JPH02297839A - クライストロン装置 - Google Patents

クライストロン装置

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JPH02297839A
JPH02297839A JP11721589A JP11721589A JPH02297839A JP H02297839 A JPH02297839 A JP H02297839A JP 11721589 A JP11721589 A JP 11721589A JP 11721589 A JP11721589 A JP 11721589A JP H02297839 A JPH02297839 A JP H02297839A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
tube
drift
outside
slits
Prior art date
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Pending
Application number
JP11721589A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoji Ieki
洋司 家喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11721589A priority Critical patent/JPH02297839A/ja
Publication of JPH02297839A publication Critical patent/JPH02297839A/ja
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
  • Microwave Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、クライストロン装置、特に、大電力クライ
ストロン装置における特性向上のためのドリフト管の改
良構造に関するものである。
【従来の技術】
第4図および第5図は、例えば、特開昭62−6283
2号公報に開示された従来のこの種のクライストロン装
置の概要構成を示す外形正面図。 および空胴部を拡大して示す断面図である。 これらの第4図、第5図において、1は電子ビームを発
生する電子銃、2はマイクロ波電力を増巾する空胴部で
あり、入力端部側での入力空胴3と、出力端部側ての出
力空胴4と、これらの入力端部および出力端部間の中間
空胴5とによって構成されている。6は空胴部2の出力
端部側で電子ビームを捕捉するコレクター部、7は空胴
部2を経て増巾されたマイクロ波出力を外部に取り出す
ための出力導波管部である。 8a、8bは所要減圧度に排気された中空内部に、前記
空胴部2としての電子ビームのドリフト空間を形成して
いる一対のドリフト管を示し、相互に対向して連接され
た両ドリフト管の端部間には、前記中間空胴5が構成さ
れており、これらの各ドリフト管8a、8bは、通常の
場合、無酸素銅を材料にして製作される。9a、9bは
前記各ドリフト管8a、8bの外周部に嵌挿されて、こ
れを機械的に保持し得るように溶接エツジ部10で一連
に溶接4合されたステンレス製の外筒であって、これら
の各外筒9a、9bは、同時に水冷のためのジャケット
の役割りをも果す、11はH記各外筒9a、9b間の溶
接エツジ部10を外部から機械的に補強するために設け
られた補強機構である。 次に動作について説明する。 この従来例構成において、各ドリフト管8a。 8bからなる空胴部2の共振周波数は、予め最適値に同
調されてあり、この空胴RI2を構成している入力空胴
3に供給されたマイクロ波電力は、電子銃1から発生す
る電子ビームの働きによって、中間空胴5において順次
に増巾されてゆき、出力空胴4に至って、これに連接さ
れた出力導波管部7より外部に取り出される。
【発明が解決しようとする課題】 従来のクライストロン装置は、以上のように構成されて
いて、前記空胴部2となる人力空胴3゜出力空胴4.お
よびこれらの間の中間空胴5のそれぞれは、その組み立
て時点で最適な共振周波数に同調されており、前記増巾
作用に伴って規定の動作周波数で所定の利得、出力が得
られるようになっている。こSで、もしも組み立て、排
気などの過程において、空胴部の共振周波数がずれるよ
うなことがあったりすると、所定の利得、出力が得られ
なくなる。 一方、このクライストロン装置においては、組み立て後
、排気時に加えられる熱サイクルのために、無酸素銅製
の各ドリフト管8a、8bとステンレス製の各外筒9a
、9bとが、それぞれの熱膨張率の差で、その中間空胴
5の共振周波数にずれを生じたりするのを防止する目的
を含めて、前記したように、こSでは、外周部のステン
レス製の各外筒9a、9bを二分割した上で、これらを
溶接エツジ部10により一連に溶接して結合させると共
に、外部から補強機構11で補強させることにより、こ
の溶接エツジ部10を熱変形応力の逃げ部としている。 しかし、このようにして装置全体を組み立てた後、空胴
部2内を所要の減圧度に排気すると、前記補強機構11
のセットの仕方の良否などに伴って、この排気時の熱サ
イクルでストレスとして生ずる熱変形応力の逃げ部とし
ての作用が順当に得られなくなり、この結果、中間空胴
5での共振周波数がずれる場合があり、しかも、この中
間空胴5を形成している各ドリフト管8a、8bは、ス
テンレス製の各外筒9a、9bの内部に配置されている
ために、一旦、共振周波数がずれると、これを外部から
修正することができないという課題があった。 この発明は、前記のような課題を解消するためになされ
たもので、排気時の熱サイクルなどによる各ドリフト管
内での空胴部の共振周波数のずれの発生を防止して、安
定した性能を発揮できるようにしたクライストロン装置
を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明に係るクライストロン装置は、中間空胴に対向
して位置するドリフト管の端部に対し、相互に接近して
管内側から管外側へ、管外側から管内側へそれぞれに向
けて、少なくとも一組の円環状をなす管内側、管外側の
各スリットを形成させたものである。
【作用】
この発明におけるクライストロン装置では、中間空胴に
対向されるドリフト管の端部に形成させた管内側、管外
側の各スリットが、排気時の熱サイクルによるドリフト
管での軸方向の熱変形応力を良好に吸収して、このドリ
フト管内での中間空胴にあって、共振周波数のずれを発
生したりすることがない。
【実施例】
以下、この発明に係るクライストロン装置の各別の実施
例を第1図ないし第3図について説明する。 第1図はこの発明の一実施例を通用したクライストロン
装置の概要構成を示す外形正面図、第2図は同上装置に
おける空胴部を拡大して示す断面図である。 これらの第1図、第2図実施例構成おいて、前記第4図
、第5図従来例構成と同一符号は同一または相当部分を
表わしている。また、8A、8Bは前記各ドリフト管8
a、8bに対応される同様に無酸素銅製の各ドリフト管
、9は各ドリフト管8A、8Bの外周部に嵌挿されて、
これを機械的に保持するステンレス族の外周である。1
2および13は前記中間空胴5に対向するように位置す
る一方のドリフト管8Bの端部に対して、管内側から管
外側へ向けて切り込んだ円環状の内周側スリット、およ
び管外側から管内側へ向けて切り込んだ円環状の外周側
スリットであり、これらの内周側、外周側の各スリット
12.13は、−組となって相互に接近して形成され、
一種のベローズのように作用して、このドリフト管8B
の軸方向の熱変形応力を吸収する。 こiで、前記ドリフト管8Bの内周側に形成される内周
側スリット12については、これが管内側に配置されて
いることから、マイクロ波的にみるとき、同内周側スリ
ット12の部分が別の空胴のように作用して、中間空胴
5と結合するのを避けるため、これをドリフト管8Bの
内径d以上離した位置d+Δdに形成させる。すなわち
、これによって中間空胴5に対する内周側スリット12
の結合を無視できる。 次に動作について説明する。 この実施例構成においても、前記した従来例構成の場合
と同様に、各ドリフト管8A、8Bからなる空胴部2の
共振周波数は、予め最適値に同調され、かつドリフト空
間内が所要の減圧度に排気されており、この空胴部2を
構成している人力空胴3に供給されたマイクロ波電力は
、電子銃1から発生する電子ビームの働きによって、中
間空胴5において順次に増巾されてゆき、出力空胴4に
至って、これに連接された出力導波管部7より外部に取
り出される。 しかして、この場合にも、装置構成の組み立て後、排気
時における熱サイクルのストレスにより、無酸素銅製の
各ドリフト管8A、8Bとステンレス族の外筒9との熱
膨張率の差によって、軸方向に熱変形を生じようとする
が、こ)では、ドリフト管8Bの端部に、それぞれに形
成した内周側、外周側の各スリット12.13の部分が
、構造的にベローズのように作用して軸方向に働く熱変
形応力を良好に吸収するために、空胴部2の共振周波数
が変化する惧れはなく、従って、このクライストロン装
置にあっては、与えられた所要の性能を効果的に発揮さ
せることができる。 また、前記第2図に示す実施例においては、ドリフト管
8Bの端部に内周側と外周側との各スリット12.13
を一組だけ形成する場合について述べたが、第3図に示
した他の実施例のように、内周側スリット12を外周側
の各スリット13゜13によって挟み込んで形成させて
もよく、これによって排気時の熱サイクルによる熱変形
応力をより一層、良好に吸収させ得る。なおまた、これ
らの内周側、外周側の各スリットは、−組だけでなく、
複数組を形成させてもよいことは勿論である。
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ドリフト管の端1部
に少なくとも一組の管内側、管外側の各スリットを接近
して形成させたから、ドリフト空間内の排気時における
熱サイクルのストレスに伴って生ずる軸方向の熱変形応
力を良好に吸収できるもので、この結果、空胴部での共
振周波数が変化したすせず、安定した性能のクライスト
ロン装置を得ることができ、しかも構造的にも極めて簡
単で、容易に実施できるなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るクライストロン装置の一実施例
による概要構成を示す外形正面図、第2図は同上装置に
おける空胴部を拡大して示す断面図、第3図は同上装置
の他の実施例による空胴部を拡大して示す断面図、第4
図は従来例によるクライストロン装置の概要構成を示す
外形正面図、第5図は同上装置における空胴部を拡大し
て示す断面図である。 1は電子銃、2は空胴部、3は人力空胴、4は出力空胴
、5は中間空胴、6はコレクター部、7は出力導波管部
、8A、8Bはドリフト管、9は外筒、12は内周側ス
リット、13は外周側スリットである。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電子ビームを発生する電子銃とコレクター部との間に配
    置されて、マイクロ波電力を増巾する空胴部を有し、か
    つ空胴部内には、空胴となる空間を挟むように対向され
    て、電子ビームのドリフト空間を形成する各ドリフト管
    を連接させたクライストロン装置において、前記ドリフ
    ト管の端部に対し、相互に接近するようにして管内側か
    ら管外側へ,また管外側から管内側へ向けて、少なくと
    も一組の円環状をなす管内側,管外側の各スリットを形
    成させたことを特徴とするクライストロン装置。
JP11721589A 1989-05-12 1989-05-12 クライストロン装置 Pending JPH02297839A (ja)

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JP11721589A JPH02297839A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 クライストロン装置

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JP11721589A JPH02297839A (ja) 1989-05-12 1989-05-12 クライストロン装置

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JPH02297839A true JPH02297839A (ja) 1990-12-10

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