JPH02304723A - 光学ヘッド用アクチュエータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体レーザ等の光源から出射される光ビーム
を情報記録媒体上に集光し情報を記録再生する光学式記
録再生装置などに用いられる光学ヘッド用アクチュエー
タに関するものである。

従来の技術 従来におけるこの種の光学ヘッド用アクチュエータは第
３図、第４図に示すように構成されていた。すなわち、
光学式記録再生装置の光源部と情報記録媒体との間に固
定される磁性金属板よりなるベース１には、光源の光ビ
ームを通す透孔２を設けるとともに、この透孔２に近接
した位置に支軸３を固着する取付孔４が設けられ、この
取付孔４を介して透孔２と対向する側にはゴムバネ５が
取付けられ、これらは−直線上に配列されており、この
−直線上と直交する線側には円弧状に突出した円弧状の
マグネット６ａ、６ｂを保持するマグネット保持片７ａ
、７ｂが相対向するように設けられ、このそれぞれのマ
グネット保持片？ａ。

７ｂの外側には円弧状の磁路片８ａ、８ｂが一定の間隔
をもって設けられている。上記支軸３には回転および上
下摺動可能な軸受９が組込まれ、この軸受９には対物レ
ンズ保持体１０がはめこまれて固着されている。この対
物レンズ保持体１０の一端のベース１の透孔２に対応す
る位置には対物レンズ１１が組込まれ、他端には下端に
ゴムバネ５と結合される保持ビン１２をもったバランサ
ー１３が組込まれている。この対物レンズ保持体１０の
周囲にはリング状に形成されたフォーカシング制御用コ
イル１４とその外周に結合した円弧状の４つのトラッキ
ング制御用コイル１５が結合され、この両コイルはマグ
ネット６ａ、６ｂと磁路片８ａ、８ｂ間の空隙に配置さ
れることになる。

そして、全体にはカバー１６が被せられ、対物レンズ１
１．軸受９．バランサー１３に対応する位置には逃げ窓
１７．１８が形成されている。

このような構成で、情報記録媒体面に対する光ビームの
焦点すれと、情報記録媒体面のトラック溝に対する光ビ
ームのトラック溝のずれを検知し、その検知信号によっ
てフォーカシング制御用コイル１４、トラッキング制御
用コイル１５に電流を印加して、マグネット６ａ、６ｂ
と磁路片８ａ。

８ｂによって常に磁界の形成される磁束を利用して対物
レンズ保持体１０を上下動させたり、少し回転させて対
物レンズ１１の位置を制御している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構成では、支軸３の軸線に対する対
物レンズ１１の光軸の傾きのばらつきが組立て時のばら
つきによって太き（なり、さらに対物レンズ１１と対物
レンズ保持体１０が接着により結合されているため高温
高湿等の環境下でさらに対物レンズ１１の光軸の傾きが
大きくなり、この結果、光学的検出感度などが劣化し、
接着剤の耐熱性が低いためアクチュエータに多く電流を
流すことができず、駆動応答性の点でも劣るといった問
題があった。

本発明は以上のような従来の欠点を除去し、光学的検出
感度に優れ、駆動応答性に優れた光学ヘッド用アクチュ
エータを提供しようとするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明は、対物レンズ保持体
と一体に対物レンズを構成し、この対物レンズ保持体は
対物レンズを除く部分を着色するかまたは覆いを設けで
ある。

作用 上記構成とすることにより、支軸の軸線に対する対物レ
ンズの光軸の傾きや傾きのばらつきを著しく小さくでき
、光学的検出感度のばらつきや劣化が抑制でき信頼性に
富んだものとすることができる。

実施例 以下、本発明の実施例を添付の図面第１図、第２図を用
いて説明する。

第１図、第２図において、２０は磁性金属によって構成
されるベースで、このベース２０上には円形の凹部２１
が形成され、この凹部２１内の一部に光源の光ビームを
通すための光ビーム用透孔２２が設けられ、上記凹部２
１の中心には支軸２３を、固着する取付孔２４が設けら
れ、この取付孔２４を介して光ビーム用透孔２２と対向
する側の凹部２１内にはゴムバネ２５が取付けられてい
る。また、この凹部２１内で光ビーム用透孔２２′やゴ
ムバネ２５の設けられない相対向する位置に円弧状のマ
グネット保持片２６ａ、２６ｂが上方に突出するように
設けられ、このマグネット保持片２６ａ、２６ｂの外周
の凹部２１の外側に同じく円弧状の磁路片２７ａ、２７
ｂが形成されている。

このようなベース２０の取付孔２４には支軸２３が固着
され、この支軸２３には、支軸２３に対して回動可能で
上下動可能な軸受２８が組込まれている。この軸受２８
には一端部に対物レンズ２つを一体に形成し、他端にバ
ランサー３０を組込んだ合成樹脂やガラスからなる対物
レンズ以外の部を着色または覆いを設けた略方形状の対
物レンズ保持体３１の中央部が結合されている。この対
物レンズ保持体３１の対物レンズ２９は先ビーム用透孔
２２と対応する位置に、バランサー３０はゴムバネ２５
と対応するように対物レンズ保持体３１に組込まれ、上
記バランサー３０の下端に設けた保持ピン３２は上記ゴ
ムバネ２５に結合されている。この保持ビン３２とゴム
バネ２５の結合により、対物レンズ保持体３１が回転お
よび上下動しても、常に所定の位置に戻ることになる。

また、上記マグネット保持片２６ａ、２６ｂの外周面に
は円弧状に形成されたマグネット３３ａ。

３３ｂが固着され、このマグネット３３ａ、３３ｂの外
周面と磁路片２７ａ、２７ｂとの間には空隙が形成され
ている。

上記対物レンズ保持体３１の外周にはリング状に巻回さ
れたフォーカシング制御用コイル３４が固着され、この
フォーカシング制御用コイル３４の外周には円弧状の４
つのコイルが連結されて形成されたトラッキング制御用
コイル３５が所定の間隔をもって結合されている。この
両コイル３４゜３５は上記マグネット３３ａ、３３ｂと
磁路片２７ａ、２７ｂとの間に形成された空隙にはまり
こむことになる。

そして、これら全体にはカバー３６が被せられ、このカ
バー３６め上面には対物レンズ２９と軸受２８に対応す
る位置と、バランサー３０に対応する位置に窓孔３７．
３８が形成されており、この窓孔３７は対物レンズ２９
を通過した光ビームを通過させるとともに、対物レンズ
保持体３１が上動するときに共に上動する軸受２８が当
って動きを規制しないための逃げとしての働きをし、窓
孔３８は対物レンズ保持体３１が上動したときにバラン
サー３０が当って規制されないようにする逃げのための
ものである。

このような構成で、光源から光ビームを発光させ、対物
レンズ２９を通して情報記録媒体に照射させ、その光ビ
ームの焦点すれと、情報記録媒体面のトラックに対する
光ビームのトラックずれを検知し、その検知信号をフォ
ーカシング制御用コイル３４とトラッキング制御用コイ
ル３５に印加してマグネット３３ａ、３３ｂと磁路片２
７ａ。

２７ｂとによって形成されている磁気回路の磁束を利用
してこれらのコイル３４．３５を外周に固着した対物レ
ンズ保持体３１を回転あるいは上下動させて情報記録媒
体のトラック溝の面ぶれ、偏心に対物レンズ２つ−を追
従させている。

この場合、対物レンズ２９が対物レンズ保持体３１と一
体に形成されているため、支軸２４の軸線に対する傾き
は著しく少なくすることができ、しかも接着剤などを用
いて対物レンズ２９を固定することもないため耐熱性の
点で問題になることもなくなり、光学的検出感度や駆動
応答性の劣化もなくなる。また上記構成以外の対物レン
ズ保持体の支持方式である４ワイヤ支持方式、板バネ支
持方式等を用いた光学ヘッド用アクチュエータにおいて
も適用できる。

発明の効果 以上のように本発明は、対物レンズを対物レンズ保持体
と一体に設けたため組立て工数の削減が図れるとともに
組立て時の傾きなどもな（なり、支軸に対する対物レン
ズの傾きはほとんどなくなって光学的検出感度の優れた
ものとでき、しかも対物レンズが対物レンズ保持体と一
体のため、その結合に接着剤を用いる必要がないため、
耐熱性に弱くなることもなく、駆動制御に多（の電流を
流してもよく駆動応答性の優れたものとすることができ
るなどの利点を有し、工業的価値の大なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光学ヘッド用アクチュエータの一実施
例を示す分解斜視図、第２図は同断面図、第３図は従来
の光学ヘッド用アクチュエータの分解斜視図−１第４図
は同斜視図である。 ２０・・・・・・ベース、２１・・・・・・凹部、２２
・・・・・・光ビーム用透孔、２３・・・・・・支軸、
２５・・・・・・ゴムバネ、２６ａ、２６ｂ・・・・・
・マグネット保持片、２７ａ。 ２７ｂ・・・・・・磁路片、２８・・・・・・軸受、２
９・・・・・・対物レンズ、３０・・・・・・バランサ
７−１３１・・・・・・対物レンズ保持体、３３ａ、３
３ｂ・・・・・・マグネット、３４・・・・・・フォー
カシング制御用コイル、３５・・・・・・トラッキング
制御用コイル。 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はが１名第１図 第２図 ？３ 第３図 嘉４図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）光学系の光軸と垂直な方向及び平行な方向に移動
   可能な対物レンズと同一材料で一体に形成した対物レン
   ズ保持体を有し、前記対物レンズ保持体を駆動する制御
   用コイルを有する光学ヘッド用アクチュエータ。
2. （２）対物レンズ保持体は前記対物レンズを除く部分を
   着色するかまたは覆いを設けた請求項１記載の光学ヘッ
   ド用アクチュエータ。