JPH02297972A - メモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶縁膜の形成方法 - Google Patents
メモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶縁膜の形成方法Info
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- JPH02297972A JPH02297972A JP1117580A JP11758089A JPH02297972A JP H02297972 A JPH02297972 A JP H02297972A JP 1117580 A JP1117580 A JP 1117580A JP 11758089 A JP11758089 A JP 11758089A JP H02297972 A JPH02297972 A JP H02297972A
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Landscapes
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- Non-Volatile Memory (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はメモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶
縁膜の形成方法に関するものである。
縁膜の形成方法に関するものである。
最近、薄膜トランジスタにメモリ効果をもたせたメモリ
用薄膜トランジスタが開発されている。
用薄膜トランジスタが開発されている。
第7図は従来のメモリ用薄膜トランジスタを示したもの
で、ここでは逆スタガー型の薄膜トランジスタを示して
いる。このメモリ用薄膜トランジスタは1、ガラス等か
らなる絶縁基板1上に形成されたゲート電極2と、この
ゲート電極2の上に基板1のほぼ全面にわたって形成さ
れたゲート絶縁$3と、このゲート絶縁13の上に前記
ゲート電極2と対向させて形成されたi型アモルファス
・シリコン(i−a−8i)からなるi型半導体層4と
、このi型半導体層4の上に、n型不純物をドープした
アモルファス・シリコン(n 4″−a−31)からな
るn型半導体層5を介して形成されたソース電極6およ
びドレイン電極7とからなっている。なお、上記ゲート
電極2とソース、ドレイン電極6.7はそれぞれ図示し
ない配線につながっている。そして、上記ゲート絶縁膜
3は、上記薄膜トランジスタにメモリ効果をもたせるた
めに、電荷トラップ機能をもつ絶縁膜とされており、こ
のゲート絶縁膜3は、シリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si/N)を化学量論比(S l / N
= 0.75)より大きくした窒化シリコン(SI N
)からなっている。このゲート絶縁膜3は、その組成比
が、S I /N−0,85〜1.15であればメモリ
素子として十分な電荷トラップ機能をもつが、最適な(
電荷のトラップ機能が最も大きい)組成比は、Si/N
=1.0付近である。このゲート絶縁111i3は、プ
ラズマCVD法により、シラン−ガス(Si H4)と
アンモニアφガス(NH))との流量比を、基板1上に
堆積する窒化シリコン膜の組成比(31/N)が所望の
値になるように選んで形成されている。
で、ここでは逆スタガー型の薄膜トランジスタを示して
いる。このメモリ用薄膜トランジスタは1、ガラス等か
らなる絶縁基板1上に形成されたゲート電極2と、この
ゲート電極2の上に基板1のほぼ全面にわたって形成さ
れたゲート絶縁$3と、このゲート絶縁13の上に前記
ゲート電極2と対向させて形成されたi型アモルファス
・シリコン(i−a−8i)からなるi型半導体層4と
、このi型半導体層4の上に、n型不純物をドープした
アモルファス・シリコン(n 4″−a−31)からな
るn型半導体層5を介して形成されたソース電極6およ
びドレイン電極7とからなっている。なお、上記ゲート
電極2とソース、ドレイン電極6.7はそれぞれ図示し
ない配線につながっている。そして、上記ゲート絶縁膜
3は、上記薄膜トランジスタにメモリ効果をもたせるた
めに、電荷トラップ機能をもつ絶縁膜とされており、こ
のゲート絶縁膜3は、シリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si/N)を化学量論比(S l / N
= 0.75)より大きくした窒化シリコン(SI N
)からなっている。このゲート絶縁膜3は、その組成比
が、S I /N−0,85〜1.15であればメモリ
素子として十分な電荷トラップ機能をもつが、最適な(
電荷のトラップ機能が最も大きい)組成比は、Si/N
=1.0付近である。このゲート絶縁111i3は、プ
ラズマCVD法により、シラン−ガス(Si H4)と
アンモニアφガス(NH))との流量比を、基板1上に
堆積する窒化シリコン膜の組成比(31/N)が所望の
値になるように選んで形成されている。
このメモリ用薄膜トランジスタは、そのゲート電圧VG
−ドレイン電流ID特性に第8図に示すようなヒステリ
シス性があり、電気的(こ書込み/読出し/消去可能な
メモリ効果をもっている。なお、第8図は、ゲート絶縁
膜(窒化シリコン膜)3の組成比(Si/N)が、Sl
/N=1.0テあるメモリ用薄膜トランジスタのVc
Io特性を示している。
−ドレイン電流ID特性に第8図に示すようなヒステリ
シス性があり、電気的(こ書込み/読出し/消去可能な
メモリ効果をもっている。なお、第8図は、ゲート絶縁
膜(窒化シリコン膜)3の組成比(Si/N)が、Sl
/N=1.0テあるメモリ用薄膜トランジスタのVc
Io特性を示している。
しかしながら、上記従来のメモリ用薄膜トランジスタは
、そのゲート絶縁膜3の電荷トラップ機能に“ばらつき
2.があり、そのために、メモリ特性の安定したものを
歩留りよく製造できないという問題をもっていた。
、そのゲート絶縁膜3の電荷トラップ機能に“ばらつき
2.があり、そのために、メモリ特性の安定したものを
歩留りよく製造できないという問題をもっていた。
これは、ゲート絶縁膜3となる窒化シリコンをプラズマ
CVD法により堆積する際に、シラン争ガスとアンモニ
ア・ガスとの流量比を一定に保っておいても、窒化シリ
コンの堆積面(基板1面およびゲート電極2面)との界
面状態の変動や、基板温度の変動等により、堆積する窒
化シリコンの組成比(Si/N)が変動してその電荷ト
ラップ機能に“ばらつき“が発生するためであり、これ
がトランジスタのヒステリシス性の変動として現れて、
トランジスタのメモリ特性に影響する。
CVD法により堆積する際に、シラン争ガスとアンモニ
ア・ガスとの流量比を一定に保っておいても、窒化シリ
コンの堆積面(基板1面およびゲート電極2面)との界
面状態の変動や、基板温度の変動等により、堆積する窒
化シリコンの組成比(Si/N)が変動してその電荷ト
ラップ機能に“ばらつき“が発生するためであり、これ
がトランジスタのヒステリシス性の変動として現れて、
トランジスタのメモリ特性に影響する。
本発明は上記のような実情にかんがみてなされたもので
あって、その目的とするところは、窒化シリコンからな
るゲート絶縁膜が必ず最適な電荷トラップ機能をもつよ
うにした、ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定した
ものを歩留りよく得ることができるメモリ用薄膜トラン
ジスタを提供するとともに、あわせてそのゲート絶縁膜
の形成方法を提供することにある。
あって、その目的とするところは、窒化シリコンからな
るゲート絶縁膜が必ず最適な電荷トラップ機能をもつよ
うにした、ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定した
ものを歩留りよく得ることができるメモリ用薄膜トラン
ジスタを提供するとともに、あわせてそのゲート絶縁膜
の形成方法を提供することにある。
本発明のメモリ用薄膜トランジスタは、窒化シリコンか
らなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si /N)を膜厚方向において変え、この
ゲート絶縁膜の膜厚内の一部の領域の前記組成比をSl
/N=1.0としたことを特徴とするものである。
らなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si /N)を膜厚方向において変え、この
ゲート絶縁膜の膜厚内の一部の領域の前記組成比をSl
/N=1.0としたことを特徴とするものである。
上記ゲート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子Si
と窒素原子Nとの組成比(Si /N)は、ゲート電極
側から半導体層側に91/N−約0.75〜Si/N−
約1.15の範囲で変化させるのが望ましい。
と窒素原子Nとの組成比(Si /N)は、ゲート電極
側から半導体層側に91/N−約0.75〜Si/N−
約1.15の範囲で変化させるのが望ましい。
また、本発明のメモリ用薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン−ガスとアンモニア・
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することを特
徴とするものである。
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン−ガスとアンモニア・
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することを特
徴とするものである。
このゲート絶縁膜の形成方法では、上記シラン・ガスと
アンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極側から半導
体層側に向かって約1=2〜約1:1の範囲で変化させ
るのが望ましい。
アンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極側から半導
体層側に向かって約1=2〜約1:1の範囲で変化させ
るのが望ましい。
すなわち、本発明のメモリ用薄膜トランジスタは、窒化
シリコンからなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒
素原子Nとの組成比’(Si/N)を膜厚方向において
変えることにより、このゲート絶縁膜の膜厚内の一部の
領域に必ず前記組成比がSi/N=1.0となる部分が
できるようにしたものであり、このメモリ用薄膜トラン
ジスタによれば、窒化シリコンからなるゲート絶縁膜が
、その膜厚内の前記組成比(Si/N)がSi/N=1
.0付近となる領域において最適な電荷トラップ機能を
もつから、ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定した
ものを歩留りよく得ることができる。
シリコンからなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒
素原子Nとの組成比’(Si/N)を膜厚方向において
変えることにより、このゲート絶縁膜の膜厚内の一部の
領域に必ず前記組成比がSi/N=1.0となる部分が
できるようにしたものであり、このメモリ用薄膜トラン
ジスタによれば、窒化シリコンからなるゲート絶縁膜が
、その膜厚内の前記組成比(Si/N)がSi/N=1
.0付近となる領域において最適な電荷トラップ機能を
もつから、ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定した
ものを歩留りよく得ることができる。
また、このメモリ用薄膜トランジスタにおいて、上記ゲ
ート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子Siと窒素
原子Nとの組成比(81/N)を、ゲート電極側から半
導体層側にSi/N−約0.75〜Sl/N−約1.1
5の範囲で変化させれば、ゲート絶縁膜の膜厚内の一部
の領域に必ず前記組成比がSl/N=1.0となる部分
ができるし、また、ゲート絶縁膜のゲート電極との界面
付近の組成比が化学量論比(Si /N−0,75)に
近くなるから、ゲート絶縁膜の耐圧を高くして、ゲート
電極とソース、ドレイン電極との間のリーク電流を小さ
くすることができる。
ート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子Siと窒素
原子Nとの組成比(81/N)を、ゲート電極側から半
導体層側にSi/N−約0.75〜Sl/N−約1.1
5の範囲で変化させれば、ゲート絶縁膜の膜厚内の一部
の領域に必ず前記組成比がSl/N=1.0となる部分
ができるし、また、ゲート絶縁膜のゲート電極との界面
付近の組成比が化学量論比(Si /N−0,75)に
近くなるから、ゲート絶縁膜の耐圧を高くして、ゲート
電極とソース、ドレイン電極との間のリーク電流を小さ
くすることができる。
また、本発明のメモリ用薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン・ガスとアンモニア会
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することによ
って、シリコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(81
/N)を膜厚方向において変えたゲート絶縁膜を形成す
るものであり、このゲート絶縁膜の形成方法によれば、
膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSl/N=1.
0となる部分があるゲート絶縁膜を形成することができ
る。
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン・ガスとアンモニア会
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することによ
って、シリコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(81
/N)を膜厚方向において変えたゲート絶縁膜を形成す
るものであり、このゲート絶縁膜の形成方法によれば、
膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSl/N=1.
0となる部分があるゲート絶縁膜を形成することができ
る。
また、このゲート絶縁膜の形成方法において、上記シラ
ン・ガスとアンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極
側から半導体層側に向かって約1:2〜約1=1の範囲
で変化させれば、形成されるゲート絶縁膜の膜厚内の一
部の領域に必ず前記組成比(Si /N)がSi/N■
1.0となる部分をつくることができるとともに、ゲー
ト絶縁膜のゲート電極との界面付近の組成比を化学量論
比(S i /N−0,75)に近くして、耐圧の高い
ゲート絶縁膜を形成することができる。
ン・ガスとアンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極
側から半導体層側に向かって約1:2〜約1=1の範囲
で変化させれば、形成されるゲート絶縁膜の膜厚内の一
部の領域に必ず前記組成比(Si /N)がSi/N■
1.0となる部分をつくることができるとともに、ゲー
ト絶縁膜のゲート電極との界面付近の組成比を化学量論
比(S i /N−0,75)に近くして、耐圧の高い
ゲート絶縁膜を形成することができる。
以下、本発明の一実施例を逆スタガー型のメモリ用薄膜
トランジスタについて図面を参照し説明する。
トランジスタについて図面を参照し説明する。
第1図および第2図は本実施例のメモリ用薄膜トランジ
スタの断面図および平面図である。このメモリ用薄膜ト
ランジスタの構造を説明すると、第1図および第2図に
おいて、11はガラス等からなる絶縁基板、12はこの
絶縁基板11上に形成されたゲート電極、13は前記ゲ
ート電極12の上に基板11のほぼ全面にわたって形成
されたゲート絶縁膜である。14は上記ゲート絶縁膜1
3の上に前記ゲート電極12と対向させて形成されたi
型アモルファス−シリコン(i−a−8i)からなるi
型半導体層、16および17は前記i型半導体層14の
上に、n型不純物をドープしたアモルファス・シリコン
(n”−a−81)からなるn型半導体層15を介して
形成されたソース電極およびドレイン電極である。なお
、上記n型半導体層15は、i型半導体層14のチャン
ネル領域(ソース、ドレイン電極16.17間の部分)
において分離されている。また、前記ゲート電極12は
ゲートライン12aにつながっており、ソース電極16
およびドレイン電極17はソースライン16aおよびド
レインライン17aにつながっている。
スタの断面図および平面図である。このメモリ用薄膜ト
ランジスタの構造を説明すると、第1図および第2図に
おいて、11はガラス等からなる絶縁基板、12はこの
絶縁基板11上に形成されたゲート電極、13は前記ゲ
ート電極12の上に基板11のほぼ全面にわたって形成
されたゲート絶縁膜である。14は上記ゲート絶縁膜1
3の上に前記ゲート電極12と対向させて形成されたi
型アモルファス−シリコン(i−a−8i)からなるi
型半導体層、16および17は前記i型半導体層14の
上に、n型不純物をドープしたアモルファス・シリコン
(n”−a−81)からなるn型半導体層15を介して
形成されたソース電極およびドレイン電極である。なお
、上記n型半導体層15は、i型半導体層14のチャン
ネル領域(ソース、ドレイン電極16.17間の部分)
において分離されている。また、前記ゲート電極12は
ゲートライン12aにつながっており、ソース電極16
およびドレイン電極17はソースライン16aおよびド
レインライン17aにつながっている。
そして、前記ゲート絶縁膜13は、窒化シリコン(Si
N)からなっており、このゲート絶縁膜13は200
0人の膜厚に形成されている。また、このゲート絶縁1
113は、そのシリコン原子s1と窒素原子Nとの組成
比(Si/N)を、膜厚方向において変え、このゲート
絶縁膜の膜厚内の一部の領域の前記組成比をSi/N=
1.0としたものとされている。
N)からなっており、このゲート絶縁膜13は200
0人の膜厚に形成されている。また、このゲート絶縁1
113は、そのシリコン原子s1と窒素原子Nとの組成
比(Si/N)を、膜厚方向において変え、このゲート
絶縁膜の膜厚内の一部の領域の前記組成比をSi/N=
1.0としたものとされている。
第3図は前記ゲート絶縁膜13のシリコン原子SIと窒
素原子Nの分布を示す模式図であり、このゲート絶縁膜
12のシリコン原子sIと窒素原子Nとの組成比(Si
/N)は、ゲート電極12側(図において下側)がらi
型半導体層14側(図におイテ上側)にSi/N−約o
、75〜Si/N−約1.15の範囲で変化させてあり
、Sl/N=1.0の領域は膜厚内の中央より若干l型
半導体層14側に偏った位置にある。
素原子Nの分布を示す模式図であり、このゲート絶縁膜
12のシリコン原子sIと窒素原子Nとの組成比(Si
/N)は、ゲート電極12側(図において下側)がらi
型半導体層14側(図におイテ上側)にSi/N−約o
、75〜Si/N−約1.15の範囲で変化させてあり
、Sl/N=1.0の領域は膜厚内の中央より若干l型
半導体層14側に偏った位置にある。
第4図は上記メモリ用薄膜トランジスタの製造工程を示
したもので、このメモリ用薄膜トランジスタは次のよう
にして製造される。
したもので、このメモリ用薄膜トランジスタは次のよう
にして製造される。
まず第4図(a)に示すように、絶縁基板11の上にゲ
ート電極12およびゲートライン12aを形成する。こ
のゲート電極12およびゲートライン12aは、基板1
1上にクロム(Cr )等の金属を真空蒸着法またはス
パッタリング法により1000人の厚さに堆積させ、こ
の金属膜をフォト・リソグラフィ法によりバターニング
する方法で形成する。
ート電極12およびゲートライン12aを形成する。こ
のゲート電極12およびゲートライン12aは、基板1
1上にクロム(Cr )等の金属を真空蒸着法またはス
パッタリング法により1000人の厚さに堆積させ、こ
の金属膜をフォト・リソグラフィ法によりバターニング
する方法で形成する。
次に、第4図(b)に示すように、上記基板11上にそ
の全面にわたって窒化シリコンからなるゲート絶縁膜1
3を2000人の厚さに形成し、その上にi型半導体層
(i−a−Si層)14を1500人の厚さに形成する
。
の全面にわたって窒化シリコンからなるゲート絶縁膜1
3を2000人の厚さに形成し、その上にi型半導体層
(i−a−Si層)14を1500人の厚さに形成する
。
上記ゲート絶縁膜13の形成は、ゲート絶縁膜13とな
る窒化シリコンを、プラズマCVD法により、シラン・
ガスS I H4とアンモニア・ガスN H3との流量
比を経時的に変化させて基板11上に堆積させて形成す
る。
る窒化シリコンを、プラズマCVD法により、シラン・
ガスS I H4とアンモニア・ガスN H3との流量
比を経時的に変化させて基板11上に堆積させて形成す
る。
この窒化シリコンの堆積は、シラン・ガスSi H4と
アンモニア・ガスNH,との合計流量を一定に保ちなが
ら、シラン・ガス5IH4の流量を連続的に増加させ、
アモニア・ガスNH3の流量を連続的に減少させて行く
とともに、このシラン拳ガス5f)I4の流量(Si
H4[SCCM] )とアンモニアφガスNH3の流量
(N Hs l”sccM] )を、窒化シリコンの
堆積初期はS i Ha [SCC’M] : N
Hs [SCCM]讃約1=2、堆積末期はSi
H4[SCCM] :N Hs l:sccM]−
約1:1となるように選んで行なう。
アンモニア・ガスNH,との合計流量を一定に保ちなが
ら、シラン・ガス5IH4の流量を連続的に増加させ、
アモニア・ガスNH3の流量を連続的に減少させて行く
とともに、このシラン拳ガス5f)I4の流量(Si
H4[SCCM] )とアンモニアφガスNH3の流量
(N Hs l”sccM] )を、窒化シリコンの
堆積初期はS i Ha [SCC’M] : N
Hs [SCCM]讃約1=2、堆積末期はSi
H4[SCCM] :N Hs l:sccM]−
約1:1となるように選んで行なう。
このように、シラン拳ガスSi H4とアンモニア−ガ
スNH3との流量比(Si H4[SCCM] /N
H3[SCCM] )を経時的に変化させてゲート絶縁
膜13となる窒化”シリコンを堆積すると、形成された
ゲート絶縁膜13は、そのシリコン原子Siと窒素原子
Nとの組成比(Si/N)が膜厚方向において連続的に
変化し、かつ初期に堆積したゲート電極12側の組成比
がSi/N−約0.75、末期に堆積したi型半導体層
14側の組成比がsx/反−約1.15の膜となり、そ
の膜厚内の一部の領域に、前記組成比がSi/N=1.
0となる部分ができる。
スNH3との流量比(Si H4[SCCM] /N
H3[SCCM] )を経時的に変化させてゲート絶縁
膜13となる窒化”シリコンを堆積すると、形成された
ゲート絶縁膜13は、そのシリコン原子Siと窒素原子
Nとの組成比(Si/N)が膜厚方向において連続的に
変化し、かつ初期に堆積したゲート電極12側の組成比
がSi/N−約0.75、末期に堆積したi型半導体層
14側の組成比がsx/反−約1.15の膜となり、そ
の膜厚内の一部の領域に、前記組成比がSi/N=1.
0となる部分ができる。
すなわち、第5図は、プラズマCVD法により窒化シリ
コン膜(SIN膜)を堆積させたときの、シラン・ガス
5IH4とアンモニア・ガスNH。
コン膜(SIN膜)を堆積させたときの、シラン・ガス
5IH4とアンモニア・ガスNH。
との流量比(S I H41:5ccI4] / N
H3[SCCMコ)と、堆積した窒化シリコン膜中のシ
リコン原子Slと窒素原子Nの組成比(Si /N)の
関係を調べた結果を示したもので、ここでは、基板温度
を250℃、圧力をQ、5 TOrrs雰囲気ガスであ
る窒素ガスN2の流量を3901:sccド〕 (一定
)、シラン・ガスSi H4とアンモニア・ガスN H
3との合計流量を90 [SCCM] (一定)とし
て窒化シリコンを堆積させたときの測定結果を示してい
る。
H3[SCCMコ)と、堆積した窒化シリコン膜中のシ
リコン原子Slと窒素原子Nの組成比(Si /N)の
関係を調べた結果を示したもので、ここでは、基板温度
を250℃、圧力をQ、5 TOrrs雰囲気ガスであ
る窒素ガスN2の流量を3901:sccド〕 (一定
)、シラン・ガスSi H4とアンモニア・ガスN H
3との合計流量を90 [SCCM] (一定)とし
て窒化シリコンを堆積させたときの測定結果を示してい
る。
この第5図から分かるように、シラン・ガスSiH4と
アンモニア・ガスNH,とのA量比をSi H4[SC
CM] /NH3[SCCM]−約30/ 80(SI
H41:sccMコ : N H3[SC
CM] −約 1 = 2 )にして堆積され
た窒化シリコン膜中の組成比(SIN)は、5iN−約
0.75であり、上記流量比をSI H,[SCCM]
/NH3[SCCM] −約45/45 (Si H
4[SCCM] : NH3[SCCM] −約1=
1)にして堆積された窒化シリコン膜中の組成比(SI
N)は、5IN−約0.75であり、上記流量比をS
i H4[SCCM] / N H3[SCCM]
−約42/ 4gにして堆積された窒化シリコン膜中の
組成比(Si N)は、5IN−約1.0である。
アンモニア・ガスNH,とのA量比をSi H4[SC
CM] /NH3[SCCM]−約30/ 80(SI
H41:sccMコ : N H3[SC
CM] −約 1 = 2 )にして堆積され
た窒化シリコン膜中の組成比(SIN)は、5iN−約
0.75であり、上記流量比をSI H,[SCCM]
/NH3[SCCM] −約45/45 (Si H
4[SCCM] : NH3[SCCM] −約1=
1)にして堆積された窒化シリコン膜中の組成比(SI
N)は、5IN−約0.75であり、上記流量比をS
i H4[SCCM] / N H3[SCCM]
−約42/ 4gにして堆積された窒化シリコン膜中の
組成比(Si N)は、5IN−約1.0である。
したがって、シラン・ガスSi H4とアンモニア中ガ
スNH,との流量比(Si H,[SCCM] /NH
3[SCCM] )を、上記のようにゲート電極12側
からL型半導体層14側に向かって約1:2〜約1:1
の範囲で変化させながらゲート絶縁膜13となる窒化シ
リコンを堆積すれば、この窒化シリコンを堆積する際に
その堆積面(基板11面およびゲート電極12面)との
界面状態の変動や基板温度の変動等により、堆積する窒
化シリコンの組成比(Si ;/N)が変動しても、形
成されるゲート絶縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず
前記組成比(Si /N)がSi/N=1.0となる部
分をつくることができる。
スNH,との流量比(Si H,[SCCM] /NH
3[SCCM] )を、上記のようにゲート電極12側
からL型半導体層14側に向かって約1:2〜約1:1
の範囲で変化させながらゲート絶縁膜13となる窒化シ
リコンを堆積すれば、この窒化シリコンを堆積する際に
その堆積面(基板11面およびゲート電極12面)との
界面状態の変動や基板温度の変動等により、堆積する窒
化シリコンの組成比(Si ;/N)が変動しても、形
成されるゲート絶縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず
前記組成比(Si /N)がSi/N=1.0となる部
分をつくることができる。
また、上記i型半導体層(i−a−Si層)14は、前
記ゲート絶縁膜13の堆積に続けて、プラズマCVD法
によりシランと水素の混合ガスを用いて堆積する。
記ゲート絶縁膜13の堆積に続けて、プラズマCVD法
によりシランと水素の混合ガスを用いて堆積する。
そして、前記ゲート絶縁膜13とi型半導体層14を形
成した後は、まず、i型半導体層14をフォトリソグラ
フィ法によりトランジスタ素子領域の形状にバターニン
グし、次いで、第4図(C)に示すように、燐(P)等
のn型不純物をドープしたアモルファスやシリコン(n
”−a−Si)からなるn型半導体層15と、ソース、
ドレイン電極となるクロム(C)等の金属膜18を堆積
する。なお、n型半導体層15は、プラズマCVD法に
よりシランとホスフィンと水素の混合ガスを用いて25
0人の厚さに堆積させ、金属膜18は、真空蒸着法また
はスパッタリング法により1000人の厚さに堆積させ
る。
成した後は、まず、i型半導体層14をフォトリソグラ
フィ法によりトランジスタ素子領域の形状にバターニン
グし、次いで、第4図(C)に示すように、燐(P)等
のn型不純物をドープしたアモルファスやシリコン(n
”−a−Si)からなるn型半導体層15と、ソース、
ドレイン電極となるクロム(C)等の金属膜18を堆積
する。なお、n型半導体層15は、プラズマCVD法に
よりシランとホスフィンと水素の混合ガスを用いて25
0人の厚さに堆積させ、金属膜18は、真空蒸着法また
はスパッタリング法により1000人の厚さに堆積させ
る。
この後は、上記金属膜18とn型半導体層15とをフォ
トリソグラフィ法によりパターニングして、第4図(d
)に示すように上記金属膜18からなるソース電極16
およびソースライン16aとドレイン電極17およびド
レインライン17aを形成し、第1図および第2図に示
したメモリ用薄膜トランジスタを完成する。
トリソグラフィ法によりパターニングして、第4図(d
)に示すように上記金属膜18からなるソース電極16
およびソースライン16aとドレイン電極17およびド
レインライン17aを形成し、第1図および第2図に示
したメモリ用薄膜トランジスタを完成する。
すなわち、上記実施例のメモリ用薄膜トランジスタは、
窒化シリコン(51N)からなるゲート絶縁膜13のシ
リコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を
膜厚方向において変えることにより、このゲート絶縁膜
13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi/N
=1.0となる部分ができるようにしたものであり、こ
のメモリ用薄膜トランジスタによれば、窒化シリコンか
らなるゲート絶縁膜13が、その膜厚内の前記組成比(
Si/N)が81/N=1.0付近となる領域において
最適な電荷トラップ機能をもつから、ヒステリシス性つ
まりメモリ特性の安定したものを歩留りよく得ることが
できる。
窒化シリコン(51N)からなるゲート絶縁膜13のシ
リコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を
膜厚方向において変えることにより、このゲート絶縁膜
13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi/N
=1.0となる部分ができるようにしたものであり、こ
のメモリ用薄膜トランジスタによれば、窒化シリコンか
らなるゲート絶縁膜13が、その膜厚内の前記組成比(
Si/N)が81/N=1.0付近となる領域において
最適な電荷トラップ機能をもつから、ヒステリシス性つ
まりメモリ特性の安定したものを歩留りよく得ることが
できる。
また、このメモリ用薄膜トランジスタにおいて、上記ゲ
ート絶縁膜13の膜厚方向におけるシリコン原子Siと
窒素原子Nとの組成比(Si /N)を、ゲート電極1
2側からi型半導体層14側にSi/N−約0.75〜
Si/N−約1.15の範囲で変化させれば、ゲート絶
縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi
/N=1.0となる部分ができるし、また、ゲート絶縁
膜13のゲート電極12との界面付近の組成比が化学量
論比(Si/N−0,75)に近くなるから、ゲート絶
縁膜13の耐圧を高くして、ゲート電極12とソース、
ドレイン電極16.17との間のリーク電流を小さくす
ることができる。
ート絶縁膜13の膜厚方向におけるシリコン原子Siと
窒素原子Nとの組成比(Si /N)を、ゲート電極1
2側からi型半導体層14側にSi/N−約0.75〜
Si/N−約1.15の範囲で変化させれば、ゲート絶
縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi
/N=1.0となる部分ができるし、また、ゲート絶縁
膜13のゲート電極12との界面付近の組成比が化学量
論比(Si/N−0,75)に近くなるから、ゲート絶
縁膜13の耐圧を高くして、ゲート電極12とソース、
ドレイン電極16.17との間のリーク電流を小さくす
ることができる。
さらに、上記メモリ用薄膜トランジスタでは、そのゲー
ト絶縁膜13を、その膜厚内の一部の領域に組成比(S
I N)がSi/N=1.0となる部分をもつものとし
ており、このようにゲート絶縁膜13の膜厚内の一部だ
けを組成比(SIN)がSl/N=1.0となる領域と
して、大きい電荷トラップ機能をもつ部分の厚さを薄く
すれば、トランジスタのヒステリシス性を従来のメモリ
用薄膜トランジスタより大きくして、メモリ効果を向上
させることができる。
ト絶縁膜13を、その膜厚内の一部の領域に組成比(S
I N)がSi/N=1.0となる部分をもつものとし
ており、このようにゲート絶縁膜13の膜厚内の一部だ
けを組成比(SIN)がSl/N=1.0となる領域と
して、大きい電荷トラップ機能をもつ部分の厚さを薄く
すれば、トランジスタのヒステリシス性を従来のメモリ
用薄膜トランジスタより大きくして、メモリ効果を向上
させることができる。
すなわち、第6図は、上記実施例のメモリ用薄膜トラン
ジスタのゲート電圧V。−ドレイン電流l、特性を示し
ており、このメモリ用薄膜トランジスタは、第8図に示
したVa−、Io特性をもつ従来のメモリ用薄膜トラン
ジスタよりも大きいヒステリシス性をもっている。
ジスタのゲート電圧V。−ドレイン電流l、特性を示し
ており、このメモリ用薄膜トランジスタは、第8図に示
したVa−、Io特性をもつ従来のメモリ用薄膜トラン
ジスタよりも大きいヒステリシス性をもっている。
また、上記実施例のメモリ用薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜の形成方法は、ゲート絶縁膜13となる窒化シリ
コン(SIN)を、プラズマCVD法により、シラン・
ガスSiH4とアンモニア・ガスNH,との流量比を経
時的に変化させて堆積することによって、シリコン原子
Siと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を膜厚方向に
おいて変えたゲート絶縁膜13を形成するものであり、
このゲート絶縁膜の形成方法によれば、膜厚内の一部の
領域に必ず前記組成比が81/N=1.0となる部分が
あるゲート絶縁膜13を形成することができる。
絶縁膜の形成方法は、ゲート絶縁膜13となる窒化シリ
コン(SIN)を、プラズマCVD法により、シラン・
ガスSiH4とアンモニア・ガスNH,との流量比を経
時的に変化させて堆積することによって、シリコン原子
Siと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を膜厚方向に
おいて変えたゲート絶縁膜13を形成するものであり、
このゲート絶縁膜の形成方法によれば、膜厚内の一部の
領域に必ず前記組成比が81/N=1.0となる部分が
あるゲート絶縁膜13を形成することができる。
また、このゲート絶縁膜の形成方法において、上記シラ
ン・ガスSiH4とアンモニア・ガスNH3との流量比
を、ゲート電極12側からi型半導体層14側に向かっ
て約1=2〜約1:1の範囲で変化させれば、形成され
るゲート絶縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組
成比(Si/N)がSi/N=1.0となる部分をつく
ることができるとともに、ゲート絶縁膜13のゲート電
極12との界面付近の組成比を化学量論比(S i /
N−0,75)に近くして、耐圧の高いゲート絶縁膜1
3を形成することができる。
ン・ガスSiH4とアンモニア・ガスNH3との流量比
を、ゲート電極12側からi型半導体層14側に向かっ
て約1=2〜約1:1の範囲で変化させれば、形成され
るゲート絶縁膜13の膜厚内の一部の領域に必ず前記組
成比(Si/N)がSi/N=1.0となる部分をつく
ることができるとともに、ゲート絶縁膜13のゲート電
極12との界面付近の組成比を化学量論比(S i /
N−0,75)に近くして、耐圧の高いゲート絶縁膜1
3を形成することができる。
なお、上記実施例では、逆スタガー型のメモリ用薄膜ト
ランジスタについて説明したが、本発明は、逆スタガー
型に限らず、逆スタガ−型、コブラナー型のメモリ用薄
膜トランジスタにも適用できることはもちろんである。
ランジスタについて説明したが、本発明は、逆スタガー
型に限らず、逆スタガ−型、コブラナー型のメモリ用薄
膜トランジスタにも適用できることはもちろんである。
本発明のメモリ用薄膜トランジスタは、窒化シリコンか
らなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si/N)を膜厚方向において変えることに
より、このゲート絶縁膜の膜厚内の一部の領域に必ず前
記組成比がSi/N=1.0となる部分ができるように
したものであり、このメモリ用薄膜トランジスタによれ
ば、窒化シリコンからなるゲート絶縁膜が、その膜厚内
の前記組成比(Si /N)がSi/N=1.0付近と
なる領域において最適な電荷トラップ機能をもつから、
ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定したものを歩留
りよく得ることができる。
らなるゲート絶縁膜のシリコン原子Siと窒素原子Nと
の組成比(Si/N)を膜厚方向において変えることに
より、このゲート絶縁膜の膜厚内の一部の領域に必ず前
記組成比がSi/N=1.0となる部分ができるように
したものであり、このメモリ用薄膜トランジスタによれ
ば、窒化シリコンからなるゲート絶縁膜が、その膜厚内
の前記組成比(Si /N)がSi/N=1.0付近と
なる領域において最適な電荷トラップ機能をもつから、
ヒステリシス性つまりメモリ特性の安定したものを歩留
りよく得ることができる。
また、このメモリ用薄膜トランジスタにおいて、上記ゲ
ート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子Slと窒素
原子Nとの組成比(Si/N)を、ゲート電極側から半
導体層側にSi/N−約0.75〜Si/N−約1.1
5の範囲で変化させれば、ゲート絶縁膜の膜厚内の一部
の領域に必ず前記組成比がSi/N=1.0となる部分
ができるし、また、ゲート絶縁膜のゲート電極との界面
付近の組成比が化学量論比(Si/N■0.75)に近
くなるから、ゲート絶縁膜の耐圧を高(して、ゲート電
極とソース、ドレイン電極との間のリーク電流を小さく
することができる。
ート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子Slと窒素
原子Nとの組成比(Si/N)を、ゲート電極側から半
導体層側にSi/N−約0.75〜Si/N−約1.1
5の範囲で変化させれば、ゲート絶縁膜の膜厚内の一部
の領域に必ず前記組成比がSi/N=1.0となる部分
ができるし、また、ゲート絶縁膜のゲート電極との界面
付近の組成比が化学量論比(Si/N■0.75)に近
くなるから、ゲート絶縁膜の耐圧を高(して、ゲート電
極とソース、ドレイン電極との間のリーク電流を小さく
することができる。
また、本発明のメモリ用薄膜トランジスタのゲート絶縁
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン・ガスとアンモニア・
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することによ
って、シリコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(Si
、/N)を膜厚方向において変えたゲート絶縁膜を形成
するものであり、このゲート絶縁膜の形成方法によれば
、膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi/N=1
.0となる部分があるゲート絶縁膜を形成することがで
きる。
膜の形成方法は、ゲート絶縁膜となる窒化シリコンを、
プラズマCVD法により、シラン・ガスとアンモニア・
ガスとの流量比を経時的に変化させて堆積することによ
って、シリコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(Si
、/N)を膜厚方向において変えたゲート絶縁膜を形成
するものであり、このゲート絶縁膜の形成方法によれば
、膜厚内の一部の領域に必ず前記組成比がSi/N=1
.0となる部分があるゲート絶縁膜を形成することがで
きる。
また、このゲート絶縁膜の形成方法において、上記シラ
ン−ガスとアンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極
側から半導体層側に向かって約1:2〜約1:1の範囲
で変化させれば、形成されるゲート絶縁膜の膜厚内の一
部の領域に必ず前記組成比(Si /N)が81/N=
1.0となる部分をつくることができるとともに、ゲー
ト絶縁膜のゲート電極との界面付近の組成比を化学量論
比(Si /N−0,75)に近くして、耐圧の高いゲ
ート絶縁膜を形成することができる。
ン−ガスとアンモニア・ガスとの流量比を、ゲート電極
側から半導体層側に向かって約1:2〜約1:1の範囲
で変化させれば、形成されるゲート絶縁膜の膜厚内の一
部の領域に必ず前記組成比(Si /N)が81/N=
1.0となる部分をつくることができるとともに、ゲー
ト絶縁膜のゲート電極との界面付近の組成比を化学量論
比(Si /N−0,75)に近くして、耐圧の高いゲ
ート絶縁膜を形成することができる。
第1図〜第6図は本発明の一実施例を示したもので、第
1図および第2図はメモリ用薄膜トランジスタの断面図
および平面図、第3図はゲート絶縁膜のシリコン原子S
iと窒素原子Nの分布を示す模式図、第4図はメモリ用
薄膜トランジスタの製造工程図、第5図はプラズマCV
D法により窒化シリコン膜(Si N膜)を堆積させた
ときの、シラン・ガス5tH4とアンモニア・ガスNH
。 との流量比(Si H4[SCCM] /NH3[SC
CM] )と、堆積した窒化シリコン膜中のシリコン原
子Slと窒素原子Nの組成比(Si/N)の関葆を示す
図、第6図はメモリ用薄膜トランジスタのV、−ID特
性図である。第7図および第8図は従来のメモリ用薄膜
トランジスタの断面図およびそのVG−ID特性図であ
る。 11・・・絶縁基板、12・・・ゲート電極、13・・
・ゲート絶縁膜、Sl・・・シリコン原子、N・・・窒
素原子、14・・・i型半導体層、15・・・n型半導
体層、16・・・ソース電極、17・・・ドレイン電極
。
1図および第2図はメモリ用薄膜トランジスタの断面図
および平面図、第3図はゲート絶縁膜のシリコン原子S
iと窒素原子Nの分布を示す模式図、第4図はメモリ用
薄膜トランジスタの製造工程図、第5図はプラズマCV
D法により窒化シリコン膜(Si N膜)を堆積させた
ときの、シラン・ガス5tH4とアンモニア・ガスNH
。 との流量比(Si H4[SCCM] /NH3[SC
CM] )と、堆積した窒化シリコン膜中のシリコン原
子Slと窒素原子Nの組成比(Si/N)の関葆を示す
図、第6図はメモリ用薄膜トランジスタのV、−ID特
性図である。第7図および第8図は従来のメモリ用薄膜
トランジスタの断面図およびそのVG−ID特性図であ
る。 11・・・絶縁基板、12・・・ゲート電極、13・・
・ゲート絶縁膜、Sl・・・シリコン原子、N・・・窒
素原子、14・・・i型半導体層、15・・・n型半導
体層、16・・・ソース電極、17・・・ドレイン電極
。
Claims (4)
- (1)ゲート電極と、電荷トラップ機能をもつ窒化シリ
コンからなるゲート絶縁膜と、半導体層と、ソースおよ
びドレイン電極とを積層したメモリ用薄膜トランジスタ
において、前記窒化シリコンからなるゲート絶縁膜のシ
リコン原子Siと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を
膜厚方向において変え、このゲート絶縁膜の膜厚内の一
部の領域の前記組成比をSi/N=1.0としたことを
特徴とするメモリ用薄膜トランジスタ。 - (2)ゲート絶縁膜の膜厚方向におけるシリコン原子S
iと窒素原子Nとの組成比(Si/N)を、ゲート電極
側から半導体層側にSi/N=約0.75〜Si/N=
約1.15の範囲で変化させたことを特徴とする請求項
1に記載のメモリ用薄膜トランジスタ。 - (3)ゲート電極と、電荷トラップ機能をもつ窒化シリ
コンからなるゲート絶縁膜と、半導体層と、ソースおよ
びドレイン電極とを積層したメモリ用薄膜トランジスタ
の前記ゲート絶縁膜を形成する方法において、前記ゲー
ト絶縁膜となる窒化シリコンを、プラズマCVD法によ
り、シラン・ガスとアンモニア・ガスとの流量比を経時
的に変化させて堆積することを特徴とするメモリ用薄膜
トランジスタのゲート絶縁膜の形成方法。 - (4)シラン・ガスとアンモニア・ガスとの流量比を、
ゲート電極側から半導体層側に向かって約1:2〜約1
:1の範囲で変化させることを特徴とする請求項3に記
載のメモリ用薄膜トランジスタのゲート絶縁膜の形成方
法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117580A JPH02297972A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | メモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶縁膜の形成方法 |
DE89120014T DE68912071T2 (de) | 1988-10-28 | 1989-10-27 | Dünnfilm-Transistor mit einer Speicherfunktion und Verfahren zur Verwendung eines Dünnfilmtransistors als Speicherelement. |
CA002001682A CA2001682C (en) | 1988-10-28 | 1989-10-27 | Thin film transistor having memory function and method for using thin film transistor as memory element |
EP89120014A EP0366146B1 (en) | 1988-10-28 | 1989-10-27 | Thin film transistor having memory function and method for using thin film transistor as memory element |
KR1019890015604A KR930003556B1 (ko) | 1988-10-28 | 1989-10-28 | 메모리 트랜지스터 시스템 |
US07/668,741 US5196912A (en) | 1988-10-28 | 1991-03-13 | Thin film transistor having memory function and method for using thin film transistor as memory element |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1117580A JPH02297972A (ja) | 1989-05-12 | 1989-05-12 | メモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶縁膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02297972A true JPH02297972A (ja) | 1990-12-10 |
Family
ID=14715340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1117580A Pending JPH02297972A (ja) | 1988-10-28 | 1989-05-12 | メモリ用薄膜トランジスタおよびそのゲート絶縁膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02297972A (ja) |
-
1989
- 1989-05-12 JP JP1117580A patent/JPH02297972A/ja active Pending
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