JPH02295733A - 遠赤外線放射性複合フイルム - Google Patents

遠赤外線放射性複合フイルム

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JPH02295733A
JPH02295733A JP1117936A JP11793689A JPH02295733A JP H02295733 A JPH02295733 A JP H02295733A JP 1117936 A JP1117936 A JP 1117936A JP 11793689 A JP11793689 A JP 11793689A JP H02295733 A JPH02295733 A JP H02295733A
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JP
Japan
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film
infrared radiation
far infrared
far
vapor deposition
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JP1117936A
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English (en)
Inventor
Soichi Hayashi
林 総一
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Hagiwara Industries Inc
Original Assignee
Hagiwara Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は遠赤外線を放射する暖房器具材料、衣料材料、
室内装飾材料及び放熱材料等に好適利用できる複合フィ
ルムに関するものである。 【従来の技術1 従来、アルミナ系、ジルコニア系、マグネシア系等,あ
るいはこれらの複合体よりなるセラミックスは遠赤外線
を放射することが広く知られている. また、遠赤外線
は人体に温熱作用があることが知られており、さまざま
な遠赤外線照射装置及び材料等が使用されている。 一方、現在一般に使用されている面状の遠赤外線放射性
フィルムは主にウレタン、ナイロン、ポリエステル等に
遠赤外線放射特性を有する粒子を分散したものである。 そして,この遠赤外線放射フィルムを暖房装置、暖房素
材あるいは衣料素材として使用し,人体への温熱作用を
与えることを意図している。 【発明が解決しようとする課M】 しかしながら、現在使用されている遠赤外線放射性フィ
ルムはフィルム面よりの遠赤外線放射が単に行なわれて
いるという点については目的を達しているが、有効な遠
赤外線効果はあまり期待できないものである. 本発明の目的は、遠赤外線放射特性を有する粒子を含有
するポリマーからなる遠赤外線放射体の片面に金属蒸着
膜を形成して、金属蒸着膜側より加熱した場合に遠赤外
線放射体面より効率よく遠赤外線を放射させ、また、金
属蒸着膜の反対側より入ったエネルギーを反射、かつ遠
赤外線に変換させて、効果的に遠赤外線を前面に放射す
るフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は以上の
ような課題について種々検討を加えた結果,完成したも
のである. すなわち、 フィルムが30〜200℃における遠赤外
線放射率が波長5〜30μ―の領域で平均65%以上で
ある遠赤外線放射特性を有する粒子を含有するポリマー
からなる遠赤外線放射性フィルム(1)面に金属蒸着膜
(2)を形成したことを特徴としている。 金属蒸着膜に代るものとして金属箔、例えばアルミニウ
ム箔、銀箔等が考えられるが、これらはフィルムとの密
着性、柔軟性に劣るうえ、遠赤外線放射効率も十分に期
待できないものである。 また、遠赤外線放射特性を有するセラミックス粒子は純
度95%以上の少な《ともアルミナ、ジルコニア、マグ
ネシア、酸化チタンの群から選ばれた1種又は2種以上
の無機化合物が好ましく、遠赤外線放射性フィルム(1
)のポリマーはポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリア
クリロニトリル,ポリエステル、ポリエチレン等の熱可
塑性樹脂,金属蒸着膜(2)はアルミニウム蒸着膜が好
ましい。 本発明に使用できる遠赤外線放射特性を有するセラミッ
クス粒子を更に詳細に説明すると、酸化物系セラミック
ス、非酸化物系セラミックス、非金属、金属、合金、結
晶等があげられる。例えば,酸化物系セラミックスとし
てはアルミナ(Aら03)系,マグネシア(MgO)系
、 ジルコニア(ZrO2)系のほか、酸化チタン(T
iOz )、二酸化ケイ素(Sin. )等?あり、炭
化物系セラミックスとしては,炭化ジルコニウム(Zr
C).炭化ケイ素(SiC).炭化チタン(TiC)等
があり、窒化物系セラミックスとしては、窒化ホウ素(
BN).窒化アルミ(AQN).窒化ケイ素(sbN4
)、窒化ジルコン(ZrN)等があり、非金属としては
炭素(C)、グラファイトがあり,金属としては、タン
グステン(%1)、モリブデン(Mo)、バナジウム(
V)、白金(Pt)、タンタル(Ta)、マンガン(M
n)、ニッケル(Ni)、酸化銅(Cu,0)、酸化鉄
(F8303)があり、合金としてはニクロム、カンタ
ル,ステンレスがあり,また結晶としては雲母、螢石、
方解石、明ばん、水晶等がある。 特に有用な遠赤外線放射特性を有するセラミックスとし
ては,アルミナ系、マグネシア系,ジルコニア系がある
。これを更に細かく分類するとアルミナ系ではアルミナ
、ムライト、マグネシア系ではマグネシア、コージライ
ト,ジルコニア系ではジルコンサンド(ZrO,・Si
n, )、 ジルコン(Zで0■)等があげられる.ま
た,上記の群から選ばれた1種または2種以上のものを
混合使用することも有効であり,上記の群から選ばれた
1種または2種以上のものと他のセラミックス(例えば
炭化物系セラミックス)とを混合使用することも有効で
ある. 第1図に代表的なセラミックスとしての高純度アルミナ
、ジルコニア、複合セラミックス(AQ,OJ:ZrO
:MgO = 8 : 1 : 1 )の焼成板の遠赤
外線放射特性を波長と放射率で示したものである。いず
れも、高い放射率を示している。 本発明の遠赤外線放射性複合フィルムは、これらセラミ
ックス粒子を含有する遠赤外線放射フィルム(1)の片
面に金属蒸着膜(2)を形成したものであり、更に、粘
着剤と離型紙を積層したり、面状発熱板やクロスなどに
貼着するなどして使用する。 第2図には本発明の遠赤外線放射性複合フィルムの裏面
に粘着剤M(4)を形成して離型紙(5)を貼着したも
のを示す。これは壁紙,床材に使用される。第3図にお
いては、電気ヒーター等の面状発熱体層(6)の上に貼
着したものを示し、壁,床暖房用パネルに使用される。 第4図は本発明の遠赤外線放射性フィルム(1)の表面
に保護膜(3)としてボリマーのみのフィルムを複合し
,裏面となる金属蒸,?[(2)側に粘着剤M(4)を
形成し,布(7)を貼着したものを示しており、衣料用
として使用される。 保護膜(3)は透明なポリマーフィルムのラミネート,
ポリマーコーティングなどで薄く形成する。
【実施例】
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 第1実施例では、A1120,系セラミックスを微粉砕
した粉末10μ以下のものをポリエチレン樹脂60重量
部に対し40重量部、押出機にて練込み、均一に分散さ
せて30μのフィルムを作成した.このフィルムの片側
に真空蒸着器にてアルミニウム蒸着を行なった。 このようにして作成したフィルムをアルミニウムプレー
トの上にアルミニウム蒸着面を下にして取付けた。また
、比較のためアルミニウム蒸着を行なわないフィルムを
同様に取付けてアルミニウムプレートを下方より60℃
に加熱、5分後に上部より赤外線放射温度計カメラにて
計測した.その結果、第1表に示すように、アルミニウ
ム蒸着を行なったフィルムは48℃、アルミニウム蒸着
を行なっていないフィルムは44℃を示した。このよう
に、アルミニウム蒸着を行なうことにより遠赤外線放射
効率を高め得ることが明確になった。 第1表 本赤外線放射温度による換算温度 第2実施例では、AQ,0,系セラミックスを微粉砕し
た粉末20μ以下のものをポリ塩化ビニル樹脂バインダ
ーに対し第2表のような重量部割合で混合し,攪拌して
均一に分散させた。この分散液を離型性フィルムの片面
に塗布したのちにバインダー成分を硬化し、30μの被
膜を形成したうえで、バインダー側に真空蒸着器にてア
ルミニウム蒸着を行ない、その後離型性フィルムよりH
il1iシてサンプルを得た。比較のためアルミニウム
蒸着を行なわないサンプルも作成した。 上記のように作成したサンプルをアルミニウム蒸着側を
下にして、アルミニウムプレートの上に取付けた。アル
ミニウムプレートを下方より電熱ヒーターで60℃に加
熱、5分後に上部より赤外線放射温度計カメラにて表面
温度を計測した。 第2表 樹脂バインダーに対し第3表のような重量部割合で混合
し、攪拌して均一に分散させた。この分散液を離型性フ
ィルムの片面に塗布したのちバインダー成分を硬化し3
0μのフィルムを形成したうえで、バインダー側に真空
蒸着器にてアルミニウム蒸着を行ない、その後は型性フ
ィルムより剥離してサンプルを得た。比較のためアルミ
ニウム蒸着を行なわないサンプルも作成した。 第3表 本赤外線放射温度計による換算温度 その結果を第2表に示した。この結果からして真空アル
ミニウム蒸着を行なうこと,またセラミックス(Afl
,O,)を練込むことにより遠赤外線放射効率を高め得
ることが明確となった。 第3実施例においては,AΩ20,系セラミックスを微
粉砕した粉末20μ以下のものをポリウレタン*赤外線
放射温度計による換算温度 上記のように作成したサンプルの表面側(アルミニウム
蒸着を行なっていない方)より100aalれた場所に
400Wの電気ヒーターを設置照射し、 5分後に赤外
線放射温度計カメラにて表面温度を計測した。その結果
は第3表に示した。この結果からして,真空アルミニウ
ム蒸着を行なうこと、また、セラミックス(八Ω,o3
)t棟込むことにより遠赤外線放射効率を高め得ること
が明確となった.第4実施例として第1実施例のAQ,
 O,の代りにiR20, :ZrO:MgO= 8 
: 1 : 1の複合セラミックスの10.u以下粒子
を用いた例を示す。この場合も赤外線放射温度計による
換算表面温度は真空アルミニウl1蒸着を行なったもの
は50℃、真空アルミニウム酒着を行なわないものは4
4゜Cを示し、第1実施例と同様の結果を得た。 (発明の効果] 以上のように、本発明による遠赤外線放射性複合フィル
ムは遠赤外線放射体層の片面に金属蒸着膜を接合し・て
あるため、金属蒸着膜側より加熱した場合に遠赤外線放
射体面より効率よく遠赤外線を放射すること、及び金M
(黒着膜の反対側より入ったエネルギーを反射し,かつ
遠赤外線に変えて,浦面に有効に放射して保温効果を著
しく高める利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は遠赤外線放M率と波長との関係を示すグラフで
ある。第2〜4図は本発明の遠赤外線放射性複合フィル
ム積層体の例を示す斜視図である.(1) W赤外線放
射性フィルム(2)金属蒸着膜(3)保護層     
  (4)粘着剤(5) 711型紙       (
6)面状発熱体層(7)布 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 温度30〜200℃における遠赤外線放射率が波長
    5〜30μmの領域で平均65%以上である遠赤外線放
    射特性を有するセラミックス粒子を含有するポリマーか
    らなる遠赤外線放射性フィルム(1)面に金属蒸着膜(
    2)を形成した遠赤外線放射性複合フィルム。 2 遠赤外線放射特性を有するセラミックス粒子が純度
    95%以上の少なくともアルミナ、ジルコニア、マグネ
    シア、酸化チタンの群から選ばれた1種又は2種以上の
    混合物であり、遠赤外線放射性フィルム(1)のポリマ
    ーがポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニト
    リル、ポリエステル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂で
    あり、金属蒸着膜(2)がアルミニウム蒸着膜である請
    求項1記載の遠赤外線放射性複合フィルム。
JP1117936A 1989-05-10 1989-05-10 遠赤外線放射性複合フイルム Pending JPH02295733A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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