噴射が停止される。
【0125】
そして、エンジンの回転数が復帰基準回転数まで低下すると、トルクコンバータ120がロックアップ状態から非ロックアップ状態に切り替えられるとともに、燃料噴射を再開してエンジン回転数の落ち込みによるエンジンストールが防止される。
【0126】
車両減速時の燃料カット中であれば、エコランECU230は、電磁クラッチ140aをオンして、通常の発電電圧よりも高い発電電圧での発電にオルタネータ50を設定する。これにより、エンジン110は運転されていないが、車輪の回転によりエンジン110のクランク軸110aが回転され、このクランク軸110aの回転がプーリ140、ベルト170およびプーリ160を介してオルタネータ50に伝達される。そして、オルタネータ50は交流電圧を発電する。したがって、車両の走行エネルギーが電力として回収される。すなわち、この場合のオルタネータ50の発電モードは、回生モードに該当する。
【0127】
エンジン回転数が復帰基準回転数まで低下すると、エンジンECU240は、燃料カット処理を終了する。そして、エコランECU230は、エンジン回転数がエンジンストール基準回転数よりも小さいか否かを判定する。エンジンストール基準回転数は、復帰基準回転数よりも小さい値である。また、このエンジン回転数がエンジンストール基準回転数よりも小さいか否かの判定は、燃料噴射再開にもかかわらず、エンジン回転数が大きく低下してエンジンストールに至るおそれのある状況を判定するためである。
【0128】
エコランECU230は、エンジン回転数がエンジンストール基準回転数よりも大きいと判定したとき、オルタネータ50は停止される。一方、エコランECU230は、エンジン回転数がエンジンストール基準回転数よりも小さいと判定したとき、電磁クラッチ140aをオンし、エンジン回転数がアイドル目標回転数になるようにオルタネータ50を駆動する。
【0129】
これにより、オルタネータ50の回転力は、プーリ160、ベルト170およびプーリ140を介してクランク軸110aに伝達され、クランク軸110aが回転する。そして、エコランECU230は、エンジン回転数がアイドル目標回転数に達したと判定したとき、オルタネータ50は停止される。
【0130】
このように、減速時の燃料カット処理後に、エンジン110が燃料カットからエンジン運転に復帰することが困難となった場合には、オルタネータ50によりエンジン回転数を持ち上げることにより、エンジンストールを防止する。
【0131】
なお、エンジン冷間始動時には、エコランECU230は、運転者イグニッションスイッチの操作に応じてスタータ174を制御し、スタータ174がエンジン110の始動を行なう。また、エンジンシステム200が搭載された車両が発進した後の通常走行時、エコランECU230は、オルタネータ50を駆動モータとして動作させるための信号M/Gを制御回路20へ出力し、制御回路20は、信号M/Gに応じて、上述した動作によってオルタネータ50を駆動モータとして駆動する。そして、オルタネータ50が発生したトルクは、プーリ160、ベルト170、プーリ140、クランク軸110a、トルクコンバータ120、オートマチックトランスミッション130および出力軸130aを介して、エンジンシステム200が搭載された車両の駆動輪に伝達される。
【0132】
上述したように、エンジンシステム200においては、オルタネータ50を制御する制御回路20は、オルタネータ50の端面に設けられ、エコランECU230からの指示に従ってオルタネータ50を駆動モータまたは発電機として駆動する。
【0133】
なお、オルタネータ50は、固定子および回転子を含み、発電機または電動機として機能する「モータ」を構成する。
【0134】
また、MOSトランジスタ40は、固定子と異なる界磁コイルへの通電制御を行なう「界磁コイル制御部」を構成する。
【0135】
さらに、MOSトランジスタTr1〜Tr6は、固定子に供給する電流を制御する「多相スイッチング素子群」を構成する。
【0136】
さらに、配線86A〜86Fは、基板84(セラミック基板から成る。)から電極板81,82A〜82C,83につながる「リードフレーム」を構成する。
【0137】
この発明の実施の形態によれば、発電電動装置は、発電機または駆動モータとして機能するオルタネータのコイルに流す電流を制御する多相スイッチング素子群と、多相スイッチング素子群を制御する制御回路と、オルタネータの回転軸を取り囲むように略U字形状に配置された2つの電極板とを備え、制御回路は、略U字形状の切欠部に2つの電極板の面内方向に設置されたセラミック基板上に設けられるので、制御回路の占有面積を低減できる。その結果、発電電動装置を小型化できる。
【0138】
なお、本実施の形態においては、エコランECUとエンジンECUとを別体としていたが、それらの機能を統合して1つのエンジン制御ECUとして構成できることは言うまでもない。また、本実施の形態のトランスミッションは、AT(いわゆる自動変速機)に限らず、CVTやMTなどの公知の変速機を組合わせてもよい。
【0139】
さらに、本実施の形態においては、電磁クラッチ140aを用いて補機駆動を行なう機能を有しているが、補機駆動機能を省略し、システムを簡素化してもよい(電磁クラッチ140aを設けなくてもよくなる)。
【0140】
さらに、本実施の形態では、エコランシステムであるが、モータにて大きな駆動力を発生できるハイブリッド自動車に適用できる。オルタネータ50については、他にも周知の発電電動機(モータジェネレータとも呼ぶ)に置換えても本発明を成立できる。車両の駆動やエンジンの始動に必要なトルクを与えられるような発電電動機を適宜選定すればよいことは言うまでもない。
【0141】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による発電電動装置の平面図である。
【図2】 図1に示すA−A線における断面図である。
【図3】 図1に示すA−A線における他の断面図である。
【図4】 図1に示す発電電動装置およびバッテリの回路ブロック図である。
【図5】 図1に示す発電電動装置を備えるエンジンシステムの概略ブロック図である。
【図6】 従来の始動発電機の斜視図である。
【符号の説明】
10 バッテリ、20 制御回路、21,DT1,DT2,DT3 ツェナーダイオード、22 コンデンサ、23 U相アーム、24 V相アーム、25 W相アーム、26 電源、27 MOSドライバ、28 同期整流器、29,30 制御部、40,Tr1〜Tr6 MOSトランジスタ、41 ダイオード、50 オルタネータ、50A,301B 回転軸、51 U相コイル、51A,52A,53A 一方端、52 V相コイル、53 W相コイル、54 ロータコイル、55 ロータ、56,57 固定子、58 ブラシ、60 回転角センサー、70 カスタムIC、81,82A〜82C,83 電極板、84 基板、84A〜84D 端子、85A〜85D,86A〜86F 配線、100 発電電動装置、110 エンジン、110a クランク軸、120 トルクコンバータ、130 オートマチックトランスミッション、130a 出力軸、140,150,160 プーリ、170 ベルト、172 補機類、174 スタータ、180 電動油圧ポンプ、190 燃料噴射弁、200 エンジンシステム、210 電動モータ、220 スロットルバルブ、230 エコランECU、240 エンジンECU、250 VSC−ECU、300 始動発電機、301 モータ部、301A 端面、302 駆動部、302A 筒部材、302Bパワーモジュール、303 半径方向、304 長手方向、FU1,FU2 フューズ、L1 正母線、L2 負母線。

Claims (9)

  1. 回転子と固定子とを含み、発電機および電動機として機能するモータと、
    前記モータの端面に、前記モータの回転軸を取り囲むように略U字形状に配置された第1および第2の電極板と、
    前記固定子に供給する電流を制御する多相スイッチング素子群と、
    前記多相スイッチング素子群を駆動制御する駆動制御回路とを備え、
    前記駆動制御回路は、前記略U字形状の切欠部に前記第1および第2の電極板の面内方向と同じ方向に配置されたセラミック基板上に設けられる、発電電動装置。
  2. 前記駆動制御回路は、樹脂モールドされる、請求項1に記載の発電電動装置。
  3. 前記多相スイッチング素子群をサージから保護するツェナーダイオードをさらに備え、
    前記ツェナーダイオードは、前記切欠部に配置される、請求項1または請求項2に記載の発電電動装置。
  4. 直流電源からの直流電圧を平滑化し、その平滑化した直流電圧を前記多相スイッチング素子に供給する容量素子をさらに備え、
    前記容量素子は、前記セラミック基板と前記第2の電極板との間に配置される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発電電動装置。
  5. 前記固定子と異なる界磁コイルへの通電制御を行なう界磁コイル制御部をさらに備え、
    前記界磁コイル制御部は、前記セラミック基板上に配置される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発電電動装置。
  6. 前記セラミック基板から前記第1および第2の電極板につながるリードフレームは、前記モータ端面上において前記第1および第2の電極板とともに層構造を形成する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の発電電動装置。
  7. 前記第1および第2の電極板は、前記モータの回転軸にプーリが連結された側のモータ端面と反対側のモータ端面に配置される、請求項1に記載の発電電動装置。
  8. 前記界磁コイル制御部は、前記セラミック基板の前記モータとの対向面上に配置される、請求項5に記載の発電電動装置。
  9. 前記リードフレームの一部は、前記モータの回転軸と前記第1の電極板との間に配置され、かつ、前記第1の電極板と同じ平面内に設けられる、請求項6に記載の発電電動装置。
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