JPH02293486A - パルプ漂白法 - Google Patents

パルプ漂白法

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JPH02293486A
JPH02293486A JP1241666A JP24166689A JPH02293486A JP H02293486 A JPH02293486 A JP H02293486A JP 1241666 A JP1241666 A JP 1241666A JP 24166689 A JP24166689 A JP 24166689A JP H02293486 A JPH02293486 A JP H02293486A
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bleaching
pulp
oxygen
chlorine
treatment
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JP1241666A
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English (en)
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Marja Vaheri
マルヤ バヘリ
Kari Miikki
カリ ミーキィ
Veikko Jokela
ベイッコ ヨケラ
Kimmo Ruohoniemi
キムモ ルオホニエミ
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Stora Enso Oyj
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Enso Gutzeit Oy
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸化漂白化学品が酸素である、パルプの漂白の
Kめの方法K関する。
特に硫酸塩パルプ化法から得られたパルプは褐色のもの
であり、これは主としてパルプに残存するリグニンによ
る。リグニンは漂白によりパルプから除去され、これは
幾つかの段階からなる方法である。この方法中では、パ
ルプは酸化、リグニン劣化化学品及びこの劣化生成物を
浴解する化学品で交互に処理される。通常に使用される
酸化剤は酸素及び塩素含有化学品であり、これIC対し
てアルカリ溶液が劣化生成物を排除するために使用され
る。
塩素を含有する化学品を使用する漂白において起こる反
応でをヱ、リグニンは有機塩素化合物に変換され、これ
はパルプから除去される使用済み漂白液に残る。使用済
み漂白液はこの液中に含まれるクooフェノール及び他
のあり得る有機塩素化合物の毒性の故に環境保護に関し
て問題である。
その外に、使用済み漂白液中の化学的酸素要求置は有害
なレベルに達する。硫酸塩パルプ製造から生ずる環境汚
染負荷を軽減することを目的とした処置はこれまで主と
して漂白以外の方法の他の部分に集中していたので、汚
染要因として漂白の相対的重要性が増大している。
最悪の環境汚染負荷を引起こす使用済み漂白液は漂白工
程において最初の塩素化と最初のアルカリ処理に続く洗
浄の間に作られる。この汚染負荷を減ずるため種々の方
法、例えば塩素ガスを二酸化塩素と置換えること又は最
初の漂白段階で酸化剤として酸素を使用すること又は使
用済み漂白液の生物学的1′#喪を使用している。しか
しながら、これらの方法で得られる結果は完全に満足す
べきではなかった。使用済み標白液中のクaロフェノー
ル及び他の毒性塩素化合物の量は二l!!1ヒ塩累及び
酸素酸化剤を使用することによって著しく減ずるが、液
の化学的酸素要求置の十分な減少を得ることは不可能で
あった。それ故に、この方法は有効な生物学的精製の使
用を必要とするといわれた。
本発明の目的は使用済み漂白液のN製の必要性を減ずる
ようにこの液の毒性含緻と化学的a!累要求量の数値を
減ずることができる溶液を得ることκある。本発明を工
酸素漂白に基づき、そして酸素が漂白工程の最初の段階
で使用されること、しかもパルプは酵素処理を受けるこ
と、そしてこの酸素漂白と酵素処理の後に、パルプが洗
浄されることを特敵とする。
初期の研究において酵素を使用することによってセルロ
ースからリグニン及び/又はヘミセルロースを分離しか
くしてパルプによりスポンジ状の特性を与えることが可
能であると観察されている。
これは温浸工程から得られたパルプが最初に酵素処理を
受けるならば、矢の漂白段階で必要な七宇品の17k減
ずることができる仮定を正当化する。
本発明に欅より現在酵素処理が使用済み漂白液中の毒性
化合物の量の本質的減少を含み、一方同時に、特に最初
の漂白段階で使用される酸化化学品が酸素である時に、
その化学的酸素要求量を減ずることが観察された。最も
普通な酸化化学品、即ち純塩素ガスが使用される時Kは
、酵素処理は使用済み漂白液の性質に関して実質上弱い
効果を五する。
本発明により、パルプは最初の酸化段階の前に酵素処理
を受ける。好ましい交互の溶液がこの最初の酸化段階の
後に酵素処理と洗浄を行なうことになる。この酵素はパ
ルプ中に含まれるヘミセルロース及び/又はリグニンを
破壊してパルプを更にスポンジ状に変え、かくして続く
酸化及びアルカリ処理段階で化学品の効果を高める。酵
素処理後にパルプを洗浄することによって、劣化生成物
が除去されそしてこれらが汚染負荷に全く寄与しないよ
うに灰化へ向けることができるが、代りにプラントのエ
ネルヤー処理システムで利用される。
本発明により、酸素漂白後の次の酸素段階は塩素を含有
する漂白化学品、例えば、塩素がス及び/又は二酸化塩
素を使用して行なわれる。従って有害な塩素化合物の産
出を工これらの工程段階に限定されそしてこれらの比合
物の鎗を最小にするためできるだけ大きな程度に二酸比
塩素を使用することが好ましい。これは軟質木材パルプ
の徐白においてさえ70%以上も使用済み漂白液で有機
塩素化合物の楡を減ずること′4I:町能Kする.これ
は従米公知の漂白法で得られない結果である。
酵素処理を除いて、本発明の方法によるパルプの漂白は
交互の酸化及びアルカリ相を使用することモしてこれら
゛の相の各々の後にパルプを洗浄して漂白化学品と劣化
生成物を除去することによって行なわれる。
木発明の方法中の酵素処理は好ましくは範囲6.0〜1
0.0,最も好ましくは4.0〜8.0の…値と共に、
10−90℃、最も適切な範囲が40−80℃である温
度範囲で行なわれる。使用される酵8はへミセルラーゼ
、セルラーゼ、ベクチナーゼ、エステラーゼ又はこれら
の混合物でよい。
本発明を工また最初の酸化段階で使用される漂白比学品
として使用される酸素と共に、パルプの峡白で酵素の使
用に関し、そして特に最初の酸化段階で使用される峡白
比学品が酸素でありそして続く酸化段階では塩素な言む
比学品、例えば、塩素ガス又は二酸化塩素士ある時に使
用済み漂白液の塩素含普を減ずる手段としてのその使用
に関する。
この酵素は好ましくはへミセル2−ゼ、セルラーゼ、ペ
クチナーゼ、エステ2−ゼ又はこれらの混合物であり、
かつ本質的に漂白法の前記に説明した方式で使用される
下記において実験室試験に基づく具体例により本発明を
より詳細に説明する。
例1 10%のコンシステンシー及び5σ/パルソFライ物質
Iのキシラナーゼ活性を有する混合物が得られるように
松硫酸塩パルプ(30%のrライ物質含i!l−を有す
る)から得られた−ライ物質220lに希釈酵素混合物
KD50(ヘミセル2−ゼ)を加えた。この酵素処理の
温度は55℃でありそして処理の継続G工2時間であっ
た。
この酵素処理後にパルプに予備酸素漂白を行なった。パ
ルプの酸性度をpH12に調節した。酸素処理では@度
は100℃、過圧2バール及び45分の処理継続であっ
た。酸素処理後に20倍駄の水を用いてプ7ナー漏斗で
パルプを洗浄した。
次に、50%二酸化塩素と50%塩素ガスを含有する混
合物を使用して酸化漂白処理を行なった。
この混合物について、酸素漂白後に2.0×カッパ数に
等しい用遺を使用した。処理温度は40℃そして継続は
45分であった。HR(と後にパルプを20倍量の水を
用いて洗浄した。
次K 、0−9 xカッパの用量で5%水酸化ナトリウ
ム溶液を使用してこの塊まりをアルカリ処理した6溶液
のコンシステンシーは1 0%、処理温度60℃、そし
て90分の処理継続であった。アルカリ処理後にパルプ
を酸化後と同じ方法で処理した。
この後に、酸化とアルカリ相、それからもう一度酸化相
な繰返すことセして前記のようにこれらの相の間洗浄す
ることによって漂白な続けた。これらの配列では、第2
酸化相中の二酸化塩素の量GX 2 6 ’IIであり
、第3相でG工@1酸化相の二酸化塩素の量の13%で
あった。両方の場合で水酸化ナトリウムの用量はケミカ
ルパルプの敞の1qbであった。
消費した漂白比学品の奮及び漂白したパルプの品質を記
載する分析結果を第1表に示丁(実験3)。
本発明を例示する前記の実験に加えて、二つの対照実験
(実験1及び2)及び別の実験(実験4)を行ない、こ
れらから得られた結果も下記の第1表に示す。実験を下
記のように行なった:実験1(対照):酵素処理と予備
酸素漂白を用いなかった。90鳴塩素がス及び10冬二
酸化塩素からなる塩素rヒ学品の用敞を工89.oの同
一ターrット漂白度が実験3と4において到達したよう
なものであった。他VCは実験は前記のもの(実験3)
と類似した。
実験2(対照):酵素処理を用いなかった。他の点では
実験は前記のものに類似した。
実験4:パルプに最初に予備酸素漂白と洗浄、そして次
に酵素処理を行なった。各相を前記のような方式で(実
験3)で行なったが、ただ処理の順序を逆転した。他の
点では実験は前記のもの(実験3)に類似した。本発明
この実験の原理を使用する方法を含む。
この結果は本発明で教示するようにパルプに予備酸素漂
白と酵素処理を行なうことそして漂白に従来使用される
塩素ガスの一部を二酸化塩素と置換えることによって漂
白工程中の塩素の葉をかなり減ずることができることを
示丁。酸素漂白及び二酸化塩素の使用それ自体は公知の
技術を表わすこと、酵素の脱リグニン化効果は幾つかの
科学出版物から公知であるが特に有用な結果を導く本発
明の教示のようなこれらの組合わせの使用はこれまで知
られていないことが注目に1直する。
更に、本発明の漂白法において、酸化と酵素処理後に洗
浄段階相から得られた液はソーダ回収ボイラーで燃焼で
き、この場合に使用済み漂白液に残された有機物債の皆
は従来の塩素漂白におけるより実質上少なく力)つまた
酵素なしで行なわれた酸素漂白より少ない。
FJ 2− 褐色の松硫酸塩パルプ(rライ物質含!160%)67
0.1/の予備酸素漂白を下記の通り行なっL二NaO
Hを使用してパルプの一値を12K調節し、その際に1
00℃の温度と2パールの酸素過圧でオートクレープ中
にパルプに45分の酸素処理を行なった。
酸化後にパルプを20倍量の水を用いてデフナー漏斗で
洗浄した。
次に、パルプを硫酸でP}{6K酸性化した。10鳴の
コンシステンシーと5σ/パルfVライ物質Iのキシラ
ナーゼ活性の混合物が得られるようにパルプに一定量の
希釈酵素混合物(Trichodθrma〔r〕へミセ
ルラーゼM K 9 (1 i , Cutter 0
7)を加えた。このパルプに55℃で2時間の酵素処理
を行なった。
この酵素処理後にパルデVライ物質の1.5%の用董で
NaO■を使用してパルプを洗浄した。アルカリ相でコ
ンシステンシー4!104、90分の処理の継続そして
60℃の温度であった。アルカリ処理後に20倍鷺の水
を用いてデフナー漏斗で洗浄した。
次に、パルデ−ライ物質の6.6係の用量で二酸化塩素
を使用してパルプK酸化漂白処理を行なつた。混合物の
コンシステンシーは10’lであQ、処理中の温度は7
0℃でありそして処理の継続は180分であった。この
処理後に20倍量の水を用いてプフナー漏斗でパルプを
洗浄した。
次に、90分間NaOHで(パルプのrライ物質の1優
のsaOH t )パルプを処理した。パルプの粘度は
10%であった。処理後に20倍量の水でパルプを洗浄
した。
最後の漂白段階のようにパルプに二酸化塩素処理を行な
った。二酸化塩素の用tはパルゾrライ物質の3.3 
4 、混合物の粘度は10%、処理温度は75℃そして
継続は240分であった。処理後に、パルプを再び20
倍量の水で洗浄した。
洗浄水のすべてを回収しそして分析して有機塩素化合物
(AOX)の敬及び水の化学的酸素要求量(COD)を
測定した。この結果を第2表に示す。
本発明を例示する前記の実験(実験3)の外に二つの対
照実験(災験1及び実験2)及び本発明を例示する二つ
の別の実験(実験4及び実験5)を行なった。これら丁
べての実験の結果をまた下記の第2表に示す。
実験1(対照):パんゾの酵素処理と予備酸素漂白を用
いなかった。904塩素ガスと104二酸化塩素からな
り、一方他の漂白段階で二酸化塩素の比率が100係で
ある塩素化学品の用漬は漂白の同一ターゲット度合87
が実験2、6、4及び5におけるように到達されるもの
であった。
実験2(対照):酵素処理の代りに、パルプに通常の予
備酸素漂白及び塩素/二酸化塩素(80/20)処理を
行なった。予備酸素漂白を実験3におけるように行ない
そして塩素化学品の用tは87のターrット漂白度が得
られるものであった。
実験4:パルプに例3におけるように予備酸素漂白、酵
素処理及び二酸化塩素漂白を行なつγこが、アルカリ洗
浄段階で2パール酸素過圧が反応容器中で支配的になる
ように酸素を供給した。
実験5:実験4におけるようにパルプを処理したが、た
だし最初の塩素1ヒ学品処理相では塩素化学品は80%
二酸化塩素と20%塩素ガスであつた。活性塩素の用t
は2.3×カッパであった。次の二酸化塩素処理相では
化学品は100%二酸化塩素であり、そして用IN!2
.9%であった。
WJ2表に示す結果から判るように、松硫酸塩パルプの
漂白で作られる使用済み漂白液中の有機塩素化合物のt
は酸素漂白と酵素処理が組合わさる時にケミカルパルプ
のトン当り1.8 k90レベルに減ずる。同じ程度の
漂白が両方の方法で得られる。
この結果はパルプに予備酸素漂白、酵素処理及び酵素処
理後に酸素アルカリ洗浄を行なうことそして従来通り使
用される塩素ガスの丁ぺて又は殆どを二酸化塩素で置換
えることICよる本発明によって供されるようにパルプ
を処理する場合には、漂白工程中の塩素の敞を実質上減
少できることを示丁。このような方法は匣用済み漂白液
中の有機塩素化合物の量が笑質上、70%以上も減少さ
れることを許す。塩素化学品を含む、漂白段階に先立つ
すべての段階からの使用済み徐白液が燃焼を受けるなら
ば、使用済み漂白液の化学的酸素要求量はまた50%以
上も減少されよう。
本発明の異なる具体例は前記の例に限定されず、それら
は代りに請求項の範四円で変えることができることは当
業者に明らかである。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸化漂白化学品が酸素である、パルプの漂白方法
    において、酸素を漂白工程の最初の酸化段階で使用する
    こと、パルプを酵素処理に供することそして酸素漂白と
    酵素処理後に、パルプを洗浄することを特徴とする、パ
    ルプ漂白法。
  2. (2)酵素処理を着初の酸化段階の前に行なう、請求項
    1記載の方法。
  3. (3)酵素処理を最初の酸化段階の後に行なう、請求項
    1記載の方法。
  4. (4)漂白工程の続く酸化段階が塩素を含有す漂白化学
    品、例えば、塩素ガス及び/又は二酸化塩素を使用して
    行なう、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
  5. (5)前記の続く酸化段階の間に、パルプを水酸化ナト
    リウムのようなアルカリで処理する、請求項1から4の
    いずれか1項に記載の方法。
  6. (6)使用する酵素はヘミセルラーゼ、セルラーゼ、ペ
    クチナーゼ、エステラーゼ又はこれらの混合物である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の方法。
  7. (7)酵素処理を範囲3.0−10.0、好ましくは4
    .0−8.0内のpH値と共に、10−90℃、好まし
    くは40−80℃の温度範囲内で行なう、請求項1から
    6のいずれか1項に記載の方法。
  8. (8)この方法を軟質木材パルプの漂白に適用する、請
    求項1から7のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)パルプの漂白に酵素の使用、酸素が最初の酸化段
    階で漂白化学品として使用されること。
  10. (10)塩素を含有する化学品、例えば、塩素ガス及び
    /又は二酸化塩素が最初の酸化段階で使用される時に、
    パルプの漂白において使用済み漂白液の塩素含量を減ず
    るための請求項(9)による酵素の使用。
JP1241666A 1989-05-04 1989-09-18 パルプ漂白法 Pending JPH02293486A (ja)

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