JPH0230007Y2 - - Google Patents

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JPH0230007Y2
JPH0230007Y2 JP1982176927U JP17692782U JPH0230007Y2 JP H0230007 Y2 JPH0230007 Y2 JP H0230007Y2 JP 1982176927 U JP1982176927 U JP 1982176927U JP 17692782 U JP17692782 U JP 17692782U JP H0230007 Y2 JPH0230007 Y2 JP H0230007Y2
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JP
Japan
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liquid
filter press
cloth
chamber
tank
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JP1982176927U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、フイルタプレスにおける布の洗
浄装置に関し、その特徴とするところは、機械的
な洗浄では除去することができないまでに汚れた
布を機体から取り外すことなく、簡単迅速に洗
浄できるようにした点にある。従来、布に炭酸
カルシウム、スラリー等の無機物が固着すると、
高圧水で洗浄してもこれを除去することはできな
かつた。このような場合、従来においては、本機
体から布を取りはずし、酸性の処理液等に長時
間浸漬して目詰り成分を溶解したのち、高速ジエ
ツターあるいはブラシ等を用いて水洗している。
この操作は、布を本機体から着脱するので、手
数を要する上、長時間を要し、また、酸洗いをす
る際には、強度の酸性液に対して手扱いであるの
で危険を併うものである。
この考案は、上述のような従来の難点を解消し
たものであつて、その要旨とするところは、フイ
ルタプレスにおいて目詰りした布を洗浄するに
当つて、先ず、閉板した状態において、原液供給
管から分岐して接続したヘツドタンクから洗浄液
を室に流下させ、布の目詰り成分を溶解した
のちそれを抜取り、薬液タンクに返送するように
したものである。
以下、図面に基づいてこの考案を具体的に説明
すると、その構成は、各板間にそれぞれ設けた
布が目詰りした時に、これらの布をその設け
た位置で、洗浄するようにした装置において、フ
イルタプレス1の上方にヘツドタンク12を設
け、このヘツドタンク12に原液供給管2と、薬
液供給用のポンプ3を介して薬液タンク4を連結
すると共に、室5に連通する液管6にバルブ
7を設け、前記液管6からの洗浄排液を回収す
る回収装置8を前記薬液タンク4に連結したもの
である。そして、洗浄排液の回収装置8は、実施
例においては液管6の下方に配設して、室5
内のケーキから分離して排出される液を受ける
トラフを利用したものであつて、このトラフ8の
排水管9にはバルブ10,11を設けて、薬液タ
ンクに連通するようにしてある。
布の目詰り物を除去する時には、バルブ1
3,14を切り換えてヘツドタンク12と室5
を連通させれば、薬液がヘツド差により室に自
然に流下するようにしてある。即ち、室5に注
入した薬液が漏出して減少しても、ヘツドタンク
12から薬液が自然に流下し、室5の内部を常
に満水にしておくことができるもので、各室5
内の薬液量を検知してポンプ等で薬液を補給する
装置が不用となるものである。また、符号15は
液面計であつて、ポンプ3と連動連結してある。
符号16はエアー抜き管、17はストレーナであ
る。
なお、この布の洗浄装置に使用する薬液は、
インヒビタ、界面活性剤、還元剤等を添加した酸
性洗浄薬液であつて、ジエツト水では除去できな
い炭酸塩、無機塩類を酸性洗浄薬液で溶解すると
共に、インヒビタで金属部分が酸により腐蝕され
るのを防止するものであり、界面活性剤は酸洗浄
によつて生じた第2鉄イオンを減少させてインヒ
ビタの効果を保持するものである。
本願考案は、上述のように構成されているので
布に付着した目詰り物がジエツト水で除去でき
なくなつた時には、フイルタプレス1を閉板した
状態において、液管6のバルブ7を閉塞し、ヘ
ツドタンク10から室5にこの時、バルブをわ
ずかに開き、少しづつ薬液を排出循環させてもよ
い。そして、所定時間目詰りした布を薬液に浸
漬させ、布に付着した炭酸塩、無機塩類を溶解
させる。次に、液管6のバルブ7を開いて室
5から洗浄排液を流出させて、薬液タンク4へ返
送する。そして、なおも布の目内に残存する目
詰り成分も酸性薬液によつて溶解剥離されている
ので、板を開板してジエツト水流を布に吹き
付けることにより完全に除去することができる。
以上のようにこの考案に係る装置によれば、
室に流入した薬液が漏出して減少しても、ヘツド
タンクから薬液が自然に流下するので、常に室
内部は満水状態となつており、布の目詰り物を
均一に除去することが出来る。しかも、室内の
薬液量を検知する装置を必要としないものであ
る。また、液管のバルブをわずかに開いておけ
ば、ポンプを連続運転しなくても、薬液を満水状
態で室から排出循環させることが出来るもので
あつて、従来の目詰りしたときに用いた処理操作
に比較して卓越した効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、この考案に係る布の洗浄装置であ
る。 符号説明、1…フイルタプレス、2…原液供給
管、3…ポンプ、4…薬液タンク、5…室、6
…液管、7…バルブ、8…トラフ、12…ヘツ
ドタンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各板間にそれぞれ設けた布が目詰りした時
    に、これらの布をその設けた位置で洗浄するよ
    うにしたフイルタプレスにおいて、フイルタプレ
    ス1の上方にヘツドタンク12を設け、このヘツ
    ドタンク12に原液供給管2とポンプ3を介して
    薬液タンク4を連結すると共に、室5に連通す
    る液管6にバルブ7を設け、前記液管6から
    の洗浄排液を回収する回収装置8を、前記薬液タ
    ンク4に連結したことを特徴とするフイルタプレ
    スにおける布の洗浄装置。
JP17692782U 1982-11-22 1982-11-22 フイルタプレスにおける濾布の洗浄装置 Granted JPS5982511U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5982511U JPS5982511U (ja) 1984-06-04
JPH0230007Y2 true JPH0230007Y2 (ja) 1990-08-13

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ID=30384524

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JP17692782U Granted JPS5982511U (ja) 1982-11-22 1982-11-22 フイルタプレスにおける濾布の洗浄装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH043604Y2 (ja) * 1985-03-29 1992-02-04
TWI295667B (en) * 2004-11-16 2008-04-11 Powerchip Semiconductor Corp System of sludge dewatering and method for filter cloth automatic washing of filter press
JP2014100616A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Shin Nippon Process Kogeisha:Kk フィルタープレスの濾布目詰まり解消システム及び濾布目詰まり解消方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5625173A (en) * 1979-05-08 1981-03-10 Rhone Poulenc Agrochimie Manufacture of benzoxazolone

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JPS5982511U (ja) 1984-06-04

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