JPH02290370A - 文書読み取り方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［概　　要コ 文字と、写真等の濃度の階調を有するものが混在してい
る文書の読み取り方式に関し、高価な専用スキャナを用
いることなく、文字と写真等が混在している文書データ
の高品質な記録を可能ならしめることを目的とし、イメ
ージスキャナを２値読み取り状態にして読み取ったデー
タを保持する手段と、イメージスキャナを階調読み取り
状態にして読み取ったデータを保持する手段と、イメー
ジスキャナにより２値読み取りあるいは階調読み取りの
いずれかの状態で読み取ったデータを表示装置の画面に
表示せしめる手段と、 表示画面上で領域を指定して、該領域内のデータを２値
読み取り状態で読み取ったデータとするか、あるいは階
調読み取り状態で読み取ったデータとするかを指定する
手段と、該指定に従って、当該領域の文書データとして
、上記２データの内のいずれかを出力する手段とにより
構成する。

［産業上の利用分野］ 本発明はイメージスキャナによる文書の読み取り方式に
関し、特に２値で表現される文字や線画等と、濃淡の階
調を有する写真や挿画等とが混在している文書を、専用
の高価なイメージスキャナを用いることなく、良好な画
質のデータとして記録することの可能な文書読み取り方
式に係る。

［従来の技術］ 文書を自動的に読み取ってファイル等に登録する方法き
して、イメージスキャナを用いる方法が多く使われてい
る。

通常、イメージスキャナは、読み出し用のスリットを文
書上で一定方向に移動（主走査）せしめて１本の細い線
上のデータを分解能の単位で順次読み取ると共に、上記
走査方向と直角となる方向に移動（副走査）して文書上
の文字等を読み取る。

文字等の読み取りは、通常、文書を照明してその反射光
を受光することにより行なわれるが、このとき、白地に
黒く描かれた文字や線画等は、受光信号のレベルを、一
定の閾値を境として２値化することにより、読み取るこ
とが可能であるが、写真等のように濃淡の階調の伴うも
のでは、受光信号のレベルを計測して多値データとして
読み取る必要がある。

そのため、イメージスキャナには、データを２値データ
として読み取るか、階調データとして読み取るかを切り
替えるスイッチを設けておいて、読み取る文書の内容に
応じて使い分けることが一般に行なわれている。

［発明が解決しようとする課題］ 上述のようなイメージスキャナにおいて、文書等を２値
データとして読み取る状態にした時は、例えば、受光信
号のレベルが閾値以上であれば白、閾値未満であれば黒
と言うようにして読み取るので、原稿の用紙面の汚れ等
が除去され、また文字等を構成する線の境界が明確に読
み取られるので、文字等の再現に際し輪郭の鮮明な高画
質の文書を得ることができる。

しかし、この２値読み取り状態で、写真等の濃淡の階調
を有する画像を読み取ると、原画像の濃淡は一定の濃度
（閾値）を境にして、白と黒の２色に分離されて読み取
られてしまうので、再現時の画像は原画像とは異なった
ものとなり、また画質も著しく低下する。

そのため、写真等の濃淡を有する画像を読み取る場合に
は、イメージスキャナを階調データとして読み取る状態
にする必要がある。

しかし、イメージスキャナを階調データ読み取り状態に
して文字等を読み取ると、再現に際して文字等の輪郭が
不鮮明になったり、染みが現出したりして、画像の質が
低下する。

そのため、従来文字列と写真等が混在している文書をイ
メージスキャナで読み取る場合には、主として必要とす
るのが文字列であるか、あるいは写真等であるかによっ
て、２値読み取り状態と、階調読み取り状態を使い分け
る方法が行なわれていた。

このような問題の解決法として、イメージスキャナに文
字と写真等の識別機能を有せしめ、その識別結果に応じ
て、自動的に２値データ読み取り状態と、階調データ読
み取り状態とを切り替える方法も考えられるところであ
るが、このようなイメージスキャナは技術的には可能で
あっても、かなり高価なものとなる筈であるから、特殊
な用途以外には用い難い。

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、通常のイメ
ージスキャナを用いて、文字と写真等の混在する文書を
読み取りこれを再現したとき、高画質の得られる文書読
み取り方式を提供することを目的としている。

式である。

［課題を解決するための手段］ 本発明によれば、上述の目的は前記特許請求の範囲に記
載した手段により達成される。

すなわち、本発明は、イメージスキャナを２値読み取り
状態にして読み取ったデータを保持する手段と、イメー
ジスキャナを階調読み取り状態にして読み取ったデータ
を保持する手段と、イメージスキャナにより２値読み取
りあるいは階調読み取りのいずれかの状態で読み取った
データを表示装置の画面に表示せしめる手段と、表示画
面上で領域を指定して該領域内のデータを２値読み取り
状態で読み取ったデータとするか、あるいは階調読み取
り状態で読み取ったデータとするかを指定する手段と、
上記指定に従って、指示された領域ごとに２値読み取り
状態で読み取ったデータあるいは階調読み取り状態で読
み取ったデータの内のいずれか一方のデータを出力する
手段とを具備する文書読み取り方［作　用］ 本発明においては、文字列と色調が濃淡の階調を有する
写真等の混在する文書の読み取りに際しては、同一文書
面について、イメージスキャナによって、２値読み取り
状態と階調読み取り状態とで２回読み取り操作を行ない
、各読み取りごとのデータを、それぞれ保持して置く。

そして、それらのデータの内のいずれか一方をディスプ
レイ上に画面として表示せしめ、使用者がキーボードか
らの操作によるカーソルの移動、あるいはタッチペン等
によって領域を指定すると共に、該領域内のデータとし
てイメージスキャナを２値読み取り状態で読み込んだデ
ータを採るか、階調読み取り状態で読み込んだデータを
採るかを措示する。

上記指示に従って、指定された領域ごとに、指示された
データを各保持部分から、取り出し合成することによっ
て、文字はイメージスキャナを２値読み取り状態で読み
取ったデータを用い・写真等の濃淡のある画面は階調読
み取り状態で読み取ったデータを用いて鮮明な再現画像
を得ることができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。

同図において、ｌは読み取るべき文字と写真等の混在す
る文書、２はイメージスキャナ、３は読み取り状態切り
替え部、４は読み取り状態制御部、５は切り替え部、６
は２値データ保持部、７は階調データ保持部、８は表示
制御部、９は表示部、１０はキーボード、１１は画像合
成制御部、１２は画像書込制御部、１３は画像ファイル
を表わしている。

以下、本実施例を用いて文書の読み取りを行なう場合の
操作および、動作について説明する。

操作者は、イメージスキャナ２の読み取り状態切り替え
部によって、読み取り状態制御部４の動作モードを２値
データ読み取り状態にすると共に、切り替え部５の接点
がａ側になるように操作する。

（これらの摸作はイメージスキャナに設けられたスイッ
チによる場合の他、キーボードｌＯからのコマンド人力
によって切り替える構成も採り得るものである。〉 この状態で読み取られた文書１の画像データは２値デー
タ保持部６に保持される。

次にイメージスキャナ２の読み取り状態切り替え部３を
操作して読み取り状態制御部４の動作モードを階調デー
タ読み取り状態に切り替え、また、切り替え部５の接点
をｂ側に切り替える。

そして、文書ｌを再度走査して読み取り、その画像デー
タを階調データ保持部７に保持する。

表示制御部８は、２値データ保持部６あるいは階調デー
タ保持部７に保持されている画像データの内、指定され
た側のデータを表示部９に表示する。

操作者は表示部９に表示された画像を見ながら、キーボ
ードｌＯまたはマウス等により、力一フルによって階調
データとして記録した方が良いと思われる部分の領域を
指定する。

画像合成制御部１１は指定された領域については階調デ
ータ保持部７から該当する部分の画像データを読み出し
、その他の部分については、２値データ保持！６から画
像データを読み取して両画像データを合成し、画．像書
込制御部ｌ２に渡す。

該画像書込制御部１２は該画像データを画像ファイル１
３に記録する。

上記説明においては、イメージスキャナ２によって、対
象文書を２値データ状態で読んだ後、直ちに階調データ
としての読み取りを行ない、その後表示して領域の指定
を行なう場合について述べているが、これは例えば、対
象文書を２値データ状態で読んで２値データ保持部６に
保持したら、これを直ちに表示部９に表示して、領域の
指定を行なうような制御としても良い。

また、いずれのモードで読んだデータ。刀カ画質が良い
かを比較するため、表示部９に両データを交互に表示せ
しめて、画質の良い方を指定するなどの方法も採り得る
。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、文字あるいは文
字列と、濃淡の階調のある写真などが混在する文書を、
通常のイメージスキャナを用いて、容易に読み取ること
が可能であり、専用の高価なイメージスキャナを用いた
場合と同等の高画質の画像データを登録することができ
る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。 １・・・・・・読み取るべき文字と写真等の混在する文
書、２・・・・・・イメージスキャナ、３・・・・・・
読み取り状態切り替え部、４・・・・・・読み取り状態
制御部、５・・・・・・切り替え部、６・・・・・・２
値データ保持部、７・・・・・・階調データ保持部、８
・・・・・・表示制御部、９・・・・・・表示部、ＩＯ
・・・・・・キーボード、１１・・・・・・画像合成制
御部、ｌ２・・・・・・画像書込制御部、１３・・・・
・・画像ファイル

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 同一紙面上に文字と写真等が混在している文書を読み取
   り、そのデータを出力する方式であって、 イメージスキャナを２値読み取り状態にして読み取った
   データを保持する手段と、 イメージスキャナを階調読み取り状態にして読み取った
   データを保持する手段と、 イメージスキャナにより２値読み取りあるいは階調読み
   取りのいずれかの状態で読み取ったデータを表示装置の
   画面に表示せしめる手段と、表示画面上で領域を指定し
   て該領域内のデータを２値読み取り状態で読み取ったデ
   ータとするか、あるいは階調読み取り状態で読み取った
   データとするかを指定する手段と、 上記指定に従って、指示された領域ごとに２値読み取り
   状態で読み取ったデータあるいは階調読み取り状態で読
   み取ったデータの内のいずれか一方のデータを出力する
   手段とを具備することを特徴とする文書読み取り方式。