JPH02288100A - サイクロトロン運転調整用支援システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はサイクロトロン運転調整の適正化を図るだめに
用いられるサイクロトロン運転調整用支援システムに関
する。

（従来の技術） 一般に、サイクロトロンの運転調整を行う際には、高度
の知識を有しているオペレータによって運転調整を行っ
ている。つまり、サイクロトロンでは、同一機種が少な
くしかも機種毎の差（運転調整の際の動作上の差、以下
機差という）が大きく、そのため、運転調整のための一
定手順等の整理ができず、高度の知識を有しているオペ
レータが試行錯誤しながら運転調整している。

（発明が解決しようとする課題） 上述したように、従来サイクロトロンの運転調整を行う
際には、高度の知識を有しているオペレータが試行錯誤
的に運転調整している。ところが、このような運転調整
に要する知識はサイクロトロンの建設時に明らかになっ
ていくにもかかわらず、一部の高度の知識を有している
オペレータのみがこの運転調整に要する知識を占有して
しまい、その結果、一般のオペレータ（低熟練度のオペ
レ夕）には運転調整がまったくできないという問題点が
ある。

本発明の目的はサイクロトロンの運転調整を行うための
支援システムを提供することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明によれば、サイクロトロンを運転調整する際に用
いられる運転調整用支援システムであって、前記サイク
ロトロンの所望の加速条件を人力する人力手段と、前記
サイクロトロンの調整知識が所定の加速条件に基づいて
分類整理された条件知識テーブルと、オペレータ所望の
検索条件より前記条件知識テーブルを検索して前記所望
の検索条件に一致する条件部を検出する推論手段と、前
記検出された条件部及び対応する調整知識を表示する表
示手段とを有することを特徴とするサイクロトロン運転
調整用支援システムが得られる。

（作用） 本発明では、サイクロトロンを運転調整する際、入力手
段からサイクロトロンの現在の加速条件とオペレータ所
望の検索条件を入力すると、推論手段はこの所望の検索
条件に応じて条件知識テーブルを検索してこの所望の検
索条件に一致する所定の条件部を検出する。そして、こ
の検出された条件部及び対応する調整知識は表示手段に
よって表示される。オペレータはこの表示された調整知
識を参照してサイクロトロンを運転調整する。

（実施例） 以下本発明について実施例によって説明する。

第１図を参°照して、運転調整用支援システムはキーボ
ードを備える第１のデイスプレィ装置１１、同様にキー
ボードを備える第２のデイスプレィ装置１２、処理装置
１３、及び条件知識データベース（条件知識テーブル）
１４を有している。

処理装置１３は中央処理装置（ＣＰＵ）１３ａ。

入出力部１３ｂ、メモリ１３Ｃ１及び推論部１３ｄ８備
えており、ＣＰＵ１３ａは入出力部１３ｂ１メモリ１３
Ｃ１推論部１３ｄ１及び条件知識データベース１４を制
御する。

ところで、サイクロトロンを運転調整する際には、種々
の運転条件（加速条件、例えば、加速粒子の種類、荷電
数）が存在し、この運転条件によってビーム粒子の加速
状況が異なる。このため、条件知識データベース１４は
、第２図に示す加速条件テーブルによってまず分類され
ている。つまり、加速条件に応じて、個別の知識ベース
として管理される。各知識ベースは、第３図に示すよう
に条件部と知識部とをもつレコードの集合として管理さ
れており、条件部には知識部が成立する条件が記述され
る。上記の条件には同時に成立すべき条件として複数の
文章を書くことが可能である。

なお、この条件に用いる用語としては第４図に示す用語
テーブルに格納されている単語が用いられる。このよう
にして予め条件知識データベース１４は設定されるが、
オペレータはサイクロトロン調整中に明らかとなった運
転調整上の知識を第２のデイスプレィ装置１２のキーボ
ードを用いて条件知識データベース１４に順次蓄えるよ
うにし、条件知識データベース１４の蓄積データを拡張
するようにする。

オペレータはサイクロトロンの運転調整中に疑問が生じ
たり、あるいは調整が行き詰まった際には、第１のデイ
スプレィ装置１１のキーボードからこの際の運転状況を
入力する。オペレータは上記用語テーブルより所望の単
語を逐次指定し、検索したい条件を第５図で示す例のよ
うにＡＮＤ（論理積）　、ＯＲ（論理和）を用いて論理
式として入力する。この運転状況は入出力部１３ｂを介
してメモリ１３ｃに一旦蓄えられる。推論部１３ｄはメ
モリ１３ｃに一旦蓄えられた論理式に応じて条件知識デ
ータベース１４を検索する。そして、運転状況に対応す
る検索条件を条件知識データベース１４から検出してこ
の加速条件を運転調整知識とともに条件知識データベー
ス１４から読み出す。これら読み出された加速条件及び
運転調整知識は人出力部１３ｂを介して第１のデイスプ
レィ装置１１に表示される。オペレータはこの表示され
た運転調整知識を参照してサイクロトロンを運転調整す
る。

（発明の効果） 以上説明したように本発明では加速条件に対応する運転
調整知識を備える条件知識テーブルからサイクロトロン
の運転状況（実際の加速条件）に応じた運転調整知識を
読み出して表示するようにしたから従来に比べて低熟練
度のオペレータでもサイクロトロンの運転調整が容易に
なるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による運転：１８整用支援システムの一
実施例を示す図、第２図は加速条件テーブルを示す図、
ｍ３図は条件知慮テーブルを示す図、第４図はサイクロ
トロン用語テーブルを示す図、第５図は条件の入力を説
明するための図である。 １１・・・第１のデイスプレィ装置、１２・・・第２の
デイスプレィ装置、１３・・・処理装置、１４・・・条
件知識データベース。 第 図 第 ２図 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、サイクロトロンを運転調整する際に用いられる運転
   調整用支援システムであって、前記サイクロトロンの所
   望の加速条件を入力する入力手段と、前記サイクロトロ
   ンの調整知識が所定の加速条件に基づいて分類整理され
   た条件知識テーブルと、前記所望の加速条件に応じた前
   記条件知識テーブルをオペレータ所望の検索条件により
   検索して調整知識を導出する推論手段と、調整知識を表
   示する表示手段とを有することを特徴とするサイクロト
   ロン運転調整用支援システム。