JPH02302381A - セラミック体とモリブデン線の接合方法 - Google Patents
セラミック体とモリブデン線の接合方法Info
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- JPH02302381A JPH02302381A JP12014389A JP12014389A JPH02302381A JP H02302381 A JPH02302381 A JP H02302381A JP 12014389 A JP12014389 A JP 12014389A JP 12014389 A JP12014389 A JP 12014389A JP H02302381 A JPH02302381 A JP H02302381A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はモリブデン線をろう付けによってセラミック体
上に接合するモリブデン線の接合方法に関する。
上に接合するモリブデン線の接合方法に関する。
(従来の技術)
セラミックパッケージ等のような電子部品には、セラミ
ック体にリードビン等の金属線が接合されて提供される
製品がある。セラミック体にリードピン等を接合する場
合は一般に銀ろう付げによって接合するが、ろう付けす
る場合は、まずセラミック体のろう付は位置にセラミッ
ク体の焼成と同時かあるいは焼成後にメタライズペース
トを用いてメタライズ層を形成し、このメタライズ層に
ニッケルめっきを施した後リードビンをろう付けする。
ック体にリードビン等の金属線が接合されて提供される
製品がある。セラミック体にリードピン等を接合する場
合は一般に銀ろう付げによって接合するが、ろう付けす
る場合は、まずセラミック体のろう付は位置にセラミッ
ク体の焼成と同時かあるいは焼成後にメタライズペース
トを用いてメタライズ層を形成し、このメタライズ層に
ニッケルめっきを施した後リードビンをろう付けする。
(発明が解決しようとする課題)
上記のようにセラミック体にリードピン等の金属線を接
合する場合、従来はメタライズ層にニッケルめっき被膜
を形成し、銀ろう付けの際の銀ろうの濡れ性を良くして
おいてからろう付けする、しかし、たとえば進行波管の
螺旋形遅波回路等のように、細い棒状に形成されたセラ
ミック体の軸に沿ってモリブデン線またはテープで微細
に製作された螺旋回路を接着する場合には、従来技術の
銀ろうによる接着技術が利用できない。すなわち、■
銀ろう付けするためには、メタライズ層およびモリブデ
ン螺旋の表面にニッケルめっきを施す必要がありめっき
処理が煩わしいこと。
合する場合、従来はメタライズ層にニッケルめっき被膜
を形成し、銀ろう付けの際の銀ろうの濡れ性を良くして
おいてからろう付けする、しかし、たとえば進行波管の
螺旋形遅波回路等のように、細い棒状に形成されたセラ
ミック体の軸に沿ってモリブデン線またはテープで微細
に製作された螺旋回路を接着する場合には、従来技術の
銀ろうによる接着技術が利用できない。すなわち、■
銀ろう付けするためには、メタライズ層およびモリブデ
ン螺旋の表面にニッケルめっきを施す必要がありめっき
処理が煩わしいこと。
■ メタライズ層上およびモリブデン螺旋の表面に形成
されるニッケル被膜が磁性体であるため、モリブデン螺
旋内を通過する電子ビームに悪影響を与えること。
されるニッケル被膜が磁性体であるため、モリブデン螺
旋内を通過する電子ビームに悪影響を与えること。
■ ニッケル被膜に対して銀ろうの濡れ性がきわめて良
いため、銀ろう付けの際、ろう付は部分で銀ろうがモリ
ブデン螺旋にそって這い上がってしまい、ろう付は部に
好適な形状のメニスカスが形成されず、そのためろう付
は強度が低くなること。
いため、銀ろう付けの際、ろう付は部分で銀ろうがモリ
ブデン螺旋にそって這い上がってしまい、ろう付は部に
好適な形状のメニスカスが形成されず、そのためろう付
は強度が低くなること。
■ モリブデン螺旋を銀ろう付けする際に好適なメニス
カスが形成され、一定の接合強度が得られる好適なろう
付は温度の範囲がきわめて狭く。
カスが形成され、一定の接合強度が得られる好適なろう
付は温度の範囲がきわめて狭く。
厳格な温度管理が必要であること。
■ 用いるろう材が厚さ20μm、幅0.2mmときわ
めて薄く細いので、ろう付けに際してはろう材をあらか
じめセラミック体のメタライズ層の位置に仮止めする必
要があるが、銀ろう付は温度は仮止め用の接着剤を揮散
消失させるにはやや低いため、ろう材を仮止めするに適
当な接着剤がなく、ろう材の位置決めをするためのろう
付は治具が必要であり組立て作業が煩雑であること。
めて薄く細いので、ろう付けに際してはろう材をあらか
じめセラミック体のメタライズ層の位置に仮止めする必
要があるが、銀ろう付は温度は仮止め用の接着剤を揮散
消失させるにはやや低いため、ろう材を仮止めするに適
当な接着剤がなく、ろう材の位置決めをするためのろう
付は治具が必要であり組立て作業が煩雑であること。
そこで1本発明は上記問題点を解消すべくなされたもの
であり、セラミック体とモリブデンの接合において、ニ
ッケルめっき等のめっき処理が不要で、磁性による影響
がなく、ろうの仮止めおよびろう付は時の温度制御が容
易で、接合部の強度が十分強くなる方法を提供しようと
するものである。
であり、セラミック体とモリブデンの接合において、ニ
ッケルめっき等のめっき処理が不要で、磁性による影響
がなく、ろうの仮止めおよびろう付は時の温度制御が容
易で、接合部の強度が十分強くなる方法を提供しようと
するものである。
(fi題をm決するための手段)
本発明は上記目的を達成するため次の構成をそなえる。
すなわち、セラミック体上にモリブデン線をろう付けに
よって接合する方法において、前記セラミック体のモリ
ブデン線を接合する位置にメタライズ層を形成した後、
金または金が35重量%以上含む金−鋼合金をろう材と
して前記メタライズ層上にじかにモリブデン線を接合す
ることを特徴とする。
よって接合する方法において、前記セラミック体のモリ
ブデン線を接合する位置にメタライズ層を形成した後、
金または金が35重量%以上含む金−鋼合金をろう材と
して前記メタライズ層上にじかにモリブデン線を接合す
ることを特徴とする。
(作用)
モリブデン線を接合するセラミック体上のモリブデン線
の接合位置にあらかじめメタライズ層を形成し、メタラ
イズ層およびモリブデン線にニッケルめっき等のめっき
被膜を形成することなく金または金が35重量%以上含
む金−鋼合金をろう材に用いてモリブデン線をろう付け
する。メタライズ層およびモリブデン線に対する金また
は金が35重量%以上含む金−鋼合金の濡れ性がさほど
高くないのでろう付は部には好適な形状のメニスカスが
形成され高い接合強度が得られる。
の接合位置にあらかじめメタライズ層を形成し、メタラ
イズ層およびモリブデン線にニッケルめっき等のめっき
被膜を形成することなく金または金が35重量%以上含
む金−鋼合金をろう材に用いてモリブデン線をろう付け
する。メタライズ層およびモリブデン線に対する金また
は金が35重量%以上含む金−鋼合金の濡れ性がさほど
高くないのでろう付は部には好適な形状のメニスカスが
形成され高い接合強度が得られる。
(実施例)
以下本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図に、本発明方法によってセラミック体にモリブデ
ン線を接合する一実施例として、進行波管の遅波回路で
用いられる部品例を示す0図で10はモリブデンの細線
を螺旋状に形成したモリブデン螺旋で、12はこのモリ
ブデン螺旋10を接合するベリリアセラミック製のセラ
ミック体である。セラミック体12は細棒状に形成され
、実施例ではモリブデン螺旋10の螺旋外径は2.0m
m、セラミック体12の外径は2.0mmである。
ン線を接合する一実施例として、進行波管の遅波回路で
用いられる部品例を示す0図で10はモリブデンの細線
を螺旋状に形成したモリブデン螺旋で、12はこのモリ
ブデン螺旋10を接合するベリリアセラミック製のセラ
ミック体である。セラミック体12は細棒状に形成され
、実施例ではモリブデン螺旋10の螺旋外径は2.0m
m、セラミック体12の外径は2.0mmである。
14はセラミック体12上に形成されたメタライズ層で
あり、このメタライズ層14は前記モリブデン螺旋10
の螺旋間隔に一致させセラミック体12上にメタライズ
ペーストをスポットパターン状に塗布して焼き付けて形
成される。
あり、このメタライズ層14は前記モリブデン螺旋10
の螺旋間隔に一致させセラミック体12上にメタライズ
ペーストをスポットパターン状に塗布して焼き付けて形
成される。
前記モリブデン螺旋10は金または金が35重重量以上
含む金−鋼合金をろう材に用いてセラミック体12上に
ろう付けされるが、ろう材は細い帯状のものが用いられ
るので、まず第2図に示すようにメタライズ層14上に
アクリル系の接着剤18を用いてろう材16を仮止めす
る0次に、セラミック体12に仮止めしたろう材16に
モリブデン螺旋10を載せてカーボン治具内に組み入れ
、1100℃のアンモニア分解ガス雰囲気中に投入して
前記モリブデン螺旋10をろう付けする。
含む金−鋼合金をろう材に用いてセラミック体12上に
ろう付けされるが、ろう材は細い帯状のものが用いられ
るので、まず第2図に示すようにメタライズ層14上に
アクリル系の接着剤18を用いてろう材16を仮止めす
る0次に、セラミック体12に仮止めしたろう材16に
モリブデン螺旋10を載せてカーボン治具内に組み入れ
、1100℃のアンモニア分解ガス雰囲気中に投入して
前記モリブデン螺旋10をろう付けする。
このろう付けによって接合されたモリブデン螺旋はモリ
ブデンとろう材との濡れ性がちょうどよく、螺旋内外に
ろう材が流れ過ぎることがなく、またメタライズ層とろ
う材の濡れ性も好適でろう付は部に好適な形状のメニス
カスが形成され、きわめて接合強度が高いものが得られ
た。
ブデンとろう材との濡れ性がちょうどよく、螺旋内外に
ろう材が流れ過ぎることがなく、またメタライズ層とろ
う材の濡れ性も好適でろう付は部に好適な形状のメニス
カスが形成され、きわめて接合強度が高いものが得られ
た。
ろう材の金−銅合金としては、金が35重重量以上含む
ものが好適であり、これより少ないと、ろう材がモリブ
デン螺旋に這い上がるため好ましくない。
ものが好適であり、これより少ないと、ろう材がモリブ
デン螺旋に這い上がるため好ましくない。
なお、実施例でのメタライズ層14の各サイズは約0.
4mmX0.4mm程度であり、使用したろう材16も
幅0.2rom、厚さ20μm程度のきわめて細くかつ
薄い形状のものである。したがって、ろう付けに際して
はあらかじめろう材16を位置決めする必要があり、こ
れはアクリル系接着剤を用いることで簡単に解決するこ
とができた。さらに、金または金−鋼合金によるろう付
けの温度は銀ろう付は温度とくらべて高温であるので接
着剤18はろう付けの際にすべて消失してしまい、製品
にはなんら悪影響を及ぼさないという利点がある。
4mmX0.4mm程度であり、使用したろう材16も
幅0.2rom、厚さ20μm程度のきわめて細くかつ
薄い形状のものである。したがって、ろう付けに際して
はあらかじめろう材16を位置決めする必要があり、こ
れはアクリル系接着剤を用いることで簡単に解決するこ
とができた。さらに、金または金−鋼合金によるろう付
けの温度は銀ろう付は温度とくらべて高温であるので接
着剤18はろう付けの際にすべて消失してしまい、製品
にはなんら悪影響を及ぼさないという利点がある。
上記製造方法は、上述したようにメタライズ層14やモ
リブデン螺旋10にたいしてニッケルめっきなどのめっ
き処理を行わずに良好に接合できるので、従来の製法に
比べてきわめて製造が容易である。また、上記のように
ろう材も接着剤で仮止めするだけで位置決めできるので
取り扱いがきわめて容易である。
リブデン螺旋10にたいしてニッケルめっきなどのめっ
き処理を行わずに良好に接合できるので、従来の製法に
比べてきわめて製造が容易である。また、上記のように
ろう材も接着剤で仮止めするだけで位置決めできるので
取り扱いがきわめて容易である。
また、金または金−銅合金によるろう付けの温度はろう
材の融点よりも50℃程度以上高い温度であれば上限温
度にかなり幅をもたせても好適にろう付けできるのでろ
う付けの温度管理が容易である。
材の融点よりも50℃程度以上高い温度であれば上限温
度にかなり幅をもたせても好適にろう付けできるのでろ
う付けの温度管理が容易である。
なお、上記実施例では進行波管の遅波回路に用いる部品
について説明したが、本発明に係るモリブデン線の接合
方法はべりリアセラミックはもちろんアルミナセラミッ
クなどの他のセラミック体にモリブデン線を接合する他
の電子部品等にも同様に適用できることはいうまでもな
い。
について説明したが、本発明に係るモリブデン線の接合
方法はべりリアセラミックはもちろんアルミナセラミッ
クなどの他のセラミック体にモリブデン線を接合する他
の電子部品等にも同様に適用できることはいうまでもな
い。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて種々説明し
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で。
たが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、
発明の精神を逸脱しない範囲内で。
多くの改変を施し得るのはもちろんのことである。
(発明の効果)
本発明によれば、メタライズ層にじかにモリブデン線を
金または金−銅合金を用いてろう付けすることにより、
必要部分以外への這い上がりが少なく好適な形状のメニ
スカスが形成されるので接合強度の高いろう付けがなさ
れる。また、従来のようにメタライズ層やモリブデン線
に対するろう材との虐れ性を良好にするためのめっき処
理が不要となり、めっき処理に係る煩雑さが解消できる
。
金または金−銅合金を用いてろう付けすることにより、
必要部分以外への這い上がりが少なく好適な形状のメニ
スカスが形成されるので接合強度の高いろう付けがなさ
れる。また、従来のようにメタライズ層やモリブデン線
に対するろう材との虐れ性を良好にするためのめっき処
理が不要となり、めっき処理に係る煩雑さが解消できる
。
また、良好なろう付けが可能なろう付は温度範囲が広い
のでろう付は温度の制御が容易となる。さらに、ろう付
は温度が高いのでろう材の仮止めとして接着剤が使用で
き、ろう材の位置決めのための治具等が不要であり組立
作業が容易になる等の著効を奏する。
のでろう付は温度の制御が容易となる。さらに、ろう付
は温度が高いのでろう材の仮止めとして接着剤が使用で
き、ろう材の位置決めのための治具等が不要であり組立
作業が容易になる等の著効を奏する。
・第1図は本発明方法によるモリブデン螺旋とセラミッ
ク体との接合状態を示す説明図、第2図はろう材の仮止
め状態を示す説明図である。 10・・・モリブデン螺旋、 12・・・セラミック
体、 14・・・メタライズ層、16・・・ろう材、
18・・・接着剤。
ク体との接合状態を示す説明図、第2図はろう材の仮止
め状態を示す説明図である。 10・・・モリブデン螺旋、 12・・・セラミック
体、 14・・・メタライズ層、16・・・ろう材、
18・・・接着剤。
Claims (1)
- セラミック体上にモリブデン線をろう付けによって接
合する方法において、前記セラミック体のモリブデン線
を接合する位置にメタライズ層を形成した後、金または
金が35重量%以上含む金−銅合金をろう材として前記
メタライズ層上にじかにモリブデン線を接合することを
特徴とするセラミック体とモリブデン線の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12014389A JPH02302381A (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | セラミック体とモリブデン線の接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12014389A JPH02302381A (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | セラミック体とモリブデン線の接合方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02302381A true JPH02302381A (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=14779031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12014389A Pending JPH02302381A (ja) | 1989-05-13 | 1989-05-13 | セラミック体とモリブデン線の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02302381A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0886312A2 (en) * | 1997-06-20 | 1998-12-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramics joint structure and method of producing the same |
-
1989
- 1989-05-13 JP JP12014389A patent/JPH02302381A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0886312A2 (en) * | 1997-06-20 | 1998-12-23 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramics joint structure and method of producing the same |
EP0886312A3 (en) * | 1997-06-20 | 1999-11-03 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramics joint structure and method of producing the same |
US6617514B1 (en) | 1997-06-20 | 2003-09-09 | Ngk Insulators, Ltd. | Ceramics joint structure and method of producing the same |
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