JPH0230448A - 電磁チャック用消磁装置 - Google Patents

電磁チャック用消磁装置

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JPH0230448A
JPH0230448A JP18130788A JP18130788A JPH0230448A JP H0230448 A JPH0230448 A JP H0230448A JP 18130788 A JP18130788 A JP 18130788A JP 18130788 A JP18130788 A JP 18130788A JP H0230448 A JPH0230448 A JP H0230448A
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Naoharu Ikehara
池原 尚治
Kan Fukushima
福島 貫
Hiroshi Iwasaki
弘 岩崎
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FUJI JIKOU KK
JTEKT Column Systems Corp
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FUJI JIKOU KK
Fuji Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はワーク等を保持するだめの電磁チャッりに用い
られる消磁装置に関するものである。
(従来の技術) 電磁チャックは、電磁力を利用してワークを保持し、ワ
ークに傷を付けずにすむというメリットかあるため、機
械加工を行う際に広く用いられる。
しかし、反面、ワークか磁化されてしまうため、ワーク
に残留磁気が生ずるというデメリットがある。この残留
磁気は、チャックからの円滑な取外し作業を困難にし、
また、その後の工程に悪影響を及ぼすので、機械加工終
了時にはワークに対して消磁を行う必要かある。そして
、この消磁は、ワークを保持した状態のチャックに対し
、減衰交番磁界を印加することにより行なわれる。
このような減衰交番磁界をチャックに発生させる方式の
ひとつとして、いわゆる電圧制御方式と呼ばれるものか
ある。すなわち、第10図(a)の波形図に示すように
、一定時間たとえばT秒毎に、チャックの励磁コイルに
印加される電圧の極性を反転させ、しかも、その電圧値
を反転毎に小さくして、減衰交番磁界を発生させるため
の電流を得ようとするものである。なお、図中tは極性
反転時のサージ電圧を抑制したり回路中のトランジスタ
の動作遅れに起因するショート電流を防止するためのオ
フ時間である。
ところが、このような電圧制御方式にあっては、入力電
圧を減少させる方式であるため、電圧が低い場合電流の
立上り時間か遅くなり、常に同じ励磁時間を必要とする
。そして、その分だけ消磁時間が増大する結果となって
いる。
ここで、例えばT=1〜2秒、反転回数nを10〜20
回とすると、消磁時間は10〜40秒となり、最大消磁
時間は約40秒の大きな値となる。連続する機械加工工
程の途中に、このように長い消磁のための時間を要する
ことは生産効率の向」二を阻害する大きな要因となる。
つまり、電圧制御方式は、消磁時間を適当に設定すれば
、ワクの保持状態及びチャックの容量の如何にかかわら
ず安定した消磁性能を発揮できるという長所を有する反
面、消磁時間を一定以上短縮することか難しいという欠
点を有している。
そこで、近時は上記の電圧制御方式に代わり、時間制御
方式と呼ばれる消磁方式か多く行なわれる傾向かある。
これは、電流1、電圧V1励磁コイルの抵抗Rの間に近
似的に、 ■ α t i=−(]−e) の関係かあることから、電圧■の値を一定にした状態で
、電圧の極性か反転する毎に、その電圧印力旧1方間を
短くしていこうとするものである。なお、」二記関係式
において、αは時定数であり、α−L/R(L・励磁コ
イルのインダクタンス)で示されるものである。通常、
このαの値は、0.1〜1秒程度のものである。
第10図(b)は、このような時間制御方式により得ら
れる電流の特性図である。励磁コイルに対する電圧印加
時間T  ・・・、T4.・が漸次類1 ″ くなっているため、電流の値も徐々に小さくなっている
ことかわかる。
(発明か解決しようとする課題) 上述した消磁装置の動作により、一定時間内にワークの
消磁を終えることができ、第10図(b)に示すような
特性を得ることができる。
しかし、このような時間制御方式の消磁の場合、消磁時
間の短縮を図ることは可能になったものの、時定数のバ
ラツキに起因して、消磁性能か大きく変化してしまうと
いう別の問題がある。
例えば、第10図(b)において、3回目の反転(T3
)では、時定数が小のとき、適度のとき、大のときのそ
れぞれの電流はia、ib、ioとなり、大きな差を有
するものとなっている。そして、時定数のバラツキは、
チャックがワークが小さい状態とワークが大きい状態と
では、数倍以上になることもあるため、電流の差は一層
大きなものとなる場合がある。
そのため、機械加工終了時のワークの消磁作業を完全に
行うことができず、チャックからのワクの円滑な取外し
を阻害するおそれ、あるいは、残留磁気か後工程に悪影
響を与えるおそれがあったのである。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであり、その目
的は、消磁を行う場合に、時定数のバラツキにかかわら
す、常に安定した消磁性能を発揮することか可能な電磁
チャック用消磁装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するため、チャックに供給さ
れる電流の電流値を検出する電流検出回路と、極性のそ
れぞれの反転毎に供給されるべき電流について次第に小
さくなる設定値信号を出力する電流設定回路と、この検
出による検出信号と設定値信号とか一致したときに、極
性が反転されるようスイッチング回路の制御を行う極性
反転回路とを備え、スイッチング回路を介して電磁チャ
ックに通電を行うような構成としである。
(作 用) 上記構成において、ワークの消磁を行うときは、電流設
定値回路が、極性のそれぞれの反転毎j′″供給される
べき電流について次第に小さくなる設定値信号を出力す
る。そして、チャックに実際に供給されている電流を電
流検出回路が検出し、その検出値のレベルと設定値のレ
ベルとが等しくなった時点で極性反転回路が働き、極性
か反転されるようにスイッチング回路を制御する。
したがって、たとえ時定数がバラついていたとしても、
検出値と設定値とが一致するまでは極性か反転すること
はなく、極性のそれぞれの反転毎について一定した電流
を得ることができる。換言すれば、時定数の変動分に対
応してそれぞれの反転毎の励磁時間を自動的に調整し、
これにより安定した消磁性能を発揮し得るようになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を第1図乃至第6図に基づき説明
する。
第1図は本発明に係る消磁装置における主回路の一例を
示す回路構成図である。この図において、la、lbは
入力端子、2は入力端子la、lbからの支流入力を直
流に変換する整流回路、3は整流回路2からの直流をス
イッチング動作により任意の平均値の出力として出力す
るスイッチング回路、4a、4bはスイッチング回路3
の出力を取出す出力端子、5は出力端子4a、4bから
の出力か与えられるチャック、6はスイッチング回路3
におけるトランジスタTrl’  Tr2’  Tr3
およびTr4をオンオフ制御する制御回路、7はザーシ
吸収回路、8は電流検出用抵抗RDを含む電流検出回路
である。
入力端子1a、、lbに供給される交流電力は、ダイオ
ードDJ、D2.D3.D4をブリッジに接続した整流
回路2に与えられ、ここで全波整流されてザーシ吸収回
路に与えられる。さらに、直流電力はnpn トランジ
スタ(以下「トランジスタ」という)Trl’  Tr
2’  Tr3’  Tr4をブリッジ接続したスイッ
チング回路3に与えられる。これらトランジスタTrl
’  Tr2’ Tr3’  Tr4にはそれぞれ逆並
列にダイオードD5.D6.D7.D8か接続され、ト
ランジスタTrlのコレクタ端子及びトランジスタTr
2のエミッタ端子は出力端子4a4bに接続される。出
力端子4a、4bにはチャック5か接続される。交流電
力は制御回路6にも与えられ、制御回路6は抵抗RDの
両端の電位差によってチャック通電電流を検出し、また
外部入力で指定された動作モードに従ってトランジスタ
Trl〜Tr4をドライブするようになっている。
上記のように構成される消磁装置の動作を説明すると、
まず、正励磁の状態ではトランジスタTT  か時間T
1だけONL、電流はトランri’    r4 ジスタTrlから出力端子4a、チャック5及び出力端
子4bを介してトランジスタTr4に流れる。
励磁を止めるときは、トランジスタTrl・Tr2をオ
フし次の逆励磁に備える。
逆励磁の状態では、トランジスタTr2’ Tr3につ
いて上記と同様の動作をさせる。そして、以後の正励磁
及び逆励磁において、トランジスタTrl’Tr4及び
トランジスタTr2’  Tr3のON時間T2゜T3
.T4.・・・が漸次短くなるように制御回路6によっ
て制御される。
チャック5の励磁コイルに供給される電流は、正励磁、
逆励磁いずれの場合においても抵抗RDを同一方向に流
れるため、この抵抗RDにおける電圧降下分が消磁のた
めの電流として検出されることになる。そして、抵抗R
Dにおける電圧降下分ずなイつぢel、e2間の電圧は
、制御回路6に送られる。
第2図はその制御回路の構成を示す回路図である。この
図及び第1図を参照しつつ、チャック5を流れる電流の
極性の反転動作につき説明する。
まず、当初はスイッチング回路3内のトランジスタTr
2’ ” r3のみかオンの状態となってチャック5か
ワークを保持しているものとする。そして、この状態で
機械加工が終了し、ワークの消磁を行うべく、作業員が
図示を省略しである消磁ボタンを押す。
すると、モード信号発生回路9からドライバ回路10に
出力信号か発せられ(極性反転回路15等に発してもよ
い)、出力端子b I 、  b 2及びCの出力がL
となり、出力端子a1.a2及びdの出力がHとなる。
すなわち、それまでオンになっていたトランジスタTr
2’  Tr3がオフ、トランジスタTrl’ Tr4
がオンとなって消磁動作か開始される。
また、電流設定回路12にもモード信号発生回路9から
の信号が入力される。これにより、電流設定回路12は
、第1回口の反転時にチャック5へ供給されるべき電流
についての設定値信号を出力する。
一方、電流検出回路8は、トランジスタT1.1Tr4
のオンによる第1回目の反転時の電流を検出し、その検
出信号を検出電流増幅回路]3に出力する。そして、検
出電流増幅回路13は、この入力された検出信号を比較
判定回路14に出力する。
比較判定回路14には、既に、電流設定回路]2からの
設定値信号が入力されている。そして、検出電流増幅回
路13からの検出信号のレベルか増加し、設定値信号と
一致したときに、比較判定回路14から反転指令信号が
極性反転回路15に向けて発せられる。すると、極性反
転回路15は反転信号をドライバ回路10に出力する。
これにより、ドライバ回路]Oは、それまてLとなって
いた出力端子b 1. 、  b 2及びCをHにする
と共に、Hとなっていた出力端子a1..a2及びdを
Lとし、第2回目の反転動作に入る。このとき、極性反
転回路15からは反転報告信号かモード信号発生回路9
に出力される。これによりモード信号発生回路9は、第
2回目の反転時に供給されるべき電流についての設定値
信号を、電流設定回路]2に向けて出力する。以後、こ
のような反転動作が複数回繰り返され、電流かほぼセロ
になった時点で終了信号か電流設定回路12からモード
信号発生回路9に向けて発せられる。これによって、消
磁動作か終了したことになる。
上記のような、電流制御方式の消磁にあっては、たとえ
時定数にバラツキか生じたとしても、電流か設定値のレ
ベルに達するまでは反転動作を行なわないため、常に安
定1.た消磁性能を発揮し得ることになる。もっとも、
時定数のバラツキにより消磁時間が変動することになる
が、この変動分は消磁性能を一定に保つうえて必要最小
限の変動となっており、効率的な消磁動作が行なわれて
いることに変りはない。
なお、第1図において、電流検出回路8は、チャック5
の付近ではなく、整流回路2とスイッチング回路3との
間に設けられているため、抵抗R0を流れる電流の方向
か同一となり、検出電流増幅回路13について、オフセ
ットによる検出電圧のかたよりを防止できる。
次に、第2図における電流設定回路12についてより具
体的に説明する。この電流設定回路には、電流の極性の
反転回数を設定することが可能な反転回数設定型のもの
と、消磁開始から消磁終了までの消磁時間を設定するこ
とが可能な消磁時間設定型のものとがある。
まず、反転回数設定型電流設定回路12Aを用いた例を
第3図に基づき説明する。この電流設定回路12Aは、
それぞれの反転毎に供給されるべき電流の値が記憶され
たROMl6と、ROM16から出力されるデジタル量
をアナログ量に変換して比較判定回路14に出力するD
/Aコンパ−夕]7と、設定された回数たけ反転された
ことを条件に消磁終了信号を出力するゲート回路]8と
から構成されている。なお、チャック5がワクを保持し
ている状態では、ROM1.6の設定値S かD/Aコ
ンバーター7を介して比較判定口路14に入力され、ト
ランジスタTr2’  Tr3かオンになっているもの
とする。また、比較判定回路]−4の前段側に接続され
ている抵抗R、コンテンサCの積分回路は、ROM16
の番地切換時にD/Aコンバータ17の出力側に発生す
る所謂「ヒケ」の影響をなくすだめのものである。
作業者かワークの加工を終了し、図示を省略した消磁ボ
タンを押すと、モード信号発生回路9内に設けられたカ
ウンタ19のリセット端子に、消磁信号としてのし信号
か入力される(このリセット端子には、動作モードが消
磁モード以外のときは常時H信号か入力されている)。
L信号によりリセットか解除されるため、カウンタ19
の出力Q1が極性反転回路15内の単安定マルチバイブ
レータ20に入力される。マルチバイブレーク20は出
力Q1の立下かり(反転指令信号)をとらえて作動し、
パルスをDフリップフロラプ回路2]のクロック端子に
出力する。Dフリップフロフジ回路21は、このパルス
入力により反転信号をドライバ回路10に出力する。ド
ライバ回路10はこの反転信号により、それまでオンに
なっていたトランジスタTr2’ Tr3をオフにし、
オフになっていたトランジスタTrl’  Tr4をオ
ンにする。ここで、マルチバイブレータ20からパルス
が出力される時間は、抵抗RT 、  コンデンサC0
によって決まるか、この時間はトランジスタTr2’T
r3及びトランジスタ” rl’ Tr4が同時にオン
となる状態を防止するためのオフ時間tとなるように設
定されている。つまり、マルチバイブレータ20の出力
は、図示を省略しであるインバータ等の素子を介し、オ
フ信号としてドライバ回路10に入力される。
一方、カウンタ19からの出力Q1はROM16に入力
され、第3回目の反転時に供給されるベき電流の設定値
S1か指定される。この設定値S1の信号はD/Aコン
バータ]7てアナログ量に変換され、比較判定回路14
の一方の入力端子に入力される。そして、検出電流増幅
回路13は、電流検出回路8て検出された第1回口の反
転信号に基つく電流を増幅し、これを比較判定回路14
の他方の端子に出力する。比較判定回路14は、検出電
流増幅回路]−3の出力信号か小さいうちはH信号を出
力しているが、増幅回路13の出力信号か増加し、電流
設定回路]、2Aの出力信号と一致したときに、反転指
令信号としてのし信号を出力する。マルチバイブレータ
20は、このH信号からし信号に変るときの立下がりを
さらえて、Dフリップフロラプ回路2]にパルスを出力
し、Dフリップフロフジ回路21は第2回目の反転信号
をドライバ回路10に出力する。なお、これ以前にマル
チバイブレーク20からの第1回目のパルス(カウンタ
19の出力Q1に基つくもの)がカウンタ19のクロッ
ク端子に入力されており、出力Q2によって第2回目の
反転時に供給されるべき電流の設定値S2が既にROM
16において指定されている。
以後、このような反転動作か所定設定回数(n回)だけ
行なわれている。そして、ROM16から最後の設定値
信号S がD/Aコンバーター7に発せられたときに、
ゲート回路18の条件が成立して消磁終了信号かモード
信号発生回路9に出力される。これにより、それまてL
信号か入力されていたカウンター9のリセット端子には
H信号が入力されることになり、全ての動作が停止する
第4図は、このような反転回数設定型電流設定回路12
Aを用いたとき(反転回数は20回)の特性図であり、
第4図(a)は時定数大の場合、第4図(b)は時定数
小の場合である。
この図から明らかなように、時定数のバラツキにより消
磁時間に相違は生ずるものの、それぞれの反転毎の電流
は、いずれの場合も、設定値通りS、、S、、・・Sn
となっているため、安定した消磁性能となる。
次に、電流設定回路と17で、消磁時間設定型電流設定
回路12 Bを用いた例を第5図に基づき説明する。
この電流設定回路1.2 Bは、消磁時間を設定するた
めの抵抗RコンデンサCbと、比較器b ゝ 22と、増幅器23と、消磁信号を出力するための比較
器24と、スイッチSW2とから構成されている。
モード信号発生回路9内に設けられているアナロクスイ
ッチSWlは消磁モード以外のときは電圧V 側に接続
されており、スイッチSW2は閉している。したかって
、比較器3のa点の電位が■1よりも高い場合は、比較
器22の出力がHとなり増幅器23の出力によりa点の
電位か下降する。逆に、a点の電位かVlよりも低い場
合には比較器22の出力かLとなり、増幅器23の出力
によりa点の電位か上昇する。つまり、スイッチSW 
か電位Vl側に接続されているときは、比較器22のa
点の電位も常に■1となり、これがそのまま比較判定回
路14の一方の入力端子に入力される。なお、このとき
コンデンサCbはVlの電圧まで充電されている。
そして、消磁モートに入ると、スイッチSW1か電圧−
V2側に切換えられ、スイッチSW2は開放される。そ
のため、b点の電位が大きく低下し、比較器22の出力
はICのプラス側電源電圧■ まて急速に上昇する。こ
の比較器22の出力C は抵抗Rbを通って増幅器23に人力され、増幅器23
の出力によりa点の電位もb点の電位までいぢ早く低下
しようとする。しかし、増幅器2B。
コンデンサC抵抗Rbによりミラー積分回路b ′ が構成されており、時定数にしたがってコンデンサCb
が放電するため、それほど急速にa点の電位は低下しな
い。結局、このときのa点の電位が低下する速度は、比
較器22の電源電圧V 、コC ンデンサCb、抵抗Rb’増幅器23の出力により決定
され、その速度変化は時間軸に対して一定勾配を有する
状態で直線的に下降する。
このことは、消磁モードに入ると、コンデンサC抵抗R
b等で決定される所定時間内に、電b ′ 位か■ から−■2まで直線的に減衰される信号か、比
較判定回路14の一方の入力端子に人力されることを意
味している。
このように漸次減衰された信号か比較判定回路]4の一
方の入力端子に入力されている間に、検出電流増幅回路
13からの出力信号か、比較判定回路]4の他方の入力
端子に入力される。そして、両者のレベルか一致したと
きに、比較判定回路14からは反転指令信号としてのL
信号か極性反転回路15に出力され、極性反転回路15
は第3図の場合と同様の過程で、ドライバ回路10に反
転信号を出力する。
検出電流増幅回路13からは、さらに、反転した電流に
係る信号か、再度比較判定回路14の他方の入力端子に
入力される。しかし、電流設定回路12Bからの設定値
信号すなわちa点の電位は、時間軸に対し漸次下降して
いるために、両者の信号のレベルか一致するまでの時間
は前回よりも短くなっている。したがって、電流は反転
か繰返される毎に次第に小さくなっていく。そして、a
点の電位か次第に低くなり、接地電位とほぼ等しくなっ
た時点で、比較器24から消磁終了信号がモード信号発
生回路9(第2図)に発せられる。モト信号発生回路9
は、この消磁終了信号によって、スイッチSW1をVl
側に戻し、スイッチSW2を閉じさせる。すると、a点
の電位は、スイッチSW2.増幅器2Bの作用により、
急速にVlまで」1昇し、次の消磁動作の準備がなされ
ることになる。
第6図は、上記のような消磁時間設定型電流設定回路1
2Bを用いたときの波形図であり、同図の(a)、  
(b)、  (c)はそれぞれ時定数小の場合、時定数
適度の場合、時定数大の場合である。
この図から明らかなように、時定数が小さいほど反転回
数が多く、初期の反転時の電流の値が大きなものとなっ
ている。したかって、やはり時定数が小さなものほど消
磁性能が優れたものとなっている。しかしながら、第1
回目の反転時における時定数小の場合と時定数大の場合
との励磁電流の差’[1−1oはそれはと大きなもので
はなく、実用」二は殆んど問題のない消磁性能を発揮し
得るものである。
以上説明したことから、反転回数設定型電流設定回路1
2Aは、消磁時間を短縮するよりも、より安定した消磁
性能か要求される場合に好適であり、消磁時間設定型電
流設定回路12Bは、自動化された工程ライン等におい
て、消磁時間を常に一定にしておきたい場合に好適とい
える。
なお、消磁を行うときのチャック5(第1図)に印加さ
れる電圧は、従来から、チャック5がワークを保持する
ときと同一の電圧となっていた。
しかし、本願の発明者達は、種々実験を試みた結果、消
磁を行うときの電圧を、ワークを保持するときより大き
くすることによって、さらに、消磁時間を短縮できるこ
とを見出した。このような電圧調整を行うため、消磁装
置の入力電圧は高くしておき、デユーティ制御して低い
平均電圧でワークの吸着を行い、消磁時にはデユーティ
100%として通電する。そして、このように電圧を上
昇させることは、反転回数設定型電流回路12A及び消
磁時間設定型電流設定回路12Bのいずれを使用した場
合にも適用可能である。
第7図ないし第9図は本発明に用いる主回路構成の例を
示したものである。第7図は第1図のトランジスタスイ
ッチング回路における電流検出抵抗の挿入位置を示した
もので、スイッチング回路3の入力および出力のA、 
 B、  C,Dの4個所の何れに挿入してもよい。C
はサージ吸収用コンデンサである。第8図はトランジス
タスイッチング回路に代えてリレー切換回路を用いたも
ので、この場合もリレー切換回路3′の入力、出力の4
個所のいずれかに挿入すればよい。この回路ではトラン
ジスタのスイッチングによる電圧調整が行えないから電
圧調整器を設けている。第9図は電圧調整用にトランジ
スタTr5を設けており、この関係で抵抗挿入位置かト
ランジスタTr5よりも整流回路2寄りの位置Eてもよ
い。DloはトランジスタTr5保護用ダイオードであ
る。
〔発明の効果〕
以上説明してきたように本発明によれば、消磁を行った
ときにチャックに流れる電流を検出し、その検出値を設
定値と比較して消磁電流を制御するようにしたので、時
定数のバラツキにかかわらず、常に安定した消磁を行う
ことかできるという効果がある。
また、消磁時間内の無駄時間をなくすこととなり、短時
間での消磁か可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の主回路を示す回路構成図
、第2図は第1図の主回路用の制御回路を示すブロック
図、第3図は反転回数設定型電流設定回路を用いた場合
の制御回路を示す回路構成図、第4図(a)、  (b
)は第3図のものの波形図、第5図は消磁時間設定型電
流設定回路を用いた場合の制御回路を示す回路構成図、
第6図(a)、  (b)、  (c)は第5図のもの
の波形図、第7図ないし第9図は本発明に用いる電磁チ
ャック用土回路構成例を示す図、第10図は従来の消磁
装置についての波形図である。 3・・・スイッチング回路、5・・チャ・ツク、8・・
・電流検出回路、]]−・・・電圧調整回路、12.1
2A]、 2 B・・電流設定回路、15・・・極性反
転回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ワーク保持用チャックに対し消磁用電流を供給する
    ためのスイッチング回路を有し、前記ワークの消磁を行
    うときには、前記スイッチング回路を制御することによ
    り、前記チャックに対する電流の極性を複数回反転させ
    、しかもその反転か繰り返される毎に前記チャックに対
    する電流供給時間を漸減することによって、前記ワーク
    を消磁するための減衰交番磁界を発生させるようにした
    電磁チャック用消磁装置において、前記チャックに供給
    される電流の電流値を検出する電流検出回路と、 前記極性のそれぞれの反転毎に供給されるべき電流につ
    いて次第に小さくなる設定値信号を出力する電流設定回
    路と、 前記検出による検出信号と前記設定値信号とが一致した
    ときに、前記極性が反転されるよう前記スイッチング回
    路の制御を行う極性反転回路と、を備えたことを特徴と
    する電磁チャック用消磁装置。
  2. 2.電流設定回路は、励磁電流の極性の反転回数を設定
    することが可能なものであることを特徴とする請求項1
    記載の電磁チャック用消磁装置。
  3. 3.電流設定回路は、予め設定された消磁時間内に所定
    値まで漸次減衰される設定値信号を出力可能なものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電磁チャック用消磁
    装置。
  4. 4.前記チャックに与える電圧を調整する電圧調整手段
    を有し、ワーク吸着時は低い電圧を与え、消磁時は高い
    電圧を与えるようにした請求項1記載の電磁チャック用
    消磁装置。
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