JP2738710B2 - 蓄電池用不織布 - Google Patents

蓄電池用不織布

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    • H01M50/40Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,蓄電池用不織布に関するもので,さらに詳
しくは,耐酸性と耐熱性とを兼ね備えた蓄電池用不織布
に関するものである。
(従来の技術) 従来から,ポリエステル,ナイロン,ポリオレフイン
等の不織布が蓄電池用不織布として使用されており,中
でも要求される性能及びコスト面からポリエステルから
なる不織布が広く使用されている。ところが,蓄電池用
不織布に使用される場合,繊維と繊維とを固着させるこ
とが必要で,固着させる方法としては,エマルジヨン系
バインダーで固着させる方法,ホツトメルトタイプバイ
ンダーを混繊して固着させる方法,エンボツシングロー
ラー等の圧接により固着させる方法,あるいはニードリ
ングにて絡ませて固着させる方法等が採用されている。
しかしながら,上述した方法により得られた不織布
は,いずれの方法から製造されたものであっても,用途
が蓄電池用として使用される場合,特に自動車用バツテ
リーについては,希硫酸溶液に長時間浸漬状態で使用さ
れ,さらに熱がかかるので,耐酸性及び耐熱性が要求さ
れるものである。そのため,不織布に耐薬品性と耐熱性
とを付与せしめる目的で,不織布表面に樹脂被膜加工が
施されているのが現状である。
(発明が解決しようとする課題) ところが,ポリエステルからなる不織布に上記樹脂被
膜加工を施したものでは,繊維表面に均一に樹脂を付与
することが難しく,耐酸性の向上が認められず,不織布
の繊維表面からの溶解(減量比)が起こり,これに熱の
作用が加わると,溶解作用がさらに加速されることとな
り,不織布が劣化する問題があった。また,溶解した不
織布の一部がバツテリーの底に体積し,極板と極板との
間で短絡が発生することもあり,バツテリーの寿命が短
くなる欠点があった。
本発明は,このような従来のポリエステルフイラメン
ト不織布からなる蓄電池用不織布の欠点を解消し,耐酸
性を向上させ,かつ熱の作用が加わっても劣化を起こさ
ず,不織布表面を乱すことのない蓄電池用不織布を提供
しようとするものである。
(課題を解決するための手段) すなわち,本発明は,部分的に熱圧接されている連続
フイラメントからなる不織シートであり,該連続フイラ
メントはポリエチレンがポリエチレンテレフタレートの
表面を全面的に覆っている2成分芯鞘構造を持ち,その
繊度が2〜20デニールで,該芯成分のポリエチレンテレ
フタレートの繊度が1〜15デニールであり,該ポリエチ
レンテレフタレートと該ポリエチレンとの重量比が1/5
〜3/1の範囲であることを特徴とする蓄電池用不織布を
要旨とするものである。
以下,本発明について詳述する。
本発明で用いられるポリエチレンは,通常,工業的に
利用されているポリエチレンであり,密度0.910〜0.925
の低密度ポリエチレン,同じく密度0.926〜0.940の中密
度ポリエチレン,同じく密度0.941〜0.965の高密度ポリ
エチレンのいずれもが対象となる。また,その中でも,
炭素数が4〜8のα−オレフインとエチレンを共重合さ
せることによって得られる直鎖状低密度ポリエチレンと
して市販されているものは,その可紡性,耐酸性等の点
から特に好ましい。
また,本発明で用いられるポリエチレンテレフタレー
トは,市販または工業的に利用されている通常のポリエ
チレンテレフタレートのうち,特に繊維用として市販さ
れているものであればよく,具体的には固有粘度が0.50
〜1.20の範囲のものが好ましい。
本発明における繊維の2成分芯鞘構造は,芯であるポ
リエチレンテレフタレートの表面を鞘であるポリエチレ
ンが全面にわたって覆っているような構造であればよ
く,断面形状でいえば,一般的な中心を共有する同心円
状のものの他,芯成分が偏心しているものや,芯鞘とも
円形以外の異形断面のものでもよい。
芯成分と鞘成分との重量比を1/5〜3/1と限定したの
は,この比が3/1以上の場合は,ポリエチレンの量が不
足して芯部を全面的に覆わない場合があり,そのため十
分な耐薬品性の効果が得られないことになる。また、1/
5以下の場合には,不織布自体の強度を担っている芯成
分の量が不足するため,シートとしての強度が弱くなっ
たり,不織布の腰がなくなるという理由による。
また,芯成分のポリエステル自体のデニールは,直接
本発明の蓄電池用不織布の物性を支配するものであり,
薬品処理,熱処理あるいは表面加工等の諸工程に耐える
ために,少なくとも1デニール以上でなければならな
い。また,15デニール以上になると,必然的に複合糸と
しての全デニールも大きくなり,不織布を構成するフイ
ラメントの数が減少して目の粗い不織布になり,バツテ
リーの電極表面を覆っている不織布に空隙が生じ,バツ
テリー液で発生する気泡を含んで電気抵抗が大きくな
り,起電力低下の原因となる。本発明の効果を発揮する
ためには,前記した理由から,全デニールで2〜20デニ
ール,芯成分としては1〜15デニールであることが必要
である。
このような2成分芯鞘構造を持つ連続フイラメント
は,従来公知の複合紡糸装置を用いて製造することがで
きる。また,この連続フイラメントをウエブにするに
は,従来公知の一般的な方法,例えば、空気圧を利用し
て繊維を延伸しつつ,一般的に使用されている開繊装置
を利用して開繊した後,稼働する多孔質帯状体上に堆積
しつつ移送するというような方法が利用できる。
(作 用) 本発明によれば,不織布を構成する連続フイラメント
の表面が鞘成分であるポリエチレンにて覆われているた
め,芯部のポリエステルが直接薬品に接触することがな
く,ポリエチレンの優れた耐酸性により,蓄電池用不織
布の性能が向上するものである。さらに,芯成分には,
ポリエステルが含まれているので,ポリエチレン100%
からなる不織布とは異なり,風合が柔らかすぎず,適度
の硬さと腰を有したものとなるため,加工時の操業性が
向上することとなる。
また,高温雰囲気下に暴露しても,不織布の熱による
収縮率が小さいので,寸法安定性の面でも優れている。
(実施例) 以下,実施例により本発明を具体的に説明する。
なお,実施例で行った蓄電池用不織布の性能評価につ
いては,まとめて下記に示す。
(1) 耐酸性 10cm×10cmの試験片を40%硫酸水溶液の入った容器に
浸漬し,密封後,80℃×4週間の処理条件で処理し,そ
の減量率を求めた。
(2) 耐熱性 JIS L−1042に準じてサンプリングし,熱風循環式乾
燥機にて150℃×15分間の処理条件で無緊張熱処理し,
収縮率を求めた。
(3) 電気抵抗 JIS C−2313に準じて測定した。
(4) 融点および固有粘度 ポリエチレンの融点は,パーキンエルマー社製DSC−2
C型の示差走査熱量計を用い,昇温速度20℃/分で測定
した値であり,ポリエステルの固有粘度は,フエノール
と四塩化エタンの等重量混合溶液を用い,ポリマー濃度
0.5g/100ml,温度20℃で測定した値である。
実施例および比較例 固有粘度が0.72のポリエステルを芯成分とし,密度が
0.937g/cm3,ASTM D−1238(E)法によるメルトインデ
ツクス値が25g/10分,融点が128℃である直鎖状低密度
ポリエチレンを鞘成分とする複合糸を作り,その単糸繊
度が3及び15デニール,芯成分に対する鞘成分重量比が
第1表に示す比率にてフイラメントを紡出し,空気圧に
より繊維を延伸しつつ,静電気による開繊装置を利用し
て開繊した後,稼働する多孔質帯状体上に堆積し,不織
布とした。
この不織布の耐酸性,耐熱性を測定し,得られた結果
を第1表に示す。
第1表から明らかなように,本発明の不織布は耐酸
性,耐熱性が優れているので,好適に蓄電池用不織布に
用いられるものである。
(発明の効果) 本発明の蓄電池用不織布は,繊維表面の全面にわたり
ポリエチレンで覆われているので,硫酸等の耐酸性に優
れており,従来のポリエステル不織布に比較して繊維の
損傷が極めて少ないものであり,また,芯部のポリエス
テル成分が耐熱性に優れていることから,寸法安定性の
面でも優れており,蓄電池用不織布として広く利用でき
るものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分的に熱圧接されている連続フイラメン
    トからなる不織シートであり,該連続フイラメントはポ
    リエチレンがポリエチレンテレフタレートの表面を全面
    的に覆っている2成分芯鞘構造からなり,その繊度が2
    〜20デニールで,該芯成分のポリエチレンテレフタレー
    トの繊度が1〜15デニールであり,該ポリエチレンテレ
    フタレートと該ポリエチレンとの重量比が1/5〜3/1の範
    囲であることを特徴とする蓄電池用不織布。
  2. 【請求項2】ポリエチレンがα−オレフインとエチレン
    の共重合体からなる直鎖状低密度ポリエチレンである請
    求項1記載の蓄電池用不織布。
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