JPH02300364A - シール材用不織布 - Google Patents

シール材用不織布

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JPH02300364A
JPH02300364A JP1116654A JP11665489A JPH02300364A JP H02300364 A JPH02300364 A JP H02300364A JP 1116654 A JP1116654 A JP 1116654A JP 11665489 A JP11665489 A JP 11665489A JP H02300364 A JPH02300364 A JP H02300364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nonwoven fabric
fibers
sealing material
molecular weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1116654A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Hiroyasu
広保 悟
Nobuo Hatta
信雄 八田
Toshiaki Iwamoto
岩本 俊昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は瓶類、缶類などの蓋のシール、パイプなどの接
続部のシールなどに使用するシール材用不織布に関する
ものである。
〈従来の技術〉 従来、シール材として不織布は広範囲に用いられている
が、不織布構成繊維としては再生セルロース繊維、ポリ
ビニルアルコール繊維、アクリル系繊維が一般的である
〈発明が解決しようとする課題〉 従来の不織布を用いたシール材では、湿潤時の不織布の
強力が大幅に低下したり、十分な液体遮蔽性が得られな
い。また、パーマネントセット性が無いため、形態の安
定性が悪いなどの欠点があった。
本発明は湿潤時の強力低下がなく、パーマネントセット
性を有し、シール効果の高いシール材用に適した不織布
を提供するにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、平均分子量が少なくとも800の高分子量ポ
リオキシアルキレングリコールヲ0.2〜10.0重量
%、スルホン酸金属塩誘導体を0.1〜5.0重量%を
それぞれ含有したポリエステル繊維を主体構成繊維とし
たシール材用不織布である。
また、本発明は、平均分子量が少なくとも800の高分
子量ポリオキシアルキレングリコールヲ0.2〜10.
0重量%、スルホン酸金属塩誘導体を0.1〜5.0重
量%をそれぞれ含有したポリエステル繊維であって、か
つ織維断面形状の偏平度L/Wが1.5〜15(ただし
、Lは織維断面の最大長、Wは最大幅)の偏平断面ポリ
エステル繊維を主体構成繊維としたシール材用不織布で
ある。
本発明は、シール材用不織布を構成する主体繊維が耐久
性のある吸水性ポリエステル繊維を使用することにある
。すなわち、本発明で使用する吸水性ポリエステル繊維
は、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート、エチレンテレフタレートを80モル
%以上含む共重合体、ポリへキサメチレンテレフタレー
ト、ポリジエチレンテレ7グレートなどのポリエステル
を紡糸して繊維を製造するに際し、平均分子量が少なく
とも800のポリオキシアルキレングリコール、例えば
、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシエチレン
−ポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシ
エチレンを50モル%以上含む共重合体などから選ばれ
たポリオキシアルキレングリコールを、ポリエステルに
対して0.2〜1O10重量%、およびスルホン酸金属
塩誘導体、例えば、1分子内に少なくとも1個のスルホ
ン酸金属塩の親水性基とアルキル基などの疎水性基を有
する化合物、例えば、R−SO,M。
R−OSO,M、  R−CON−5o、MlR−0(
C2H,O)、So、M。
R−OCOCRlCH(S03M)Coo−R,R−C
ONH−OSO3M。
RラーSO,MlRつ一〇(C2H40)、SO3M、
 R・:@so、u。
(ただし、Rは炭素数8以上のアルキル基、Mはナトリ
ウム、カリウム、リチウムから選ばれたアルカリ金属で
ある)などの群から選ばれた化合物をポリエステルに対
して0.1〜5.0重量%をそれぞれ添加したポリエス
テル組成物として溶融紡糸し、延伸、熱処理、捲縮など
の通常の処理工程を経て、単繊維繊度が1−10デニー
ルの範囲のポリエステルステーブル繊維とする。
また、シール材として高い液体遮蔽性を得るためには、
織維断面形状が丸断面よりも異形断面が好ましい。特に
好ましい織維断面形状としては特定の偏平度を有する偏
平繊維である。すなわち、特定の偏平度を有する偏平繊
維は、繊維横断面を観察して、繊維横断面の最大長し、
最大幅Wを測定し、L/Wで求めた値を偏平度とし、偏
平度が1.5〜15の範囲、好ましくは2.5〜8.0
の範囲にある偏平繊維である。この偏平度の範囲以外で
は有効に作用しなくなる。
次に、本発明のシール材用不織布の製造方法は、吸水性
ポリエステル繊維をステーブル繊維とし、必要に応じて
吸水性ポリエステル繊維の効果を妨げない範囲で他の繊
維、例えば、熱バインダー繊維、熱収縮性繊維、セルロ
ース系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリオレフ
ィン系繊維などの吸水性繊維、吸油性繊維などの群から
選ばれた繊維を混繊する、好ましくは40重量%以下の
量を混繊したステーブル繊維とし、通常の乾式法あるい
は湿死法により繊維ウェブとした後、ニードルパンチ法
および/または水流噴射法による繊維絡合処理を施して
得た繊維絡合不織布。また、必要に応じて樹脂加工を施
して得た不織布、熱バインダー繊維で固定した不織布な
どである。更に、不織布には例えばシリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂などによる撥水・撥油処理剤の付与、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの粉体あるい
はビーズなどを付与しておくことも遮蔽効果を高めるた
めに有効である。また、シール材用不織布には、必要に
応じて着色処理、エンボス処理、カレンダー掛けなどの
仕上げ処理を施して、所望の形状に裁断したり、所望の
形状に加工して製品とするO なお、本発明のシール材を構成する吸水性ポリエステル
繊維の吸水性は、ポリエステル繊維綿を水に浸漬して十
分に吸水させた後、遠心脱水機に掛けて余分の水を除去
し、残存水分量で求める。
すなわち、綿5gを常温の水に5分間浸漬し、遠心脱水
機で1500Gに10分間脱水処理し、次いで、処理後
の水分を測定して繊維重量に対する百分率で表示した抱
水率の値であり、本発明の不織布構成ポリエステル繊維
は、この抱水率の値が14%以上の一繊維であることが
十分な液体遮蔽効果を得ることができる。
次に、本発明で使用するポリエステル繊維の織維断面形
状を模式図で例示する。第1図は偏平断面形状の模式図
であり、Lは長さ、Wは幅である。
本発明の吸水性ポリエステル繊維を使用して作ったシー
ル材は、繊維中に存在する親水性物質の膨潤作用と繊維
の偏平性との相乗効果により、十分な液体遮蔽効果が得
られ、更に湿潤時の強力低下がなく、パーマネントセッ
ト性のある製品が得られる。
〈実施例〉 次に、本発明の実施態様を具体的な実施例で説明するが
、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。な
お、実施例中の部および%はことわりのない限り、重量
に関するものである。
実施例 1 30℃で測定した極限粘度(v)−0,68のポリエチ
レンテレフタレートの溶融物に、平均分子量18,50
0のポリオキシエチレングリコール3%、ドデシルベン
ゼンスルホン ヒンダードフェノール系酸化防止剤0.5%を添加し、
スタティックミキサーを通して混合した後、紡糸温度2
85℃で紡糸して第1図(1)の偏平繊維を得た。この
繊維は75℃の温水中で延伸し、熱固定した後繊維油剤
を付与し、機械捲縮を掛けて乾燥し、断面形状の偏平度
がL/W−4、単糸繊度2デニールのポリエステル繊維
を得た。次いで、この繊維を繊維長51+1101に切
断してステープル繊維とした後、カードおよびランダム
ウニバーを通して繊維ウェブとし、針番手40番のニー
ドルを用い、繊維ウェブの両面からニードルパンチング
で繊維絡合処理を行い、更に115℃の温度でカレンダ
ー掛けを行って平均目付145g/m”、見かけ密度0
.21g/cm3の繊維絡合不織布を得た。この繊維絡
合不織布の抱水率は17.4%であった。また、この繊
維絡合不織布の物性を表1に示した。
比較のために、通常の繊度1.5デニールのレーヨンス
テープル繊維を用い、実施例1と同様にして平均目付1
47g/m”の繊維絡合不織布を得た。この繊維絡合不
織布の抱水率は19.8%であった。この繊維絡合不織
布の物性を表1に比較し lこ 。
表1 すなわち、実施例の不織布は乾燥時と湿潤時の切断強力
の差が小さく、十分に締め付けることができるため、シ
ール材としての液体遮蔽性の優れたものであった。
実施例 2 30℃における極限粘度(v)−0.6 2のポリブチ
レンテレフタレートに平均分子量132,000のポリ
オキシエチレングリコール4%、高級アルキルスルホン
酸ソーダ1%、フェノール系酸化防止剤1.5%を添加
し、スタティックミキサーを通して混合した後、紡糸温
度270℃で紡糸して第1図(4)の偏平繊維を得た。
この繊維は延伸、熱固定などの工程を経て単繊度3デニ
ールの捲縮したポリエステルステープル繊維を得た。こ
の繊維の偏平度L/W− 1.7 5、抱水率18.3
%であった。このポリエステルステープル繊維80部と
、単繊度3デニールのポリエステル系熱バインダー繊維
20部とを混繊し、ランダムウニバーを通して繊維ウェ
ブを作り、水流絡合法で繊維の絡合処理を行って平均目
付116g/m”の繊維絡合不織布を得た。この繊維絡
合不織布は更に13.5°Cの加熱炉で3分間熱処理し
、続いてカレンダーで面の平滑化処理を施した。得られ
た不織布は、平均厚さ0−43n+a,見かけ密度的0
 − 2 7 g/cm”であり、バインダー繊維で固
定されて形態の安定した、面の平滑なものである。
この不織布を油類の器のシール材に使用したところ、長
期使用に対しても変形することがなく、密閉性に優れた
ものであった。
〈発明の効果〉 本発明の吸水性ポリエステル繊維を使用して作った不織
布を基材としたシール材は、液体遮蔽能力が大きく、耐
水性であって湿潤時の繊維強力の低下がなく、かつパー
マネントセット性がある優れたシール材となる不織布で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のシール材用不織布を構成する吸水性
ポリエステル繊維の偏平織維断面形状を模式図で例示し
たものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均分子量が少なくとも800の高分子量ポリオ
    キシアルキレングリコールを0.2〜10.0重量%、
    スルホン酸金属塩誘導体を0.1〜5.0重量%をそれ
    ぞれ含有したポリエステル繊維を主体構成繊維としたシ
    ール材用不織布。
  2. (2)繊維断面形状の偏平度L/Wが1.5〜15(た
    だし、Lは織維断面の最大長、Wは最大幅)の偏平断面
    ポリエステル繊維である請求項1記載のシール材用不織
    布。
JP1116654A 1989-05-09 1989-05-09 シール材用不織布 Pending JPH02300364A (ja)

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JP1116654A JPH02300364A (ja) 1989-05-09 1989-05-09 シール材用不織布

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JPH02300364A true JPH02300364A (ja) 1990-12-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026055A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Teijin Fibers Ltd 繊維構造体および繊維製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026055A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Teijin Fibers Ltd 繊維構造体および繊維製品

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