JP2562775Y2 - 導波管気密窓構体 - Google Patents

導波管気密窓構体

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JP2562775Y2
JP2562775Y2 JP1989134852U JP13485289U JP2562775Y2 JP 2562775 Y2 JP2562775 Y2 JP 2562775Y2 JP 1989134852 U JP1989134852 U JP 1989134852U JP 13485289 U JP13485289 U JP 13485289U JP 2562775 Y2 JP2562775 Y2 JP 2562775Y2
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JP
Japan
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refrigerant
tapered portion
dielectric plate
circulation path
thin
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充教 矢野
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は導波管気密窓構体に係り、特にその冷却構
造の改良に関する。
(従来の技術) 一般に導波管気密窓構体を有する例えばジャイロトロ
ンは、周知のようにサイクロトロンメーザ作用を動作原
理とする電子管で、ミリ波からサブミリ波帯における高
周波大電力源として利用されつつある。
この種のジャイロトロンは、従来、第3図に示すよう
に構成され、同図の符号21は中空電子ビームを発生する
電子銃部である。この電子銃部21の電子ビーム下流に
は、次第に径小となるテーパ状電子ビーム導入部22が配
置され、この電子ビーム導入部22の下流には、共振空胴
部23が連続的に設けられている。この共振空胴部23の下
流には、次第に径大になるテーパ状電磁波案内部24が連
続的に設けられている。このテーパ状電磁波案内部24の
下流には、円筒状のコレクタ部25が配置され、このコレ
クタ部25の下流には、誘電体板1を有する出力窓部26が
配置されている。
この出力窓部26は、従来、例えば実開昭61-133952号
公報に開示されているものがあり、これは第3図に示す
ように構成され、円形導波管2内に誘電体板1が設けら
れている。この誘電体板1に対応して円形導波管2の壁
内に円周方向の冷媒循環路3が形成され、更にこの冷媒
循環路3に通じる冷媒流入用パイプ4と冷媒流出用パイ
プ5が円形導波管2の外周に連結されている。
この場合、冷媒流入用パイプ4と冷媒流出用パイプ5
とは、各軸心が同一面上になるように配置されている。
そして、この冷媒流入用パイプ4から冷媒循環路3に冷
媒である水が流され、誘電体板1が冷却されるようにな
っている。
尚、第4図中の符号6はフランジである。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような従来のジャイロトロンにおいては、冷媒
循環路3を形作る円形導波管2の肉厚が、図から明らか
なように極端に変化している。即ち、冷媒循環路3は断
面が矩形にして、誘電体板1が気密ろう付けされている
部分は他の部分に比較して極端に薄くなっている。
このような形状のため、ジャイロトロンの組立て時、
及び動作時において熱が加わった場合、熱歪みが集中し
てここから円形導波管2にクラックが生じて破損に至
る。
この考案は、以上のような不都合を解決するものであ
り、熱歪みの緩和が図られて円形導波管の破損を未然に
防止すると共に、冷媒の円滑な流れを得ることが出来る
導波管気密窓構体を提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) この考案は、円形導波管の一部が薄肉円筒で形成さ
れ、薄肉円筒の外側が冷媒循環路になり且つ内側に薄肉
円筒を仕切るように誘電体板が気密接合され、薄肉円筒
の外側の冷媒循環路の一部に冷媒流入用パイプが開口し
て接続され、冷媒流入用パイプの開口位置に対し薄肉円
筒の略反対側の位置で冷媒循環路に冷媒流出用パイプが
開口して接続されている導波管気密窓構体において、薄
肉円筒の冷媒循環路壁の一部となる外周壁は、管軸方向
にみて誘導体板に対応する位置から一方側に誘電体板対
応位置から離れるにしたがって肉厚が増加する第1のテ
ーパ状部、他方側に誘電体板対応位置から離れるにした
がって肉厚が増加する第2のテーパ状部を有し、冷媒流
入用パイプは第1のテーパ状部に対向して開口され、冷
媒流出用パイプは第2のテーパ状部に対向して開口され
ている導波管気密窓構体である。
(作用) この考案によれば、薄肉円筒を構成する銅部品である
円形導波管の厚みが滑らかに変化しているため、熱歪み
が局部的にかからない。又、冷媒流入用パイプ及び冷媒
流出用パイプがテーパ状部に対向した位置にあり、且つ
お互いに略反対方向の位置にあるため、薄肉円筒の全周
への冷媒の流れがより一層円滑になる。
(実施例) 以下、図面を参照して、この考案の一実施例を詳細に
説明するが、この考案のジャイロトロンは出力窓部付近
を改良したもので、出力窓部付近についてのみ述べるこ
とにする。
即ち、この考案における出力窓部付近は、第1図に示
すように構成され、従来例(第3図)と同一箇所には同
一符号を付すことにすると、円形導波管2内に誘電体板
1が設けられ、気密ろう付けされている。この誘導体板
1に対応して円形導波管2の外周を薄くして薄肉円筒2a
を形成することにより、円形導波管2の外壁に円周方向
の冷媒循環路3が形成されている。
この場合、図からも明らかなように、薄肉円筒2aには
管軸方向両側にそれぞれ円周方向の第1のテーパ状部7
と第2のテーパ状部8が形成されている。これら第1の
テーパ状部7と第2のテーパ状部8とは、いずれも誘電
体板対応位置から離れるにしたがって肉厚が増加してい
る。従って、冷媒循環路3の半断面形状は台形になって
いる。そして、第1のテーパ状部7に対向して冷媒流入
用パイプ4が突設され、冷媒流入用パイプ4とは薄肉円
筒2aの略反対側において第2のテーパ状部8に対向して
冷媒流出用パイプ5が突設されている。
動作時には、冷媒流入用パイプ4から冷媒循環路3に
冷却水が流され、誘電体板1が冷却され、その後、他方
の冷媒流出用パイプ5から排出されるようになってい
る。
この考案のジャイロトロンは、上記出力窓部付近以外
は第2図と同一構成ゆえ、全体構造の詳細な説明は省略
する。
上記のように構成されているので、銅部品である円形
導波管2の薄肉円筒2aの厚みが滑らかに変化しているた
め、熱歪みが局部的にかからない。又、冷媒流入用パイ
プ4及び冷媒流出用パイプ5がテーパ状部7、8に対向
した位置にあり、且つお互いに略反対方向の位置にある
ため、誘電体板の回りの薄肉円筒への冷媒の流れがより
一層円滑になる。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案によれば、薄肉円筒の管
軸方向両側にそれぞれ第1のテーパ状部と第2のテーパ
状部が形成され、第1のテーパ状部に対向して冷媒流入
用パイプが突設され、冷媒流入用パイプとは略反対側に
おいて第2のテーパ状部に対向して冷媒流出用パイプが
突設されているので、熱歪みの緩和が図られると共に、
冷媒の円滑な流れを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係るジャイロトロンの出
力窓部付近を示す縦断面図、第2図は一般的なジャイロ
トロンの全体を示す縦断面図、第3図は従来のジャイロ
トロンの出力窓部付近を示す縦断面図である。 1……誘電体板、2a……薄肉円筒、3……冷媒循環路、
4……冷媒流入用パイプ、5……冷媒流出用パイプ、7
……第1のテーパ状部、8……第2のテーパ状部、21…
…電子銃部、22……テーパ状電子ビーム導入部、23……
共振空銅部、24……テーパ状電磁波案内部、25……コレ
クタ部、26……出力窓部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形導波管の一部が薄肉円筒で形成され、
    上記薄肉円筒の外側が冷媒循環路になり且つ内側に該薄
    肉円筒を仕切るように誘電体板が気密接合され、上記薄
    肉円筒の外側の冷媒循環路の一部に冷媒流入用パイプが
    開口して接続され、上記冷媒流入用パイプの開口位置に
    対し上記薄肉円筒の略反対側の位置で上記冷媒循環路に
    冷媒流出用パイプが開口して接続されている導波管気密
    窓構体において、 上記薄肉円筒の冷媒循環路壁の一部となる外周壁は、管
    軸方向にみて上記誘電体板に対応する位置から一方側に
    上記誘電体板対応位置から離れるにしたがって肉厚が増
    加する第1のテーパ状部、他方側に上記誘電体板対応位
    置から離れるにしたがって肉厚が増加する第2のテーパ
    状部を有し、上記冷媒流入用パイプは上記第1のテーパ
    状部に対向して開口され、上記冷媒流出用パイプは上記
    第2のテーパ状部に対向して開口されていることを特徴
    とする導波管気密窓構体。
JP1989134852U 1989-11-22 1989-11-22 導波管気密窓構体 Expired - Lifetime JP2562775Y2 (ja)

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