JPH03165331A - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は半導体レーザ等の光源から出射される光ビーム
を情報記録媒体上に集光し情報を記録再生する光学式記
録再生装置などに用いられる対物レンズアクチニエータ
に関するものである。

従来の技術− 従来におけるこの種の対物レンズアクチュエータは第４
図、第５図に示すように構成されていた。すなわち、光
学式記録再生装置の光源部と情報記録媒体との間に固定
される磁性金属板よりなるベース１には、光源の光ビー
ムを通す透孔２を設けるとともに、この透孔２に近接し
た位置に支軸３を固着する取付孔４が設けられ、この取
付孔４に対して透孔２と対向する側にはゴム状のバネ５
が取付けられ、透孔２．取付孔４．ゴム状のバネ５のな
す直線と直交する直線上には円弧状に突出した円弧状の
マグネット６ａ、６ｂを保持するマグネット保持片７ａ
、７ｂが相対向するように設けられ、このそれぞれのマ
グネット保持片７ａ７ｂの外側には円弧状の磁路片８ａ
、８ｂが一定の間隔をもって設けられている。前記支軸
３には回転および上下摺動可能な軸受９が組込まれ、こ
の軸受９には対物レンズ保持体１０がはめこまれて固着
されている。この対物レンズ保持体１０において、ベー
ス１の透孔２に対応する位置に設けられた光ビーム入射
孔１９に対物レンズ１１が組込まれる。一方レンズ保持
体１０においてゴムバネ５と結合される保持ピン１２を
有したバランサー１３が組込まれている。この対物レン
ズ保持体１０の周囲には、リング状に形成されたフォー
カシング制御用コイル１４とその外周に結合した円弧状
の４つのトラッキング制御用コイル１５が結合され、こ
の両コイルはマグネット６ａ、６ｂと磁路片８ａ、８ｂ
間の空隙に配置されることになる。そして、全体にはカ
バー１６が被せられ、対物レンズ１１．軸受９．バラン
サー１３に対応する位置には逃げ窓１７．１８が形成さ
れている。

このような構成で、情報記録媒体面に対する光ビームの
焦点すれと、情報記録媒体面のトラック溝に対する光ビ
ームのトラック溝ずれを検知し、その検知信号によって
フォーカシング制御用コイル１４　トラッキング制御用
コイル１５に電流を印加して、マグネット６ａ、６ｂと
磁路片８ａ。

８ｂによって常に磁界の形成される磁束を利用して対物
レンズ保持体１０を上下動させるとともに回転させ対物
レンズ１１の位置を制御している。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記構成では、対物レンズ１１と対物レ
ンズ保持体１０は接着剤によって固着されているため、
対物レンズ１１．対物レンズ保持体１０、軸受９．フォ
ーカシング制御用コイル１４゜トラッキング制御用コイ
ル１５．バランサー１３によって構成される可動部の持
つフォーカシング方向、トラッキング方向の高次共振周
波数での共振ピーク値が高く、その結果対物レンズで集
光した光ビームスポットを情報記録媒体の面振れ、偏心
に追従させる性能であるサーボ性能の安定性が悪いとい
う問題点があった。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するため本発明は、対物レンズを保持す
る対物レンズ保持体と、この対物レンズ保持体を光学系
の光軸と垂直な方向及び平行な方向に駆動する制御用コ
イルとを有し、前記対物レンズ保持体と制御用フィルと
の間にアクリレート樹脂材を挟持したことを特徴とする
ものである。

作用 上記構成により前記可動部の減衰比を高くするコトがで
き、可動部の持つフォーカンング方向トラッキング方向
の高次共振周波数での共振ピーク値を低く抑えることが
できる。

その結果として、対物レンズによって集光された光ビー
ムスポットを情報記録媒体の面振れ、偏心に追従させる
性能を示すサーボ性能の安定性を高めることができる。

実施例 以下、本発明の対物レンズアクチュエータの一実施例を
添付の第１図、第２図にもとづいて説明する。

第１図、第２図において、２０は磁性金属によって構成
されるベースで、このベース２０上には円形の凹部２１
が形成され、この凹部２１内の一部に光源からの光ビー
ムを通すための光ビーム用透孔２２が設けられている。

前記凹部２１の中心には支軸２３を固着する取付孔２４
が設けられ、この取付孔２４に対して光ビーム用透光２
２と対向する側の凹部２１内にはゴムバネ２５が取付け
られている。また、この凹部２１内で光ビーム用透孔２
２の中心と支軸２３の中心とを結ぶ線をはさんで相対向
する位置に円弧状のマグネット保持片２６ａ、２６ｂが
上方に突出するように設けられ、このマグネット保持片
２６ａ、２６ｂの外周の凹部２１の外側に同じ（円弧状
の磁路片２７ａ。

２７ｂが形成されている。

このようなベース２０の取付孔２４には支軸２３が固着
され、この支軸２３には、支軸２３の軸線に対して回動
可能で上下動可能な軸受２８が組込まれている。この軸
受２８には、略方形状の対物レンズ保持体３１の中央部
が結合されている。この対物レンズ保持体３１に設けら
れた光ビーム入射孔３９上部に対物レンズ２９を組込ん
でいる。

この対物レンズ２９は光ビーム用透孔２２と対応する位
置に、バランサー３０はゴム状のバネ２５と対応する位
置に対物レンズ保持体３１に組込まれ、上記バランサー
３０の下端に設けた保持ビン３２は上記ゴム状のバネ２
５に結合されている。

この保持ピン３２とゴム状のバネ２５の結合により、対
物レンズ保持体３１か回転および上下動しても常に所定
の位置に戻ることになる。

また上記マグネット保持片２６ａ、２６ｂの外周面には
円弧状に形成されたマグネット３３ａ。

３３ｂが固着され、このマグネット３３ａ、３３ｂの外
周面と磁路片２７ａ、２７ｂとの間には空隙が形成され
ている。

上記対物レンズ保持体３１の外周にはリング状に巻回さ
れたフォーカシング制御用コイル３４がアクリレート樹
脂材４０を介して固着され、このフォーカシング制御用
コイル３４の外周には円弧状に４つのコイルが連結され
形成されたトラッキング制御用コイル３５が所定の間隔
をもって結合されている。この両コイル３４．３５は上
記マクネット３３ａ、３３ｂと磁路片２７ａ、２７ｂと
の間に形成される磁界中に置かれる。

そして、これら全体にはカバー３６が被せられ、このカ
バー３６の上面には対物レンズ２９と軸受２８に対応す
る位置とバランサー３０に対応する位置に窓孔３７，３
８が形成されており、この窓孔３７は対物レンズ２９を
通過した光ビームを通過させるとともに対物レンズ保持
体３１が上動する際に共に上動する軸受２８が当たって
動きを規制しないための逃げとしての働きをし、窓孔３
８は対物レンズ保持体３１が上動したときにバランサー
３０が当たって規制されないようにする逃げのためのも
のである。

以上のような構成で、光源から光ビームを発光させ、対
物レンズ２９を通して情報記録媒体面上に光ビームを集
光させ、その光ビームスポットの焦点すれと記録情報媒
体面上のトラック溝に対するトラック溝ずれを検知し、
その検知量に応じた電流をフォーカシング制御用コイル
３４とトラッキング制御用コイル３５に印加してマグネ
ット３３ａ。

３３１Ｊと磁路片２７ａ、２７ｂとによって形成される
磁気回路の磁束を利用して、これらの両コイル３４．３
５を外周に固着した対物レンズ保持体３１を支軸２３の
軸線に対して回転または上下動さ姐てフォーカス方向、
１−ランキング方向に対物レンズを追従させている。

この場合、フォーカシング制御用コイル３４と対物レン
ズ保持体３１の間にアクリレート樹脂材４０を設けてい
るため、対物レンズ２９．対物レンズ保持体３１．軸受
２８．アクリレート樹脂材４０、　　フォーカシング制
御用コイル３４　トラッキング制御用コイル３５．バラ
ンサー３ｏで構成される可動部の減衰比を高くすること
ができ、可動部の持つフォーカンング方向、トランキン
グ方向の高次共振周波数での共振ピーク値が高くなるこ
ともなく、サーボの安定性の低下を招くこともない。

第３図は本発明の対物レンズアクチュエータの他の実施
例の断面図であり、従来例と同一部分は同一番号を付与
し、説明は省略して説明する。

同図において４１は対物レンズ保持体１０とこの対物レ
ンズ保持体１０の底部に設けたアルミナセラミックでで
きた保持板４２に挟持されたアクリレート樹脂材である
。

従来、可動体の主幹をなす部分が対物レンズ保持体−層
であったが、この場合、アクリレート樹脂材４１を対物
レンズ保持体１０と保持板４２によって挟持した三層構
造とすることにより、対物レンズ１１．対物レンズ保持
体１０．軸受９゜フォーカシング制御用コイル１４．ト
ラッキング制御　用コイル１５．バランサー１３．アク
リレート樹脂材４１．保持板４２で構成される可動部の
減衰比を高くすることができ、可動部の持つフォーカシ
ング方向、トラッキング方向の高次共振周波数での共振
ピーク値が高くなることもなく、シかも可動部のもつ高
次共振周波数を向上させ、帯域を広げることができ、サ
ーボの安定性の低下を招くことのないものである。

また上記構成以外の対物レンズ保持体の支持方式である
４ワイヤー支持方式、板バネ支持方式等ヲ用いた光学ヘ
ッド用アクチュエータにおいても適用できる。

発明の効果 以上のように本発明は、対物レンズと対物レンズ保持体
の間に振動を抑制するアクリレート樹脂材を設けたため
、前記可動部の減衰比を高めることができ、可動部の持
つフォーカシング方向　トラッキング方向の高次共振周
波数での共振ピーク値を低く抑えることができる。

その結果として、対物レンズによって集光されたビーム
スポットを情報記録媒体の面振れ、偏心に追従させる性
能を示すサーボ性能の安定性を高めることができ、しか
も外部からの振動等の外乱に対しても追従性能を損なわ
ない耐振性能に優れた対物レンズアクチュエータを提供
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の対物レンズアクチュエータの一実施例
を示す分解斜視図、第２図は同断面図、第３図は本発明
の対物レンズアクチュエータの他の実施例の断面図、第
４図は従来の光学ヘッド用アクチュエータの分解斜視図
、第５図は同斜視図である。 ２０・・・・・・ベース、２１・・・・・・凹部、２２
・・・・・・光ビーム用透孔、２３・・・・・・支軸、
２５・・・・・・ゴム状のバネ、２６ａ、２６ｂ・・・
・・・マグネット保持片、２７ａ。 ２７ｂ・・・・・・磁路片、２８・・・・・・軸受、２
９・・・・・・対物レンズ、３０・・・・・・バランサ
ー　３１・・・・・・対物レンズ保持体、３３ａ、３３
ｂ・・・・・・マグネット、３４・・・・・・フォーカ
シング制御用コイル、３５・・・・・・トラッキング制
御用コイル、３９・・・・・・光ビーム入射孔、４０・
・・・・・アクリレート樹脂材。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）対物レンズを保持する対物レンズ保持体と、この
   対物レンズ保持体を光学系の光軸と垂直な方向及び平行
   な方向に駆動する制御用コイルとを有し、前記対物レン
   ズ保持体と制御用コイルの間にアクリレート樹脂材を挾
   持したことを特徴とする対物レンズアクチュエータ。
2. （２）対物レンズを保持する対物レンズ保持体と、この
   対物レンズ保持体を光学系の光軸と垂直な方向及び平行
   な方向に駆動する制御用コイルとを有し、前記対物レン
   ズ保持体と、この対物レンズ保持体の底面に設けた保持
   材と、上記対物レンズ保持体と上記保持材に挟持された
   アクリレート樹脂材よりなる対物レンズアクチュエータ
   。