JPH02292977A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明はＶＴＲやビデオディスクなどに適用されるも
の．で、ＦＭ変調記録されたビデオ信号の再生時に生じ
る反転現象を防止するように構成された磁気記録再生装
置に関するものである．［従来の技術］ 従来の磁気記録再生装置の再生ＦＭ信号の処理回路では
，再生ＦＭビデオ信号の周波数特性をビーキング回路や
ＲＦイコライザで補正したり、リミツタ回路に通して交
流成分を取り除くことにより反転現象を防止していた． 第４図は従来の磁気記録再生装置における反転現象防止
のための構成を備えたＦＭ変ｔＡａ号の再生系の具体的
回路のブロック図である．同図において、（１）はビデ
オヘッド，（２）はヘッド切替スイッチ回路，（３）は
ビーキング回路、（０は自動利得制御回路（以下、ＡＧ
Ｃ回路と称す）（５）はＲＦイコライザ回路、（６）は
リミッタ回路、（７）はＦＭ復調器、（８）はデイエン
ファシス回路、（９）はローパスフィルタ（以下、ＬＰ
Ｆと称す）　．　（１０）はノイズキャンセラ回路（以
下、ＮＣ回路と称す）　．　（１１）はピクチャコント
ロール回路、（ｌ８）は磁気テープである． つぎに，上記構成の動作について説明する，ビデオヘッ
ド（１）により磁気テープ（ｌ８）から再生されたＦＭ
変調ビデオ信号はヘッド切替スイッチ回路（２）を経て
ビーキング回路（３）に入力されて、その岡波数特性が
補正されたのち、ＡＧＣ回路（４）において一定ゲイン
に固定される．ついで、ＲＦイコライザ回路（５）に入
力されて周波数特性の補正がおこなわれるとともに、リ
ミツタ回路（８）において交流成分が取り除かれること
により反転現象を防止する。つづいで、ＦＭ復調器（７
）でＦＭ変調ビデオ信号の復調がおこなわれたのち、デ
イエンファシス回路（８）に入力されて，三角ノイズの
低減により第１段目のＳ／Ｎ改善がおこなわれる。

つぎに、Ｌ　Ｐ　Ｆ　（９）に入力されて、高域の不要
成分が取り除かれたのち、ＮＣ回路（ｌＯ）でのノイズ
の除去により第２段目のＳ／Ｎ改善がおこなわれ、最後
にピクチャコントロール回路（ｌ１）においてＦＭ復ｙ
４後のビデオ信号の周波数特性の補正がおこなわれ，再
生ビデオ信号として出力される． ［発明が解決しようとする課８］ 従来の磁気記録再生装置は以上のように構成されている
ので、ＦＭ変調記録信号の再生時において、記録の状．
態や再生ビデオヘッドにばらつきがあるままで再生され
たＦＭ変調信号を復調すると、ＲＦイコライザ回路やリ
ミツタ回路での補正量が不十分となって、反転現象やＳ
／Ｎ、周波数特性の劣化、ばらつきなどをまねき，画質
を悪化させる問題があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、再生時のＦＭ変調信号のばらつきによる反転
現象やＳ／Ｎ、周波数特性の劣化、ばらつきを抑制して
、最適な画質を得ることができる磁気記録再生装置を提
供することを目的とする． ［課題を解決するための手段］ この発明に係る磁気記録再生装置は、ＦＭ復調されたビ
デオ信号の反転現象を検波し、その検波出力をフィード
バックして、ＲＦイコライザによる周波数特性の補正量
、ノイズキャンセラ回路によるノイズキャンセル量およ
びピクチャコントロール回路による周波数特性の補正量
をそれぞれ可変制御するように構成したことを特徴とす
る． ［作用］ この発明によれば、ＦＭ復調されたビデオ信号により反
転現象を検波するため、その検波動作が確実であり、そ
の検波出力のフィードバックによりＲＦイコライザ特性
、復調後のノイズキャンセル量およびピクチャコントロ
ール回路での周波数特性の補正量を可変制御することに
より、反転現象やＳ／Ｎ、周波数特性の劣化、ばらつき
を十分に抑えることができる． ［発明の実施例］ 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明する
． 第１図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置に
おけるＦＭ変調信号再生系回路のプロツク図である．同
図において、（１）はビデオヘッド、（２）はヘッド切
替スイッチ回路、（３）は周波数特性補正のためのピー
キング回路，（４）はゲインを一定にするＡＧＣ回路、
（５）は周波数特性補正のための第１のＲＦイコライザ
回路、（９）はＡＭ成分を取り除き反転現象を防ぐ第１
のりミッタ回路，（７）はＦＭ変調ビデオ信号を復調す
る第ｌのＦＭ復調器、（８）は三角ノイズを低減しＳ／
Ｎ改善を図る第１のデイエンファシス回路、（８）は高
城不安成分を取り除く第ｌのＬＰＦ、（１０）はＦＭ復
調後のビデオ信号のＳ／Ｎ改善を図るためのＮＣ回路、
（１１）はＦＭ復調後のビデオ信号の間波数特性を補正
するピクチャコントロール回路、（１８）は磁気テープ
である。

（１２）は第２のＲＦイコライザ回路、（１３）は第２
のリミツタ回路、（１４）は第２のＦＭ復調器．　（１
５）は第２のデイエンファシス回路、（ｌ６）は第２の
ＬＰＦで、これらが上記（５）．（Ｅｌ）．（７）．（
８），（９）と同様の構成でＦＭビデオ信号を復調する
別の回路として分岐されている． （１７）はＦＭ復調後のビデオ信号の反転現象を検波す
る反転現象検出回路で、上記第２のＬＰＦ（１８）より
出力される復調ビデオ信号を入力して、クランプレベル
より下のパルス波形を検波し、その検波出力を上記第１
のＲＦイコライザ回路（５），ＮＣ回路（１０）および
ピクチャコントロール回路（ｌ１）にそれぞれフィード
バックするように構成されている． 第２図は上記反転現象検出回路（ｌ７）の内部構成を示
すブロック図で，同図において、（１７ａ）はクランプ
回路，　（１７ｂ）はコンパレータ、（１７ｃ）は水平
同期信号分離回路、（１７ｄ）は垂直同期信号分離回路
、（１７ｅ）はＡ／Ｄ変挽回路である．つぎに、上記構
成の動作について説明する．ビデオヘッド（１）により
磁気テープ（１８）から再生され、ヘッド切替スイッチ
回路（２），ピーキング回路（３），ＡＧＣ回路（０を
経て出力されるＦＭ変調ビデオ信号の１つは、従来例の
場合と同様に、第１のＲＦイコライザ回路（５），第１
のリミツタ回路（Ｂ）、第１のＦＭ復調器（７）、第１
のデイエンファシス回路（８）、第ｌのＬＰＦ（９）．
第ｌのＮＣ回路（１Ｇ）および第１のピクチャコントロ
ール回路（１！）を経て再生ビデオ信号として出力され
る． 一方、ＦＭ変復ビデオ信号のもう１つは反転現象を桧山
するためのもので、ビデオ信号出力の信号処理系と同様
に，第２のＲＦイコライザ回路（１２）．第２のリミッ
タ回路（ｌ３）を経て第２のＦＭ復調器（１４）に入力
されて復調される．ついで、そのＦＭｊ４ｔ調されたビ
デオ信号が第２のデイエンファシス回路（１５）、第２
のＬ　Ｐ　Ｆ　（１Ｂ）を経て反転現象検出回路（ｌ７
）へ入力される． この反転現象検出回路（１７）の動作を第３図の信号波
形図を参照して説明する． 第３図（ａ）で示すような波形のビデオ信号は，まずク
ランプ回路（１７ａ）において、ある一定ＤＣに固定さ
れ、ついで、コンパレータ（１７ｂ）によりビデオ信号
のべデスタルレベル（ｐＪ１　）よりＤＣ電位の低い信
号のみを取り出す．このコンパレータ（１７ｂ）から出
力される第３図（ｂ）で示すような信号はつぎに水平同
期信号分離回路（１７ｃ）　．垂直同期信号分離回路（
１７ｄ）に順次入力されて，木平同期信号（　Ｈ−ｓ７
ｎｃ）　，垂直同期信号が除去されることにより、第３
図（ｃ）で示すように、反転現象によるパルス（Ｐ）の
みを取り出す．このように取り出された反転現象による
パルス（Ｐ）をＡ／Ｄ変換回路（１７ｅ）においてＤＣ
へ変換し，その出力を上記第ｌのＲＦイコライザ回路（
５），ＮＣ回路（ｌＯ）およびピクチャコントロール回
路（１１）へそれぞれフィードバックすることにより，
反転現象が生じないようにイコライザ特性を変化させた
り、画質が劣化しないようにノイズキャンセル量および
ビクチャ補正量を変化させることができる．なお、上記
第２のＲＦイコライザ回路（１２）のイコライザ特性の
選定により上記反転現象検出回路（１７）のきき具合を
変化させることができる．なお、第１図に示した実施例
の回路のうち、第２のデイエンファシス回路（１５）お
よび第２のＬ　Ｐ　Ｆ　（１Ｂ）を省略して構成しても
、上記実施例とほぼ同様な効果を奏する． また，上記実施例はＶＴＲについて説明したが、ビデオ
信号をＦＭ変調し、復調するビデオディスクなどに適用
しても、上記実施例と同様の効果を奏する． ［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、記録のばらつき，再
生時のヘッドのばらつきなどによる反転現象やＳ／Ｎ、
周波数特性の劣化をＦＭ復調後のビデオ信号により検出
して、ＲＦイコライザの特性、ノイズキャンセル量およ
びＦＭ復調後のビデオ信号の周波数特性の補正量をフィ
ードバック制御するように構成したので、各補正動作を
確実におこなうことができ、常に最適な画質を得ること
ができる．

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による磁気記録再生装置に
おけるＦＭ変調信号再生系回路のブロック図、第２図は
反転現象検出回路の内部構成を示すブロック図、第３図
は反転現象検出回路の動作を説明する各部の信号波形図
、第４図は誉来の磁気記録再生装置におけるＦＭ変調信
号再生系回路のブロック図である． （５），（１２）・・・ＲＦイコライザ回路、（７）　
．（１４）・・・ＦＭ復調器，　（１０）・・・ＮＣ回
路、（１１）・・・ピクチャコントロール回路、（ｌ７
）・・・反転現象検出回路．なお、図中の同一符号は同
一または相当部分を示す．

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）再生されたＦＭビデオ信号の周波数特性を補正す
   るＲＦイコライザ回路と、再生ＦＭビデオ信号を復調す
   るＦＭ復調器と、ＦＭ復調後のビデオ信号のノイズを取
   り除くノイズキャンセラ回路と、ＦＭ復調後のビデオ信
   号の周波数特性を補正するピクチャコントロール回路と
   を具備した磁気記録再生装置において、ＦＭ復調後のビ
   デオ信号の反転現象を検波する反転現象検出回路を備え
   、その検波出力を上記ＲＦイコライザ回路、ノイズキャ
   ンセラ回路およびピクチャコントロール回路にそれぞれ
   フィードバックして、周波数特性の補正量、ノイズキャ
   ンセル量を可変制御するように構成したことを特徴とす
   る磁気記録再生装置。