JPH02290292A - pH調節剤 - Google Patents

pH調節剤

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JPH02290292A
JPH02290292A JP10978089A JP10978089A JPH02290292A JP H02290292 A JPH02290292 A JP H02290292A JP 10978089 A JP10978089 A JP 10978089A JP 10978089 A JP10978089 A JP 10978089A JP H02290292 A JPH02290292 A JP H02290292A
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calcium carbonate
sodium silicate
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firing
water
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Masayuki Ono
雅之 小野
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄化槽等の水処理設備において、処理水のp
llが酸性側へ傾くのを■止するpl+調節剤に関する
. (従来の技術と発明の解決課題) 浄化槽には、凍尿処理用の浄化槽の他に、一般の生活系
排水を処理する浄化槽や、上記の両方を合わせて処理す
る合併処理浄化槽等がある.これらの浄化槽は、微生物
の働きにより汚水を処理し浄化しているが、この微生物
の活動状態は、生存環境に大きく左右される。特にpl
1は、温度や溶存酸素qなどと並んで、微生物の活動状
態を決定する重要な要素である. ところで、通常の浄化槽においては、槽内のpHが酸性
側へ傾《傾向にあり、ときにはpllが4程度にまで低
下することがある.これは、生活系廃水中には・多量の
有機窒素化合物が含まれており、微生物が汚水浄化処理
を行うのに付随して、これをアンモニアから亜硝酸を経
て硝酸に変えるためである.汚水浄化をする微生物に通
したρ11は中性前1&(pH=6〜8)であるが、上
述した環因により、槽中のpHが低下すると、微生物活
動の減退をきたす。更に、p++の著しい低下が有った
り、低pll状態が長期間維持されたりしたときなどに
は、微生物が死滅するおそれもある.その結果、汚水の
浄化処理が充分に行われず、有機質成分量の指標である
CODやBOD等の排出規制値を満足させることが出来
なくなる。また、排水のρH自体も放流に好ましい5.
8〜8.6の範囲から逸税するということがしばしば起
こっていた. そこで従来は、定明的又は必要に応じて浄化槽内のpi
1を測定し、その値が許容範囲を下回った場合には、苛
性ソーダの水溶液などを添加して、中和処理することが
行われている。
しかしながら、苛性ソーダの添加による中和処理は、p
llの急激な変化を伴うので、微生物にとって好ましい
ものではない.また、p++の緩やかな調節を実現しよ
うとするには、pHの低下に応じて苛性ソーダを適当量
ずつ添加できる特別な装置を備えつけることが必要にな
り、コストの増加を招くという欠点がある. 〔課題を解決するための手段〕 本発明は、上記従来の課題に漏みて創案されたpllm
節剤であって、その特徴は、炭酸カルシウム80〜99
i量%及び珪酸ナトリウム20〜1重量%を含む成形体
を焼成してなることである.〔作用〕 本発明に係るρ11調節剤は、炭酸カルシウムと珪酸ナ
トリウムとからなる成形体を焼成して製造される。珪酸
ナトリウムは、当該ρHill節剤の主要材料である炭
酸カルシウムの定形性を保持するための糊剤として作用
する.珪酸ナトリウムの配合量が1%未満であると、確
実な保形性が得られない。
また配合覆が20%を越えると、易水溶性となり、水中
での保形性が得られなくなる。従って、珪酸ナトリウム
の配合量は1〜20重量%の範囲内に設定される. なお、珪酸ナトリウムに水和物を使用した場合には、焼
成時に結晶水が蒸発することで発泡剤としての作用を営
むから、多孔質の製品が得られる。
上記pl!調節剤を、浄化槽における酸化曝気室中の汚
水など、plltl!節を必要とする液中に浸漬する。
炭酸カルシウムは、水にはHNであるが、酸に対しては
二酸化炭素を発生させて溶解し、酸を中和するという作
用を有している。従って、当該ρ11調節剤を浸漬して
ある液のpllが酸性側に傾くと、これに応じて炭酸カ
ルシウムが溶解し、pHを上昇させる, pHが中性付
近まで回復すると、炭酸カルシウムの熔解が停止するの
で、それ以上にpHが上昇することはない.なお珪酸ナ
トリウムも、その水溶液はアルカリ性を示すから、液の
酸性化阻止を補助する働きを有している. 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を具体的に説明する.はじめに、
本発明に係るpllJj1節剤の製造方法を述べる.当
該pl+調節剤を製造するには、たとえば炭酸カルシウ
ムの粉末95重量部に対して珪酸ナトJウム粉末5重量
部と適量の水とを混合し、これを球状,板状1棒状等の
所望形状に成形したのち、300〜700℃で焼成する
. 炭酸カルシウムと珪酸ナトリウムとの混合比率は、上記
に附定されるものではなく、炭酸カルシウム80〜99
ffi量%に対し、珪酸ナトリウムが20〜1重量%の
範囲内で適宜選択することができる。
使用する珪酸ナトリウムの種類としては、オルト珪酸ナ
トリウム,メタ珪酸ナトリウム,セスキ珪酸ナトリウム
,二珪敢ナトリウム等があり、これらの混合物の濃厚水
溶液である水ガラスを、珪酸ナトリウムの供給源として
用いることもできる.焼成温度は、得ようとする成形体
の性状等に応じて、最通の温度を選定する。但し、あま
り高温であると炭酸カルシウムが分解し、また、あまり
低温であると、焼成体の保形性が得られない.このよう
な条件に基づき保用し得る境成温度の範囲は、200〜
800℃程度である。
ところで、当該pH調節剤の製造原料として、珪酸ナト
リウムの水和物を使用すると、焼成時の説水反応により
、発泡した成形体が得られる.そして、焼成時の発泡程
度は、珪酸ナトリウムの配合比率,珪酸ナトリウム水和
物の種類,焼成温度2焼成時間等を変えることにより、
容易に変更することができる。一般に、珪酸ナトリウム
の配合比率が高いほど、結晶水の量が多いほど、そして
焼成速度が大きいほど、発泡率が高《なる.ρ11開節
剤の発泡状態は、液中における溶解速度に影響を与える
.通常、発泡率の高いものほど接触面積が大きくなるか
ら、溶解速度は大きくなる。
見かけの接触面積が小さいような条件の場合には、高発
泡率にすることで、実質の接触面積を増大させることが
できる。また、独立気泡の量を調整して、ρHill節
剤を処理水中に水没状態で浮遊させることもでき、この
場合には、最大の接触面積が与えられる.このように、
発泡程度を適当に調節することにより、処理対象の水質
に合致する最通の溶解速度を、pll調節剤に持たせる
ことが可能である。
上述のようにして製造されたpH開節剤は、例えば浄化
槽における酸化曝気室の如き汚水処理室等へ配設される
。その配設手段は、室の底部へii!置ずるほか、天井
部から吊持して室の通宜高さ位置に保持するようにして
もよく、さらには上述した如く、発泡状態を調整して浮
遊させることもできる。
浄化槽の酸化曝気室内で微生物は、汚水の浄化処理に付
随して、有機窒素化合物から硝酸を生成する.このため
、浄化処理が進行するに従って、汚水のpfjfJ<酸
性側へ傾く。すると、ρ}I関節剤から炭酸カルシウム
が二酸化炭素を発生させつつ熔解して酸を中和する。酸
が中和されると、炭酸カルシウムの溶解が止まるから、
過度にpFIが上昇することはない。このようにして、
酸化曝気室内が、常に通度なpll状態に維持される. 本発明に係るpl+調節剤の実施例は上記に限定される
ものではなく、実施の態様に応じて、適宜の変史を加え
ることが可能である. 〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明に係るpl1調
節剤は、液中のpl+の低下に応じて炭酸カルシウムを
溶解させるから、酸の中和反応が穏和であり、且つpH
の安定化が確実である。しかも、従来のようなpl+調
節用薬剤の特別な投入設備が不要であり、pH渕定作業
の回数を格段に減少させることができるから、設備管理
に要する人手,時間,経費等を大幅に節減することがで
きる. なお、本発明に係るpl[i節剤の構成成分は、いずれ
も微生物に対し決して有害なものではないから、一般の
浄化槽に安心して使用することができる.また浄化槽の
ほか、pHの低下をきたしやすく且つρHの低下を阻止
することが必要な水処理設備に、本発明は有効に作用す
る. 特許出願人  株式会社イナノクス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、炭酸カルシウム80〜99重量%及び珪酸ナトリウ
    ム20〜1重量%を含む成形体を焼成してなるpH調節
    剤。
JP10978089A 1989-04-28 1989-04-28 pH調節剤 Granted JPH02290292A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10978089A JPH02290292A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 pH調節剤

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JP10978089A JPH02290292A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 pH調節剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02290292A true JPH02290292A (ja) 1990-11-30
JPH0333400B2 JPH0333400B2 (ja) 1991-05-16

Family

ID=14519037

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JP10978089A Granted JPH02290292A (ja) 1989-04-28 1989-04-28 pH調節剤

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JP (1) JPH02290292A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL9500371A (nl) * 1994-03-02 1995-10-02 Inax Corp Werkwijze ter vervaardiging van een calciumcarbonaat gesinterd produkt.
JP2011189284A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nikka Maintenance Co Ltd 固形pH調整剤

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL9500371A (nl) * 1994-03-02 1995-10-02 Inax Corp Werkwijze ter vervaardiging van een calciumcarbonaat gesinterd produkt.
JP2011189284A (ja) * 2010-03-15 2011-09-29 Nikka Maintenance Co Ltd 固形pH調整剤

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JPH0333400B2 (ja) 1991-05-16

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