JPH02300398A - 嵩高紙 - Google Patents

嵩高紙

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JPH02300398A
JPH02300398A JP11968589A JP11968589A JPH02300398A JP H02300398 A JPH02300398 A JP H02300398A JP 11968589 A JP11968589 A JP 11968589A JP 11968589 A JP11968589 A JP 11968589A JP H02300398 A JPH02300398 A JP H02300398A
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正樹 岡崎
Satoshi Akita
秋田 智
Hisashi Nagi
比佐志 凪
Naoshi Matsumoto
松本 尚士
Tomohiko Shibata
柴田 朝彦
Tamemaru Ezaki
江嵜 為丸
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は嵩高性、地合の均−性及び伸縮性、柔軟性に優
れ九紙を提供することに関する。
本発明の紙は、衛生材料の生理用品やおむつの表面材、
吸収材として、あるいは工業材料用のフィルター、樹脂
含浸紙、その他芯地包装材料として用いることができる
(従来技術) 本発明者らは、先の特願昭63−295121号として
出願した明細書中で述べたように乾式不織布には、用い
る原材料に制限があること、製造上の制約があること、
さらに出来な製品も欠点を有していることを指摘した。
(発明が解決しようとする課題) 特願昭63−295121号として出願した発明は、捲
縮形態がスパイラル捲縮である偏心芯鞘型又はサイドバ
イサイド証ポリエステル複合繊維が30重量−以上、そ
して200℃以下で熱融着する熱融着性バインダー繊維
が5重量−以上含まれておJ)、2.5f/−荷重時素
比重が0.06以下であることを特徴とする嵩高紙であ
)、そして170℃の乾熱処理における自由収縮率が2
096以下で。
かつ該乾熱処理後の捲縮形態がスパイラル捲縮で40ケ
/25m以上の捲縮数の捲縮を発現する潜在捲縮能を有
する偏心芯鞘型又はサイドバイサイド型ポリエステル複
合繊維を30重重量風上と200℃以下で熱融着するバ
インダー繊維を5重量俤以上含む繊維混合物の水分赦液
から湿紙を抄き上げ、130〜180℃の熱処理を行な
うことからなる嵩高紙の製造方法である。
しかしこの方法では、バインダーとして熱融着性バイン
ダー繊維を添加することが必須であり、かつ湿式抄紙後
130〜180℃という高温で乾燥熱処理を行うという
別工程を必要とし、さらにそのための熱処理設備を設け
なければならない。
(課題を解決するための手段) 本発明は、%願昭63−295121号の発明に改良を
加え、湿式抄紙法においてヤンキードライヤで乾燥と同
時に嵩高性の発現とバインダー効果の発現の王者を一気
に行うことKよって高生産性と電比°重0.06以下の
嵩高紙を得るものである。
すなわち本発明は、捲縮形態がスパイラル捲縮である偏
心芯鞘型又はサイドバイサイド型の複合繊維を含み、か
つ2.5f/−荷重時の嵩比重が0.06以下である嵩
高紙において、該複合繊維が偏心芯鞘型の場合には鞘成
分が下記(A)、芯成分が下記(B)からな9%またサ
イドバイサイド型の場合には一方の成分が下記(A)、
他方の成分が(13)からなることを特徴とする嵩高紙
である。
(A)ニジカルボン酸成分の20〜80モルチがインフ
タル酸であるポリエチレンテレフタレート系ポリマー (B):実質的にポリエチレンテレフタレートからなる
ポリマ一 本発明において、上記ポリエステル系の複合繊維は有機
合成繊維はもとより無機繊維上混抄することも可能であ
る。特にフィルター用として用いられるガラス線維はコ
ンパクトになシがちであるが、上記ポリエステル系複合
繊維を用いることにより、得られる紙は、嵩高性が大き
く1紙力も強く、通気性、r過性や樹脂含浸性にも優れ
ている。
本発明において、前記(A)成分は80〜130℃の温
度で熱融着するものであることよシ、前記複合繊維は熱
融着性バインダー機能を有している。
しかしながら、必要により、前記複合繊維以外の熱融着
性バインダー繊維をさらに配合してもよい。
まず本発明で用いる捲縮形態がスパイラル捲縮である偏
心芯鞘盤又はサイドバイサイド盤のポリエステル系の複
合繊維について述べる。
この繊維は、主として2種類のポリエステル重合体から
構成され、そのうちの熱高収縮性備のポリエステル重合
体成分(A)として、共重合体成分としてイソフタル酸
を20〜80モルチ共重合し念改質ポリエチレンテレフ
タレートを用い、一方熱低収縮側のポリエステル重合体
成分(H)として、実質的にポリエチレンテレフタレー
トからなるポリエステルとを用い、これら二、種類のポ
リエステル重合体を偏心芯鞘盤、又はサイドバイサイド
型に複合紡糸した繊維であって、80℃乾熱処理におけ
る捲縮形態がスパイラル捲縮で捲縮数30ケ/25■以
上の捲縮を発現する潜在捲縮能を有する繊維であり、熱
処理前においては繊度l〜15デニール、捲縮数0〜2
0ケ/25mm、繊維長3〜20關であるポリエステル
複合fR維が好ましい。
80〜liO℃の温度条件下で熱融着する熱融着型バイ
ンダー機能を付与すしめるための(・)成分は、前述し
たようにジカルボン酸成分の20〜80モルチがインフ
タル酸であるポリエチレンテレフタレート系ポリマ〜で
あるが、インフタル酸と共に、たとえば金属スルホネー
ト基を有するインフタル酸を0〜6モル共重合、またグ
リコール成分の0〜15モルチがジエチレングリコール
(DEC)で置換されていてもよい。
金属スルフォネート基を有するインフタル酸としては5
−ナトリウムスルフオインフタール酸。
5−カリウムスルフオイソフタール酸、5−リチウムス
ルフオインフタ〜ル醗が挙げられる。
イソフタル酸の共重合割合が20モル係未満では乾燥、
熱処理時の収縮応力の発現が弱く捲縮発現性が劣り、か
つ繊維の軟化温度が130 ”C以上となシ抄紙時の乾
燥熱処理での融着又は擬似接着が離かしくなる。80モ
ルチ以上では適度の重合度のポリマーを安定に得ること
が難かしくなり。
かつ捲縮堅牢性が著しく低下する。好ましくは30〜6
0モルチである。また金属スルフォネート基を有するイ
ン7タル酸が6モルチ以上では重合体の溶融粘度が高く
なシすぎ縮合反応において適度の重合度のポリマーを安
定に得ることが難かしくなシ、紡出時の結晶性が高くな
るため経時変化を起こし易くなり延伸性の低下′fcき
たし、十分な潜在捲縮性を有する複合繊維は得られない
さらに(A)の重合体には、高熱収縮性を大きく損わな
い範囲で上記以外の共重合成分が導入されていてもよい
。t 7’h (A)の重合体の固有粘度は0.45〜
0.66が好ましい。
重合体(A)を得る方法としては、ポリエチレンテレフ
タレートを製造する際にジカルボン酸成分の20〜80
モル−がイン7タル酸となる様に原料を配合し、また上
記金属スルフォネート基を有するインフタル酸等を必要
により添加し共重合させる方法が挙げられる。これ以外
にも、予めインフタル酸を高割合で共重合したポリエチ
レンテレフタレート重合体を作製しておき、また必要に
よシ金属スルフォネート基を有するイン7タル酸等を高
割合で共重合したポリエチレンテレフタレート重合体も
作製しておき、これらを共重合割合としてそれぞれ20
〜80モル慢およびO〜6モル一の範囲となるようにポ
リエチレンテレフタレートと混合するマスターパッチ方
式等によっても得ることができる。
熱低収縮側の重合体成分(B)には実質的にポリエチレ
ンテレフタレートからなるポリエステルが用いられる。
もちろん1重合体(A)の捲縮発現効果を著しく減少さ
せない限9重合体(B)は共重合が行なわれていてもよ
い。また(B)の重合体の固有粘度を0.60〜0.7
0となる重合度が好ましい。
なお潜在捲縮性バインダー繊維として禰々のものが公知
であるが、本発明で規定する(A)と(B)の組合せか
らなる繊維が、嵩高性、均一な捲縮性。
さらに捲縮形態の耐久性の点で極立って優れている。
繊維には、必要に応じ無機物質として例えば酸化チタン
、ホトンセラミック、酸化ジルコニウム、酸化硅素、ア
ルミナ、あるいは雌燃剤、抗菌剤、消臭剤、芳香剤、ド
デシルベンゼンスルフオン酸ソーダのような親水化剤を
混合してもよい。さら。
に(A)、 (B)の重合体には繊維の捲縮性を大きく
損わない範囲で他のポリマーが添加されていてもよい。
使用する紡糸口金は、置載、三角型、十字型、偏平聾、
T字型などの孔形を有する複合型口金が考えられるが、
勿論これらに限定されるものではなく、また複合形態も
%に限定されないが、一般に偏心芯鞘型よシもサイドバ
イサイド減の方が捲縮発現力が優れている点で好ましい
本発明に用いる潜在捲縮性複合繊維は前記(A)、(B
)の2種類の重合体成分を270〜290℃の範囲で前
記の口金を用い、複合比率(A) : (B)=40〜
60:60〜40の範囲で偏心芯鞘型又はティドバイサ
イド減、好ましくは前述したよつにサイドパイサイド聾
の複合繊維とするのが特に好ましい。28類の重合体成
分の紡出時の溶融粘度は常に(A) > (B)であシ
、溶融時粘度差が100〜1000 poiseの範囲
であることが優れた潜在捲縮能を有する複合紡糸繊維を
得る上で好ましい。複合比率が50:50から外れるに
従い口金吐出部で二−イング現象を起しやすくなるので
(A) : (B)=45〜55:55〜45の範囲が
最も好ましい。
なお、上記溶融時粘度は、約285℃の時の値である。
次に嵩高性、柔軟性、伸縮性、伸長回復性を有する舐を
構成する潜在捲縮性複合繊維は熱処理後スパイラル捲縮
を有することが本発明の紙の嵩高性、柔軟性、伸縮性を
付与するために重要であり。
更にスパイラル捲縮数とその時の捲縮の形状(曲率)が
シャープである仁とが重要であり、具体的には80℃の
乾熱処理によシ捲縮数は35ケ/25−以上でスパイラ
ル捲縮を発現することが好ましい。捲#数が35ケ/2
5m未満では嵩高性、柔軟性および伸縮性が著しく低下
し、嵩比重の高い紙になってしまう。
また紡糸後の延伸条件としては紡糸後繊維の液大延伸倍
率の60〜75−の延伸倍率が潜在捲縮能を最大限に発
生させる上で好ましい。
また潜在捲縮性複合繊維は湿式抄紙用に未捲縮の繊維を
用いるのが通常ではあるが、捲縮性を更に向上させるた
めに一般的な方法である押込み式捲縮機により水分散時
に未分散が発生しない程度の機械捲縮、捲m数3〜20
ケ/25鱈を付与した原綿としてもよい。捲縮数が20
ケ/25■金越えると、ヒーターやパルパーで離解が充
分されないため好ましくない。潜在捲縮性ポリエステル
複合繊維の繊度は1〜15デニールが良く、更に好まし
くは2〜6デニールである。1デニ一ル未満ではスパイ
ラル捲縮の発現性はよいものの捲縮の発現力が弱く、嵩
高性が得られに〈〈、又紡糸性も悪化するために安定に
糸が得られない。また15デニールを越えた領域ではゴ
ワゴワしたものとなり柔軟性に欠けるため好ましくない
。繊維長は湿式抄紙用として水に均一に分散すること及
び捲縮の発現性が効果的であることから3〜20gが好
ましく、特に4〜1011が好ましい。3m+以下では
水中分散性は良匹ものの繊維が短かくなるため毛羽、紙
粉の発生を惹起する九めに好ましくない。20鴫を越え
ると繊維の分散性が悪く、フロンク状になるため均一な
紙が得られにくい。
抄紙するに当シ本発明の潜在捲縮性ポリエステル複合繊
維のみで抄紙することが可能である。
70〜130℃のドライヤー上での乾煉及び熱処理によ
って地動が発現し繊維同志の絡合が起)、嵩高紙を得る
ことができる。またドライヤー上で熱融着する共重合組
成にしておけば繊維間の絡合とともに接合も起シバイン
ダーとしても作用し強度の強い嵩高紙が得られる。更に
高強度の嵩高紙を得るために130℃以下で熱融着する
バインダー繊維を5重量−以上添加すれば効果的である
また水中での分散性を向上させるために製造工程中で表
面処理油剤を添加してもよい。
潜在捲縮性を効果的に発現させるためKは紙の抄紙方向
または厚さ方向に力のかからない乾燥及び熱処理方法が
好ましい。例えばヤンキードライヤーや多筒式ドライヤ
ーのロールa*tso〜130°Cとしエンドレス金網
上のシートに80〜130℃の熱輻射型のトンネルドラ
イヤー又は熱風を吹きつけるとか、スルードライヤーを
通す方式が考えられるが、本発明は装置にとられれるも
のでない。また捲縮発現による収線率を2を慮して舐の
切れないようにオーバフィードを行う。
必要によ)添加される熱融着性バインダー繊維は、潜在
捲縮性ポリエステル複合繊維と、必要によシ用いられる
天然繊維、再生繊維、合成繊維、無機繊維とを混抄した
時、ドライヤーパート及び潜在捲縮性ポリエステル系複
合繊維を乾燥熱処理により、捲縮発現させる工程で各々
の繊維間をより一層効果的に接着する役割を有するもの
である。
即ち80〜130℃のドライヤーパートで熱融着する。
t+擬似的に接合していてもよい。
次に本発明に用いることのできるその他の繊維として、
天然繊維である針葉樹、広葉樹からの未晒又は晒パルプ
、こうぞ、みつまた、麻、ラミー等の靭皮繊細、コツト
ンリンター、竹、麦わらからの植物繊維などが挙げられ
る。また再生パルプf故紙などを利用してもよい。
再生繊維はビスコースから得られるレーヨンに代表され
るものであるが、再生*維を用いると従来から生産され
ているレーヨン紙に対して嵩高性に優れ、かつレー目ン
の有する親水性と抄紙性から柔軟性及び風合のよい伸縮
性のある紙を得ることができる。
さらに、それ以外の繊維として合成繊維がある。
ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポ
リアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系等の合成繊維
は柔軟性及び嵩高性を与え、風合をよくする。またポリ
ビニルアルコール系の合成繊維は紙の腰を強′くするも
の、さらに親水性を高めるものとして利用することがで
きる。
さらにアラミド系、イミド系、エーテル系、ボリアリレ
ート系、ポリフェニレンナルファイド系等の剛直性合゛
成繊維も用いることができる。
再生繊a−?合成繊維は、好ましくは繊度0.2〜15
デニールのものが選ばれる。0.2デニ一ル未満では水
中分散性が急く毛玉になプヤすい。−万、15デニール
を越える場合は得られた紙がゴワゴリして硬くなり、柔
軟性が不充分となる。繊維の捲縮数は水中分散性を考慮
すれば未捲縮であるのが好ましいが1分散性を損わない
範囲で、更に嵩高性と柔軟性、伸縮性を与えるために、
20ケ/25閤以下の捲縮を与えてもよい。繊維の断面
形状は円形のものに限定されず、偏平4、U字d、Y字
型、T字型、星凰、三角臘等の異型であってもよく、さ
らにその断面の中に中空部分を有していてもよい。また
繊維形態はフィブリル状のものでもよい。
さらにカーボン繊維、ガラス繊維、アルミナ絨M、  
ウィスカー等の無機繊維も用いることができる。その直
径は1〜20 、gm 、長さは0.5〜10■程度が
水に分散する上で好ましい。
なお本発明の嵩高紙は2.5f/−荷重時の嵩比重が0
.06以下である。0.06を境として、嵩高性、柔軟
性等のアピール性が大きく異なる。
本発明の嵩高紙中における前記ポリエステル系複合線維
の割合は20ffi!S以上が好ましい。
嵩高紙の製造方法は、潜在捲縮能を有するポリエステル
複合繊維、ま念はそれに必要に応じて熱融着性バインダ
ー繊維やセルローズパルプ繊維等の天然IJI#!、レ
ーヨン等の再生#!櫂、その他の合成繊維、無機繊維等
を加え、1〜10重1itsのスラリーとなるように水
を投入しビータ−又はパルパーにて離解し、均一な水中
分散液をつくる。更にチェストにて0.5〜5重ilチ
水分散液となるように希釈し攪拌しながら繊維の均一水
中分散スラリーを得て、これを抄紙原液とする。かかる
スラリーは必要に応じ振動スクリーンや除塵装置を経て
丸網又は傾斜型ワイヤーの長網や短網に移送し循環白水
で割シながらスラリー濃度(スラリー中のパルプ濃度)
0.02〜1重ilチでワイヤー上に抄!とげる。抄き
上げは円網一層でもよいし多層抄きとしてもよい。さら
に円網と長網又は短網の組合せで抄紙してもよい。フェ
ルト上に抄きEげら:a虎湿紙は真空脱水によりあらか
じめ余剰の水分を除去し乾燥機に移る。乾燥機のタイプ
はヤンキータイプのものでもよいし、多筒式のも°ので
もよい。好ましくは回転する金網上の湿紙を熱風にて乾
燥し、加熱することにより一気に乾燥と熱処理を行い捲
縮とバインダー効果を発現させろ方法である。
以下に、これらの具体的な例を実施例及び比較例にて説
明する。実施例および比較例中、チは重量に基づく値で
ある。
実施例1 重合体成分(A)としてエチレンテレフタレートを主成
分とし、インフタル酸40モルチ共重合した固有粘度0
.55の改質ポリエステルを用い、重合体成分(B)と
して実質的にエチレンテレフタレート単位のみから成る
固有粘度0.65のポリエステルを用いて、複合溶融紡
糸装置による丸断面口金孔から285℃で複合比$50
:50のサイドバイサイド型とし、345 f /mi
nの吐出51.1150m/min の速度で捲き取シ
、ケーブルデニール27ciOの未延伸糸を得た。これ
らの未延伸糸を延伸倍率2.4倍、延伸温度75℃で延
伸し、緊張熱処理温度150℃で熱処理を行い、単繊維
繊度2.4デニールのストレートの潜在捲ia繊維を得
た。
この繊維の80℃の乾熱処理における捲縮数は55ケ/
25■であった。該潜在捲縮性繊維を繊維長5■に切断
して抄紙用原料とした。
実施例2 重合体成分(A)としてテレフタル酸を主たるジカルボ
ン酸成分とし、インフタル酸45モル%、ジエチレング
リコール10七ルチ共重合し念固有粘度0.45のポリ
エチレンテレフタレート系ポリマーを用い、重合体成分
(B)として、実質的にエチレンテレフタレート単位の
みからなる固有粘度0.60のポリマーを用いて、複合
溶融紡糸装置による丸断面口金孔から285℃で複合比
率50:50のサイドバイサイド型とし、345r/m
inの吐出量s  1150m/mjnの速度で捲き取
り、ケーブルデニール2700の未延伸糸を得た。これ
らの未延伸糸を収束後、延伸倍率2.5倍、延伸温度7
0℃で延伸し、緊張熱処理温度145℃で熱処理を行い
、単#!m繊度2.5デニールのストレートな潜在捲縮
繊維を得た。
この繊維の80℃の乾熱処理による捲縮数は60ケ/2
5謹であった。該潜在捲縮性繊維を繊維長5■に切断し
て抄紙原料とした。
比較例1 実施例2で示17たなかで重合体成分(A)のインフタ
ル酸を5モルチにのみ変更した。他は実施例2とまった
く同一処理を行い2.5デニールのa維を得た。仁の繊
維の80℃の乾熱処理の捲縮数は3ケ/25■であった
実施例3〜11及び比較例2〜3 実施例1.2及び比較例1で得た潜在捲縮性ポリエステ
ル複合繊維、下記の熱融着性バインダーRm、さらにセ
ルローズバルブ繊維、レーヨン、ポリエステル繊維、ガ
ラス繊維を表−1に示す・実施例3〜11及び比較例2
〜3の配合にて同時にTAPPI標準離解機にて22/
lの濃度に300カウント離解した。更に0.2f/l
に希釈し、TAPPI標準角凰抄紙機にて目標米坪量4
0f/♂となるようにスラリーをサンプリングして抄紙
した。11紙は脱水後110℃の熱風乾燥機中て金網に
乗せて2分間乾燥し、熱処理した。用いた添加fR維5
゜ セルロー°スパルプ; N B K P未叩Nパルプレ
ーヨン鷹維;8D1,5drX5m (大和紡社製) 熱融着性バインダー繊維; ンフィットoN720 2 drx 5m(クラレ社製
)(熱融着成分:変性ポリエステル110℃) EAチE17プ 3drx5m(チッソ社!り(熱融着
成分:ポリエチレン) ポリエステル繊維: EPO43X5 0.4drX5sm(([クラレ社製
)EPTC203x5 2drX5am(tl    
)ガラス(哉維; CMLFI to(日本板ガラス社
製)平均直径3μm1平均礒維長2.5〜4.0■実施
例1,2で作つ虎a維を用いて、実施例3゜4はバイン
ダー繊維を用いずとも嵩高性に優れたシートが得られた
また実施例5は熱融着性バインダー繊維を用いたもので
紙力は向上している。
実施例6〜11は熱融着バインダー繊維と他の添加繊維
を組合せたもので全て嵩比重0.06以下のものが得ら
れた。
比較例2のものは比較例1から得た繊維を用いたもので
あるが乾燥シートは得られたものの取扱うことのできな
い程弱いシートであった九め測定できなかつ友。
比較例3は熱融着バインダー繊維を添加してシート化し
たものであるが、充分な嵩高性は得られなかった。
本発明に於ける各特性値等の測定法は次の通シである。
(1)  固有粘度ニアエノールと四塩化エタンの等貴
重f混合溶液中30℃で測定。。
(2)繊度: JIS−1015−7−5−IA の方
法によシ測定。
(8)  捲縮数: JISL−1015−7−12−
1の方法によシ測定。
(4) 自由収縮率: JISL−1015−7−15
の方法に準じ、170℃の雰囲気中に30分間処理、デ
ニール当たシ300Wの荷重をかけて測定。
(6)紙物性の測定 坪     量:JISP8124 嵩 比 重:紙を4枚重ね合せ、2.55’/m”とな
るようにグラスチック板を当て、マイクロメーターで厚
さを測定し、一枚当りの平均値の厚さから求めた。マ九
これ以外の方法としてJISP 8118の方法により
厚さおよび嵩比重を測定する方法がある。実施例および
比較例ではこの方法によっても測定した。
強度及び伸度、JISP8113 吸 液 量:液体物質として水及び機械油を用いた。1
0c1gX10mの大きさに切シ取った紙料の重量(W
O)を測定する。水及び機械油に15分間fiill放
置し、紙料中の空気が置換されたことを確認する。紙料
を空気中にひき上げ液滴の落下がなくなる時の紙料重量
(Wl)を測定する。
(6)地合の均一性; ◎ パルプ紙と同一の均一さ ○ はぼパルプ紙と同一 Δ 乾式不織布の程度 X スパンボンド不織布程度 (7)  風合:感応判定とし下記の通りとした。
◎ 兎の毛のような感触(ぬめり感のある柔らかさ)○
     l     (柔らかい感じ)Δ 布のよう
な感触  (ザラザラしている)X 紙のような感触 
 (バリパリしている)(発明の効果) 本発明による潜在捲縮性ポリエステル系バインダー複合
繊維と必要により他の熱融着性バインダー繊維やその他
の天然繊維、再生繊維、合成9維を混抄し、熱処理する
ことにより、従来の湿式抄造設備で嵩高で柔軟な紙が得
られる。
本発明ではパルプの混抄が可能で抄紙性及び経済性の点
から乾式不織布に限られている生理用品や紙おむつの表
面材及び吸収材、家庭用・工業用のワイパー又医療用の
紙、テープ類、貼布材基布。
芯地、シート状中綿等の用途に用いることができる。一
方工業材料用途としては嵩高性を利用し、フィルター類
、水、油の吸収材料、ドレン材、断熱材、更には農業用
被覆材、クッション性のある包装材料、樹脂含浸用基布
等への利用が可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 捲縮形態がスパイラル捲縮である偏心芯鞘型又はサイド
    バイサイド型の複合繊維を含み、かつ2.5g/cm^
    2荷重時の嵩比重が0.06以下である嵩高紙において
    、該複合繊維が偏心芯鞘型の場合には鞘成分が下記(A
    )、芯成分が下記(B)からなり、またサイドバイサイ
    ド型の場合には一方の成分が下記(A)、他方の成分が
    (B)からなることを特徴とする嵩高紙。 (A):ジカルボン酸成分の20〜80モル%がイソフ
    タル酸であるポリエチレンテレフタレート系ポリマー (B):実質的にポリエチレンテレフタレートからなる
    ポリマー
JP11968589A 1989-05-11 1989-05-11 嵩高紙 Expired - Fee Related JP2765947B2 (ja)

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