JPS6034791A - 水質改善方法 - Google Patents

水質改善方法

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JPS6034791A
JPS6034791A JP14187183A JP14187183A JPS6034791A JP S6034791 A JPS6034791 A JP S6034791A JP 14187183 A JP14187183 A JP 14187183A JP 14187183 A JP14187183 A JP 14187183A JP S6034791 A JPS6034791 A JP S6034791A
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gas
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treated water
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Norio Makita
則夫 槙田
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Ebara Corp
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Ebara Infilco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶解塩類の乏しい水に適度なミネラル分を与
えるとともに、水のpH緩衝能を高めるととによって腐
食性を緩和する方法に関するものである。
CaXMgは人体の必須元素であるが、−日の摂取量の
うち飲料水から摂取される量は10〜20チ程度とも言
われ、蒸留水のような溶解塩類の乏しい水を常飲した場
合の人体に対する影響が問題とされる場合もある。実際
、蒸留法などによる海水脱塩プラントにおいては直面し
た問題であシ、国内の上水道の水源においても特に上流
に降雪地帯を持つ河川水などでは、電気伝導率が10μ
s/cm(at25℃)程度といった蒸留水に近い水質
のものが対象とされることも珍しくない。
このような水の水質を、水の腐食性を評価する指標の一
つであるランダリア指数で表すと、−4〜−6といった
数値となる。ランダリア指数では、その数値がプラスの
場合はスケール発生傾向を、マイナスの場合は腐食傾向
を、ゼロの場合は安定状態であることをそれぞれ示すと
されておシ、上記のような蒸留水は極めて腐食を起こし
易い水質といえる。したがって、このような水を扱う施
設においては装置および配管の腐食、また赤水の苦情な
ども深刻な問題となっている。
蒸留水あるいは蒸留水に近いような溶解塩類の乏しい水
の腐食性を緩和したシ、常飲しても問題とならない水と
する水質の改善には、何らかの手段で水に適当な硬度、
アルカリ度を付与し、かつ適正なpH域に常時保てるよ
うな方法が要求される。
従来、水の腐食性の緩和、赤水問題への対応としてNa
0HXNa2CO5、Ca (OH)2などのアルカリ
剤添加によるpH調整が行なわれることが多いが、ラン
ダリア指数が−4といった水ではpH緩衝能が小さいた
めランダリア指数をゼロとするにはpHを10程度とす
ることが必要となる。しかし、水道水のpHハ5.8〜
8.6にするという基準があること、および水の味の問
題から実際上はpH7,5〜8.0程度がpHの設定上
限となるため、こういった方法ではランダリア指数−1
,5〜−265といった水質までしか改善されない。
また、蒸留法による海水脱塩プラントにおいては蒸留水
に適度の溶解塩類濃度を付与するため、一部海水を添加
しだシ、ドロマイト(CaCOs、MgC0gからなる
鉱物)の層を通過させるなどの方法が取られている。た
だしこの場合、単に蒸留水をドロマイト層に通過させる
だけでは溶解される塩類が非常に少ないこと、およびア
ルカリ度成分の中でCO!イオンの比率が極めて高いこ
とに起因してpHが9以上となることから、ドロマイト
層の前段でCO2ガスを溶解せしめて通水することによ
って溶解塩類濃度を高くシ、さらにドロマイト層の後段
で酸添加を行ないpH調整を行なうなどの措置が必要と
なシ、運転管理が煩雑である。
本発明は、従来法の上記問題点および運転管理の煩雑さ
を解消することを目的とするものである。
本発明はカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分の炭
酸塩を主成分とする充填材を充填した充填槽内へ原水を
下向流で通水し、これと並行して炭酸ガスを含有する気
体を上向流で通気することによシ原水に硬度およびアル
カリ度を付与することを特徴とする水質改善方法であシ
、これによって、使用する炭酸ガス含有気体としては、
はとんどの場合、最も安価な気体である空気でも十分対
応できることとなった。もちろん、炭酸ガスの含有比を
増して使用すれば効果が増すことは言うまでもない。
本発明では、充填槽の下部に処理水槽すなわち充填材と
接触後の原水を一時的に貯留するだめの貯留槽を併設す
ると共にその下部(好ましくは底部)に、廃水の活性汚
泥処理において一般に使用される散気機構を配設し、該
散気機構を介して炭酸ガス含有気体を供給することが特
に好ましく、これらによシ、原水への遊離炭酸の付与を
非常に効率的に行なうことができ、合わせてpH調整を
行なうことが可能となシ、運転休止時も含めpHを常時
5.8〜8.6の基準内とすることができ、酸注入など
のpH調整設備は一切不要となる。
また、本発明によれば硬度成分、アルカリ度成分、遊離
炭酸をバランス良く付与することが可能であるため、ラ
ンダリア指数も無理なく負の値を減じることができる。
次に、本発明の実施態様を図面に基づいて説明すると、
1は充填槽、1′は充填材、2は処理水槽、6は散気管
、4はブロワ−15は炭酸ガスボンベ、6は排気口、7
は原水流入管、8は処理水流出管、9は充填材支持用の
目皿、10は炭酸ガス含有気体の供給管である。なお、
処理水流出管8は処理水槽2の上端位置すなわち、目皿
9の配置高さに立ち上げてあシ、シたがって処理水槽2
内は常時処理水で満杯となっている。
しかして、原水を充填材1′の上方から下向流で通水す
るのと並行して、炭酸ガス含有気体とじて炭酸ガスと空
気の混合ガスを散気管3から上向流で供給すれば、該混
合ガスは散気管6で微細な気泡となって通気されるため
、充填材としての炭酸塩と炭酸ガスおよび水の反応によ
って原水中へ硬度成分、アルカリ度成分が付与される。
次いで処理水槽2へ流入した処理水には常時新鮮な空気
が通気されているため、ここでさらに遊離炭酸の付与お
よびpH調整が行なわれ処理水流出管8より排出される
本発明では充填材1′として石灰石、大理石、ドロマイ
トなど硬度成分の炭酸塩を主成分とするものならいずれ
でも適用でき、天然鉱物でもよく、適度のミネラル分を
添加した人工のものでもよい。
また、通気される気体も、炭酸ガスを含有するものであ
れば空気、炭酸ガスをはじめどのようなものでもよい。
なお、上記実施態様では充填材1′は原水中に浸漬され
た状態にあるが、充填槽1の水位を目皿9の位置にして
もよい。
次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1 蒸留法による海水の脱塩水に本発明を適用した例で、こ
の蒸留水の水質は第1表に示したごとくであり、充填材
には大理石を、通気ガスには空気を用いた。
第1表 原水水質(蒸留水) 各Sv(空間速度、1/h)の条件で、通気なしの状態
で処理した場合の結果を第2表に示したが、通気なしの
状態では溶解イオン量が極めて微量であり、溶解量を増
すためにSVを小さくするとpH上昇が著しいことが解
る。
次に、本発明法にしたがって通気を行なった場合の処理
結果を第3表に示した。
第3表のごとく通気を行なうと、pHは8.0〜8.1
と水道水基準内であ、り SV 2.s 〜5 、G/
L比10−20の条件ではアルカリ度、硬度とも10〜
20〜/lに増加している。ランゲリア指数も−0,8
〜−1,3に改善された。
実施例2 実施例1の水質改善に際して、通気ガスとして空気と炭
酸ガスの混合気体を使用した例を示す。
第4表のごとく、空気に炭酸ガスを混合して通気すると
処理効果は更に高まる。SV40、G/L比10の条件
では空気;炭酸ガス= 1000 : 2の場合pH7
,8、電気伝導率980μ8/crn、アルカリ度42
.1m9/Lz硬度42.6、ランゲリア指数−0,8
に改善され、空気:炭酸ガス−1000: 3の場合p
H7,6、電気伝導率122μ8/lnI N アルカ
リ度61 、8 ’9/L %硬度62.61Q/l 
%ランゲリア指数−0.6′iで改善された。
実施例3 赤水障害が問題となっている水源の水質改善例を示す。
原水は河川水であシ、水質は第5表に示したとおシであ
る。
充填材には大理石を、通気ガスには空気を使用して本発
明法によシ処理を行なった。処理条件をSV2.5、G
/L比10とした場合pH8,1〜8.3、電気伝導率
89.5μs/CfnN アルカリ度27.6■/lN
カルシウム硬度27.5■/l %マグネシウム硬度5
.7■/lとなり、ランダリア指数−0,5〜−0,9
に改善された。
以上述べたように本発明は、処理操作が極めて簡便容易
であシ常に安定した良好な水質の処理水を得ることがで
きるほか、本発明を実施するための装置構造も著しく簡
単で空気もしくは炭酸ガスの送気設備の他には薬注設備
が一切不要であるなど多くの利点を有する、実用上極め
て有効な方法である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施態様を示すフローシートである。 1・・・充填槽、1′・・・充填材、2・・・処理水槽
、3・・・散気管、4・・・プロワ−15・・・炭酸ガ
スボンベ、6・・・排気口、7・・・原水流入管、8・
・・処理水流出管、9・・・目皿、10・・・供給管。 特許、出願人 荏原インフィルコ株式会社代理人弁理士
 高 木 正 行 間 千 1) 捻 回 丸 山 隆 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 原水をカルシウム、マグネシウムなどの硬度成分
    の炭酸塩を主成分とする充填材を充填した充填槽の上部
    より下向流で通水し、かつ前記充填槽の下部よシ炭酸ガ
    スを含有する気体を通気することを特徴とする水質改善
    方法。 2、前記通気処理が、前記充填槽として充填材の下部に
    処理水槽を併設したものを使用し、前記炭酸ガス含有気
    体を前記処理水槽に供給して行なわれるものである特許
    請求の範囲第1項記載の方法。 3、 前記通気処理が、前記炭酸ガス含有気体を前記処
    理水槽底部に設は九散気機構に供給して行なわれるもの
    である特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、前記通気処理が、前記炭酸ガス含有気体として炭酸
    ガスと空気の混合ガスを使用して行なわれるものである
    特許請求の範囲第3項記載の方法。
JP14187183A 1983-08-04 1983-08-04 水質改善方法 Granted JPS6034791A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01176083A (ja) * 1987-12-29 1989-07-12 Takasago Thermal Eng Co Ltd 配管系統の腐食を防止する方法
JPH02194893A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Kureha Chem Ind Co Ltd 水道水のランゲリア指数の改善方法および装置
JP2014525345A (ja) * 2011-08-31 2014-09-29 オムヤ インターナショナル アーゲー 軟水への炭酸カルシウム溶液の添加による脱塩水および淡水の再ミネラル化
CN105961238A (zh) * 2016-05-05 2016-09-28 广州力必拓生物科技有限公司 养殖水环境总硬度调节剂及使用方法和应用

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JPS4986518A (ja) * 1972-12-26 1974-08-19

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