JPH02289854A - 熱現像カラー感光材料 - Google Patents

熱現像カラー感光材料

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JPH02289854A
JPH02289854A JP3933090A JP3933090A JPH02289854A JP H02289854 A JPH02289854 A JP H02289854A JP 3933090 A JP3933090 A JP 3933090A JP 3933090 A JP3933090 A JP 3933090A JP H02289854 A JPH02289854 A JP H02289854A
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JP
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dye
heat
photosensitive material
layer
group
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JP3933090A
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English (en)
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Katsunori Kato
加藤 勝徳
Gunji Mizukoshi
水越 軍次
Midori Kato
みどり 加藤
Tawara Komamura
駒村 大和良
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野1 本発明は熱現像カラー感光材料に関し、さらに詳しくは
、新規な色素供与物質を含有する拡散転写型熱現像カラ
ー感光材料に関する。
[従来の技術J 現像工程を熱による乾式処理で行うことにより、簡易で
迅速に画像を得る感光材料(熱現像感光材料)は公知で
あり、このような熱現像感光材料及び画像形成方法は例
えば特公昭43−4921号、同43−4924号公報
、[写J[学1)MWJ銀塩写真編<1979年コロナ
社刊行》の553頁〜555頁、及びリサーチ・ディス
クロージャー誌1978年6月号9頁〜15頁( R 
D − 17029 )等に記載されている。
一般に、熱現像感光材料には、白黒画像を形成するもの
と、カラー画像を形成するものがあり、近年は特に各種
の色素供与物質を用いてカラー画鍮を形成する熱現像カ
ラー感光材料の開発が試みられている。
熱現像カラー感光材料から画像を得るには各種の方式が
あり、例えば熱現像により拡散性の色素を放出または形
成させた後、色素を転写させることによりカラー画像を
得る方式(以下これを転写方式と称する)は、画像の安
定性や鮮明性及び処理の簡易性や迅速性等の点ですぐれ
ている。この転写方式を用いた熱現像カラー感光材料及
び画像形成方法は例えば特開昭59−12431号、同
59−159159号、同 59−181345号、同
 59−229556号、同 60−2950号、同6
1−52643号、同61−61158号、同61−6
1151号、同 59−180550号、同 61−1
32952号、同 61一139842号各公報や、米
国特許4,595,652号、同4,590、154号
及び同4,584,267号各明1ll書等に記載され
ている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、これらの転写型熱現像カラー感光材料に
おいては、銀現像工程、発色工程、転写工程を経て画像
が形成されるが、それぞれの工程の効率に関しては、未
だ不十分である。
一方、近年の種々情報口の増大に伴い情報処理能力は飛
躍的な向上が要求されているが、特に機械による情報処
理方法のひとつとして、半導体レーザー光を用いた記録
読みだしシステムが有用なものとして用いられてきてお
り、転写型熱現像カラー感光材料分野においても、同シ
ステムの導入が強く熱望されていた。しかし、従来の熱
現像カラー感光材料においては吸収波長が短く、赤外光
に対する十分な吸収が得られない、赤外色素自体が高価
である、赤外色素をカブラーに組み込む上で、合成上の
負荷が大きいなどの種々の問題点が指摘されていた。
本発明は、上述の問題点を解決し、従来のこの種の熱現
像カラー感光材料の持つ問題点を改良せんとするもので
ある。すなわち、本発明の目的は、1.高濃度で、低カ
ブリのカラー画像を形成することができる熱現像カラー
感光材料を提供すること、 2.赤外光による記録の読み取りを可能にする熱現像カ
ラー感光材料を提供すること、 3.合成が容易でかつ安価な赤外色素を有する力ブラー
を含有した熱現像カラー感光材料を提供すること、 4.記録読みだしの繰返し劣下が少ない赤外色素を有す
るカブラーを含有した熱現像カラー感光材料を提供する
こと、及び 5,発色工程、転写工程を経て得られた色素画像が十分
な発色濃度を有し、このため、銀及び還元剤等の使用量
低減が可能で、これに伴う感光層の薄膜化による色素転
写性、鮮鋭性などの諸性能が向上した熱現像カラー感光
材料を提供することにある。
E問題点を解決するための手段] 本発明者らは鋭意検討の結果、上記本発明の目的は、支
持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀、還元剤、バイ
ンダー及び下記一般式(1)で表される色素供与物質を
含有する熱現像カラー感光材料によって達成されること
を見い出し、本発明に至った。
一般式(1) A4Dye)n L−B 式中、Aは還元剤の酸化体とカップリング反応すること
によって色素を形成しうるカブラ一部位を表し、LはA
で表されるカブラ一部位の活性点においてAと結合して
いる2価の結合基を表し、Bは熱現像時に一般式(1)
で表される色素供与物質を実質的に不動性にすることが
できる分子の大きさ又は形状を有するバラスト基を表し
、Dyeは、極大吸収波長λIaXが725ngi以上
である色素部位を表す,nは1.2または3を表す。ま
た、Aで表されるカブラ一部位の一部はDyeで表され
る色素部位の一部を兼ねていてもよい。
以下本発明について更に詳述する。
まず、本発明の熱現像カラー感光材料に含有される一般
式(1)で表される色素供与物質(以下の記載において
、適宜[本発明の色素供与物質jなどということもある
)について詳しく述べる。
上記一般式(1)中、Aで表される還元剤の酸化体とカ
ップリング反応することにより色素を形成しうるカブラ
一部位としては下記一般式(2)L<1 (】0) 式中、Ri ,R2 ,R3は各々アルキル基(例えば
メチル基、エチル基、n−プロビル基、プロビル基、t
−ブチル基)またはアリール基《例えばフエニル基》ま
たは水素原子を表し、アルキル基又はアリール基は置換
基を有するものも含み、該置換基としては、例えばアル
キルオキシ基、カルボキシル基、シアノ基、ニトロ基、
アリールオキシ基、アシル基、アシルオキシ基、カルバ
モイル基、スルファモイル基、アシルアミノ基、スルフ
オンアミド基、スルフ7モイルアミノ基、アルコキシ力
ルバモイル基、水酸基またはハロゲン原子(フッ素原子
、塩素原子、臭素原子等)等を挙げることができる。R
4は水素原子又はハロゲン原子《塩素原子等)を表す。
更に、R1及びR2の少なくとも一方は、一般式(1)
のDyeで表される色素部位で置換されているか、色素
部位の一部を兼ねていてもよい。2およびIはそれぞれ
Oまたは1を表す。
XはcoまたはSO2を表す。
Jは21i1iの結合基を表し、好ましくは一〇−−S
−,−NHSO2−.−Coo− 一NHCO+,−SO2−,−NHCONH−−Nl−
ICOO一及び−J−R5−J−(R5はアルキレン基
、またはアリーレン基を表す。)等の基を挙げることが
できる。
一般式(1)中、LはAで表わされるカブラー部位の活
性点においてAと結合している2価の結合基を表し、好
ましくは以下の基を挙げることができる。
一〇−.−3+,−NHSO2−.−SO2 −形成す
る原子の集まりを表ず。特に、カブラ一部位の活性点の
結合位の隣接位にカルボニル基を有するものが好ましい
)。
一般式(1)中、Bで表されるバラスト基としては、8
以上、好ましくは12以上40以下の炭素数を有する有
機基(W換基、特にSOs H.COOH等の親水性基
を有するものも含む。)またはボリマー残基が好ましく
、特にボリマー残基が好ましい。
Bがボリマー残基の時、一般式(1)で表される色素供
与物質は、下記一般式(14)で表される単m体から誘
導ざれるボリマーであることが好ましい。
一般式(14) A+Dye)n L+R’着J”¥R“廿J′片(?=CH.R1 式中、A.L.Dye及びnはそれぞれ一般式(1)に
おいて定義されたものと同義であり、R6及びR7はそ
れぞれ2価の炭化水素基(例えばアルキレン基、アリー
レン基、アラルキレン基、アルキレンアリーレン基、ア
リーレンアルキレン基)を表し、,11.J2は2価の
結合基(例えば−NHCO−,−0−  −S− −C
o○−SO2−)を表し、p+.I)2.Q+及’CF
Q2はそれぞれOまたは1を表す。
R8は水素原子またはアルキル基(例えばメチル基、エ
チル基、n−ブチル基)を表す。
一般式(1)においてDyeで表される色素部位として
は、例えばシアニン系色素、アゾメチン系色素、アント
ラキノン系色素、ナフトキノン系色素、キノリン系色素
、フタ口シアニン系色素、または下記一般式(15)又
は(16)で表わされる化合物を挙げることができる。
特に好ましくは一般式(15)又は(16》で表わされ
る化合物である。
一般式(15)   一般式(16》 式中、Jは前記一般式《12》及び(13)で示された
Jと同義であり、Xは電子吸引性基〈例えば、ニトロ基
、シアノ基、スルフォニル基等》を表し、Yは芳香族環
を形成可能な原子群より任意に選択される。R9は一価
の基(例えば、ハロゲン原子、アルキ′ル基、アルコキ
シ基、アシルアミノ基等)を、R 10はヒドOキシ基
、 NR++^12 を表す。R I+及びR 12は、それぞれ置換基を有
するものも含むアルキル基を表し、該置換基としては、
例えば、ヒドOキシ基、スルフォンアミド基、アルコキ
シ基等が挙げられる。
これらの色素部位は、拡散性を高めるという点で分子量
1000以下であることが好ましい。
又これらの色素は、熱現像時或は転写時に復色可能な、
一時短波化された形のものでもよく、また色素画像の耐
光性を向上させる目的で、例えば、特開昭59−481
65号、同59−124337号各公報に記載されてい
るキレート化可能な色素であってもよい。
これらの色素は、例えば、赤外色素とシアンヵブラーな
どの異なる組合せで用いられる。又、無呈色カプラーに
色素が結合しているものでも、赤外カブラーに赤外色素
が結合しているものでもよい。
以下に、本発明の色素供与物質の具体例を示す。
但し、本発明に使用できる色素供与物質は以下のC−1 C−2 C−5 N /\ C,H,C 21{% C−3 C−10 C−14 C−15 C.Hタ C−11 C−12 C−17 C−18 COOH しコPIフ しコt1フ C−19 CH, C−20 CH, ? C−23 CH, +C}{,■丁 →c l−1 20丁 +C}{.C廿 C2HsGzh+CノL.−11* →BAi C−25 六B酎] −fB A i C−26 C−27 本発明の色素供与物質は、次のような方法で合成できる
。即ちA−L−Bを合成した後、別途合成したoyeを
導入( D yeは八に導入しT A − D yeと
したIL−8を導入してもよいし、△−LにDyeを導
入した後Bを導入してもよい。)して合成できる。
本発明の色素供与物質の具体的合成例を以下に示す。
合成例−I  C−10の合成 C−10は以下の反応経路により合成される。
〜 /\ C=HsC2}1s (カブラー中間体−1) + C −10 合成の手順は以下の通りである。
従来公知の方法で別途合成されたカブラー中間体一i 
 7.Og及び従来公知の方法で合成された色素中間体
一i  4.6Qをキシレン100cc中に加え、煮沸
還流を6時間行った。反応液よりキシレンを減圧濃縮し
、残渣をシリカゲル力ラムクロマトを用い精製した。そ
の結果目的とするC−102.70を得た. 合成例−2  0−12の合成 C−12は以下の反応経路により合成される。
《カプラー中間体−2) (色素中間体−2) 合成の手順は以下の通りである。
従来公知の方法で別途合成されたカブラー中間体−2 
5.30 、従来公知の方法で合成された色素中間体−
2 s.sg及びDCC (ジシクロへキシル力ルポジ
イミド)  2.51;lを酢酸エチル100cc中に
加え、煮沸還流を8時間行った。その後、反応液より不
溶物を濾別し、濾液より酢酸エチルを減圧濃縮後、残渣
をシリカゲル力ラムクロマトを用い精製してC−12前
駆体1.9gを得た。更に、C−12前駆体1.9gを
室温下メタノール20cc、水20cc,苛性ソーダ0
.4g溶液中に加えた。
3時間後、希硫酸を用い酸性とし、析出結晶を濾別後乾
燥した結果、目的とするC−120.9gを得た。
本発明の実施に際して、本発明の色素供与物質はその1
種を単独で用いても良いし、2種以上併用して用いても
よい。更に、米国特許4.631 251号、同4,6
56,124号、同4,650,748号、特願昭62
−132751号各明細書等に記載の色素供与物質と併
用してもよい。
色素供与物質の使用mは限定的でなく、色素供与物質の
種類、単用かまたは2種以上の併用使用か、或いは本発
明の熱現像カラー感光材料の写真構成層が単層かまたは
2層以上か等に応じて任意に決定すればよいが、一般に
その使用邑は112当たり0. 005<1〜50g、
好ましくは0.1g〜10gである。
色素供与物質を熱現像カラー感光材料の写真椙成層に含
有せしめる方法は任意であり、例えば低沸点溶媒(メタ
ノール、エタノール、酢酸エチル等)及び/または高沸
点溶媒(ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、
トリクレジルホスフェート等)に溶解した後、超音波分
散するか、あるいはアルカリ水溶液(例えば、水酸化ナ
トリウム10%水溶液等)に溶解した後、鉱!(例えば
、塩酸、硝酸等》にて中和して用いるか、あるいは適当
なボリマーの水溶液(例えば、ゼラチン、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルビOリドン等)と共にボールミル
を用いて分散させた後、使用することができる。
次に本発明に用いられる感光性ハロゲン化銀について述
べる。使用できるハロゲン化銀は任意であり、例えば塩
化銀、臭化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、沃臭化銀
等が挙げられる。該感光性ハロゲン化銀は、写真技術分
野で一般的に用いられる任意の方法でm製することがで
きる。
さらに、粒子のハロゲン組成が、表面と内部で異なった
多層構造から成る粒子を含有する乳剤を用いることがで
きる。例えばコア/シエル型ハロゲン化銀粒子であって
ハロゲン組成がステップ状に変化したもの、或いは連続
的に変化した粒子を有するハロゲン化銀乳剤を用いるこ
とができる。
また、感光性ハロゲン化銀の形状は、立方体、球形、8
面体、12面体、14面体等の明確に晶癖を有するもの
でも、そうでないものでも用いることができる。この種
のハロゲン化銀としては、特開昭60−215948号
に記載されているものがある。
また、例えば特開昭58−111933号、同58−1
11934号、同58−108526号、リサーチ・デ
ィスクロージャー22534号等に記載されているよう
な、2つの平行する結晶面を有し、かつ、これらの結晶
面は各々この粒子の他の単結晶よりも面積が大きい粒子
であって、そのアスベクト比すなわち粒子の直径対厚み
の比が5:1以上の平板状ハロゲン化銀粒子を含有する
ハロゲン化銀乳剤を用いることもできる。
さらに、本発明には表面が予めカブラされていない内部
潜像型ハロゲン化銀粒子を含有するハロゲン化銀乳剤を
用いることができる。表面が予めカブラされていない内
部潜像型ハロゲン化銀については、例えば米国特許第2
, 592, 250号、同3,206.313@、同
3,317,322号、同3,511,662号、同3
.447 927号、同 3, 761, 266号、
同 3,703,584号、同3,736,140号等
の各明細書に記載されている。
表面が予めカブラされていない内部潜像型ハロゲン化銀
粒子とは、上記各明細書に記載の如く、ハロゲン化銀粒
子の表面の感度よりも粒子内部の感度の方が高いハロゲ
ン化銀粒子である。また、米国特許第3,271,15
7号、同第3, 447, 927号及び同第3, 5
31, 291号に記載されている多価金属イオンを内
蔵しているハロゲン化銀粒子を有するハロゲン化銀乳剤
、または米国特許第3, 761, 276号に記載さ
れているドーブ剤を含有するハロゲン化銀粒子の粒子表
面を弱く化学増感したハロゲン化銀乳剤、または特開昭
50−8524号及び同50−38525号等の公報に
記載されている積層構造を有する粒子からなるハロゲン
化銀乳剤、その他特開昭52−156614号及び特開
昭55−127549号に記載されているハロゲン化銀
乳剤などを用いることができる。
上記ハロゲン化銀乳剤中の感光性ハロゲン化銀は、粗粒
子であっても微粒子であってもよいが、好ましくはその
径が約o. oosμ一〜約1.5μmであり、さらに
好ましくは約0.01μm〜0,5μ一である。
本発明において、他の感光性ハロゲン化銀の調製法とし
て、感光性銀塩形成成分を後述する有機銀塩と共存させ
、有機銀塩の一部に感光性ハロゲン化銀を形成させる方
法もある。
これら感光性ハロゲン化銀および感光性銀塩形成成分は
、種々の様態で組合せて使用でき、使用量は、一層あた
り支持体1fに対して、o.oo1g〜50aであるこ
とが好ましく、より好ましくは、0.1〜10oである
該感光性ハロゲン化銀乳剤は、写貞技術分野における任
意の方法で化学的に増感してもよい。
また、用いる感光性ハロゲン化銀乳剤は、公知の分光#
I感色素により、青、緑、赤、近赤外各光へ感度を付与
させるために分光増感を行うことができる。用いること
ができる代表的な分光増感色素としては、例えば、シア
ニン、メロシアニン、コンプレックス(っまり3核また
は4核の)シアニン、ホロボラーシアニン、スチリル、
ヘミシアニン、オキソノール等が挙げられる。
これら増感色素の好ましい添加伍は、感光性ハロゲン化
銀またはハロゲン化銀形成成分1モル当たり1 X 1
 0−4モル〜1モルである。更に好ましくは、IXI
O−4〜1 X 1 0 ”モルである。
増感色素はハロゲン化銀乳剤の調製のどの過程において
添加してもよい。即ち、ハロゲン化銀粒子形成時、可溶
性塩類の除去時、化学増感開始前、化学増感時、あるい
は化学増感終了後等のいずれの時期でもよい。
本発明の熱現像カラー感光材料においては、感度の上昇
や現像性の向上を目的として必要に応じて各種の有機銀
塩を用いることが好ましい。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いることができる有
礪銀塩としては、特開昭53−4921号、同49−5
2626号、同52−141222号、同53−362
24号及び同53−37626号、同53−37610
号等の各公報ならびに米国特許第3, 330, 63
3号、同第3, 794, 496号、同第4,105
,451号等の各明m書中に記載されているような長鎖
の脂肪族カルボン酸の銀塩やヘテロ環を有するカルボン
酸の銀塩、例えばベヘン酸銀、α一(1−フエニルテト
ラゾールチオ)酢酸銀などや、特公昭44−26582
号、同45−12700号、同45−18416号、同
45−22185号、特開@ 52−137321号、
同58−118638号、同58−118839号、米
国特許第4,123,274号の各公報に記載されてい
るイミノ基の銀塩がある。
以上の有機銀塩のうちでもイミノ基のj2!塩が好まし
く、特にペンゾトリアゾール誘導体の銀塩、より好まし
くは5−メチルベンゾトリアゾール及びその誘導体、ス
ルホベンゾトリアゾール及びその誘導体、N−アルキル
スルフ?モイルベンゾトリアゾール及びその誘導体が好
ましい。
本発明に用いられる有機銀塩は、単独でも或いは2種以
上併用してもよい。また、適当なバインダー中でm塩を
調製し、単離せずにそのまま使用してもよいし、単離し
たものを適当な手段によりバインダー中に分散して使用
に供してもよい。分散の手段としては、ボールミル、サ
ンドミル、コロイドミル、振動ミルによるもの等を挙げ
ることができるが、これらに制限されることはない。
有機銀塩の使用量は、通常感光性ハロゲン化銀1モル当
りO。01モル〜500モルが好ましく、より好ましく
は0.1〜100モルである。さらに好ましくは0.3
〜30モルである。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられる還元剤《本
明m棗中還元剤ブレカーサも還元剤に包含されるものと
する》は、熱現像感光材料の分野で通常用いられるもの
を使用することができる。
本発明に用いることができる還元剤としては、例えば米
国特許第3、531,286号、同第3,761,27
0号、同第3, 764, 328号各明m層、またR
D(リサーチディスクロ−ジャー) No,12146
 、同N o. ’Is108、同N 0. 1512
7及び特開昭56−27132号公報、米国特許第3,
 342, 599号、同第3,719,492号各明
lB書、特開昭53135628号、同57−7903
5号等の各公報に記載のp−フIニレンジアミン系及び
p−アミノフェノール系現像主薬、フォスフォ口アミド
フェノール系、スルホンアミドアニリン系現像主薬、ま
たヒドラゾン系発色現像主薬及びそれらのブレカーサや
、或いはフェノール類、スルホンアミドフェノール類、
またはポリヒドロキシベンゼン類、ナフトール類、ヒド
ロキシビナフチル類及びメチレンビスナフトール類、メ
チレンごスフェノール類、アスコルビン酸、3−ビラゾ
リドン類、ビラゾロン類が挙げられる。
また色素供与物質が還元剤を兼ねてもよい。
特に好ましい還元剤として、特開昭56−146133
号及び特開昭62−727141号に記載のN− (P
−N,N−ジアルキル)フエニルスルフアミン酸塩が挙
げられる。
還元剤は2種以上同時に用いてもよい。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いられる還元剤の使
用吊は、使用される感光性ハロゲン化銀の種類、有n酸
銀塩の種類及びその他の添加剤の種類などに依存し必ず
しも一定ではないが、通常好ましくは感光性ハロゲン化
銀1モルに対して0.01〜1500モルの範囲であり
、更に好ましくは0.1〜200T:ルである。
本発明の熱現像カラー感光材料に用いることができるバ
インダーとしては、ポリビニルブチラール、ポリ酢酸ビ
ニル、エチルセルロース、ポリメチルメタクリレート、
セル口−スアセテ−1−ブチレート、ポリビニルアルコ
ール、ポリビニルビロリドン、ゼラチン、フタル化ゼラ
チン等のゼラチン誘導体、セルロース誘導体、タンパク
質、デンブン、アラビアゴム等の合成或いは天然の高分
子物質などがあり、これらは単独で、あるいは2以上を
組合せて用いることができる。特に、ゼラチンまたはそ
の誘導体とポリビニルビロリドン、ポリビニルアルコー
ル等の親水性ボリマーとを併用することが好ましく、よ
り好ましくは特開昭59−229556号公報に記載の
ゼラチンと、ポリビニルビロリドンとの混合バインダー
を用いることである。
バインダーの好ましい使用mは、通常支持体1f当たり
o. osg〜50oであり、更に好ましくは0.2g
〜20111である。
また、バインダーは、色素供与物質1gに対して0.1
〜10o用いることが好ましく、より好ましくは0.2
〜5gである。
本発明の熱現像カラー感光材料は、支持体上に写真構成
層を形成して得ることができ、ここで用いることができ
る支持体としては、例えばポリエチレンフィルム、セル
ロースアセテートフィルム及び、ポリエチレンテレフタ
レートフィルム、ポリ塩化ビニル等の合成プラスチック
フィルム、写真用原紙、印刷用紙、バライタ紙及びレジ
ンコート紙等の紙支持体、さらに、これらの支持体の上
に電子線硬化性樹脂組成物を塗布、硬化させた支持体等
が挙げられる。
本発明の熱現像カラー感光材料は、受像部材を用いた転
写方式の感光材料として使用できるものであるが、本発
明の実施に際しては、熱現像カラー感光材料及び/また
は受像部材には、各種の熱溶剤が添加されることが好ま
しい。熱溶剤とは、熱現像時液状であり、熱現像及び/
または熱転写を促進する化合物である。これらの化合物
としては、例えば米国特許第3,347,675号、同
第3. 667959号、(RDリサーチ・ディスクロ
ージャー)NO.17643  ( X If ”) 
、特開昭59−229556号、同59−68730号
、同59−84236号、同 60−191251号、
同60−232547号、同6(1−14241号、同
61−52643号、同62−78554号、同62−
42153号、同62−447377号各公報等、米国
特許第3,438, 776号、同3,666,477
号、同3, 667, 959号各明細棗、特開昭51
−19525号、同53−24829号、同53−60
223号、同 58−118640号、同5g−198
038号各公報に記載されているような極性を有する有
機化合物が挙げられ、本発明を実施する際に特に有用な
ものとしては、例えば尿素誘導体(例えば、ジメチルウ
レア、ジエチルウレア、フェニルウレア等)、アミド誘
導体(例えば、アセトアミド、ペンズアミド、p一トル
アミド等)スルホンアミド誘導体(例えばベンゼンスル
ホンアミド、α一トルエンスルホンアミド等)、多価ア
ルコール類《例えば、1.6−ヘキサンジオール、1.
2−シクOヘキサンジオール、ペンタエリスリトール等
)、またはポリエチレングリコール類が挙げられる。
上記熱溶剤の中でも、水不溶性固体熱溶剤が特に好まし
く用いられる。
上記水溶性熱溶剤の具体例としては、例えば特開昭62
−136645号、同62−139549号、同63−
53548号各公報、特願昭63−39950号、同6
3−54i13号に記載されているものが挙げられる。
熱溶剤を添加する層としては、感光性ハロゲン化銀乳剤
層、中間層、保護層、受像部材の受像層等を挙げること
ができ、それぞれに応じて効果が得られるよう添加され
て用いられる。
熱溶剤の好ましい添加伍は通常バインダー聞の10重旦
%〜500Il!伍%、より好ましくは30重量%〜2
00重m%である。
有機銀塩と熱溶剤は、同一の分敗液中に分散してもよい
。バインダー、分散媒、分散装置はそれぞれの分散液を
作る場合と同じものが使用できる。
本発明の熱現像カラー感光材料には、上記各成分以外に
必要に応じ各種添加剤、例えば現像促進剤、カブリ防止
剤、塩基ブレヵーサ等を含有することができる。
現像促進剤としては、特開昭59−177550号、同
59−m636号、同59124333号公報に記載の
化合物、また特開昭61−159642号公報や、特W
4昭62−203908号に記載の現像促進剤放出化合
物、あるいは、特願昭63−104645号に記載の電
気陰性度が4以上の金属イオンも用いることができる。
カブリ防止剤としては、例えば米国特許第3,645,
 739号明I8編に記載されている高級脂肪酸、特公
昭47−0113号公報に記載の第2水銀塩、特開昭5
1−47419号公報に記載のN−ハロゲン化合物、米
国特ii 3,700,457号FIJ 10 ill
、特間Ua 51−50725号公報に記載のメルカブ
ト化合物放出性化合物、同49−125016号公報に
記載のアリールスルホン酸、同51−47419号公報
に記載のカルボン酸リチウム塩、英国特許第1,455
,271号明m四、特開昭50−104,019号公報
に記載の酸化剤、同53−19825号公報に記載のス
ルフィン酸類あるいはチオスルホン酸類、同51−32
23号に記載の2−チオウラシル類、同51−2601
9号に記載のイオウ単体、同51−42529号、同5
1−81124号、同55−93149号公報に記載の
ジスルフィドおよびポリスルフィド化合物、同51−5
7435@に記載のaジンあるいはジテルペン類、同5
1−104338号公報に記載のフリーのカルボキシル
基またはスルホン酸基を有したボリマー酸、米国特許第
4,138,265号明細mに記載のチアゾリンチオン
、特開昭54−51821号公報、米国特許第4,13
7,079号明細書に記載の1.2.4−トリアゾール
あるいは5−メノレカブト−1.2.4−t−リアゾー
ノレ、特開昭55−140883号に記載のチオスルフ
ィン酎エステル類、同55−142331号公報に記載
の1.2,3.4−チアトリアゾール類、同59−46
641号、同59−57233号、同59−57234
号公報に記載のジハロゲン化合物あるいはトリハロゲン
化合物、ざらに同59−111636号公報に記載のチ
オール化合物、同60−198540号公報に記載のハ
イドロキノン誘導体、同60−227255号公報に記
載のハイドロキノン誘導体とペンゾトリアゾール誘導体
との併用などが挙げられる。
更に別の好ましいカブリ防止剤としては、特開昭62−
78554号公報に記載されている親水性基を有する抑
制剤、特開昭62−121452号公報に記載されてい
るボリマー抑制剤、特開昭62−123456@公報に
記載のバラスト基を有する抑制剤が挙げられる。
また、特願昭62−320599号明細書に記載の無呈
色カプラーも、好ましく用いられる。
塩基ブレカーサとしては加熱により脱炭素して塩基性物
質を放出する化合物(例えばグアニジニウムトリク口口
アセテート)、分子内吸核置換反応等の反応により分解
してアミン類を放出する化合物等が挙げられ、例えば特
開昭56−130745号、同56−132332号各
公報、英国特許2, 079, 480号、米国特許第
4, 060, 420号各明1書、特開昭59−15
7637号、同 59−166943号、同 59−1
80537号、同59−174830号、同 59−1
95237号、同 62−108249号、同62−1
74745号各公報等に記載されている塩基放出剤など
を挙げることができる。
その他にも必要に応じて通常熱現像カラー感光材料に用
いられる各種の添加剤、例えばハレーション防止染料、
蛍光増白剤、硬膜剤、帯電防止剤、可塑剤、延展剤、マ
ット剤、界面活性剤、退色防止剤等を含有することがで
き、これらについては、具体的にはRD(リサーチ・デ
ィスクロージャー)l V 01. 170, 197
Jl年6月N o. 17029号、特同昭62−13
5825号公報等に記載されている。
これらの各種の添加剤は感光性層に添加するだけでなく
、中間層、保護層或いはパッキング層等の非感光性層に
添加してもよい。
本発明の熱現像カラー感光材料は、(a )感光性ハロ
ゲン化銀、(b)還元剤、(C )バインダー及びCd
 )本発明の色素供与物質を含有する。
更に必要に応じて(e )有機銀を含有することが好ま
しい。これらは基本的には1つの熱現像感光性層に含有
されてよいが、必ずしも単一の写真構成層中に含有させ
る必要はなく、例えば、熱現像感光性層を2層に分け、
前記(a).(b).(c),(e)の成分を一方の熱
現像感光性層に含有させ、この感光性層に隣接する他方
の層に色素供与物質(d>を含有せしめる等の構成でも
よく、相互に反応可能な状態であれば2以上の構成層に
わけて含有せしめてもよい。
また、熱現(1感光性層を低感度層と高感度層、高濃度
層と低濃度層の2府またはそれ以上に分割して設けても
よい。
本発明の熱現像カラー感光材料は、1または2以上の熱
現像感光性層を有する。フルカラー感光材料とする場合
には、一般に感色性の異なる3つの熱現像感光性層を備
え、各感光性層では、熱現像によってそれぞれ色相の異
なる色素が形成または放出される。
通常、青感光性層ではイエロー色素、緑感光性層ではマ
ゼンタ色素、赤感光性層ではシアン色素が組合わされる
が、これに限らない。また、近赤外感光性層を組み合わ
せることも可能である。
各層の構成は目的に応じて任意に選択でき、例えば支持
体上に順次、赤感光性層、緑感光性層、青感光性層とす
る構成、逆に支持体上に順次、青感光性層、緑感光性層
、赤感光性層とする構成、或いは支持体上に順次、緑感
光性層、赤感光性層、青感光性層とする構成等がある。
本発明の熱現像カラー感光材料には、前記熱現像感光性
層の他に、下塗り層、中間層、保護層、フィルター層、
パッキング層、剥ffl層等の非感光性層を任意に設け
ることができる。前記熱現像感光性層及びこれらの非感
光性層を支持体上に塗布するには、一般のハロゲン化銀
感光材料を塗布調製するのに用いられるものと同様の方
法が適用できる。
本発明の熱現像カラー感光材料は像様露光後通常好まし
くは80℃〜200℃、更に好ましくは100℃〜17
0℃の温度範囲で、好ましくは1秒問〜180秒間、更
に好ましくは 1.5秒間〜120秒間加熱するだけで
現像することができる。拡散性色素の受像層への転写は
、熱現像時に感光材料の感光面と受像層を密着させるこ
とにより熱現像と同時に行ってもよく、また、熱現像優
に受像部材と密着したり、また、水を供給した後に密着
しさらに必要なら加熱したりすることによって転写して
もよい。また、露光前に70℃〜180℃の温度範囲で
予備加熱を施してもよい。また、特開昭60−1433
38号、同61−162041号各公報に記載されてい
るように相互の密着性を高めるため、感光材料及び受像
部材を熱現像転写の直前に80℃〜250℃の温度でそ
れぞれ予備加熱してもよい。
本発明の熱現像カラー感光材料には、種々の加熱手段を
用いることができる。
加熱手段は、通常の熱現像感光材料に適用し得る方法が
すべて利用でき、例えば、加熱されたブロツクないしプ
レートに接触させたり、熱ローラーや熱ドラムに接触さ
せたり、高温の雰囲気中を通過させたり、あるいは高周
波加熱を用いたり、更には本発明の熱現像カラー感光材
料の裏面もしくは熱転写用受像部材の裏面にカーボンブ
ラック等の導電性物質を含有する導電性層を設け、通電
によって生ずるジュール熱を利用することもできる。加
熱パターンは特に制限されることはなく、あらかじめ予
熱(ブレヒート)した後、再度加熱する方法をはじめ、
^温で短時間、あるいは低温で長時間加熱するのでも、
温度を連続的に上昇、連続的に下降させたりあるいはそ
れらを繰り返すのでもよく、更には不連続加熱も可能で
あるが、簡便なパターンが好ましい。また露光と加熱が
同時に進行する方式であってもよい。
受像部材を用いる場合、受像部材に有効に用いられる受
像層としては、熱現像により放出乃至形成された熱現像
感光性層中の色素を袋容する機能を有するものであれば
よく、例えば、3級アミンまたは4級アンモニウム塩を
含むボリマーで、米国特許第3, 709, 690号
明IBmに記載されているものが好ましく用いられる。
典!的な拡散転写用の受像層としては、アンモニウム塩
、3級アミン等を含むボリマーをゼラチンやポリビニル
アルコール等と混合して支持体上に塗布することにより
得られるものがある。別の有用な色素受容物質として、
特開昭57−207250号公報等に記載されたガラス
転移温度が40℃以上、250’C以Fの耐熱性有機^
分子物質で形成されるものが挙げられる。
これらボリマーは受像層として支持体上に担持されてい
てもよく、またこれ自身を支持体として用いてもよい。
上記ボリマーとしては、[ボリマーハンドブック、セカ
ンドエデイション」 (ジョイ・ブランドラップ、イー
・エイチ・インマーガット編)ジョンウイリ アンド 
サンズ出版{ p olymerHandbook 2
nd ed .  (J. Brandrup , E
. H.Iilergut編> John wiley
  &  Sons )に記載されているガラス転移温
度40℃以上の合成ボリマーも有用である。一般的には
前記高分子物賀の分子量としては2000〜20000
0が有用である。これらの高分子物質は、単独でも2種
以上をブレンドして用いてもよく、また2種以上を組み
合せて共重合体として用いてもよい。
特に好ましい受像層としては、特開昭59−22342
5号公報に記載のポリ塩化ビニルより成る層及び特開昭
60−19138号公報に記載のポリカーボネートと可
塑剤より成る層が挙げられる。
これらのボリマーを使用して支持体兼用受像層(受像部
材)として用いることもでき、その時には支持体は単一
の層から形成されていてもよいし、また多数の層により
形成されていてもよい。
受像部材用支持体としては、透明支持体、不透明支持体
等何を使用してもよいが、例えば、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、ボリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ボリブロビレン等のフィルム、
及びこれらの支持体中に酸化チタン、硫酸バリウム、炭
酸カルシウム、タルク等の顔料を含有させた支持体、バ
ライタ紙、紙の上に顔料を含んだ熱可塑性樹脂をラミネ
ートしたレジンコート紙、布類、ガラス類、アルミニウ
ム等の金属等、また、これら支持体の上に顔料を含んだ
電子線硬化性樹脂組成物を塗布、硬化さぜた支持体、及
びこれらの支持体の上に顔料を含んだ塗布層を設けた支
持体等が挙げられる。更に特開昭62−283333号
公報に記載されたキャストコート紙等の各種コート紙も
支持体として有用である。
また、紙の上に顔料を含んだ電子線硬化性樹脂組成物を
塗布、硬化させた支持体、または紙の上に顔料塗布層を
有し、顔料塗布層上に電子線硬化性樹脂組成物を塗布し
硬化させた支持体は、それ自身で樹脂層が受像層として
使用できるので、受像部材としてそのまま使用できる。
本発明の熱現像カラー感光材料は、RD(リサーチ・デ
ィスク口−ジャー誌)  15108号、特開昭51〜
198458号、同 57−207250号、同61−
80148号各公報に記載されているような、感光層と
受像層が同一支持体上に設層されたいわゆるモノシ一ト
型熱現像感光材料であることができる。
本発明の熱現像カラー感光材料には保護層を設けること
が好ましい。
保護層には、写真分野で使用される各種の添加剤を用い
ることができる。該添加剤としては、各種マット剤、コ
ロイダルシリ力、スベリ剤、有機フルオロ化合物(特に
、フッ素系界面活性剤)、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
^沸点有機溶媒、酸化防止剤、ハイドロキノン誘導体、
ボリマーラテックス、界面活性剤(高分子界面活性剤を
含む)、硬膜剤(高分子硬膜剤を含む)、有機銀塩粒子
、非感光性ハロゲン化銀粒子、カブリ防止剤、現像促進
剤等が挙げられる。
これらの添加剤については、RD(リサーチ・ディスク
ロージャー誌) VOI.170, 1978年6月N
 0. 1 7029号、特開昭62−135825号
に記載されている。
[実施例] 以下、本発明の実施例について説明する。当然のことで
はあるが、本発明は以下の実施例により限定されるもの
ではない。
実施例−1 次のようにして、沃臭化銀乳剤、有機銀塩と熱溶剤の分
散液、色素供与物質分散液、還元剤分散液をそれぞれ調
製した。本実施例ではまず、これらを用いて、感光材料
試料No.1を作成した。また受像部材を作成した。な
お添加mは、特に記載のない限り感光材料及び受像部材
11才当たりの旦で示した(各表中も同じ)。
■沃臭化銀乳剤の調製 50℃において、特開昭57−92523号、同57−
92524号各公報に示される混合撹拌機を用いて撹拌
しながら、オセインゼラチン20g1蒸溜水1000m
R及びアンモニアから成る溶液である(A)液に、沃化
カリウムI L 6(Jと臭化カリウム131gとを含
有している水溶液である(B)液500dと、硝M銀1
モルとアンモニアを含有している水溶液である(C)液
500nNとを同時にI)AUを一定に保ちつつ添加し
た。
調製する乳剤粒子の形状とサイズはpH、pAo及びB
液とC液の添加速度を制御することで調節した。このよ
うにして、沃化銀含有率7モル%、正8面体、平均粒径
0.25μ■のファ乳剤を調製した。
次に上記の方法と同様にして沃化銀含有率1モル%のハ
ロゲン化銀のシェルを被覆することで、正8面体、平均
粒径0.3μ腸のコア/シエル型ハロゲン化銀乳剤を調
製した。このようにして調製した乳剤を水洗、脱塩した
■感光性ハロゲン化銀乳剤分散液の調製上記のようにし
て調製した沃臭化銀乳剤700iRに下記成分を添加し
て化学増感及び分光増感を施し、赤感性、緑感性、青感
性及び赤外感光性の各感光性ハロゲン化銀乳剤分散液を
調製した。
(a )赤感性沃臭化銀乳剤の調製 前記沃臭化銀乳剤         7 0 0 11
4−ヒドロキシ−6−メチル−1.3,38.7−テト
ラザインデン     0.4gゼラチン      
         32 Qチオ硫酸ナトリウム   
      10mg下記増感色素(a >メタノール
1%溶液801g 蒸溜水               1200観増感
色素(a ) (b)緑感性沃臭化銀乳剤の調製 前記沃臭化銀乳剤          7 0 0 1
Q4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラザインデン    0.4gゼラチン      
        32 fJチオliMナトリウム  
       10mg下記増感色素(b)メタノール
1%溶液蒸溜水 増感色素(b) 801g 12001Q (C)青感性沃臭化銀乳剤の調製 前記沃臭化銀乳剤          7 0 0 x
i4−ヒドロキシ−6−メチル−1.3,3a,7−テ
トラザインデン     0.4gゼラチン     
         32 0チオ硫酸ナトリウム   
      10mg下記増感色素(C )メタノール
1%溶液蒸溜水 増感色素(C ) 80,(1 120(hI2 (d ’)赤外感光性沃臭化銀乳剤の!ll製前記沃臭
化銀乳剤          7001124−ヒドロ
キシ−6−メチル−1.3,3a,7−テトラザインデ
ン     0.6 Q下記増感色素(d )メタノー
ル0.1%溶液801ジ 下記増感色素(e )メタノール チオ硫酸ナトリウム イオン交換水 増感色素(d) 0.05%溶液 401Q 20IIlg 12001Q (N−ビニルビロリドン) 16.0(1 ,及び5−
メチルベンゾトリアゾールo. esgをアルミナボー
ルミルで分散し、pH e.oにして2001Qとした
■熱溶剤分散液の調製 下記熱溶剤−■25C+を、0,5%ポリビニルビOリ
ドン水溶液100d中にアルミナボールミルで分散し、
1201Qとした。
熱溶剤−■ 増感色素(e ) ■有機銀塩分散液の調製 5−メチルベンゾトリアゾール銀と硝酸銀を水一アルコ
ール混合溶媒中で反応させて得られた5一メチルベンゾ
トリアゾール銀28.80と、ボリ■熱溶剤一有機銀分
散液の調製 25Qの熱溶剤一■(ρ−メチルペンツアミド)、6.
30の5−メチルベンゾトリアゾール銀、及び0.3g
の5−メチルベンゾトリアゾールを1%ポリビニルビロ
リドン水溶液1301ρ中にアルミナボールミルで分敗
し、iso1zとした。
■−(1)色素供与物質分散液−1の調製本発明の色素
供与物質である(C−10>24.1Q1及び下記化合
物(ST−1)o.5g、(SG−1)1.20を酢酸
エチル1001gとジー(2−工チルヘキシル)フタレ
ート15n12混合液に溶解し、アルカノールXC(デ
ュポン社製)5重m%水溶液124tf、フエニルカル
バモイル化ゼラチン《ルスロ一社製) 3o.sgを含
むゼラチン水溶液720mj2と混合して超音波ホモジ
ナイザーで分散し、酢酸エチルを留去した後、pH 6
.0にして 7 9 5 .Qとし、色累供与物質分散
液−1を得た。
(ST−1) 下記フッ素系の界面活性剤−1をo. sog、水に溶
解し、pH 6.0にして2501I2の還元剤溶液を
得た。
還元剤−1 還元剤−2 (SC−1) ■還元剤溶液の調製 下記還元剤−1を2o.og ,還元剤−2を3,3Q
、界面活性剤−1 NaOzS−CH − COOCH.(CF2CF.)
wHCH.− COOC}12(CF.CF,)nH(
m,n=2または3) ■感光材料の作成 上記調製した有機ta塩分散液、赤感性ハロゲン化銀乳
剤、色素供与物質分散液−1及び還元剤溶液を使用して
、次のように感光材料試料NO,1を得た。
即ち、ラテックス下塗りを施した厚さ 180μIの透
明ポリエチレンテレフタレート支持体上に5−メチルベ
ンズトリアゾール0.50/v’,色素供与物質o.s
o if,還元剤0.35g/,2、赤感性ハロゲン化
銀0.810Ag/f 、熱溶剤4。og 、ゼラチン
2.0!I+ 、フエニルカルバモイル化ゼラチン0.
5g , ホ’)ヒニルヒ口’) トン(K−30) 
 0.5となるように塗布した。
■受像部材の作製 写真用バライタ紙上に下記化合物(TP−1)、(AC
−1)を含むポリ塩化ビニル層(受9層)を塗設して、
受像部材を作製した。
(TP−1> 供与物質又は比較の色素供与物質《添加伍は試料NO.
1と同モルR》を用いた以外は感光材FI N 0.1
の作成と同様にして感光材料試料NO.2〜8を作成し
た。
得られた感光材料試料N0.1〜8の各々にステップウ
エッジを通して赤色露光を行い、受像部材を重ねて、4
0℃,70秒間の熱g4像を行った.それぞれの試料に
ついて得られたm像の8ClOnmに於ける濃度を反射
濃度計にて測定を行った。その結果、表−1に示すi高
濃度D wax及び最低濃度() winを得た, 表−1 0.8  LJ/f (AC−1) }10C}l,CI{.SCH.CH,SCH,CH.
OII   O.2 I;J/f感光材料試料NO.1
の作成に用いた色素供与物質C−10のかわりに表−1
に示す本発明の色素比較の色素供与物質は下記の通りで
ある。
l COOH 表−1から本発明に係る感光材料No.1〜6は、すべ
て十分な最高濃度で、低カブリの画像が得られることが
分かる.しかも銀n,還元剤及び色素供与物質の使用出
は低滅できるものである。これに対し,比較例である感
光材料試料No.7及び8は、いずれも十分な最高濃度
が得ら,れない事が理解される。
また、C−10.C−13及びカブラーBについて、各
々第1図、第2図、第3図に濃度1.0において測定し
た分光吸収特性を示す。これらの図より、例えばカプラ
ー8を用いた場合、通常のシアンカプラーより得られる
色素との間で吸収特性にそれ程差がないため、誤読を生
じゃすく、また800nlの光に対して吸収が極めて少
ないことが理解される。
また、感光材料No.1の色素供与物質c−ioのかわ
り&:C−24.0−25,C−26又GiC−27を
用いて同様に処理した場合も本発明の効果を確認するこ
とができた。
実施例−2 表−2に示す構成の多層感光材料試料N0.10を作成
した。
まず、支持体上に層1、層2を2層同時に塗布し、乾燥
を行い、次いでlI3〜ff6をその上に4層同時に塗
布した。
層1〜lIl6のいずれにも塗布助剤として下記の界面
活性剤−2を含有させ、又、層1〜層6のそれぞれの層
に硬膜剤としてテトラキス(ビニルスルフォニルメチル
)メタンとタウリンカリウム塩との反応物(反応比1 
:  0.75  (モル比)》を添加した。
界面活性剤−2 C 2 H s ?られた感光材料試FINo.10に対し、ステップウ
エッジを通して、青色光、緑色光及び赤色光の各々で露
光を行い、実IIA例−1に記載の受像部材を用いて、
実施例−1と同様にして熱現像を行った。得られたイエ
ロー、マゼンタ、シアンの各々のカラー画像のD wa
x及び[)win,及び800nmの波長の赤外光を用
いて測定したときの■ wax、D■1nを、表−3に
示す。本実施例においても、本発明によれば、低減され
た銀m1這元剤、色素供与物質の使用ので、R高濃度が
高く、最低濃度の低い画像が得られることが分かる。
用いたイエロー、 マゼンタ、 シアンの各カプラ マゼンタカブラー CH, x : 50重量% Y:50重士% CH, + B A芳 フィルター色素F−1 イラジエーシシン防止染f4AIM−4表−3 SO.H 実施例−3 実施例−2の感光材料試料No.10の、第1層、及び
第5層を、それぞれ下記のように変えた以外は感光材料
試料No.10と同様にして感光材゛料試料No.11
を作成した。又、比較試料として、第1Il及び第5層
の色素供与物質を下記に変えた以外は感光材料試料No
.11と同様にして感光材料試料No.12を作成した
感光材料試料No.11 第1層 ■イエローカブラーを0. 2gとし、C−1
0.2oを加えた。
第5層 ■5−メチルベンゾトリアゾール0.82aを
0. 2agに変える。
■還元剤0.979を、0.4gに変える。
■シアンカブラーを1.5gとし、C−10を除いた。
感光材料試料No.12 第11! ■イエローカブラーを0. 49とし、C−
1を除きカブラーA 0.3a加えた。
得られた感光材料試料No.1 1 , N0.1 2
ヲ実施例−2と同様に熱現像を行い、得られたカラー画
懺の濾度を測定した。結果を表−4に示す。
表−4より、本発明に係る感光材料試料N011は、カ
ブリの上昇を伴う事なく十分な最高濃度が得られ、赤外
光による読み取りを可能にしうろことが分かる。
表−4 [発明の効果] 上述のごとく、本発明の熱現像カラー感光材料は、銀■
、還元剤凹、及び色素供与物質の使用aが、低減でき、
しかも高濃度、低カブリの画像を形成することができ、
且つ、機械を用いた情報処理能を飛躍的に向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は各々、本発明の色素供与物質C−10
.0−13及び比較カブラー8の濃度1.0における分
光吸収特性を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上に少なくとも感光性ハロゲン化銀、還元剤、バ
    インダー及び下記一般式(1)で表される色素供与物質
    を含有することを特徴とする熱現像カラー感光材料。 一般式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Aは還元剤の酸化体とカップリング反応すること
    によつて色素を形成しうるカプラー部位を表し、LはA
    で表されるカプラー部位の活性点においてAと結合して
    いる2価の結合基を表し、Bは熱現像時に一般式(1)
    で表される色素供与物質を実質的に不動性にすることが
    できる分子の大きさ又は形状を有するバラスト基を表し
    、Dyeは、極大吸収波長λmaxが725nm以上で
    ある色素部位を表す。nは1、2または3を表す。また
    、Aで表されるカプラー部位の一部はDyeで表される
    色素部位の一部を兼ねていてもよい。
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