JPH02289112A - 太繊度ナイロン66未延伸フィラメント - Google Patents
太繊度ナイロン66未延伸フィラメントInfo
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- JPH02289112A JPH02289112A JP9996189A JP9996189A JPH02289112A JP H02289112 A JPH02289112 A JP H02289112A JP 9996189 A JP9996189 A JP 9996189A JP 9996189 A JP9996189 A JP 9996189A JP H02289112 A JPH02289112 A JP H02289112A
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Landscapes
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- Filtering Materials (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は太繊度ナイロン66未延伸フィラメントに関す
る。更に詳しくは、この糸を用いて製織した織物を例え
ばスクリーン印刷用や濾過器等、に使用させることに適
し且つ、高い生産性で得られることが可能な太単糸ナイ
ロン66未延伸フィラメントに関する。
る。更に詳しくは、この糸を用いて製織した織物を例え
ばスクリーン印刷用や濾過器等、に使用させることに適
し且つ、高い生産性で得られることが可能な太単糸ナイ
ロン66未延伸フィラメントに関する。
単糸繊度の太いナイロンフィラメントを製織した織物は
スクリーン印刷用版や濾過器等に使用されている。特に
ナイロン66はナイロン6に比べ収縮特性に優れており
、上記の様な織物に適している。
スクリーン印刷用版や濾過器等に使用されている。特に
ナイロン66はナイロン6に比べ収縮特性に優れており
、上記の様な織物に適している。
〔発明が解決しようとする課題]
しかしながら単糸繊度の太いナイロン66を通常の方法
で紡糸すると単孔当りのポリマー吐出量が大きくなり、
チャンバーからの冷却風のみでは紡出フィラメントの冷
却固化に長い時間を要しフィラメント中に多数の球晶が
生成する。特に生産性向上を目指して高速紡糸にてナイ
ロン66未延伸フィラメントを得ようとする場合などで
は、紡口1孔当りのポリマー吐出量は更に大きくなる為
、球晶の生成はより一層顕著となる。この球晶はフィラ
メントの強度を低下させたり、紡糸性の悪化を招く原因
となる。このようなことから、球晶の発生が抑制された
単糸繊度の太いナイロン66未延伸フィラメントを得る
為には、紡糸速度を遅くすることと、紡口1孔当りのポ
リマー吐出量を小さくすることで紡出フィラメントの冷
却固化を早く完了させる方法を採用するかあるいはナイ
ロン66にナイロン6Tやナイロン6などを共重合する
方法が行なわれているのが現状である。しかしながら前
者の方法では生産性は極めて低いものであり、後者は、
共重合成分を多くしすぎると、ナイロン66の特長が損
なわれたり紡糸性が悪化し目的とするフィラメントが得
られないという問題点がある。
で紡糸すると単孔当りのポリマー吐出量が大きくなり、
チャンバーからの冷却風のみでは紡出フィラメントの冷
却固化に長い時間を要しフィラメント中に多数の球晶が
生成する。特に生産性向上を目指して高速紡糸にてナイ
ロン66未延伸フィラメントを得ようとする場合などで
は、紡口1孔当りのポリマー吐出量は更に大きくなる為
、球晶の生成はより一層顕著となる。この球晶はフィラ
メントの強度を低下させたり、紡糸性の悪化を招く原因
となる。このようなことから、球晶の発生が抑制された
単糸繊度の太いナイロン66未延伸フィラメントを得る
為には、紡糸速度を遅くすることと、紡口1孔当りのポ
リマー吐出量を小さくすることで紡出フィラメントの冷
却固化を早く完了させる方法を採用するかあるいはナイ
ロン66にナイロン6Tやナイロン6などを共重合する
方法が行なわれているのが現状である。しかしながら前
者の方法では生産性は極めて低いものであり、後者は、
共重合成分を多くしすぎると、ナイロン66の特長が損
なわれたり紡糸性が悪化し目的とするフィラメントが得
られないという問題点がある。
従ってナイロン66の特長を充分発揮しかつ球晶の生成
が抑制され、しかも高い生産性で得ることが可能な繊度
の太いナイロン66未延伸フィラメントの提供は今だな
されていなかった。
が抑制され、しかも高い生産性で得ることが可能な繊度
の太いナイロン66未延伸フィラメントの提供は今だな
されていなかった。
本発明の目的は、ナイロン66繊維のもつ特長を充分に
発揮し、球晶の生成が抑制され、しかも高生産性の可能
な大繊度ナイロン66未延伸フィラメントを提供するこ
とにある。
発揮し、球晶の生成が抑制され、しかも高生産性の可能
な大繊度ナイロン66未延伸フィラメントを提供するこ
とにある。
本発明者らは、かかる課題を解決すべく鋭意検討を重ね
た結果、本発明に到達した。
た結果、本発明に到達した。
すなわち本発明の目的は、5d以上の大繊度単糸フィラ
メントを1本以上有するナイロン66未延伸フィラメン
トであって、2.8以上の相対粘度ηrel と3.8
g / d以上の引張強度を有するフィラメントによ
って達成される。
メントを1本以上有するナイロン66未延伸フィラメン
トであって、2.8以上の相対粘度ηrel と3.8
g / d以上の引張強度を有するフィラメントによ
って達成される。
本発明に使用するナイロン66は95モル%以上がヘキ
サメチレンアジパミドからなる実質的にポリヘキサメチ
レンアジパミド(ナイロン66)からなり、但し耐熱性
、機械的物性を損なわない範囲で少量の制電剤、顔料な
どの第3成分を含有していても良い。
サメチレンアジパミドからなる実質的にポリヘキサメチ
レンアジパミド(ナイロン66)からなり、但し耐熱性
、機械的物性を損なわない範囲で少量の制電剤、顔料な
どの第3成分を含有していても良い。
本発明のナイロン66未延伸フィラメントは、相対粘度
ηrel=2.8以上を有することが必要である。ηr
el−2,8以上の高粘度とすることで、紡出フィラメ
ントの冷却固化を早くすることが可能となり、球晶の生
成を抑えることができる。特に高速紡糸を組合せると、
紡口1孔当りの吐出量は多くなるものの、紡糸中止じる
随伴気流の増大により更に冷却固化が早まり球晶の生成
の抑制が容易になる。しかも、高速化することでフィラ
メントの配向結晶化が進み、高強度のものが得られ易く
なる。好ましい紡糸速度は5000 m /分収上、更
に好ましくは5500 m /分収上である。
ηrel=2.8以上を有することが必要である。ηr
el−2,8以上の高粘度とすることで、紡出フィラメ
ントの冷却固化を早くすることが可能となり、球晶の生
成を抑えることができる。特に高速紡糸を組合せると、
紡口1孔当りの吐出量は多くなるものの、紡糸中止じる
随伴気流の増大により更に冷却固化が早まり球晶の生成
の抑制が容易になる。しかも、高速化することでフィラ
メントの配向結晶化が進み、高強度のものが得られ易く
なる。好ましい紡糸速度は5000 m /分収上、更
に好ましくは5500 m /分収上である。
本発明では5デニ一ル以上の単糸デニールを有するフィ
ラメントを対象とする。5デニ一ル未満では本発明が問
題とする球晶はほとんど生じない。
ラメントを対象とする。5デニ一ル未満では本発明が問
題とする球晶はほとんど生じない。
本発明は単糸デニールが8デニ一ル以上に於いて更に効
果が発揮される。用いられる用途から見れば好ましいデ
ニールは8〜40デニールである。
果が発揮される。用いられる用途から見れば好ましいデ
ニールは8〜40デニールである。
強度は3.8g/d以上必要とする。これ未満の強度で
は後加工工程中の糸切れや、製品とした時の機械的特性
が不足である。好ましい強度は4.0g/d以上更に好
ましくは4.2g/d以上である。
は後加工工程中の糸切れや、製品とした時の機械的特性
が不足である。好ましい強度は4.0g/d以上更に好
ましくは4.2g/d以上である。
本発明の大繊度ナイロン66未延伸フィラメントのフィ
ラメント数は用途によって使い分けられ、単糸1本のモ
ノフィラメントでも単糸が複数本のマルチフィラメント
としても使用可能である。
ラメント数は用途によって使い分けられ、単糸1本のモ
ノフィラメントでも単糸が複数本のマルチフィラメント
としても使用可能である。
マルチフィラメントにするには、モノフィラメントを合
糸したり、あるいは後述する様な紡糸装置を使用して製
造する際に複数個の孔を有する紡口を用いて紡糸すれば
容易に製造することができる。
糸したり、あるいは後述する様な紡糸装置を使用して製
造する際に複数個の孔を有する紡口を用いて紡糸すれば
容易に製造することができる。
本発明の大繊度ナイロン66未延伸フィラメントは延伸
することなくそのまま実用に供したり、冷延伸や熱延伸
を施して後加工工程に供することも可能である。
することなくそのまま実用に供したり、冷延伸や熱延伸
を施して後加工工程に供することも可能である。
本発明の未延伸フィラメントは、例えば、特開昭58−
136816号公報に示される様な、溶融紡糸したフィ
ラメント紡糸直後に延伸することなく巻取られることに
より得られる。
136816号公報に示される様な、溶融紡糸したフィ
ラメント紡糸直後に延伸することなく巻取られることに
より得られる。
本発明で使用される紡糸装置の一具体例を第3図に示す
、第3図に於いて紡糸頭1に装着された紡口2より紡出
されたフィラメント7は紡口下に設けられた保温筒又は
加熱筒3を通った後、冷却チャンバー4により冷却され
、給油装置5にて油剤を付与した後、延伸することなく
巻取機6で巻取られる。
、第3図に於いて紡糸頭1に装着された紡口2より紡出
されたフィラメント7は紡口下に設けられた保温筒又は
加熱筒3を通った後、冷却チャンバー4により冷却され
、給油装置5にて油剤を付与した後、延伸することなく
巻取機6で巻取られる。
実施例により本発明を以下詳述する。実施例で用いられ
る各物性値の定数および測定方法を以下に示す。
る各物性値の定数および測定方法を以下に示す。
(イ)9球晶の確認
走査型電子顕微鏡により常法で500〜2000倍でフ
ィラメントの表面写真を盪影し測定した。球晶の有無は
、糸長50鋪中の球晶の数をカウントし、球晶の数が3
個以下を球晶無、それ以上を球晶有とした。
ィラメントの表面写真を盪影し測定した。球晶の有無は
、糸長50鋪中の球晶の数をカウントし、球晶の数が3
個以下を球晶無、それ以上を球晶有とした。
(ロ)0強伸度
東洋ボールドウィン社製TENSILON UTM−n
−20型引張試験機により、初長20cm/分、引張
速度20cm/分で測定した。
−20型引張試験機により、初長20cm/分、引張
速度20cm/分で測定した。
(ハ)、相対粘度(ηrel)
ナイロン66ポリマーを95%硫酸に、Ig/100c
cの濃度で溶解し常法により測定した。
cの濃度で溶解し常法により測定した。
n−例」−
第3図に例示する紡糸装置を用い、紡糸温度310°C
で孔径0.5 mφ、孔数1ホールの紡口より、第1表
に示される様な相対粘度の実質的にポリへキサメチレン
シアシバミドからなるナイロン66を紡出し7000m
/分の紡糸速度で延伸することな(単糸15デニールの
フィラメントを得た。
で孔径0.5 mφ、孔数1ホールの紡口より、第1表
に示される様な相対粘度の実質的にポリへキサメチレン
シアシバミドからなるナイロン66を紡出し7000m
/分の紡糸速度で延伸することな(単糸15デニールの
フィラメントを得た。
紡口下部には、長さ20cmの加熱筒を設け、加熱筒内
の雰囲気温度は250°Cとした。尚、冷風チャンバー
から20°C10,3m 7秒の冷却風でフィラメント
を冷却した。
の雰囲気温度は250°Cとした。尚、冷風チャンバー
から20°C10,3m 7秒の冷却風でフィラメント
を冷却した。
第1表に得られたフィラメントの特性を示す。
第 1 表
第1表に於いて、本発明の実施例は岡3〜5である。N
α1,2は比較例であり、特にNα1は溶融粘度が低い
為、冷却固化が遅く紡糸性も極めて不良であった。
α1,2は比較例であり、特にNα1は溶融粘度が低い
為、冷却固化が遅く紡糸性も極めて不良であった。
実新l九1
相対粘度ηrel =3.05一定とし、紡糸速度を第
2表の如く変えた他は実施例1と同じ条件でナイロン6
6フィラメントを得た。
2表の如く変えた他は実施例1と同じ条件でナイロン6
6フィラメントを得た。
得られたフィラメントの各物性を第2表に示す。
第2表
尚、得られた糸の相対粘度は、ポリマーの相対粘度と同
一であった。
一であった。
第3表に各条件の結果を示す。
第3表
相対粘度ηrel =3.10と2.59のナイロン6
6を使用し、紡口の孔数以外は実施例1と同じ条件で紡
糸速度7000 m /分のときトータルデニールが1
20デニールになる様吐出量を調整した。この際、紡口
の孔数を種々変え、単糸デニールが違うナイロン66フ
ィラメントを紡糸速度7000m/分で得た。
6を使用し、紡口の孔数以外は実施例1と同じ条件で紡
糸速度7000 m /分のときトータルデニールが1
20デニールになる様吐出量を調整した。この際、紡口
の孔数を種々変え、単糸デニールが違うナイロン66フ
ィラメントを紡糸速度7000m/分で得た。
本発明により、大繊度ナイロン66では従来非常に困難
であった球晶生成の抑制が可能となり、スクリーン印刷
や濾過器等に使用される織物に適したフィラメントが得
られる。しかも高速で紡糸する為生産性は飛躍的に向上
する。また、本発明のナイロン66フィラメントは球晶
の生成が抑制できているので、透明性が良好で異形断面
であれば優れた光沢を有しており、捲縮付与を施したも
のはカーペット用としても好適である。
であった球晶生成の抑制が可能となり、スクリーン印刷
や濾過器等に使用される織物に適したフィラメントが得
られる。しかも高速で紡糸する為生産性は飛躍的に向上
する。また、本発明のナイロン66フィラメントは球晶
の生成が抑制できているので、透明性が良好で異形断面
であれば優れた光沢を有しており、捲縮付与を施したも
のはカーペット用としても好適である。
第1図は本発明による太繊度ナイロン66未延伸フィラ
メントの繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(倍率110
0)である。 第2図は従来法で得られた大繊度ナイロン66未延伸フ
ィラメントの繊維の形状を示す電子顕微鏡写真である。 第3図は本発明を実施する紡糸装置の一列を模式的に示
した正面図である。 1・・・紡糸頭、 2・・・紡口、3・・・
保温筒又は加熱筒、 4・・・冷却チャンバー5・・・
給油装置、 6・・・巻取機、7・・・フィラ
メント。 第1図
メントの繊維の形状を示す電子顕微鏡写真(倍率110
0)である。 第2図は従来法で得られた大繊度ナイロン66未延伸フ
ィラメントの繊維の形状を示す電子顕微鏡写真である。 第3図は本発明を実施する紡糸装置の一列を模式的に示
した正面図である。 1・・・紡糸頭、 2・・・紡口、3・・・
保温筒又は加熱筒、 4・・・冷却チャンバー5・・・
給油装置、 6・・・巻取機、7・・・フィラ
メント。 第1図
Claims (1)
- 1、5d以上の太繊度単糸フィラメントを1本以上有す
るナイロン66未延伸フィラメントであって、2.8以
上の相対粘度ηrelと3.8g/d以上の引張強度を
有するフィラメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9996189A JPH02289112A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 太繊度ナイロン66未延伸フィラメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9996189A JPH02289112A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 太繊度ナイロン66未延伸フィラメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02289112A true JPH02289112A (ja) | 1990-11-29 |
Family
ID=14261277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9996189A Pending JPH02289112A (ja) | 1989-04-21 | 1989-04-21 | 太繊度ナイロン66未延伸フィラメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02289112A (ja) |
-
1989
- 1989-04-21 JP JP9996189A patent/JPH02289112A/ja active Pending
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